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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022034090
(43)【公開日】2022-03-03
(54)【発明の名称】ドアロック装置
(51)【国際特許分類】
   E05B 77/28 20140101AFI20220224BHJP
   E05B 81/20 20140101ALI20220224BHJP
   E05B 81/56 20140101ALI20220224BHJP
   B60J 5/00 20060101ALI20220224BHJP
【FI】
E05B77/28
E05B81/20 B
E05B81/20 A
E05B81/56
B60J5/00 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2018241117
(22)【出願日】2018-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】000138462
【氏名又は名称】株式会社ユーシン
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】赤木 伸哉
(72)【発明者】
【氏名】山崎 浩平
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250HH01
2E250JJ05
2E250KK02
2E250LL02
2E250PP04
2E250PP05
2E250PP10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】簡単な構成で小型のスーパーロック機構を追加する。
【解決手段】ドアラッチ装置2は、オープン位置及びラッチ位置に回転し、ラッチ位置でストライカ1を保持するフォーク3と、フォーク3をラッチ位置に保持する保持位置、及び、フォーク3を回転自在とする非保持位置に回転するクローレバー4と、フォーク3から離れたアンロック位置、及び、フォーク3をラッチ位置に回転させるロック位置に回転可能なクローズレバー5と、クローズレバー5をアンロック位置からロック位置に回転させて位置決めするクロージャ機構16とを備える。制御部6は、所定の入力信号に基づいてクロージャ機構16を駆動制御して、クローズレバー5をロック位置に回転させて位置決めすることにより、フォーク3をラッチ位置に保持する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体又は前記車体の開口部を開閉するドアのいずれか一方に設けたストライカと、
前記ドア又は前記車体の残る他方に設けられ、前記ストライカと係合し、前記ドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、
前記ドアラッチ装置を駆動制御する制御部と、
を備え、
前記ドアラッチ装置は、
オープン位置及びラッチ位置に回転し、前記ラッチ位置で前記ストライカを保持するフォークと、
前記フォークをラッチ位置に保持する保持位置、及び、前記フォークを回転自在とする非保持位置に回転するクローレバーと、
前記フォークから離れたアンロック位置、及び、前記フォークをラッチ位置に回転させるロック位置に回転可能なクローズレバーと、
前記クローズレバーを前記アンロック位置から前記ロック位置に回転させて位置決めするクロージャ機構と、
を備え、
制御部は、所定の入力信号に基づいて前記クロージャ機構を駆動制御して、前記クローズレバーをロック位置に回転させて位置決めすることにより、前記フォークをラッチ位置に保持する、ドアロック装置。
【請求項2】
前記クローレバーを前記保持位置と前記非保持位置とに回転させるインナーハンドルをさらに備える、請求項1に記載のドアロック装置。
【請求項3】
前記クローレバーを前記保持位置から前記非保持位置に回転させるリリース機構をさらに備え、
前記制御部は、リリース信号に基づいて前記リリース機構を駆動制御することにより、前記クローレバーを前記保持位置から前記非保持位置に回転させる、請求項1又は2に記載のドアロック装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアロック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両の揺動式のサイドドアを車体に対して閉状態に保持するための機構として、モータの駆動力でドアの保持を解除する電動ラッチ(Eラッチ)と呼ばれる機構を備えたドアロック装置が公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記ドアロック装置は、車体のストライカを保持するフォークと、フォークに係合するクローレバーと、クローレバーを操作するモータと、フォークを操作するクロージャ機構とを備える。モータを駆動すれば、フォークへのクローレバーの係合を解除してドアを開放できる。また、ドアがハーフラッチ位置まで閉じられると、クロージャ機構によりフォークをラッチ位置まで回転させてドアを閉鎖できる。
【0004】
しかしながら、前記従来のドアロック装置では、バッテリーからの電力供給が停止した場合、ドアを開放できなくなる。これでは、車内に人が取り残されると大変危険である。
【0005】
また、前記従来のドアロック装置では、車内のロックノブやインナーハンドルが不正に操作されても、ラッチを開放不能とする盗難防止機能を追加する場合、別途、スーパーロック機構を設ける必要があり部品点数が増大する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際特許公開第2016/174753
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、簡単な構成でスーパーロック機構を追加できる小型のドアロック装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するための手段として、車体又は前記車体の開口部を開閉するドアのいずれか一方に設けたストライカと、前記ドア又は前記車体の残る他方に設けられ、前記ストライカと係合し、前記ドアを閉位置に保持するドアラッチ装置と、前記ドアラッチ装置を駆動制御する制御部と、を備え、前記ドアラッチ装置は、オープン位置及びラッチ位置に回転し、前記ラッチ位置で前記ストライカを保持するフォークと、前記フォークをラッチ位置に保持する保持位置、及び、前記フォークを回転自在とする非保持位置に回転するクローレバーと、前記フォークから離れたアンロック位置、及び、前記フォークをラッチ位置に回転させるロック位置に回転可能なクローズレバーと、前記クローズレバーを前記アンロック位置から前記ロック位置に回転させて位置決めするクロージャ機構と、を備え、制御部は、所定の入力信号に基づいて前記クロージャ機構を駆動制御して、前記クローズレバーをロック位置に回転させて位置決めすることにより、前記フォークをラッチ位置に保持する、ドアロック装置を提供する。
【0009】
この構成により、既存のクローズレバー及びクロージャ機構を用いてスーパーロック機構を構成できる。これにより、部品点数を少なくでき、小型化が可能となる。
【0010】
前記クローレバーを前記保持位置と前記非保持位置とに回転させるインナーハンドルをさらに備えるのが好ましい。
【0011】
この構成により、バッテリーからドアラッチ装置への供給電力が停止した場合であっても、インナーハンドルを操作すれば、車内側からドアを開放できる。また、クローズレバーでフォークをラッチ位置に保持するスーパーロック状態では、インナーハンドルの操作を無効として、窃盗等を目的とした不正な開放を防止できる。
【0012】
前記クローレバーを前記保持位置から前記非保持位置に回転させるリリース機構をさらに備え、前記制御部は、リリース信号に基づいて前記リリース機構を駆動制御することにより、前記クローレバーを前記保持位置から前記非保持位置に回転させるのが好ましい。
【0013】
この構成により、クローレバーを回転させるための既存の構成にリリース機構を付加するだけで、ドアを閉じた状態から簡単に開けることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡単な構成で小型のスーパーロック機構を追加できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本実施形態に係るドアロック装置の概略説明図である。
図2図1の制御部で実行するドア閉動作を示すフローチャートである。
図3図1の制御部で実行するスーパーロック動作を示すフローチャートである。
図4図1の制御部で実行するスーパーロック解除動作を示すフローチャートである。
図5図1のフォークをハーフラッチ位置に回転させた状態を示す図である。
図6図5からクローズレバーをロック位置に回転させた状態を示す図である。
図7図6からクローズレバーをアンロック位置に回転させた状態を示す図である。
図8図5からクローズレバーをロック位置に回転させた状態に維持し、クローレバーを非保持位置に回転させた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
【0017】
本実施形態に係るドアロック装置は、図1に示すように、概略、車体100側に設けたストライカ1と、ドア101側に設けたドアラッチ装置2とを備える。ドアラッチ装置2は、支持プレート102に回転可能に支持されるフォーク3、クローレバー4及びクローズレバー5を備え、フォーク3にはストライカ1が係脱する。クローレバー4とクローズレバー5は、後述するリリース機構15とクロージャ機構16によって回転される。リリース機構15とクロージャ機構16は、制御部6によって駆動制御される。
【0018】
フォーク3は、平面視略U字形で、支持プレート102に支軸3aを中心として正逆回転可能に取り付けられている。フォーク3の先端側が二股に分かれることにより形成された部分が、ストライカ1を保持するための係止溝7である。係止溝7を構成する両側の腕部8のうち、一方の腕部8aの先端外縁には係止受部9が形成されている。他方の腕部8bの先端内縁は当接受部10となっている。また、フォーク3には、支軸3aに対して両腕部8とは反対側に押圧受部材11が固定されている。押圧受部材11は、外縁の一部が円弧状に形成された押圧受部11aで構成されている。フォーク3は、図示しないスプリングによって、図中、時計回り方向に付勢され、図1に示すアンラッチ位置と、図5に示すハーフラッチ位置と、図6に示すラッチ位置とに回転可能となっている。フォーク3がアンラッチ位置に位置する場合、車体100に対してドア101は開放状態となっている。フォーク3がハーフラッチ位置に位置する場合、車体100に対してドア101は半ドア状態となっている。フォーク3がラッチ位置に位置する場合、車体100に対してドア101は閉鎖状態となっている。
【0019】
クローレバー4は、平面視略I字形で、支持プレート102に支軸4aを中心として正逆回転可能に取り付けられている。クローレバー4の一端側には、前記フォーク3の係止受部9に係脱し、当接受部10に当接する係止当接部12が形成されている。クローレバー4は、図6に示す保持位置と、図8に示す非保持位置とに回転可能となっている。クローレバー4は、図示しないスプリングによって、図中、支軸を中心として反時計回り方向に付勢されている。フォーク3がラッチ位置に回転している状態で、クローレバー4が保持位置に回転すれば、クローズレバー5の係止当接部12がフォーク3の係止受部9に係止し、フォーク3はラッチ位置に位置決めされる。また、フォーク3がハーフラッチ位置に回転している状態で、クローレバー4が保持位置に回転すれば、クローレバー4の係止当接部12がフォーク3の当接受部10に当接し、フォーク3はハーフラッチ位置に位置決めされる。
【0020】
クローレバー4の他端部には、伝達機構13が接続されている。伝達機構13は、詳細については図示しないが、ドアラッチ装置2内に配置される、公知の複数のレバー等で構成されたものを使用できる。伝達機構13を構成する従動レバーには、インナーハンドル14から延びるワイヤが接続されている。これにより、インナーハンドル14を操作すると、伝達機構13を介してクローレバー4を保持位置から非保持位置へと回転できるようになっている。また、伝達機構13を構成するレバーには、リリース機構15が接続されている。リリース機構15は、ドアラッチ装置2内に配置され、制御部6からの制御信号に基づいて駆動するモータ等の駆動部材を備える。駆動部材の駆動により伝達機構13を介してクローレバー4を保持位置から非保持位置へと回転できるようになっている。
【0021】
クローズレバー5は、平面視扇状で、支持プレート102に支軸5aを中心として正逆回転可能に取り付けられている。クローズレバー5の周方向の一端側は、円弧状に突出した押圧部5bとなっている。クローズレバー5の周方向の他端部には、クロージャ機構16に延びるワイヤが接続されている。クロージャ機構16は、ドアラッチ装置2から離れた位置に設けられている。クロージャ機構16は、モータ等の駆動部材を備え、制御部6からの制御信号に基づいて駆動部材を駆動することによりワイヤを引っ張ったり、緩めたりする。クロージャ機構16には、例えば、モータと、その駆動により作動するワイヤ巻取機構とを備えたアクチュエータを使用できる。クロージャ機構16によりワイヤを引っ張ると、クローズレバー5は、図5に示すアンロック位置から図6に示すロック位置へと回転可能となっている。クローズレバー5は、図示しないスプリングによって支軸5aを中心として、図中、反時計回り方向に付勢されている。
【0022】
ストライカ1は、車体100側に固定され、U字状部分を突出させている。車体100に対してドア101を閉鎖すると、ストライカ1のU字状部分がフォーク3の係止溝7へと侵入し、ドア101を閉鎖状態に維持できるようになっている。
【0023】
制御部6は、ドア101の外面に取り付けられるアウターハンドル(図示せず)に設けたハンドルスイッチ17(又はセンサ)、フォーク3の回転位置を検出するフォークスイッチ18(又はセンサ)、あるいは、携帯機19からの入力信号に基づいて、リリース機構15とクロージャ機構16を駆動制御する。
【0024】
次に、前記構成からなるドアロック装置の動作について説明する。
【0025】
(ドア開動作)
閉鎖された状態のドア101を車外側から開放する場合、アウターハンドルのハンドルスイッチ17を操作する。ハンドルスイッチ17の操作により、操作信号(リリース信号)が制御部6へと出力される。制御部6では、入力された操作信号に基づいて、リリース機構15を駆動させ、クローレバー4を保持位置から非保持位置へと回転させる。これにより、フォーク3の係止受部9からクローレバー4の係止当接部12が脱落する。フォーク3は、スプリングの付勢力によりラッチ位置からハーフラッチ位置を介してアンラッチ位置へと回転し、ドア101が開放される。
【0026】
閉鎖された状態のドア101を車内側から開放する場合、インナーハンドル14を操作する。インナーハンドル14の操作により伝達機構13を介してクローレバー4が保持位置から非保持位置へと回転する。クローレバー4の回転により、前記同様、フォーク3の係止受部9からクローレバー4の係止当接部12が脱落し、フォーク3はアンラッチ位置へと回転し、ドア101が開放される。これによれば、図示しないバッテリーからの電力供給が停止した場合であっても、インナーハンドル14を操作すれば、ドア101を開放することができる。
【0027】
(ドア閉動作)
ドア101が開放された状態から閉鎖する場合、ストライカ1がフォーク3の係止溝7に侵入し、フォーク3がアンラッチ位置からハーフラッチ位置へと回転する。制御部6では、図2のフローチャートに示すように、フォークスイッチ18によりフォーク3の回転位置が図5に示すハーフラッチ位置であることが検出されると(ステップS1)、クロージャ機構16を駆動制御し、クローズレバー5を図5に示すアンロック位置から図6に示すロック位置へと回転させる(ステップS2)。クローズレバー5の回転により、クローズレバー5の押圧部5bがフォーク3に固定した押圧受部材11の押圧受部11aを押圧し、フォーク3は図5に示すハーフラッチ位置から図6に示すラッチ位置へと回転する。ラッチ位置まで回転したフォーク3は、保持位置に位置するクローレバー4の係止当接部12に係合してラッチ位置に位置決めされ、ドア101は閉鎖状態に保持される。フォーク3がラッチ位置に回転したことがフォークスイッチ18によって検出されると(ステップS3)、クロージャ機構16の駆動部材への供給電力を停止する(ステップS4)。クロージャ機構16による引っ張り力が消失すると、クローズレバー5はスプリングの付勢力によってロック位置からアンロック位置へと回転する。
【0028】
(スーパーロック動作)
ドア101の閉鎖状態で、車内のインナーハンドル等が不正に操作されても、ドア101を開放不能とするスーパーロック状態とする場合、携帯機19を操作し、スーパーロック信号を制御部6に入力する。制御部6では、図3のフローチャートに示すように、スーパーロック信号の入力に基づいて(ステップS11)、クロージャ機構16を駆動制御し、ワイヤを介してクローズレバー5を図7に示すアンロック位置から図6に示すロック位置へと回転させる(ステップS12)。クローズレバー5のロック位置への回転により、クローズレバー5の押圧部5bがフォーク3の押圧受部11aに当接し、フォーク3はラッチ位置に保持(位置決め)される。これにより、インナーハンドル14や伝達機構13が不正に操作され、図8に示すように、クローレバー4が保持位置から非保持位置に回転したとしても、フォーク3はクローズレバー5によって回転を阻止されてラッチ位置に位置決めされたままとなる。したがって、ドア101を不正に開放することはできない。
【0029】
(スーパーロック解除動作)
スーパーロック状態を解除する場合、携帯機19を操作し、スーパーロック解除信号を制御部6に入力する。制御部6では、図4のフローチャートに示すように、スーパーロック解除信号の入力に基づいて(ステップS21)、クロージャ機構16を駆動制御し、ワイヤを緩める(ステップS22)。ワイヤが緩められると、クローズレバー5はスプリングの付勢力により、図6に示すロック位置から図7に示すアンロック位置へと回転する。これにより、クローズレバー5によるフォーク3の保持が解除され、スーパーロック状態が解除される。
【0030】
このように、前記実施形態に係るドアロック装置によれば、フォーク3に対してクローレバー4とクローズレバー5の回転位置を変更するだけのシンプルな構成である。したがって、ドアロック装置の構成が大型化することはない。
【0031】
なお、本発明のドアラッチ装置は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0032】
前記実施形態では、クロージャ機構16をドアラッチ装置2から離れた位置に設けるようにしたが、ドアラッチ装置2内に設けるようにしてもよい。この場合、クロージャ機構16からクローズレバー5への駆動力の伝達は、ワイヤに代えて複数のレバーを用いてもよい。
【0033】
前記実施形態では、制御部6は、携帯機19からの入力信号すなわちスーパーロック信号に基づいてスーパーロック動作を実行するようにしたが、入力信号はこれに限定されるものではない。
例えば、車内に人が乗っているか否かを検出するためのセンサ(着座センサ等)を設け、このセンサからの入力信号に基づいて制御部6が車内に人がいないと判断した場合にスーパーロック動作を実行するようにしてもよい。
また、アウターハンドルに設けたハンドルスイッチ17からの入力信号に基づいてスーパーロック動作を実行するようにしてもよい。
このように、スーパーロック動作を開始するための入力信号は、仕様に応じて自由に設定できる。
【0034】
前記実施形態では、ストライカ1を車体100側に設け、ドアラッチ装置2をドア101側に設けるようにしたが、ドアラッチ装置2を車体100側に設け、ストライカ1をドア101側に設けるようにしてもよい。
【0035】
前記実施形態では、アウターハンドルに物理的な押し込み操作を検出するハンドルスイッチ17を設けるようにしたが、これに代えて、手の接触、接近、又は、ジェスチャーを検出する他のセンサを設けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1…ストライカ
2…ドアラッチ装置
3…フォーク
4…クローレバー
5…クローズレバー
6…制御部
7…係止溝
8…腕部
9…係止受部
10…当接受部
11…押圧受部材
12…係止当接部
13…伝達機構
14…インナーハンドル
15…リリース機構
16…クロージャ機構
17…ハンドルスイッチ
18…フォークスイッチ
19…携帯機
100…車体
101…ドア
102…支持プレート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8