(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022034492
(43)【公開日】2022-03-03
(54)【発明の名称】口から吐き出す排気ガスを、目標個所まで誘導可能な、口専用マスク。
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220224BHJP
A62B 18/02 20060101ALI20220224BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A41D13/11 E
A62B18/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020164120
(22)【出願日】2020-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】520379503
【氏名又は名称】田村 嘉治
(72)【発明者】
【氏名】田村 友哉
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA08
2E185CC32
2E185CC73
(57)【要約】
【課題】現在使用しているマスクは、鼻と口が一緒に囲うため、感染者が、呼吸によって、吐き出された排気ガス、を再び吸い込む欠点があった。
【解決手段】口専用マスク1を使用することで、マスクの内側吐き出し区4とマスクの外側吸い込み区5と区分し、尚息を鼻から吸って、口から吐き出す、呼吸法を使い、吐き出された排気ガスを誘導ホース又はパイプによって目標個所まで誘導する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(イ)プラスチック等のように、形状の維持を保つ程度の強さを有する、口専用マスク1。
(ロ)マスクの形状に添って、マスクの内側吐き出し区4と、マスクの外側吸い込み区5と区分し、境界を設ける。
(ハ)排気ガス誘導ホース又はパイプ3の装着用ソケット2を設ける。
以上の如く構成された、口専用マスク1。
【請求項2】
口から吐き出した排気ガス中の、コロナウイルス等を補獲し、大気中への飛散を防ぐ又は、検査用サンプルを採取可能な、濾過装置6を、設ける。
以上の如く構成された、排気ガス誘導ホース又はパイプ3。
【請求項3】
(イ)布又は不織布等の口専用マスク8。
(ロ)弾力性ワク9をマスク8の縁に設け、マスクの内側吐き出し区4と、マスクの外側吸い込み区5と区別し、境界を設ける。
(ハ)排気ガス誘導ホース又はパイプ3を通すための袷を設ける。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コロナウイルス等の感染者及びその未確認者も含め、予防や感染元にならないために、息を鼻から吸って、口から出す呼吸法を使って、肺のガス交換で吐き出された二酸化炭素(次回からは、排気ガスと表わす)を排気ガス誘導ホース又はパイプ3にて目標個所まで誘導し、ウイルスの拡散を防ぐための口専用マスク1である。
尚、息を鼻から吸って、口から出す呼吸法は、口すぼめ呼吸法といって、COPDの治療の一環として専門病院で呼吸理学療法として指導されている方法です。
【背景技術】
【0002】
従来のマスクは、鼻と口を一緒に囲うため、肺から吐き出される、ウイルス混じりの排気ガスをマスク内に溜めるため、再びウイルスを吸い込む欠点があった。
【発明の解決しようとする課題】
【0003】
したがって、ウイルスの感染は、感染者の吐き出した飛末を、直接、吸い込む又は、接触することがほとんどであるため、感染者の吐き出した排気ガスを、管理することで感染拡大を防ぐために、発明されたのである。
【課題を解決する手段】
【0004】
いま、その構成を説明すると、
(イ)マスクの内側吐き出し区4と、マスクの外側吸い込み区5とに区分する。
(ロ)プラスチック等のように、形状の維持を保つ程度の強さと弾力性があり、吐き出し区4と吸い込み区5との間に、境界を設け、排気ガスが吸い込み区5に、漏ることで再び吸い込むことのないように、管理する。
(ハ)マスクの口あたりに、穴をあけ排気ガス誘導ホース又はパイプ3の装着用ソケット2を設け、これに排気ガス誘導ホース又はパイプ3接続し、排気ガスを目標個所まで誘導する。
(ニ)排気ガス誘導ホース又はパイプ3は、コロナウイルス等を補獲又は、検査のためのサンプル採取可能な、濾過装置6を設ける。
(ホ)濾過装置6
誘導ホース又はパイプは3は、太さに限りがあるため濾過材を誘導ホース又はパイプ3の内面に螺旋状に張り付け、呼吸の妨げにならないように、複数連結することで補獲する能力を調製する。
(ヘ)布又は、不織布等の口専用マスク8。
健康な人、症状のあるなしに関係なく、感染者であることを前提とした行動をとるべく、布又は不織布等マスク8であっても、息を鼻から吸って、口から出す呼吸法を使って、吐き出し区4と、吸い込み区5を区分することが必要であり、そのために、弾力性のワク9を縁に設ける等して、吐き出した、排気ガスが吐き出し区4から、漏れないように管理し、補獲することでコロナウイルス等の拡散を防ぐ。
又、排気ガス誘導ホース又はパイプ3の装着のために布又は不織布等の口専用マスク8の口のあたりに、袷を設ける。
【発明を実施するための形態】
【0005】
次ぎに本発明の実施の形態を述べると、
前述にあったように、吐き出し区4と、吸い込み区5に区分し、息を鼻から吸って、口から吐き出す呼吸法を使い、排気ガス誘導ホース又はパイプ3によって、目標個所まで誘導し、濾過装置6で、コロナウイルス等の感染拡大を防ぐことが出来る。
又、布又は不織布等の使い捨てマスクであっても、吐き出し区4と、吸い込み区5との区分が出来、濾過装置6取付可能で、同様の効果が期待出来る。
【発明の効果】
【0006】
(イ)前述のように、息を鼻から吸って、口から吐き出す呼吸法と、排気ガス誘導ホース又はパイプ3によって、安全個所まで誘導することで、診療及び看護にたずさわる方々に、負担を柔らげる効果がある。
(ロ)排気ガス誘導ホース又はパイプ3に設けた補獲装置6は、検査用綿棒取付可能でコロナウイルスの採取に充分時間をかけることが出来るため、一瞬で採取する、PCR検査や、抗原検査より確実である。
【図面の簡単な説明】
【符号の説明】
1はプラスチック等の口専用マスク
2はソケット
3は排気ガス誘導ホース又はパイプ
4は吐き出し区
5は吸い込み区
6は濾過装置
7はウイルス採取用綿棒
8は布又は不織布等口専用マスク
9は袷