(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022036873
(43)【公開日】2022-03-08
(54)【発明の名称】九列五段キーボード
(51)【国際特許分類】
G06F 3/023 20060101AFI20220301BHJP
【FI】
G06F3/023 420
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020152393
(22)【出願日】2020-08-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-02-03
(71)【出願人】
【識別番号】595125890
【氏名又は名称】竹本 護
(72)【発明者】
【氏名】竹本 護
【テーマコード(参考)】
5B020
【Fターム(参考)】
5B020AA02
5B020AA04
5B020AA15
5B020FF14
(57)【要約】
【課題】従来のキーボードにおけるキー数が多くキー位置が覚えにくいといった難点を解消し少ないキー数で正確かつ迅速に「ひらがな・カタカナ・英字・数字・記号・字種選択・操作命令等の入力」を行なうキーボードを得る。
【解決手段】「『ひらがなの五十音配列に従って配列された九列五段からなる45個の清音キーの配列』および『この清音キーの配列の外側の位置に配列された3個の濁音キーの配列』の2種のキー配列によって構成される九列五段のキー配列からなるキーボード」において、「所定の1個の清音キーを単独で押すこともしくは所定の1個の濁音キーを押した直後に所定の1個の清音キーを押すこと」によって「所定のひらがな・カタカナ・英字・数字・記号・字種選択・操作命令等の入力」を正確かつ迅速に行なう。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1、「文章作成のためのひらがな・カタカナの入力キーボード」として、
イ、「所定の当該キーを単独で押すこと」によって「所定の45種のひらがな・カタカ ナの清音・撥音」を入力するために設定され、その配列が「ひらがなの五十音配列に 従った九列五段の配列」である清音キー。
ロ、「所定の当該キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「所定の3 5種のひらがな・カタカナの濁音・半濁音・拗音・促音・長音」を入力するために設 定され、その配列が「イの清音キーの配列の外側の所定の位置」に配列された濁音キ ー。
の2種類の入力キーによってキー配列とキー入力機能が形成されていることを特徴と するキーボードであって、
2、「ひらがな・カタカナの入力機能以外のキー入力機能」である「文章作成のための字 種選択と操作選択および字種としての英字・数字・記号の入力に関わるキー入力機能」 としての
イ、「所定の濁音キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「所定の字 種選択」を行なったのち、所定の清音キーを押すことによって「所定の字種による文 字入力・記号入力」を行なわせるキー入力機能。
ロ、「所定の濁音キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「指定の位 置に入力されている文字・記号および指定の文章位置に対する操作命令」を行ない「 所定の文章作成操作」を行なわせるキー入力機能。
の2種類のキー入力機能を有することを特徴とする九列五段キーボード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、「九列五段キーボード」に係る発明である。
ただし、「九列五段キーボード」とは、
1、「文章作成のためのひらがな・カタカナの入力キーボード」として、
イ、「所定の当該キーを単独で押すこと」によって「所定の45種のひらがな・カタカ ナの清音・撥音」を入力するために設定され、その配列が「ひらがなの五十音配列に 従った九列五段の配列」である45種の清音キー。
ロ、「所定の当該キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「所定の3 5種のひらがな・カタカナの濁音・半濁音・拗音・促音・長音」を入力するために設 定され、その配列が「イの清音キーの配列の外側の所定の位置」に配置された3種の 濁音キー。
の2種類の入力キーによってキー配列とキー入力機能が形成されていることを特徴と するキーボードであって、
2、「ひらがな・カタカナの入力機能以外のキー入力機能」である「文章作成のための字 種選択と操作選択および字種としての英字・数字・記号の入力に関わるキー入力機能」 としての
イ、「所定の濁音キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「所定の字 種選択」を行なったのち、所定の清音キーを押すことによって「所定の字種による文 字入力・記号入力」を行なわせるキー入力機能。
ロ、「所定の濁音キーを押した直後に所定の清音キーを押すこと」によって「指定の位 置に入力されている文字・記号および指定の文章位置に対する操作命令」を行ない「 所定の文章作成操作」を行なわせるキー入力機能。
の2種類のキー入力機能を有することを特徴とするキーボード。
をいい、
その「九列五段のキー配列および各キーにおけるひらがなキー名」は「
図1」に示すとおりであり、「字種ごとのそれぞれの文字キー名・記号キー名」は「
図2」~「
図6」に示すとおりである。
【0002】
「九列五段キーボードにおける『清音キー』」とは、
1、「九列五段キーボード」における入力キーの一で、
2、「所定の位置における1個の当該キーを単独で押すことによって所定の45種のひら がな・カタカナの清音・撥音を入力する」ために設定された「ひらがなの五十音配列に 従った九列五段からなる配列が成された45種の入力キー」。
をいう。
「九列五段キーボードにおける『濁音キー』」とは、
1、「九列五段キーボード」における入力キーの一で、
2、「所定の当該キーを押した直後に所定のひらがなの清音キーを押すことによって所定 の35種のひらがな・カタカナの濁音・半濁音・拗音・促音・長音を入力する」ために 設定された「清音キーの配列の外側の所定の位置に配列された3種の入力キー」。
をいう。
【背景技術】
【0003】
従来の「コンピューター・パソコン・電子タブロイド・電子計算機・電子辞書・電子手帳等の電子機器におけるキーボード」においては、
イ、キー数が100個前後ほどもあり、体積・面積が大で机上における場所塞ぎの難点と 重量が重く移動させにくい難点があった。
ロ、ひらがなキーの配列が規則性・統一性もなく無秩序になされていたために和文作成に 際してはキー名とキー位置を覚えるのが困難であり、ブラインドタッチが出来にくい難 点があった。
ハ、字種としての「ひらがな・カタカナ・英小文字・英大文字・洋数字・漢数字・記号類 等」の選択方法と表示キー位置に規則性・統一性がないことでキー名とキー位置が覚え にくく字種選択に際しては素早く的確な選択をしにくい欠点があった。
ニ、「文章作成操作のための実行・空白・削除・後退・漢字変換・改行等の操作キーの配 列」が文字キーの周辺部に規則性・統一性もなく配置されているために、操作キーを確 実に押すためにはそのつどにキー名とキー位置の視覚的確認を行なわねばならない煩わ しさがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
1、「キー配列が近似するキーボードおよび近似するひらがな入力方法からなる特許文献 」としては、
イ、「発明の名称が『九列五段キー入力発声器』である特許文献」で「特許出願人本人 が2020年7月13日に出願し現在特許審査を受けている発明としての『特願20 20-133385』」。
がある。
2、ただし、「九列五段キー入力発声器」は、「ひらがなのみのキー入力を行なうことに よって外部に対して人工音声を発声させる機器」であって、本願発明のように「キーボ ードとしてひらがな・カタカナ・漢字・英字・数字・記号等の文字を入力し画面に文字 表示をする機器」ではないので、「ひらがなの入力方法」においてのみ類似する以外は 「字種選択や操作選択を行なう機能を有さない使用目的上においても異質な機器」であ り、本願発明の新規性・独創性を否定し得る機器ではない。
3、特許出願人が「特許庁のホームページの『J-PlatPat』」において「キー配 列およびキー入力方法が本願発明に近似もしくは類似すると考えられる先願事案」を詳 細に検索してみたところ、上記の「特願2020-133385」以外に該当する事案 は存在しなかった。
【非特許文献】
【0005】
また、特許出願人が「キー配列およびキー入力方法が本願発明に近似もしくは類似すると考えられるキー配列およびキー入力の方法に関連する非特許文献」をインターネット検索によって探してみたが適当な参考文献は見つからなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
「従来のキーボードが持っていた上記の背景技術において述べたイ~ニの難点・欠点を解消し少ないキー数で正確かつ迅速に文章作成を行なうこと」を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は、
1、従来のキーボードが持っていた
イ、キー数が100個前後ほどもあり、体積・面積が大で机上における場所塞ぎの難点 と重量が重く移動させにくい難点があった。
との課題に対して、「
図1」に示すように、
ロ、キー数を「ひらがなの五十音配列に従った九列五段からなる配列が成された45個 の清音キー2」および「清音キー2の配列の外側の所定の位置に配列された3個の濁 音キー3」の計48個とほぼ半減させること。
により、「イの課題」を解決するものである。
【0008】
2、従来のキーボードが持っていた
イ、ひらがなキーの配列が規則性・統一性もなく無秩序になされていたために和文作成 に際してはキー名とキー位置を覚えるのが困難であり、ブラインドタッチが出来にく い難点があった。
との課題に対して、「
図1」に示すように、
ロ、「ひらがな・カタカナの45種の清音および撥音を入力するための45個の清音キ ー2の配列」を「幼少年者から高齢者に至るまで日本人ならば誰もが反射反応的にひ らがな名の位置が分かる『ひらがなの五十音配列』に従った九列五段の配列」とした こと。
ハ、「清音キー2との組み合わせによりひらがな・カタカナの35種の濁音・半濁音・ 拗音・促音・長音を入力するための3個の濁音キー3の配列」を清音キー2の配列の 上部に設定しかつ清音キー2との組み合わせを簡素化し覚えやすくしたこと。
ニ、「ロ・ハの結果」として、「和文作成」に際してはキー名とキー位置が覚えやすく なりブラインドタッチがしやすくなったこと。
により、「イの課題」を解決するものである。
【0009】
3、従来のキーボードが持っていた
イ、字種としての「ひらがな・カタカナ・英小文字・英大文字・洋数字・漢数字・記号 類等」の選択方法と表示キー位置に規則性・統一性がないことでキー名とキー位置が 覚えにくく字種選択に際しては素早く的確な選択をしにくい欠点があった。
との課題に対して、「
図2」に示すように、
ロ、所定の濁音キー3(第二濁音キー3)を押した直後に「清音キー列の第七~第九列 の一定範囲内に集合的かつ規則的に配置された所定の字種選択用の清音キー2」を押 すことによって「規則性・統一性があり覚えやすい字種選択」ができるようになり、 もって「素早く的確な字種キーの選択と決定」ができるようになったこと。
により、「イの課題」を解決するものである。
【0010】
4、従来のキーボードが持っていた
イ、「文章作成操作のための実行・空白・削除・後退・漢字変換・改行等の操作キーの 配列」が文字キーの周辺部に規則性・統一性もなく配置されているために、操作キー を確実に押すためにはそのつどにキー名とキー位置の視覚的確認を行なわねばならな い煩わしさがあった。
との課題に対して、「
図2」に示すように、
ロ、所定の濁音キー3(第二濁音キー3)を押した直後に「清音キー列の第一~第三列 の一定範囲内に集合的かつ規則的統一的に配置された所定の文章作成操作用の清音キ ー2」を押すことによって「規則性・統一性があり覚えやすい操作キー名とキー位置 の選択」ができるようになり、この「操作キーの素早く的確な選択と決定」により文 章作成を滑らかに行なうことができるようになったこと。
により、「イの課題」を解決するものである。
【0011】
本願発明における「上記の1~4の課題解決の具体的な方法」については、後述の「『発明を実施するための形態』における『実施例1』~『実施例5』」において説明するとおりである。
【発明の効果】
【0012】
本願発明においては、
1、従来のキーボードに比して、「実施例1」で説明するように、
イ、キー数を「ひらがなの五十音配列に従った九列五段からなる配列が成された45個 の清音キー2」および「清音キー2の配列の外側の所定の位置に配列された3個の濁 音キー3」の計48個とほぼ半減させたこと。
により、
ロ、キーボード本体の体積・面積を縮減し机上における場所塞ぎの難点と重量が重く移 動させにくい難点を解消させた効果と利便性がある。
【0013】
2、従来のキーボードに比して、「実施例1」で説明するように、
イ、「ひらがな・カタカナの45種の清音および撥音を入力するための45個の清音キ ー2の配列」を「幼少年者から高齢者に至るまで日本人ならば誰もが反射反応的にひ らがな名の位置が分かる『ひらがなの五十音配列』に従った九列五段の配列」とした こと。
ロ、「清音キー2との組み合わせによりひらがな・カタカナの35種の濁音・半濁音・ 拗音・促音・長音を入力するための3個の濁音キー3の配列」を清音キー2の配列の 上部に設定しかつ清音キー2との組み合わせを簡素化し覚えやすくしたこと。
により、
ハ、「和文作成」に際してはキー名とキー位置が覚えやすくなりブラインドタッチがし やすくなる効果と利便性がある。
【0014】
3、従来のキーボードに比して、「
図2」で示すように、
イ、所定の濁音キー3(第二濁音キー3)を押した直後に「清音キー列の第七~第九列 の一定範囲内に集合的かつ規則的に配置された所定の字種選択用の清音キー2」を押 すことによって「規則性・統一性があり覚えやすい字種選択」ができるようになり、 もって「素早く的確な字種キーの選択と決定」ができるようになったこと。
により、
ロ、字種としての「ひらがな・カタカナ・英小文字・英大文字・洋数字・漢数字・記号 類等」の選択方法と表示キー位置に規則性・統一性があり覚えやすいキー位置が設定 されたこととなり、希望する字種を素早く的確に選択できる効果と利便性がある。
【0015】
4、従来のキーボードに比して、「
図2」で示すように、
イ、所定の濁音キー3(第二濁音キー3)を押した直後に「清音キー列の第一~第三列 の一定範囲内に集合的かつ規則的統一的に配置された所定の文章作成操作用の清音キ ー2」を押すことによって「規則性・統一性があり覚えやすい操作キー名とキー位置 の選択」ができるようになったこと。
により、
ロ、「文章作成に際しての実行・空白・削除・後退・漢字変換・改行等の操作キーの選 択と決定」を素早く的確に実行できるようになり文章作成を滑らかに行なうことがで きる効果と利便性がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】「
図1」は、「九列五段キーボード1における45種の清音キー2におけるキー名」および「3種の濁音キー3の配列」を示した「清音キー・濁音キー配列図」である。
【
図2】「
図2」は、「字種選択を行なうための字種配列図」「文章作成のための操作キー配列図」であり、各字における字種・操作内容は以下のイ~ハのとおりである。イ、「ひ」は「ひらがな」、「カ」は「カタカナ」、「Q」は「QWERTY配列図」、「A」は「ABCDEF配列図」、「大」は「英大文字」、「数」は「洋数字・漢数字・数字関連用語」、「記」は「括弧記号・頻用記号」、をそれぞれ表記する。ロ、「全」は「全角」、「半」は「半角」、「左」は「カーソルの左動」、「上」は「カーソルの上動」、「右」は「カーソルの右動」、「下」は「カーソルの下動」、「頭」は「カーソルの行頭移動」、「末」は「カーソルの行末移動」、をそれぞれ表記する。ハ、「実」は「実行」、「空」は「空白」、「削」は「削除」、「後」は「後退」、「漢」は「漢字変換」、「改」は「改行」、をそれぞれ表記する。ニ、「、」は「読点」、「。」は「句点」、「・」は「中黒」、「」」は「カギ括弧」、「?」は「疑問符」、「」」は「カギ括閉じる」、をそれぞれ表記する。ホ、「挿」は「挿入」、「前」は「前頁」、「次」は「次頁」、をそれぞれ表記する。
【
図3】「
図3」は、「英小文字のQWERTY配列図・英字用記号配列図」である。
【
図4】「
図4」は、「英小文字のABCDEF配列図・英字用記号配列図」である。
【
図5】「
図5」は、「洋数字・漢数字および数字関連用語の配列図」である。
【
図6】「
図6」は、「括弧記号・頻用記号の配列図」である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0017】
「和文作成」に際しての「九列五段キーボード1の盤面の清音キー2および濁音キー3を使っての『ひらがな』『カタカナ』『句読点・中黒』の入力方法」については、「
図1」「
図2」を参照図として、以下の1~11のとおりである。
1、「ひらがなの入力方法」については、「
図2」を参照図として、
イ、「第二濁音キー3」を押した直後に「ひキー」を押して字種を「ひらがな」とした のち「該当のひらがな」を入力する。
2、「清音」としての「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ・さ・し・す・せ・そ ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・へ・ほ・ま・み・む・め・ も・や・ゆ・よ・わ・ら・り・る・れ・ろ」および「撥音」としての「ん」の入力方法 については、
イ、「『
図1で図示する当該のキー名の清音キー』を単独で押すこと」によってそれぞ れ入力する。
3、「濁音」としての「が・ぎ・ぐ・げ・ご・ざ・じ・ず・ぜ・ぞ」の入力方法について は、
イ、「第一濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『か・き・く・け・こ・さ・し ・す・せ・そ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
4、「濁音」としての「だ・ぢ・づ・で・ど・ば・び・ぶ・べ・ぼ」の入力方法について は、
イ、「第二濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『た・ち・つ・て・と・は・ひ ・ふ・へ・ほ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
5、「半濁音」としての「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の入力方法については、
イ、「第二濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『な・に・ぬ・ね・の』のそれ ぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
6、「拗音」としての「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ」の入力方法については、
イ、「第一濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『あ・い・う・え・お』のそれ ぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
7、「拗音」としての「ゃ・ゅ・ょ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『や・ゆ・よ』のそれぞれのキ ーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
8、「促音」としての「っ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『ま』のキーを押すこと」によ って入力する。
9、「長音」としての「ー」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー3を押した直後に清音キーとしての『ら』のキーを押すこと」によ って入力する。
10、「カタカナ」の入力方法については、「
図2」を参照図として、
イ、「第二濁音キー3」を押した直後に「カキー」を押して字種を「カタカナ」とした のち「該当のカタカナ」を入力する。
11、「句読点・中黒」の入力方法については、「
図2」を参照図として、
イ、「第二濁音キー3」を押した直後に、「、キー」を押して「読点」を、「。キー」 を押して「句点」を、「・キー」を押して「中黒」を、それぞれ入力する。
【0018】
「使用者が『九列五段キーボード1の盤面の清音キー2および濁音キー3に対する所定のキー押し操作』を行ない『相応のひらがなもしくはカタカナの入力』を行なう様相に関する例」としては、以下の「1におけるイ~ホ」および「2におけるイ~リ」のとおりである。
1、「使用者が『こんにちは』という言葉を入力しようとする場合」においては、「
図1 」「
図2」を参照図として、「第二濁音キー3を押した直後に『ひキー』を押して字種 として『ひらがな』を選択した」のち、以下のイ~ホのように、「該当の1個の清音キ ー2を単独で押すこと」によって順次に入力がなされる。
イ、「『こ』の入力」は、「『こキー』を押すこと」によってなされる。
ロ、「『ん』の入力」は、「『んキー』を押すこと」によってなされる。
ハ、「『に』の入力」は、「『にキー』を押すこと」によってなされる。
ニ、「『ち』の入力」は、「『ちキー』を押すこと」によってなされる。
ホ、「『は』の入力」は、「『はキー』を押すこと」によってなされる。
2、「使用者が『ピッチングフォーム』という言葉を入力しようとする場合」においては 、「
図1」「
図2」を参照図として、「第二濁音キー3を押した直後に『カキー』を押 して字種として『カタカナ』を選択した」のち、以下のイ~リのように、「該当の1個 の清音キー2を単独で押すこと」もしくは「該当の1個の濁音キー3を押した直後に該 当の1個の清音キー2を押すこと」によって順次に入力がなされる。
イ、「『ピ』の入力」は、「第二濁音キーを押した直後に『にキー』を押すこと」によ ってなされる。
ロ、「『ッ』の入力」は、「第三濁音キーを押した直後に『まキー』を押すこと」によ ってなされる。
ハ、「『チ』の入力」は、「『ちキー』を単独で押すこと」によってなされる。
ニ、「『ン』の入力」は、「『んキー』を単独で押すこと」によってなされる。
ホ、「『グ』の入力」は、「第一濁音キーを押した直後に『くキー』を押すこと」によ ってなされる。
ヘ、「『フ』の入力」は、「『ふキー』を単独で押すこと」によってなされる。
ト、「『ォ』の入力」は、「第一濁音キーを押した直後に『おキー』を押すこと」によ ってなされる。
チ、「『ー』の入力」は、「第三濁音キーを押した直後に『らキー』を押すこと」によ ってなされる。
リ、「『ム』の入力」は、「『むキー』を単独で押すこと」によってなされる。
【0019】
使用者は、「九列五段キーボード1の盤面の清音キー2および濁音キー3に対する上記の『1のイ~ホ』および『2のイ~リ』に示すようなキー押し操作を行ない相応の入力を行なうこと」によって「こんにちは」および「ピッチングフォーム」という言葉を入力することができ、「九列五段キーボード1の機能と効果・利便性」を得ることができる。