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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022033322
(43)【公開日】2022-02-28
(54)【発明の名称】曲げ機械用の工具マガジン
(51)【国際特許分類】
   B21D 5/02 20060101AFI20220218BHJP
   B21D 37/04 20060101ALI20220218BHJP
【FI】
B21D5/02 G
B21D37/04 R
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022000905
(22)【出願日】2022-01-06
(62)【分割の表示】P 2019533476の分割
【原出願日】2017-12-19
(31)【優先権主張番号】A51168/2016
(32)【優先日】2016-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AT
(71)【出願人】
【識別番号】509296085
【氏名又は名称】トルンプ マシーネン オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン グルーバー
(72)【発明者】
【氏名】クリストフ ゼフラー
(57)【要約】
【課題】従来技術の欠点を克服して、高い機能性において単純な構造を有する、製造設備用の工具マガジンを提供すること。
【解決手段】本発明は、曲げ機械(3)用の、特にプレスブレーキ用の、工具マガジン(26)に関する。工具マガジン(26)は、複数の収納レール(28)を有し、前記収納レールがマガジンハウジング(27)内に配置されており、かつ曲げ工具(4)を収容するために用いられる。収納レール(28)は、その長手方向の延び(30)において複数の曲げ工具(4)が相前後して列をなして場所を占めるように形成されている。収納レール(28)は、その長手方向の延び(30)の方向において、マガジンハウジング(27)の前側(29)から引き出し可能である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲げ機械(3)用の、特にプレスブレーキ用の工具マガジン(26)であって、工具マガジン(26)が複数の収納レール(28)を有し、前記収納レールがマガジンハウジング(27)内に配置されており、かつ曲げ工具(4)を収容するために用いられ、その場合に収納レール(28)が、その長手方向の延び(30)内に複数の曲げ工具(4)が相前後して列をなして場所を占めるように形成されており、収納レール(28)がその長手方向の延び(30)の方向においてマガジンハウジング(27)の前側(29)から引き出し可能である、ものにおいて、
引き出し可能な収納レール(28)の少なくとも1つが、それぞれ曲げパンチ(5)と曲げダイ(6)を収容するように形成されており、この引き出し可能な収納レール(28)内に、曲げパンチ(5)を収容するための下方の収容溝(39)が形成されており、かつこの引き出し可能な収納レール(28)内に、曲げダイ(6)を収容するための上方の収容溝(40)が形成されている、ことを特徴とする工具マガジン。
【請求項2】
収納レール(28)が個々に、かつ互いに独立してマガジンハウジング(27)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の工具マガジン。
【請求項3】
個々の収納レール(28)が互いに重なり合ってマガジンハウジング(27)内に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の工具マガジン。
【請求項4】
下方の収容溝(39)内に切り欠き(41)が配置されており、前記切り欠き内へ曲げパンチ(5)のロック突片(42)が嵌入することができる、ことを特徴とする請求項3に記載の工具マガジン。
【請求項5】
収納レール(28)が伸縮レールシステム(31)によってマガジンハウジング(27)内に収容されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項6】
伸縮レールシステム(31)が、マガジンハウジング(27)に収容されている第1のスライドレール(44)、収納レール(28)に収容されている第2のスライドレール(45)及び、前記2つのスライドレール(44、45)の間に配置されている少なくとも1つの第3の他のスライドレール(46)を有し、個々のスライドレール(44、45、46)が滑りガイドによって、あるいは軸受ボールによって、互いに結合されている、ことを特徴とする請求項5に記載の工具マガジン。
【請求項7】
個々の収納レール(28)の前側に、保持グリップ(34)が配置されている、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項8】
個々の収納レール(28)の前側に、フェースプレート部(35)が配置されている、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項9】
マガジンハウジング(27)内に、複数の収納レールコンパートメント(32)が並べて配置されており、収納レールコンパートメント(32)の各々の中に複数の収納レール(28)が重なり合って配置されている、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項10】
収納レール(28)の少なくとも1つが、長手方向の延び(30)に対して横方向にマガジンハウジング(27)の側壁(37)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項11】
収納レール(28)の50%より多くが、底から60cmと170cmの間の高さ(43)に配置されている、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項12】
収納レール(28)の各々が、その高さ(43)において変位可能である、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項13】
個々の収納レール(28)が、循環システムに配置されている、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項14】
個々の収納レール(28)がロック装置(47)によって互いに対してロックされているので、1つの収納レール(28)が引き出された状態において、他の収納レール(28)は引き出すことができない、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項15】
マガジンハウジング(27)内に収納レール(28)の他に工具引出し(38)が収容されており、かつその前側(29)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項16】
収納レール(28)が、50cmと200cmの間の、特に80cmと150cmの間の長さ(36)を有している、ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項17】
曲げ機械(3)と、曲げ機械(3)の側壁(9、10)の隣に配置された工具マガジン(26)とを有する製造設備において、
工具マガジン(26)が請求項1から16のいずれか1項に従って形成されている、ことを特徴とする製造設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、曲げ機械用の工具マガジンに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2015-120182号公報)からは、工具収納器が知られており、それは、プレスブレーキの隣に配置されて、複数の曲げ工具を収容するために用いられる。特許文献1から知られた工具収納器は、構造が複雑であり、したがってエラーが生じ易い。
【0003】
特許文献2(特開2003-136143号公報)、特許文献3(国際公開第2016/055906号)及び特許文献4(米国特許出願公開第2014/225494号明細書)は、曲げ機械用の工具マガジンを開示しており、その場合に工具マガジンは複数の収納レールを有し、それらはマガジンハウジング内に配置されており、かつ曲げ工具を収容するために用いられる。収納レールは、その長手方向の延びにおいて複数の曲げ工具が相前後して列をなして場所を占めるように、形成されている。収納レールは、その長手方向の延びの方向に、マガジンハウジングの前側から引き出し可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-120182号公報
【特許文献2】特開2003-136143号公報
【特許文献3】国際公開第2016/055906号
【特許文献4】米国特許出願公開第2014/225494号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、従来技術の欠点を克服して、高い機能性において単純な構造を有する、製造設備用の工具マガジンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項に記載の装置と方法によって解決される。
【0007】
本発明によれば、曲げ機械用、特にプレスブレーキ用の工具マガジンが形成されている。工具マガジンは、複数の収納レールを有し、それらはマガジンハウジング内に配置されており、かつ曲げ工具を収容するために用いられ、その場合に収納レールは、その長手方向の延びにおいて複数の曲げ工具が相前後して列をなして場所を占めるように、形成されている。収納レールは、その長手方向の延びの方向に、マガジンハウジングの前側から引き出し可能である。
【0008】
工具マガジンの本発明に係る形成における利点は、この工具マガジンが引き出しコンセプトによって単純な構造を有していることである。さらに収納レールは、マガジンハウジングの前側から容易に引き出せることにより、機械操作者にとって容易に接近でき、かつ個々の曲げ工具は大きな力を使わずに収納レールから取り出すことができる。
【0009】
さらに、収納レールが個別かつ互いに独立してマガジンハウジングから引き出し可能であると、効果的であり得る。その場合の利点は、この措置によって所望の曲げ工具が収容されている収納レールのみを、工具マガジンから引き出せば済む。それによって、移動すべき質量が小さいことに基づいて、収納レールを引き出すための力の消費を小さく抑えることができ、したがって工具マガジンの人間工学性をさらに向上させることができる。
【0010】
さらに、個々の収納レールは、マガジンハウジング内に重なり合うように配置することができる。その場合の利点は、この措置によって工具マガジンが小さい幅を有することができ、かつ工具マガジンの高さが収納器として用いられることである。
【0011】
さらに、収納レールの1つが、それぞれ曲げパンチと曲げダイを収容するように形成することができ、その場合に下方の収容溝が曲げパンチを収容するように形成されており、上方の収容溝が曲げダイを収容するように形成されている。その場合に好ましくは、この措置によって関連する曲げパンチと曲げダイを共通の収納レール上に配置することができ、したがって機械操作者に見渡せるように提供される。さらにこの措置によって、収納レールの必要な数を削減することができる。というのは、収納レールあたり2倍の数の曲げ工具を収容することができるからである。収納レールのこのような形成の他の利点は、曲げパンチをすでに正しい位置で収納レール内に収容することができ、したがって工具マガジンの人間工学性をさらに向上させることができることである。
【0012】
下方の収容溝内に切り欠きが配置され、その切り欠き内へ曲げパンチのロック突片が嵌入することができる形態も、効果的である。それによって、たとえば国際公開第2004/024361(A1)号に記述されるような、特別に形成された曲げ工具を下から直接収納レール内へ挿入することができる。
【0013】
展開によれば、収納レールが伸縮レールシステムによってマガジンハウジング内に収容されることが、可能である。その場合の利点は、この措置によって収納レール全体をマガジンハウジングから引き出すことができ、それによって曲げ工具へより良好に接近できることである。
【0014】
さらに、伸縮レールシステムが、マガジンハウジングに収容された第1のスライドレール、収納レールに収容された第2のスライドレール及び2つのスライドレールの間に配置された少なくとも1つの第3の他のスライドレールを有しており、その場合に個々のスライドレールが滑りガイドによって、あるいは軸受ボールによって互いい結合されていると、効果的であり得る。特にこのように形成された伸縮レールシステムは、驚くべきことに、高い安定性と細い寸法設計において、良好な機能性を有している。
【0015】
さらに個々の収納レールの前側に、保持グリップを配置することができる。その場合に好ましくは、収納レールはこの措置によって、工具マガジンから容易に引き出すことができる。
【0016】
さらに、個々の収納レールの前側に、フェースプレート部(ein Blendenabschnitt)を配置することができる。その場合に好ましくは、収納レールが引き込まれている場合に、工具マガジンの前側はほぼ閉鎖されており、それによって工具マガジン内にほこりが集まることを回避することができる。
【0017】
特別な形態によれば、マガジンハウジング内に複数の収納レールコンパートメントが並べて配置されており、その場合に個々の収納レールコンパートメント内に複数の収納レールが重ねて配置されることが、可能である。その場合に好ましくは、この措置によって工具マガジンの容量を増大させることができる。
【0018】
好ましい展開によれば、収納レールの少なくとも1つを、長手方向の延びに対して横方向にマガジンハウジングの側壁から引き出し可能とすることができる。このように形成された収納レールは、特に、長手方向に引き出し可能な収納レールの静力学に過度の負荷をかける、重い曲げ工具を収容するために用いることができる。
【0019】
特に、収納レールの50%より多くが、底から60cmと170cmの間の高さに配置されていると、効果的であり得る。その場合に好ましくはこの措置によって、しばしば使用される曲げ工具の大部分を上述した高さにおいて、機械操作者によって特に人間工学的に工具マガジンから取り出すことができる。
【0020】
さらに、収納レールのいくつかがその高さにおいて変位可能である。その場合に好ましくは、この措置によって収納レールは、個々の曲げ工具を簡単かつ人間工学的に工具マガジンから取り出すことができる高さへ移動させることができる。
【0021】
さらに、個々の収納レールを循環システムに配置することができる。その場合に好ましくは、大きな数の収納レールを工具マガジン内に収容することができ、かつ収納レールから曲げ工具を取り出すために、収納レールを人間工学的な高さにおいて準備することができる。
【0022】
個々の収納レールをロック装置によって互いに対してロックすることができるので、1つの収納レールが引き出された状態において、他の収納レールを引き出すことができない形態も、効果的である。それによって複数の収納レールを同時に工具マガジンから引き出せなくすることができる。それによって工具マガジンの傾き安定性を弱めることを回避することができ、傾き安定性が弱まると事故の危険性が高まることがあり得る。
【0023】
展開によれば、収納レールに加えて、工具引出しをマガジンハウジング内に収容し、かつその前側から引き出すことができる。その場合に好ましくは、この措置によって曲げ工具の他に測定工具又はその他の材料も工具マガジン内に詰め込むことができる。
【0024】
さらに、収納レールが50cmと200cmの間の、特に80cmと150cmの間の長さを有すると、効果的であり得る。特にこの長さ領域内の収納レールは、工具マガジンの充分な収容能力と充分に大きい強度との間の良好な妥協点となる。
【0025】
さらに、曲げ機械と曲げ機械の側壁の隣に配置された工具マガジンとを有する製造設備を設けることができる。その場合に工具マガジンは、上述したように形成されている。
【0026】
製造設備の好ましいレイアウトにおいて、工具マガジンが曲げ機械の隣に機械操作者によって容易に接近できるように配置されている。それによって人間工学的に好ましい作業が可能である。
【0027】
収納レールは、充分な強度において小さい密度を有する材料から形成することができる。この種の材料は、たとえばアルミニウムとすることができる。さらにこの種の材料は、たとえばプラスチックであってもよい。その代わりに、あるいはそれに加えて、収納レールは重量を削減するために、たとえば中空ボディとして形成することができる。これは、たとえば押し出し鋳造中空プロフィールの形成によって達成することができる。さらに、収納レールをシート変形片から形成することもできる。
【0028】
本発明をさらによく理解するために、以下の図を用いて詳細に説明する。
図は、それぞれ著しく簡略化された図式的な表示である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】曲げ機械と工具マガジンを有する製造設備を図式的に示している。
図2】工具マガジンの第1の実施例を示す断面図である。
図3】工具マガジン内の収納レールの詳細を示している。
図4】工具マガジン内の収納レールの第2の実施例を示す側面図である。
図5】工具マガジン内の収納レールの第2の実施例の詳細を示している。
【発明を実施するための形態】
【0030】
最初に記録しておくが、異なるように記載される実施形態において、同一の部分には同一の参照符号ないし同一の構成部分名称が設けられており、その場合に説明全体に含まれる開示は、同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有する同一の部分へ意味に従って移し替えることができる。また、説明内で選択される、たとえば上、下、側方などのような位置記載は、直接説明され、かつ示される図に関するものであって、この位置記載は位置が変化した場合には意味に従って新しい位置へ移し替えられる。
【0031】
その場合に「特に」という表現は、以下においては、対象又は方法ステップの可能な特殊な形態又はより詳細な特殊化と考えることができるが、必ずしもその必然的な好ましい実施形態又はやり方を示すものではない。
【0032】
図1には、シートから形成すべき工作物2を自由に曲げるための製造設備1の実施変形例が、図式的に単純化された表示で示されている。
【0033】
製造設備1は、曲げパンチ5と曲げダイ6のような、互いに対して変位可能な曲げ工具4の間で工作物2もしくは加工品を形成するための、曲げ機械3、特にプレスブレーキを有している。その場合に曲げパンチ5は上工具と、そして曲げダイ6は下工具と称することもできる。
【0034】
曲げ機械3の機械フレーム7は、たとえば底プレート8を有しており、その上に垂直に立ち上がるように、横方向において互いに離隔し、かつ互いに向き合うように方向づけして側壁9、10を配置することができる。これらは好ましくは、たとえばシート変形部分によって形成される、中実の横結合部11によって、底プレート8から離隔した終端領域において互いに結合されている。
【0035】
側壁9、10は、工作物2を変形させるための自由空間を形成するために、たとえばC字形状に形成することができ、その場合に側壁9、10には、特に底プレート8上に立ち上がる、固定のプレスビーム12を固定することができる。このプレスビーム12は、テーブルビームと称することもできる。さらに、線形ガイド13内に、プレスビーム12に対して変位可能な他のプレスビーム14、特に押圧ビームを案内して、支承することができる。
【0036】
2つのプレスビーム12、14の互いに平行に対向する端面15、16上に、曲げ工具4を装填するための工具収容部17、18を配置し、もしくは形成することができる。
【0037】
図示される曲げ機械3は、変位可能なプレスビーム14の、すなわち押圧ビームのための駆動配置19として、少なくとも1つ、ここでは2つの駆動手段20を有しており、それらは、エネルギ網21から、あるいは油圧循環によって電気エネルギを供給され、さらにそれらは付加的に制御装置22とワイヤ接続することができる。制御装置22とワイヤ接続された入力端末23を介して、たとえば曲げ機械3の駆動が制御される。
【0038】
駆動手段20は、たとえば、一般的に知られているような、電動のスピンドルドライブ24とすることができる。
【0039】
しかしそれとは関係なく、駆動手段20を油圧及び/又は空気圧によって操作可能な操作手段によって形成することも、可能である。その場合にシリンダ-ピストン配置を適用することができる。しかしまた、たとえば偏心ドライブ、ニーレバードライブ、ギアラックドライブなどのような、他の駆動手段も考えられる。
【0040】
上で挙げた、図面説明のすべての形態特徴もしくは個別特徴は、発明として重要な図面説明の以下の部分において参照することができる、製造設備1もしくは曲げ機械3の例を説明するために、挙げられている。したがってすべての説明される個別特徴は、本発明に係る形成にとって必ずしも必要ではなく、省くこともでき、あるいは機能的な曲げ機械3を得るために、他の特徴と代えることができる。
【0041】
曲げ工具4は、曲げエッジ25を有しており、その曲げエッジは曲げ工具4の長手方向に延びている。曲げエッジ25は、曲げるべき工作物2の曲げラインの推移も定める。曲げ工具4は工具収容部17、18内に、必要に応じて曲げエッジ25に対して平行な方向に摺動可能に収容することができる。
【0042】
図1からさらに明らかなように、製造設備1は工具マガジン26を有することができ、その工具マガジンは曲げ工具4を収容するために用いられる。
【0043】
特に、工具マガジン26は、曲げ機械3の側壁9、10の1つの隣に配置することができる。さらに、曲げ機械3の両側において、側壁9、10の隣に工具マガジン26を配置することができる。
【0044】
さらに、曲げ機械3の側壁9、10の1つの隣に、2つの工具マガジン26を並べて配置することも、考えられる。
【0045】
図2には、工具マガジン26の他の、場合によってはそれ自体自立した実施形態が示されており、その場合にここでも、先行する図1におけるのと同一の部分には同一の参照符号が使用される。不必要な繰り返しを回避するために、先行する図1における詳細な説明が参照するよう指示され、もしくは参照される。
【0046】
図2には、工具マガジン26の他の実施例が側面図で示されており、その場合に工具マガジン26のマガジンハウジング27が破断して示されているので、工具マガジン26の内部機構が見られる。
【0047】
これからの説明は、図1及び図2をまとめて見たものに基づく。図2から明らかなように、マガジンハウジング27内に複数の収納レール28が配置されており、それらは曲げ工具4を収容するために用いられる。特に、マガジンハウジング27内に複数の収納レール28を収容することができ、その場合に収納レール28は、工具マガジン26の前側29から引き出し可能である。
【0048】
ここでは特に、収納レール28はその長手方向の延び30の方向にマガジンハウジング27から引き出し可能である。その場合に収納レール28の長手方向の延び30は、収納レール28内に複数の曲げ工具4を相前後して収容することができる方向として定められる。言い換えると、収納レール28の長手方向の延び30は、収納レール28内に収容された曲げ工具4の曲げエッジ25に対して平行になる。
【0049】
特に、収納レール28はマガジンハウジング27から、引出しシステムと同様に引き出し可能とすることができる。この種の引出しシステムは、たとえば伸縮レールシステム31によって達成することができる。その場合に特に、収納レール28の両側に伸縮レールシステム31を配置することができる。
【0050】
互いに重なり合って配置された複数の収納レール28が、収納レールコンパートメント32を形成する。図1から明らかなように、共通のマガジンハウジング27内に複数の収納レールコンパートメント32を並べて配置することができ、その場合に収納レールコンパートメント32の各々が複数の収納レール28を有しており、それらが重なり合って配置されている。特に、収納レール28は個々に、かつ互いに独立して工具マガジン26から引き出し可能である。
【0051】
その場合に、収納レール28は、工具マガジン26から引き出された状態において、マガジンハウジング27に対して片持ちで張り出すことができ、かつ伸縮レールシステム31のみによって保持することができる。その場合に伸縮レールシステム31は、収納レール28内に収容された個々の曲げ工具4の質量に基づいて、かなりの曲げモーメントによって負荷を受ける。したがって、収納レール28によってもたらされる曲げモーメントを収容することができるようにするために、伸縮レールシステム31が充分安定して形成されることが、必要である。
【0052】
さらに、収納レール28の前側33に、保持グリップ34を配置することができ、その保持グリップを機械操作者が握って、収納レール28をマガジンハウジング27から引き出すことができる。
【0053】
保持グリップ34は、種々のやり方で形成し、もしくは配置することができる。その場合に重要なことは、機械操作者が保持グリップ34を人間工学的に握ることができ、収納レール28を簡単かつできるだけ力を使わずにマガジンハウジング27から引き出せることだけである。
【0054】
さらに、収納レール28の前側33にフェースプレート部35を配置することができ、そのフェースプレート部が収納レール28の前側33を覆い、かつ収納レール28が閉鎖された状態、もしくは引き込まれた状態において、マガジンハウジング27に添接する。それによって、収納レール28が引き込まれた場合に、個々のフェースプレート部35がマガジンハウジング27と共に良好な目隠しを形成することができる。さらに、フェースプレート部35は、マガジンハウジング27の内部を外側へ向かって閉鎖し、したがって、マガジンハウジング27の内部へごみが達することを阻止するために、用いることもできる。
【0055】
収納レール28の長さ36は、好ましくは、工具マガジン26が製造設備1内へ良好に挿入され、もしくは充分に多くの曲げ工具4を収納レール28に収容することができるように、選択されている。
【0056】
図1に示すように、工具マガジン26が曲げ機械3の隣に、マガジンハウジング27の側壁37が曲げ機械3の側壁9、10に直接添接するように位置決めされている場合に、これは、好ましい据え付けであると思われる。その場合に個々の収納レール28は、機械操作者によって引き出された状態において容易に曲げ工具4を装填することができ、もしくは収納レール28から曲げ工具4を取り出して、曲げ機械3内へ挿入することができる。収納レール28が引き込まれた状態において、収納レール28の前側33もしくは工具マガジン26の前側29が曲げ機械3の前側と同一平面になることができ、それによって閉鎖された状態において工具マガジン26は、機械操作者のじゃまにならない。
【0057】
さらに、工具マガジン26内に工具引出し38を配置することができ、その工具引出しは、たとえば測定器具もしくは、曲げ機械3の保守のために用いられる他の工具を収容するために形成されている。工具引出し38は、同様に工具マガジン26の前側29において引き出し可能とすることができる。
【0058】
図1及び図2からさらに明らかなように、さらに、収納レール28の少なくとも1つを、長手方向の延び30に対して横方向にマガジンハウジング27の側壁37から引き出し可能とすることができる。この種の収納レール28は、重い曲げ工具4を収容するために用いることができる。というのは、曲げ工具4に接近するために、引き出し幅がわずかで済むからである。横方向に引き出し可能な収納レール28は、同様に伸縮レールシステム31を有することができ、その場合に横方向に引き出すことに基づいて収納レール28はマガジンハウジング27からさほど引き出す必要はなく、それによって伸縮レールシステム31の負荷はより小さくなる。
【0059】
特に図2からよくわかるように、個々の収納レール28は、床に対して種々の高さ43に配置されている。その場合に約130cmの高さ43に配置されている収納レール28が、もっとも簡単に充填し、もしくは空にされる。さらに、この人間工学的に好ましい高さの近傍領域内に、できるだけ多くの数の収納レール28が配置されるように、留意される。
【0060】
図3は、図2の切断線III-IIIに基づくマガジンハウジング27の断面を示しており、その場合にここでも先行する図1及び図2におけるのと同一の部分には、同一の参照符号もしくは構成部分名称が使用される。不必要な繰り返しを避けるために、先行する図1及び図2における詳細な説明が参照するよう指示され、もしくは参照される。
【0061】
図3においては、見やすくするために、個々の収納レール28が拡大して示されている。
【0062】
図3から明らかなように、収納レール28は曲げダイ6を収容するためにも、曲げパンチを収容するためにも、用いることができる。その場合に収納レール28に、曲げパンチを収容するための下方の収容溝39と、曲げダイ6を収容するための上方の収容溝40を形成することができる。これら2つの収容溝39、40は、特に曲げ機械3の工具収容部17、18と同様に形成することができる。特に、曲げダイ6及び付属の曲げパンチ5は、共通の収納レール28に収容することができる。
【0063】
さらに、下方の収容溝39内に切り欠き41を形成することができ、その中へ曲げパンチ5のロック突片42が嵌入することができる。それによって曲げパンチ5は、国際公開第2004/024361(A1)号パンフレットに記載されるように、収納レール28内へ簡単に挿入することができる。
【0064】
図3から特によくわかるように、伸縮レールシステム31は、マガジンハウジング27に収容されている第1のスライドレール44と、収納レール28に収容されている第2のスライドレール45とを有している。付加的に、少なくとも1つの他のスライドレール46を形成することができ、それが、2つのスライドレール44、45の間に配置されている。その場合に特に、他のスライドレール46は、軸受ボールによって第2のスライドレール44と結合することができ、かつ他のスライドレール46は軸受ボールによって第2のスライドレール45と結合することができる。軸受ボールの代わりに、個々のスライドレール44、45、46の間に、滑り面ガイドを形成することもできる。
【0065】
図示されない他の実施例においては、第1のスライドレール44と第2のスライドレール45のみを形成することもでき、それらは互いに歯合し、したがって減少された到達距離を有する伸縮レールシステム31を形成する。さらに他の実施例においては、付加的な他のスライドレール46を第1のスライドレール44と第2のスライドレール45の間に配置することができ、それによって伸縮レールシステム31の押し出し到達距離を増大させることができる。
【0066】
さらに他の実施例においては、伸縮レールシステム31が個々のスライドレールをもたず、適切なガイド機構が収納レール28内、もしくはマガジンハウジング27内に直接形成されることも、考えられる。
【0067】
図4及び図5には、工具マガジン26の他の実施形態の側面図もしくは正面図が示されている。図4及び図5から明らかなように、個々の収納レール28はロック装置47によって互いに対してロックされているので、常に1つの収納レール28のみをマガジンハウジング27から引き出すことができる。ロック装置47によって、マガジンハウジング27の安全性を向上させることができる。というのは、収納レール28が最大に引き出された場合でも、マガジンハウジング27の傾き安定性を改良することができるからである。
【0068】
図4及び図5から明らかなように、ロック装置47はガイドロッド48を有することができ、そのガイドロッドがマガジンハウジング27内で上下に摺動可能に支承されている。ガイドロッド48には、複数のガイドピン49を配置することができ、その場合にガイドピン49の各々は、収納レール28に対応づけることができる。
【0069】
さらに、収納レール28にガイドリンク50を配置することができ、ガイドピン49がそのガイドリンク50と係合する。その場合にガイドリンク50は、収納レール28がマガジンハウジング27から引き出される場合に、ガイドピン49とそれに伴ってガイドロッド48が持ち上げられるように、形成されている。
【0070】
さらにガイドロッド48に阻止ピン51が配置されており、その阻止ピンは、収納レール28に配置された阻止プレート52内へ嵌入するように形成されている。収納レール28がマガジンハウジング27から引き出されて、それによってガイドロッド48が持ち上がった場合に、その下に位置する収納レール28とその上に位置する収納レールにおいて、阻止ピン51が阻止プレート52内へ嵌入する。それによってこれらの収納レール28がロックされて、それらを引き出すことが不可能になる。
【0071】
引き出すべき収納レール28を阻止されずに引き出すことができるようにするために、阻止プレートの長手方向の延びは小さくなくてはならず、かつガイドリンク50は次のように、すなわち阻止プレート52が前方ヘ向かって充分に摺動され、従って引き出すべき収納レール28の阻止ピン51が、引き出すべき収納レール28の阻止プレート52内へ嵌入することがない場合に初めて、阻止ピン51が上方へ向かって摺動されるように、形成されなければならない。したがって収納レール28の引き出しの機能性を維持することができる。
【0072】
実施例は、可能な実施変形例を示しており、その場合にここに記録しておくが、本発明は具体的に示された実施変形例に限定されるものではなく、むしろ個々の実施変形例を互いに様々に組み合わせることも可能であり、これらの変形可能性はこの発明による技術的に取り扱うための教示に基づいて、この技術分野で活動する当業者の裁量の範囲内にある。
【0073】
保護領域は、請求項によって定められている。しかし明細書と図面は、請求項を解釈するために利用すべきである。図示され、かつ説明された様々な実施例の個別特徴又は特徴の組合せは、それ自体自立した進歩的解決を表すことができる。自立した進歩的解決の基礎となる課題は、明細書から読みとることができる。
【0074】
具体的な説明内の値領域についてのすべての記載は、その任意の部分領域とすべての部分領域を共に含むものであって、たとえば記載1から10は、下限の1と上限の10から始まるすべての部分領域、すなわち下限の1またはそれ以上で始まり、上限の10またはそれ以下で終了する、たとえば1から1.7、または3.2から8.1、あるいは5.5から10のすべての部分領域、を一緒に含んでいるものとする。
【0075】
最後に形式的に指摘しておくが、構造を理解しやすくするために、部材は一部縮尺どおりではなく、かつ/又は拡大及び/又は縮小して示されている。
【符号の説明】
【0076】
1 製造設備
2 工作物
3 曲げ機械
4 曲げ工具
5 曲げパンチ
6 曲げダイ
7 機械フレーム
8 底プレート
9 側壁
10 側壁
11 横結合部
12 第1のプレスビーム
13 線形ガイド
14 第2のプレスビーム
15 端面
16 端面
17 第1の工具収容部
18 第2の工具収容部
19 駆動配置
20 駆動手段
21 エネルギ網
22 制御装置
23 入力端末
24 スピンドルドライブ
25 曲げエッジ
26 工具マガジン
27 マガジンハウジング
28 収納レール
29 工具マガジンの前側
30 長手方向の延び
31 伸縮レールシステム
32 収納レールコンパートメント
33 収納レールの前側
34 保持グリップ
35 フェースプレート部
36 収納レールの長さ
37 側壁
38 工具引出し
39 下方の収容溝
40 上方の収容溝
41 収容溝の切り欠き
42 ロック突片
43 高さ
44 第1のスライドレール
45 第2のスライドレール
46 他のスライドレール
47 ロック装置
48 ガイドロッド
49 ガイドピン
50 ガイドリンク
51 阻止ピン
52 阻止プレート
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2022-01-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
曲げ機械(3)用の、特にプレスブレーキ用の、工具マガジン(26)であって、工具マガジン(26)が複数の収納レール(28)を有し、前記収納レールがマガジンハウジング(27)内に配置されており、かつ曲げ工具(4)を収容するために用いられ、収納レール(28)が、その長手方向の延び(30)において複数の曲げ工具(4)が相前後して列をなして場所を占めるように、形成されている、ものにおいて、
収納レール(28)がその長手方向の延び(30)の方向において、マガジンハウジング(27)の前側(29)から引き出し可能であることを特徴とする曲げ機械用の工具マガジン。
【請求項2】
収納レール(28)が個々に、かつ互いに独立してマガジンハウジング(27)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の工具マガジン。
【請求項3】
個々の収納レール(28)が互いに重なり合ってマガジンハウジング(27)内に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の工具マガジン。
【請求項4】
収納レール(28)の1つが、それぞれ曲げパンチ(5)と曲げダイ(6)を収容するように形成されており、下方の収容溝(39)が曲げパンチ(5)を収容するように形成されており、上方の収容溝(40)が曲げダイ(6)を収容するように形成されている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項5】
下方の収容溝(39)内に切り欠き(41)が配置されており、前記切り欠き内へ曲げパンチ(5)のロック突片(42)が嵌入することができる、ことを特徴とする請求項4に記載の工具マガジン。
【請求項6】
収納レール(28)が伸縮レールシステム(31)によってマガジンハウジング(27)内に収容されている、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項7】
伸縮レールシステム(31)が、マガジンハウジング(27)に収容されている第1のスライドレール(44)、収納レール(28)に収容されている第2のスライドレール(45)及び、前記2つのスライドレール(44、45)の間に配置されている少なくとも1つの第3の他のスライドレール(46)を有し、個々のスライドレール(44、45、46)が滑りガイドによって、あるいは軸受ボールによって、互いに結合されている、ことを特徴とする請求項に記載の工具マガジン。
【請求項8】
個々の収納レール(28)の前側に、保持グリップ(34)が配置されている、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項9】
個々の収納レール(28)の前側に、フェースプレート部(35)が配置されている、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項10】
マガジンハウジング(27)内に、複数の収納レールコンパートメント(32)が並べて配置されており、収納レールコンパートメント(32)の各々の中に複数の収納レール(28)が重なり合って配置されている、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項11】
収納レール(28)の少なくとも1つが、長手方向の延び(30)に対して横方向にマガジンハウジング(27)の側壁(37)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項12】
収納レール(28)の50%より多くが、底から60cmと170cmの間の高さ(43)に配置されている、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項13】
収納レール(28)の各々が、その高さ(43)において変位可能である、ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項14】
個々の収納レール(28)が、循環システムに配置されている、ことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項15】
個々の収納レール(28)がロック装置(47)によって互いに対してロックされているので、1つの収納レール(28)が引き出された状態において、他の収納レール(28)は引き出すことができない、ことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項16】
マガジンハウジング(27)内に収納レール(28)の他に工具引出し(38)が収容されており、かつその前側(29)から引き出し可能である、ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項17】
収納レール(28)が、50cmと200cmの間の、特に80cmと150cmの間の長さ(36)を有している、ことを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の工具マガジン。
【請求項18】
曲げ機械(3)と、曲げ機械(3)の側壁(9、10)の隣に配置された工具マガジン(26)とを有する製造設備において、
工具マガジン(26)が請求項1から17のいずれか1項に従って形成されている、ことを特徴とする製造設備。