(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022032009
(43)【公開日】2022-02-24
(54)【発明の名称】情報処理装置、表示要素の表示方法および管理サーバ
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20220216BHJP
H04N 21/488 20110101ALI20220216BHJP
H04N 21/254 20110101ALI20220216BHJP
【FI】
G06F13/00 540R
H04N21/488
H04N21/254
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020125327
(22)【出願日】2020-07-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-28
(71)【出願人】
【識別番号】310021766
【氏名又は名称】株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(74)【代理人】
【識別番号】100109047
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 雄祐
(74)【代理人】
【識別番号】100109081
【弁理士】
【氏名又は名称】三木 友由
(74)【代理人】
【識別番号】100134256
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 武司
(72)【発明者】
【氏名】松永 圭史
(72)【発明者】
【氏名】高瀬 昌毅
(72)【発明者】
【氏名】藤原 雅宏
【テーマコード(参考)】
5B084
5C164
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA12
5B084AB07
5B084AB31
5B084BA03
5B084BB14
5B084BB15
5B084CA04
5B084CB15
5B084CB23
5B084CC07
5B084CC18
5B084CC19
5B084CD07
5B084DB01
5B084DC02
5B084DC03
5B084DC04
5B084DC06
5C164MA06S
5C164SA51S
5C164SC31P
5C164SD12S
5C164UA51S
5C164UD11P
(57)【要約】
【課題】ユーザが配信サーバにアップロードしたコンテンツ画像の配信実績を簡易に確認できる仕組みを実現する。
【解決手段】共有処理部150は、画像記録装置2aに記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする。表示処理部160は、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示する。共有処理部150は、アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得する。表示処理部160は、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信サーバに接続する情報処理装置であって、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする共有処理部と、
アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示する表示処理部と、を備え、
前記共有処理部は、アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得し、
前記表示処理部は、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示処理部は、表示要素として、前記コンテンツ画像のサムネイル画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、管理サーバに接続し、
前記共有処理部は、アップロードしたコンテンツ画像に割り当てられたアップロードIDを配信サーバから取得すると、前記記録装置において当該コンテンツ画像に設定されている画像IDとアップロードIDの組み合わせを管理サーバに送信し、管理サーバから、画像IDとアップロードIDの組み合わせに対して割り当てられたメタデータIDを取得する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記共有処理部は、画像IDとメタデータIDとを紐付けて前記記録装置に記録する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、前記記録装置におけるコンテンツ画像の画像IDに紐付けられたメタデータIDを取得し、
前記共有処理部はメタデータIDを含む配信実績データの取得要求を管理サーバに送信し、管理サーバから、配信実績データを取得し、
前記表示処理部は、配信実績データから生成した配信実績に関する情報を、前記コンテンツ画像を示す表示要素に関連付けて表示する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記表示処理部は、コンテンツ画像に含まれるイベントに関する情報を、前記コンテンツ画像を示す表示要素に関連付けて表示する、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンテンツ画像を示す表示要素を表示する方法であって、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードするステップと、
アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得するステップと、
アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示するステップと、
前記表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示するステップと、
を含む表示要素の表示方法。
【請求項8】
コンピュータに、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする機能と、
アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得する機能と、
アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示する機能と、
前記表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項9】
ユーザが操作する情報処理装置と、情報処理装置からアップロードされたコンテンツ画像を配信する配信サーバとに接続する管理サーバであって、
情報処理装置から、情報処理装置において当該コンテンツ画像に設定されている画像IDと、配信サーバにおいてアップロードされた当該コンテンツ画像に割り当てられたアップロードIDの組み合わせを取得するID取得部と、
画像IDとアップロードIDの組み合わせに対してメタデータIDを割り当てるID割当部と、
メタデータIDを情報処理装置に送信するID送信部と、
情報処理装置から、メタデータIDを含む配信実績データの取得要求を受け付ける要求受付部と、
取得要求に含まれるメタデータIDからアップロードIDを取得して、アップロードIDを含む配信実績データの取得要求を配信サーバに送信する要求送信部と、
配信サーバから、配信実績データを取得するデータ取得部と、
画像IDおよび配信実績データを情報処理装置に送信するデータ送信部と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザが作成またはキャプチャしたコンテンツ画像を共有するサービスが普及している。特許文献1は、ユーザにより投稿された動画データや、編集サーバにより編集された動画データを配信する配信サーバを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、キャプチャしたゲーム動画を配信サーバにアップロードすることで、自身がプレイしたゲーム動画を配信できる。ゲーム動画が多くの視聴ユーザに配信され、また多くの視聴ユーザから好評価を受けると、ゲームプレイおよび動画配信に対するモチベーションを高められる。そのためユーザが、アップロードしたゲーム動画の配信実績に簡易にアクセスできる仕組みを実現することが望まれている。
【0005】
そこで本発明は、ユーザが配信サーバにアップロードしたコンテンツ画像の配信実績を簡易に確認できる仕組みを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、配信サーバに接続する情報処理装置であって、記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする共有処理部と、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示する表示処理部とを備える。共有処理部は、アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得し、表示処理部は、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する。
【0007】
本発明の別の態様は、表示要素の表示方法である。この方法は、コンテンツ画像を示す表示要素を表示する方法であって、記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードするステップと、アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得するステップと、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素を表示するステップと、表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示するステップとを含む。
【0008】
本発明のさらに別の態様は、管理サーバである。この管理サーバは、ユーザが操作する情報処理装置と、情報処理装置からアップロードされたコンテンツ画像を配信する配信サーバとに接続する管理サーバであって、情報処理装置から、情報処理装置において当該コンテンツ画像に設定されている画像IDと、配信サーバにおいてアップロードされた当該コンテンツ画像に割り当てられたアップロードIDの組み合わせを取得するID取得部と、画像IDとアップロードIDの組み合わせに対してメタデータIDを割り当てるID割当部と、メタデータIDを情報処理装置に送信するID送信部と、情報処理装置から、メタデータIDを含む配信実績データの取得要求を受け付ける要求受付部と、取得要求に含まれるメタデータIDからアップロードIDを取得して、アップロードIDを含む配信実績データの取得要求を配信サーバに送信する要求送信部と、配信サーバから、配信実績データを取得するデータ取得部と、画像IDおよび配信実績データを情報処理装置に送信するデータ送信部と、を備える。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施例にかかる情報処理システムを示す図である。
【
図2】情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【
図3】情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【
図5】情報処理装置の機能ブロックを示す図である。
【
図6】ゲーム動画のアップロード処理のシーケンス図である。
【
図8】配信実績に関する情報を表示する処理のシーケンス図である。
【
図9】ゲーム動画の一覧表示画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施例の情報処理システムでは、ユーザが、ゲームプレイをキャプチャした動画(ゲーム動画)を記録装置に記録し、任意のタイミングでゲーム動画を配信サーバにアップロードすると、配信サーバが、不特定多数の視聴ユーザにゲーム動画を配信する。
【0012】
配信サーバは、ゲーム動画の配信数や、視聴ユーザからの評価数(たとえば「いいね」ボタンが押された回数)などの配信実績を管理し、動画共有サイトにおけるゲーム動画に関連付けて表示する。当該ゲーム動画をアップロードしたユーザは、配信サーバにアクセスすることで、これらの配信実績を確認できるが、たとえば複数の配信サーバにアップロードしている場合には、それぞれの配信サーバにアクセスする必要がある。
【0013】
そこで情報処理システムでは、情報処理装置が、ゲーム動画の配信実績データを外部サーバから取得して、ゲーム動画のサムネイル画像に配信実績に関する情報を関連付けて表示する。これにより配信主であるユーザは、配信サーバにアクセスしなくても、アップロードしたゲーム動画の配信実績を簡易に確認できる。なおユーザがアップロードする画像はゲーム動画に限らず、他の種類のコンテンツ画像であってもよい。またコンテンツ画像は動画であってよく、また静止画であってもよい。
【0014】
図1は、本発明の実施例にかかる情報処理システム1を示す。情報処理システム1は、ユーザ端末装置である情報処理装置10と、ユーザがアップロードしたコンテンツ画像を配信する配信サーバ12a、12b、12c(以下、特に区別しない場合には「配信サーバ12」と呼ぶ)と、管理サーバ14とを備える。情報処理システム1は、画像共有システムとして構成されてよい。
【0015】
アクセスポイント(以下、「AP」とよぶ)8は、無線アクセスポイントおよびルータの機能を有し、情報処理装置10は、無線または有線経由でAP8に接続して、ネットワーク3上の配信サーバ12、管理サーバ14と通信可能に接続する。
【0016】
情報処理装置10は、ユーザが操作する入力装置6と無線または有線で接続し、入力装置6はユーザが操作した情報を情報処理装置10に出力する。情報処理装置10は入力装置6から操作情報を受け付けるとシステムソフトウェアやゲームソフトウェアの処理に反映し、出力装置4から処理結果を出力させる。情報処理システム1において情報処理装置10はゲームを実行するゲーム装置(ゲームコンソール)であり、入力装置6はゲームコントローラなど情報処理装置10に対してユーザの操作情報を供給する機器であってよい。なお入力装置6は、キーボードやマウスなどの入力インタフェースであってもよい。
【0017】
補助記憶装置2は、HDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)などの大容量記録装置であり、内蔵型記録装置であってよく、またUSB(Universal Serial Bus)などによって情報処理装置10と接続する外部記録装置であってもよい。出力装置4は画像を出力するディスプレイおよび音声を出力するスピーカを有するテレビであってよい。出力装置4は、情報処理装置10に有線ケーブルで接続されてよく、また無線接続されてもよい。
【0018】
撮像装置であるカメラ7は出力装置4の近傍に設けられ、出力装置4周辺の空間を撮像する。
図1ではカメラ7が出力装置4の上部に取り付けられている例を示しているが、出力装置4の側部または下部に配置されてもよく、いずれにしても出力装置4の前方に位置するユーザを撮像できる位置に配置される。カメラ7はステレオカメラであってもよい。
【0019】
配信サーバ12は、情報処理装置10からアップロードされるコンテンツ画像を配信する画像共有サービスを提供する。配信サーバ12は、蓄積したコンテンツ画像を視聴ユーザからの要求に応じてオンデマンド配信する。
図1には3つの配信サーバ12a、12b、12cを示しているが、情報処理システム1において配信サーバ12の数は1つ以上であればよい。
【0020】
配信サーバ12は、配信対象であるコンテンツ画像ごとに、配信実績データを、メタデータとして管理する。配信実績データは、配信に関する様々な成績データや評価データを含み、たとえばトータルの配信数や、直近1週間の配信数、視聴ユーザからの評価数、視聴ユーザからのコメント等を含んでよい。配信サーバ12は、各コンテンツ画像の配信実績データを利用して、コンテンツ画像の人気ランキングを作成し、画像共有サイトの魅力を高める。
【0021】
管理サーバ14は、情報処理装置10からの要求に応じて、配信サーバ12から、コンテンツ画像の配信実績データを取得し、情報処理装置10に送信する。情報処理システム1において情報処理装置10は、配信サーバ12において生成される配信実績データを、管理サーバ14経由で取得する。管理サーバ14が、配信サーバ12と情報処理装置10の間における配信実績データの受け渡しを行うことで、たとえば配信サーバ12の仕様変更等に柔軟に対応できる画像共有システムを実現できる。
【0022】
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成を示す。情報処理装置10は、メイン電源ボタン20、電源ON用LED21、スタンバイ用LED22、システムコントローラ24、クロック26、デバイスコントローラ30、メディアドライブ32、USBモジュール34、フラッシュメモリ36、無線通信モジュール38、有線通信モジュール40、サブシステム50およびメインシステム60を有して構成される。
【0023】
メインシステム60は、メインCPU(Central Processing Unit)、主記憶装置であるメモリおよびメモリコントローラ、GPU(Graphics Processing Unit)などを備える。GPUはゲームプログラムの演算処理に主として利用される。メインCPUはシステムソフトウェアを起動し、システムソフトウェアが提供する環境下において、補助記憶装置2にインストールされたゲームプログラムを実行する機能をもつ。サブシステム50は、サブCPU、主記憶装置であるメモリおよびメモリコントローラなどを備え、GPUを備えない。
【0024】
メインCPUは補助記憶装置2やROM媒体44にインストールされているゲームプログラムを実行する機能をもつ一方で、サブCPUはそのような機能をもたない。しかしながらサブCPUは補助記憶装置2にアクセスする機能や、管理サーバ14との間でデータを送受信する機能を有している。サブCPUは、このような制限された処理機能のみを有して構成されており、したがってメインCPUと比較して小さい消費電力で動作できる。これらのサブCPUの機能は、メインCPUがスタンバイ状態にある際に実行される。
【0025】
メイン電源ボタン20は、ユーザからの操作入力が行われる入力部であって、情報処理装置10の筐体の前面に設けられ、情報処理装置10のメインシステム60への電源供給をオンまたはオフするために操作される。電源ON用LED21は、メイン電源ボタン20がオンされたときに点灯し、スタンバイ用LED22は、メイン電源ボタン20がオフされたときに点灯する。システムコントローラ24は、ユーザによるメイン電源ボタン20の押下を検出する。
【0026】
クロック26はリアルタイムクロックであって、現在の日時情報を生成し、システムコントローラ24やサブシステム50およびメインシステム60に供給する。
【0027】
デバイスコントローラ30は、サウスブリッジのようにデバイス間の情報の受け渡しを実行するLSI(Large-Scale Integrated Circuit)として構成される。図示のように、デバイスコントローラ30には、システムコントローラ24、メディアドライブ32、USBモジュール34、フラッシュメモリ36、無線通信モジュール38、有線通信モジュール40、サブシステム50およびメインシステム60などのデバイスが接続される。デバイスコントローラ30は、それぞれのデバイスの電気特性の違いやデータ転送速度の差を吸収し、データ転送のタイミングを制御する。
【0028】
メディアドライブ32は、ゲームなどのアプリケーションソフトウェア、およびライセンス情報を記録したROM媒体44を装着して駆動し、ROM媒体44からプログラムやデータなどを読み出すドライブ装置である。ROM媒体44は、光ディスクや光磁気ディスク、ブルーレイディスクなどの読出専用の記録メディアである。
【0029】
USBモジュール34は、外部機器とUSBケーブルで接続するモジュールである。USBモジュール34は補助記憶装置2およびカメラ7とUSBケーブルで接続してもよい。フラッシュメモリ36は、内部ストレージを構成する補助記憶装置である。無線通信モジュール38は、Bluetooth(登録商標)プロトコルやIEEE802.11プロトコルなどの通信プロトコルで、たとえば入力装置6と無線通信する。有線通信モジュール40は、外部機器と有線通信し、たとえばAP8を介してネットワーク3に接続する。
【0030】
実施例の情報処理装置10は、ユーザがプレイしたゲームの動画を補助記憶装置2に記録する機能と、記録したゲーム動画を配信サーバ12にアップロードして共有する機能とを備える。以下、主として
図3を参照して、ゲーム動画の記録機能について説明し、主として
図5を参照して、ゲーム動画の共有機能について説明する。これらの図において情報処理装置10のさまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
【0031】
図3は、情報処理装置10のゲーム動画の記録機能を主として実現する機能ブロックを示す。情報処理装置10は、処理部100および通信部102を備える。処理部100は、ゲームソフトウェア110、イベント情報生成部120、イベント情報送信部122、出力処理部130、記録制御部132、リングバッファ134、動画取得部136、受付部138およびトリミング処理部140を備える。受付部138は、ユーザから入力装置6の操作情報を受け付ける。画像記録装置2aは、補助記憶装置2の一部の記録領域であってよい。
【0032】
ゲームソフトウェア110は、少なくともゲームプログラム、画像データおよび音声データを含んで構成される。ゲームプログラムは、ユーザによる入力装置6の操作情報を受けて、仮想空間においてプレイヤキャラクタを動かす演算処理を行う。出力処理部130は、実行中のゲームソフトウェア110によるゲームの画像データおよび音声データを生成して、出力装置4から出力させる。出力処理部130は、レンダリング処理などを実行するGPU(Graphics Processing Unit)を含んでよい。
【0033】
実施例の情報処理装置10では、出力処理部130が、ゲームの画像データおよび音声データを生成して出力装置4から出力させるとともに、記録制御部132にも供給する。以下、ゲームの画像データおよび音声データを、まとめて「ゲーム動画」または「ゲーム動画データ」と呼ぶ。情報処理装置10は、出力処理部130で生成されるゲーム動画をバックグランドで録画する機能を有し、記録制御部132は、ゲーム動画データをリングバッファ134に記録する。
【0034】
リングバッファ134は、補助記憶装置2の記録領域の開始アドレスおよび終了アドレスを設定されることで構成される。このリングバッファ領域は、情報処理装置10の出荷時に予め設定されていてよい。記録制御部132は、出力処理部130から出力されるゲーム動画データを、時間情報(タイムスタンプ)とともにリングバッファ134に記録する。
【0035】
記録制御部132は、リングバッファ134にゲーム動画データを開始アドレスから予め定められたアドレス順に記録し、終了アドレスまで記録すると、開始アドレスに戻って上書き記録し、それを繰り返す。たとえばリングバッファ134は、60分間のゲーム動画を記録するように設定され、記録されたゲーム動画には、タイムスタンプが付与される。ゲーム動画をリングバッファ134にバックグランド録画しておくことで、ユーザは、60分前までのプレイ動画の中から好きなシーンを切り出して画像記録装置2aに保存できる。後述するようにユーザは、保存したゲーム動画を、配信サーバ12にアップロードしてよい。
【0036】
ゲームプログラムは、ゲーム進行中に、設定されたイベントが発生すると、発生したイベントを示すイベントコードを出力する。イベント情報生成部120は、ゲームソフトウェア110からイベントコードを取得し、イベントコードに、イベントの発生した時間を示す時間情報(タイムスタンプ)を付加したイベント情報を生成する。
【0037】
ゲーム開発者は、様々なイベントをゲームに仕込んでよい。各イベントにはイベントコードが割り当てられ、ゲームプログラムは、発生したイベントを示すイベントコードに、イベント発生時のゲームの状態を示すゲームデータを付加して出力してよい。ここでゲームデータは、イベントの発生場所や相手等の情報を含む。たとえば敵ボスとの戦闘が開始されると、ゲームプログラムは、戦闘開始を示すイベントコードに、戦闘場所および敵ボスのキャラクタIDを示すゲームデータを付加して出力してよい。イベント情報生成部120は、イベントコードおよびゲームデータを取得すると、イベントの発生した時間を示す時間情報を付加して、イベント情報を生成する。
【0038】
イベント情報生成部120は、生成したイベント情報をイベント情報送信部122に供給し、イベント情報送信部122は、供給されたイベント情報を、通信部102から管理サーバ14に送信する。そのため管理サーバ14は、ゲームプレイ中に発生した全てのイベント情報を収集する。
【0039】
ゲーム実行中、受付部138は、ユーザから録画に関する指示を受け付ける。ユーザは入力装置6の所定のボタンを操作すると、受付部138が記録指示として受け付け、動画取得部136が、リングバッファ134に記録された最長60分のゲーム動画(ビデオクリップ)を画像記録装置2aに保存する。なお記録するビデオクリップの時間は、60分を上限として、予めユーザにより設定されてよい。なおユーザは入力装置6を操作して、保存するゲーム動画の開始点を設定し、所望のゲームシーンの終了後に、入力装置6を操作して保存の終了点を設定して、動画取得部136が、開始点および終了点で特定されるゲーム動画を画像記録装置2aに保存してもよい。動画取得部136は、ゲーム動画を画像記録装置2aに保存する際、当該ゲーム動画を識別するための画像IDを設定する。画像記録装置2aに保存されたゲーム動画には、必ず当該動画を一意に識別するための画像IDが設定される。
【0040】
ゲーム終了後、ユーザは、画像記録装置2aに記録したゲーム動画を編集できる。たとえばユーザは、入力装置6を操作して、画像記録装置2aに記録された60分のゲーム動画のうち、保存したいシーンの開始点および終了点を設定してよい。
【0041】
図4は、トリミング編集画面200を示す。ユーザはトリミング編集画面200において、画像記録装置2aに保存したゲーム動画を編集できる。たとえば配信サーバ12にアップロードできる動画の上限時間が設定されている場合、ユーザは入力装置6を操作して、ゲーム動画を切り出す開始点と終了点を指定し、アップロード可能な長さに切り出してよい。受付部138は、ユーザから開始点と終了点の指定を受け付けると、トリミング処理部140が、画像記録装置2aに記録されたゲーム動画を、開始点および終了点の時間で切り出し、画像記録装置2aに上書き保存する。このとき画像IDは変更されない。なおユーザは、アップロードに関係なく、お気に入りのプレイシーンを切り出すためにゲーム動画を編集してよい。
【0042】
以上のように、ユーザは、編集したゲーム動画を画像記録装置2aに保存できる。ユーザは、画像記録装置2aに保存したゲーム動画を配信サーバ12にアップロードして、他の視聴ユーザとゲーム動画を共有できる。
【0043】
図5は、情報処理装置10のゲーム動画の共有機能を主として実現する機能ブロックを示す。情報処理装置10は、処理部100および通信部102を備える。処理部100は、受付部138、共有処理部150および表示処理部160を備える。共有処理部150は、アップロード部152および取得部154を有し、表示処理部160は、サムネイル表示部162および情報表示部164を有する。受付部138は、ユーザから入力装置6の操作情報を受け付ける。
【0044】
ユーザはアップロード画面から、ゲーム動画を配信サーバ12にアップロードする。具体的にユーザはアップロード画面において、アップロードするゲーム動画を選択し、さらに配信サーバ12を選択すると、アップロード部152がゲーム動画を配信サーバ12にアップロードする。
【0045】
図6は、ゲーム動画のアップロード処理のシーケンス図である。ユーザが、アップロードするゲーム動画とアップロード先となる配信サーバ12とを選択すると、受付部138が、ゲーム動画および配信サーバ12の選択操作を受け付け(S10)、アップロード部152が、ゲーム動画を、選択された配信サーバ12にアップロードする(S12)。
【0046】
配信サーバ12は、情報処理装置10からゲーム動画を取得すると、当該ゲーム動画にアップロードIDを割り当てて、情報処理装置10に送信し(S14)、配信を開始する(S18)。ここで配信を開始するとは、配信サーバ12にアクセスする視聴ユーザが当該ゲーム動画を視聴可能な状態にすることを意味する。配信サーバ12が当該ゲーム動画の配信を開始することで、当該ゲーム動画は共有される。アップロードIDには、配信サーバ12を特定する情報に加えて、配信サーバ12における配信コンテンツを特定する情報(配信コンテンツID)が含まれてよい。
【0047】
情報処理装置10において、アップロード部152は、配信サーバ12からアップロードIDを取得すると(S16)、アップロードしたゲーム動画の画像IDと、配信サーバ12から送信されたアップロードIDの組み合わせを、管理サーバ14に送信する(S20)。
【0048】
図7は、管理サーバ14の機能ブロックを示す。管理サーバ14は、制御部210および通信部212を備える。制御部210は、ID取得部220、ID割当部222、ID送信部224、要求受付部226、要求送信部228、データ取得部230、データ送信部232およびメタデータID記録部234を有する。
【0049】
図7において管理サーバ14のさまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
【0050】
管理サーバ14において、ID取得部220が、情報処理装置10から、情報処理装置10においてゲーム動画に設定されている画像IDと、配信サーバ12においてアップロードされた当該ゲーム動画に割り当てられたアップロードIDの組み合わせを取得する(S22)。ID割当部222は、画像IDとアップロードIDの組み合わせに対してメタデータIDを割り当て、メタデータID記録部234に記録するとともに(S24)、ID送信部224は、割り当てたメタデータIDを情報処理装置に送信する(S26)。情報処理装置10において、取得部154が、管理サーバ14から、画像IDとアップロードIDの組み合わせに対して割り当てられたメタデータIDを取得し(S28)、画像IDとメタデータIDとを紐付けて画像記録装置2aに記録する(S30)。
【0051】
以上のようにして、ゲーム動画のアップロード処理が完了する。配信サーバ12は、視聴ユーザからの要求に応じて、アップロードされたゲーム動画を視聴ユーザに配信する。配信サーバ12は、ゲーム動画の配信数や、視聴ユーザからの評価数などの配信実績を管理し、ゲーム動画に関連付けて表示する。配信サーバ12は、各コンテンツ画像の配信実績データを利用して、コンテンツ画像の人気ランキングを作成してもよい。これにより配信サーバ12にアクセスする視聴ユーザは、人気のコンテンツ画像を知ることができる。たとえば目当てのゲームに関する動画を視聴したい場合、視聴ユーザは、配信サーバ12が提供する検索サービスにおいて、当該ゲーム名を入力すると、配信サーバ12は、配信数の多い順番に、複数の配信動画のサムネイルを表示してもよい。
【0052】
ゲーム動画をアップロードしたユーザは、配信サーバ12にアクセスすることで、自身がアップロードした動画の配信実績を確認できるが、配信サーバ12へのアクセス操作を手間に感じるユーザが存在する。また一つのゲーム動画を複数の配信サーバ12から配信しているような場合は、配信実績を確認するために、それぞれの配信サーバ12にアクセスしなければならない。そのため情報処理システム1では、アップロードしたゲーム動画の配信実績をユーザが簡易に確認できる仕組みを構築する。
【0053】
図8は、配信実績に関する情報を表示する処理のシーケンス図である。ここではユーザが、画像記録装置2aに保存したゲーム動画の一覧を表示する場合について説明する。情報処理装置10は、動画一覧を表示する際、配信実績に関するデータを取得して、ゲーム動画を示す表示要素(たとえばサムネイル画像)に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する。これによりユーザは、入力装置6を操作して配信サーバ12にアクセスすることなく、配信実績に関する情報を確認することができる。
【0054】
ユーザが、画像記録装置2aに蓄積したゲーム動画の一覧表示を指示すると、受付部138が、ゲーム動画の一覧表示指示を受け付ける(S40)。たとえば、出力装置4の一画面に表示する表示要素(サムネイル画像)が6つである場合、表示処理部160におけるサムネイル表示部162は、6つのゲーム動画の画像IDを特定して、当該6つの画像IDに紐付けられたメタデータIDを画像記録装置2aから取得する(S42)。なお、1つのゲーム動画が複数の配信サーバ12にアップロードされている場合、当該ゲーム動画の画像IDには、複数のメタデータIDが紐付けられていてよい。
【0055】
サムネイル表示部162は、取得した複数のメタデータIDを共有処理部150に提供し、取得部154は、複数のメタデータIDを含む配信実績データの取得要求を、管理サーバ14に送信する(S44)。
【0056】
管理サーバ14において、要求受付部226は、情報処理装置10から、メタデータIDを含む配信実績データの取得要求を受け付ける(S46)。メタデータID記録部234には、画像IDおよびアップロードIDに対して割り当てたメタデータIDが記録されており、要求送信部228は、メタデータID記録部234の記録内容を参照して、受け付けた取得要求に含まれるメタデータIDからアップロードIDを取得する(S48)。上記したようにアップロードIDには、配信サーバ12を特定する情報が含まれており、要求送信部228は、アップロードIDから配信サーバ12を特定して、特定した配信サーバ12に、アップロードIDを含む配信実績データの取得要求を送信する(S50)。
【0057】
配信サーバ12は、配信実績データの取得要求を取得すると、アップロードIDに含まれる配信コンテンツを特定する情報(配信コンテンツID)を抽出し、当該配信コンテンツの配信実績データを検索する(S52)。配信サーバ12は、当該配信コンテンツの配信実績データを管理サーバ14に送信する(S54)。
【0058】
管理サーバ14において、データ取得部230は、配信サーバ12から送信された配信実績データを取得し(S56)、データ送信部232は、画像IDに対応付けて配信実績データを情報処理装置10に送信する(S58)。
【0059】
情報処理装置10において、取得部154は、画像IDに対応付けられた配信実績データを取得すると(S60)、表示処理部160に供給する。これにより表示処理部160は、ゲーム動画を示す表示要素に、配信実績データから生成した配信実績に関する情報を関連付けて表示することが可能となる(S62)。
【0060】
図9は、画像記録装置2aに保存したゲーム動画の一覧表示画面の例を示す。この一覧表示画面は、ギャラリー画面とも呼ばれる。サムネイル表示部162は、ギャラリー画面において、6つのゲーム動画を示す表示要素を表示する。なおギャラリー画面に表示される表示要素の個数は、ユーザにより設定可能であってよい。情報表示部164は、アップロードしたゲーム動画を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する。ここではゲーム動画を示す表示要素として、ゲーム動画のサムネイル画像300a、300b、300c、300d、300e、300fが表示されている。
【0061】
ギャラリー画面には、画像記録装置2aに保存されたゲーム動画のサムネイル画像300が表示されるため、アップロードされているゲーム動画のサムネイル画像300とアップロードされていないゲーム動画のサムネイル画像300が混在してもよい。
図9に示す例では、サムネイル画像300b、300fがアップロードされたゲーム動画のサムネイル画像300である。
【0062】
情報表示部164は、サムネイル画像300bに、配信数を示す実績情報304を関連付けて表示する。この例では、サムネイル画像300bのゲーム動画の配信数が100万超えしたことを示す実績情報304が表示されている。また情報表示部164は、サムネイル画像300fに、視聴ユーザから好評価を受けた数が多いことを示す実績情報308を関連付けて表示する。ユーザは、実績情報304、308により、配信実績を簡易に確認できるとともに、ゲームプレイおよび動画配信に対するモチベーションを高められる。
【0063】
情報表示部164は、様々な配信実績データのうち、最も成績のよい情報を表示してよい。また情報表示部164は、優れた配信実績に関する情報のみならず、よくない配信実績に関する情報を表示してもよい。ユーザは配信実績に関する様々な情報を確認することで、視聴ユーザの視聴傾向等を分析できるようになる。
【0064】
なお情報表示部164は、ゲーム動画に含まれるイベントに関する情報を、サムネイル画像300a、300dに関連付けて表示してもよい。上記したように、イベント情報送信部122は、ゲームプレイ中に生成されるイベント情報を管理サーバ14に送信しており、したがって管理サーバ14は、ゲーム動画の開始時刻と終了時刻を知ることができれば、そのゲーム動画内に発生したイベントを特定できる。この例では、情報表示部164が、サムネイル画像300aに、仮想的な表彰品であるトロフィを獲得したことを示すイベント情報302を関連付けて表示し、サムネイル画像300dに、ハットトリックしたことを示すイベント情報306を関連付けて表示する。
【0065】
以上のようにサムネイル表示部162が、画像記録装置2aに保存したゲーム動画のサムネイル画像300を表示する際に、情報表示部164が、配信実績に関する情報や、イベントに関する情報を関連付けて表示することで、ユーザは、ゲームプレイへのモチベーションを高められる。
【0066】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0067】
たとえば管理サーバ14は、送信する配信実績データに、視聴ユーザからのコメントを含ませてもよい。この場合、情報表示部164は、サムネイル画像300に関連付けて、視聴ユーザからのコメントを閲覧できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0068】
1・・・情報処理システム、2a・・・画像記録装置、10・・・情報処理装置、12a,12b,12c・・・配信サーバ、14・・・管理サーバ、100・・・処理部、102・・・通信部、110・・・ゲームソフトウェア、120・・・イベント情報生成部、122・・・イベント情報送信部、130・・・出力処理部、132・・・記録制御部、134・・・リングバッファ、136・・・動画取得部、138・・・受付部、140・・・トリミング処理部、150・・・共有処理部、152・・・アップロード部、154・・・取得部、160・・・表示処理部、162・・・サムネイル表示部、164・・・情報表示部、210・・・制御部、212・・・通信部、220・・・ID取得部、222・・・ID割当部、224・・・ID送信部、226・・・要求受付部、228・・・要求送信部、230・・・データ取得部、232・・・データ送信部、234・・・メタデータID記録部。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信サーバに接続する情報処理装置であって、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする共有処理部と、
前記記録装置に記録した複数のコンテンツ画像を示す複数の表示要素を表示する表示処理部と、を備え、
前記共有処理部は、アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得し、
前記表示処理部は、複数の表示要素のうち、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示し、発生したイベントを含むコンテンツ画像を示す表示要素に、当該コンテンツ画像に含まれるイベントに関する情報を関連付けて表示する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示処理部は、表示要素として、前記コンテンツ画像のサムネイル画像を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報処理装置は、管理サーバに接続し、
前記共有処理部は、アップロードしたコンテンツ画像に割り当てられたアップロードIDを配信サーバから取得すると、前記記録装置において当該コンテンツ画像に設定されている画像IDとアップロードIDの組み合わせを管理サーバに送信し、管理サーバから、画像IDとアップロードIDの組み合わせに対して割り当てられたメタデータIDを取得する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記共有処理部は、画像IDとメタデータIDとを紐付けて前記記録装置に記録する、
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示処理部は、前記記録装置におけるコンテンツ画像の画像IDに紐付けられたメタデータIDを取得し、
前記共有処理部はメタデータIDを含む配信実績データの取得要求を管理サーバに送信し、管理サーバから、配信実績データを取得し、
前記表示処理部は、配信実績データから生成した配信実績に関する情報を、前記コンテンツ画像を示す表示要素に関連付けて表示する、
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンテンツ画像を示す表示要素を表示する方法であって、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードするステップと、
アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得するステップと、
前記記録装置に記録した複数のコンテンツ画像を示す複数の表示要素を表示するステップと、
前記複数の表示要素のうち、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示するステップと、
発生したイベントを含むコンテンツ画像を示す表示要素に、当該コンテンツ画像に含まれるイベントに関する情報を関連付けて表示するステップと、
を含む表示要素の表示方法。
【請求項7】
コンピュータに、
記録装置に記録したコンテンツ画像を、配信サーバにアップロードする機能と、
アップロードしたコンテンツ画像の配信実績データを取得する機能と、
前記記録装置に記録した複数のコンテンツ画像を示す複数の表示要素を表示する機能と、
前記複数の表示要素のうち、アップロードしたコンテンツ画像を示す表示要素に、配信実績に関する情報を関連付けて表示する機能と、
発生したイベントを含むコンテンツ画像を示す表示要素に、当該コンテンツ画像に含まれるイベントに関する情報を関連付けて表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項8】
ユーザが操作する情報処理装置と、情報処理装置からアップロードされたコンテンツ画像を配信する配信サーバとに接続する管理サーバであって、
情報処理装置から、情報処理装置において当該コンテンツ画像に設定されている画像IDと、配信サーバにおいてアップロードされた当該コンテンツ画像に割り当てられたアップロードIDの組み合わせを取得するID取得部と、
画像IDとアップロードIDの組み合わせに対してメタデータIDを割り当てるID割当部と、
メタデータIDを情報処理装置に送信するID送信部と、
情報処理装置から、メタデータIDを含む配信実績データの取得要求を受け付ける要求受付部と、
取得要求に含まれるメタデータIDからアップロードIDを取得して、アップロードIDを含む配信実績データの取得要求を配信サーバに送信する要求送信部と、
配信サーバから、配信実績データを取得するデータ取得部と、
画像IDおよび配信実績データを情報処理装置に送信するデータ送信部と、
を備えることを特徴とする管理サーバ。