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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022031350
(43)【公開日】2022-02-18
(54)【発明の名称】マットレスカバー
(51)【国際特許分類】
   A47C 31/02 20060101AFI20220210BHJP
【FI】
A47C31/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021202213
(22)【出願日】2021-12-14
(62)【分割の表示】P 2018103831の分割
【原出願日】2018-05-30
(71)【出願人】
【識別番号】501318556
【氏名又は名称】株式会社イノアックリビング
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100202223
【弁理士】
【氏名又は名称】軸見 可奈子
(72)【発明者】
【氏名】高井 幹夫
(57)【要約】
【課題】マットレスの利用者への身体的な圧迫感の低減を図る。
【解決手段】本開示に係るマットレスカバー10は、マットレス50の外装となる。マットレスカバー10は、生地によって扁平な袋状に形成された複数のマットレス本体収容部11を上下に重ねて備えている。また、上下で隣り合うマットレス本体収容部11,11は、外縁部同士が接合されている。そして、その接合部分に囲まれて互いに重ね合わされる部分同士が非接合状態となって接している。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレスの外装となるマットレスカバーであって、
生地によって扁平な袋状に形成された複数のマットレス本体収容部を上下に重ねて備え、
上下で隣り合う前記マットレス本体収容部は、外縁部同士が接合され、その接合部分に囲まれて互いに重ね合わされる部分同士が非接合状態となって接している、マットレスカバー。
【請求項2】
前記生地は、伸縮性を有する、請求項1に記載のマットレスカバー。
【請求項3】
前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、
前記上面生地片及び前記下面生地片は、前記マットレス本体収容部の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、
前記側面生地片は、前記マットレス本体収容部の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有する、請求項2に記載のマットレスカバー。
【請求項4】
前記生地は、メッシュ生地である、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のマットレスカバー。
【請求項5】
前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、
上下で隣り合う前記マットレス本体収容部では、上側の前記マットレス本体収容部の前記下面生地片と、上側の前記マットレス本体の前記側面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記上面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記側面生地片と、が一纏めに縫い合わされている、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のマットレスカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、マットレスの外装となるマットレスカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、1つの袋体に複数のマットレス本体が上下に重ねて収容されたマットレスが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-137613号([0005]、図1,2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマットレスでは、リクライニングベッド等に使用されると、背上げ動作や膝上げ動作の際に、マットレスの上面を長手方向に縮める圧縮力が上側のマットレス本体に働く。そして、この圧縮力の影響で利用者の腹部が圧迫されることがあり、利用者の圧迫感の低減が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、マットレスの外装となるマットレスカバーであって、生地によって扁平な袋状に形成された複数のマットレス本体収容部を上下に重ねて備え、上下で隣り合うマットレス本体収容部は、外縁部同士が接合され、その接合部分に囲まれて互いに重ね合わされる部分同士が非接合状態となって接している、マットレスカバーである。
【0006】
請求項2の発明は、前記生地は、伸縮性を有する、請求項1に記載のマットレスカバーである。
【0007】
請求項3の発明は、前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、前記上面生地片及び前記下面生地片は、前記マットレス本体収容部の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、前記側面生地片は、前記マットレス本体収容部の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有する、請求項2に記載のマットレスカバーである。
【0008】
請求項4の発明は、前記生地は、メッシュ生地である、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のマットレスカバーである。
【0009】
請求項5の発明は、前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、上下で隣り合う前記マットレス本体収容部では、上側の前記マットレス本体収容部の前記下面生地片と、上側の前記マットレス本体の前記側面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記上面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記側面生地片と、が一纏めに縫い合わされている、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のマットレスカバーである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明では、上側のマットレス本体収容部の下面と下側のマットレス本体収容部の上面とが互いに非接合状態で接しているので、背上げ動作や膝上げ動作の際に、上側のマットレス本体収容部が下側のマットレス本体収容部に対して摺動することで、上側のマットレス本体収容部に収容されたマットレス本体が下側のマットレス本体収容部に収容されたマットレス本体に対してスライド可能となる。その結果、上側のマットレス本体に働く圧縮力が解放され、利用者の腹部の圧迫が抑えられる。これにより、利用者の圧迫感の低減が図られる。
【0011】
ここで、生地は、滑り性を有することが好ましい。生地が滑り性を有することで、背上げ動作や膝上げ動作の際に、上側のマットレス本体収容部が下側のマットレス本体収容部に対して摺動し易くなっている。また、生地は、伸縮性を有することが好ましい(請求項2の発明)。生地が伸縮性を有することで、マットレス本体収容部にマットレス本体が隙間なく詰め込まれた場合でも、上側のマットレス本体収容部に収容されたマットレス本体が下側のマットレス本体収容部に収容されたマットレス本体に対してスライドすることが許容される。マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片及び下面を構成する下面生地片は、マットレス本体収容部の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、側面を構成する側面生地片は、マットレス本体収容部の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有することが好ましい(請求項3の発明)。この構成によれば、マットレスカバーは、上下の面においては、利用者の寝返り等に追従することが可能となり、側面においては、背上げ動作や膝上げ動作に追従することが可能となる。
【0012】
また、生地は、通気性の観点から、メッシュ生地であることが好ましい(請求項4の発明)。また、メッシュ孔の形状、大きさ等によっては、生地の伸縮性の向上が図られる。
【0013】
請求項5の発明によれば、上側のマットレス本体収容部の下面と側面を構成する2枚の生地片の縫合部分と、下側のマットレス本体収容部の上面と側面を構成する2枚の生地片の縫合部分と、を纏めることができ、縫い合わせの手間を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施形態に係るマットレスの斜視図
図2図1におけるA-A切断面におけるマットレスの断面図
図3】マットレス本体収容部の分解斜視図
図4】マットレスカバーの断面図
図5】マットレスカバーの生地を説明するための図
図6】マットレスが背上げされた状態の断面図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1及び図2に示されるように、本開示の一実施形態に係るマットレス50は、マットレス本体40と、マットレス本体40を収容してマットレス50の外装となるマットレスカバー10と、からなる。
【0016】
マットレス本体40は、平面視長方形状をなす扁平形状に形成されている。本実施形態では、マットレス本体40は、軟質発泡ウレタンによって構成されている。
【0017】
マットレスカバー10は、複数のマットレス本体収容部11を上下に積み重ねてなる。マットレス本体収容部11は、扁平な袋状に形成され、マットレス本体40を収容する。本実施形態では、マットレス本体収容部11は、直方体状に形成され、マットレス本体収容部11の平面形状は、マットレス本体40の平面形状と略同じ大きさの長方形状になっている。なお、1つのマットレス本体収容部11に収容されるマットレス本体40は、1つであっても複数であってもよい。また、異なる2つのマットレス本体収容部11の間で、マットレス本体収容部11に収容されるマットレス本体40の数は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0018】
マットレス本体収容部11は、生地によって形成され、マットレス本体40よりも滑り性を有している。具体的には、マットレス本体収容部11を形成する生地は、ポリエステル、ナイロン等の化学繊維やコットンやそれらの混合物によって構成されている。また、2つのマットレス本体収容部11は、それらのマットレス本体収容部11を形成している生地同士で接している。具体的には、上側のマットレス本体収容部11の下面生地片22と下側のマットレス本体収容部11の上面生地片21が、非接合状態となって接している。
【0019】
各マットレス本体収容部11の外周面には、その周方向に沿って延在するファスナ12が備えられていて、ファスナ12が開いたときに形成される開口部がマットレス40の出し入れ口となっている。なお、マットレス本体収容部11に収容されるマットレス40は1つであっても複数であってもよい。
【0020】
マットレス本体収容部11は、複数の生地片を縫い合わせて形成されている。図3に示されるように、複数の生地片は、該収容部11の上面を構成する上面生地片21と、該収容部11の下面を構成する下面生地片22と、該収容部11の外周面のうち長辺方向で対向する1対の第1側面生地片23,23と、該収容部11の外周面のうち短辺方向で対向する1対の第2側面生地片24,24と、からなる。上面生地片21と第1側面生地片23は、端縁同士が重ね合わされ、その重ね合わされた部分を縫い代として縫い合わされている(図4参照)。他の生地片同士も、同様にして、縫い合わされている。生地片同士の縫い代は、マットレスカバー10の内側に折り返されている。
【0021】
なお、本実施形態では、上述したファスナ12は、第1側面生地片23と第2側面生地片24とに跨って備えられてL字状をなしている。具体的には、第1側面生地片23は、ファスナ12に該ファスナ12を上下に挟む第1上側生地片23Aと第1下側生地片23Bが縫い合わされたファスナ付き生地片になっていて、第2側面生地片24は、ファスナ12に該ファスナ12を上下に挟む第2上側生地片24Aと第2下側生地片24Bが縫い合わされたファスナ付き生地片になっている。
【0022】
図4に示されるように、本実施形態のマットレスカバー10では、上下で隣り合うマットレス本体収容部11,11の外縁部同士が縫い合わされて接合されている。具体的には、上側のマットレス本体収容部11の下面生地片22と下側のマットレス本体収容部11の上面生地片21の外縁部同士が縫い合わされている。そして、それら2つのマットレス本体収容部11,11において接合部分より内側で互いに重ね合わされる部分、即ち、上側のマットレス本体収容部11の下面生地片22と下側のマットレス本体収容部11の上面生地片21において縫い目より内側に配置される部分が非接合状態となって接している。
【0023】
詳細には、下側のマットレス本体収容部11の上面生地片21と上側のマットレス本体収容部11の下面生地片22との縫合部分では、下側のマットレス本体収容部11の上面と側面を構成する2枚の生地片と上側のマットレス本体収容部11の下面と側面を構成する2枚の生地片を合わせた合計4枚の生地片が一纏めに縫い合わされている。この構成によれば、上側のマットレス本体収容部11の下面と側面を構成する2枚の生地片の縫合部分と、下側のマットレス本体収容部11の上面と側面を構成する2枚の生地片の縫合部分と、を纏めることができ、縫い合わせの手間を低減することが可能となる。なお、4枚の生地片の縫い代は、上側のマットレス本体収容部11と下側のマットレス本体収容部11のうち何れか一方のマットレス本体収容部11の内側に折り返されている。
【0024】
ところで、本実施形態では、マットレス本体収容部11を構成する複数の生地片21,22,23,24は、経編によって形成されている。図5(A)に示されるように、上面生地片21と下面生地片22は、経糸がマットレス本体収容部11の長手方向に沿って延びるように配置されている。。また、第1側面生地片23と第2側面生地片24は、経糸がマットレス本体収容部11の外周に沿って延びるように配置されている。ここで、一般に、経編の生地では、経糸の延在方向よりも経糸に垂直な方向の方が伸び易くなっている。従って、上面生地片21及び下面生地片22は、マットレス本体収容部11の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、第1側面生地片23及び第2側面生地片24は、マットレス本体収容部11の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有する。
【0025】
また、本実施形態では、マットレスカバー10の通気性の向上を図るために、マットレス本体収容部11を構成する複数の生地片21,22,23,24がメッシュ生地となっていて、各生地片には、複数のメッシュ孔27が形成されている。メッシュ孔27は、経糸の延在方向に長い楕円形状又は水滴形状に形成されている。これにより、各生地片21,22,23,24において、経糸に垂直な方向の伸縮性の向上が図られる。なお、メッシュ孔27の大きさは、長手方向で2~3[mm]、短手方向で1~2[mm]である。また、メッシュ孔27は、円形に形成されてもよい。
【0026】
図6に示されるように、マットレス50は、リクライニングベッド70に用いられる。リクライニングベッド70は、メインフレーム71の上に複数の床板72を備え、マットレス50は、複数の床板72の上に敷設される。複数の床板72は、例えば、背床板72A、腰床板72B、固定床板72C、膝床板72D及び脚床板72Eで構成され、固定床板72Cに対して背床板72Aが回動することで背上げが行われ、固定床板72Cに対して膝床板72Dが回動することで膝上げが行われる。なお、背上げの際、腰床板72Bは、背床板72Aに連動し、膝上げの際、脚床板72Eは、膝床板72Dに連動する。
【0027】
ここで、背上げ又は膝上げが行われて、マットレス50の下面が折れ曲がっていくと、マットレス50の上面を縮める圧縮力が上側のマットレス本体40に働く。すると、その力によって、マットレス50に横たわる利用者の上半身又は下半身が腹部へと引き込まれ、利用者の腹部が圧迫される、という問題が生じ得る。しかしながら、本実施形態のマットレスカバー10では、複数のマットレス本体収容部11が上下に重ねられていて、それぞれのマットレス本体収容部11にマットレス本体40が収容される。そして、上側のマットレス本体収容部11の下面生地片22と下側のマットレス本体収容部11の上面生地片21は、外縁部のみが縫い合わされていて、縫い目より内側に配置される部分は非接合状態となって接している。従って、上側のマットレス本体収容部11が下側のマットレス本体収容部11に対して摺動することで、上側のマットレス本体収容部11に収容されたマットレス本体40が下側のマットレス本体収容部11に収容されたマットレス本体40に対して長手方向にスライドする。その結果、上側のマットレス本体40に働く圧縮力が解放される。
【0028】
このように、本実施形態のマットレスカバー10では、上側のマットレス本体収容部11の下面と下側のマットレス本体収容部11の上面とが互いに非接合状態で接しているので、背上げ動作や膝上げ動作の際に、上側のマットレス収容部11に収容されたマットレス本体40に働く圧縮力が解放され、利用者の腹部の圧迫が抑制される。また、マットレスカバー10を構成する生地は、マットレス本体40よりも滑り性を有しているので、背上げ動作や膝上げ動作の際に、上側のマットレス本体収容部11が下側のマットレス本体収容部11に対して摺動し易くなっている。
【0029】
また、マットレスカバー10を構成する生地は、伸縮性を有しているので、マットレス本体収容部11にマットレス本体40が隙間なく詰め込まれた場合でも、上側のマットレス本体収容部11に収容されたマットレス本体40が下側のマットレス本体収容部11に収容されたマットレス本体40に対してスライドすることが許容される。特に、本実施形態のマットレスカバー10では、マットレス本体収容部11の上面生地片21と下面生地片22がマットレス本体収容部11の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、第1側面生地片23と第2側面生地片24がマットレス本体収容部11の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有するので、上下の面においては、マットレス50の利用者の寝返り等に追従することが可能となり、側面においては、背上げ動作や膝上げ動作に追従することが可能となる。
【0030】
[他の実施形態]
(1)マットレスカバー10は、マットレス本体収容部11を3つ以上備えてもよい。この場合、少なくとも上下で隣り合う2つのマットレス本体収容部11,11において、その外縁部同士が接合され、その接合部分に囲まれて互いに重ね合わされる部分同士が非接合状態となって接していればよい。
【0031】
(2)マットレスカバー10のファスナ12は、マットレスカバー10の一側面にのみ備えられてもよい。この場合、ファスナ12は、マットレス50の長手方向に延在する第1側面生地片23に備えられることが好ましい。
【0032】
(3)上記実施形態では、上側のマットレス本体収容部11と下側のマットレス本体収容部11の外縁部同士は、縫合によって接合されていたが、熱溶着によって接合されてもよいし、面ファスナ、ボタン、ホック、紐等で接合されてもよい。
【0033】
(4)上記実施形態では、マットレス本体収容部11の複数の生地片21,22,23,24が同じ種類の生地から構成されていたが、異なる種類の生地で構成されてもよい。具体的には、マットレス本体収容部11の上面生地片21及び下面生地片22を滑り性に優れた生地で構成し、マットレス本体収容部11の第1側面生地片23及び第2側面生地片23を伸縮性に優れた生地で構成してもよい。
【符号の説明】
【0034】
10 マットレスカバー
11 マットレス本体収容部
21 上面生地片
22 下面生地片
23 第1側面生地片
24 第2側面生地片
27 メッシュ孔
40 マットレス本体
50 マットレス
70 リクライニングベッド
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021-12-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マットレスの外装となるマットレスカバーであって、
生地によって扁平な袋状に形成された複数のマットレス本体収容部を上下に重ねて備え、
上下で隣り合う前記マットレス本体収容部は、前記マットレスの長手方向で互いにスライド可能になるように、前記マットレス本体収容部の長手方向の両端の外縁部同士のみが接合されている、マットレスカバー。
【請求項2】
前記生地は、伸縮性を有する、請求項1に記載のマットレスカバー。
【請求項3】
前記生地は、メッシュ生地である、請求項1又は2に記載のマットレスカバー。
【請求項4】
前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、
上下で隣り合う前記マットレス本体収容部では、上側の前記マットレス本体収容部の前記下面生地片と、上側の前記マットレス本体の前記側面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記上面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記側面生地片と、が一纏めに縫い合わされている、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のマットレスカバー。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
上記課題を解決するためになされた発明の第1態様は、マットレスの外装となるマットレスカバーであって、生地によって扁平な袋状に形成された複数のマットレス本体収容部を上下に重ねて備え、上下で隣り合うマットレス本体収容部は、外縁部同士が接合され、その接合部分に囲まれて互いに重ね合わされる部分同士が非接合状態となって接している、マットレスカバーである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
発明の第2態様は、前記生地は、伸縮性を有する、第1態様におけるマットレスカバーである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
発明の第3態様は、前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、前記上面生地片及び前記下面生地片は、前記マットレス本体収容部の長手方向よりも短手方向に伸縮性を有し、前記側面生地片は、前記マットレス本体収容部の外周に沿った方向よりも厚み方向に伸縮性を有する、第2態様におけるマットレスカバーである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
発明の第4態様は、前記生地は、メッシュ生地である、第1態様乃至第3態様の何れかにおけるマットレスカバーである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
発明の第5態様は、前記マットレス本体収容部は、直方体状に形成され、上面を構成する上面生地片と、下面を構成する下面生地片と、側面を構成する側面生地片と、が縫い合わされてなり、上下で隣り合う前記マットレス本体収容部では、上側の前記マットレス本体収容部の前記下面生地片と、上側の前記マットレス本体の前記側面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記上面生地片と、下側の前記マットレス本体収容部の前記側面生地片と、が一纏めに縫い合わされている、第1態様乃至第4態様の何れかにおけるマットレスカバーである。