(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022036583
(43)【公開日】2022-03-08
(54)【発明の名称】ビデオ通話システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220301BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020140872
(22)【出願日】2020-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】520220582
【氏名又は名称】令和コンサルティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101409
【弁理士】
【氏名又は名称】葛西 泰二
(74)【代理人】
【識別番号】100175385
【弁理士】
【氏名又は名称】葛西 さやか
(72)【発明者】
【氏名】長田 剛志
(72)【発明者】
【氏名】野中 誠芳
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】 ユーザーの満足度向上が達成できるビデオ通話システムを提供する。
【解決手段】 サーバー装置10は、制御部11及び記憶部12を備える。記憶部12では、複数の接客員の属性及び状況を記憶し、制御部11は、ユーザー端末20から、接客サービスを希望する接客員の条件を受け付ける受付部111と、ユーザー端末20から受け付けた条件に応じて記憶部12を照会し、待機中の複数の接客員の中から、接客サービスを行う接客員を選出する選出部112と、選出した接客員が使用するキャスト端末30に対して、接客可能かどうかの問合せを行う問合せ部113と問合せに対する回答が接客可能である場合、選出した接客員が使用するキャスト端末30と、ユーザー端末20とのビデオ通話サービスを開始させるルーム管理部114とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接客サービスを行う接客員が使用する接客員端末と、前記接客員の前記接客サービスの提供を受けるユーザーが使用するユーザー端末との間で、ビデオ通話サービスを提供するビデオ通話システムであって、
複数の接客員の属性及び状況を記憶する記憶部と、
前記ユーザー端末から、前記接客サービスを希望する接客員の条件を受け付ける受付手段と、
前記ユーザー端末から受け付けた前記条件に応じて前記記憶部を照会し、待機中の複数の接客員の中から、前記接客サービスを行う接客員を選出する選出手段と、
選出した前記接客員が使用する前記接客員端末に対して、接客可能かどうかの問合せを行う問合せ手段と、
前記問合せに対する回答が接客可能である場合、選出した前記接客員が使用する前記接客員端末と、前記ユーザー端末との前記ビデオ通話サービスを開始させる開始手段とを備える、ビデオ通話システム。
【請求項2】
前記選出手段は、待機中の複数の接客員の中、前記条件に合致する接客員が複数人存在する場合、前記複数の接客員の実績情報及びユーザーとの関連度の少なくとも一方に応じて順位付けを行い、前記順位付けに基づいて前記接客サービスを行う接客員を選出する、請求項1記載のビデオ通話システム。
【請求項3】
前記実績情報及びユーザーとの関連度は、それぞれ1以上の項目から構成されており、
前記選出手段は、前記順位付けを、前記項目ごとに重み付けを行い算出したスコアに基づいて行う、請求項2記載のビデオ通話システム。
【請求項4】
前記ビデオ通話サービスには継続時間が設定されており、
前記ビデオ通話サービスの継続時間中に、前記ユーザーに対して、前記継続時間経過後、現在の前記接客員との前記ビデオ通話サービスを更に継続するか否かを確認する継続確認手段を更に備える、請求項1から請求項3のいずれかに記載のビデオ通話システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はビデオ通話システムに関し、特に、ネットワークを介して配信者とユーザーとのビデオ通話環境を提供するためのビデオ通話システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、離れた場所にいるユーザー同士がビデオ通話によりリアルタイムで会話する環境を提供するシステムが知られている。又、飲食店や接客をサービスとして提供する店舗で、このようなビデオ通話を介したサービスを提供することも提案されている。例えば、特許文献1では、入店したユーザーに対して接客等のサービスを提供する店舗に所属する接客員と、ユーザーとがビデオチャットサービスを介して会話できる通信システムが提案されている。又、特許文献1では、店舗として、ナイトクラブ、ラウンジ、スナック、キャバレークラブ等が想定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、現実の実店舗では、ユーザーに対する接客員の割り当てを以下の通り行う。まず、ユーザーから特定の接客員の指名を受けて、当該特定の接客員をユーザーの接客に割り当てる指名割り当てがある。他にも、ユーザーから特に指名がない場合は、その時に接客可能な接客員を割り当てるフリー割り当てがある。フリー割り当てでは、ユーザーの嗜好に応じて、実店舗内の割り当て員が接客員をユーザーに割り当てる。
【0005】
しかしながら、従来技術のビデオチャットサービスでは、実店舗のように接客員が関与することが想定されておらず、ユーザーの満足度向上が達成できていなかった。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ビデオチャットサービスであっても、ユーザーの満足度向上が達成できるビデオ通話システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、接客サービスを行う接客員が使用する接客員端末と、接客員の接客サービスの提供を受けるユーザーが使用するユーザー端末との間で、ビデオ通話サービスを提供するビデオ通話システムであって、複数の接客員の属性及び状況を記憶する記憶部と、ユーザー端末から、接客サービスを希望する接客員の条件を受け付ける受付手段と、ユーザー端末から受け付けた条件に応じて記憶部を照会し、待機中の複数の接客員の中から、接客サービスを行う接客員を選出する選出手段と、選出した接客員が使用する接客員端末に対して、接客可能かどうかの問合せを行う問合せ手段と、問合せに対する回答が接客可能である場合、選出した接客員が使用する接客員端末と、ユーザー端末とのビデオ通話サービスを開始させる開始手段とを備えるものである。
【0008】
このように構成すると、ユーザーの嗜好性に応じた接客員をビデオ通話サービスでの客に割り当てることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、選出手段は、待機中の複数の接客員の中、条件に合致する接客員が複数人存在する場合、複数の接客員の実績情報及びユーザーとの関連度の少なくとも一方に応じて順位付けを行い、順位付けに基づいて接客サービスを行う接客員を選出するものである。
【0010】
このように構成すると、条件に合致する接客員が複数人存在する場合でも、接客に従事させる接客員を極力適正化できる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、実績情報及びユーザーとの関連度は、それぞれ1以上の項目から構成されており、選出手段は、順位付けを、項目ごとに重み付けを行い算出したスコアに基づいて行うものである。
【0012】
このように構成すると、実績情報及び関連度について重要度に応じた割り当ての適正化を行うことができる。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3記載のいずれかの発明の構成において、ビデオ通話サービスには継続時間が設定されており、ビデオ通話サービスの継続時間中に、ユーザーに対して、継続時間経過後、現在の接客員とのビデオ通話サービスを更に継続するか否かを確認する継続確認手段を更に備えるものである。
【0014】
このように構成すると、ユーザーが希望すれば現在の接客員とのビデオ通話サービスを継続することができる。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、ユーザーの嗜好性に応じた接客員をビデオ通話サービスでの客に割り当てることができるので、ユーザーのサービスに対する満足度を向上させることができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、条件に合致する接客員が複数人存在する場合でも、接客に従事させる接客員を極力適正化できるので、ユーザーのサービスに対する満足度をより向上させることができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、実績情報及び関連度について重要度に応じた割り当ての適正化を行うことができるので、重要度に応じた柔軟な割り当てが実現できる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ユーザーが希望すれば現在の接客員とのビデオ通話サービスを継続することができるため、嗜好に合った接客員との会話を十分に楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】この発明の実施の形態によるビデオ通話システムの概要を示すシステム概要図である。
【
図2】
図1で示したビデオ通話システムにおけるサーバー装置の機能ブロック図である。
【
図3】
図1で示したビデオ通話システムにおけるユーザー端末及びキャスト端末の機能ブロック図であって、(a)は、ユーザー端末のもの、(b)は、キャスト端末のものを示している。
【
図4】サーバー装置の記憶部に記憶される情報のデータ構造を示す図であり、(a)は属性情報のもの、(b)は状況情報のもの、及び(c)は実績情報のものを示している。
【
図5】フリー1to1モードにおけるキャスト端末のスタンバイ画面を示す図である。
【
図6】
図1で示したビデオ通話システムにおけるフリー1to1モードの処理の流れを示すフローチャートの一部である。
【
図7】フリー1to1モードにおけるユーザー端末のおすすめキャスト画面を示す図である。
【
図8】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の条件設定画面を示す図である。
【
図9】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の検索エラー画面を示す図である。
【
図10】フリー1to1モードにおけるキャスト端末の入室確認画面を示す図である。
【
図11】
図6で示したフローチャートのビデオチャット処理の流れを示すフローチャートである。
【
図12】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の入室時画面を示す図である。
【
図13】フリー1to1モードにおけるキャスト端末の入室時画面を示す図である。
【
図14】フリー1to1モードにおけるキャスト端末の継続確認通知を示す図である。
【
図15】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の継続確認通知を示す図である。
【
図16】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の再継続確認通知を示す図である。
【
図17】フリー1to1モードにおけるユーザー端末の退室時画面を示す図である。
【
図18】フリー1to1モードにおけるキャスト端末の退室時画面を示す図である。
【
図19】フリー1to1モードにおけるキャスト端末の指名通知を示す図である。
【
図20】
図1で示したビデオ通話システムにおける指名1to1モードの処理の流れを示すフローチャートの一部である。
【
図21】指名1to1モードにおけるユーザー端末の指名確認メッセージを示す図である。
【
図22】指名1to1モードにおけるユーザー端末のキャスト入室待ち画面を示す図である。
【
図23】指名1to1モードにおけるキャスト端末のキャスト入室確認画面を示す図である。
【
図24】指名1to1モードにおけるユーザー端末のユーザー入室確認画面を示す図である。
【
図25】
図20で示したフローチャートのルームセッション処理の流れを示すフローチャートである。
【
図26】指名1to1モードにおけるキャスト端末の延長確認通知を示す図である。
【
図27】指名1to1モードにおけるユーザー端末の延長確認通知を示す図である。
【
図28】指名1to1モードにおけるキャスト端末の延長通知を示す図である。
【
図29】指名1to1モードにおけるユーザー端末の延長不可通知を示す図である。
【
図30】指名1to1モードにおけるユーザー端末の再延長確認通知を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、この発明の実施の形態によるビデオ通話システムの概要を示すシステム概要図である。
【0021】
同図を参照して、ビデオ通話システム1は、ライブストリーミングによるビデオチャットサービス(ビデオ通話サービス)を提供するものである。又、上記ビデオチャットサービスは、登録制で有料のサービスとして提供され、その課金にはポイント制が導入されている。すなわち、ビデオチャットサービスで接客等のサービスを受けるためには、当該ビデオチャットサービスで使用可能なポイント(以下「pp」)を現金で購入する必要がある。上記ビデオチャットサービスでは、ナイトクラブ、ラウンジ、スナック、キャバレークラブ等のような接客・接待が伴う現実の実店舗のように、ユーザーに対して1対1(以下「1to1」)でビデオチャットの応対を行う接客員(以下「キャスト」)の割り当てが行われる。ビデオチャットサービスではキャストの割り当て方に応じて次の2つのモードがある。まず、ユーザーから特定のキャストの指名を受けて、当該特定のキャストをユーザーの接客に割り当てる指名1to1である。他にも、ユーザーから特に指名がない場合は、その時に接客可能なキャストを割り当てるフリー1to1である。フリー1to1では、ユーザーの嗜好に応じたキャストをユーザーに割り当てる。
【0022】
ビデオ通話システム1は、ビデオチャットサービスを提供するウェブサービスを実装し、当該ウェブサービスにおける各種処理・通知を行うサーバー装置10と、ユーザーが使用するユーザー端末20と、キャストが使用するキャスト端末30と、ビデオ通話のAPI(Application Programming Interface)を提供するビデオ通話サーバー40とが通信ネットワークNを介して相互に接続される構成である。
【0023】
ビデオ通話システム1は、接客サービスを行うキャストが使用するキャスト端末(接客員端末)30と、キャストの接客サービスの提供を受けるユーザーが使用するユーザー端末20との間で、ビデオチャットサービスを提供する。
【0024】
サーバー装置10、ユーザー端末20及びキャスト端末30の具体的構成は以下の通りである。
【0025】
図2は、
図1で示したビデオ通話システムにおけるサーバー装置の機能ブロック図であり、
図3は、
図1で示したビデオ通話システムにおけるユーザー端末及びキャスト端末の機能ブロック図であって、(a)は、ユーザー端末のもの、(b)は、キャスト端末のものを示している。
(サーバー装置)
サーバー装置10は、ワークステーションやパーソナルコンピューターにより実現されるものであり、制御部11、記憶部12及び通信I/F(Interface)部13を備える。
【0026】
制御部11は、サーバー装置10を統合的に制御するものであり、主記憶装置に展開されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することで実現される。
【0027】
制御部11は、受付部(受付手段)111、選出部(選出手段)112、問合せ部(問合せ手段)113及びルーム管理部(開始手段、延長確認手段)114を備える。
【0028】
受付部111は、ユーザーから接客サービスを希望するキャストの条件や指名を受け付ける処理を行う。
【0029】
選出部112は、ユーザーから受け付けた条件に応じて、待機中の複数のキャストの中から、接客サービスを行うキャストを選出する処理を行う。
【0030】
問合せ部113は、キャスト接客員が使用するキャスト端末30に対して、接客可能かどうかの問合せ処理を行う。
【0031】
ルーム管理部114は、ユーザー端末20とキャスト端末30との間のビデオ通話の管理を行うものである。例えば、ルーム管理部114は、ビデオ通話の管理のため、ビデオ通話サーバー40のビデオ通話のAPIの各種呼び出し処理を行う。
【0032】
尚、制御部11の各部の動作の詳細については後述する。
【0033】
記憶部12は、サーバー装置10における各種データを保存しておくためのものであり、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、ハードディスクやソリッドステートドライブ等の補助記憶装置、メモリーカードや光学ディスク等のリムーバブルメディアドライブ等により実現される。
【0034】
記憶部12には、キャストの属性情報121、状況情報122及び実績情報123が記憶されている。これらの詳細については後述する。
【0035】
通信I/F部13は、通信ネットワークNに接続するためのインターフェイスであり、サーバー装置10と、ユーザー端末20、キャスト端末30及びビデオ通話サーバー40とのネットワーク通信を実現する。
(属性情報、状況情報及び実績情報)
図4は、サーバー装置の記憶部に記憶される情報のデータ構造を示す図であり、(a)は属性情報のもの、(b)は状況情報のもの、及び(c)は実績情報のものを示している。
【0036】
同図の(a)を参照して、属性情報121には、キャストIDに対応付けて、名前、接客単価、エリア、年齢、体型、身長、バストの項目が記憶される。
【0037】
キャストIDは、キャストを一意に特定するための識別情報である。又、名前は、キャストの名前である。
【0038】
接客単価は、キャストに設定されている接客単価であり、フリー、指名、延長の3種類が設定される。尚、フリーは20分、指名は60分、延長は30分の単価である。
【0039】
エリアは、キャストが所属する実店舗が所在するエリアである。
【0040】
年齢、体型、身長、バストには、キャスト個人の年齢、体型、身長、バストが設定される。
【0041】
ジャンルには、キャストのパーソナリティが設定される。例えば、このパーソナリティとは、「天然」、「ギャル系」といった情報である。
【0042】
尚、図示していないが、属性情報として、プロフィール画像・動画、誕生日、趣味・特技、血液型、好きな食べ物、出身地等が設定可能となっていてもよい。
【0043】
同図の(b)を参照して、状況情報122は、キャストIDに対応付けて、スタンバイ状況、配信の種類、フリー1to1状況及び一言コメントの項目が記憶される。
【0044】
スタンバイ状況は、キャストが接客可能な状況かどうかを示す情報である。
【0045】
配信の種類は、どの場所で配信するか、どういう形式で配信するかを示す情報であり、これには、以下が含まれる。店舗において配信する「店舗配信」、自宅において配信する「自宅配信」、屋外で配信する「屋外配信」、メイク中などの準備中に配信する「準備中配信」、朝、昼、夜の私生活の様子を配信する「朝ルーティン」、「昼ルーティン」、「夜ルーティン」である。
【0046】
フリー1to1状況は、キャストがフリー1to1に参加するかどうかを示す情報である。
【0047】
一言コメントは、ユーザーに対する短いメッセージが設定される。
【0048】
同図の(c)を参照して、実績情報123には、キャストIDに対応付けて、評価及び稼働が記憶される。
【0049】
キャストIDは、キャストを一意に特定するための識別情報である。
【0050】
評価は、例えば、以下の情報を含む。ビデオチャットサービスで運営されているSNS(social networking service)上の評価を含む。上記SNS上でキャストが保有するユーザーのフォロー数、投稿記事に対するいいね数を含む。又、ビデオチャットサービスで運営されているメッセージサービス上でユーザーからブロックされているブロック数を含む。又、ビデオチャットサービスにおいてユーザーから受け付けた、キャストに対するクレーム数を含む。
【0051】
稼働は、獲得pp、接客時間、出勤時間、メッセージ数を含む。
【0052】
獲得ppは、ビデオチャットサービスでそのキャストがユーザーから獲得したポイントを示す。
【0053】
接客時間は、ビデオチャットサービスでのサービス提供時間を示す。又、出勤時間は、待機時間を含むビデオチャットサービスに対する拘束時間を示す。メッセージ数は、ビデオチャットサービスで運営されているメッセージサービスにおけるユーザーに対するメッセージ数を示す。
【0054】
尚、図示は省略したが、サーバー装置10の記憶部12には、ユーザーのユーザーIDに対応付けて、ユーザー情報が記憶されている。ユーザー情報としては、ユーザーの名前、ビデオチャットサービスで使用できるポイント残高や各種の個人情報・カスタマイズ情報(キャストのエリア指定)が含まれる。ユーザーの個人情報には、年齢、体型、身長や、誕生日、趣味・特技、血液型、好きな食べ物、出身地等の情報が含まれる。
(ユーザー端末)
ユーザー端末20は、スマートフォン、タブレットコンピューター、パーソナルコンピューター等の情報端末により実現されるものであり、制御部21、記憶部22、通信I/F部23及びUI(User Interface)部24を備える。
【0055】
制御部21は、ユーザー端末20を統合的に制御するものであり、主記憶装置に展開されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することで実現される。
【0056】
制御部21は、表示制御部211及び選択部212を備える。
【0057】
表示制御部211は、UI部24に対し各種表示を行う。
【0058】
選択部212は、UI部24を介して受け取ったユーザーの入力に応じて処理を行う。
【0059】
記憶部22は、ユーザー端末20における各種データを保存しておくためのものであり、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、ハードディスクやソリッドステートドライブ等の補助記憶装置、メモリーカードや光学ディスク等のリムーバブルメディアドライブ等により実現される。
【0060】
通信I/F部23は、通信ネットワークNに接続するためのインターフェイスであり、ユーザー端末20と、サーバー装置10、キャスト端末30及びビデオ通話サーバー40とのネットワーク通信を実現する。
【0061】
UI部24は、ユーザー端末20のディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ビデオカメラ、各種キー、ボタン及びタッチパネル等のデバイスによりユーザーの入力の受付、ユーザーへの情報の提示を行う。
(キャスト端末)
キャスト端末30は、スマートフォン、タブレットコンピューター、パーソナルコンピューター等の情報端末により実現されるものであり、制御部31、記憶部32、通信I/F部33及びUI(User Interface)部34を備える。
【0062】
制御部31は、キャスト端末30を統合的に制御するものであり、主記憶装置に展開されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することで実現される。
【0063】
制御部31は、表示制御部311及び選択部312を備える。
【0064】
表示制御部311は、UI部24に対し各種表示を行う。
【0065】
選択部312は、UI部24を介して受け取ったユーザーの入力に応じて処理を行う。
【0066】
記憶部32は、キャスト端末30における各種データを保存しておくためのものであり、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、ハードディスクやソリッドステートドライブ等の補助記憶装置、メモリーカードや光学ディスク等のリムーバブルメディアドライブ等により実現される。
【0067】
通信I/F部33は、通信ネットワークNに接続するためのインターフェイスであり、キャスト端末30と、サーバー装置10、ユーザー端末20及びビデオ通話サーバー40とのネットワーク通信を実現する。
(フリー1to1モードの処理の流れ)
次に、フリー1to1モードの処理及びその各ステップにおけるユーザー端末及びキャスト端末の画面について説明する。
【0068】
尚、前提として、ユーザーは、ビデオチャットサービスを提供するウェブサービスのアカウント登録ページから登録済みであり、当該ウェブサービスにログインしているものとする。
【0069】
又、サーバー装置10は、ユーザーのユーザーIDに対応付けて記憶されているポイント残高等のユーザー情報を、適宜読み出して、ユーザー端末20及びキャスト端末30に通知できるものとする。又、サーバー装置10は、キャストのキャストIDに対応付けて記憶されている各種キャスト情報を、適宜読み出して、ユーザー端末20及びキャスト端末30に通知できるものとする。
【0070】
又、キャスト側では、キャスト端末30において以下のような設定を行うことができる。
【0071】
図5は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末のスタンバイ画面を示す図である。
【0072】
同図を参照して、キャストは、キャスト端末30のUI部34を介して、スタンバイ画面P21でビデオチャットサービスへの参加の仕方を設定することができる。まず、キャストは接客可能となったときには今すぐOK(G11)をオンにする。又、配信の種類フィールド(G12)から、配信の種類を設定する。又、フリー1to1に参加する場合は、フリー1to1に参加(G13)をオンにする。更に、一言コメントを編集することもできる(G15)。プロフィール設定ボタンC11からは、キャストの年齢、体型、身長や、誕生日、趣味・特技、血液型、好きな食べ物、出身地等を設定可能となっている。これらの設定が更新された場合、更新結果がキャスト端末30からサーバー装置10に通知され、記憶部12の属性情報121に反映される。
【0073】
又、スタンバイ画面P21には、キャストが獲得したポイントが表示される(G16)。
【0074】
続いて、フリー1to1モードの処理の流れについて説明する。
【0075】
図6は、
図1で示したビデオ通話システムにおけるフリー1to1モードの処理の流れを示すフローチャートの一部である。
(S1:フリー1to1モード処理)
(S11)
同図を参照して、フリー1to1モード処理S1において、サーバー装置10は、ユーザー端末20からのフリー1to1のリクエストを受け付ける。ここで、ユーザー端末20側の動作について説明すると以下の通りである。
【0076】
図7は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末のおすすめキャスト画面を示す図である。
【0077】
同図を参照して、ユーザーが、ビデオチャットサービスにログインすると、おすすめのキャストP11がユーザー端末20のUI部24に表示される。
【0078】
おすすめのキャストP11では、サーバー装置10から送信される以下のような情報が表示される。まず、ユーザーが保有するポイント残高が表示される(F11)。又、キャストをジャンルで絞り込めるようタグ情報が表示される(F12)。すべてのタグは、絞り込みを行わない場合を示し、「#天然」や、「#ギャル」のタグは、キャストの属性情報のジャンルでフィルタリングを行い、合致するもののみを当該ページに表示させる。
【0079】
キャストの表示フィールドに、接客可能なキャストの情報がキャスト毎にスクロール可能な状態で表示される(F13、F14)。各キャストの表示には、既定のプロフィール画像に併せて、キャストの名前、フリーの接客単価、一言コメントが表示される。
【0080】
このように、おすすめキャストP11では、待機中のキャストの姿はユーザー端末20側には配信されない。このため、キャストのプライバシーに配慮することができる。
【0081】
又、おすすめのキャストP11では、フリー1to1を開始するためのボタンB11が配置される。ユーザーがボタンB11をクリックする操作を行うと、フリー1to1のリクエストがユーザー端末20からサーバー装置10に通知される。
(S12)
次に、フリー1to1のリクエストに応じてサーバー装置10から条件設定のページがユーザー端末20に対して返され、ユーザー端末20で、ユーザーからの条件設定の入力を受け付ける。
【0082】
図8は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の条件設定画面を示す図である。
【0083】
ユーザー端末20側では、おすすめのキャストP11から条件設定P12に遷移する。条件設定P12では、キャストのフリー1to1における接客単価、キャストの所属エリア、配信の種類、年齢、体型、身長、バストを検索条件として設定することができる。
【0084】
検索条件として接客単価を設定できる意義は以下の点にある。すなわち、上述の通り、キャストには、それぞれ、異なる接客単価が設定されている。検索条件として接客単価が設定できることで、フリーの単価を選び予算に合わせたキャストをユーザーに対してレコメンドすることができる。
(S13)
条件設定P12で、ユーザーが、それぞれの検索条件を設定した後、この条件で入室ボタンB12をクリックすると、ユーザー端末20からサーバー装置10に対し、入力した条件設定が通知される。
(S14)
ユーザー端末20からサーバー装置10に条件設定が通知されると、サーバー装置10では、受付部111が、ユーザーのポイント残高を判定する。ポイント残高がない場合(NGの場合)、ユーザーをポイント購入ページへ誘導する(S51)。一方、ポイント残高がある場合(OKの場合)、処理はS15に進む。
(S15)
サーバー装置10では、選出部112が、ユーザー端末20から通知された条件設定に合致するキャストを選出する。具体的には、選出部112は、ユーザー端末20から通知された条件設定に基づき、記憶部12の属性情報121を参照し、合致するキャストを抽出する。
【0085】
合致するキャストが存在しない場合(NGの場合)、サーバー装置10は、エラーページをユーザー端末20に送信する(S16へ)。
【0086】
合致するキャストが1名以上存在する場合、サーバー装置10は、フリー1to1に参加している待機中のキャストにフリー1to1の接客を行うようリクエストする。ここで、合致するキャストが複数名存在する場合は、サーバー装置10の選出部112が、複数名のキャストに対し順位付けを行う。
【0087】
選出部112による順位付けは、実績情報123として記憶されているキャストの評価・稼働や、ユーザー情報とのマッチングを行った結果で得られる関連度等から算出する「スコア」を用いる。関連度は、例えば、ユーザーの個人情報、ユーザーが過去に条件設定を行った内容又はユーザーが過去にコンタクトしたキャストのプロフィールと、マッチング対象のキャストのプロフィールとの一致度に基づくものであってもよい。ここでいう、コンタクトとは、ユーザーがキャストから接客を受けること、ユーザーがSNS機能を使ってキャストをフォローすること、キャストの投稿記事に対し「いいね」を行う又はコメントを投稿すること、が含まれる。又、一致度は、例えば、年齢が一致又は近い、誕生日が一致又は近い、血液型が一致又は相性が良い、出身地が一致又は近い、趣味・特技、好きな食べ物が共通する等を評価して決定してもよい。これらの項目の一致(近い)が多いほど高い関連度を設定してもよい。
【0088】
又、評価、稼働、関連度の各パラメーターに重み付けを設定してスコアを算出してもよい。又、重み付け係数は、時間帯や曜日や季節によって変動させてもよい。
【0089】
サーバー装置10の選出部112は、上記順位付けに基づいてリクエストを送信する対象キャストを決定し、問合せ部113が、対象キャストのキャスト端末30に接客可能かどうかの問合せリクエストを送信する(S17へ)。尚、合致するキャストが1名の場合は、順位付けは特に行わず、サーバー装置10の問合せ部113が当該キャストのキャスト端末30に対して問合せリクエストを送信する。又、S17で、対象キャストが、入室しないことを選んでいる場合、サーバー装置10の選出部112は、当該対象キャストを順位付けから除外し、次の順位のキャストを新たな対象キャストとして決定する。更に、順位付けされた各キャストが入室しないことを選択し、順位付けから選択できるキャストがいなくなれば、サーバー装置10は、エラーページをユーザー端末20に送信する(S16へ)。
(S16)
ユーザー端末20では、UI部24を介して検索エラー画面が表示される。
【0090】
図9は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の検索エラー画面を示す図である。
【0091】
同図を参照して、検索エラーP13では、入力した条件設定に合致するキャストが存在しない旨が提示される。
【0092】
ここで、
図6では図示を省略しているが、フリーキャストを探すボタンB31がクリックされた場合、S12の条件設定に戻る。
【0093】
一方、指名キャストを探すボタンB32がクリックされた場合、指名1to1モードに移行する。指名1to1モードについては後述する。
(S17)
問合せリクエストを受け取ったキャスト端末30ではUI部34を介して次のような画面が表示される。
【0094】
図10は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末の入室確認画面を示す図である。
【0095】
同図を参照して、入室確認P22では、フリー1to1希望のユーザーが存在する旨が提示される。対象キャストは、フリー1to1に入室するか否かを選択することができる。対象キャストが、UI部34を介して、今すぐ入室するボタンC21をクリックすると(OKの場合)、サーバー装置10にその旨が通知され、ユーザー端末20と、対象キャストのキャスト端末30とのビデオチャット処理が開始される(S2へ)。
【0096】
一方、対象キャストが、入室しないボタンC22をクリックすると(NGの場合)、その旨がサーバー装置10に通知され、再度キャスト選出が行われる(S15へ)。
【0097】
図11は、
図6で示したフローチャートのビデオチャット処理の流れを示すフローチャートである。
(S2:ビデオチャット処理)
(S21)
同図を参照して、ビデオチャット処理S2が開始されると、サーバー装置10のルーム管理部114が、ルーム入室処理を行う。具体的には、ルーム管理部114は、ビデオ通話サーバー40に対してユーザー端末20及びキャスト端末30との間のビデオチャット接続を行うためのルーム作成をリクエストし、当該ルームに入室するためのアクセストークンの発行を要求する。続いて、ルーム管理部114は、ビデオ通話サーバー40から応答されたアクセストークンをユーザー端末20及びキャスト端末30に送信する。ユーザー端末20及びキャスト端末30が、ルーム管理部114から送信されたアクセストークンを用いてルームに入室することで、ユーザー端末20及びキャスト端末30との間のビデオチャット接続が確立する。この時のユーザー端末20及びキャスト端末30の画面について説明すると以下の通りである。
【0098】
図12は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の入室時画面を示す図であり、
図13は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末の入室時画面を示す図である。
【0099】
これらの図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイにキャストの映像が表示される(F41)と共に、前景に小さく自己のビデオカメラの映像が表示される(F42)。
【0100】
一方、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイにユーザーの映像が表示される(G31)と共に、前景に小さく自己のビデオカメラの映像が表示される(G32)。
【0101】
この状態で相互の端末のスピーカー及びマイクロフォンを用いて通話を行うことができる。
【0102】
尚、ユーザー端末20及びキャスト端末30との間のビデオチャット接続が確立することで、ユーザーに対するポイント課金は成立する。又、ビデオチャットの最中に、ユーザーは、ギフトボタンB41をクリックし、ポイントを消費することで、キャストに対して、ギフトを贈答することも可能である。
【0103】
フリー1to1におけるルームの制限時間は20分間であり、以下のような時間イベントの処理S22が行われる。
(S22:時間イベント処理)
(10分前)
制限時間の10分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、キャスト端末30に対して、継続確認通知を送信する。キャスト端末30のUI部34では次のような表示を行う。
【0104】
図14は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末の継続確認通知を示す図である。
【0105】
同図を参照して、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する継続確認通知P24が表示される。継続確認通知P24は画面の最も前景に表示される。継続確認通知P24では、残り時間のカウントダウンE41が表示されると共に、この後もお仕事続けるボタンC41と、この1to1で終了ボタンC42とが表示される。キャストが、これらのボタンをクリックすることで、キャスト端末30からサーバー装置10にその旨が通知される。尚、5分以内に、キャストがボタン操作を行わなかった場合、サーバー装置10側では、この1to1で終了するが選択されたものとみなされる。
(5分前)
制限時間の5分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20に対して、継続確認通知を送信する。ユーザー端末20のUI部24では次のような表示を行う。
【0106】
図15は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の継続確認通知を示す図である。
【0107】
同図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する継続確認通知P15が表示される。継続確認通知P15は画面の最も前景に表示される。継続確認通知P15では、残り時間のカウントダウンF51が表示されると共に、次のボタンが表示される。
【0108】
すなわち、このキャストで終了ボタンB51と、他のキャストとフリー1to1(+20分)ボタンB52と、現在のキャストと指名1to1(+60)ボタンB53と、あとで決めるボタンB54とである。ユーザーが、これらのボタンをクリックすることで、ユーザー端末20からサーバー装置10にその旨が通知される。
【0109】
サーバー装置10では、ルーム管理部114がユーザー端末20からの通知を以下の通り処理する。このキャストで終了が通知された場合、20分経過時の時間イベント処理を設定する。又、他のキャストとフリー1to1(+20分)が通知された場合、19分経過時の時間イベントと、20分経過時の時間イベントとを設定し、ユーザーへのフリー1to1分のポイント課金が仮確定する。
【0110】
現在のキャストと指名1to1(+60)が通知された場合、20分経過以降は、指名1to1モードに移行するよう設定し、ユーザーへの指名1to1分のポイント課金が仮確定する。
【0111】
尚、5分以内に、ユーザーがボタン操作を行わなかった場合、サーバー装置10側では、このキャストで終了が選択されたものとみなされる。
【0112】
又、キャストに対する継続確認通知P24でこの1to1で終了するが選択されていた場合、ユーザーに対する継続確認通知P15では現在のキャストと指名1to1(+60)ボタンB53は非表示となる。
【0113】
更に、あとで決めるが選択された場合、3分前の時間イベントが設定される。
(3分前)
5分前の時間イベントにおいて3分前の時間イベントが設定されていた場合、制限時間の3分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20に対して、再継続確認通知を送信する。ユーザー端末20のUI部24では次のような表示を行う。
【0114】
図16は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の再継続確認通知を示す図である。
【0115】
同図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する再継続確認通知P16が表示される。再継続確認通知P16は、残り時間とあとで決めるボタンがないこと以外は、継続確認通知P15と同様である。
【0116】
尚、当然ながら、継続確認通知P15で、あとで決める以外が選択されている場合は、この時間イベント処理は行われない。
(1分前)
制限時間の1分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20及びキャスト端末30に対して、制限時間の1分前である旨の通知を送信する。ユーザー端末20及びキャスト端末30では、当該通知を受け取ると、それぞれのUI部24、34を介してカウントダウンを行う。
【0117】
尚、継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、他のキャストとフリー1to1(+20分)又は現在のキャストと指名1to1(+60)が選択されていた場合、ユーザー端末20では、カウントダウンに併せて、制限時間経過後に、他のキャストとフリー1to1又は現在のキャストと指名1to1が始まる旨を合わせて表示してもよい。
(19分経過)
継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、他のキャストとフリー1to1(+20分)が選択されていた場合、19分経過した時点で、サーバー装置10のルーム管理部114は、次のフリー1to1に備え、選出部112がキャストの選出を行う。この選出は、現在フリー1to1中のキャストを除いた順位付けに基づいて行えばよい。
(20分経過)
継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、このキャストで終了が選択されていた場合、制限時間の20分が経過すると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20及びキャスト端末30に対して終了通知を送信する。
【0118】
ユーザー端末20及びキャスト端末30は、それぞれルーム退出処理を行うと共に、それぞれのUI部24、34では次のような表示を行う。
【0119】
図17は、フリー1to1モードにおけるユーザー端末の退室時画面を示す図であり、
図18は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末の退室時画面を示す図である。
【0120】
これらの図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイに、指名キャストを探すボタンB71とフリーキャストを探すボタンB72とを含む退出時画面P17が表示される。指名キャストを探すは、後ほど説明する。フリーキャストを探すは、再度条件設定P12に戻る。
【0121】
一方、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイに、今回のポイント獲得数G51と、スタンバイページに戻るボタンC51とを含む終了画面P25が表示される。
【0122】
キャストがスタンバイページに戻るボタンC51をクリックすると、スタンバイ画面P21に遷移する。
【0123】
継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、他のキャストとフリー1to1(+20分)が選択されていた場合、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザーへのフリー1to1分のポイント課金を本確定させ、ユーザー端末20では、サーバー装置10でのキャスト選択処理及びキャスト入室確認処理の結果待ちとなる。一方、キャスト端末30の表示については、このキャストで終了が選択されていた場合と同様である。
【0124】
継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、現在のキャストと指名1to1(+60)が選択されていた場合、制限時間の20分が経過すると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザーへの指名1to1分のポイント課金を本確定させ、ユーザー端末20及びキャスト端末30は、指名1to1モードに移行して引き続きビデオチャットを継続する。その内容は、後述する指名1to1モードのビデオチャット処理S4と同内容である。
【0125】
尚、キャスト端末30では、継続確認通知P15又は再継続確認通知P16で、ユーザー端末20において、現在のキャストと指名1to1(+60)が選択された時点で、サーバー装置10経由で、キャスト端末30にその旨が通知される。この時、キャスト端末30では、以下のような表示を行う。
【0126】
図19は、フリー1to1モードにおけるキャスト端末の指名通知を示す図である。
【0127】
同図を参照して、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイに、現在のユーザーが指名をしてくれた旨を示す指名通知P26が表示される。
【0128】
続いて、指名1to1モードの処理の流れについて説明する。
【0129】
図20は、
図1で示したビデオ通話システムにおける指名1to1モードの処理の流れを示すフローチャートの一部である。
(S3:指名1to1モード処理)
(S31)
同図を参照して、指名1to1モード処理S3において、サーバー装置10は、ユーザー端末20からの指名1to1のリクエストを受け付ける。ここで、ユーザー端末20側の動作について説明すると以下の通りである。
【0130】
図21は、指名1to1モードにおけるユーザー端末の指名確認メッセージを示す図である。
【0131】
同図を参照して、ユーザーは、ビデオチャットサービスのおすすめのキャストや、キャスト検索ページから、特定のキャストを選択すると、当該特定のキャストに指名1to1リクエストを送信するかどうかの確認を促す指名確認メッセージP18がユーザー端末20のUI部24に表示される。
【0132】
ここで、指名リクエストボタンB81をクリックすると、当該特定のキャストに対する指名リクエストがユーザー端末20からサーバー装置10に対して送信される。一方、ユーザーがキャンセルボタンB82をクリックした場合は、別のキャストを選択できるようになる。
(S32)
ユーザー端末20からサーバー装置10に指名リクエストが送信されると、サーバー装置10では、受付部111が、ユーザーのポイント残高を判定する。ポイント残高がない場合(NGの場合)、ユーザーをポイント購入ページへ誘導する(S51)。一方、ポイント残高がある場合(OKの場合)、処理はS33に進む。
(S33)
サーバー装置10の問合せ部113は、ユーザー端末20から送信される指名リクエストを、指名をリクエストされたキャストのキャスト端末30に転送し、その後、ユーザー端末20に対して、指名をリクエストされたキャストにリクエストを送った旨を通知する。
【0133】
この時点でのユーザー端末20及びキャスト端末30における画面表示は以下の通りとなる。
【0134】
図22は、指名1to1モードにおけるユーザー端末のキャスト入室待ち画面を示す図であり、
図23は、指名1to1モードにおけるキャスト端末のキャスト入室確認画面を示す図である。
【0135】
これらの図を参照して、ユーザー端末20では、キャスト入室待ち画面P19が表示される。キャストの入室待ち画面P19では、指名リクエスト中のキャストの名前F91と、入室待ちの残り時間F92とが表示される。残り時間F92内にキャストが指名リクエストに応じない場合、当該指名リクエストは成立しない(S34へ)。
【0136】
又、待ち時間中に、ユーザーと指名リクエスト中のキャストとの間でテキストメッセージを交換することもできる。メッセージフィールドF93に、キャストからのメッセージが表示される。一方、テキスト入力フィールドF94にメッセージを入力し、送信ボタンB91をクリックすることで、キャストにメッセージを送ることも可能である。
【0137】
尚、キャンセルボタンB92をクリックすることで指名リクエストを途中で取り下げることも可能である。
【0138】
一方、キャスト端末30では、キャストの入室確認画面P27が表示される。キャストの入室確認画面P27では、指名リクエストを送信したユーザーの名前G71と、入室待ちの残り時間G72とが表示される。この画面でテキストメッセージの交換ができることについては上述した通りである。
【0139】
キャストが今すぐ入室ボタンC72をクリックすると、その旨がサーバー装置10に通知される。これに応じて、サーバー装置10は、新たな残り時間3分を設定し、仮入室状態に移行した旨の通知をユーザー端末20及びキャスト端末30に通知する。
【0140】
仮入室状態に移行した場合のユーザー端末20の動作は次の通りである。
【0141】
図24は、指名1to1モードにおけるユーザー端末のユーザー入室確認画面を示す図である。
【0142】
同図を参照して、ユーザー端末20では、ユーザー入室確認画面P110が表示される。ユーザー入室確認画面P110では、新たな入室待ちの残り時間F101と、キャストが入室した旨F102が表示される。
【0143】
ユーザーが今すぐ入室ボタンB101をクリックするとその旨がサーバー装置10に通知され、指名リクエストが成立する。これにより、ユーザー端末20と、対象キャストのキャスト端末30とのビデオチャット処理が開始される(S4へ)。
【0144】
一方、残り時間F101内にユーザーが入室に応じない場合、当該指名リクエストは成立しない(S34へ)。
(S34)
時間切れ又はキャンセルにより指名リクエストが成立しなかった場合、サーバー装置10は、その旨を示すエラーページをユーザー端末20及びキャスト端末30に送信する。
【0145】
図25は、
図20で示したフローチャートのルームセッション処理の流れを示すフローチャートである。
(S4:ビデオチャット処理)
(S41)
同図を参照して、ビデオチャット処理S4が開始されると、サーバー装置10のルーム管理部114が、ルーム入室処理を行う。この処理は、上述のS21の処理と同様であるので、ここではその説明を繰り返さない。
【0146】
指名1to1におけるルームの制限時間は初期で60分間(延長可能)であり、以下のような時間イベントの処理S42が行われる。
(S42:時間イベント処理)
(10分前)
制限時間(延長されている場合は延長時間を含む)の10分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、キャスト端末30に対して、継続確認通知を送信する。キャスト端末30のUI部34では次のような表示を行う。
【0147】
図26は、指名1to1モードにおけるキャスト端末の延長確認通知を示す図である。
【0148】
同図を参照して、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する延長確認通知P28が表示される。フリー1to1モードの継続確認通知P15と同様、延長確認通知P28は画面の最も前景に表示され、残り時間のカウントダウンE81が表示される。
【0149】
延長確認通知P28では、延長を受け付けるかどうかが確認される。キャストが、はい、受け付けますボタンC81及びいいえ、受け付けませんボタンC82のいずれをクリックしたかが、キャスト端末30からサーバー装置10に通知される。尚、5分以内に、キャストがボタン操作を行わなかった場合、サーバー装置10側では、延長は受け付けられなかったものとみなされる。
(5分前)
制限時間の5分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20に対して、継続確認通知を送信する。ユーザー端末20のUI部24では次のような表示を行う。
【0150】
図27は、指名1to1モードにおけるユーザー端末の延長確認通知を示す図である。
【0151】
同図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する延長確認通知P111が表示される。延長確認通知P111は画面の最も前景に表示される。延長確認通知P111は、残り時間のカウントダウンF111が表示されると共に、次のボタンが表示される。
【0152】
すなわち、このキャストは終了ボタンB111と、延長する+30(延長4pp)ボタンB112と、あとで決めるボタンB113とである。ユーザーが、これらのボタンをクリックすることで、ユーザー端末20からサーバー装置10にその旨が通知される。
【0153】
サーバー装置10では、ルーム管理部114がユーザー端末20からの通知を以下の通り処理する。このキャストは終了が通知された場合、1分前と制限時間経過時の時間イベント処理を設定する。又、延長する+30(延長4pp)が通知された場合、制限時間を、30分延長し、ユーザーへの延長分のポイント課金がその時点で本確定する。
【0154】
あとで決めるが選択された場合、3分前の時間イベントが設定される。
【0155】
尚、ユーザー端末20において、延長する+30(延長4pp)が選択された場合で、サーバー装置10経由で、キャスト端末30にその旨が通知される。この時、キャスト端末30では、以下のような表示を行う。
【0156】
図28は、指名1to1モードにおけるキャスト端末の延長通知を示す図である。
【0157】
同図を参照して、キャスト端末30のUI部34では、ディスプレイに、現在のユーザーが延長をしてくれた旨を示す延長通知P29が表示される。
【0158】
又、5分以内に、ユーザーがボタン操作を行わなかった場合、サーバー装置10側では、このキャストは終了が選択されたものとみなされる。
【0159】
又、キャストに対する延長確認通知P28で延長を受け付けないが選択されていた場合について説明すると以下の通りである。
【0160】
図29は、指名1to1モードにおけるユーザー端末の延長不可通知を示す図である。
【0161】
同図を参照して、キャストに対する延長確認通知P28で延長を受け付けないが選択されていた場合、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20に対して、延長不可通知を送信する。これに応じてユーザー端末では延長不可通知P112が表示され、現在指名中のキャストは延長できない旨がユーザーに示される。
(3分前)
5分前の時間イベントにおいて3分前の時間イベントが設定されていた場合、制限時間の3分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20に対して、再延長確認通知を送信する。ユーザー端末20のUI部24では次のような表示を行う。
【0162】
図30は、指名1to1モードにおけるユーザー端末の再延長確認通知を示す図である。
【0163】
同図を参照して、ユーザー端末20のUI部24では、ディスプレイに、終了時間になったらどうするかを確認する再延長確認通知P113が表示される。再延長確認通知P113は、残り時間とあとで決めるボタンがないこと以外は、延長確認通知P111と同様である。
【0164】
尚、当然ながら、延長確認通知P111で、あとで決める以外が選択されている場合は、この時間イベント処理は行われない。
(1分前)
このキャストは終了が選択されていた場合、制限時間の1分前になると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20及びキャスト端末30に対して、制限時間の1分前である旨の通知を送信する。ユーザー端末20及びキャスト端末30では、当該通知を受け取ると、それぞれのUI部24、34を介してカウントダウンを行う。
(制限時間経過)
延長確認通知P111又は再延長確認通知P113で、このキャストで終了が選択されていた場合、制限時間が経過すると、サーバー装置10のルーム管理部114は、ユーザー端末20及びキャスト端末30に対して終了通知を送信する。ユーザー端末20及びキャスト端末30は、それぞれルーム退出処理を行う。
【0165】
以上に説明したように、ビデオ通話システム1は、接客サービスを行うキャストが使用するキャスト端末30と、キャストの接客サービスの提供を受けるユーザーが使用するユーザー端末20との間で、ビデオ通話サービスを提供する。ビデオ通話システム1は、制御部11及び記憶部12を備えるサーバー装置10を有している。サーバー装置10は、制御部11及び記憶部12を備える。サーバー装置10の記憶部12では、複数の接客員の属性及び状況を記憶し、制御部11は、ユーザー端末20から、接客サービスを希望する接客員の条件を受け付ける受付部111と、ユーザー端末20から受け付けた条件に応じて記憶部12を照会し、待機中の複数の接客員の中から、接客サービス(ビデオ通話サービス)を行う接客員を選出する選出部112と、選出した接客員が使用するキャスト端末30に対して、接客可能かどうかの問合せを行う問合せ部113と問合せに対する回答が接客可能である場合、選出した接客員が使用するキャスト端末30と、ユーザー端末20とのビデオ通話サービスを開始させるルーム管理部114とを備える、
又、選出部112は、待機中の複数のキャストの中、条件に合致するキャストが複数人存在する場合、複数のキャストの実績情報123を参照するのに加えて、キャストとユーザーとの関連度を算出する。又、実績情報123と関連度とに応じて順位付けを行い、当該順位付けに基づいて接客サービスを行うキャストを選出するものである。
【0166】
又、実績情報123及びユーザーとの関連度は、それぞれ複数の項目から構成されており、選出部112は、順位付けを、項目ごとに重み付けを行い算出したスコアに基づいて行うものである。
【0167】
以上の構成によれば、ユーザーの嗜好性に応じた接客員をビデオ通話サービスでの客に割り当てることができるので、ユーザーのサービスに対する満足度を向上させることができる。又、項目の重要度に応じた柔軟な割り当てが実現できる。
【0168】
又、ビデオ通話サービスには継続時間が設定されており、ルーム管理部114が、ビデオ通話サービスの継続時間中に、ユーザーに対して、継続時間経過後、現在の接客員とのビデオ通話サービスを更に継続するか否かを確認する。
【0169】
このため、ユーザーが希望すれば現在の接客員とのビデオ通話サービスを継続することができるため、嗜好に合った接客員との会話を十分に楽しむことができる。尚、ここでいう、更に継続とは、現在のフリー1to1モードから、他のキャストとフリー1to1モードを行うときの継続、フリー1to1モードから、指名1to1モードへの継続、指名1to1モード中の延長が含まれる。
(変形例)
尚、上記実施の形態では、サーバー装置とビデオ通話サーバーとが別個の装置である場合を説明したが、これに限られない。サーバー装置とビデオ通話サーバーとが1つの装置で実現されていてもよい。又、サーバー装置の処理は単一のサーバー装置で集中処理されるものであっても、複数のサーバー装置で分散処理されるものであってもよい。
【0170】
又、上記実施の形態では、時間イベントの処理において特定の時間を設定していたが、これに限られず他の時間であっでもよい。
【0171】
更に、上記実施の形態では、おすすめキャストでは、既定のプロフィール画像が表示され、待機中のキャストの姿はユーザー端末側には配信されないことを説明したが、これに限られない。待機中のキャストの姿を定期的に静止画撮影又は動画撮影し、プロフィール画像・動画として設定してもよい。
【0172】
更に、上記実施の形態では、フリー1to1モードにおけるキャストの抽出において、属性情報に加えて、状況情報の一部を使用するものであったがこれに限られない。例えば、キャストの抽出は、属性情報、状況情報及び実績情報のいずれか1つだけに基づいて行ってもよい。又、条件設定のページではキャストが設定できるプロフィールの一部を設定するものであったが、プロフィールの全部を設定できるようになっていてもよい。更に、実績情報と関連度との両方に基づいて順位付けを行う構成を説明したが、これに限られず、実績情報と関連度との少なくとも一方に応じて順位付けを行う構成としてもかまわない。
【0173】
更に、上記実施の形態では、ユーザーがキャストを検索等して指名リクエストを行うことについて説明したが、これに限られず、ビデオチャットサービスにログインしていないオフラインの既存顧客にキャストからURLを送信することによって招待する機能が実装されていてもよい。URLの送信先は、ビデオチャットサービス以外の電子メール、SNS、その他のメッセージサービスであってもよい。
【0174】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、キャストに設定されている接客単価は、フリー20分、延長30分及び指名60分の順に高くなるように設定されていてもよい。
【0175】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、ビデオチャットサービスで使用できるポイント(pp)は、別のサービスのポイントと交換できるようになっていてもよい。又、サーバー装置において管理されるポイントの販売価格は、円-pp間の基本レートに加えて、システム使用料、税金が上乗せされて決定されるものであってもよい。又、所定ポイント以上一括で購入した場合、ボーナスポイントが上乗せされてもよい。
【0176】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、キャストの成果報酬は、サーバー装置において、獲得ppに応じて計算されてもよい。例えば、獲得ppに応じて成功報酬率が段階に定義されたテーブルをサーバー装置に保存しておき、当該テーブルに基づいてキャストの成果報酬が計算されてもよい。キャストの獲得ppは、接客時間に応じたものと、受け取ったギフトに応じたものとを加算したものであってもよい。獲得ppが日本円に換算されることでキャストの報酬が決定されてもよい。
【0177】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、ビデオチャットの最中にキャストに対して贈答できるギフトは、複数種類あってもよい。又、ギフトの種類に応じて、異なる消費ポイントが設定されていてもよい。又、通年、選択できる「レギュラーギフト」と、特定のキャンペーン期間、イベント期間又は季節にのみ選択できる「イベントギフト」との区別があってもよい。ギフトには「カテゴリー」が設定されていてもよい。
【0178】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、ビデオチャットサービスにはイベントページが設定されていてもよい。当該イベントページでは、獲得したイベントギフト数でランキングされたキャストとその所属店舗とが表示されてもよい。このランキングは、キャスト毎及び店舗毎のいずれで集計されていてもよい。又、当該ランキングは、「日」、「週」、「月」、「累計」、「カテゴリー」毎に集計された獲得pp数ランキングが表示されてもよい。
【0179】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、各キャストが所属する店舗のページが設定されていてもよい。当該店舗のページには、「店舗情報」、「所属キャスト一覧」に加えて過去のイベントで上位入賞した店舗にしか与えられない「バッチ」が掲載されてもよい。
【0180】
更に、上記実施の形態では特に説明しなかったが、ビデオチャットサービスで接客したキャストに対して、ユーザーからクレームがあり、それが認められた場合、成立したポイント課金がキャンセル又は返還される処理が実装されていてもよい。又、ポイント課金の仮確定及び本確定のタイミングは上記に限られない。
【符号の説明】
【0181】
1…ビデオ通話システム
10…サーバー装置
12…記憶部
20…ユーザー端末
30…キャスト端末
111…受付部
112…選出部
113…問合せ部
114…ルーム管理部
121…属性情報
122…状況情報
123…実績情報
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。