(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022035912
(43)【公開日】2022-03-04
(54)【発明の名称】市道路面標示塗り装置
(51)【国際特許分類】
E01F 9/518 20160101AFI20220225BHJP
B05C 1/02 20060101ALI20220225BHJP
E01F 9/576 20160101ALI20220225BHJP
【FI】
E01F9/518
B05C1/02 102
E01F9/576
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020175685
(22)【出願日】2020-10-19
(31)【優先権主張番号】202010840634.3
(32)【優先日】2020-08-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520304620
【氏名又は名称】杭州木野机械科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】徐浩杰
【テーマコード(参考)】
2D064
4F040
【Fターム(参考)】
2D064AA05
2D064AA15
2D064BA06
2D064EA02
2D064GA06
2D064JA02
4F040AA19
4F040AB04
4F040BA13
4F040CB05
4F040CB23
4F040CB24
4F040CB29
4F040CB33
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ホットメルトが沈降し、ホットメルトが不均一となり塗り効果が劣り、塗り作業を繰り返す必要があることを解決する市道路面標示塗り装置を提供する。
【解決手段】外殻1と、前記外殻の内部に設けられるホットメルト筐体2と、を含み、前記ホットメルト筐体における下端の両側には、ホットメルト排出管が設けられ、前記ホットメルト排出管は、第一排出管A201と第二排出管B201とに分けられ、前記第一排出管の内部には、第一電磁弁A202が設けられ、前記第二排出管の内部には、第二電磁弁が設けられ、前記ホットメルト筐体の内部において前記第一排出管に近接する側には、第一回転部品A21が設けられ、前記ホットメルト筐体の内部において前記第二排出管に近接する側には、第二回転部品B21が設けられる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
市道路面標示塗り装置であって、
外殻(1)と、前記外殻(1)の内部に設けられるホットメルト筐体(2)と、を含み、
前記ホットメルト筐体(2)における下端の両側には、ホットメルト排出管が設けられ、
前記ホットメルト排出管は、第一排出管(A201)と第二排出管(B201)とに分けられ、
前記第一排出管(A201)の内部には、第一電磁弁(A202)が設けられ、
前記第二排出管(B201)の内部には、第二電磁弁(B202)が設けられ、
前記ホットメルト筐体(2)の内部において前記第一排出管(A201)に近接する側には、第一回転部品(A21)が設けられ、
前記ホットメルト筐体(2)の内部において前記第二排出管(B201)に近接する側には、第二回転部品(B21)が設けられ、
前記外殻(1)における外側の底部両側には、それぞれ第一接続棒(3)が固定して設けられ、
前記第一接続棒(3)の他端には、ホットメルト塗布輪(5)が回転可能に設けられ、
二つの前記ホットメルト塗布輪(5)は、第一回転軸(7)によって固定して接続され、
前記第一回転軸(7)の中間位置には、第一走行輪(4)が固定して設けられ、
前記第一回転軸(7)の中間位置において前記第一走行輪(4)の両側には、それぞれ第一傘歯車(A31)と第二傘歯車(B31)が設けられ、
前記第一回転部品(A21)は、前記第一傘歯車(A31)と接続され、
前記第二回転部品(B21)は、前記第二傘歯車(B31)と接続され、
前記外殻(1)における内部の下端の両側には、それぞれ調節可能式ホットメルト間欠排出部品(6)が設けられ、
前記調節可能式ホットメルト排出部品(6)は、取付邪魔板(600)と、回転輪(61)と、を含み、
前記回転輪(61)の中心には、調節棒(62)が摺動可能に設けられ、
前記調節棒(62)の一端には、円周方向に沿って複数の接続回転棒(621)が等間隔に設けられ、
複数の前記接続回転棒(621)の一側面には、第二接続棒(623)が固定して設けられ、
前記第二接続棒(623)の他端には、カム(622)が固定して設けられ、
前記調節棒(62)の中心には、回転接続棒(63)が設けられ、
前記回転接続棒(63)の一端には、回転モータが固定して設けられ、
前記回転モータは、前記取付邪魔板(600)に固定して設けられ、
前記取付邪魔板(600)には、ヒンジ接続軸(66)が回転可能に設けられ、
前記ヒンジ接続軸(66)の一端には、第三接続棒(64)が固定して設けられ、
前記第三接続棒(64)の他端には、駆動回転輪(65)が固定して設けられ、
前記駆動回転輪(65)は、前記回転輪(61)の側面と密着し、
前記ヒンジ接続軸(66)の他端には、ホットメルト排出邪魔板(601)が固定して設けられ、
前記ヒンジ接続軸(66)において前記ホットメルト排出邪魔板(601)の下側には、第一接続ばね(661)が設けられ、
前記第一接続ばね(661)の他端には、スクレーパー(602)が固定して設けられ、
前記ホットメルト排出邪魔板(601)の他端は、前記ホットメルト排出管内に設けられ、
前記ホットメルト排出邪魔板(601)と前記ホットメルト排出管との接続部には、シールリングが設けられ、
前記スクレーパー(602)は、前記ホットメルト塗布輪(5)と接触して設けられる、
ことを特徴とする市道路面標示塗り装置。
【請求項2】
前記第一回転部品(A21)は、第一回転撹拌棒(A211)を含み、
前記第一回転撹拌棒(A211)には、長手方向に沿って複数の第一撹拌羽根(A212)が等間隔に配列され、
複数の前記第一撹拌羽根(A212)と直径は、前記第一回転撹拌棒(A211)の長手方向に沿って次第に漸増し、
前記第一回転撹拌棒(A211)は、前記ホットメルト筐体(2)と前記外殻(1)とを貫通して設けられ、
前記第一回転撹拌棒(A211)において前記外殻(1)の外部に位置する端には、第三傘歯車(A32)が固定して設けられ、
前記第三傘歯車(A32)は、前記第一傘歯車(A31)と噛み合って設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項3】
前記第二回転部品(B21)は、第二回転撹拌棒(B211)を含み、
前記第二回転撹拌棒(B211)には、長手方向に沿って複数の前記第二撹拌羽根(B212)が等間隔に設けられ、
複数の前記第二撹拌羽根(B212)の直径は、前記第二回転撹拌棒(B211)の長手方向に沿って次第に漸増し、
前記第二回転撹拌棒(B211)は、前記ホットメルト筐体(2)と前記外殻(1)とを貫通して設けられ、
前記第二回転撹拌棒(B211)において前記外殻(1)の外部に位置する端には、第四傘歯車(B32)が固定して設けられ、
前記第四傘歯車(B32)は、前記第二傘歯車(B31)と噛み合って設けられる、
ことを特徴とする請求項2に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項4】
複数の前記第一撹拌羽根(A212)と複数の前記第二撹拌羽根(B212)とは、空間において層毎に交錯して重なり合って設けられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項5】
前記第一接続ばね(661)の螺旋軸線は、水平線と10°~15°範囲内の夾角θを形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項6】
前記回転輪(61)の中心には、取付溝(610)が形成され、
前記取付溝(610)における各溝底部には、同列に並ぶ二つの第二接続ばね(613)の一端が固定して設けられ、
二つの前記第二接続ばね(613)の他端には、いずれも係止板(612)が固定して設けられ、
二つの前記係止板(612)は、第四接続棒(611)によって固定して接続され、
前記第四接続棒(611)の一端は、前記取付溝(610)を貫通して前記回転輪(61)の外部に位置し、
前記調節棒(62)の円周表面には、三つの位置規制係止溝(624)が等間隔に形成され、
隣り合う二つの前記位置規制係止溝(624)の間隔は、前記係止板(612)同士の間隔と同じであり、
二つの前記係止板(612)は、隣り合う二つの前記位置係止溝(624)内に位置する、
ことを特徴とする請求項5に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項7】
前記調節棒(62)の中心には、接続突起ブロック(625)が対称に設けられ、
前記回転接続棒(63)の円周表面には、接続係止溝(631)が対称に形成され、
前記接続突起ブロック(625)は、前記接続係止溝(631)内に位置し、
前記調節棒(62)と前記回転接続棒(63)とは、相対的に摺動でき、
前記回転接続棒(63)の両側には、いずれもL字型接続棒(632)の一端が設けられ、
前記L字型接続棒(632)の他端は、前記回転輪(61)の端面に固定して設けられる、
ことを特徴とする請求項6に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項8】
前記外殻(1)の上端には、ホットメルト供給漏斗(101)が設けられ、
前記ホットメルト供給漏斗(101)は、前記外殻(1)と前記ホットメルト筐体(2)とを貫通して設けられ、
前記ホットメルト筐体(2)は、加熱機能を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の市道路面標示塗り装置。
【請求項9】
前記外殻(1)の一側壁には、ハンドル(102)が固定して設けられ、
前記外殻(1)における底部の一端の中心には、第五接続棒(31)が固定して設けられ、
前記第五接続棒(31)には、第二走行輪(41)が回転可能に接続され、
前記ハンドル(102)には、電磁弁起動スイッチが設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の市道路面標示塗り装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、公共工事施工機械技術分野に関し、具体的には市道路面標示塗り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
市道の路面標示のセンターラインは、破線、一重の実線、二重の実線、実線と破線の二重線等を含み、二重実線を塗る場合には、作業者が二回塗る必要があり、作業者の作業負荷を増加させてしまう。また、実線と破線の二重線を引く場合、従来技術では破線と実線とを同時に塗る設備がなく、作業者が実線と破線の二重線を塗る際に作業が非常に煩雑であり、施工中にホットメルトがホットメルト筐体内に長時間貯蔵されることでホットメルトが沈降し、ホットメルトが不均一となり塗り効果が劣り、塗り作業を繰り返す必要があるため、改善の必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109024215号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、市道路面標示塗り装置を提供し、従来技術における上記課題を解決することになる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、市道路面標示塗り装置であって、外殻と、前記外殻の内部に設けられるホットメルト筐体と、を含み、前記ホットメルト筐体における下端の両側には、ホットメルト排出管が設けられ、前記ホットメルト排出管は、第一排出管と第二排出管とに分けられ、前記第一排出管の内部には、第一電磁弁が設けられ、前記第二排出管の内部には、第二電磁弁が設けられ、前記ホットメルト筐体の内部において前記第一排出管に近接する側には、第一回転部品が設けられ、前記ホットメルト筐体の内部において前記第二排出管に近接する側には、第二回転部品が設けられ、前記外殻における外側の底部両側には、それぞれ第一接続棒が固定して設けられ、前記第一接続棒の他端には、ホットメルト塗布輪が回転可能に設けられ、二つの前記ホットメルト塗布輪は、第一回転軸によって固定して接続され、前記第一回転軸の中間位置には、第一走行輪が固定して設けられ、前記第一回転軸の中間位置において前記第一走行輪の両側には、それぞれ第一傘歯車と第二傘歯車が設けられ、前記第一回転部品は、前記第一傘歯車と接続され、前記第二回転部品は、前記第二傘歯車と接続され、前記外殻における内部の下端の両側には、それぞれ調節可能式ホットメルト間欠排出部品が設けられる。
【0006】
好ましくは、前記外殻の上端には、ホットメルト供給漏斗が設けられ、前記ホットメルト供給漏斗は、前記外殻と前記ホットメルト筐体とを貫通して設けられ、前記ホットメルト筐体は、加熱機能を有する。
【0007】
好ましくは、前記外殻の一側壁には、ハンドルが固定して設けられ、前記外殻における底部の一端の中心には、第五接続棒が固定して設けられ、前記第五接続棒には、第二走行輪が回転可能に接続され、前記ハンドルには、電磁弁起動スイッチが設けられる。
【0008】
市政路面標示のセンターラインは、破線、一重の実線、二重の実線、実線と破線の二重線等があり、実線と破線の二重線を引く時に、車道の実際流量に応じて一側の前記調節可能式ホットメルト排出部品を調節し、前記第一電磁弁と前記第二電磁弁とを同時に開け、一側の前記調節可能式ホットメルト排出部品に間欠的にホットメルトを排出させ、これで前記市道路面標示塗り装置を押し動かして道路中部に沿って前進させるだけで、実線と破線の二重線を一回で引くことができ、単独に破線と実線を引く必要がなく、労働強度を減少し、実用性が向上するとともに、前記市道路面標示塗り装置が前方へ進む過程において、前記第一回転部品と前記第二回転部品が前記ホットメルト筐体内のホットメルトを撹拌でき、且つ前記第一回転部品と前記第二回転部品がそれぞれ前記第一排出管と前記第二排出管の両側に位置し、これによって各前記ホットメルト排出管から流出するホットメルトが均一に撹拌されたものであるため、線を引く効果が向上する。
【0009】
好ましくは、前記第一回転部品は、第一回転撹拌棒を含み、前記第一回転撹拌棒には、長手方向に沿って複数の第一撹拌羽根が等間隔に配列され、複数の前記第一撹拌羽根と直径は、前記第一回転撹拌棒の長手方向に沿って次第に漸増し、前記第一回転撹拌棒は、前記ホットメルト筐体と前記外殻とを貫通して設けられ、前記第一回転撹拌棒において前記外殻の外部に位置する端には、第三傘歯車が固定して設けられ、前記第三傘歯車は、前記第一傘歯車と噛み合って設けられる。前記第三傘歯車と前記第一傘歯車との噛合により、前記市道路面標示塗り装置を使用する時に、前記第一回転部品により線を引きながら撹拌する機能が実現され、ホットメルトは前記ホットメルト筐体の底部に沈殿堆積するため、前記第一撹拌羽根の直径を前記第一回転撹拌棒の長手方向に沿って次第に漸増させることで、前記第一排出管におけるホットメルトが十分に撹拌され、前記第一排出管から排出されるホットメルトが十分に撹拌されたものであることによって、線を引く品質が向上する。
【0010】
好ましくは、前記第二回転部品は、第二回転撹拌棒を含み、前記第二回転撹拌棒には、長手方向に沿って複数の前記第二撹拌羽根が等間隔に設けられ、複数の前記第二撹拌羽根の直径は、前記第二回転撹拌棒の長手方向に沿って次第に漸増し、前記第二回転撹拌棒は、前記ホットメルト筐体と前記外殻とを貫通して設けられ、前記第二回転撹拌棒において前記外殻の外部に位置する端には、第四傘歯車が固定して設けられ、前記第四傘歯車は、前記第二傘歯車と噛み合って設けられる。前記第四傘歯車と前記第二傘歯車とが噛み合うことで、前記市道路面標示塗り装置を使用する時に、前記第二回転部品により線を引きながら撹拌する機能が実現され、ホットメルトは前記ホットメルト筐体の底部に沈殿するため、前記第二撹拌羽根の直径を前記第二回転撹拌棒の長手方向に沿って漸増させることで、前記第二排出管におけるホットメルトが十分に撹拌され、前記第二排出管から排出されるホットメルトが十分に撹拌されたものだから、線を引く品質が向上する。
【0011】
好ましくは、複数の前記第一撹拌羽根と複数の前記第二撹拌羽根とは、空間において層毎に交錯して重なり合って設けられる。これで前記第一撹拌羽根と前記第二撹拌羽根とのホットメルトに対する撹拌効果が向上する。
【0012】
好ましくは、前記調節可能式ホットメルト排出部品は、取付邪魔板と、回転輪と、を含み、前記回転輪の中心には、調節棒が摺動可能に設けられ、前記調節棒の一端には、円周方向に沿って複数の接続回転棒が等間隔に設けられ、複数の前記接続回転棒の一側面には、第二接続棒が固定して設けられ、前記第二接続棒の他端には、カムが固定して設けられ、前記調節棒の中心には、回転接続棒が設けられ、前記回転接続棒の一端には、回転モータが固定して設けられ、前記回転モータは、前記取付邪魔板に固定して設けられ、前記取付邪魔板には、ヒンジ接続軸が回転可能に設けられ、前記ヒンジ接続軸の一端には、第三接続棒が固定して設けられ、前記第三接続棒の他端には、駆動回転輪が固定して設けられ、前記駆動回転輪は、前記回転輪の側面と密着し、前記ヒンジ接続軸の他端には、ホットメルト排出邪魔板が固定して設けられ、前記ヒンジ接続軸において前記ホットメルト排出邪魔板の下側には、第一接続ばねが設けられ、前記第一接続ばねの他端には、スクレーパーが固定して設けられ、前記ホットメルト排出邪魔板の他端は、前記ホットメルト排出管内に設けられ、前記ホットメルト排出邪魔板と前記ホットメルト排出管との接続部には、シールリングが設けられ、前記スクレーパーは、前記ホットメルト塗布輪と接触して設けられる。前記調節棒と前記回転輪とが調節可能に接続され、且つ前記調節棒と前記回転輪とは軸方向において相対的に摺動できるため、前記カムと前記回転輪の円周表面との相対的位置を調節でき、前記調節棒と前記回転輪の相対的位置を調節して前記カムを前記回転輪の円周表面に位置させた時に、前記回転輪と前記調節棒とが回転する時に、前記カムが間欠的に前記駆動回転輪を押し上げることができ、これによって前記ヒンジ接続軸が間欠的に揺動でき、前記ホットメルト排出管内の前記ホットメルト排出邪魔板は間欠的に前記ホットメルト排出管を完全に遮ることができるとともに、前記スクレーパーが間欠的に前記ホットメルト塗布輪の軸方向で往復摺動して前記ホットメルト塗布輪におけるホットメルトをかき落とすことができ、前記市道路面標示塗り装置で破線を引く時に間欠的に前記ホットメルト塗布輪に残留のホットメルトを清掃し、破線を引く効果を向上させる。
【0013】
好ましくは、前記第一接続ばねの螺旋軸線は、水平線と10°~15°範囲内の夾角を形成する。これによって前記スクレーパーは、前記ホットメルト塗布輪を清掃する時に下方に傾斜し、復位時に上方に傾斜して復位する。このような清掃方式により、前記ホットメルト塗布輪は、前方へ進む時に有効に清掃され、前記ホットメルト塗布輪の回転により一部のホットメルトが清掃されない問題が回避され、前記ホットメルト塗布輪に対する清掃効果が向上する。
【0014】
好ましくは、前記回転輪の中心には、取付溝が形成され、前記取付溝における各溝底部には、同列に並ぶ二つの第二接続ばねの一端が固定して設けられ、二つの前記第二接続ばねの他端には、いずれも係止板が固定して設けられ、二つの前記係止板は、第四接続棒によって固定して接続され、前記第四接続棒の一端は、前記取付溝を貫通して前記回転輪の外部に位置し、前記調節棒の円周表面には、三つの位置規制係止溝が等間隔に形成され、隣り合う二つの前記位置規制係止溝の間隔は、前記係止板同士の間隔と同じであり、二つの前記係止板は、隣り合う二つの前記位置係止溝内に位置する。上記構造により、前記調節棒と前記回転輪との相対的位置を調節する時に、前記第四接続棒を前記回転輪から離れた中心方向へ押し動かして前記第二接続ばねを収縮させ、前記係止板を隣り合う前記位置規制係止溝から離れさせ、そして前記調節棒の位置を調節し、前記第四接続棒を放し、前記係止板をもう一対の隣り合う前記位置規制係止溝内に落とし、これで前記調節棒に対する位置調節が完了する。
【0015】
好ましくは、三つの前記位置規制係止溝は、二組の隣接する位置規制係止溝構成部品に分けられる。
【0016】
好ましくは、前記位置規制係止溝構成部品は、第一位置規制係止溝組と第二位置規制係止溝組とを含む。
【0017】
好ましくは、二つの前記係止板は、前記第一位置規制係止溝組内に位置する時に、前記駆動回転輪は、前記回転輪と前記調節棒との回転により前記カムによって間欠的に押し上げられることができる。
【0018】
好ましくは、二つの前記係止板が前記第二位置規制係止溝組内に位置する時に、前記駆動回転輪は前記回転輪の側面だけと接触する。
【0019】
好ましくは、前記調節棒の中心には、接続突起ブロックが対称に設けられ、前記回転接続棒の円周表面には、接続係止溝が対称に形成され、前記接続突起ブロックは、前記接続係止溝内に位置し、前記調節棒と前記回転接続棒とは、相対的に摺動でき、前記回転接続棒の両側には、いずれも字型接続棒の一端が設けられ、前記字型接続棒の他端は、前記回転輪の端面に固定して設けられる。このような構造を採用するのは、前記回転接続棒と前記回転モータとが固定して接続され、前記調節棒は調節時に前記回転接続棒との相対的位置が変わるからであり、上記構造により、前記調節棒は、前記回転接続棒と相対的に摺動するとともに前記回転接続棒に連動して回転することができ、また、前記回転接続棒が前記字型接続棒によって前記回転輪の端面と接続されるため、前記回転接続棒は回転する時に前記回転輪を回転させることができ、前記調節棒と前記回転輪との回転速度が一致することが保証される。
【発明の効果】
【0020】
従来技術に比べ、本発明は下記のメリットを有する:
【0021】
外殻と、ホットメルト筐体と、第一接続棒と、第一走行輪と、ホットメルト塗布輪、調節可能式ホットメルト間欠排出部品と、第一回転軸と、第一排出管と、第二排出管と、第一電磁弁と、第二電磁弁と、第一回転部品と、第二回転部品と、第一傘歯車と、第二傘歯車、第一回転撹拌棒と、第一撹拌羽根と、第三傘歯車と、第二回転撹拌棒と、第二撹拌羽根と、第四傘歯車と、を設けることで、実際需要により第一排出管と第二排出管の少なくともいずれか一つを選択して破線、一重の実線、二重の実線、実線と破線の二重線等センターラインを引くことができ、操作が簡単で、効率が高く、作業過程において、ホットメルトを撹拌でき、線を引く効果が向上する。
【0022】
回転輪と、調節棒と、接続回転棒と、第二連結棒と、カムと、回転接続棒と、ヒンジ接続軸と、駆動回転輪と、ホットメルト排出邪魔板と、第一接続ばねと、スクレーパーと、取付溝と、第二接続ばねと、係止板と、第四接続棒と、位置規制係止溝と、接続突起ブロックと、接続係止溝と、を設けることで、調節可能式ホットメルト間欠排出部品を調節する操作が簡単になり、ホットメルト排出管に間欠的にホットメルトを排出させ、自動的に破線を引くことができるとともに、実線と破線の二重線を同期に引くことができ、また、破線を引く時にホットメルト塗布輪を清掃でき、破線を引く効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本願に記載の各方向が、
図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0024】
【
図4】調節可能式ホットメルト間欠排出部品の等軸測視図である。
【
図5】調節可能式ホットメルト間欠排出部品の正面図である。
【
図6】調節可能式ホットメルト間欠排出部品の俯瞰図である。
【
図10】本発明における回転接続棒の断面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
市道路面標示塗り装置であって、外殻1と、前記外殻1の内部に設けられるホットメルト筐体2と、を含み、前記ホットメルト筐体2における下端の両側には、ホットメルト排出管が設けられ、前記ホットメルト排出管は、第一排出管A201と第二排出管B201とに分けられ、前記第一排出管A201の内部には、第一電磁弁A202が設けられ、前記第二排出管B201の内部には、第二電磁弁B202が設けられ、前記ホットメルト筐体2の内部において前記第一排出管A201に近接する側には、第一回転部品A21が設けられ、前記ホットメルト筐体2の内部において前記第二排出管B201に近接する側には、第二回転部品B21が設けられ、前記外殻1における外側の底部両側には、それぞれ第一接続棒3が固定して設けられ、前記第一接続棒3の他端には、ホットメルト塗布輪5が回転可能に設けられ、二つの前記ホットメルト塗布輪5は、第一回転軸7によって固定して接続され、前記第一回転軸7の中間位置には、第一走行輪4が固定して設けられ、前記第一回転軸7の中間位置において前記第一走行輪4の両側には、それぞれ第一傘歯車A31と第二傘歯車B31が設けられ、前記第一回転部品A21は、前記第一傘歯車A31と接続され、前記第二回転部品B21は、前記第二傘歯車B31と接続され、前記外殻1における内部の下端の両側には、それぞれ調節可能式ホットメルト間欠排出部品6が設けられる。
【0026】
前記外殻1の上端には、ホットメルト供給漏斗101が設けられ、前記ホットメルト供給漏斗101は、前記外殻1と前記ホットメルト筐体2とを貫通して設けられ、前記ホットメルト筐体2は、加熱機能を有する。
【0027】
前記外殻1の一側壁には、ハンドル102が固定して設けられ、前記外殻1における底部の一端の中心には、第五接続棒31が固定して設けられ、前記第五接続棒31には、第二走行輪41が回転可能に接続され、前記ハンドル102には、電磁弁起動スイッチが設けられる。
【0028】
第一排出管A201の内部には第一電磁弁A202が設けられ、第二排出管B201の内部に第二電磁弁B202が設けられるため、第一排出管A201と第二排出管B201の少なくともいずれか一つを単独に制御して排出作業を行うことができ、実際需要に応じて選択的に、第一排出管A201と第二排出管B201の少なくともいずれか一つを開閉することができ、これによってホットメルト塗布輪5が車道両側に実線を引き、従来技術における、一つしかない塗布部品で車道に線を引く時、車道側方に障害物又は段階があると、車道の他端に移動してから元場所に戻って線を引く必要がある、という問題を解決し、本発明の前記市道路面標示塗り装置は、適当の一側の排出管を選択してホットメルトを排出し、車道両側に実線を引き、車道の他端に移動してから元場所に戻って線を引く必要がなく、労働強度を減少し、線を引く効率を向上させ、実用性が向上する。
【0029】
前記第一回転部品A21は、第一回転撹拌棒A211を含み、前記第一回転撹拌棒A211には、長手方向に沿って複数の第一撹拌羽根A212が等間隔に配列され、複数の前記第一撹拌羽根A212と直径は、前記第一回転撹拌棒A211の長手方向に沿って次第に漸増し、前記第一回転撹拌棒A211は、前記ホットメルト筐体2と前記外殻1とを貫通して設けられ、前記第一回転撹拌棒A211において前記外殻1の外部に位置する端には、第三傘歯車A32が固定して設けられ、前記第三傘歯車A32は、前記第一傘歯車A31と噛み合って設けられる。前記第三傘歯車A32と前記第一傘歯車A31との噛合により、前記市道路面標示塗り装置を使用する時に、前記第一回転部品A21により線を引きながら撹拌する機能が実現され、ホットメルトは前記ホットメルト筐体2の底部に沈殿堆積するため、前記第一撹拌羽根A212の直径を前記第一回転撹拌棒A211の長手方向に沿って次第に漸増させることで、前記第一排出管A201におけるホットメルトが十分に撹拌され、前記第一排出管A201から排出されるホットメルトが十分に撹拌されたものであることによって、線を引く品質が向上する。
【0030】
前記第二回転部品B21は、第二回転撹拌棒B211を含み、前記第二回転撹拌棒B211には、長手方向に沿って複数の前記第二撹拌羽根B212が等間隔に設けられ、複数の前記第二撹拌羽根B212の直径は、前記第二回転撹拌棒B211の長手方向に沿って次第に漸増し、前記第二回転撹拌棒B211は、前記ホットメルト筐体2と前記外殻1とを貫通して設けられ、前記第二回転撹拌棒B211において前記外殻1の外部に位置する端には、第四傘歯車B32が固定して設けられ、前記第四傘歯車B32は、前記第二傘歯車B31と噛み合って設けられる。前記第四傘歯車B32と前記第二傘歯車B31とが噛み合うことで、前記市道路面標示塗り装置を使用する時に、前記第二回転部品B21により線を引きながら撹拌する機能が実現され、ホットメルトは前記ホットメルト筐体2の底部に沈殿するため、前記第二撹拌羽根B212の直径を前記第二回転撹拌棒B211の長手方向に沿って漸増させることで、前記第二排出管B201におけるホットメルトが十分に撹拌され、前記第二排出管B201から排出されるホットメルトが十分に撹拌されたものだから、線を引く品質が向上する。
【0031】
複数の前記第一撹拌羽根A212と複数の前記第二撹拌羽根B212とは、空間において層毎に交錯して重なり合って設けられる。これで前記第一撹拌羽根A212と前記第二撹拌羽根B212とのホットメルトに対する撹拌効果が向上し、前記第一撹拌羽根A212と前記第二撹拌羽根B212の直径が鉛直方向において漸増するため、各層における前記第一撹拌羽根A212と前記第二撹拌羽根B212の直径が異なり、各層間のホットメルトが撹拌される時に渦流を形成し、ホットメルトに対する撹拌効果が向上する。
【0032】
一重の実線のセンターラインを引く時に、操作過程は車道側方での線引き作業と一致し、前記第一電磁弁A202又は前記第二電磁弁B202を起動すれば、一重の実線のセンターラインを引くことができる。
【0033】
二重の実線のセンターラインを引く時に、前記第一電磁弁A202と前記第二電磁弁B202を同時に開け、作業者は、車道中心に沿って一回歩くだけで、二重の実線のセンターラインを引くことができ、労働強度を下げ、線を引く効率を上げ、実用性が向上する。
【0034】
前記調節可能式ホットメルト排出部品6は、取付邪魔板600と、回転輪61と、を含み、前記回転輪61の中心には、調節棒62が摺動可能に設けられ、前記調節棒62の一端には、円周方向に沿って複数の接続回転棒621が等間隔に設けられ、複数の前記接続回転棒621の一側面には、第二接続棒623が固定して設けられ、前記第二接続棒623の他端には、カム622が固定して設けられ、前記調節棒62の中心には、回転接続棒63が設けられ、前記回転接続棒63の一端には、回転モータが固定して設けられ、前記回転モータは、前記取付邪魔板600に固定して設けられ、前記取付邪魔板600には、ヒンジ接続軸66が回転可能に設けられ、前記ヒンジ接続軸66の一端には、第三接続棒64が固定して設けられ、前記第三接続棒64の他端には、駆動回転輪65が固定して設けられ、前記駆動回転輪65は、前記回転輪61の側面と密着し、前記ヒンジ接続軸66の他端には、ホットメルト排出邪魔板601が固定して設けられ、前記ヒンジ接続軸66において前記ホットメルト排出邪魔板601の下側には、第一接続ばね661が設けられ、前記第一接続ばね661の他端には、スクレーパー602が固定して設けられ、前記ホットメルト排出邪魔板601の他端は、前記ホットメルト排出管内に設けられ、前記ホットメルト排出邪魔板601と前記ホットメルト排出管との接続部には、シールリングが設けられ、前記スクレーパー602は、前記ホットメルト塗布輪5と接触して設けられる。
【0035】
車道に破線のセンターラインを引く時に、第一電磁弁A202又は第二電磁弁B202のいずれか一つを開けると同時に、調節可能式ホットメルト排出部品6を調節し、調節棒62と回転輪61とが調節可能に接続され、且つ調節棒62と回転輪61とは軸方向において相対的に摺動できるため、カム622と回転輪61の円周表面との相対的位置を調節でき、調節棒62と回転輪61の相対的位置を調節してカム622を回転輪61の円周表面に位置させた時に、回転輪61と調節棒62とが回転する時に、カム622が間欠的に駆動回転輪65を押し上げることができ、これによってヒンジ接続軸66が間欠的に揺動でき、ホットメルト排出管内のホットメルト排出邪魔板601は間欠的にホットメルト排出管を完全に遮ることができるとともに、スクレーパーが間欠的にホットメルト塗布輪5の軸方向で往復摺動してホットメルト塗布輪5におけるホットメルトをかき落とすことができ、前記市道路面標示塗り装置で破線を引く時に間欠的にホットメルト塗布輪5に残留のホットメルトを清掃し、破線を引く効果を向上させ、破線を引く過程において、破線の空白部分に少量のホットメルトが存在することで運転者の運転時の誤判断を引き起こす問題が回避され、前記市道路面標示塗り装置の実用性が向上する。
【0036】
前記第一接続ばね661の螺旋軸線は、水平線と10°~15°範囲内の夾角θを形成する。これによって前記スクレーパー602は、前記ホットメルト塗布輪5を清掃する時に下方に傾斜し、復位時に上方に傾斜して復位する。このような清掃方式により、前記ホットメルト塗布輪5は、前方へ進む時に有効に清掃され、前記ホットメルト塗布輪5の回転により一部のホットメルトが清掃されない問題が回避され、前記ホットメルト塗布輪に対する清掃効果が向上するとともに、前記市道路面標示塗り装置の破線を引く効果が向上する。
【0037】
実線と破線の二重線を引く時に、前記第一電磁弁A202と前記第二電磁弁B202とを同時に開け、ホットメルトを二つの前記ホットメルト排出管から流れ出させるとともに、車道の実際流量に応じて一側の前記調節可能式ホットメルト排出部品6を調節し、一側の前記調節可能式ホットメルト排出部品に間欠的にホットメルトを排出させるとともに他側の前記調節可能式ホットメルト排出部品にホットメルトを完全排出させ、ホットメルトを完全的に排出する側の前記調節可能式ホットメルト排出部品6において、前記カム622と前記回転輪61の円周表面が位置をずらした時に、前記回転輪61及び前記調節棒62との回転過程において、前記回転輪61の円周表面だけが前記駆動回転輪65と接触し、この時に前記駆動回転輪65、前記第三接続棒64及び前記ヒンジ接続軸66が相対的に静止状態になり、これによって前記ホットメルト排出管における前記ホットメルト排出邪魔板601は前記ホットメルト排出管を完全的に遮らなく、ホットメルトを間欠的に排出する側の前記調節可能式ホットメルト排出部品6においては、破線のセンターラインを引く操作と同じであり、これで前記市道路面標示塗り装置を押し動かして道路中部に沿って前進させるだけで、実線と破線の二重線を一回で引くことができ、単独に破線と実線を引く必要がなく、労働強度を減少し、実用性が向上する。
【0038】
前記回転輪61の中心には、取付溝610が形成され、前記取付溝610における各溝底部には、同列に並ぶ二つの第二接続ばね613の一端が固定して設けられ、二つの前記第二接続ばね613の他端には、いずれも係止板612が固定して設けられ、二つの前記係止板612は、第四接続棒611によって固定して接続され、前記第四接続棒611の一端は、前記取付溝610を貫通して前記回転輪61の外部に位置し、前記調節棒62の円周表面には、三つの位置規制係止溝624が等間隔に形成され、隣り合う二つの前記位置規制係止溝624の間隔は、前記係止板612同士の間隔と同じであり、二つの前記係止板612は、隣り合う二つの前記位置係止溝624内に位置する。上記構造により、前記調節棒62と前記回転輪61との相対的位置を調節する時に、前記第四接続棒611を前記回転輪61から離れた中心方向へ押し動かして前記第二接続ばね613を収縮させ、前記係止板612を隣り合う前記位置規制係止溝624から離れさせ、そして前記調節棒の位置を調節し、前記第四接続棒611を放し、前記係止板612をもう一対の隣り合う前記位置規制係止溝624内に落とし、これで前記調節棒に対する位置調節が完了し、このような操作方式は、前記調節棒を簡単に調節でき、前記市道路面標示塗り装置は自動的に破線を引く機能を備え、実用性が向上する。
【0039】
前記調節棒62の中心には、接続突起ブロック625が対称に設けられ、前記回転接続棒63の円周表面には、接続係止溝631が対称に形成され、前記接続突起ブロック625は、前記接続係止溝631内に位置し、前記調節棒62と前記回転接続棒63とは、相対的に摺動でき、前記回転接続棒63の両側には、いずれもL字型接続棒632の一端が設けられ、前記L字型接続棒632の他端は、前記回転輪61の端面に固定して設けられる。このような構造を採用するのは、前記回転接続棒63と前記回転モータとが固定して接続され、前記調節棒62は調節時に前記回転接続棒63との相対的位置が変わるからであり、上記構造により、前記調節棒62は、前記回転接続棒63と相対的に摺動するとともに前記回転接続棒63に連動して回転することができ、また、前記回転接続棒63が前記L字型接続棒632によって前記回転輪61の端面と接続されるため、前記回転接続棒63は回転する時に前記回転輪61を回転させることができ、前記調節棒62と前記回転輪61との回転速度が一致することが保証されるとともに、前記回転接続棒63は、直接に前記回転輪61を回転させることができる。前記調節棒62と前記回転輪61とが直接に前記位置規制係止溝624と前記係止板612と前記第二接続ばね613と接続されるため、前記調節棒62が前記回転輪61を回転させることができなく、また、前記L字型接続棒632を設けることで、前記回転接続棒63が単独に前記回転輪61を駆動でき、前記市道路面標示塗り装置の有効稼働を確保すると同時に構造の緊密性を保証し、実用性が向上する。
【0040】
本発明における前記第一電磁弁と前記第二電磁弁とシールリング等の作動原理は、従来技術であるため、説明を略する。
【符号の説明】
【0041】
1 外殻
2 ホットメルト筐体
3 第一接続棒
4 第一走行輪
5 ホットメルト塗布輪
6 調節可能式ホットメルト間欠排出部品
7 第一回転軸
A201 第一排出管
B201 第二排出管
A202 第一電磁弁
B202 第二電磁弁
A21 第一回転部品
B21 第二回転部品
A31 第一傘歯車
B31 第二傘歯車
101 ホットメルト供給漏斗
102 ハンドル
31 第五接続棒
41 第二走行輪
A211 第一回転撹拌棒
A212 第一撹拌羽根
A32 第三傘歯車
B211 第二回転撹拌棒
B212 第二撹拌羽根
B32 第四傘歯車
600 取付邪魔板
61 回転輪
62 調節棒
621 接続回転棒
623 第二接続棒
622 カム
63 回転接続棒
66 ヒンジ接続軸
65 駆動回転輪
601 ホットメルト排出邪魔板
661 第一接続ばね
602 スクレーパー
610 取付溝
613 第二接続ばね
612 係止板
611 第四接続棒
624 位置規制係止溝
625 接続突起ブロック
631 接続係止溝