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特開2022-35629新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
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  • 特開-新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。 図1
  • 特開-新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022035629
(43)【公開日】2022-03-04
(54)【発明の名称】新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/045 20060101AFI20220225BHJP
   A61P 31/14 20060101ALI20220225BHJP
【FI】
A61K31/045
A61P31/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020140092
(22)【出願日】2020-08-21
(71)【出願人】
【識別番号】308005615
【氏名又は名称】村山 修
(72)【発明者】
【氏名】村山 修
【テーマコード(参考)】
4C206
【Fターム(参考)】
4C206AA01
4C206AA02
4C206CA03
4C206MA01
4C206MA04
4C206MA37
4C206MA77
4C206NA14
4C206ZB33
(57)【要約】
【課題】
解決しようとする課題はコロナの家庭内感染を減少させる方法である。
【解決手段】
家庭内感染が生じた、家庭内における感染者は1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行って、感染者の口腔内の唾液に含まれている、全てのコロナを殺傷し、家庭内における家族は、1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、家族の口腔内の唾液に含まれるコロナを全て殺傷することで課題を解決する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭内における新型コロナ(以下コロナと呼称)の感染者(1)以外の家族(2)(以下家族と呼称)の口腔(3)に飛び込み、唾液(4)に含まれず直接口腔から肺(5)に侵入するコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、肺に侵入する割合より少ない状態において、副作用の無い度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、1回目のうがいで口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、2回目のうがいでコロナを殺傷することを特徴とする新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【請求項2】
請求項1記載の2回のうがいは1回目のうがいを終わった5分後に2回目のうがいが実施されることを特徴とする請求項1記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【請求項3】
請求項1記載の家庭内におけるコロナの感染者以外の家族の口腔に飛び込み、唾液に含まれず直接口腔から肺に侵入するコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、肺に侵入する割合より少ない状態は、起床後等に家族がウオッカを口腔に含む直前、30秒間口を閉ざして鼻呼吸する動作を2分間に4回行って、体外から
入ってくるコロナを口腔(3)内の唾液(4)に留めることで直接口腔から肺に侵入するコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、肺に侵入する割合より少ない状態になることを特徴とする請求項1記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【請求項4】
家庭内におけるコロナの感染者の肺から、唾液に留まらず、直接口腔から体外に飛び出すコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、体外に飛び出すコロナの割合より少ない状態において、副作用の無い度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、1回目のうがいで口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、2回目のうがいでコロナを殺傷することを特徴とする新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【請求項5】
請求項4記載の2回のうがいは、1回目のうがいを終わった5分後に2回目のうがいが実施されることを特徴とする請求項4記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【請求項6】
請求項4記載の家庭内におけるコロナの感染者の肺から、唾液に留まらず、直接口腔から体外に飛び出すコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、体外に飛び出すコロナの割合より少ない状態は、起床後等に感染者がウオッカを口腔に含む直前、30秒間口を閉ざして鼻呼吸する動作を2分間に4回行って、肺から上がってくるコロナを口腔(3)内の唾液(4)に留めることで直接口腔から体外へ出るコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、体外へ出る割合より少ない状態になることを特徴とする請求項4記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新型コロナの家庭内感染を減少させる方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
令和2年7月東京をエピセンターとする新しいタイプのコロナは短時間の内に名古屋、大阪、福岡、沖縄等各地でエピセンターを生み出している。
該コロナの特色は感染者が日毎に増加している点にあり、その増加率は脅威的である。
感染方法は、当初若い人を中心に感染し、その後、高齢者に広がっていき、感染の場所も、夜の街感染、職場感染、家庭内感染と感染する輪を広げていき、現在、家庭内感染が一番多くなっている。
【0003】
家庭内感染は文字通り家族の間に感染が広がることである。
家族同士は濃厚接触をベースにして、日常生活を行っており、感染防止のために濃厚接触を禁止する手段は強制し難く、効果も期待出来ないために有効な対策を出しずらい。
そのため、当局は、家族全員に感染しない様に注意を促しているだけで、家庭内感染の広がりにブレーキをかける方法を提示出来ない状態にある。
これは家庭内感染の広がりにブレーキをかける有効な手段が見い出されていないことを表している。
【0004】
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究によると「62~71%のアルコールは1分で、コロナウイルスを不活性化させる。」と公表している。
副作用の無い度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカで2回うがいをして、1回目のうがいで口腔の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、5分後に行う2回目のうがいで口腔の唾液に残存するコロナを完全に殺傷する方法は未だ誰も公表していない。
副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカで行う1回目のうがい
でコロナを不活性化させ、5分後に行う2回目のうがいで口腔の唾液に残存するコロナを完全に殺傷すればこれまでに無かった新規性のある発明になる。
【0005】
特許庁のプラットフォームで、全文、コロナウイルス AND全文、ウオッカ、AND全文、不活性化で検証した結果、ヒット件数はゼロであった。
副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行って口腔の唾液に含まれている、ウイルスを殺傷する発明は公表されていない。
【0006】
本発明は、副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行って口腔の唾液に含まれている、コロナを殺傷する発明であり、同様の発明は他に無い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】なし
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする課題はコロナの家庭内感染を減少させる方法である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
家庭内感染が生じた、家庭内における感染者は1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行って、感染者の口腔内の唾液に含まれている、全てのコロナを殺傷し、家庭内における家族は、1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、家族の口腔内の唾液に含まれるコロナを全て殺傷することで課題を解決する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、家庭内のコロナの感染者のコロナが直接口腔から飛び出す場合の割合は、コロナが唾液に含まれた後、体外に出る場合の割合より少なく、唾液に含まれたコロナは全て殺傷され、家庭内における家族の口腔に飛び込む場合、コロナが直接口腔から肺に侵入する場合の割合は、コロナが唾液に含まれた後、肺に侵入する場合の割合より少なく、家族の口腔の唾液に含まれるコロナは全て殺傷されるので、コロナの家庭内感染を減少させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1はコロナが、感染者(1)以外の家族(2)の口腔(3)の唾液(4)に含まれず、直接口腔(3)から肺(5)に侵入する時の概念図である。
図2図2は感染者(1)の肺(5)から出たコロナが、唾液(4)に含まれず、直接体外(6)に飛び出す時の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1の概念図の詳細について説明する。
【0014】
家庭内におけるコロナの感染者(1)以外の家族(2)の口腔(3)に飛び込み、唾液(4)に含まれず直接口腔から肺(5)に侵入するコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、肺に侵入する割合より少ない状態において、副作用の無い度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、1回目のうがいで口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、2回目のうがいでコロナを殺傷することを特徴とする新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【0015】
請求項1記載の2回のうがいは1回目のうがいを終わった5分後に2回目のうがいが実施されることを特徴とする請求項1記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【0016】
ウイルスはンベロープウイルスと、ノンエンベロープウイルスの二種類に分類される。
新型コロナウイルスはエンベロープウイルスに分類され、エンベロープウイルスには一般的にアルコール、熱処理、熱湯消毒が有効である。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)の研究によると、「62~71%のアルコールや過酸化水素0.5%が含まれる漂白剤、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤で表面を消毒すれば、コロナウイルスは1分以内に不活性化する。」と
報告され、「SARS系のコロナウイルスは56度以上の環境で、15分ごとに1万個のウイルスが死ぬという報告もコロナウイルスがアルコール、熱に弱いことを示している。」
ノンエンベロープウイルスにはノロウイルス、アデノウィルス等があり、一般的にアルコールや熱に強く、感染力も強いと言われている。
エンベロープはその大部分が脂質から成るためエタノールや有機溶媒、石けんなどで処理すると容易に破壊することができる。このため一般にエンベロープを持つウイルスは、消毒用アルコールでの不活性化が、エンベロープを持たないウイルスに比べると容易である。
【0017】
アルコールの不活性化メカニズムについて、北里大学 大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室 片山和彦教授らの研究グループは下記の論文を公表している。
「アルコール(エタノール)は、生体膜を透過する一方、中程度の濃度(40%)以上では両親媒性を持つために、細胞膜など脂質膜やタンパク質を変性させる生理作用がある。(細胞膜が壊れ、穴があき、細胞内容物が漏れ出てくる=該コロナウイルスも漏れ出てくる) 。
原核生物である細菌などに作用すると、タンパク質の変性や溶菌(菌が溶けて菌の数が少なくなる=菌が少なくなり、威力が無くなる。)などの殺菌作用がある。
【0018】
また、ヒトなどの局所作用として収れん作用が現れる。
つまり、ある程度水が存在する状況では、アルコールが膜を変性すると共に、透過したアルコールなどが菌の内圧を高め溶菌などの作用が生まれる。
一方、高濃度ではタンパク質の構造水などの脱水作用が生じるため、変性作用が強く現れる。(アルコール度数が高い物は、脱水作用により細胞膜など外膜に対して浸透圧による外圧が加わり、溶菌作用を減弱させるように作用)
「アルコール」は「エタノール」を含めたアルコール類の総称であり、エタノールは、アルコールの一種である。
【0019】
図2の概念図の詳細について説明する。
【0020】
家庭内におけるコロナの感染者(1)の肺(5)から、唾液(4)に留まらず、直接口腔(3)から体外(6)に飛び出すコロナの割合が、コロナが唾液に含まれた後、体外に飛び出すコロナの割合より少ない状態において、副作用の無い度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、1回目のうがいで口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、2回目のうがいでコロナを殺傷することを特徴とする新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【0021】
請求項4記載の2回のうがいは、1回目のうがいを終わった5分後に2回目のうがいが実施されることを特徴とする請求項4記載の新型コロナの家庭内感染を減少させる方法。
【実施例0022】
度数66.5%のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行い、1回目のうがいで口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させ、2回目のうがいでコロナを殺傷することを実現した。
【0023】
本発明を家庭内感染が生じている家族に適用する場合、家族の口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させた後殺傷するために、1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行う。
【0024】
起床後のうがいを詳述する。
図1は、コロナが、家族(2)の口腔(3)の唾液(4)に含まれず、直接口腔(3)から肺(5)に侵入する時の概念図であるが、ウオッカを口腔に含む直前、30秒間口を閉ざして鼻呼吸する動作を2分間に4回行って、体外から入ってくるコロナを口腔(3)内の唾液(4)に留めて、66.5度のウオッカを口腔に含み、口腔内でウオッカをゆすぎ、唾液に含まれているコロナを不活性化させ、5分後に再度口腔内でウオッカをゆすぐと残存しているコロナは殺傷される。
例えば、当初口腔内に1万個のコロナがいたとして、1回目のウオッカによる不活性化で9千個のコロナが溶菌されて消滅し、千個残存する。
5分後の2回目のウオッカによって残存している千個のコロナが溶菌される。
【0025】
家庭内感染における最大の特色は濃厚接触が避けられず、これが感染の主因になることにある。
ウオッカを口腔に含む直前、30秒間口を閉ざして鼻呼吸する動作を2分間に4回行うことは、コロナが体内から出たり、或いは体内に入ることを、完全に阻止出来るマスクを着用しているのと同じ効果を齎すことから、コロナが唾液に留まらず活動する場合の割合と唾液に混ぜられて活動する場合の割合の比を2対98と仮定して、感染者の体外へ出ていくコロナと、家族の体内に入りこむコロナの%を以下に述べる。
【0026】
感染者から体外へ出ていく時の、唾液に混ぜられる割合は98%なので.98%のコロナが殺傷され、感染者の口腔から出ていくコロナは2%となる。
一方、家族の体内に入りこめるコロナは家族の口腔内で、98%が殺傷され、家族の肺へ進めるコロナは2%となる。
【実施例0027】
感染者の口腔内の唾液に含まれているコロナを不活性化させた後殺傷するために、1日5回、起床後と、就寝前、及び朝食後、昼食後、夕食後に副作用の無い66.5度のウオッカを口腔に含み、該ウオッカでうがいを2回行う。
【0028】
起床後のうがいを詳述する。
図2は肺(5)から出たコロナが、感染者(1)の唾液(4)に含まれず、直接体外(6)に飛び出す時の概念図であるが、本発明を感染者に適用する場合、ウオッカを口腔に含む直前、30秒間口を閉ざして鼻呼吸する動作を2分間に4回行って、図2に示す感染者(1)の肺から上がってくるコロナを口腔(3)内の唾液(4)に留めて、66.5度のウオッカを口腔に含み、口腔内でウオッカをゆすぎ、唾液に含まれているコロナを不活性化させ、5分後に再度口腔内でウオッカをゆすぐと残存しているコロナを殺傷する。
例えば、当初口腔内に1万個のコロナがいたとして、1回目のウオッカによる不活性化で9千個のコロナが溶菌されて消滅し、千個残存する。
5分後の2回目のウオッカによって残存する千個のコロナが溶菌される。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の事例は家庭内感染の対策としているが、本発明は家庭内感染以外の場合にも適応出来る。
例えば、呼吸器系の疾患を持っていて、未だ、コロナに感染していない高齢者の感染の予防策として適応可能であり、新規感染者から周囲の人への感染を阻止する対策として適応することが出来る。
【符号の説明】
【0030】
1=感染者
2=家族
3=口腔
4=唾液
5=肺
6=体外
図1
図2