(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022035843
(43)【公開日】2022-03-04
(54)【発明の名称】加熱調理器のLED駆動回路
(51)【国際特許分類】
F24C 3/10 20060101AFI20220225BHJP
F24C 3/12 20060101ALI20220225BHJP
H05B 45/44 20200101ALI20220225BHJP
【FI】
F24C3/10 Z
F24C3/12 L
H05B45/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020140423
(22)【出願日】2020-08-21
(71)【出願人】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】足立 基記
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273AA08
3K273BA30
3K273BA36
3K273CA02
3K273CA11
3K273FA14
3K273FA15
3K273FA33
3K273FA41
3K273GA28
(57)【要約】
【課題】イグナイタと複数のLEDとを備える加熱調理器において、イグナイタの作動時等に高周波のノイズ成分に起因するLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止することができるLED駆動回路を提供する。
【解決手段】イグナイタ40を有する加熱調理器1に搭載されたLED駆動回路10は、複数のLED12と複数の抵抗素子13とが搭載された回路基板11を備える。複数のLED12のそれぞれには、各LED12毎に各別の抵抗素子13が直列に接続されている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バーナの点火用のイグナイタと、複数のLEDとを備える加熱調理器におけるLED駆動回路であって、
前記複数のLEDと、該複数のLEDのそれぞれに各々対応付けられた複数の抵抗素子とが搭載された回路基板を備えており、前記複数のLEDのそれぞれには、各LED毎に各別の前記抵抗素子が対応付けられていると共に、当該対応付けられた抵抗素子が直列に接続されていることを特徴とする加熱調理器のLED駆動回路。
【請求項2】
請求項1記載の加熱調理器のLED駆動回路において、
前記複数のLEDは、前記加熱調理器の透明な天板を通して視認し得るように該加熱調理器に搭載されていることを特徴とする加熱調理器のLED駆動回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスコンロ等、イグナイタを備える加熱調理器のLED駆動回路に関する。
【背景技術】
【0002】
ガスコンロ等の加熱調理器では、複数のバーナのそれぞれの火力レベル(火力の高低度合い)を表示するためのLED(発光ダイオード)等、多数のLEDを搭載した回路基板を備えたものが一般に知られている。そして、この種の加熱調理器では、多数のLEDを駆動する駆動回路として、例えば特許文献1に見られる如き駆動回路が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ガスコンロ等の加熱調理器では、バーナの点火用のイグナイタが搭載されており、該イグナイタの作動時には、加熱調理器に搭載された接続ケーブル等の様々な回路要素に、浮遊容量等に起因する高周波のノイズ成分が重畳しやすい。
【0005】
実際、本願発明者の様々な実験、検討によれば、特許文献1に見られるが如き駆動回路により駆動される多数のLEDを備える加熱調理器では、LEDが点灯駆動されていない状態であっても、イグナイタの作動時等に高周波ノイズの影響で複数のLEDが点滅する現象(LEDの発光状態がちらつくような現象)が発生しやすいことが確認された、特に、透明な天板を通して視認し得るように配置されたLEDでは、上記の現象が目立ちやすいことが確認された。
【0006】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、イグナイタと複数のLEDとを備える加熱調理器において、イグナイタの作動時等に高周波のノイズ成分に起因するLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止することができるLED駆動回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の加熱調理器のLED駆動回路は、バーナの点火用のイグナイタと、複数のLEDとを備える加熱調理器におけるLED駆動回路であって、
前記複数のLEDと、該複数のLEDのそれぞれに各々対応付けられた複数の抵抗素子とが搭載された回路基板を備えており、前記複数のLEDのそれぞれには、各LED毎に各別の前記抵抗素子が対応付けられていると共に、当該対応付けられた抵抗素子が直列に接続されていることを特徴とする。
【0008】
かかる本発明によれば、前記複数のLEDのそれぞれ毎に各別の抵抗素子が直列に接続されるので、各LEDとそれに対応する抵抗素子とを互いに近接させて直列に接続することができる。このため、イグナイタの作動時等に、各LED毎の電流路に各LEDの近辺で高周波のノイズ成分が重畳されても、それを各LEDに対応する抵抗素子で十分に低減させることができる。このため、高周波のノイズ成分に起因するLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止することができる。
【0009】
上記本発明は、前記複数のLEDが、それぞれの発光を前記加熱調理器の透明な天板を通して視認し得るように該加熱調理器に搭載されている場合に好適である。すなわち、上記の如く高周波のノイズ成分に起因するLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止できるので、各LEDの発光を透明な天板を通して視認し得るようになっていても、各LEDの誤作動による発光が視認されてしまうような事態が生じるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態の加熱調理器(ガスコンロ)を上方から見た平面図。
【
図2】実施形態の加熱調理器に備えたLEDの配列を示す図。
【
図3】実施形態の加熱調理器に備えたLED駆動回路の回路構成を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の一実施形態を
図1~
図3を参照して以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態の加熱調理器1は、例えばガスコンロであり、その筐体2の上面部には、複数(図示例では3つ)のコンロバーナ3a,3b,3cが筐体2の内部側から露出するように配置されていると共に、コンロバーナ3a,3b,3cのそれぞれの周囲に五徳4a,4b,4cが配置されている。本実施形態では、これらのコンロバーナ3a,3b,3cが本発明におけるバーナに相当する。
【0012】
また、筐体2の上面部の後端部には、該筐体2の内部に設けられたグリル庫5の排気を行う排気口6が備えられている。さらに、筐体2の前面部には、コンロバーナ3a,3b,3cのそれぞれの点火及び消火、並びに火力調整を行うためのバーナ操作部7a,7b,7cと、グリル庫5に設けられた図示しないグリルバーナの点火及び消火、並びに火力調整を行うためのバーナ操作部7dとが備えられている。
【0013】
筐体2の上面部は、コンロバーナ3a,3b,3c及び排気口6の配置箇所を除いて、ガラス板等の透明な天板2aにより構成されている。そして、天板2aの前端部には、コンロバーナ3a,3b,3cのそれぞれの火力の高低度合い(火力レベル)を表示するための火力表示領域ARが設けられている。
【0014】
この火力表示領域ARは、
図2に示すように、コンロバーナ3a,3b,3cのそれぞれに対応する火力表示領域ARa,ARb,ARcを含む。そして、各火力表示領域ARa,ARb,ARcでは、天板2aの裏面側に複数のLED(発光ダイオード)12が筐体2の幅方向(左右方向)に一列に並ぶように配列されており、そのLED12の列(以降、単にLED列という)の各LED12を発光させた場合に、その発光をユーザが天板2aを通して視認し得るようになっている。
【0015】
この場合、コンロバーナ3a,3b,3cのそれぞれに対応する火力表示領域ARa,ARb,ARcのLED列におけるLED12の発光位置(発光させるLED12の配列位置)が、該LED列に対応するコンロバーナ3a又は3b又は3cの火力の高低度合いに対応付けられている。例えば、コンロバーナ3aに対応するLED列におけるLED12の発光位置は、該コンロバーナ3aの火力が最小火力から最大火力まで増加するに伴い、左端の位置から右端の位置まで変位する。他のコンロバーナ3b,3cについても同様である。
【0016】
筐体2の内部には、
図3に示すように、火力表示領域ARに配置された複数のLED12が搭載された回路基板である表示回路基板11と、該複数のLED12の発光を制御する機能を有するマイコン(マイクロコンピュータ)22が搭載された回路基板である制御回路基板21とを含むLED駆動回路10が搭載されていると共に、各コンロバーナ3a,3b,3c及びグリルバーナの点火用のイグナイタ40、該イグナイタ40の駆動回路41、各コンロバーナ3a,3b,3c及びグリルバーナのそれぞれへの燃料ガスの供給制御用の制御弁(図示省略)等を含む電装部品が搭載されている。なお、
図3に示す表示回路基板11では、火力表示領域ARに配置されたLED12の全体のうちの一部の複数のLED12だけを代表的に記載されている。
【0017】
上記表示回路基板11は、天板2aの火力表示領域ARの裏面側に配置されている。そして、この表示回路基板11には、各LED12を発光させるための駆動電圧の正極側の電位部としての複数(
図3では4つ)の電源電位ライン14と、該駆動電圧の負極側の電位部(接地電位部)としての複数(
図3では4つ)の接地電位ライン15とが配線パターン等により形成されている。
【0018】
また、表示回路基板11には、これに搭載された複数のLED12と同数の抵抗素子13が搭載されている。これらの抵抗素子13のそれぞれは、互いに異なるLED12に対応付けられており、対応するLED12に近接した箇所で、該LED12に直列に接続されている。
【0019】
そして、直列接続されたLED12及び抵抗素子13の組のそれぞれは、該LED12及び抵抗素子13の直列回路の一端が電源電位ライン14のうちの1つに導通し、他端が、接地電位ライン15のうちの1つに導通するようにして、該電源電位ライン14及び接地電位ライン15の間に接続されている。
【0020】
この場合、直列接続されたLED12及び抵抗素子13の組のそれぞれを接続する電源電位ライン14及び接地電位ライン15の組は、LED12及び抵抗素子13の組のそれぞれ毎に互いに異なる。なお、
図3では、各抵抗素子13は、対応するLED12のカソード側に直列に接続されているが、該LED12のアノード側に直列に接続されていてもよい。
【0021】
表示回路基板11の電源電位ライン14及び接地電位ライン15のそれぞれは、コネクタ32を介して接続ケーブル31に接続され、さらに、該接続ケーブル31からコネクタ33を介して制御回路基板21に接続されている。
【0022】
制御回路基板21には、接地された接地電位部24と、該接地電位部24との間に図示しない電源回路からLED12の駆動電圧Vdが印加される電源電位部23とが形成されている。
【0023】
さらに、制御回路基板21には、表示回路基板11の電源電位ライン14のそれぞれを電源電位部23に対して導通又は遮断するための半導体スイッチ素子25が各電源電位ライン14毎に各別に備えられていると共に、表示回路基板11の接地電位ライン15のそれぞれを接地電位部24に対して導通又は遮断するための半導体スイッチ素子26が各接地電位ライン15毎に各別に備えられている。
【0024】
電源電位部23側の各半導体スイッチ素子25(以降、単にスイッチ素子25という)は、例えばトランジスタ、もしくはFET等により構成され、そのオン状態(導通状態)では、対応する電源電位ライン14を電源電位部23に導通させ、オフ状態(遮断状態)では、対応する電源電位ライン14を電源電位部23から遮断する(該電源電位ライン14を電気的に開放する)ように該電源電位ライン14と電源電位部23との間に介装されている。
【0025】
また、各スイッチ素子25は、それぞれ毎に各別にマイコン22に設けられた出力ポートCOM(i)(i=1,2,……)に接続され、該出力ポートCOM(i)から入力される高低2値レベルの制御信号に応じて、オン状態又はオフ状態に制御される。
【0026】
具体的には、各スイッチ素子25は、それに対応する出力ポートCOM(i)から低レベルの制御信号が入力された場合にオン状態に動作し、該スイッチ素子25に対応する電源電位ライン14を電源電位部23に導通させる。また、各スイッチ素子25は、それに対応する出力ポートCOM(i)から高レベルの制御信号が入力された場合にオフ状態に動作し、該スイッチ素子25に対応する電源電位ライン14を電源電位部23から遮断させる。
【0027】
接地電位部24側の各半導体スイッチ素子26(以降、単にスイッチ素子26という)は、例えばトランジスタ、もしくはFET等により構成され、そのオン状態(導通状態)では、対応する接地電位ライン15を接地電位部24に導通させ、オフ状態(遮断状態)では、対応する接地電位ライン15を接地電位部24から遮断する(該接地電位ライン15を電気的に開放する)ように該接地電位ライン15と接地電位部24との間に介装されている。
【0028】
また、各スイッチ素子26は、それぞれ毎に各別にマイコン22に設けられた出力ポートSEG(j)(j=1,2,……)に接続され、該出力ポートSEG(j)から入力される高低2値レベルの制御信号に応じて、オン状態又はオフ状態に制御される。
【0029】
具体的には、各スイッチ素子26は、それに対応する出力ポートSEG(j)から高レベルの制御信号が入力された場合にオン状態に動作し、該スイッチ素子26に対応する接地電位ライン15を接地電位部24に導通させる。また、各スイッチ素子26は、それに対応する出力ポートSEG(j)から低レベルの制御信号が入力された場合にオフ状態に動作し、該スイッチ素子26に対応する接地電位ライン15を接地電位部24から遮断させる。
【0030】
本実施形態では、LED駆動回路10は上記の如く、複数組のLED12及び抵抗素子13を備える表示回路基板11と、マイコン22及び複数のスイッチ素子25,26を備える制御回路基板21とを接続して構成されている。
【0031】
制御回路基板21には、マイコン22及びスイッチ素子25,26の他、図示しないメモリ(RAM、ROM等)や、インターフェース回路等が搭載されている。そして、マイコン22は、実装されたプログラムを実行することで火力表示領域ARの各LED12の発光を制御する機能を有すると共に、コンロバーナ3a,3b,3c及びグリルバーナのそれぞれの燃焼運転を制御する機能も有する。
【0032】
この場合、マイコン22は、イグナイタ40の作動を該イグナイタ40用の駆動回路41を介して制御する。また、マイコン22は、コンロバーナ3a,3b,3c及びグリルバーナのそれぞれに対する燃料ガスの供給を図示しない制御弁(燃料ガスの供給路に備えられた制御弁)を介して制御する。なお、コンロバーナ3a,3b,3c及びグリルバーナのそれぞれの燃焼運転を制御する機能は、マイコン22とは別のマイコンに備えられていてもよい。
【0033】
次に、表示領域ARの各LED12の発光の制御に関してより具体的に説明する。なお、以降の説明では、コンロバーナ3a,3b,3cのうち、燃焼運転を行う任意の1つのコンロバーナをコンロバーナ3xと表記すると共に、該コンロバーナ3xに対応する操作部(7a又は7b又は7c)と、火力表示領域(ARa又はARb又はARc)とをそれぞれ、操作部7x、火力表示領域ARxと表記する。
【0034】
コンロバーナ3xの燃焼運転中に、マイコン22は、該コンロバーナ3x用の操作部7xの操作に応じて設定された火力の高低度合いに応じて(又はコンロバーナ3xでの自動調理運転時に、マイコン22が自動的に設定した火力の高低度合いに応じて)、該コンロバーナ3xに対応する火力表示領域ARxのLED列のうちの発光対象のLED12を選定する。
【0035】
そして、マイコン22は、選定した発光対象のLED12に対応する電源電位ライン14及び接地電位ライン15にそれぞれ接続されているスイッチ素子25,26をオン状態に動作させる制御信号を、該スイッチ素子25,26にそれぞれ対応する出力ポートCOM(i),SEG(j)から該スイッチ素子25,26に出力する。これにより、発光対象のLED12に対応する電源電位ライン14及び接地電位ライン15の間に駆動電圧Vdが印加されることで、該発光対象のLED12に通電され、ひいては、該LED12が発光する。
【0036】
例えば、発光対象のLED12が
図3のLED12のうち、左端側の最上段のLED12xである場合、マイコン22は、出力ポートCOM(4)から低レベルの制御信号を出力すると共に、出力ポートSEG(1)から高レベルの制御信号を出力することで、LED12xに対応する電源電位ライン14x及び接地電位ライン15xにそれぞれ接続されているスイッチ素子25x,26xをオン状態に動作させる。これにより、発光対象のLED12xに対応する電源電位ライン14xび接地電位ライン15xの間に駆動電圧Vdが印加されることで、該LED12xに通電され、ひいては、該LED12xが発光する。
【0037】
なお、発光対象のLED12への通電を比較的高速の周期で間欠的に行わせるように、該LED12に対応するスイッチ素子25x,26xのオンオフ制御を周期的に行うことで、該LED12が実質的に定常的に発光しているようにユーザが視認し得るようにしてもよい。
【0038】
また、本実施形態では、火力表示領域ARの各LED12には、それぞれ毎に各別の抵抗素子13が各LED12に近接して直列に接続されている。このため、イグナイタ40の作動時等に、各LED12毎の電流路に各LED12の近辺で高周波のノイズ成分が重畳されても、それを各LED12に対応する抵抗素子13で十分に低減させることができる。このため、高周波のノイズ成分に起因するLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止することができる。
【0039】
この場合、本実施形態では、火力表示領域ARの各LED12は、その発光を、ユーザが透明な天板2aを通して視認しやすくなっているものの、上記のようにLEDの発光の誤作動が生じるのを効果的に防止できることから、該誤作動による発光がユーザにより視認されてしまうような事態が生じるのを適切に防止できる。
【0040】
なお、以上説明した実施形態では、LED12は各コンロバーナ3a,3b,3cの火力の高低度合いを表示するためのLEDであるが、本発明におけるLEDは、加熱調理器1のその他の状態等を表示するためのLEDであってもよい。
【0041】
また、本発明におけるLEDは、その発光を透明な天板2aを通して視認し得るものに限らず、例えば加熱調理器1の前面部に備えられたLEDであってもよい。また、LED12及び抵抗素子13が搭載された表示回路基板11とマイコン22が搭載された制御回路基板21とは共用の回路基板であってもよい。また、本発明における加熱調理器は、ガスコンロに限らず、例えば、ガス炊飯器等であってもよい。
【符号の説明】
【0042】
1…加熱調理器、2a…天板、3a,3b,3c…コンロバーナ、10…LED駆動回路、11…回路基板、12…LED、13…抵抗素子、40…イグナイタ。