(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022036317
(43)【公開日】2022-03-07
(54)【発明の名称】メガネ曇り防止機能付きマスクフレーム
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220228BHJP
【FI】
A41D13/11 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020151650
(22)【出願日】2020-08-22
(71)【出願人】
【識別番号】520350007
【氏名又は名称】田平 直
(72)【発明者】
【氏名】田平 直
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従来のマスクおよびマスクフレームで発生するマスク上端と皮膚面との接点の隙間からの呼吸排気によるメガネの曇りを防止する機能を持つマスクフレームを提供する。
【解決手段】マスクフレーム上端に可変式風流防止弁1を取り付け、使用者の呼吸排気がメガネレンズ内側および眼球付近へ流入することを防ぐ。可変式風流防止弁は変形できる材料を用いることによりマスクフレーム上端と皮膚面との接点2が密着し、隙間からの呼吸排気がメガネレンズ内側および眼球付近へ流入することを防ぐ。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクフレーム上端部に可変式風流防止弁(1)を有する。
可変式風流防止弁(1)の材料を摂氏45度程度の温度を加えることで容易に可変させ得る樹脂素材とし、使用者の皮膚面との接点(2)へ密着させる形状に変形させることができる
【請求項2】
本発明に係る可変式風流防止弁(1)は樹脂素材となり、マスクフレーム上部へ切れ込み(3)を入れることで、上端部の可変式風流防止弁(1)とマスクフレーム中央部(4)が互いにねじれる事を防ぐ形状となっている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メガネレンズの内側が、マスクおよびマスクフレーム最上端より漏れ出る呼吸の湿度により曇る事を防ぐ弁に関する
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
従来のマスクおよびマスクフレームは最上端と皮膚面との接点(2)の間に隙間ができてしまう。その隙間から、メガネレンズ内側および眼球付近へ呼吸排気が流入し、当たってしまうことでメガネレンズ内が曇ってしまう。
【0003】
本発明は、マスクおよびマスクフレームの上端部に可変式風流防止弁(1)を設け、皮膚面との接点(2)へ密着させることで、従来のマスクおよびマスクフレームの最上端より漏れ出る呼吸排気がメガネレンズ内側および眼球付近への流入を防ぎ、メガネレンズが曇る事を防止する機能を提供する
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係るマスクフレームは上端の可変式風流防止弁(1)を有し、使用者の呼吸排気がメガネレンズ内側および眼球付近へ流入することを防ぐ。
【0005】
可変式風流防止弁(1)と使用者の皮膚面との接点(2)を密着させるため、摂氏45度程度の熱で変形し、常温で硬化し、形状を保持する機能を持たせ、使用者の顔面形状に合わせて変形させる事が可能となる。それにより可変式風流防止弁(1)と使用者の皮膚面との接点(2)を密着させる事ができる。この事により可変式風流防止弁(1)と皮膚面との接点(2)における隙間が無くなり使用者の呼吸排気がマスクおよびマスクフレームの上端隙間からメガネレンズ内側および眼球付近へ流入することを防ぐ。
【0006】
本発明品の素材は樹脂素材であり、硬度があるため、上記変形機能に関して風流防止弁(1)を可変式とすることでマスクフレーム中央部(4)とのねじれもしくはゆがみが発生することを防ぐ手段として、可変式風流防止弁(1)とマスクフレーム中央部(4)の間に切れ込み(3)を入れる事でマスクフレーム中央部(4)のねじれもしくはゆがみ防止機能を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明において、上端の可変式風流防止弁(1)が呼吸排気のメガネレンズ内側および眼球付近への流入を防ぎ、メガネレンズの曇りの解消となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明に係るマスクフレームの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図2は本発明に係るマスクフレームの装着を示す。
図2においては、装着前にあらかじめ可変式風流防止弁(1)部分を摂氏45度程度に加熱変形させた後、常温に戻し、硬化した状態で装着している様子。
【符号の説明】
【0010】
1 可変式風流防止弁
2 皮膚面との接点
3 切れ込み
4 マスクフレーム中央部