(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022035523
(43)【公開日】2022-03-04
(54)【発明の名称】液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置及び液圧シリンダ装置
(51)【国際特許分類】
F15B 15/14 20060101AFI20220225BHJP
F15B 20/00 20060101ALI20220225BHJP
G01M 3/04 20060101ALI20220225BHJP
【FI】
F15B15/14 355Z
F15B20/00 D
G01M3/04 N
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020139915
(22)【出願日】2020-08-21
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-14
(71)【出願人】
【識別番号】394007849
【氏名又は名称】株式会社堀内機械
(74)【代理人】
【識別番号】100076406
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 勝徳
(74)【代理人】
【識別番号】100171941
【弁理士】
【氏名又は名称】辻 忠行
(74)【代理人】
【識別番号】100150762
【弁理士】
【氏名又は名称】阿野 清孝
(72)【発明者】
【氏名】津田 裕也
(72)【発明者】
【氏名】細井 耕平
(72)【発明者】
【氏名】戸波 照喜
(72)【発明者】
【氏名】真下 和昌
(72)【発明者】
【氏名】辻本 佳孝
(72)【発明者】
【氏名】荘司 直毅
(72)【発明者】
【氏名】前田 宗万
【テーマコード(参考)】
2G067
3H081
3H082
【Fターム(参考)】
2G067AA36
2G067BB02
2G067BB22
2G067BB40
2G067CC03
2G067EE08
2G067EE15
3H081AA03
3H081BB02
3H081CC20
3H081CC21
3H081CC23
3H081DD24
3H081DD25
3H081EE30
3H081HH04
3H082AA30
3H082CC02
3H082DA16
(57)【要約】 (修正有)
【課題】液漏れポートが備えられていない既設の液圧シリンダ装置に、設置現場で簡単に付設できるようにした液漏れポート付設装置を提供する。
【解決手段】ピストンロッド103におけるロッドブッシュ104からの延出部分103aが摺動可能な内周部3と、ロッドブッシュ104の外周面104aが嵌合可能な嵌合部4と、内周部3に装着されたダストシール32と、嵌合部4に装着されたOリング42と、延出部分103aからダストシール32とOリング42との間を通っての漏液を導く液漏れ流路5と、液漏れ流路5の端部の液漏れポート6とを備え、嵌合部4に形成された雌ネジ孔に雄ネジ部を螺合して延出部分103aに取付け可能とされた液漏れポート付設装置1。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、ロッドブッシュと、ロッド側カバーと、ヘッド側カバーとが備えられ、前記ピストンロッドが前記ロッドブッシュを貫通して延出する液圧シリンダ装置に付設可能な液漏れポート付設装置であって、
前記ピストンロッドにおける前記ロッドブッシュからの延出部分が摺動可能な内周部と、前記ロッドブッシュの外周面が嵌合可能な嵌合部と、前記内周部に装着されたダストシールと、前記嵌合部に装着されたOリングと、前記延出部分から前記ダストシールと前記Oリングとの間を通っての漏液を導く液漏れ流路と、前記液漏れ流路の端部の液漏れポートとを備えた液漏れポート付設装置が形成され、
前記液漏れポート付設装置を前記液圧シリンダ装置に付設可能とされていることを特徴とする液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置。
【請求項2】
前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置。
【請求項3】
前記液漏れポートからの漏液を検出する漏液検知装置が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置。
【請求項4】
前記液漏れポートからの漏液がドレン配管を介して前記液圧シリンダ装置のドレンパンに排出可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設されていることを特徴とする液圧シリンダ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置及び液圧シリンダ装置に係り、特に、液漏れポートが備えられていない既設の液圧シリンダ装置に、設置現場で簡単に液漏れポートを付設できるようにした液漏れポート付設装置に関する技術である。
【背景技術】
【0002】
従来、液圧で作動する液圧シリンダ装置は、液圧シリンダ装置を稼働するユーザーが液漏れポートを必要とする場合には、メーカーが液漏れポートを設けた液圧シリンダ装置を製造して、ユーザーに納入することが公知である(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
また、従来、液圧シリンダ装置を稼働するユーザーが液漏れポートを不要とする場合には、メーカーが液漏れポートを設けていない液圧シリンダ装置を製造して、ユーザーに納入することも公知である(例えば、特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-207078号公報
【特許文献2】特許第6296500号公報
【特許文献3】特開平6-241209号公報
【特許文献4】特許第5050025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献4記載の液漏れポートを設けていない液圧シリンダ装置を稼働させて金型などの負荷を駆動していたユーザーが、加工されるワーク及び金型を変更する際に、液圧シリンダ装置に液漏れポートを必要とする場合が生ずることがあった。
従来の特許文献4記載の既設の液圧シリンダ装置に、従来の特許文献1~特許文献3に記載の液圧シリンダ装置と同様な液漏れポートを、設置現場で追加加工をすることは非常に煩雑であるという課題があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような従来の技術が有していた課題を解決しようとするものであり、液漏れポートが備えられていない既設の液圧シリンダ装置に、設置現場で簡単に付設できるようにした液漏れポート付設装置とすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置は、シリンダチューブと、ピストンと、ピストンロッドと、ロッドブッシュと、ロッド側カバーと、ヘッド側カバーとが備えられ、前記ピストンロッドが前記ロッドブッシュを貫通して延出する液圧シリンダ装置に付設可能な液漏れポート付設装置であって、
前記ピストンロッドにおける前記ロッドブッシュからの延出部分が摺動可能な内周部と、前記ロッドブッシュの外周面が嵌合可能な嵌合部と、前記内周部に装着されたダストシールと、前記嵌合部に装着されたOリングと、前記延出部分から前記ダストシールと前記Oリングとの間を通っての漏液を導く液漏れ流路と、前記液漏れ流路の端部の液漏れポートとを備えた液漏れポート付設装置が形成され、
前記液漏れポート付設装置を前記液圧シリンダ装置に付設可能とされたものである。
【0007】
請求項2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置は、請求項1に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の構成に加え、前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされたものである。
【0008】
請求項3に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置は、請求項1又は2に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の構成に加え、前記液漏れポートからの漏液を検出する漏液検知装置が設けられたものである。
【0009】
請求項4に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置は、請求項1又は2に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の構成に加え、前記液漏れポートからの漏液がドレン配管を介して前記液圧シリンダ装置のドレンパンに排出可能とされたものである。
【0010】
請求項5に係る本発明の液圧シリンダ装置は、請求項1~4のいずれかに記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設されたものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果は、前記ピストンロッドにおける前記ロッドブッシュからの延出部分が摺動可能な内周部と、前記ロッドブッシュの外周面が嵌合可能な嵌合部と、前記内周部に装着されたダストシールと、前記嵌合部に装着されたOリングと、前記延出部分から前記ダストシールと前記Oリングとの間を通っての漏液を導く液漏れ流路と、前記液漏れ流路の端部の液漏れポートとを備えた液漏れポート付設装置が形成され、前記液漏れポート付設装置を前記液圧シリンダ装置に付設可能とされているから、液漏れポートが備えられていない既設の液圧シリンダ装置に、設置現場で簡単に液漏れポートを付設できるのである。
【0012】
請求項2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果は、請求項1に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果に加え、前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされているから、メーカーで製造された液漏れポート付設装置を、液圧シリンダ装置に機械加工を施すことなく、設置現場で液圧シリンダ装置にドライバーで簡単に取付けることができるのである。
【0013】
請求項3に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果は、請求項1又は2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果に加え、前記液漏れポートからの漏液を検出する漏液検知装置が設けられているから、液圧シリンダ装置のユーザーは液圧シリンダ装置の液漏れを検出して液圧シリンダ装置の保守などができるのである。
【0014】
請求項4に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果は、請求項1又は2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果に加え、前記液漏れポートからの漏液がドレン配管を介して前記液圧シリンダ装置のドレンパンに排出可能とされているから、液圧シリンダ装置から液漏れが生じた場合でも漏液を液圧シリンダ装置に回収することができるのである。
【0015】
請求項5に係る本発明の液圧シリンダ装置の効果は、請求項1~4のいずれかに記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設されているから、請求項1~4のいずれかに係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果を奏することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第一の実施の形態に係る液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置と、液圧シリンダ装置とを示す斜視図である。
【
図2】本発明の第一の実施の形態に係る液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設された状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図及び(d)は断面図である。
【
図4】本発明の第一の実施の形態に係る液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置を示す図で、(a)は左側面図、(b)は断面図及び(c)は斜視図である。
【
図5】本発明の第一の実施の形態に係る液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置を示す図で、(a)は右側面図及び(b)は斜視図である。
【
図6】
図5の一部である本体を示す図で、(a)は右側面図及び(b)は斜視図である。
【
図7】本発明の第二の実施の形態に係る液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設された状態で、漏液検知装置が設けられた斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1~
図6は本発明の第一の実施の形態に係る図面であり、
図7は本発明の第二の実施の形態に係る図面であり、
図1は液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置と、液圧シリンダ装置とを示す斜視図、
図2は液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設された状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図及び(d)は断面図、
図3は
図2(d)のA部拡大図、
図4は液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置を示す図で、(a)は左側面図、(b)は断面図及び(c)は斜視図、
図5は液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置を示す図で(a)は右側面図及び(b)は斜視図、
図6は
図5の一部である本体を示す図で、(a)は右側面図及び(b)は斜視図、及び
図7は液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置が液圧シリンダ装置に付設された状態で、漏液検知装置が設けられた斜視図である。
【0018】
本発明の第一の実施の形態を示す
図1~
図6において、1は液圧シリンダ装置100への液漏れポート付設装置である。
液圧シリンダ装置100は、シリンダチューブ101と、ピストン102と、ピストンロッド103と、ロッドブッシュ104と、ロッド側カバー105と、ヘッド側カバー106とが備えられている。
【0019】
ピストンロッド103は、ロッドブッシュ104を貫通してシリンダチューブ101から延出しており、ピストンロッド103の延出部分103aの端部に金型などの負荷(図示せず)が取付けられて、液圧シリンダ装置100が稼働されるようになっている。
液漏れポート付設装置1は、本体2と接続部21とから形成されており、本体2の取付座22に接続部21が2本のビス23で本体2の取付座22に形成された雌ネジ孔22aに固定され、接続部21の端部には配管継手24が螺合されている。
【0020】
液漏れポート付設装置1の本体2は、ピストンロッド103におけるロッドブッシュ104からの延出部分103aが摺動可能な内周部3と、ロッドブッシュ104の外周面104aが嵌合可能な嵌合部4とを備えている。
そして、液漏れポート付設装置1の本体2は、内周部3に形成されたダストシール溝31に装着されたダストシール32と、嵌合部4に形成されたOリング溝41に装着されたOリング42と、延出部分103aからダストシール31とOリング41との間を通っての漏液を導く液漏れ流路5と、液漏れ流路5の端部の液漏れポート6とを備えている。
【0021】
液漏れポート付設装置1の本体2に形成された液漏れ流路5は、
図4(b)、
図5に示すように、ロッドブッシュ104の端面に当接する部分が断面半円状の溝に形成されている。
液漏れポート付設装置1の本体2の嵌合部4には、
図5(a)に示すように、嵌合部4の仮想中心線43上の所定点43aから水平の放射状に形成された複数(2個)の雌ネジ孔44と、各雌ネジ孔44に螺合する複数(2個)の六角穴付止ネジからなる雄ネジ部45とが備えられ、各雄ネジ部45が各雌ネジ孔44に螺合されることにより液漏れポート付設装置1が液圧シリンダ装置100に付設可能とされている。
【0022】
以上のように、本発明の第一の実施の形態は、メーカーで製造された液漏れポート付設装置1を、液圧シリンダ装置100に機械加工を施すことなく、設置現場で液圧シリンダ装置1にレンチやドライバーで簡単に取付けることができるのである。
つぎに、本発明の第二の実施の形態を
図7により説明する。
【0023】
第二の実施の形態は、第一の実施の形態における液漏れポート付設装置1に液漏れポート6からの漏液を検知する漏液検知装置7を設けて、液圧シリンダ装置100のユーザーが液圧シリンダ装置100の液漏れを検出して液圧シリンダ装置100の保守などができるようにしたものである。
漏液検知装置7は、液漏れ配管8からの漏液が検知ケース71内に導かれ、図示していないが、漏液の有無を検出する漏液センサ、漏洩センサによる漏液の有無を判定する制御部などを内蔵しており、制御部により漏液検出でLED点灯を行うようにしている。
【0024】
第二の実施の形態における漏液検知装置7は、公知の各種漏液検知装置を用いることができるのである。
このように、第二の実施の形態では、液漏れポート6からの漏液を検出する漏液検知装置7が設けられているから、液圧シリンダ装置100のユーザーは液圧シリンダ装置100の液漏れを検出して液圧シリンダ装置100の保守などができるのである。
【0025】
なお、
図7において、72は制御配線、73はドレン管である。
つぎに、本発明の第三の実施の形態について説明する。
【0026】
第三の実施の形態は、図示を省略するが、液漏れポート6からの漏液がドレン配管を介して液圧シリンダ装置100のドレンパンに排出可能とされるようにして、液圧シリンダ装置100から液漏れが生じた場合でも漏液を液圧シリンダ装置100に回収することができるようにしたものである。
つぎに、本発明の第四の実施の形態を説明する。
【0027】
以上の第一~第三の実施の形態は、液圧シリンダ装置100への液漏れポート付設装置1に係るものであったが、第四の実施の形態は、液圧シリンダ装置100への液漏れポート付設装置1が液圧シリンダ装置100に付設されたものである。
なお、
図1において、107は固定フランジ、108はタイロッド、109はナットであり、
図2(b)において、110はピストンパッキン、111はシリンダチューブガスケットであり、
図3において、112はブッシュガスケット、113はロッドパッキン、114はダストパッキンである。
【0028】
つぎに、本発明の第一の実施の形態の変形例を説明する。
第一の実施の形態では、液漏れポート付設装置1を、本体2の嵌合部4に形成した2個の雌ネジ孔44と雄ネジ部45とにより、ロッドブッシュ104に取り付けるようにしたが、ロッドブッシュ104の端面に雌ネジ孔を形成して、本体2に予め形成された雌ネジ孔用の穴に雄ネジ部により取り付けるようにしてもよい。
【0029】
この変形例の場合、既設の液圧シリンダ装置に、設置現場で簡単な雌ネジ孔の加工が必要となる。
【符号の説明】
【0030】
1 液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置
2 液漏れポート付設装置の本体
21 液漏れポート付設装置の接続部
3 内周部
32 ダストシール
4 嵌合部
42 Oリング
43 仮想中心線
43a 所定点
44 雌ネジ孔
45 雄ネジ部(六角穴付止ネジ)
5 液漏れ流路
6 液漏れポート
7 漏液検知装置
100 液圧シリンダ装置
101 シリンダチューブ
102 ピストン
103 ピストンロッド
103a 延出部分
104 ロッドブッシュ
104a 外周面
105 ロッド側カバー
106 ヘッド側カバー
【手続補正書】
【提出日】2021-03-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項2】
前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の六角穴付止ネジからなる雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
請求項2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置は、請求項1に記載の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の構成に加え、前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の六角穴付止ネジからなる雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
請求項2に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果は、請求項1に係る本発明の液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置の効果に加え、前記嵌合部に嵌合部の仮想中心線上の所定点から放射状に形成された複数の雌ネジ孔と、前記各雌ネジ孔に螺合する複数の六角穴付止ネジからなる雄ネジ部とが備えられ、前記各雄ネジ部を前記各雌ネジ孔に螺合されることにより前記液漏れポート付設装置が前記液圧シリンダ装置に付設可能とされているから、メーカーで製造された液漏れポート付設装置を、液圧シリンダ装置に機械加工を施すことなく、設置現場で液圧シリンダ装置にドライバーで簡単に取付けることができるのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
つぎに、本発明の第一の実施の形態の変形例を説明する。
第一の実施の形態では、液漏れポート付設装置1を、本体2の嵌合部4に形成した2個の雌ネジ孔44と2個の六角穴付止ネジからなる雄ネジ部45とにより、ロッドブッシュ104に取り付けるようにしたが、ロッドブッシュ104の端面に雌ネジ孔を形成して、本体2に予め形成された雌ネジ孔用の穴に六角穴付止ネジからなる雄ネジ部により取り付けるようにしてもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
1 液圧シリンダ装置への液漏れポート付設装置
2 液漏れポート付設装置の本体
21 液漏れポート付設装置の接続部
3 内周部
32 ダストシール
4 嵌合部
42 Oリング
43 仮想中心線
43a 所定点
44 雌ネジ孔
45 六角穴付止ネジからなる雄ネジ部
5 液漏れ流路
6 液漏れポート
7 漏液検知装置
100 液圧シリンダ装置
101 シリンダチューブ
102 ピストン
103 ピストンロッド
103a 延出部分
104 ロッドブッシュ
104a 外周面
105 ロッド側カバー
106 ヘッド側カバー