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特開2022-36729基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
<図1>
  • 特開-基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022036729
(43)【公開日】2022-03-08
(54)【発明の名称】基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
(51)【国際特許分類】
   B32B 15/08 20060101AFI20220301BHJP
   E04F 13/08 20060101ALI20220301BHJP
【FI】
B32B15/08 H
E04F13/08 E
E04F13/08 A
E04F13/08 101L
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020141092
(22)【出願日】2020-08-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】515036800
【氏名又は名称】有限会社イマヤマ
(74)【代理人】
【識別番号】715004346
【氏名又は名称】今山 博臣
(72)【発明者】
【氏名】今山 博臣
【テーマコード(参考)】
2E110
4F100
【Fターム(参考)】
2E110AA57
2E110AB04
2E110AB12
2E110AB23
2E110BA03
2E110BB03
2E110DA12
2E110DC22
2E110GA32W
2E110GB02X
2E110GB42W
2E110GB44Z
2E110GB63W
4F100AB02B
4F100AK01D
4F100AK22C
4F100AK25C
4F100AP01D
4F100BA05
4F100BA21
4F100CB05A
4F100CB05C
4F100DG10D
4F100DG11D
4F100EH46C
4F100GB90
4F100HB00D
4F100HB01D
4F100HB31D
4F100JG06
4F100JL14E
(57)【要約】
【課題】
張って剥がせてマグネットが吸着できる、壁面基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を提供する。
【解決手段】
壁面基体から順にスチール板があり、その裏面に粘着剤を塗布して、基体に張り付け、次にスチール板より縦横広めの裏面に粘着剤を塗布した、化粧材シートを、基体に先に張ったスチール板の上から、張り付ける表装化粧磁着シート板材、或は、化粧表装材を先に接着させたスチール板を基体壁面に張って磁気吸着力を発揮させる装飾化粧面にしている着脱可能な磁着化粧シート板材において、表面から順に表装材をスチール板に貼着させ、スチール板裏面に粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層して離型紙を剥がし基体に張り付けて壁面に磁気吸着力を発揮させた。

【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾性表装材を粘着させたスチール板であって、表装面から磁気吸着力を発揮する装飾性磁着化粧シート材になっており、前記スチール板裏面には、粘着剤を有している、張って剥がせてマグネットが吸着できる着脱可能な磁着化粧シート板材で、前記スチール板の裏面に粘着剤を塗布して、内装壁面基体に張り付け、次に前記スチール板の上に、裏面に粘着剤を塗布した装飾性化粧材シートを、前記基体に先に張ったスチール板の上から、張り付ける表装化粧磁着シート板材と、或は化粧表装材を先に接着させたスチール板を基体壁面に張って磁気吸着力を発揮させる装飾性化粧材にしている着脱可能な磁着化粧シート板材において、表面の装飾性化粧材シートとして厚さ0.02~2mmの表装材と厚さ200~800ミクロンのスチール板とからなり、スチール板裏面に粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層したものであり、離型紙を剥がし基体に張り付けて壁面に磁気吸着力を発揮させることを特徴とする基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【請求項2】
マグネットが吸着できる基体への着脱可能な磁着化粧シート板材おいて、表装材をスチール板上面に接着積層した当該表装材の化粧シートは、生地色から濃厚色、又は自然素材の質感をもつ模様を施した突板、又は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様をプリントした布体、或は樹脂フイルム、或は紙であって、突板、又は布体、又は紙・樹脂フイルムである表装材は、紙・樹脂フイルムとして、無地、又は模様の入った多色のプリントされた紙・樹脂フイルムで厚みは0.02~2mmで、突板として木目、又は節をもって色彩の異なる種類の木材の突板で、布体として、天然繊維、化学繊維、混紡繊維から選ばれた、種々の色彩の無地布、或は柄、或は模様の入った布体であり、前記の表装材は磁気吸着力を持つスチール板の表面に張って、裏面には粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層していることを特徴とする請求項1に記載の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【請求項3】
後張りの表装材の裏とスチール板の裏に塗布する粘着剤は、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形、又はゴムラッテクス形の60~70%のものを溶媒して、粘度5~50Pa・sの水溶液、或は、溶剤系のアクリル樹脂、或はゴムラッテクス樹脂であって表装材とスチールシートとの塗布量は1平方メートルに10~200g均一に粘着剤を塗布して、スチール板と表装材の幅は100~1270mmであり、最終裏面に離型紙を積層して離型紙を剥がし基体に張り付ける、少なくとも張って剥がせることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【請求項4】
生地色から濃厚色、又は自然素材の木質の質感をもつ模様、或は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様を施した、又は単色の白色、黒色、茶色、及び木目、節が分かる木質表面を示した磁性壁基体の表面になるように、前記シート基体の表面に装飾を持たせ、さらにマグネットを簡単に貼着できる装飾性化粧シートで、装飾表装材とスチール板とを積層した磁性壁面材になって、全体の厚さ0.2mm~3mm、幅100~1270mmのシート状体にしていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基体壁面の表面に着脱可能な磁気吸着力を持つ化粧シート板材に関するものであって、詳しくは張って剥がせる磁気吸着力を持つ化粧シート板材関するものである。
【背景技術】
【0002】
磁性壁装材に関する先行技術としては、磁性壁装材と同義の磁性壁面材には、強磁性体粉末である硬質磁性材料粉末(永久磁石材料粉)又は軟磁性体粉末(磁石の被着体材料粉)と少量の粘結剤である特定の有機高分子エラストマーを主たる組成とし、厚みを限定した可撓性の多極着磁を施したマグネットシート又は可撓性の磁石の被着体シートでマグネットシートを使用する。
【0003】
硬質磁性材料粉末(永久磁石材料粉)を用いた防火磁性壁面材又は、軟磁性体粉末(磁石の被着体材料粉)を用いた磁性壁面材の何れか磁性壁面材を、壁下地材に積層させて磁性壁を形成している。その状態からさらに、硬質磁性材料粉末(永久磁石材料粉)を用いて多極着磁を施した防火磁性壁面材に対しては軟磁性体粉末(磁石の被着体材料粉)を用いた磁性壁面材からなる磁性表示片を、軟磁性体粉末(磁石の被着体材料粉)を用いた磁性壁面材に対しては硬質磁性材料粉末(永久磁石材料粉)を用いて多極着磁を施した磁性壁面材からなる磁性表示片を、夫々、上記磁性壁に磁気吸着により着脱自在に取り付ける構成が開示された。
【0004】
表面化粧材として装飾材と磁世体を積層すると、磁性壁面材に、意匠性の材料を化粧表装材とで積層した壁装材に、マグネットが簡単に強力に吸着できる化粧材として、壁面に簡単に張り付けられて装飾性表装材にマグネット体を吸着させることが出来る、当該化粧材面の裏面にスチール箔を接着剤によって貼着して、さらに当該装飾材を貼着した積層体を形成してなる磁性壁装材であって、前記化粧材の表面に強力な磁気吸着力を発揮させるスチール箔の強磁性体を化粧薄板で積層されて、マグネットの磁力基体を強力な吸着力で壁面に貼着出来る装飾性マグネット吸着化粧材である(特許文献1参照)。
【0005】
表面化粧材として装飾材シートと磁性体を積層すると、磁性壁面材シートに、意匠性の材料を化粧表装材とで積層した壁装材に、マグネットが簡単に強力に吸着できる化粧材シートとして、化粧材シート面の裏面にスチール箔を接着剤によって貼着して、さらに当該装飾材を貼着した積層体を形成した0.1mm~1.5mm、の磁性装飾シートであって、強力な磁気吸着力を発揮させるスチール箔の表面に化粧シートと、裏面に安定シートとで積層されて、磁力吸着力を持つマグネット装飾シートとして、所望の基体表面に貼着できるようになっている装飾性マグネット吸着化粧シートが提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
表面化粧材に磁性体を積層すると、化粧表装材とで積層した防音性能、保温性能、防火性能装材に、マグネットが簡単に強力に吸着できるスチール箔張り建材として、マグネット吸着できる特殊曲面を持つ表面化粧材に仕上げる材料として、表面腐食処理を施した磁気吸着力を持つ表面で、40~200ミクロンのスチール箔に張って裏面に防音性能、保温性能、防火性能として厚さ2~50mmの特殊材料を積層させる特殊材料として無機質、又は有機質の材料にして、2~25mmの厚さ300~1230mmの幅の無機板状ボードに、並びに防音性能、及び保温性能を持つ有機質の材料を厚さ2~50mmのウレタンホーム板に、木材板、樹脂板、ゴム板、フェルト板から選ばれた幅の板状ボードになっている耐食性スチール箔張り建材が提案されている(特許文献3参照)。
【0007】
所望の形状で施工性良く取り付けが可能な建材、建材ユニット、及び建材施工方法として、タイルは、タイル本体と、タイル本体の裏面に設けられた磁性層と、磁性層に着脱自在に磁着可能な磁石とを備えている。タイルの施工方法は、裏面に磁性層が設けられたタイル本体を切断する切断工程と、磁石を磁性層へ磁着させる磁着工程と、壁面に磁石を磁着させてタイル本体を壁面に取り付ける方法を提案されている(特許文献4参照)。
【0008】
家や店舗の内壁、展示スペースに設置されるパネル等、本来、非磁性体であるスペースを、容易かつ安価に磁石を磁着することができる磁着スペースに加工することができる塗料、該塗料を塗布した磁性基板、および被磁着面の形成方法として、鉄粉を塗料に混入し磁石が磁着される塗膜を形成することができる塗料であり、鉄粉は、還元鉄粉であり、粒径は、10μm~60μmであり、鉄粉防錆加工を施してあり、塗料に対して40重量部~60重量部混入した塗料が提案されている(特許文献5参照)。
【0009】
従って、磁性壁面材の表面に表装材を積層する場合は、表装材の材質と磁性壁面材及び表装材において、壁など基体への着脱可能な磁着化粧シート板材付き磁着化粧シート材は存在していない。一度基体に貼ったものを剥がして、別の場所に粘着させるものは見出されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特許第5954601号公報
【特許文献2】特開2017-71103号公報
【特許文献3】特開2017-71932号公報
【特許文献4】特開2019-210749号公報
【特許文献5】特開2011-79996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
壁面にマグネット用品などを強力に吸着させる技術を用いた材料を使用する場
合は、特定の材質で特定の厚み以上のものを用いる必要性が生じている。市場の要望は、壁面にその特定条件を緩和した条件のものでも使用できる磁性壁面材を求められている。具体的には、磁性壁面材に、市販の壁紙を化粧表装材として積層した磁性壁装材に磁性体であるマグネット用品などを吸着させる化粧材の要望である。磁性体が吸着して、種々のものを貼り合わせることにも適合したものを、簡単に装飾板の壁面に強力に貼り合わせることができることになる。そこで、本発明は、基体への着脱可能な磁着化粧シート板材として、磁着しない壁面を取り壊さずに壁面基体の上から簡単に磁着出来る壁面にすることで、この不都合の解決を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
張って剥がせてマグネットが吸着できる、基体への着脱可能な磁着化粧シート板材おいて、基体から順に200~800ミクロンのスチール板があり、その裏面に粘着剤を塗布して、基体に張り付け、次にスチール板より縦横広めの裏面に粘着剤を塗布した、当該装飾性化粧材シートを、基体に先に張ったスチール板の上から、張り付ける表装化粧磁着シート板材、或は、化粧表装材を先に接着させたスチール板を基体壁面に張って磁気吸着力を発揮させる装飾性化粧材にしている着脱可能な磁着化粧シート板材において、表面から順に装飾性化粧材シート厚さ0.02~2mmの表装材を厚さ200~800ミクロンのスチール板に貼着させ、スチール板裏面に粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層して離型紙を剥がし基体に張り付けて壁面に磁気吸着力を発揮させることを特徴とする基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【0013】
マグネットが吸着できる基体への着脱可能な磁着化粧シート板材おいて、表装材をスチール板上面に接着積層した当該表装材の化粧シートは、生地色から濃厚色、又は自然素材の質感をもつ模様を施した突板、又は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様をプリントした布体、或は樹脂フイルム、或は紙であって、突板、又は布体、又は紙・樹脂フイルムである表装材は、紙・樹脂フイルムとして、無地、又は模様の入った多色のプリントされた紙・樹脂フイルムで厚みは0.02~2mmで、突板として木目、又は節をもって色彩の異なる種類の木材の突板で、布体として、天然繊維、化学繊維、混紡繊維から選ばれた、種々の色彩の無地布、或は柄、或は模様の入った布体であり、前記の表装材は磁気吸着力を持つスチール板の表面に張って、裏面には粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層している基体への着脱可能な磁着化粧シート板材である。
【0014】
後張りの表装材の裏とスチール板の裏に塗布する粘着剤は、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形、又はゴムラッテクス形の60~70%のものを溶媒して、粘度5~50Pa・sの水溶液、或は、溶剤系のアクリル樹脂、或はゴムラッテクス樹脂であって表装材とスチールシートとの塗布量は1平方メートルに10~200g均一に粘着剤を塗布して、スチール板と表装材の幅は100~1270mmであり、最終裏面に離型紙を積層して離型紙を剥がし基体に張り付ける、少なくとも張って剥がせることを特徴とする基体への着脱可能な磁着化粧シート板材である。
【0015】
生地色から濃厚色、又は自然素材の木質の質感をもつ模様、或は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様を施した、又は単色の白色、黒色、茶色、及び木目、節が分かる木質表面を示した磁性壁基体の表面になるように、前記シート基体の表面に装飾を持たせ、さらにマグネットを簡単に貼着できる装飾性化粧シートで、装飾表装材とスチール板とを積層した磁性壁面材になって、全体の厚さ0.2mm~3mm、幅100~1270mmのシート状体にしている。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、磁着しない既存壁面を取り壊さずに既存壁面基体の上から着脱可能な磁着化粧シート板材を用いて簡単に磁石が吸着できる壁面を作る事が出来るので、必要な場所に磁石にて掲示が出来たり、必要な場所を変えて磁石にて物を掛けたりする事が出来る。着脱可能な為、表装の意匠も好きな意匠にする事が出来、外せば元の意匠にリセット出来る。
又、請求項の粘着剤用いて、張って剥がせるスチール板と表装材になり、失敗しない、自由な磁石がつく場所をつくる事が出来、しかも基体の広さに応じて幅広い基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を用いると、その中でもマグネット用品のレイアウトも変え事が出来るので、マグネット用品と壁面とで、2重の変化にとんだ壁面にて、大きな効果を得る事が出来る。
【0017】
表装材を積層した磁性体ボードの背面に接着剤を用いて積層したものは、表装材を変更する場合はマグネットが新しく表装材を積層した吸着ボードを装飾表面に強力に磁気貼着することになるに対して、装飾性化粧表装材を積層した強磁性体薄板から成る基体への着脱可能な磁着化粧シート板材になった。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の断面図 A:表装材粘着・スチール粘着型 B:スチール粘着型
図2】本発明を基体本体に取り付けた全体の断面図 A:表装材粘着・スチール粘着型の基体へ粘着 B:スチール粘着型の基体へ粘着
図3】基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の表面の模様の図 A:木目模様 B:格子模様 C:石目模様
図4】本発明を基体本体に張り付けた斜視図
図5】本発明を内装壁1に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図
図6】本発明を内装壁2に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図
図7】本発明をキッチン家具等壁面に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図
図8】基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の裏面の離型紙を剥がす状態図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図に沿って説明する。
図1は、本発明の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の断面図を示すものであり、図2は基体への着脱可能な磁着化粧シート板材が本体に取り付けられた基体本体を含めた全体の断面図であり、図3は基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の表面の様々な模様の一部の図であり、図4は本発明を基体本体に張り付けた斜視図であり壁面に貼着している図であり、図5は本発明を内装壁1に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図であり、図6は本発明を内装壁2に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図であり、図7本発明をキッチン家具の壁面に張り付けマグネット用品を取り付けた状態図であり、図8は基体への着脱可能な磁着化粧シート板材の裏面の離型紙を剥がす様子を示す状態図である。これによって実施例を詳細に説明する。
【実施例0020】
内装壁1に使用する場合:
図2Aに示すように、壁面基体の表面に、マグネットを貼着できる様にする為、図1Aの5に示す、厚さ300μ縦400mm横700mmのスチール板の裏面にアクリル共重合樹脂系粘着剤70%のものを塗布量は1平方メートルに100g均一に塗工して離型紙をいったん積層させ、壁面基体に張る前に離型紙を剥がし張り付け、次に図3Cの市販の壁紙クロス厚み0.3mm縦450mm横800mmの裏面にアクリル共重合樹脂系粘着剤70%のものを塗布量は1平方メートルに80g均一に塗工して離型紙を積層させ、先に張ったスチールシートの上から図8に示す離型紙を剥がし張り付け、
基体への着脱可能な磁着化粧シート板材は既存の壁面に張り付いている。
【0021】
図5に示すように部屋の内装壁面であり、本発明である、基体への着脱可能な磁着化粧シート板材が既存の内装壁面に張り付いている、更に表面にはマグネット用品を取り付けた、種々のマグネット用品は、着脱可能・表装化粧磁着材の表面に強力にしっかりと吸着していた。
【0022】
内装壁面基体の表面に張り付けた本発明の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材に、しっかりと強力に吸着している種々のマグネット用品を取り外し、次に張って剥がせる0.3mm縦450mm横800mmの壁紙クロスを剥がし、次に張って剥がせる厚さ300μ縦400mm横700mmのスチールシートを剥がした壁面基体は基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を張る前の壁面の姿になっていた。
【実施例0023】
内装壁2に使用する場合:
図2Bに示すように、壁面基体の表面に、マグネットを貼着できる様にする為、図1Bの表面から順に厚さ0.15ミリの木目表装材、図3Aを300ミクロンのスチール板に接着剤にて張り付け、スチール板の裏面にラッテクス形粘着剤を塗布量、1平方メートルに120g均一に塗工して、更に離型紙を積層させた着脱可能な磁着化粧シート板材であった。
【0024】
前記基体への着脱可能な磁着化粧シート板材、縦600ミリ横1500ミリの図8に示す、裏側の離型紙を剥がし、図6に示すように、本発明を内装壁面基体の表面に張り付け、その上から種々のマグネット用品を取り付けた。種々のマグネット用品は、本発明の着脱可能な磁着化粧シート板材の表面に強力にしっかりと吸着していた。
【0025】
図6に示す、基体への着脱可能な磁着化粧シート板材にしっかりと強力に吸着している種々のマグネット用品を取り外し、次に壁面に簡単に張り付けされた前記、着脱可能な磁着化粧シート板材を剥がした壁面基体は本発明の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を張る前の内装壁面の姿になっていた。
【実施例0026】
キッチン家具面に使用する場合:

家具面の基体に貼り付ける着脱可能な磁着化粧シート板材において、表面から順に表装材には、自然素材の木質の質感をもつ模様を施した樹脂フイルムであって、その裏に厚さ300μmの磁気吸着力を有するスチール板を接着剤により張りつけ、その裏に離型紙を粘着剤により積層した。
【0027】
前記、着脱可能な磁着化粧シート板材の最終裏面の離型紙を剥がし、図7に示すように、キッチン家具の壁面の表面に張り付けた上から種々のマグネット用品を取り付けた種々のマグネット用品は、着脱可能な磁着化粧シート板材の表面に強力にしっかりと吸着していた。
【0028】
図7に示す、キッチン家具の壁面の表面に張り付けた着脱可能な磁着化粧シート板材にしっかりと強力に吸着している種々のマグネット用品を取り外し、次に壁面に簡単に張り付けされた前記着脱可能な磁着化粧シート板材を剥がしたキッチン家具の壁面基体は本発明の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材を張る前の壁面の姿になっていた。
【符号の説明】
【0029】
1 基体への着脱可能な磁着化粧シート板材
2 粘着剤
3 化粧表装材、
4 接着剤
5 スチール板
6 離型紙
7 既存の内装壁面
8 キッチン家具
9 マグネット用品
10 壁紙クロス
11 基体表面
12 基体本体
13 内装壁1
14 内装壁2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-03-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾性表装材を粘着させたスチール板であり、表装面から磁気吸着力を発揮する装飾性磁着化粧シート材になってスチール板と装飾性表装材の裏面には、粘着剤を有しており壁面である基体に粘着させるにおいて、裏面に塗布されている粘着剤で壁面の基体に貼られるスチール板に、裏面に粘着剤を塗布されている装飾性表装材を前記スチール板上に貼られている化粧シート板材であって、スチール板、装飾性表装材をそれぞれ自在に貼って剥がすことができる、貼って剥がせてマグネットを吸着できる着脱可能な磁着化粧シート板材であり、表面の装飾性化粧シート材として厚さ0.02~2mmの布体、又は紙・樹脂フイルムである表装材と厚さ200~800μmのスチール板とからなり、装飾性表装材とスチール板の裏面に、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形の粘着剤を塗布して裏面に離型紙を積層したものであることを特徴とする基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【請求項2】
装飾性表装材の裏とスチール板の裏に塗布する粘着剤は、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形の60~70%のものを、溶媒によって5~50Pa・sの粘度にしたものであって、表装材とスチールシートとの表面の塗布量は1平方メートルに10~200gで均一に粘着剤を塗布して、使用される装飾性表装材とスチール板との幅は100~1270mmであり、スチール板と装飾性表装材との離型紙を剥がして積層体を壁面の基体に張り付けて、少なくとも装飾性表装材とスチール板ともに張って剥がせることを特徴とする請求項1、に記載の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【請求項3】
装飾性表装材の化粧シートは、0.02~2mmの厚さで、生地色から濃厚色、又は自然素材の木質の質感をもつ模様、或は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様を施した、又は単色の白色、黒色、茶色、及び木目、節が分かる木質表面を示した磁性を帯びた装飾性表装材の表面になるように、前記表装材のシート表面に装飾を持たせた、さらにマグネットを簡単に貼着できる装飾性磁着化粧シートで、装飾表装材とスチール板とを積層した磁性壁面材になって、全体の厚さ0.2mm~3mm、幅100~1270mmのシート状体にしていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基体への着脱可能な磁着化粧シート板材。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
装飾性表装材を粘着させたスチール板であって、表装面から磁気吸着力を発揮する装飾性磁着化粧シート材になっており、スチール板と装飾性表装材の裏面には、粘着剤を有している、って剥がせてマグネットが吸着できる着脱可能な磁着化粧シート板材であって、壁面である基体に先に張った粘着剤を裏面に有するスチール板の上から、粘着剤を裏面に塗布した装飾性表装材を張り付ける表装化粧磁着シート板材、或いは化粧表装材を先に接着させたスチール板を壁面である基体に粘着剤で張って磁気吸着力を発揮させる装飾性化粧材にしている着脱可能な磁着化粧シート材において、表面の装飾性化粧シート材として厚さ0.02~2mmの布体、又は紙・樹脂フイルムである表装材と厚さ200~800μmのスチール板とからなり、装飾性表装材とスチール板の裏面に、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形の粘着剤を塗布して最終裏面に離型紙を積層したものであり、離型紙を剥がし壁面である基体に張り付けて、壁面に磁気吸着力を発揮させる基体への着脱可能な磁着化粧シート板材である。しかし壁面である基体に粘着させるにおいて、裏面に塗布されている粘着剤で壁面の基体に貼られるスチール板に、裏面に粘着剤を塗布されている装飾性表装材を前記スチール板上に貼られている化粧シート板材であって、スチール板、装飾性表装材をそれぞれ自在に貼って剥がすことができる、貼って剥がせてマグネットを吸着できる着脱可能な磁着化粧シート板材が望ましい。装飾性表装材は布体、又は紙・樹脂フイルムが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
表装材の化粧シートは、0.02~2mmの厚さで、生地色から濃厚色、又は自然素材の木質の質感をもつ模様、或は種々の幾何学模様、又は自然を表した模様を施した、又は単色の白色、黒色、茶色、及び木目、節が分かる木質表面を示した磁性を帯びた装飾性表装材の表面になるように、前記装飾性表装材のシート表面に装飾を持たせた、さらにマグネットを簡単に貼着できる装飾性磁着化粧シートで、装飾性表装材とスチール板とを積層した磁性壁面材になって、全体の厚さ0.2mm~3mm、幅100~1270mmのシート状体にしている
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
装飾性表装材の裏とスチール板の裏に塗布する粘着剤は、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形、又はゴムラッテクス形の60~70%のものを、溶媒によって5~50Pa・sの粘度にしたものであって、表装材とスチールシートとの表面の塗布量は1平方メートルに10~200gで均一に粘着剤を塗布して、使用される装飾性表装材とスチール板との幅は100~1270mmであり、最終裏面に離型紙を積層して離型紙を剥がし壁面の基体に張り付けて、少なくとも張って剥がせる。しかし塗布する粘着剤は、アクリル共重合樹脂系、又は酢酸ビニル樹脂系のエマルジョン形の60~70%のものが望ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
内装壁2に使用する場合:
図2Bに示すように、壁面基体の表面に、マグネットを貼着できる様にする為、図1Bの表面から順に厚さ0.15mmの木目表装材、図3Aを300μmのスチール板に接着剤にて張り付け、スチール板の裏面に粘着剤を塗布量、1平方メートルに120g均一に塗工して、更に離型紙を積層させた着脱可能な磁着化粧シート板材であった。