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特開2022-31831デュアルアクスルホイールサスペンション
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022031831
(43)【公開日】2022-02-22
(54)【発明の名称】デュアルアクスルホイールサスペンション
(51)【国際特許分類】
   B60G 21/045 20060101AFI20220215BHJP
   B60K 1/00 20060101ALI20220215BHJP
【FI】
B60G21/045
B60K1/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】24
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021195245
(22)【出願日】2021-12-01
(62)【分割の表示】P 2021520539の分割
【原出願日】2020-10-08
(31)【優先権主張番号】62/913,228
(32)【優先日】2019-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】520512878
【氏名又は名称】リー・オートモーティブ・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】REE AUTOMOTIVE LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デケル,ラン
(72)【発明者】
【氏名】サーデス,アヒシャイ
(72)【発明者】
【氏名】アクニン,アミット
(72)【発明者】
【氏名】アビグル,エイロン
(72)【発明者】
【氏名】チオクレア,シュムエル
(57)【要約】      (修正有)
【課題】デュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムに関する。
【解決手段】サブフレーム105に接続された、第一軸161aでサブフレームに対して回転可能なサブフレーム、第一アーム110、第一アームに接続され、第一コネクタ112に接続されている際に第一ホイールが回転する第一コネクタ軸112aがある第一コネクタ、第一コネクタ軸が第一軸に平行で、サブフレームに接続されており、第一軸に対して平行な第二軸162aでサブフレームに対して回転可能な第二アーム120、第二アームに接続されており、第二コネクタ122に接続されている際に第二ホイールが回転する第二コネクタ軸122aがある第二コネクタ、第二コネクタ軸は第二軸に平行であり、スプリング及びダンパーを含み、第一アームと第二アームを相互接続する運動抑制帯130を含むデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムであって、前記サスペンションシステムが、
サブフレームと、
前記サブフレームに接続され、第一軸で前記サブフレームに対して回転する第一アームと、
前記第一アームに接続されかつ第一コネクタ軸を有する第一コネクタであって、該第一コネクタに接続されているときに第一のホイールが該第一コネクタ軸を中心に回転し、該第一コネクタ軸が該第一軸に対して実質的に平行である、第一コネクタと、
前記サブフレームに接続され、前記第一軸に対して実質的に平行な第二軸を中心にして前記サブフレームに対して回転可能な第二アームと、
前記第二アームに接続され、かつ第二コネクタ軸を有する第二コネクタであって、該第二コネクタに接続されているときに第二のホイールが該第二コネクタ軸を中心に回転し、該第二コネクタ軸が該第二軸に対して実質的に平行である、第二コネクタと
ダンパー及びスプリングを備え、前記第一アームと前記第二アームを相互接続する運動抑制帯と、を備えるサスペンションシステム。
【請求項2】
前記第一軸及び第二軸が、前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である軸に対して垂直でありかつ、その軸に沿って位置決めされた、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項3】
前記第一軸が、前記第二軸と一致する、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項4】
前記運動抑制帯が、実質的に前記第一軸及び前記第二軸に対して垂直であり、かつ前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である、請求項1~3のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項5】
前記運動抑制帯が、前記サブフレームに結合している、請求項1~4のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項6】
前記運動抑制帯が、前記サブフレームに結合しており、それによって前記運動抑制帯が前記サブフレームに対して動く際に前記サブフレームに対するその方位を実質的に維持する、請求項1~5のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項7】
前記運動抑制帯が、前記サブフレームに結合しており、それによって前記サブフレームの軸の縦軸に対して実質的に平行な方向に前記運動抑制帯が動くようになっている、請求項1~6のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項8】
前記運動抑制帯が、前記サブフレームに対してスライド可能である、請求項1~7のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項9】
その第一端部において前記運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続され、その第二端部において前記サブフレームの第二端部まで回転可能に接続されている第一運動抑制帯リンクと、
その第一端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続され、その第二端部において前記サブフレームまで回転可能に接続されている第二運動抑制帯リンクと、を更に備え、
前記第一運動抑制帯リンク、前記第二運動抑制帯リンク及び運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行である軸に回転可能である、請求項1~8のいずれ
か一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項10】
前記運動抑制帯が前記サブフレームへ直接接続しておらず、それによって前記第一アーム及び前記第二アームの少なくとも一方の動きに基づき、前記サブフレームに対して前記運動抑制帯を動かす、請求項1~4のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項11】
第一リンケージを使用して、前記運動抑制帯が前記第一アームに接続され、かつ第二リンケージを使用して前記第二アームに接続されている、請求項1~10のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項12】
前記第一リンケージ及び前記第二リンケージが、前記サブフレームに直接接続していない、請求項11に記載のサスペンションシステム。
【請求項13】
前記第一リンケージ及び前記第二リンケージが、前記サブフレームに結合されている、請求項11に記載のサスペンションシステム。
【請求項14】
前記第一リンケージが、その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続される第一リンクを備え、
前記第二リンケージが、その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続されている第二リンクを備え、
前記第一リンク、前記第二リンク及び運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行な軸を中心に回転可能である、請求項11に記載のサスペンションシステム。
【請求項15】
前記第一リンケージが、
その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続されている第一の第一リンケージリンクと、
その第一端部において前記運動抑制帯の第一アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において前記第一の第一リンケージリンクの第二端部に回転可能に接続される第二の第一リンケージリンクと、を備え、
前記第二リンケージが、
その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続される第一の第二リンケージリンクと、
その第一端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続され、かつその第二端部においての第一の第二リンケージリンクの第二端部に回転可能に接続されている第二の第二リンケージリンクと、を備え、
前記第一の第一リンケージリンク、前記第二の第一リンケージリンク、前記第一の第二リンケージリンク、前記第二の第二リンケージリンク及び前記運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行である軸を中心にして回転可能である、請求項11に記載のサスペンションシステム。
【請求項16】
前記第一リンケージが、その第一端部において前記サブフレームに旋回可能に接続され、かつその第二端部において第一の第一リンケージリンク及び第二の第一リンケージリンクの少なくとも一方に旋回可能に接続されている第三の第一リンケージリンクを備え、
前記第二リンケージが、その第一端部において前記サブフレームに回転可能に接続され、かつ第二端部において前記近位の第二リンケージリンク及び前記遠位の第二リンケージリンクの少なくとも一方に回転可能に接続されている第三の第二リンケージリンクを備え、
前記第三の第一リンケージリンク及び第三の第二リンケージリンクが前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に垂直な軸を中心に回転可能である、請求項15に記載のサスペンションシステム。
【請求項17】
前記第一リンケージ及び前記第二リンケージが、ロッカーリンケージ(rocker linkages)である、請求項11に記載のサスペンションシステム。
【請求項18】
前記第一ロッカーリンケージが、
その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続された第一リンクと、
その第一接続点において前記第一リンクの第二端部に回転可能に接続され、かつその第二接続点において前記運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続された第一ロッカーリンクと、を備え、
前記第二ロッカーリンケージが、
その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続された第二リンクと、
その第一接続点において前記第二リンクの第二端部に回転可能に接続され、かつその第二接続点において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続された第二ロッカーリンクと、を備え、
前記第一リンク、前記第一ロッカーリンク、前記第二リンク、前記第二ロッカーリンク及び前記運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行な軸を中心にして回転可能である、請求項17に記載のサスペンションシステム。
【請求項19】
前記第一ロッカーリンク及び前記第二ロッカーリンクが、それぞれの第三接続点において前記サブフレームに回転可能に接続された、請求項18に記載のサスペンションシステム。
【請求項20】
前記運動抑制帯が、ダブルスプリングダンパーを備える、請求項1~19のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項21】
ドライブトレインユニットを更に備え、該ドライブトレインユニットがモーターを備える、請求項1~20のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項22】
前記モーターが、前記第一アーム及び前記第二アームの一方に接続されている、請求項21に記載のサスペンションシステム。
【請求項23】
前記モーターが、前記サブフレームに接続されている、請求項22に記載のサスペンションシステム。
【請求項24】
前記ドライブトレインユニットが、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタの少なくとも一方に伝達するトランスミッション組立体を備える、請求項21~23のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項25】
前記トランスミッション組立体が、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタに伝達する前記第一アームに搭載された第一トランスミッションユニットと、
前記モーターによって発生された回転を前記第二コネクタに伝達するために第二アームに搭載された第二トランスミッションユニットと、を備える、請求項24に記載のサスペンションシステム。
【請求項26】
前記第一軸が前記第二軸と一致する、
前記第一アーム及び前記第二アームが、前記第一軸に沿った同一のピボット接続部を使用して回転可能に前記サブフレームに接続されている、
前記モーターが、ピボット接続部を回転するためにピボット接続部に接続されている、
前記第一トランスミッションユニット及び前記第二トランスミッションユニットが、その回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタにそれぞれに伝達するピボット接続部に接続されている、請求項25に記載のサスペンションシステム。
【請求項27】
前記ドライブトレインユニットが、前記モーターを制御するコントローラーを備える、請求項21~26のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項28】
請求項1~27のいずれか一項に記載のサスペンションシステムを備えるデュアルアクスルホイール組立体。
【請求項29】
前記基準フレームと、
それぞれが請求項1~27のいずれか一項に記載の少なくとも2つサスペンションシステムテムと、を備える車両。
【請求項30】
前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、互いに対して前記基準フレームの相対する側方にある、請求項29に記載の車両。
【請求項31】
前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、前記基準フレームの後方部分にある、請求項29~30のいずれか一項に記載の車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、車両サスペンションシステムの分野に関し、より詳しくはデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
トラックなどの車両には2つ以上のデュアルアクスルホイール組立体がある場合がある。タンデムアクスル車両にはダブルアクスルが車両の車輪部分にある場合があることが例として挙げられる。さらに、車両のダブルアクスルの一部又は全てがドライブアクスルにある場合もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在の車両のサスペンションシステムは、特に大きく(例:車両のシャーシ下に上下にある)、及び/又は特に車両の反対側のデュアルアクスルホイール組立体の共有サスペンションとなる。現在のドライブデュアルアクスルホイール組立体には、複雑で大きなトランスミッションユニットが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
発明の概要
本発明は、デュアルアクスルホイール組立体にサスペンションシステムを提供する。前記サスペンションシステムが、サブフレームと、前記サブフレームに接続され、第一軸で前記サブフレームに対して回転する第一アームと、前記第一アームに接続されかつ第一コネクタ軸を有する第一コネクタであって、該第一コネクタに接続されているときに第一のホイールが該第一コネクタ軸を中心に回転し、該第一コネクタ軸が該第一軸に対して実質的に平行である、第一コネクタと、前記サブフレームに接続され、前記第一軸に対して実質的に平行な第二軸を中心にして前記サブフレームに対して回転可能な第二アームと、前記第二アームに接続され、かつ第二コネクタ軸を有する第二コネクタであって、該第二コネクタに接続されているときに第二のホイールが該第二コネクタ軸を中心に回転し、該第二コネクタ軸が該第二軸に対して実質的に平行である、第二コネクタとダンパー及びスプリングを備え、前記第一アームと前記第二アームを相互接続する運動抑制帯と、を備える。
【0005】
いくつかの実施形態では、前記第一軸及び第二軸が、前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である軸に対して実質的に垂直でありかつ、その軸に沿って位置決めされている。
【0006】
いくつかの実施形態では、前記第一軸が、前記第二軸と一致している。
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に垂直であり、かつ前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である。
【0007】
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が前記サブフレームと結合している。
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が、前記サブフレームに結合しており、それによって前記運動抑制帯が前記サブフレームに対して動く際に前記サブフレームに対するその方位を実質的に維持する。
【0008】
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が、前記サブフレームに結合しており、それによって前記サブフレームの軸の縦軸に対して実質的に平行な方向に前記運動抑制帯が動くようになっている。
【0009】
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が、前記サブフレームに関してスライド可能である。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記システムが、その第一端部において前記運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続され、その第二端部において前記サブフレームの第二端部まで回転可能に接続されている第一運動抑制帯リンクと、その第一端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続され、その第二端部において前記サブフレームまで回転可能に接続されている第二運動抑制帯リンクと、を更に備える。前記第一運動抑制帯リンク、前記第二運動抑制帯リンク及び運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行である軸を中心に回転可能である。
【0011】
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が前記サブフレームへ直接接続しておらず、それによって前記第一アーム及び前記第二アームの少なくとも一方の動きに基づき、前記サブフレームに対して前記運動抑制帯を動かす。
【0012】
いくつかの実施形態では、第一リンケージを使用して、前記運動抑制帯が前記第一アームに接続され、かつ第二リンケージを使用して前記第二アームに接続されている。
【0013】
いくつかの実施形態では、前記第一リンケージ及び前記第二リンケージが、前記サブフレームと直接接続されていない。
【0014】
いくつかの実施形態では、前記第一リンケージ及び前記第二リンケージが、前記サブフレームに結合されている。
【0015】
いくつかの実施形態では、前記第一リンケージが、その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続される第一リンクを備え、前記第二リンケージが、その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続されている第二リンクを備え、前記第一リンク、前記第二リンク及び運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行な軸を中心に回転可能である。
【0016】
いくつかの実施形態では、前記第一リンケージが、その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続されている第一の第一リンケージリンクと、その第一端部において前記運動抑制帯の第一アームに回転可能に接続され、かつその第二端部において前記第一の第一リンケージリンクの第二端部に回転可能に接続される第二の第一リンケージリンクと、を備え、前記第二リンケージが、その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続される第一の第二リンケージリンクと、その第一端部において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続され、かつその第二端部においての第一の第二リンケージリンクの第二端部に回転可能に接続されている第二の第二リンケージリンクと、を備える前記第一の第一リンケージリンク、前記第二の第一リンケージリンク、前記第一の第二リンケージリンク、前記第二の第二リンケージリンク及び前記運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行である軸を中心にして回転可能である。
【0017】
いくつかの実施形態では、前記第一リンケージが、その第一端部において前記サブフレームに旋回可能に接続され、かつその第二端部において第一の第一リンケージリンク及び第二の第一リンケージリンクの少なくとも一方に旋回可能に接続されている第三の第一リ
ンケージリンクを備え、前記第二リンケージが、その第一端部において前記サブフレームに回転可能に接続され、かつ第二端部において前記近位の第二リンケージリンク及び前記遠位の第二リンケージリンクの少なくとも一方に回転可能に接続されている第三の第二リンケージリンクを備え、前記第三の第一リンケージリンク及び第三の第二リンケージリンクが前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に垂直な軸を中心に回転可能である。
【0018】
いくつかの実施形態では、前記リンケージ及び前記リンケージはロッカーリンケージがある。
【0019】
いくつかの実施形態では、前記第一ロッカーリンケージが、その第一端部において前記第一アームに回転可能に接続された第一リンクと、その第一接続点において前記第一リンクの第二端部に回転可能に接続され、かつその第二接続点において前記運動抑制帯の第一端部に回転可能に接続された第一ロッカーリンクと、を備え、前記第二ロッカーリンケージが、その第一端部において前記第二アームに回転可能に接続された第二リンクと、その第一接続点において前記第二リンクの第二端部に回転可能に接続され、かつその第二接続点において前記運動抑制帯の第二端部に回転可能に接続された第二ロッカーリンクと、を備え、前記第一リンク、前記第一ロッカーリンク、前記第二リンク、前記第二ロッカーリンク及び前記運動抑制帯が、前記第一軸及び前記第二軸に対して実質的に平行な軸を中心にして回転可能である。
【0020】
いくつかの実施形態では、前記第一ロッカーリンク及び前記第二ロッカーリンクが、それぞれの第三接続点において前記サブフレームに回転可能に接続される。
【0021】
いくつかの実施形態では、前記運動抑制帯が、ダブルスプリングダンパーを備える。
いくつかの実施形態では、サスペンションシステムが、ドライブトレインユニットを更に備え、該ドライブトレインユニットがモーターを備える。
【0022】
いくつかの実施形態では、前記モーターが、前記第一アーム及び前記第二アームの一方に接続されている。
【0023】
いくつかの実施形態では、前記モーターが、前記サブフレームに接続されている。
いくつかの実施形態では、前記ドライブトレインユニットが、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタの少なくとも一方に伝達するトランスミッション組立体を備える。
【0024】
いくつかの実施形態では、前記トランスミッション組立体が、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタに伝達する前記第一アームに搭載された第一トランスミッションユニットと、前記モーターによって発生された回転を前記第二コネクタに伝達するために第二アームに搭載された第二トランスミッションユニットと、を備える。
【0025】
いくつかの実施形態では、前記第一軸が前記第二軸と一致する、前記第一アーム及び前記第二アームが、前記第一軸に沿った同一のピボット接続部を使用して回転可能に前記サブフレームに接続されている、前記モーターが、ピボット接続部を回転するためにピボット接続部に接続されている、前記第一トランスミッションユニット及び前記第二トランスミッションユニットが、その回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタにそれぞれに伝達するピボット接続部に接続されている。
【0026】
いくつかの実施形態では、前記ドライブトレインユニットが、前記モーターを制御するコントローラーを備える。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態は、上記記載のサスペンションシステムを含むデュアルアクスルホイール組立体を提供する。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態では、前記基準フレーム、及び前記少なくとも2つのサスペンションシステムを含む車両を提供する。
【0029】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、互いに対して前記基準フレームの相対する側方にある。
【0030】
いくつかの実施形態では、前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、前記基準フレームの後方部分にある。
【0031】
さらに、本発明の追加及び/又は他の要素及び/又は利点が次の詳細に明記されており、その詳細な説明から推断できる及び/又は本発明の使用から知ることができる。
【0032】
図面の簡単な説明
発明の実施形態をより理解し、その実施方法を示すために、純粋に例として、全体を通じて同様の数字を対応する要素やセクションに指定した添付図面を参照する。
添付図面において:
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1A】発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1B】発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1C】発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1D】発明のいくつかの実施形態によるホイールコネクタがサスペンションシステムのアームの遠位端部に配設されたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1E】発明のいくつかの実施形態による運動抑制帯がサスペンションシステムのサブフレームと結合されたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1F】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステム及び道路上での様々な位置におけるサスペンションシステムで組み立てられるデュアルアクスルホイール組立体の概略図である。
図1G】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステム及び道路上での様々な位置におけるサスペンションシステムで組み立てられるデュアルアクスルホイール組立体の概略図である。
図1H】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステム及び道路上での様々な位置におけるサスペンションシステムで組み立てられるデュアルアクスルホイール組立体の概略図である。
図1I】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムのリンケージに複数リンクが含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1J】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムのリンケージにロッカーリンクが含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1K】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムのリンケージにモーター及びトランスミッション組立体が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1L】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムに1つ以上の回転運動抑制帯が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図1M】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムに1つ以上の回転運動抑制帯が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの概略図である。
図2A】発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの三次元図表(3D)である。
図2B】発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムのスライドである。
図2C】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムで組み立てられたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの様々なビューである。
図2D】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムで組み立てられたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの様々なビューである。
図2E】発明のいくつかの実施形態によるサスペンションシステムで組み立てられたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの様々なビューである。
図2F】発明のいくつかの実施形態によるサプレッションシステムにモーターが含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの3D図表である。
図3】発明のいくつかの実施形態による車両の3D図表である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
発明の詳細な説明
図表を簡素で明瞭にするために、図表内で示されるものは必ずしも一定の比率の縮尺で描かれてはいないことを理解されたい。理解の容易のために一部が他の部分と比べて比較的誇張して描かれている場合があることが例として挙げられる。さらに、適切だと考慮される場合には参照番号は、対応する又は類似する要素を示ために図表内で繰り返されることがある。
【0035】
以下の説明では、本発明の様々な態様を説明する。説明のために、特定の形態及び詳細が本発明の理解を深めるために記載されている。しかし、本書に記載の特定の詳細なしに、当業者は本発明を使用することも可能であることは明らかである。さらに、本発明の曖昧さを避けるために、周知の事項は省略又は簡素化している。特定の図表が言及されている場合、示されているものは例であり、本発明の説明のためだけであり、発明の原則及び概念的知見から最も有益及び容易に理解できると考えられる手法で説明されている。これに関して、本発明の基礎的理解に必要とされる以上の構造細部の詳細を示す試みはなにもされず、図表の説明は当業者に使用時に本発明の一部が具体的に表現されるかを明示している。
【0036】
説明又は図表で示される詳細構造に対する使用及び部品の配列だけに限定されないことを理解されるために、本発明の少なくとも一つの実施形態が詳細に説明されている。本発明は、公開されている実施形態の様々な組み合わせで使用又は実施できるその他の実施形態にも適用可能である。また、本書での用語及び術語は説明の目的から使用されており、これに限定されないことを理解されたい。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態では、デュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムがある。サスペンションシステムにはサブフレームが含まれてもよい。サブフレームはサスペンションシステムや車両の基準フレーム(例:シャーシ)の部品の少なくとも一部に接続していることがある。サスペンションシステムには、サブフレーム及び第一軸で回転できるサブフレームに接続された第一アームが含まれる。サスペンションシステ
ムには、第一アームに接続され、第一コネクタに接続されている際に第一デュアルアクスルホイール組立体が回転するホイールの第一コネクタが含まれる。第一コネクタ軸は第一軸と平行であることがある。サスペンションシステムには、サブフレームに接続され、第二軸でサブフレームが回転可能な第二アームが含まれる。第二軸は第一軸と平行であってもよい。サスペンションシステムには、第二アームに接続され、デュアルアクスルホイール組立体が第二コンテナに接続された際に回転可能な第二コンテナ軸がある第二コネクタが含まれます。第二コンテナ軸は第二軸に平行であってもよい。サスペンションシステムには、第一アームと第二アームを相互接続する運動抑制帯が含まれてもよい。運動抑制帯は、軸に沿ってサブフレームの軸の縦側に対して平行に配置されていてもよい。運動抑制帯の縦軸がサブフレームの縦軸に平行であってもよい又は平行であることが例として挙げられる。
【0038】
様々な実施形態では、運動抑制帯はサブフレームとともに運動抑制帯が動く際に方向を維持又は実質的に維持するためにサブフレームに結合される。いくつかの実施形態では、運動抑制帯はサブフレームの縦軸に実質的に平行になる方向に運動抑制帯が動くようにサブフレームに結合される。いくつかの実施形態では、運動抑制帯はサブフレーム側にスライド可能である。いくつかの実施形態では、運動抑制帯はサブフレームの一部にかかるように位置している。
【0039】
いくつかの実施形態では、運動抑制帯は第一リンケージを使用し第一アームに接続されており、第二リンケージを使用して第二アームに接続されている。第一リンケージ及び第二リンケージのどちらも、少なくとも一つのリンクが含まれている。いくつかの実施形態では、第一リンケージ及び第二リンケージのどちらもロッカーリンケージが含まれている。いくつかの実施形態では、第一リンケージ及び第二リンケージのどちらもサブフレームに結合されていない。いくつかの実施形態では、第一リンケージ及び第二リンケージのどちらもサブフレームに結合されている。
【0040】
運動抑制帯は第一アーム及び第二アームの少なくとも片方の変位及び/又は相対速度を防ぐことがある。運動抑制帯は第一アームに適用された荷重を第二アームに伝達し、第二アームに適用された荷重を第一アームに伝達することがある。運動抑制帯は第一コネクタ及び第二コネクタにそれぞれ接続され、道路の表面に接続されたデュアルアクスル組立体の第一ホイールと第二ホイールを第一アーム及び第二アームに力を加えることで押圧することがある例として挙げられる。運動抑制帯は、第一及び第二ホイールの一方が他方のホイールよりも下がったり、(例:道路の表面のへこみや穴による)サブフレーム又は車両の基準フレームが急低下したりした際、第一ホイールと第二ホイールのトラクションを道路の表面で維持するために道路の方に押圧することがある例として挙げられる。
【0041】
本発明のいくつか実施形態に基づき、2つ以上のサスペンションシステムが2つ以上の反対デュアルアクスルホイール組立体がある車両の基準フレームの反対縦外側面ので組み立てられることがある。サスペンションシステムは、サスペンションシステムのどの部品も車両の基準フレームの下及び基準フレームの上に位置しないために基準フレームの反対縦外側面で組み立てられることがある。2つ以上のサスペンションシステムのどちらも、それぞれのサスペンションを2つ以上のデュアルアクスルホイール組立体に提供することがある。サスペンションシステムは、基準フレームに突き出る又は実質的に突き出ることなく基準フレームの反対縦外側面で組み立てられることがある。サスペンションシステムは、デュアルアクスルホイール組立体のリム内に少なくともその一部が位置することがある。
【0042】
運動抑制帯は、実質的にサブフレームの縦軸に平行であることがあり、サブフレームとの方向を維持し、実質的にサブフレーム側の運動抑制帯の縦の動きをなくしながら、運動
抑制帯が実施的にサブフレームの縦軸に平行方向に動かすためにサブフレームと結合していることがある。
【0043】
したがって、本発明の実施形態に基づきサスペンションシステムと組み立てられた基準フレームは、実質的に水平及び/又は現在の特定のサスペンションシステムと組み立てられた基準フレームよりも大幅に低いことがある。比較的低い基準フレームは、比較的低い質量中心があることがあり、よって道路での改善された安定性があり及び/又は品物の積卸しをフォークリフト又はローディングランプの使用なしに容易にできることが例として挙げられる。フラット基準フレームは、基準フレームのデザインの幅を広げることがある。本発明の実施形態によるとサスペンションシステムは基準フレームの縦外側面に組み立てられており、基準フレームの上及び下に部品がないため、サスペンションシステムは、基準フレームの形によって左右されないことが例として挙げられる。
【0044】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステムにはドライブトレインユニットが含まれる。いくつかの実施形態では、ドライブトレインユニットには、モーターによる回転を少なくともサスペンションシステムの第一コネクタ及び第二コネクタに伝達するためのモーター及びトランスミッション組立体が含まれる。モーターがばね上質量であることがあるため、モーターはサブフレームに接続されていることが例として挙げられる。トランスミッション組立体の部品は、サスペンションシステムの第一アーム及び/又は第二アーム内に搭載されていることが例として挙げられる。これがコンパクトドリブンサスペンションシステムとなることが例として挙げられる。ドライブトレインユニットには、トランスミッション組立体のカップリング及びデカップリング及び/又はトランスミッション組立体の起動及び停止(例:モーターの回転速度)コントロールモーターとしての機能があるコントローラーが含まれることがある。車両で組み立てられるサスペンションシステムのドライブトレインユニットは、他のサスペンションシステムのドライブトレインユニットから分けて制御されることがある。車両のステアリングを改善することが例として挙げられる。
【0045】
次の図表及び説明は、デュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムの実施形態を描写している。それぞれの実施形態には、他の実施形態での機能が含まれ、特別記載のされていない実施形態には本書で記載される様々な機能が含まれる。
【0046】
次に本発明の一部の使用形態に基づくデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1A、1B及び1Cを参照する。
【0047】
本発明の一部の使用形態に基づくホイールコネクタ112、122がサスペンションシステム100のアーム110、120の先端に配設されているデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1Dも参照する。
【0048】
図1A及び1Dはサスペンションシステム100の側面の概略図である。図1Bは(図1Aで定義された)サスペンションシステム100の前面の概略図である。図1Cは(図1Aで定義された)サスペンションシステム100の上面の概略図である。側面、前面及び上面の概略図は図1A、1B、1C及び1Dにサスペンションシステム100で組み立てられた車両の向きに応じて示されている。
【0049】
いくつかの実施形態によると、サスペンションシステム100にはサブフレーム105、第一アーム110、第一コネクタ112、第二アーム120、第二コネクタ122、運動抑制帯130、第一リンケージ140、第二リンケージ150及びマルチプルピボット接続部160が含まれる。
【0050】
サブフレーム105は、サスペンションシステム100から車両の基準フレーム(例:シャーシ)の一部を接続することのある構造要素であることがある。サブフレーム105には、縦軸101、縦軸102及び垂直基準面103があることがある。縦軸101は、サスペンションシステム100がそこに組み込まれている場合、車両の基準フレームのいかなる縦軸に対して平行である(又は実質的に平行である)ことがある。縦軸102は軸101に対して、垂直であることがある。サスペンションシステム100の縦軸102は、サスペンションシステム100がそこに組み込まれている場合、車両の基準フレームのいかなる縦軸に対して平行である(又は実質的に平行である)ことがある。縦基準面103は、サスペンションシステム100がそこに組み込まれている場合、車両の基準フレームのいかなる垂直面に対して平行である(又は実質的に平行である)ことがある。いくつかの実施形態では、サブフレーム105は車両の基準フレームの一部である。基準フレームは車両のシャーシであることが例としてあげられる。
【0051】
第一アーム110はサブフレーム105に接続されており、サブフレーム105が第一軸161a側にある時、回転可能である。第一アーム110は、その一端部110aにおいてサブフレーム105に第一ピボット接続部161を使用して回転可能に接続されていることが例としてあげられる。
【0052】
第一コネクタ112は第一アーム110に接続されており、デュアルアクスルホイール組立体の第一ホイール92は第一コネクタ112に接続されている場合回転することがある第一コネクタ軸112aがある。第一コネクタ112aは、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行であることがある。第一コネクタ112には、ホイールナックル、ホイールアップライト、ホイールハブ、ホイールベアリングなどが含まれることが例としてあげられる。
【0053】
第二アーム120はサブフレーム105に接続されており、サブフレーム105が第二軸162a側で回転可能である。第二アーム120は、その一端部120aにおいてサブフレーム105に第二ピボット接続部162を使用して回転可能に接続されていることが例としてあげられる。第二軸162aは第一軸161aに平行である又は実質的に平行であることがある。
【0054】
第二コネクタ122は第二アーム120に接続しており、デュアルホイール組立体90の第二ホイール94が第二コネクタ122に接続されている際に回転することがある第二コネクタ軸120aがある。第二コネクタ軸122aは第二軸162aに対して平行である又は実質的に平行であることがある。第二コネクタ軸122aには、ホイールナックル、ホイールアップライト、ホイールハブ、ホイールベアリングなどが含まれることが例としてあげられる。
【0055】
運動抑制帯130は第一アーム110及び第二アーム120を相互接続することがある。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130は(例:図1A、1B、1C、1Dで示されるように)サブフレーム105に結合されていないこともある。運動抑制帯130は、第一アーム110及び第二アーム120のどちらか片方の変位及び/又は相対速度防ぐことがある。運動抑制帯130は、第一アーム110にかけられた負荷を第二アーム120に伝達することがあり、第二アーム120にかけられた負荷を第一アーム110に伝達することがある。運動抑制帯130は、第一コネクタ112及び第二コネクタ122にそれぞれ接続された第一ホイール92及び第二ホイール94を第一アーム110及び第二アーム120に力をかけることで道路の表面側に押すことがあることが例としてあげられる。このようにして、第一ホイール92及び第二ホイール94のどちらかが他と比べて低く、サブフレーム105又は基準フレームが(例:道路の表面の隆起又は穴により)急低下した際、道路の表面のあるデュアルアクスルホイール組立体90の第一ホイール92及び第
二ホイール94のトラクションは維持されることがあることが例としてあげられる。
【0056】
いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はリニア抑制帯である。運動抑制帯130には、(例:図1A、1C、1D及び1Eで示される通り)スプリング134に搭載されるリニア抑制帯(例:伸縮)衝撃吸収132が含まれることが例としてあげられる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130にはダンパーが含まれる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130にはスプリングダンパーが含まれる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130にはイナーターが含まれる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130は回転抑制帯であり、回転衝撃吸収及び回転スプリングが含まれる。回転スプリングは、トルクベーススプリングであることが例としてあげられる。いくつかの実施形態では、回転運動抑制帯には回転ダンパーが含まれる。いくつかの実施形態では、回転運動抑制帯には回転イナーターが含まれる。
【0057】
いくつかの実施形態では、運動抑制帯130は第一リンケージ140を使用して第一アーム110に接続されており、第二リンケージ150を使用して第二アーム120に接続されている。
【0058】
いくつかの実施形態では、(例:図1A、1B、1C、1D及び1Eで示されるように)第一リンケージ140にはファームリンク141が含まれ、第二リンケージ150には第二リンク151が含まれる。いくつかの実施形態では、第一リンク141は回転可能に第一アーム110及び運動抑制帯130に接続されている。第一リンク141は、第三ピボット接続部163を使用して第一アーム110の第一端部141aにおいて第二端部110bで回転可能に接続されており、第四ピボット接続部164を使用して運動抑制帯130の第二端部141bにおいて第一端部130aに回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第一リンク141及び第一アーム110は、第一軸161aに平行(又は実質的に平行)である第三軸163aで互いに回転することがある。第一リンク141及び運動抑制帯130は、第一軸161aに平行(又は実質的に平行)である第四軸164aで互いに回転することがある。
【0059】
いくつかの実施形態では、第二リンク151は第二アーム120で回転可能に接続されており、運動抑制帯130で回転可能に接続されている。第二リンク151は、第五ピボット接続部165を使用して第二アームの第五端部151aにおいて第二アーム120の第二端部120bで回転可能に接続されていること、第六ピボット接続部166を使用して運動抑制帯130の第二端部151bにおいて第二端部130bで回転可能に接続されていることが例としてあげられる。第二リンク151及び第二アーム120は、第二軸162aに対して平行(又は実質的に平行)である第五軸165aでそれぞれ回転可能であることがある。第二リンク151及び運動抑制帯130は第二軸162aに対して平行(又は実質的に平行)である第六軸166aでそれぞれ回転可能であることがある。
【0060】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140及び第二リンケージ150は(例:図1A、1B、1C、1D及び1Eで示されるように)サブフレーム105に結合されてない。いくつかの実施形態では、第一リンク141及び第二リンク151はサブフレーム105に結合されてない。
【0061】
第一アーム110に沿った第一コネクタ112の位置及び/又は第二アーム120に沿った第二コネクタ122位置はサスペンションシステム100の適用及び又はサスペンションシステム100で組立てられる車両の適用に基づき、事前に予め調整されることがある。
【0062】
図1Aで示されるように、第一コネクタ112は第一軸161a・第一ピボット接続部
161及び第三軸163a・第三ピボット接続部163の間にあることがあり、第一軸161a/第一ピボット接続部161aよりも第三軸163a/第三ピボット接続部163に近いことが例としてあげられる。第二コネクタ122は第二軸162a/第二ピボット接続部162及び第五軸165a/第五ピボット接続部165の間にあることがあり、第二軸162a/第二ピボット接続部162よりも第五軸165a/第五ピボット接続部165に近いことがある。
【0063】
図1Dに示されるように、第一コネクタ112は第一アーム110の第二端部110Bに隣り合い、第三軸163a/第三ピボット接続部163は第一軸161a/第一ピボット接続部161及び第一コネクタ112の間にあることがあることも例としてあげられる。第二コネクタ112は、第二アーム120の第二端部120bに隣り合い、第五軸165a・第五ピボット接続部165は第二軸162a/第二ピボット接続部162及び第二コネクタ122の間にあることがある。
【0064】
第一軸161a/第一ピボット接続部161及び第二軸162a/第二ピボット接続部162の位置は、サスペンションシステム100の適用及び又はサスペンションシステム100で組み立てられる車両の適用に基づき、予め調整されることがある。
【0065】
いくつかの実施形態では、第一軸161a/第一ピボット接続部161及び第二軸162a/第二ピボット接続部162は、(例:図1Aで示されるように)サブフレーム105の縦軸102に対して平行又は実質的に平行である縦軸104に沿って位置している。サブフレーム105の縦軸102は第一軸161a及び第二軸162aに対して垂直又は実質的に垂直であることがある。第一軸161a/第一ピボット接続部161及び第二軸162a・第二ピボット接続部162は、(例:図1Aで示されるように)縦軸104にそれぞれ沿った距離も予め調整されることがある。
【0066】
いくつかの実施形態では、(例:図1Iで示されるように)第一軸161aは第二軸162aと同一の空間を占める。第一端部110A、第一アーム110の120A及び第二アーム120は、(例:第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162、例:図1I及び1Jで示されるように)同じピボット接続部を使用してそれぞれ回転可能にサブフレーム105に接続されていることが例としてあげられる。
【0067】
様々な実施形態では、第一アーム110及び第二アーム120の一つ以上のサイズ及び又は第一リンケージ140及び第二リンケージ150一つ以上のサイズは調整可能である。調整はサスペンションシステム100を車両に取り付ける前、サスペンションシステム100のライフタイムに行うことができ、車両運転中にも随意で行うことができる。車両のタイプ及び又はサイズ及び又は重量制限に基づいて調整することがあることが例としてあげられる。車両のデュアルアクスルホイール組立体のホイールサイズに基づいて調整することがあることも例としてあげられる。車両の基準フレームに関するサスペンションシステム100の場所に基づいて調整することがあることも例としてあげられる。
【0068】
ピボット接続部160には、少なくとも一つの軸の周りを旋回させる接続部が含まれることがある。ピボット接続部160にはベアリング、ブッシング、ヒンジ、ジョイントなどが含まれることがあることが例としてあげられる。ピボット接続部160は、第一軸161a及び第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な軸の周りにサスペンションシステム100の部品を回転させることがある。そのような部品には、少なくとも第一アーム110、第二アーム120、運動抑制帯130、第一リンケージ140の部品及び第二リンケージ150の部品のうちの少なくとも1つが含まれることがある。
【0069】
ピボット接続部160は、サブフレーム105の垂直基準平面103に対して平行又は
実質的に平行である1つ以上の平面内でサスペンションシステム100の部品の回転を引き起こし得る。垂直基準平面103は第一軸161a及び第二軸162aに対して垂直又は実質的に垂直であってもよい。垂直基準平面103は、第一コネクタ212及び第二コネクタ222にそれぞれ接続されているときにデュアルアクスルホイール組立体90の第一ホイール92及び第二ホイール94が回転する平面に対して平行又は実質的に平行であってもよい。
【0070】
第一アーム110、第二アーム120のサイズ、第一リンケージ140の部品及び第二リンケージ150の部品、ピボット接続部160及びピボット接続部160の位置は、サブフレーム105の垂直軸101に対して平行又は実質的に平行な軸に沿って(例:第一軸161a及び第二軸162に対して垂直、又は実質上垂直な軸である)第一コネクタ112及び第二コネクタ122の線状又は実質的に線状変位を引き起こすように設定されてもよい。例えば、第一アーム110、第二アーム120のサイズ、第一リンケージ140の部品及び第二リンケージ150の部品、ピボット接続部160及びピボット接続部160の位置は、縦軸104に対してマイナス30°から30°の範囲内で第一アーム110及び第二アーム120の回転を引き起こすように設定されてよい。
【0071】
いくつかの実施形態では、(例:図1A、1B、1C、1Dで示されるように)運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されておらず、第一リンケージ140及び第二リンケージ150はサブフレーム105に結合されておらず、それによって運動抑制帯130が自由にサブフレーム105に関して動くことができる。このように、第一コネクタ112及び第二コネクタ122の一方のコネクタによる力が(例:それぞれの第一リンケージ140又は第二リンケージ150がそれぞれ通じて)運動抑制帯130にかかる場合、運動抑制帯130は第一コネクタ112及び第二コネクタ122の他のコネクタにかかる力を(例:それぞれのリンケージを通じて)増すことで、道路へのデュアルアクスルホイール組立体のホイールのトラクションが増す。
【0072】
本発明のいくつかの実施形態に基づき、運動抑制帯130がサスペンションシステム100のサブフレーム105に結合されたデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1Eも参照する。
【0073】
いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105の縦軸102に対して平行又は実質的に平行である。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されている。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されており、運動抑制帯130がサブフレーム105で動く際、サブフレーム105の方向を維持又は実質的に維持する。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されており、運動抑制帯130がサブフレーム105の縦軸102に対して実質的に平行な方向に移動させる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105側にスライド可能である。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されており、運動抑制帯130がサブフレーム105に結合されている実施形態に比べ、サブフレーム105の縦軸101に沿った運動抑制帯130のずれを大幅に減らす。
【0074】
第一運動抑制帯リンク170及び第二運動抑制帯リンク180を使用し、運動抑制帯130はサブフレーム105に結合されていることがあることが例としてあげられる。第一運動抑制帯リンク170は回転可能に運動抑制帯130及びサブフレーム105に接続されていることがある。第一運動抑制帯リンク170は回転可能に運動抑制帯130の第一端部170aにおいて第一端部130aに、第四ピボット接続部164を使用して接続されていることがあり、第二端部170bにおいてサブフレーム105に第七ピボット接続部167を使用して回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第
一運動抑制帯リンク170は、運動抑制帯130に対して例えば第四軸164aで回転可能であることがあり、サブフレーム105に対して例えば第一軸161aに対して平行又は実質的に平行な第七軸167aを中心にして回転可能であることがある。
【0075】
第二運動抑制帯リンク180は回転可能に運動抑制帯及びサブフレーム105に接続されていることがある。第二運動抑制帯リンケージ180は運動抑制帯130の第一端部180aにおいて第二端部130bに例えば第六ピボット接続部166を使用して回転可能に接続されていること、第二端部180bにおいてサブフレーム105に例えば第八ピボット接続部168を使用して回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第二運動抑制帯リンケージ180は、運動抑制帯130に対して例えば第六軸166aを中心にして回転可能であることがあり、サブフレーム105に対して例えば第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な第八軸168aを中心にして回転可能であることがある。
【0076】
第一運動抑制帯リンク170及び第二運動抑制帯リンク180のサイズ、第七ピボット接続部167/第七軸167aの位置及び第八旋回軸168/第八軸168aの位置は、運動抑制帯130を実質的に縦軸102に対して平行になるように維持しながらサブフレーム105の縦軸102に対して平行な運動抑制帯130が動くように設置されている。第一運動抑制帯リンク170及び第二運動抑制帯リンク180のサイズ、第七ピボット接続部167/第七軸167aの位置及び第八旋回軸168/第八軸168aの位置は、縦方向運動抑制帯軸136に対する運動抑制帯130の動きの傾斜度がマイナス30°から30°の範囲になるよう設置されていることがあることが例としてあげられる。
【0077】
運動抑制帯130がサブフレーム105に結合されているいくつかの実施形態では、例えば両面統合スプリング及びダンパー運動抑制帯はさらに角度に自由度があることがある。
【0078】
次に、本発明のいくつかの実施形態による、サスペンションシステム100及び道路70の様々な位置で組み立てられるデュアルアクスルホイール組立体90のツーホイール92及び94の概略図である図1F、1G及び1Hを参照する。
【0079】
図1F、1G及び1Hは、サスペンションシステム100の側面(例:図1Aで定義される側面)、第一ホイール92及び第二ホイール94を含むデュアルアクスルホイール組立体90を示す。
【0080】
図1Fでは、ホイールコネクタ面が第一コネクタ112、第二コネクタ122それぞれの軸112A、122Aに拡張する(例;図1Fで「WCP」として示される)例と(例:図1Fで「HRP」として示される)サブフレーム105の水平基準面は道路70に対して平行(又は実質的に平行)である例が示されている。
【0081】
図1Gでは、(例:道路70のバンプにより)第一コネクタ112は道路70に対して実質的に垂直である方向に移動したことによる、図1A(例:「αWCP’」)で示されるコネクタ面の方向に対するコネクタ面の角度が傾いた例が示されている。傾いたコネクタ面は図1GでWCP’として示されており、WCP及びWCP’ともに図1Bでわかりやすくするために示されている。図1Bで例示されているように、サブフレーム105の水平基準面(例:HRP)は変化しない。
【0082】
サスペンションシステム100は、(例:図1Gで示されるように)道路70に対する方向にコネクタ110及び120から独自に実質的に垂直な方向にサブフレーム105が移動するのを防ぐことがある。
【0083】
サスペンションシステム100は、コネクタ112及び122の1つ以上が移動している間、(例:道路70に対して実質的に垂直方向に)コネクタ112及び122にかかる垂直荷重が運動抑制帯130にコネクタ112及び122によってかかる最大荷重より大きくなった際、(例:それぞれのアーム及びリンケージを通して)サブフレーム105が移動するのを防ぐことがあることが例としてあげられる。運動抑制帯130にかかる荷重はコネクタ112及び122にかかる荷重の0.5から3倍であることがあることが例としてあげられる。
【0084】
図1Hは、第一コネクタ112及びサブフレーム105の第一端部105aはコネクタ面を図1Aで示されるコネクタ面の方向に対してαWCP’の角度に傾かせ、サブフレーム105の水平基準面を図1Aで示されるサブフレーム105の水平基準面の方向に対してαHRPの角度に傾かせる道路70に対して実質的に垂直方向に移動した例を表している。傾いたコネクタ面及び傾いた水平基準面は、図1HでWCP’’及びHRP’とそれぞれ記載されており、WCP’’及びHRP’は共にわかりやすくするために図1Hにも記載されている。
【0085】
サスペンションシステム100は、(例:図1Hに示される)サブフレーム105の水平基準面のαHRP角度の傾きはホイールコネクタ軸のαWCP’の角度が小さくなることがある道路70に対して実質的に垂直方向にコネクタ110及び120が移動するのに反応して、サブフレーム105の角度をある程度制限することがある。サスペンションシステム100は、αLRFPがαWCP’よりも少なくとも50%(例:少なくとも70%又は90%)小さくなるロード90に対して実質的に垂直方向にコネクタ110及び120が移動するのに反応して、サブフレーム105の角度を制限することが例としてあげられる。
【0086】
サスペンションシステム100は、(例:コネクタ110及び120が道路70に対して実質的に垂直方向に移動することで)サブフレーム105の水平基準面のαHRPの角度を1分以内(例:45秒以内又は20秒以内)にヌルまでに減らすことがある。
【0087】
少なくともいくつかのピボット接続部160の場所及び又はいくつかのピボット接続部160複数間の距離は、最大角度αHRP及び又は移動ダンピング時間を減らすために、予め調整されることがあることが例としてあげられる。運動抑制帯130の制御プラファイル(例:衝撃吸収パラメータなど)は、最大角度αHRP及び又は移動ダンピング時間を減らすために、予め調整されることがあることも例としてあげられる。
【0088】
次は、本発明の実施形態によるサスペンションシステム100のリンケージ140及び150に2つ以上のリンケージリンクが含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1Iを参照する。
【0089】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140には2つ以上の第一リンケージリンクが含まれ、第二リンケージ140には2つ以上の第二リンケージリンクが含まれる。第一リンケージ140には、第一の第一リンケージリンク142及び第二の第一リンケージリンク144が含まれることがあり、第二リンケージ150には第一の第二リンケージリンク152及び第二の第二リンケージリンク154が含まれることがあることが例としてあげられる。
【0090】
第一の第一リンケージリンク142は第一アーム110に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第一の第一リンケージリンク142は回転可能に第一端部142aにおいて第一アーム110に接続されていることがある。第一の第一リン
ケージリンク142は、例えば第三ピボット接続部163を使用して、回転可能に第一アーム110の第二端部110bに接続されていることが例としてあげられる。第一の第一リンケージリンク142及び第一アーム110は、第三軸163aを中心にして回転することがある。
【0091】
第二の第一リンケージリンク144は、運動抑制帯130に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、例えば第四ピボット接続部164を使用して、第二の第一リンケージリンク144は、運動抑制帯130の第一端部144aから第一端部130aに回転可能に接続されていることがある。第二の第一リンケージリンク及び運動抑制帯130は、第四軸164aを中心にして回転することがある。
【0092】
第二の第一リンケージリンク144は、第一の第一リンケージリンク142に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第二の第一リンケージリンク144はその第二端部144bにおいて第一の第一リンケージリンク142に回転可能に接続されていることがあり、例えば第二端部142Bには第九ピボット接続部169を使用して回転可能に接続されていることがある。第二の第一リンケージリンク144及び第一リンケージ142は、第九軸169aを中心にして回転することがある。第九軸169aは、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行であることがある。
【0093】
第一の第二リンケージリンク152は、第二アーム120に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第一の第二リンケージリンク152は、その第一端部152aにおいて第二アーム120に回転可能に接続されていることがある。例えば第五ピボット接続部165を使用して第一の第二リンケージリンク152は、第二アーム120の第二端部120bに回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第一の第二リンケージリンク152及び第二アーム120は、第五軸165aを中心にして回転することがある。
【0094】
第二の第二リンケージリンク154は、運動抑制帯130に対して回転可能に接続されている。いくつかの実施形態では、例えば第六ピボット接続部164を使用して、第二の第二リンケージリンク154は第一端部154aにおいて運動抑制帯130の第二端部130bに対して回転可能に接続されている。第二の第二リンケージリンク154及び運動抑制帯130は、第六軸166aを中心にして回転することがある。
【0095】
第二の第二リンケージリンク154は、第二端部154bにおいて第一の第二リンケージリンク152に対して回転可能に接続されている。いくつかの実施形態では、第二の第二リンケージリンク154は第二端部154bにおいて第一の第二リンケージリンク152に回転可能に接続され、例えば第十ピボット接続部1610を使用して、第二端部142Bに回転可能に接続されている。第二の第二リンケージリンク154及び第一の第二リンケージリンク152は、第十軸1610aを中心にして互いに回転することがある。
【0096】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140には、第三の第一リンケージリンク146が含まれ、第二リンケージ150には第三の第二リンケージリンク156が含まれる。
【0097】
第三の第一リンケージリンク146は、サブフレーム105に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第三の第一リンケージリンク146は、第一端部146aにおいてサブフレーム105に、例えば第十一ピボット接続部1611を使用して回転可能に接続されている。第三の第一リンケージリンク146は、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行である第十一ピボット接続部1611を中心にしてサブフレームに対して回転することがある。
【0098】
第三の第一リンケージリンク146は、第一の第一リンケージリンク142及び又は第二の第一リンケージリンク144に回転可能に接続されていることがある。様々な実施形態では、第三の第一リンケージリンク146は、第二端部146Bにおいて第一の第一リンケージリンク142及び又は第二の第一リンケージリンク144に回転可能に接続されていることがある。第三の第一リンケージリンク146は、例えば第九ピボット接続部169を使用して、第一の第一リンケージリンク142の第二端部146bにおいて第二端部142B及び第二端部144b、第二の第一リンケージリンク144に回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第三の第一リンケージリンク146及び第一の第一リンケージリンク142から、及び/又は、第二の第一リンケージリンク144で第九軸169を中心にして回転することがあることが例としてあげられる。
【0099】
第三の第二リンケージリンク156は、サブフレーム105に対して回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第三の第二リンケージリンク156が第一端部156aにおいてサブフレーム105に例えば第十二ピボット接続部1612を使用して接続されていることがある。第三の第二リンケージリンク156は、第二軸162aに平行又は実質的に平行な第十二ピボット接続部1612aを中心にしてサブフレーム105に対して回転することがある。
【0100】
第三の第二リンケージリンク156は第一の第二リンケージリンク152に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第三の第二リンケージリンク156は第二端部156bにおいて第一の第二リンケージリンク152及び又は、第二の第二リンケージリンク154に対して回転可能に接続されている。第三の第二リンケージリンク156が第二端部156bにおいて第二端部152B、第一の第二リンケージリンク152の第二端部154b、第二の第二リンケージリンク154にそれぞれ例えば第十ピボット接続部1610を使用して回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第三の第二リンケージリンク156及び第一の第二リンケージリンク152及び又は第二の第二リンケージリンク154は第十軸1610aを中心にして回転することがある。
【0101】
なお第一リンケージ140及び第二リンケージ150のリンケージリンクの他の数字及び他のピボット接続部とリンケージリンク及び又は第一アーム110及び第二アーム120が使用されることもある。
【0102】
いくつかの実施形態では、図1Iで示されるように、第一軸161aは第二軸162aと一致する。第一アーム110の第一端部110a及び第二アーム120の第二端部120bはサブフレーム105に同一のピボット接続部(例:第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162)を使用して、回転可能に接続されていることがあるということが例として挙げられる。
【0103】
次に、本発明のいくつかの実施形態による、サスペンションシステム100のリンケージ140及び150にロッカーリンクが含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図の図1Jを参照する。
【0104】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140には第一リンク147及び第一ロッカーリンク148が含まれ、第二リンケージ150には第二リンク157及び第二ロッカーリンク158が含まれる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に第一ロッカーリンク147及び第二ロッカーリンク157を介して(図1Jで以下に説明されるように)接続されている。
【0105】
第一リンク147は、第一アーム110Bに対して回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第一リンク147は、第一アーム110の第一端部147aにおいて第二端部110bに第三ピボット接続部163を使用して、回転可能に接続されていることがある。第一リンク147及び第一アーム110は、例えば第三軸163aを中心にして回転することがある。
【0106】
第一ロッカーリンク148は、第一リンク147に回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第一ロッカーリンク148は、第一リンク147の第一接続点148aにおいて第二端部147bに第十三ピボット接続部1613を使用して回転可能に接続されていることがある。第一ロッカーリンク148及び第一リンク147は、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行である第十三ピボット接続部1613aを中心にして回転することがある。
【0107】
第一ロッカーリンク148は、運動抑制帯130に対して回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、例えば第十四ピボット接続部1614を使用して、運動抑制帯130の第一ロッカーリンク148は、第二接続点148bにおいて運動抑制帯130の第一端部130aに回転可能に接続されている。第一ロッカーリンク148及び運動抑制帯130は、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行な第十四軸1614aを中心にして回転する。
【0108】
いくつかの実施形態では、第一ロッカーリンク148が第三接続点148Cにおいて、例えば第十五ピボット接続部1615を使用して、サブフレーム105に回転可能に接続されている。第一ロッカーリンク148は、第一軸161aに対して平行又は実質的に平行であり得る第十五ピボット接続部1615を中心にしてサブフレーム105に関して回転することがある。
【0109】
いくつかの実施形態では、148a、148b、148cのそれぞれの接続点がその角部の1つにある際、第一ロッカーリンク148は多角形(例:実質的には三角形状)である。
【0110】
第二リンク157は、第二アーム120に回転可能に接続されている。いくつかの実施形態では、第二リンク157は第二アーム120の第一端部157aにおいて第二端部120bに例えば第五ピボット接続部165を使用して回転可能に接続されている。第二リンク157及び第二アーム120は、例えば第五軸165aを中心にして回転することがある。
【0111】
第二ロッカーリンク158は第二リンク157に対して回転することがある。いくつかの実施形態では、第二リンク157の第二ロッカーリンク158は第一接続点158aにおいて第二端部157bに対して例えば第六ピボット接続部1616を使用して回転可能に接続されていることがある。第二ロッカーリンク158及び第二リンク157は、第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な第十六軸1616aを中心にして回転することがある。
【0112】
第二ロッカーリンク158は運動抑制帯130に対して、回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第二ロッカーリンク158は運動抑制帯130の第二接続点158bにおいて第二端部130bに、例えば第十七ピボット接続部1617を使用して、回転可能に接続されている。第二ロッカーリンク158及び運動抑制帯130は、第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な第十七ピボット接続部1617aを中心にして回転することがある。
【0113】
いくつかの実施形態では、第二ロッカーリンク158は第三接続点158cにおいてサブフレーム105で、例えば第十八ピボット接続部1618を使用して回転可能に接続されている。第二ロッカーリンク158は、第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な第十八ピボット接続部1618aを中心にしてサブフレーム105に関して回転することがある。
【0114】
いくつかの実施形態では、158a、158b、158cのそれぞれの接続点がそのかどにある際、第二ロッカーリンク158は多角形(例:実質的に三角形状)である。
【0115】
第一ロッカーリンク148及び第二ロッカーリンク158は、サブフレーム105に対する第一アーム110及び第二アーム120の少なくとも一方の移動を引き起こすよう、第一アーム110及び第二アーム120の少なくとも一方の移動に伴い運動抑制帯130が移動されるように形作られる及び配置されることがある。
【0116】
第一ロッカーリンク148及び第二ロッカーリンク158は、第一ロッカーリンク148及び第二ロッカーリンク158の少なくともどちらかを介して運動抑制帯130と第一アーム110及び第二アームの少なくとも一方との間で荷重を伝達するように形作られることがある。
【0117】
運動抑制帯130がサブフレーム105に(例:第一リンケージ140及び第二リンケージ150それぞれの第一ロッカーリンク148及び第二ロッカーリンク158を通して)結合されているいくつかの実施形態では、両面統合スプリング及びダンパー運動抑制帯は例えば角度に自由が利く。
【0118】
図1Jのいくつかの実施形態では、第一軸161aは第二軸162aと一致する。第一アーム110の第一端部110a及び第二アーム120の第二端部120bはサブフレーム105に同一のピボット接続部(例:第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162)を使用して、回転可能に接続されていることがあるということが例として挙げられる。
【0119】
次は、本発明のいくつかの実施形態による、サスペンションシステム100にはドライブトレインユニット190が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1Kを参照する。
【0120】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム100にはドライブトレインユニット190が含まれる。ドライブトレインユニット190は、モーター191及びトランスミッション組立体196を含むことがある。モーター191は例えばサブフレーム105に接続されていることがある。モーター191をサブフレーム190につなぐことで、モーター191をばね上質量にすることができる。モーター191は、第一コネクタ112及び第二コネクタ122にトランスミッション組立体196を介して結合されていることがある。トランスミッション組立体196は、モーター191の回転を少なくとも第一コネクタ112及び第二コネクタ122の一方が第一コネクタ112及び第二コネクタ122それぞれを回転させるように動きを伝達し、少なくとも第一コネクタ112及び第二コネクタ122のそれぞれに接続された第一ホイール92及び第二ホイール94の一方を動かす。モーター191は例えば電動機であってもよい。
【0121】
いくつかの実施形態では、第一軸161aは第二軸162aに結合されている。第一アーム110及び第二アーム120は第一端部110a及び120aでそれぞれ、サブフレーム105にピボット接続部1620を使用して回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。旋回軸1620が、上記図1A、1B、1C、1D、1I及び
1I記載の第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162であることがある。モーター191は、ピボット接続部1620に結合されていることがあり、ピボット接続部1620を回転することがある。
【0122】
いくつかの実施形態では、トランスミッション組立体196には第一トランスミッションユニット196a及び第二トランスミッションユニット196bが含まれることがある。第一トランスミッションユニット196は、例えばサスペンションシステム100の第一アーム110内に搭載されていることがある。第二トランスミッションユニット196bは、例えばサスペンションシステム100の第二アーム120内に搭載されていることがある。様々な実施形態で、第一トランスミッションユニット196及び又は第二トランスミッションユニット196bにはトランスミッションギアが含まれる。様々な実施形態で、第一トランスミッションユニット196及び又は第二トランスミッションユニット196bにはトランスミッションベルトが含まれる。様々な実施形態で、第一トランスミッションユニット196及び/又は第二トランスミッションユニット196bにはトランスミッションチェーンが含まれる。
【0123】
モーター291はピボット接続部1620及び第一トランスミッションユニット196を回転することがあり、第二トランスミッションユニット196bは回転を第一コネクタ112及び第二コネクタ122にそれぞれ伝達することがある。
【0124】
いくつかの実施形態では、直接それぞれのコネクタを回転させるためにモーター191は第一コネクタ112及び第二コネクタ122のいずれかに軸方向に結合されている。このようにして、トランスミッション組立体196でのニーズはなくなることがある。
【0125】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム100にはコントローラー198が含まれる。コントローラー198は、トランスミッション組立体196の起動及び/又は停止を制御する性能があることがある。様々な実施形態で、トランスミッション組立体196の起動及び/又は停止はモーター191の回転速度を制御することで実行できる。トランスミッション組立体196の起動及び/又は停止は、例えば車両のステアリングを向上することがある。トランスミッション組立体196の起動及び/又は停止は、例えば車両のコーナリングを車両のリアホイール間の合理的な速度により実現することができる。いくつかの実施形態では、例えばトランスミッション組立体196に第一トランスミッションユニット196a及び第二トランスミッションユニット196bが含まれる際、サスペンションシステム100には第一トランスミッションユニット196A及び第二トランスミッションユニット196Bをデカップリングするデカップリングデバイスが含まれる。トランスミッション組立体196の第一トランスミッションユニット196a及び第二トランスミッションユニット196bのデカップリングにより、例えば第一トランスミッションユニット196a及び第二トランスミッションユニット196bをそれぞれ制御することを可能にすることがある。
【0126】
ピボット接続部160には、少なくとも一つの軸で旋回することがある接続部が含まれることがある。ピボット接続部160にはベアリング、ブッシング、ヒンジ、ジョイントなどが含まれることがあることが例としてあげられる。ピボット接続部160は、第一軸161a及び第二軸162aに対して平行又は実質的に平行である軸を中心にしてサスペンションシステム100の部品を回転させることがある。そのような部品には、少なくとも第一アーム110、第二アーム120、運動抑制帯130、第一リンケージ140の部品及び第二リンケージ150の部品が1つ含まれることがある。ピボット接続部160は、サブフレーム105の垂直基準面103に対して平行(又は実質的に平行)である1つ以上の面のサスペンションシステム100の部品を回転させることがある。垂直基準面103は第一軸161a及び第二軸162aに対して、垂直又は実質的に垂直であることが
ある。垂直基準面103は、デュアルアクスルホイール組立体90の第一ホイール92及び第二ホイール94で第一コネクタ112及び第二コネクタ122にそれぞれ接続されている際に回転する面に対して平行である又は実質的に平行であることがある。
【0127】
本発明のいくつかの実施形態による、サスペンションシステム100に1つ以上の回転運動抑制帯138が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム100の概略図である図1L及び1Mを参照する。
【0128】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム100には1つ以上の回転運動抑制帯138が含まれる。回転運動抑制帯138には少なくとも複数のピボット接続部160があることが例としてあげられる。回転運動抑制帯138にはそれぞれ、例えばねじりバネ及び回転ダンパーが含まれることがある。
【0129】
図1Lで示される実施形態では、第一回転運動抑制帯138a及び第二回転運動抑制帯138bがそれぞれサブフレーム105の第一アーム110及び第二アーム120の第一ピボット接続部161及び第二ピボット接続部162に配設される。第一回転運動抑制帯138a及び第二回転運動抑制帯138bは、第一アーム110及び第二アーム120の回転をそれぞれサブフレーム105に対して、抑えることがある。
【0130】
図1Mで示される実施形態では、第一アーム110には第一アームリンク114及び第二アームリンク116が含まれ、第二アーム120には第一の第二アームリンク124及び第二の第二アームリンク126が含まれる。
【0131】
第一の第一アームリンク114には、例えば第一ホイール表面112At、第一端部114Aが含まれる。第一の第一アームリンク114は、第二の第一アームリンク116の第二端部114bにおいて第二端部116bに回転可能に接続されていることがある。
【0132】
第二の第一アームリンク116は、その第一端部116aにおいてサブフレーム105で、例えば第一ピボット接続部161を使用して旋回可能に接続されていることがある。第一の第二アームリンク124には、例えばホイール表面122、第一端部124Aが含まれることがある。第一の第二アームリンク124は、第二の第二アームリンク126の第二端部124bにおいて第二端部126bに回転可能に接続されていることがある。第二の第二アームリンク126は、例えば第二ピボット接続部162を使用して第一端部126aにおいてサブフレーム80に旋回可能に接続されていることがある。
【0133】
図1Mで示される実施形態では、第三運動抑制帯138C及び第四運動抑制帯138Dは、第一アーム110の第一の第一アームリンク114の回転を第二の第一アームリンク116の間、第二アーム120の第一の第二アームリンク124及び第二の第二アームリンク126の間の第三ピボット接続部163及び第五ピボット接続部165にそれぞれ配設されることがある。第三運動抑制帯138c及び第四運動抑制帯138dは、第一の第一アームリンク114の回転を第二の第一アームリンク116に対して制御することがあり、第一の第二アームリンク124の回転を第二の第二アームリンク126に対してそれぞれ制御することがある。
【0134】
図1Mで示される実施形態では、第一アーム110には第三の第一アームリンク118が含まれ、第二アーム120には第三の第二アームリンク128が含まれる。第三の第一アームリンク118は、第一端部において、例えば第一の第一アームリンク114、第二端部においてサブフレーム105で回転可能に接続されていることがある。第三の第二アームリンク128は、第一端部において、例えば第一の第二アームリンク124、第二端部においてサブフレーム105で回転可能に接続されていることがある。第三の第一アー
ムリンク118及び/又は第三の第二アームリンク128を加える利点は、アーム114及び/又は124の動きをさらに制御することがあることである。
【0135】
次に、本発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム200の三次元図表である図2Aを参照する。
【0136】
次に、本発明のいくつかの実施形態によるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム200の三次元図表である図2Bを参照する。
【0137】
図2Aは、サスペンションシステム200の透視図である。図2Bは、サスペンションシステム200で組み立てられる車両の方向に対するサスペンションシステム200の側面図である。
【0138】
いくつかの実施形態において、サスペンションシステム200にはサブフレーム205、第一アーム210、第一コネクタ212、第二アーム220、第二コネクタ222、運動抑制帯230、第一リンケージ240及び第二リンケージ250が含まれる。
【0139】
第一アーム210及び第二アーム220は、サブフレーム205に接続されており、軸2620Aでサブフレーム205に対して回転可能である。
【0140】
第一コネクタ212は、第一アーム210に接続されており、デュアルアクスルホイール組立体の第一ホイールが第一コネクタ212に接続されている際、回転する第一コネクタ軸212aがある。第一コネクタ212、軸2620aに対して平行又は実質的に平行であることがある。第一コネクタ212には、例えばホイールナックル、ホイールアップライト、ホイールハブ、ホイールベアリングなどが含まれることがある。
【0141】
第二コネクタ222は、第二アーム220に接続されており、デュアルアクスルホイール組立体の第二ホイールが第二コネクタ222に接続されている際、回転する第二コネクタ軸222Aがある。第二コネクタ222は、軸2620aに対して平行又は実質的に平行であることがある。第二コネクタ222には、例えばホイールナックル、ホイールアップライト、ホイールハブ、ホイールベアリングなどが含まれることがある。
【0142】
運動抑制帯230は、第一リンケージ240及び第二リンケージ250をそれぞれ使用して、第一アーム210及び第二アーム220に回転可能に接続されていることがある。
【0143】
第一リンケージ240には、第一リンク247及び第一ロッカーリンク248が含まれることがある。第二リンケージ250には、第二リンク257及び第二ロッカーリンク258が含まれることがある。第一リンケージ240及び第二リンケージ250は、上記図1Jで説明された第一リンケージ140及び第二リンケージ150に類似していることがあることが例としてあげられる。
【0144】
ピボット接続部260には、少なくとも一つの軸で旋回する接続部が含まれることがある。ピボット接続部160にはベアリング、ブッシング、ヒンジ、ジョイントなどが含まれることがあることが例としてあげられる。ピボット接続部260は、軸2620Aに対して平行又は実質的に平行な軸でサスペンションシステム100の部品の回転を制御する。そのような部品には、第一アーム210、第二アーム220、運動抑制帯230、第一リンケージ240の部品及び第二リンケージ250の部本の少なくとも1つが含まれることがある。ピボット接続部260は、第一コネクタ212及び第二コネクタ222にそれぞれ接続されているときに回転するデュアルアクスルホイール組立体の第一ホイール及び第二ホイールの面に対して平行(又は実質的に平行)である一面以上でサスペンションシ
ステム200の部品を回転させることがある。
【0145】
次に、本発明のいくつかの実施形態による、サスペンションシステム200で組み立てられたデュアルアクスルホイール組立体200及びデュアルアクスルホイール組立体90の様々な図を提示する図2C、2D及び2Eを参照する。
【0146】
図2Cは、サスペンションシステム200及びサスペンションシステム200で組み立てられたデュアルホイール組立体90の透視図である。デュアルアクスルホイール組立体90には、第一ホイール92及び第二ホイール94が含まれる。図2D及び2Eは、サスペンションシステム200で組み立てられたデュアルアクスルホイール組立体90の(例:図2Cで示される)全面図である。図2Eは、わかりやすくするための第一ホイール92の外縁である。図2D及び2Eで示される前面の概略図は、サスペンションシステム200で組み立てられた車両の向きに対して提示されている。
【0147】
いくつかの実施形態では、デュアルアクスルホイール組立体90がサスペンションシステム200で(例:図2C、2D及び2Eの通り)組み立てられている場合、サスペンションシステム200の少なくとも一つの部品がデュアルアクスルホイール組立体90のホイール92及び94内に収納可能である。いくつかの実施形態では、サスペンションシステム200の幅W1はホイール92及び94の幅W2(例:W1及びW2は図2Eで示される)の5倍以下(例:4倍以下又は倍以下)である。
【0148】
次に、本発明のいくつかの実施形態によるとサスペンションシステム200にはパワートレインユニット290が含まれるデュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステム200の三次元図表である図2Fを参照する。
【0149】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム200にはパワートレイン290が含まれる。パワートレイン290にはモーター291及びトランスミッション組立体が含まれる。トランスミッション組立体は図2Fに表記されていないが、上記図1Kに関して表記されるトランスミッション組立体196に類似していることがある。
【0150】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム100にはモーター191及びトランスミッション組立体196が含まれる。モーター291は、例えばサブフレーム205に接続されていることがある。モーター291は、トランスミッション組立体を使用して、第一コネクタ210及び第二コネクタ2120に結合されていることがある。トランスミッション組立体は、第一コネクタ212及び第二コネクタ222のそれぞれを回転させ、第一コネクタ112及び第二コネクタ122にそれぞれ接続された第一コネクタ212及び第二コネクタ222のそれぞれを動かすために、モーター291の回転を第一コネクタ212及び第二コネクタ222のいずれかに伝達することがある。モーター291は例えば、電動機であることがある。
【0151】
モーター291は、ピボット接続部2620に結合されていることがあり、ピボット接続部2620を回転させることがある。いくつかの実施形態では、トランスミッション組立体には、第一アーム210内に搭載された第一トランスミッションユニット及び第二アーム220内に搭載された第二トランスミッションユニットが含まれる。モーター291は、ピボット接続部2620を回転させることがあり、第一トランスミッションユニット第二トランスミッションユニットは回転を第一コネクタ212及び第二コネクタ222にそれぞれ伝達することがある。
【0152】
次に、本発明のいくつかの実施形態による車両300の三次元図表の図3を参照する。
車両300には、車両300のそれぞれの縦側302の基準フレーム310及び2つ以
上のデュアルアクスルホイール組立体320、少なくとも一つのデュアルアクスルホイール組立体320が含まれることがある。
【0153】
車両300には、2つ以上のサスペンションシステム330、デュアルアクスルホイール組立体3201つずつが含まれることがある。車両330には、上記サスペンションシステム100の図1A、1B、1C、1D、1F、1G、1H、1I、1I及び1K又はサスペンションシステム200の図2A、2B、2C、2D、2E及び2Fの図に類似していることがある。
【0154】
いくつかの実施形態によると、サスペンションシステム(例:サスペンションシステム100、200又は330)には制御システムが含まれる。いくつかの実施形態では、制御システムは1つ以上のセンサからデータを受け取る。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサはロード状況を測定するためにある。いくつかの実施形態では1つ以上のセンサがサスペンションシステムの荷重を測定するためにある。いくつかの実施形態では1つ以上のセンサがデュアルホイール組立体のホイールの電力化を測定するためにある。いくつかの実施形態では、制御システムには1つ以上のプロセッサが含まれる。いくつかの実施形態では、1つ以上のプロセッサは人工知能(AI)アルゴリズム及び/又は機械学習をサスペンションシステムの状態に関連するパラメータを判断するために使用することがある。いくつかの実施形態では、1つ以上のパラメータにはメンテナンス情報が含まれる。いくつかの実施形態では、制御システムは予測情報を出力する。
【0155】
いくつかの実施形態によると、サスペンションシステム(例:サスペンションシステム100、200又は330)は、車両に取り外し可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、サスペンションシステムは複数ファスナーにより車両に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、サスペンションシステムは複数ボルトにより車両に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、サスペンションシステムは複数ボルトを緩めることで車両から取り外し可能であることがある。いくつかの実施形態では、サスペンションシステムはサスペンションシステムのサブフレームを車両のフレームに取り付けることによって車両に取り付けられていることがある。
【0156】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム(例:サスペンションシステム100、200又は330)は、1つ以上の電気コネクタを使用して車両の電気システムに電気を使用して取り付けられていることがある。いくつかの実施形態では、1つ以上のサスペンションシステムの電気システムはワイヤレス接続部を用いて車両の電気システムに取り付けられていることがある。
【0157】
上記説明では、実施形態は本発明の実施例又は実施態様である。「一実施形態」、「一実施形態」、「或る特定の実施形態」又は「いくつかの実施形態」の様々な表現は、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。本発明の様々な特徴が、単一の実施形態の文脈において説明できるが、これらの特徴を別々に又は他の適切な組み合わせで提供することもできる。反対に、本発明は明確にするために別々の実施形態の文脈において説明することもできるが、本発明は単一の実施形態でも実施することができる。本発明の特定の実施形態には、上記に開示された他の実施形態の特徴からの要素を組み込むができる。個別の実施形態の文脈における本発明の要素の開示は、個別の実施形態でのみの使用に制限するものであると捉えられてはならない。さらに、本発明は様々な方法で実施及び使用されることができ、本発明は上記で説明されたもの以外の或る特定の実施形態でも実施可能であることを理解されたい。
【0158】
本発明は、図表又はそれに対応する説明だけに限定されない。例えば、流れは各例示されたボックス又は状態を通じて動く必要はない、あるいは図示されたあるいは記載された
順番と全く同じであったりする必要はない。本明細書に使用される技術用語や科学用語の意味は、特段の定義がない限り、発明の帰属する技術分野の当業者に一般的に理解されるものとする。本発明は限られた数の実施形態に関して説明をしてきたが、これを発明の範囲の限界として捉えるのではなく、むしろ一部の好適な実施形態での適例として捉えられたい。他の可能性のある改変、修正、適用もまた本発明の範囲内である。よって、本発明の範囲は、本文でこれまでに説明してきたことに限定されないが、添付特許請求の範囲及びそれらの法的同等物によって限定される。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図1G
図1H
図1I
図1J
図1K
図1L
図1M
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図3
【手続補正書】
【提出日】2021-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
デュアルアクスルホイール組立体のサスペンションシステムであって、前記サスペンションシステムが、
サブフレームと、
前記サブフレームに接続され、第一軸で前記サブフレームに対して回転する第一アームと、
前記第一アームに接続されかつ第一コネクタ軸を有する第一コネクタであって、該第一コネクタに接続されているときに第一のホイールが該第一コネクタ軸を中心に回転し、該第一コネクタ軸が該第一軸に対して実質的に平行である、第一コネクタと、
前記サブフレームに接続され、前記第一軸に対して実質的に平行な第二軸を中心にして前記サブフレームに対して回転可能な第二アームと、
前記第二アームに接続され、かつ第二コネクタ軸を有する第二コネクタであって、該第二コネクタに接続されているときに第二のホイールが該第二コネクタ軸を中心に回転し、該第二コネクタ軸が該第二軸に対して実質的に平行である、第二コネクタと、を備えるサスペンションシステム。
【請求項2】
前記第一軸及び第二軸が、前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である軸に対して垂直でありかつ、その軸に沿って位置決めされた、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項3】
前記第一軸が、前記第二軸と一致する、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項4】
前記第一アームに接続される運動抑制帯を備える、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項5】
前記運動抑制帯は、前記第一アームの変位および相対速度の少なくとも一方を防ぐ、請求項4に記載のサスペンションシステム。
【請求項6】
前記第二アームに接続される運動抑制帯を備える、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項7】
前記運動抑制帯は、前記第二アームの変位および相対速度の少なくとも一方を防ぐ、請求項6に記載のサスペンションシステム。
【請求項8】
前記第一アームと前記第二アームを相互接続する運動抑制帯を備える、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項9】
前記運動抑制帯は前記第一アームに適用された荷重を前記第二アームに伝達し、前記第二アームに適用された荷重を前記第一アームに伝達する、請求項8に記載のサスペンションシステム。
【請求項10】
前記運動抑制帯が、実質的に前記第一軸及び前記第二軸に対して垂直であり、かつ前記サブフレームの縦軸に対して実質的に平行である、請求項4~9のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項11】
前記運動抑制帯が、前記サブフレームに対して実質的に平行である、請求項4~9のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項12】
前記運動抑制帯が前記サブフレームに接続されている、請求項4~9のいずれか1項に記載サスペンションシステム。
【請求項13】
前記運動抑制帯は前記第一軸および前記第二軸に対して実質的に平行な軸で前記サブスレームに対して回転可能である、請求項12に記載のサスペンションシステム。
【請求項14】
ドライブトレインユニットを更に備え、該ドライブトレインユニットがモーターを備える、請求項1に記載のサスペンションシステム。
【請求項15】
前記モーターが、前記第一アーム及び前記第二アームの一方に接続されている、請求項14に記載のサスペンションシステム。
【請求項16】
前記モーターが、前記サブフレームに接続されている、請求項14に記載のサスペンションシステム。
【請求項17】
前記ドライブトレインユニットが、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタの少なくとも一方に伝達するトランスミッション組立体を備える、請求項14~16のいずれか一項に記載のサスペンションシステム。
【請求項18】
前記トランスミッション組立体が、前記モーターによって発生された回転を前記第一コネクタに伝達する前記第一アームに搭載された第一トランスミッションユニットと、
前記モーターによって発生された回転を前記第二コネクタに伝達するために第二アームに搭載された第二トランスミッションユニットと、を備える、請求項17に記載のサスペンションシステム。
【請求項19】
前記第一軸が前記第二軸と一致する、
前記第一アーム及び前記第二アームが、前記第一軸に沿った同一のピボット接続部を使用して回転可能に前記サブフレームに接続されている、
前記モーターが、ピボット接続部を回転するためにピボット接続部に接続されている、
前記第一トランスミッションユニット及び前記第二トランスミッションユニットが、その回転を前記第一コネクタ及び前記第二コネクタにそれぞれに伝達するピボット接続部に接続されている、請求項18に記載のサスペンションシステム。
【請求項20】
前記ドライブトレインユニットが、前記モーターを制御するコントローラーを備える、請求項14に記載のサスペンションシステム。
【請求項21】
請求項1に記載のサスペンションシステムを備えるデュアルアクスルホイール組立体。
【請求項22】
前記基準フレームと、
それぞれが請求項1に記載の少なくとも2つサスペンションシステムテムと、を備える車両。
【請求項23】
前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、互いに対して前記基準フレームの相対する側方にある、請求項22に記載の車両。
【請求項24】
前記少なくとも2つのサスペンションシステムが、前記基準フレームの後方部分にある、請求項22~24のいずれか一項に記載の車両。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】
第二運動抑制帯リンク180は回転可能に運動抑制帯130及びサブフレーム105に接続されていることがある。第二運動抑制帯リンケージ180は運動抑制帯130の第一端部180aにおいて第二端部130bに例えば第六ピボット接続部166を使用して回転可能に接続されていること、第二端部180bにおいてサブフレーム105に例えば第八ピボット接続部168を使用して回転可能に接続されていることがあることが例としてあげられる。第二運動抑制帯リンケージ180は、運動抑制帯130に対して例えば第六軸166aを中心にして回転可能であることがあり、サブフレーム105に対して例えば第二軸162aに対して平行又は実質的に平行な第八軸168aを中心にして回転可能であることがある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
図1Gでは、(例:道路70のバンプにより)第一コネクタ112は道路70に対して実質的に垂直である方向に移動したことによる、図1A(例:「αWCP’」)で示されるコネクタ面の方向に対するコネクタ面の角度が傾いた例が示されている。傾いたコネクタ面は図1GでWCP’として示されており、WCP及びWCP’ともに図1でわかりやすくするために示されている。図1で例示されているように、サブフレーム105の水平基準面(例:HRP)は変化しない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0085】
サスペンションシステム100は、(例:図1Hに示される)サブフレーム105の水平基準面のαHRP角度の傾きはホイールコネクタ軸のαWCP’の角度が小さくなることがある道路70に対して実質的に垂直方向にコネクタ110及び120が移動するのに反応して、サブフレーム105の角度をある程度制限することがある。サスペンションシステム100は、αHRPがαWCP’よりも少なくとも50%(例:少なくとも70%又は90%)小さくなる道路70に対して実質的に垂直方向にコネクタ110及び120が移動するのに反応して、サブフレーム105の角度を制限することが例としてあげられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0089
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0089】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140には2つ以上の第一リンケージリンクが含まれ、第二リンケージ10には2つ以上の第二リンケージリンクが含まれる。第一リンケージ140には、第一の第一リンケージリンク142及び第二の第一リンケージリンク144が含まれることがあり、第二リンケージ150には第一の第二リンケージリンク152及び第二の第二リンケージリンク154が含まれることがあることが例としてあげられる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0094】
第二の第二リンケージリンク154は、運動抑制帯130に対して回転可能に接続されている。いくつかの実施形態では、例えば第六ピボット接続部16を使用して、第二の第二リンケージリンク154は第一端部154aにおいて運動抑制帯130の第二端部130bに対して回転可能に接続されている。第二の第二リンケージリンク154及び運動抑制帯130は、第六軸166aを中心にして回転することがある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
第二の第二リンケージリンク154は、第二端部154bにおいて第一の第二リンケージリンク152に対して回転可能に接続されている。いくつかの実施形態では、第二の第二リンケージリンク154は第二端部154bにおいて第一の第二リンケージリンク152に回転可能に接続され、例えば第十ピボット接続部1610を使用して、第二端部1に回転可能に接続されている。第二の第二リンケージリンク154及び第一の第二リンケージリンク152は、第十軸1610aを中心にして互いに回転することがある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0102
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0102】
いくつかの実施形態では、図1Iで示されるように、第一軸161aは第二軸162aと一致する。第一アーム110の第一端部110a及び第二アーム120の第端部120はサブフレーム105に同一のピボット接続部(例:第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162)を使用して、回転可能に接続されていることがあるということが例として挙げられる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0104】
いくつかの実施形態では、第一リンケージ140には第一リンク147及び第一ロッカーリンク148が含まれ、第二リンケージ150には第二リンク157及び第二ロッカーリンク158が含まれる。いくつかの実施形態では、運動抑制帯130はサブフレーム105に第一ロッカーリンク14及び第二ロッカーリンク15を介して(図1Jで以下に説明されるように)接続されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
第一リンク147は、第一アーム110に対して回転可能に接続されていることがある。いくつかの実施形態では、第一リンク147は、第一アーム110の第一端部147aにおいて第二端部110bに第三ピボット接続部163を使用して、回転可能に接続されていることがある。第一リンク147及び第一アーム110は、例えば第三軸163aを中心にして回転することがある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
図1Jのいくつかの実施形態では、第一軸161aは第二軸162aと一致する。第一アーム110の第一端部110a及び第二アーム120の第端部120はサブフレーム105に同一のピボット接続部(例:第一ピボット接続部161又は第二ピボット接続部162)を使用して、回転可能に接続されていることがあるということが例として挙げられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
モーター91はピボット接続部1620及び第一トランスミッションユニット196を回転することがあり、第二トランスミッションユニット196bは回転を第一コネクタ112及び第二コネクタ122にそれぞれ伝達することがある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
第二の第一アームリンク116は、その第一端部116aにおいてサブフレーム105で、例えば第一ピボット接続部161を使用して旋回可能に接続されていることがある。第一の第二アームリンク124には、例えばホイール表面122、第一端部124Aが含まれることがある。第一の第二アームリンク124は、第二の第二アームリンク126の第二端部124bにおいて第二端部126bに回転可能に接続されていることがある。第二の第二アームリンク126は、例えば第二ピボット接続部162を使用して第一端部126aにおいてサブフレーム105に旋回可能に接続されていることがある。
あることが例としてあげられる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
ピボット接続部260には、少なくとも一つの軸で旋回する接続部が含まれることがある。ピボット接続部60にはベアリング、ブッシング、ヒンジ、ジョイントなどが含まれることがあることが例としてあげられる。ピボット接続部260は、軸2620Aに対して平行又は実質的に平行な軸でサスペンションシステム100の部品の回転を制御する。そのような部品には、第一アーム210、第二アーム220、運動抑制帯230、第一リンケージ240の部品及び第二リンケージ250の部本の少なくとも1つが含まれることがある。ピボット接続部260は、第一コネクタ212及び第二コネクタ222にそれぞれ接続されているときに回転するデュアルアクスルホイール組立体の第一ホイール及び第二ホイールの面に対して平行(又は実質的に平行)である一面以上でサスペンションシステム200の部品を回転させることがある。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0150
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0150】
いくつかの実施形態では、サスペンションシステム00にはモーター91及びトランスミッション組立体が含まれる。モーター291は、例えばサブフレーム205に接続されていることがある。モーター291は、トランスミッション組立体を使用して、第一コネクタ210及び第二コネクタ220に結合されていることがある。トランスミッション組立体は、第一コネクタ212及び第二コネクタ222のそれぞれを回転させ、第一コネクタ12及び第二コネクタ22にそれぞれ接続された第一コネクタ212及び第二コネクタ222のそれぞれを動かすために、モーター291の回転を第一コネクタ212及び第二コネクタ222のいずれかに伝達することがある。モーター291は例えば、電動機であることがある。
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1J
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1J
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1M
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1M
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2F
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2F
【外国語明細書】