(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022032801
(43)【公開日】2022-02-25
(54)【発明の名称】レジ袋ホルダおよびレジカウンターにおけるレジ袋保持方法
(51)【国際特許分類】
G07G 1/00 20060101AFI20220217BHJP
A47F 9/02 20060101ALI20220217BHJP
B65B 67/12 20060101ALI20220217BHJP
【FI】
G07G1/00 331Z
A47F9/02
B65B67/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020137008
(22)【出願日】2020-08-14
【新規性喪失の例外の表示】新規性喪失の例外適用申請有り
(71)【出願人】
【識別番号】591234352
【氏名又は名称】株式会社サンヤマト
(74)【代理人】
【識別番号】100090169
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【弁理士】
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】坂本 浩之
【テーマコード(参考)】
3E057
3E142
【Fターム(参考)】
3E057CA04
3E057CA05
3E057CB05
3E057CC08
3E057CC10
3E057CC18
3E142AA01
3E142AA03
3E142GA50
(57)【要約】
【課題】レジカウンターでの会計処理の流れをスムーズに進行させながら、レジ袋のセルフ提供システムを実現する。
【解決手段】レジ袋ホルダ10は、レジカウンターRCに設置された状態において、束状のレジ袋を掛ける保持部20、30を、レジスタ100の向かい合う位置で購買者通路M側に位置決めし、テーブル縁側面TCに沿うように保持部20、30を支持する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に延び、束状に重ねた複数のレジ袋を保持可能な少なくとも1つの保持部と、
前記保持部と接続し、レジカウンターテーブルに載置されたレジスタを囲むことが可能なフレームを形成するベース部とを備え、
前記ベース部が、前記レジカウンターテーブルに載置された状態において、前記保持部を、前記レジカウンターテーブルの購買者通路側テーブル縁側面に沿うように支持可能であることを特徴とするレジ袋ホルダ。
【請求項2】
前記ベース部が、前記保持部の長手方向に垂直な方向に沿ってフレームサイズを変更可能であることを特徴とする請求項1に記載のレジ袋ホルダ。
【請求項3】
前記ベース部が、前記保持部の長手方向に垂直な方向に沿って延びる一対のフレーム縁部と、前記一対のフレーム縁部に対する取付位置を調整可能な可変フレーム縁部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレジ袋ホルダ。
【請求項4】
前記ベース部が、前記保持部の長手方向に垂直な方向に沿って延びる一対のフレーム縁部を、前記保持部に対してスライド可能なように、前記保持部と接続していることを特徴とする請求項1乃至3に記載のレジ袋ホルダ。
【請求項5】
前記ベース部が、前記保持部の長手方向に垂直な方向に沿って延びる一対のフレーム縁部を前記保持部から取り外し可能なように、前記保持部と接続していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレジ袋ホルダ。
【請求項6】
前記ベース部が、前記フレームのフレーム縁部それぞれを分離可能なように、前記フレームを形成していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のレジ袋ホルダ。
【請求項7】
前記保持部が、前記ベース部に対して互いに高さの異なる複数の保持部から構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のレジ袋ホルダ。
【請求項8】
前記フレームのフレーム面に垂直な方向に延び、その下端が前記フレームより下方に位置する補助部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のレジ袋ホルダ。
【請求項9】
レジカウンターにおいて、レジ袋を掛けることが可能な少なくとも1つの保持部を、レジカウンターテーブルに載置されたレジスタよりも購買者通路側に設置し、
前記保持部に対し、複数枚のレジ袋を束状に重ねて掛けることを特徴とするレジ袋の保持方法。
【請求項10】
少なくとも2つの保持部を、前記レジカウンターテーブルからの高さが互いに異なるように設置することを特徴とする請求項9に記載のレジ袋の保持方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スーパーマーケットなどで提供される商品収納用の買物袋(以下、レジ袋という)を保持するレジ袋ホルダに関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケットやショッピングモールなどの店舗では、会計時に購買商品を収納するビニール製のレジ袋が提供される。近年、プラスチックゴミによる環境負荷への低減を目的としてレジ袋の有料化が進み、店員がレジ袋を必要とする購買者にのみレジ袋を有料で提供する仕組みが導入されている。
【0003】
また、購買者が、自ら会計時にレジ袋をレジ袋ホルダから取得するセルフ提供システムも知られている(特許文献1参照)。そこでは、レジカウンターの手前(会計待ちで並ぶ位置あたり)に、束状に重ねたレジ袋を棒に掛け、ケーシングに詰め込んだレジ袋ホルダを設置する。購買者は、自ら必要な枚数だけケーシングからレジ袋を取り出し、購買商品を詰め込んだ買い物かごとともにレジ袋をレジカウンターに持ち込む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
中規模、大規模店舗などでは、レジカウンター手前に商品陳列用什器を配置することが多く、レジ袋ホルダを配置するためのスペースに制限がある。また、現金決済、カード決済または情報端末決済をするため、買い物かごを保持しながら財布や情報端末を鞄などから取り出そうとする、または保持している購買者にとって、レジカウンター手前でのレジ袋取得はそれらの支障となる。
【0006】
したがって、レジカウンターでの会計処理の流れをスムーズに進行させながら、レジ袋のセルフ提供システムを実現できるレジ袋ホルダおよびレジ袋保持方法の提供が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様であるレジ袋ホルダは、一方向に延び、束状に重ねた複数のレジ袋を保持可能な少なくとも1つの保持部と、前記保持部と接続し、レジカウンターテーブルに載置されたレジスタを囲むことが可能なフレームを形成するベース部とを備え、ベース部が、前記レジカウンターテーブルに載置された状態において、前記保持部を、前記レジカウンターテーブルの購買者通路側テーブル縁側面に沿うように支持可能である。例えば、ベース部のフレームを構成する1つのフレーム縁部を直接あるいは間接的に保持部と接続させた構造にすることができる。
【0008】
本発明の一態様であるレジ袋保持方法は、店員などと対面するレジカウンターにおいて、例えばビニール製などのレジ袋を掛けることが可能な少なくとも1つの保持部を、レジカウンターテーブルに載置されたレジスタよりも購買者通路側に設置し、前記保持部に対し、複数枚のレジ袋を束状に重ねて掛ける。例えば、レジスタと向かい合う位置に保持部を設置可能である。上述したレジ袋ホルダの構成、あるいはそれ以外の構成によるレジ袋の保持を採用することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、レジカウンターでの会計処理の流れをスムーズに進行させながら、レジ袋のセルフ提供システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態であるレジ袋ホルダの斜視図である。
【
図2】レジ袋ホルダをレジカウンターに設置した状態のレジ袋ホルダの斜視図である。
【
図3】レジ袋ホルダを購買者通路側から見た側面図である。
【
図4】ベース部のフレームを構成する棒状部材を示した斜視図である。
【
図5】クランク形状の棒状部材を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本実施形態であるレジ袋ホルダについて説明する。
【0012】
図1は、レジ袋ホルダの斜視図である。
図2は、レジ袋ホルダをレジカウンターに設置した状態のレジ袋ホルダの斜視図である。
図3は、レジ袋ホルダを購買者通路側から見た側面図である。
【0013】
レジ袋ホルダ10は、レジカウンターRCに設置可能であり、
図2に示すように、レジカウンターRCのテーブルTに設置されたレジスタ(例えば、POSレジスタ)100付近に設置される。レジ袋ホルダ10は、ここではラック構造を採用し、レジ袋を掛けることが可能な2つの保持部20、30と、レジスタ100を取り囲むことが可能なフレームFを形成するとともに、テーブルT側で保持部20、30を支持する部分(以下、ベース部という)40とを備える。
【0014】
保持部20、30は、ここでは一方向に延びる板状部材で、断面コの字状の金属製部材によって構成されている。両端の折り曲げられた棒状の連結部材22、32が、保持部20、30の端部に溶接などによって接続し、保持部20、30を連結している。保持部20、30および連結部材22、32は、ここでは金属材料などで成形されている。なお、
図3では連結部材22、32の図示を省略している。
【0015】
保持部20、30には、束状に重ねられたレジ袋を付勢して保持する押さえ板25、35がそれぞれ設けられている。押さえ板25、35は、端部25B、35B側を起点として端部25A、35Aが持ち上がるように、保持部材26、36とそれぞれ接している。なお、
図1、2では、レジ袋を保持していない状態を示している。押さえ板25、35以外のレジ袋を押さえ付ける他の構成を採用してもよい。
【0016】
ベース部40のフレームFは、保持部20、30の長手/延伸方向(以下、X方向)に沿って配置される棒状部材50、60と、保持部20、30の長手/延伸方向に垂直な方向(以下、Y方向)に沿って延びる棒状棒材70、80によって構成され、隣り合う棒状部材間で連結している。テーブルTの縁側面TC付近に配置される棒状部材50には、その両端に断面矩形状の嵌合部52A、52BがY方向に沿って取り付けられ、溶接などによって保持部20と繋がっている。
【0017】
互に平行な一対の棒状部材70、80は、ここでは断面矩形状であり、断面L字型の棒状部材50の両端と繋がる断面矩形状の嵌合部52A、52Bにそれぞれ端部が嵌合するような状態で挿入可能であり、保持部20、30に対し、Y方向に沿ってその位置を変動可能である。
【0018】
図4は、ベース部のフレームを構成する棒状部材を示した斜視図である。棒状部材70の嵌合側端部には、2つの取付用ネジ穴72A、72Bが形成されている。棒状部材50の嵌合部52A、52Bに設けられた穴を通じて、ネジ73が取付穴72A、72Bのいずれかに差し込まれる。棒状部材80も、同様に2つの取付用ネジ穴82A、82Bが形成され、ネジ83が差し込まれる。
【0019】
一方、棒状部材70の他端には、3つのネジ穴74A、74B、74Cが形成され、棒状部材80の他端も、同様に3つのネジ穴84A、84B、84Cが形成されている。保持部20、30の延伸方向(X方向)に沿って延びる棒状部材60は、その両端に穴を形成し、ネジ75、85が棒状部材70、80のネジ穴74A、74B、74C、ネジ穴84A、84B、84Cのいずれかに差し込まれる。棒状部材60は、棒状部材50と平行となるように棒状部材70、80に取り付け固定されるとともに、棒状部材70、80に対する取付位置が可変となるフレーム縁部として構成される。
【0020】
このように、ベース部40のフレームFは、互いに分離可能な4つの棒状部材50、60、70、80をフレーム縁部として連結した構成であり、その一部である棒状部材50を介して、保持部20、30をフレームFの外側で支持する構造になっている。フレームFのサイズは、棒状部材60および一対の棒状部材70、80の取付位置を変えることによって、Y方向に変更、調整可能である。なお、棒状部材70、80に対する両端のネジ穴の数をさらに増やし、フレームFのY方向へのサイズ変更幅をより大きく、細かく調整してもよい。
【0021】
フレームFを構成する棒状部材50は、ここでは保持部20、30および連結部材22、32と一体的に接続した構造を採用し、棒状部材60、70、80は、保持部20、30から取り外し可能である。保持部20、30と一体的な棒状部材50に対して、棒状部材60、70、80を取り付けることによって、レジスタ100を取り囲むことが可能なフレームFを、テーブルT上で形成することができる。
【0022】
保持部20、30は、ベース部40のフレーム面に垂直な方向(以下、Z方向)に関して互いに高さの異なる位置で平行に並び、保持部20のY方向に沿ったテーブルTまでの距離間隔は、保持部30のテーブルTまでの距離間隔よりも長く、保持部30がレジスタ100に対してより近い位置に設置されている。
【0023】
保持部30のベース部40と向かい合う側面30Mには、それぞれ2本の棒が対となる棒状部材90A、90Bが、保持部30の両端付近に取り付けられている。棒状部材90A、90Bは、レジ袋ホルダ10の位置を固定するための補助部材であり、保持部材30の側面30Mから保持部20に渡ってZ方向に延び、棒状部材50の側面に溶接などによって接続している。
【0024】
レジ袋ホルダ10がレジカウンターRCに設置されたとき、棒状部材90A、90Bは鉛直方向に沿って延び、その下端はベース部40およびテーブル縁側面TCよりも下方に位置する。棒状部材90A、90Bの下端には、板部材91A、91Bが溶接などで取り付けられ、また、内部に磁石を収容するスペーサ95A、95Bが、任意の接合手段によって板部材91A、91Bに取り付けられている。
【0025】
レジ袋ホルダ10をレジカウンターRCに設置する場合、棒状部材60がレジスタ100に当接し、スペーサ95A、95Bがテーブル縁側面TCより下方のテーブル側面TDと接するように、フレームFのサイズが調整される。すなわち、棒状部材60の棒状部材70、80に対する取付位置と、棒状部材50に対する棒状部材70、80の取付位置が調整される。
【0026】
フレームFのサイズは、レジスタ100のレジカウンターRCのテーブルTにおける設置場所、テーブルTの縁側面TCとテーブル側面TDとのY方向に沿った距離間隔などに応じて定められる。棒状部材60がレジスタ100に当接することにより、ベース部40は、テーブルTよりも購買者通路M側に位置する保持部20、30を支持することができる。
【0027】
図3に示すように、レジカウンターRCのテーブルTには、買い物かごがレジスタ100へ接近しすぎるのを防ぐため、規制バーBが(ここでは上から見てコの字状)がレジスタ100の周囲に設置されている(
図2では図示せず)。棒状部材60は、規制バーBに当たらないように取付位置を調整することができる。
【0028】
一方、レジスタ100とテーブル縁側面TCとの距離間隔が短い場合、支持部20、30およびフレームFの一部である棒状部材50が、テーブルTからより離れた位置まで突出してしまう。棒状部材70、80を嵌合部52A、52Bの奥側まで差し込んでネジ固定することで、保持部20、30をテーブルTのできるだけ近くで支持することができる。
【0029】
また、棒状部材90A、90Bに取り付け可能なスペーサ95A、95の厚さを調整することにより、スペーサ95A、95Bがテーブル側面TDと接する。その結果、保持部20、30は、棒状部材90A、90Bおよびスペーサ95A、95Bによって、レジ袋ホルダ10はZ方向に関して安定した姿勢を維持することができる。さらに、スペーサ95A、95B内に設けられた磁石と、磁性のあるテーブル側面TDとの間の磁力によって、テーブルTに対して強固に位置決めされ、レジ袋ホルダ10に対して外的力が不意に作用しても、レジ袋ホルダ10の姿勢は安定した状態を維持できる。
【0030】
以下、会計処理の作業、流れについて説明すると、購買者は、店員の居るレジカウンターRCへ進むのに合わせて買い物かごをテーブルTに置く。レジ袋が必要な場合、購買者は、押さえ板25、35を操作することなく、束状に重ねてあるレジ袋を必要な枚数だけ横方向(X方向)に引き出すことができる。
図3では、サイズ大のレジ袋RM1が保持部20、サイズ小のレジ袋RM2が保持部30に掛けられている。
【0031】
保持部20、30が異なる高さにあって、保持部20が保持部30よりもわずかに保持部30の幅程度の距離だけ購買者通路M側へ突出しているため、いずれのレジ袋も容易に取り出すことができる。会計担当の店員は、レジスタ100に備えられたスキャナを利用して商品に付されたバーコードを読み取る作業を行い、スキャナ読み取り後の商品を、図示しないキャッシャー付近に店員自ら置いた買い物かごへ詰め込む作業を行う。購買者は、自ら取り出したレジ袋の枚数を店員に伝え、レジ袋を店員の置いた買い物かごに入れる、あるいは店員に渡すことができる。
【0032】
このように本実施形態のレジ袋ホルダ10は、レジカウンターRCに設置された状態において、束状のレジ袋を掛ける保持部20、30を、レジスタ100の向かい合う位置で購買者通路M側に位置決めし、テーブル縁側面TCに沿うように保持部20、30を支持している。保持部20、30を支持するベース部40をレジカウンターRC上のレジスタ100付近で設置することにより、店員および購買者両方の会計処理の作業、流れを妨げることなく、レジ袋をセルフサービスで提供することができる。
【0033】
上述したように、レジカウンターRCのテーブルTには、規制バーBが設置されることが多く、また、レジスタ100のサイズは製造業者によって様々である。このような規制バーB、レジスタ100のサイズに対応するため、フレームFを構成するフレーム縁部材を交換などし、矩形状枠だけでなく多角形状枠に変更することが可能である。
【0034】
図5は、クランク形状の棒状部材170を示した斜視図である。棒状部材70の代わりに棒状部材170を用いてフレームFを形成することで、横方向サイズの大きいレジスタにも対処することができる。棒状部材80と交換することも可能である。また、クランク形状に限定されず、枠としてフレームFを形成できる範囲であれば、フレームFの形状、およびフレームFを構成する部材形状は任意であり、レジスタ100を取り囲むフレームFを形成できればよい。
【0035】
レジ袋ホルダ10は、棒状部材60、70、80を取り外すことが可能である。したがって、レジカウンターRC以外にもレジ袋ホルダ10を設置して使用する構成にしてもよい。例えば、保持部30の両端付近にフックを取り付けることで、什器やラックなどにレジ袋ホルダ10を掛けることができる。
【0036】
本実施形態では、フレームFを構成する棒状部材50、60、70、80は互いに分離することが可能であるが、一部だけ分離するように構成してもよく、例えば、棒状部材60のみ位置調整できるようにしてもよい。また、保持部20、30とベース部40の棒状部材50との一体的構造に限定されず、保持部20、30とベース部40が互いに分離可能に連結する構成でもよい。
【0037】
保持部20、30が互いに取り外し可能に連結する構成にしてもよく、また、板状以外の形状(例えば、棒状)に変更し、あるいは、互いに平行でなく、あるいは一方向に延びない構成にすることも可能である。さらに、保持部20、30の設置個所は、上述したテーブル縁側面TCより購買者通路M側の位置に限定されず、例えば保持部30をテーブルTの上に配置する構成にしてもよい。そして、1つの保持部、あるいは3つ以上の保持部を設ける構成にしてもよい。
【0038】
保持部20、30およびベース部40の素材は任意であり、レジ袋ホルダ10をテーブルTに安定して設置することが可能であれば、棒状部材90A、90Bおよびスペーサ95A、95Bを設けない構造にしてもよい。さらに、レジ袋ホルダ10は、レジスタ100への当接によって保持部20、30を位置決めする構成に限定されず、テーブルへ直接固定する構成、あるいは、テーブル縁側面TC付近へ掛ける構成など、様々な構成を採用することが可能であり、レジ袋の素材などに合わせて構成することができる。テーブル縁側面TCがテーブル側面TDから突出してテーブル縁側面TCの下方にスペースが確保されるのであれば、レジスタ100と向かい合う位置でなく、レジカウンターRCの範囲でその前後に設置してもよい。
【符号の説明】
【0039】
10 レジ袋ホルダ
20、30 保持部
40 ベース部
90A、90B 棒状部材(補助部材)
100 レジスタ
RC レジカウンター