(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022033671
(43)【公開日】2022-03-02
(54)【発明の名称】(液体変色&遮光カーテン)
(51)【国際特許分類】
E06B 9/24 20060101AFI20220222BHJP
【FI】
E06B9/24 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020148572
(22)【出願日】2020-08-17
(71)【出願人】
【識別番号】520340880
【氏名又は名称】谷口 賢
(72)【発明者】
【氏名】谷口 賢
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ガラス製品に対して、液体と気体の入れ替えをする事で透明または半透明、不透明の効果をもたらす。
【解決手段】クリアアクリル12の中間層に対して、半径20mmの円形空洞3,4をもうけ、中間層が円形空洞の半分の体積である。5を3と4の半分の位置まで挿入し、3には空気を密閉し、4には液体を注入する。7と合体して3、4、5、6の位置を固定し、6を反時計回りに動かす事で5が3の方向に進み2から空圧がかかり液体は液体流入部分方向に押し戻される。同時にギア6を反時計まわりに動かす事で液体流入部分から注入した液体を吸い取る。6を時計回りに動かす事で、液体が注入され、2から気体が吸い出される。12の中間層に液体を注入し、液体の色によって透明から半透明または不透明になり、気体を2から注入して液体が完全にクリアアクリル12の間から抜けることで透明に戻る、透明から不透明を繰り返し利用できるシステム。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クリアアクリル(10)と(11)が(12)に対して前後から密着し、(10)と(11)の間隔を5mmに、高さ150mm、幅167.467mmで設定します。これにより125600mlの体積が生じます。
(3)と(4)は半径20mmの円形空洞をもうけ、空洞の高さは200mmで設定します。半径20mm*半径20mm*円周率3.14*高さ200mmで体積251200mlに設定します。(5)を(3)と(4)の半分の位置まで挿入し、それぞれの体積の半分である125600mlを使います。
(3)には空気を密閉します。(3)の先端にある(28)をチューブ(9)の(24)と結合し、(23)と(2)を結合します。
(4)には液体を注入します。(4)の先端にある(27)をチューブ(8)の(26)と結合し、(25)と(1)を結合します。
(3)と(4)の位置を固定するために(7)と合体します。(20)を(21)に挿入し、(19)と(22)に挿入します。(6)と(7)を合体するために(18)を(17)を押し入れます。(6)のギアが動くことで(5)が前後に動く仕様になる。
(6)のギアを時計まわりに動かす事で(5)が(4)方向に進み、(4)の中に入っている液体が(1)を通って(12)に押し出されます。
(6)のギアを反時計まわりに動かす事で(5)が(3)方向に進むことにより(12)の一番高い位置に設定した(2)から空圧がかかる事で液体は(1)方向に押し戻される。同時に(6)のギアを反時計まわりに動かす事で(5)を(4)から引き抜く力が働き、(12)の最下部に設置した(1)から注入した液体を吸い取ります。これにより(12)二層になったクリアアクリルの間を液体注入する事で液体の色によっては半透明または不透明になる。
これは気体が液体よりも軽いという自然法則を用いて、空気を(2)から注入することにより液体が(1)を通って完全にクリアアクリルの間から抜けることで透明に戻るというシステム。
【請求項2】
本システムはあらゆるガラス製品に対して液体フィルムとして利用できます。
会社オフィスやホテルラウンジ、客室窓での遮光、またはプライバシー保護、色付き液体カーテンとして利用できます。さらに本システムは柔軟性があるアクリルを利用する事で平面だけでなく、湾曲した自動車や船舶などのフロントガラスにも利用でき、駐車時の液体遮光カーテンとして利用できる。
【請求項3】
(6)のギアに対して電動モーターを動力として利用する事で液体の注入、気体の注入をさらに高速で行い、入れ替えを電動化できる。
【請求項4】
色彩理論をもとに(4)の液体の色を調合することで色を自由に表現し、本商品を2重3重に重ねて利用する事で色を調合することができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本システムはあらゆるガラス製品に対して液体フィルムとして利用でき、液体の色によって従来のガラス製品に対して、透明、遮光、半透明化、不可視化を実現する。
【背景技術】
【0002】
従来の遮光カーテンは布製が多く、取り替え以外では色の変更を行う事ができなかった。車の遮光フィルムは安全上透明度を確保しないといけない分、完全遮光の不透明フィルムは法律上違反であった。フィルムは一度つけると透明に戻す場合はフィルムを剥がすしかなく、繰り返して利用する事が困難であった。これらの事態に対して、透明または不透明を繰り返し使えるのが本システムである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これまで一度使い切りのフィルムの代わりに繰り返して利用できる遮光フィルムを作る事で、真夏の停車中にボタン一つで液体フィルムが透明から不透明になり、遮光する事で車内の温度上昇を防ぐ事ができる。
またホテルやオフィスでもこれまでブラインドやカーテンでプライバシー保護を行っていたが、本システムを使用事で瞬時に自動変色できる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
これは気体が液体よりも軽いという自然法則を用いて、気体を(2)から注入することにより液体が(1)を通って完全にクリアアクリルの間から抜けることで透明に戻る。また逆の動きで(1)から液体を注入する事でクリアアクリルの間が透明から半透明、不透明になる。繰り返して何度も利用できるシステム。
【発明の効果】
【0005】
本システムはあらゆるガラス製品に対して液体フィルムとして利用できます。
会社オフィスやホテルラウンジ、客室窓での遮光、またはプライバシー保護、色付き液体カーテンとして利用できます。さらに本システムは柔軟性があるアクリルを利用する事で平面だけでなく、湾曲した自動車や船舶などのフロントガラスにも利用でき、駐車時の液体遮光カーテンとして利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】(12)二重アクリルを形成する枠組み及び(1)と(2)接合部分
【
図5】(5)空気を液体を押し出す部分及び動力を伝達する役割をしている
【発明を実施するための形態】
【0007】
クリアアクリル(10)と(11)が(12)に対して前後から密着し、(10)と(11)の間隔を5mmに、高さ150mm、幅167.467mmで設定します。これにより125600mlの体積が生じます。
(3)と(4)は半径20mmの円形空洞をもうけ、空洞の高さは200mmで設定します。半径20mm*半径20mm*円周率3.14*高さ200mmで体積251200mlに設定します。(5)を(3)と(4)の半分の位置まで挿入し、それぞれの体積の半分である125600mlを使います。
(3)には空気を密閉します。(3)の先端にある(28)をチューブ(9)の(24)と結合し、(23)と(2)を結合します。
(4)には液体を注入します。(4)の先端にある(27)をチューブ(8)の(26)と結合し、(25)と(1)を結合します。
(3)と(4)の位置を固定するために(7)と合体します。(20)を(21)に挿入し、(19)と(22)に挿入します。(6)と(7)を合体するために(18)を(17)を押し入れます。(6)のギアが動くことで(5)が前後に動く仕様になる。
(6)のギアを時計まわりに動かす事で(5)が(4)方向に進み、(4)の中に入っている液体が(1)を通って(12)に押し出されます。
(6)のギアを反時計まわりに動かす事で(5)が(3)方向に進むことにより(12)の一番高い位置に設定した(2)から空圧がかかる事で液体は(1)方向に押し戻される。同時に(6)のギアを反時計まわりに動かす事で(5)を(4)から引き抜く力が働き、(12)の最下部に設置した(1)から注入した液体を吸い取ります。これにより(12)二層になったクリアアクリルの間を液体注入する事で液体の色によっては半透明または不透明になる。
これは気体が液体よりも軽いという自然法則を用いて、空気を(2)から注入することにより液体が(1)を通って完全にクリアアクリルの間から抜けることで透明に戻るというシステム。
【実施例0008】
実際に3Dプリンターで図形通りに模型を作成し、動作確認したが目的であるアクリルの透明から半透明、不透明の繰り返し利用をする事ができた。本システムの利用で誰もが同じ実施結果を体験できる。