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特開2022-368752種類の機械用工具を使い分けできる器具。
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  • 特開-2種類の機械用工具を使い分けできる器具。 図1
  • 特開-2種類の機械用工具を使い分けできる器具。 図2
  • 特開-2種類の機械用工具を使い分けできる器具。 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022036875
(43)【公開日】2022-03-08
(54)【発明の名称】2種類の機械用工具を使い分けできる器具。
(51)【国際特許分類】
   B25F 3/00 20060101AFI20220301BHJP
   B23B 45/00 20060101ALI20220301BHJP
   B23Q 5/04 20060101ALI20220301BHJP
   B23B 51/12 20060101ALI20220301BHJP
【FI】
B25F3/00 Z
B23B45/00 B
B23Q5/04 520Z
B23B51/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020152396
(22)【出願日】2020-08-24
(71)【出願人】
【識別番号】597173255
【氏名又は名称】中原 豊壽
(72)【発明者】
【氏名】中原 豊壽
【テーマコード(参考)】
3C036
3C037
3C064
【Fターム(参考)】
3C036KK00
3C037EE00
3C064AA01
3C064AA03
3C064AB02
3C064AD02
3C064BA13
3C064BB32
3C064CB56
3C064CB62
3C064CB70
3C064CB71
3C064CB93
(57)【要約】
【課題】 素材等にネジ釘を締め付ける際は、先ず、電気ドリルで孔を開ける。機械用工具はドリルの刃を取り付けて作業をし、その孔にネジ釘を嵌め込み、次に機械用工具をドライバー用のものと取り替えてネジ釘を締め付ける一連の作業が大変不便である。
【解決手段】 電気ドリルの機械用工具をドリル用とドライバー用又は使用目的の2種類の機械用工具が装備できる一体化した器具を使用し、作業用途に合わせた機械用工具の取り替えは、機械用工具を取り外すことなく片手で簡単に切り替えることで素早くできて使える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
素材等に、ネジ釘を取り付けたり孔を開けたり等の作業時において電気ドリルを使用する際の穴開けは、機械用工具のドリルを取り付けて使用し、ネジを締める場合はドライバー等機械用工具を使い、用途に合わせた機械用工具の取り換え作業を無くし、これら2種類の機械用工具を一体化させた器具を電気ドリルに取付けたまま用途に応じて片手で簡単に機械用工具を切り替えて、使用できることを特徴とする機械用工具。
【請求項2】
回転式切替用器具は、この字型ベースの器具に組み込まれ、主軸で装着固定されているので回転切替が可能であることを特徴とする請求項1に記載の2種類の機械工具を使い分けできる器具。
【請求項3】
回転式切替用器具を手で回して切り替えた時には、押さえ式レバーに設けた凸部ストッパー軸によってしっかりと固定される。
この時、凸部ストッパー軸が回転式切替用器具の孔に自動的に装着固定される仕組みであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2種類の機械用工具を使い分けできる器具。
【請求項4】
使用する機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合は、その工具に合わせて本体に回転収納できる。コの字型ベース器具本体を2つに分けて抱き合わせてネジで固定し、サイズ調整の際はネジを緩めてスライドさせて再びネジで固定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、素材等にネジ釘を付けるために前もって電気ドリルで孔開け作業をし、次にドリルの刃を外し、ネジ釘を締め付けるためにドライバー用工具と取り替えるなどしての面倒な作業工程を無くし、作業性を向上させることが出来る機械用工具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気ドリルを使い素材等にネジ釘を取り付ける作業では、孔開け作業用の機械工具ドリルとネジを回すための機械工具ドライバーが必要で1つの作業に2つ以上の工程を要する機器の使用であった。
又、ネジ類にしても同様で各種サイズやプラス・マイナス等で異なり機械工具ドライバーをサイズや用途別に取り替える必要性があった。
【0003】
また、特許文献1のように、電気ドリルの前と後の両面に機械用工具を取り付けた状態での利便性ある機器が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平07-266114公報
【0005】
しかしながら、実質的な生産性や係るコスト性(電動式ドリル本体の製造)、また、作業性など低下させる(機器が大きい事)ため、パーツとして製造する方がはるかに経済的となる。
【0006】
そこで、この発明の課題は電気ドリルで使う機械用工具の2種類を1つの器具に設け一体化させたまま先端パーツ用器具として使用し、必要に応じて外したり取り付けたりせず、簡単に片手で切り替えて使い分けできることを提供することにある。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、ベース器具に2種類の機械用工具を装着させて一体化した状態で電気ドリルに嵌めて使用するよう構成採用したものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1のベース器具に設けられた2種類の機械用工具は手で回転させることによって工具の位置が切り替えられるよう構成採用したものである。
【0009】
請求項3の発明は請求項1または2において2種類の機械用工具をしっかりと固定させること、及び、解除して切替操作ができるよう構成採用したものである。
また、切り替えた時は押さえ式レバーに設けたストッパー軸が自動で回転枠に設けた孔に嵌まるのでそのまま固定される仕組みである。
【0010】
請求項4の発明は請求項1乃至2において機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合はそのサイズ(全長)に合わせて収納できる本体器具が必要となるためベース器具は2個を用意し、抱き合わせて、スライド式にして固定できるよう構成採用したものである。
【0011】
上記の機械用工具によれば、素材等の孔開け作業や、ネジ釘を締め付ける場合等も片手で作業用途に応じた機械工具を自在に切り替えて使用できるので、1個の電気ドリルの機器で2役を担えることが出来るので非常に便利であり時間の短縮にもなって経済的かつ進歩的な作業を提供できることにある。
【課題を解決するための手段】
この発明は、回転式切替用器具と、固定ベースとなるコの字型枠が合体構成している。回転式切替用器具の固定用ストッパー軸は押さえレバーを指で押すと外れ、回転式切替用器具を手で回せば交代されて自動で固定される。
【発明を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するため、ネジ釘を取り付けたり孔を開けたり等の作業時において電気ドリルを使用する際の孔開けは、機械用工具のドリルを取り付けて使用し、ネジを締める場合はドライバー等機械用工具を使い、用途に合わせたそれらの機械用工具を取り付けたり取り外したり等の手間を無くし、片手で切り替え、使用できる2種類の機械用工具を備えた器具を電気ドリルに取り付けたまま使い分けて作業ができることにある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】2種類の機械用工具が装着された本発明の斜視図である。
図2】本発明の構成された横視図である。
図3】実施の形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
コの字型ベース本体器具1に回転式切替用器具2を取付、中心軸3によって固定合体されており、回転式切替用器具2には機械用工具を取り付ける枠孔5A及び6Aが各設置され、その2つの枠孔に使用する機械用工具をそれぞれ用途別に設置しておき、作業の際に使用する機械用工具の切り替えは、押さえ式レバー4を使用する。押さえ式レバー4に設置された凸部軸7はベース本体器具の孔8を通り回転式切替器具に設けた孔9につながっており、押さえ式レバー4を押すことにより回転を止める固定状態から解放されて、手で回転式切替用器具2を回して切り替えれば押さえ式レバーのバネ10の作用で、押さえレバーの軸7が回転式切替用器具の孔9に嵌まり自動で固定される。
また、各種機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合は、その工具のサイズ(全長)に合わせて機械工具が回転収納できるように、コの字型ベース本体器具に設けた2個のネジ12及び12Aを指で緩めコの字型本体器具1Aをスライド伸縮させ、締め付けて固定すれば良い。
【符号の説明】
【0015】
1:固定ベースとなるコの字型枠の斜視図
2:回転式切替用器具の斜視図
3:固定ベースと回転式切替用器具の固定用軸の横視図
4:押さえ式レバー斜視図
5:機械用工具取付枠の斜視図
6:使用する機械用工具取付枠の斜視図
7:押さえ式レバーに設けた固定用凸部軸の横視図
8:ベースに設けた固定用軸孔の横視図
9:回転式切替用器具に設けた固定用孔の横視図
10:押さえ式レバーに設けたバネの横視図
11:電気ドリルに本体を連結させる軸の斜視図
5A:回転式切替用器具に設けた機械用工具を取り付ける枠孔の横視図
6A:回転式切替用器具に設けた機械用工具を取り付ける枠孔の横視図
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2020-08-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、素材等にネジ釘を付けるために前もって電気ドリルで孔開け作業をし、次にドリルの刃を外し、ネジ釘を締め付けるためにドライバー用工具と取り替えるなどしての面倒な作業工程を無くし、作業性を向上させることが出来る機械用器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気ドリルを使い素材等にネジ釘を取り付ける作業では、孔開け作業用の機械用工具ドリルとネジを回すための機械用工具ドライバーが必要で1つの作業に2つ以上の工程を要する機器の使用であった。
又、ネジ類にしても同様で各種サイズやプラス・マイナス等で異なり機械用工具ドライバーをサイズや用途別に取り替える必要性があった。
【0003】
また、特許文献1のように、電気ドリルの前と後の両面に機械用工具を取り付けた状態での利便性ある機器が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平07-266114公報
【0005】
しかしながら、実質的な生産性や係るコスト性(電動式ドリル本体の製造)、また、作業性など低下させる(機器が大きい事)ため、パーツとして製造する方がはるかに経済的となる。
【0006】
そこで、この発明の課題は電気ドリルで使う機械用工具の2種類を1つの器具に設け一体化させたまま先端パーツ用器具として使用し、必要に応じて外したり取り付けたりせず、簡単に片手で切り替えて使い分けできることを提供することにある。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、ベース器具に2種類の機械用工具を装着させて一体化した状態で電気ドリルに嵌めて使用できるよう構成採用したものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1のベース器具に設けられた2種類の機械用工具は手で回転させることによって切り替えられるよう構成採用したものである。
【0009】
請求項3の発明は請求項1または2において2種類の機械用工具をしっかりと固定させること、及び、解除して切替操作ができるよう構成採用したものである。
また、切り替えた時は押さえ式レバーに設けたストッパー軸が自動で回転枠に設けた孔に嵌まるのでそのまま固定される仕組みである。
【0010】
請求項4の発明は請求項1乃至2において機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合はそのサイズ(全長)に合わせて収納できる本体器具が必要となるためベース器具は2個を用意し、抱き合わせて、スライド式にして固定できるよう構成採用したものである。
【0011】
上記の機械用工具によれば、素材等の孔開け作業や、ネジ釘を締め付ける場合等も片手で作業用途に応じた機械用工具を自在に切り替えて使用できるので、1個の電気ドリルの機器で2役を担えることが出来るので非常に便利であり時間の短縮にもなって経済的かつ進歩的な作業を提供できることにある。
【課題を解決するための手段】
この発明は、回転式切替用器具と、固定ベースとなるコの字型枠が合体構成している。回転式切替用器具の固定用ストッパー軸は押さえレバーを指で押すと外れ、回転式切替用器具を手で回せば交代されて自動で固定される。
【発明を解決するための手段】
【0012】
上述した課題を解決するため、ネジ釘を取り付けたり孔を開けたり等の作業時において電気ドリルを使用する際の孔開けは、機械用工具のドリルを取り付けて使用し、ネジを締める場合はドライバー等機械用工具を使い、用途に合わせたそれらの機械用工具を取り付けたり取り外したり等の手間を無くし、片手で簡単に切り替え、使用できる2種類の機械用工具を備えた器具を電気ドリルに取り付けたまま使い分けて作業ができることにある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】2種類の機械用工具が装着された本発明の斜視図である。
図2】本発明の構成された横視図である。
図3】実施の形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
コの字型ベース本体器具1に回転式切替用器具2を取付、中心軸3によって固定合体されており、回転式切替用器具2には機械用工具を取り付ける枠孔5A及び6Aが各設置され、その2つの枠孔に使用する機械用工具をそれぞれ用途別に設置しておき、作業の際に使用する機械用工具の切り替えは、押さえ式レバー4を使用する。押さえ式レバー4に設置された凸部軸7はコの字型ベース本体器具の孔8を通り回転式切替用器具に設けた孔9につながっており、押さえ式レバー4を押すことにより回転を止める固定状態から解放され、手で回転式切替用器具2を回して切り替えれば押さえ式レバーのバネ10の作用で、押さえレバーの軸7が回転式切替用器具の孔9に嵌まり自動で固定される。
また、各種機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合は、その工具のサイズ(全長)に合わせて機械用工具が回転収納できるように、コの字型ベース本体器具に設けた2個のネジ12及び12Aを指で緩めコの字型本体器具1Aをスライド伸縮させ、ネジ12及び12Aを締め付けて固定すれば良い。
【符号の説明】
【0015】
1 :固定ベースとなるコの字型枠の斜視図
2 :回転式切替用器具の斜視図
3 :固定ベースと回転式切替用器具の固定用軸の横視図
4 :押さえ式レバー斜視図
5 :機械用工具取付枠の斜視図
6 :使用する機械用工具取付枠の斜視図
7 :押さえ式レバーに設けた固定用凸部軸の横視図
8 :ベースに設けた固定用軸孔の横視図
9 :回転式切替用器具に設けた固定用孔の横視図
10:押さえ式レバーに設けたバネの横視図
11:電気ドリルに本体を連結させる軸の斜視図
12;コの字型ベース枠を伸縮させた時に固定するためのネジ
1A:伸縮させるためのコの字型固定ベースの斜視図
5A:回転式切替用器具に設けた機械用工具を取り付ける枠孔の横視図
6A:使用する回転式切替用器具に設けた機械用工具を取り付ける枠孔の横視図
12A:コの字型ベース枠を伸縮させた時に固定するためのネジ
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
素材等に、孔を開けたりネジ釘を取り付けたり等の作業時において電気ドリルを使用する際の穴開けは、機械用工具のドリルを取り付けて使用し、ネジを締める場合はドライバー等機械用工具を使う。それらの用途に合わせた機械用工具の取り替え作業を無くし、2種類の機械用工具を一体化させた器具を電気ドリルに取付けたまま用途に応じて片手で簡単に機械用工具を切り替えて、使用できることを特徴とする機械用器具。
【請求項2】
回転式切替用器具は、コの字型ベースの器具に組み込まれ、主軸で装着固定されているので回転切替が可能であることを特徴とする請求項1に記載の2種類の機械用工具を使い分けできる器具。
【請求項3】
回転式切替用器具を手で回して切り替えた時には、押さえ式レバーに設けた凸部ストッパー軸によってしっかりと固定される。
この時、凸部ストッパー軸が回転式切替用器具の孔に自動的に装着固定される仕組みであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の2種類の機械用工具を使い分けできる器具。
【請求項4】
使用する機械用工具のサイズ(全長)が異なる場合は、その工具に合わせて本体に回転収納できる。コの字型ベース器具本体を2つに分けて抱き合わせて固定し、スライドさせることで器具本体のサイズを伸縮変更できることを特徴とする請求項1又は2に記載の2種類の機械用工具を使い分けできる器具。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3