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  • 特開-菓子製造用押出器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022032669
(43)【公開日】2022-02-25
(54)【発明の名称】菓子製造用押出器
(51)【国際特許分類】
   A23G 3/02 20060101AFI20220217BHJP
【FI】
A23G3/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020136684
(22)【出願日】2020-08-13
(71)【出願人】
【識別番号】517027505
【氏名又は名称】エイム・エンタープライズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100181250
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 信介
(72)【発明者】
【氏名】志賀 栄太郎
(72)【発明者】
【氏名】酒井 榮三
(72)【発明者】
【氏名】大奥 有紀
【テーマコード(参考)】
4B014
【Fターム(参考)】
4B014GB11
4B014GE01
4B014GG09
4B014GP01
4B014GP03
4B014GQ16
4B014GT09
4B014GU08
(57)【要約】
【課題】簡易な構造で扱いやすく、被押出材料を、菓子を製造するための複数の錦糸状のペーストとして押し出すことが可能な菓子製造用押出器を提供する。
【解決手段】塊状の栗ペースト5を収納する、筒状で、一端が開放、他端が複数の孔が設けられた状態で閉塞された収納部10と、収納部10の内部に挿入され、縦軸方向に移動することによって内部に収納された栗ペースト5を複数の孔から押し出す押出部20と、収納部10の開放端側から圧力を印加することにより、押出部20を収納部10の筒の縦軸方向に移動させる加圧部30と、を備えた菓子製造用押出器であって、加圧部30は、利用者が把持する把持部41を有するレバー40と、レバー40の先端を回動可能に支持するとともに、先端を回動中心としたレバー40の回転運動を押出部20に直線運動として伝達する伝達部50と、を備えた菓子製造用押出器1。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
塊状の被押出材料を収納する、筒状で、一端が開放、他端が複数の孔が設けられた状態で閉塞された収納部と、
前記収納部の内部に挿入され、前記収納部の縦軸方向に移動することによって前記収納部に収納された前記被押出材料を前記複数の孔から押し出す押出部と、
前記収納部の開放端側から圧力を印加することにより、前記押出部を前記収納部の筒の縦軸方向に移動させる加圧部と、
を備えたことを特徴とする菓子製造用押出器。
【請求項2】
請求項1に記載の菓子製造用押出器において、
前記加圧部は、
利用者が把持する把持部を有するレバーと、
前記レバーの先端を回動可能に支持するとともに、前記先端を回動中心とした前記レバーの回転運動を前記押出部に直線運動として伝達する伝達部と、
を備えたことを特徴とする菓子製造用押出器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の菓子製造用押出器において、
前記被押出材料は、栗をペースト状にしたものであり、
前記収納部の複数の孔の直径は、1mm以下であることを特徴とする菓子製造用押出器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、菓子類を製造する際に、食材としての栗類や芋類などの被押出材を錦糸状に押し出すために用いる菓子製造用押出器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の菓子生地を混合させた状態で塊状を保って引き延ばすことができる、いわゆるマーブル状の生地絞り装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、一端から導入された高圧空気によって内部のクリームなどが押圧されて他端から押し出さされる収納容器と、この収納容器の押し出し口に接続された開閉弁とが設けられたクリームなどの絞り装置がある(例えば、特許文献2参照))
さらに、一般的な技術として、樹脂などを成形する射出成型機や押出成形機などのように、樹脂ペレットを溶解したものに圧力をかけて押し出し、樹脂製品を成形する装置もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開特開2010-017109号公報
【特許文献2】特開平01-202253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが上述の生地絞り装置やクリームなどの絞り装置は、菓子生地やクリームを1つのノズルから押し出す装置であり、菓子生地やクリームを複数の押出孔から押し出す装置ではなかった。
【0005】
また、特許文献1に記載の絞り絞り装置は、複数の菓子生地を混合させるための構造が複雑であり、特許文献2に記載の絞り装置は、高圧空気を供給するための構成が複雑であるなど、両装置ともに構造が複雑で工場などでの使用には適しているが、店頭などで手軽に使用することができないという課題もあった。
【0006】
さらに、一般的に、溶解した樹脂などを押し出して成形する射出成型機や押出成形機では、溶解した樹脂をスクリュー機構で押し出す構造が採用されている。このスクリュー機構を菓子製造用の押出器に適用すると押し出されるペーストが捻じれてしまい、真っ直ぐなものとならず、菓子製造用の押出器としては使用できないという課題があった。
【0007】
本発明は、こうした課題に鑑みなされたもので、簡易な構造で扱いやすく、菓子を製造するための被押出材料を、複数の錦糸状に押し出すことが可能な菓子製造用押出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明などは、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0009】
[適用例1]
適用例1に記載の菓子製造用押出器(1)は、
塊状の被押出材料(5)を収納する、筒状で、一端が開放、他端が複数の孔が設けられた状態で閉塞された収納部(10)と、
前記収納部(10)の内部に挿入され、前記収納部(10)の縦軸方向に移動することによって前記収納部(10)に収納された前記被押出材料(5)を前記複数の孔から押し出す押出部(20)と、
前記収納部(10)の開放端側から圧力を印加することにより、前記押出部(20)を前記収納部(10)の筒の縦軸方向に移動させる加圧部(30)と、
を備えたことを要旨とする。
【0010】
このような、菓子製造用押出器(1)では、収納部(10)に、開放端側から塊状の被押出材料(5)が収納された状態で押出部(20)が挿入され、加圧部(30)によって収納部(10)の開放端側から圧力が印加される。
【0011】
すると、被押出材料(5)が押圧されて、収納部(10)の複数の孔から押し出され、錦糸状に成形することができる。
【0012】
[適用例2]
適用例2に記載の菓子製造用押出器(1)は、適用例1に記載の菓子製造用押出器(1)において、
前記加圧部(30)は、
利用者が把持する把持部(41)を有するレバー(40)と、
前記レバー(40)の先端を回動可能に支持するとともに、前記先端を回動中心とした前記レバー(40)の回転運動を前記押出部(20)に直線運動として伝達する伝達部(50)と、
を備えたことを要旨とする。
【0013】
このような菓子製造用押出器(1)は、レバー(40)の把持部(41)を利用者が把持して押出部(20)の縦軸方向に作動させると、レバー(40)がその先端を回動中心として回動する。
【0014】
すると、伝達部(50)によってレバー(40)の回転運動が押出部(20)に直線運動として伝達され、押出部(20)により被押出材料(5)が錦糸状に押し出される。
このように、菓子製造用押出器(1)は、利用者がレバー(40)を押し下げることにより押出部(20)から錦糸状の被押出材料(5)が押し出されるという簡易、かつ、軽量な構造である。
【0015】
また、利用者が片手で把持部(41)を把持して操作し、もう片方の手で菓子を持った状態で、菓子を錦糸状の被押出材料(5)でコーティングすることができるようになる。つまり、店頭などで、来店している脚の面前で、店員などが気軽に操作して、菓子を製造することが可能となり、便利である。
【0016】
[適用例3]
適用例3に記載の菓子製造用押出器(1)は、適用例1又は適用例2に記載の菓子製造用押出器において、
前記押出材料は、栗をペースト状にしたものであり、
前記収納部(10)の複数の孔の直径は、1mm以下であることを要旨とする。
【0017】
このような菓子製造用押出器(1)では、被押出材料(5)として栗をペースト状にしたものが、1mm以下の太さの錦糸状に押し出される。
したがって、その錦糸状の栗のペーストでメレンゲを焼き固めたものなどをコーティングすることにより、いわゆるモンブランケーキを作ることが可能で、意匠的にも優れたモンブランケーキとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】菓子製造用押出器の概略の構成を示す外観図である。
図2】伝達部の概略の構成を示す側断面図である。
図3】菓子製造用押出器で製造したモンブランケーキの外観を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
【0020】
(菓子製造用押出器1の構成)
図1に基づき、菓子製造用押出器1の構成について説明する。図1は、菓子製造用押出器1の概略の構成を示す外観図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。
【0021】
図1に示すように、菓子製造用押出器1は、収納部10、押出部20、加圧部30、レバー40、伝達部50及び基部60を備えている。
収納部10は、塊状の被押出材料5を収納する部分であり、筒体11、絞り部12及びスライド部13を備えている。
【0022】
筒体11は、真鍮などの金属材料を筒状に形成した部分であり、両端とも開口面となっている。開放端のうち一端側の外周面にネジ加工がされており、絞り部12をねじ込んで取り付けられるようになっている。
【0023】
また、反対端(上端)の縁部は、スライド部13において横方向にスライドするために、外側に湾曲するように加工されている。
絞り部12は、真鍮などの金属材料を蓋状に加工したものであり、内側面に筒体11のネジに嵌合するネジ加工がされている。そのネジを筒体11の外周面のネジに嵌合させて絞り部12を筒体11に固定することにより、筒体11の他端側を閉塞する。
【0024】
また、絞り部12には、複数の孔が穿たれている。孔は、内側(上側)の直径が大きく、先端部分(下側)の直径が小さくなるようにテーパ状に形成されており、栗ペースト5を押し出しやすくなっている。
【0025】
この孔の最も細い部分(先端部分)の直径が1[mm]以下となっており、栗ペースト5を錦糸状に押し出すことが可能となっている。
スライド部13は、真鍮などの金属材の板に収納部10の筒体11を挿入可能で、かつ、筒体11の上端の湾曲加工部分で係止可能となるような幅のレーストラック状の孔を有している。
【0026】
また、スライド部13は、基部60の上面の平板61に設けられた孔に挿入された状態で基部60の上面に固定されている。
押出部20は、収納部10の筒体11の内部に挿入され、筒体11の縦軸方向に移動することによって筒体11に収納された栗ペースト5を絞り部12の複数の孔から押し出す部分である。
【0027】
具体的には、真鍮などの金属材料を、外径が収納部10の筒体11の内径よりも若干小さくなるように、円盤状に形成したものである。
加圧部30は、収納部10の筒体11の開放端側から圧力を印加することにより、押出部20を筒体11の縦軸方向に移動させる部分であり、レバー40及び伝達部50を備えている。
【0028】
レバー40は、真鍮などの金属材料のバー材であり、一端部分に利用者が把持するための把持部41が設けられている。把持部41は、ゴム製のグリップなど利用者が把持しやすい材質で形成してある。
【0029】
また、レバー40の他端の先端は2股構造になっており、その内側で把持部41に近い位置にラチェット機構の歯止め42が取り付けられている。この歯止め42と伝達部50の回転軸52に設けられた第2ギア54が嵌合することにより、ラチェット機構を構成している。
【0030】
さらに、レバー40の先端の二股構造部分の歯止め42の取付け位置よりも先端側に、伝達部50の回転軸52を挿通するための孔が設けられている。この孔に回転軸52を挿通させつつ、歯止め42と第2ギア54とでラチェット機構を構成させることによりレバー40を伝達部50に回動可能に固定する。
【0031】
また、このように歯止め42と第2ギア54とでラチェット機構を構成させることにより、使用者がレバー40を上下方向に回転運動をさせると、その回転運動の際に印加される力が、第2ギア54を介して回転軸52を常に同じ方向に回転させることとなる。
【0032】
次に図2に基づき、伝達部50について説明する。図2は、伝達部50の概略の構成を示す側断面図である。図2に示すように、伝達部50は、筐体部51、回転軸52、第1ギア53、第2ギア54、スライドバー55及び直線ギア56を備えている。
【0033】
筐体部51は、アルミ合金などの金属製の板材を箱状に成形した筐体本体51aと筐体本体51aを基部60に固定するために、筐体本体51aの下面に溶接などで固定した脚部51bを備えている。脚部51bの2か所をボルト51cと蝶ナット51dで基部60に固定してある(図1参照)。
【0034】
また、筐体部51の対向する一対の側面には、回転軸52を回転可能に固定するための孔(計2か所)が設けられている。この2つの孔に回転軸52を挿通させることにより回転可能に固定されている。
【0035】
さらに、筐体部51の上下方向の対向面には、スライドバー55を上下方向にスライドできるようにしつつ固定するための孔(計2か所)が設けられている。この2つの孔にスライドバー55を挿通させることにより上下方向にスライドできるようになっている。
【0036】
回転軸52は、真鍮などの金属製のバー材であり、長手方向の一端側から約3分の1の位置に第1ギア53が取り付けられている。この第1ギア53は、直線ギア56と嵌合するようになっている。
【0037】
また、回転軸52の他端側の近傍に第2ギア54が設けられている。前述のように、この第2ギア54とレバー40の先端の歯止め42とでラチェット機構を構成している。
スライドバー55は、真鍮などの金属製のバー材であり、側面の一部に第1ギア53と嵌合する直線ギア56が形成されている。また、スライドバー55の一端部(下端部)が円盤状の押出部20の中心部に連結されている。
【0038】
このように、第1ギア53と直線ギア56とが嵌合することにより、レバー40の上下運動により発生する回転軸52の回転運動がスライドバー55の下方向の直線運動となる。そして、スライドバー55の下方向の直線運動により、押出部20から栗ペーストが錦糸状に押し出される。
【0039】
また、回転軸52の第2ギア54よりも先端側にハンドル57が取り付けられている(図1参照)。このハンドル57は、回転軸52を利用者が手動で回転させるためのものであり、回転軸52の中心軸から放射状に配置された4個の取っ手で構成されている。
【0040】
レバー40の歯止め42を回転軸52の第2ギア54から外して、ラチェット機構が作動しない状態でハンドル57を回すことにより、回転軸52を回転させて、押出部20の押出開始位置を調整することができるようになっている。
【0041】
基部60は、木材を門型となるように形成してあり、上部の平板61に、スライド部13を設置するためのレーストラック状の孔が設けられている。
基部60の孔に収納部10のスライド部13が挿入されて固定され、このスライド部13に筒体11が挿入され、横方向にスライドする。したがって、栗ペースト5の塊を挿入する際には、筒体11を押出部20の真下から移動させると、開口部が現れるため、栗ペースト5の塊を筒体11に収納しやすくなる。
【0042】
(菓子製造用押出器の使用方法)
次に、菓子製造用押出器1で菓子を製造する方法について説明する。なお、本実施形態では、被押出材料5として栗ペースト5を用いてモンブランケーキ3を製造する。
栗ペースト5は、栗を蒸して、皮を除去したものを潰しつつ、砂糖などを混ぜてペースト状にしたものである。ただし、液状になるほどの低い粘度のペーストではなく、栗の固形物が残らない程度につぶしたものであり、塊状に形成できる程度の粘度を有するものである。
【0043】
具体的な製造方法を下記(ア)~(エ)に示す。
(ア)スライド部13において、開口部が現れるまで収納部10をスライドさせ、収納部10の開口部から塊状の栗ペースト5を収納部10内に収納する。
【0044】
(イ)栗ペースト5を収納した収納部10を押出部20の真下までスライドさせ、開口部から収納部10の内部へ押出部20を挿入する。
(ウ)レバー40の歯止め42を第2ギア54から外し、ラチェット機構が作動しないようにした状態で、ハンドル57を操作し、栗ペースト5の上端まで押出部20を押し下げ、歯止め42を第2ギア54に嵌合させてラチェット機構が作動するようにする。
【0045】
(エ)メレンゲを焼き固めたケーキ材料を容器に乗せて片手で持ち、絞り部12の直下へ持っていき、もう片方の手でレバー40を押し下げながらケーキ材料に錦糸状に押し出された栗ペースト5を掛けていく。
【0046】
このとき、ケーキ材料を傾けたり回転させたりすることにより、栗ペースト5の掛かる状態を変化させることができるため、意匠的に優れたモンブランケーキ3とすることができる。
このようにして製造したモンブランケーキ3の例を図3に示す。
【0047】
(菓子製造用押出器の特徴)
以上のような、菓子製造用押出器1では、収納部10に、開放端側から塊状の栗ペースト5を収納した状態で押出部20を挿入し、加圧部30によって収納部10の開放端側から圧力を印加する。
【0048】
すると、栗ペースト5が押圧されて、収納部10の複数の孔から押し出され、錦糸状に成形することができる。
また、レバー40の把持部41を利用者が把持して押出部20の縦軸方向(上下方向)に作動させると、レバー40がその先端を回動中心として回動する。
【0049】
すると、伝達部50によってレバー40の回転運動が押出部20に直線運動として伝達され、押出部20により被押出材料5が錦糸状に押し出される。したがって、利用者が片手で把持部41を把持して操作し、もう片方の手で菓子を持って錦糸状の栗ペースト5をコーティングすることができるようになり、便利である。
【0050】
さらに、被押出材料5として栗をペースト状にしたものが、1mm以下の太さの錦糸状に押し出される。したがって、その錦糸状の栗のペーストでメレンゲを焼き固めたものなどをコーティングすることにより、いわゆるモンブランケーキを作ることが可能で、意匠的にも優れたモンブランケーキとすることができる。
【0051】
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記実施形態では、被押出材料として栗ペーストを使用していたが、芋などの野菜類や果物をペースト状にしたものであってもよい。
【0052】
(2)上記実施形態では、菓子3の例としてモンブランケーキ3で説明したが、錦糸状のペーストを掛ける菓子であれば、他の洋菓子や和菓子であってもよい。
【符号の説明】
【0053】
1… 菓子製造用押出器 3… 菓子(モンブランケーキ) 5… 被押出材料(栗ペースト) 10… 収納部 11… 筒体 12… 絞り部 13… スライド部 20… 押出部 30… 加圧部 40… レバー 41… 把持部 42… 歯止め 50… 伝達部 51… 筐体部 51a… 筐体本体 51b… 脚部 51c… ボルト 51d… 蝶ナット 52… 回転軸 53… 第1ギア 54… 第2ギア 55… スライドバー 56… 直線ギア 57… ハンドル 60… 基部 61… 平板。
図1
図2
図3