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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022037428
(43)【公開日】2022-03-09
(54)【発明の名称】シート給送装置及び画像形成システム
(51)【国際特許分類】
   B65H 1/04 20060101AFI20220302BHJP
【FI】
B65H1/04 320A
B65H1/04 322
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020141560
(22)【出願日】2020-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000208743
【氏名又は名称】キヤノンファインテックニスカ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098589
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 善章
(74)【代理人】
【識別番号】100098062
【弁理士】
【氏名又は名称】梅田 明彦
(74)【代理人】
【識別番号】100147599
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 匡孝
(72)【発明者】
【氏名】矢澤 裕
(72)【発明者】
【氏名】横山 尚己
(72)【発明者】
【氏名】竹下 尚人
(72)【発明者】
【氏名】小澤 政利
(72)【発明者】
【氏名】秋山 洋人
(72)【発明者】
【氏名】西沢 聖児
(72)【発明者】
【氏名】相川 憲稔
(72)【発明者】
【氏名】畑川 和義
(72)【発明者】
【氏名】桧垣 明治
(72)【発明者】
【氏名】堀内 圭
(72)【発明者】
【氏名】坂本 卓也
【テーマコード(参考)】
3F343
【Fターム(参考)】
3F343FA02
3F343FB02
3F343FB03
3F343FB04
3F343FC04
3F343FC05
3F343GA01
3F343GB01
3F343GC01
3F343GD01
3F343HA17
3F343HA23
3F343HA34
3F343HE04
3F343HE12
3F343HE16
3F343HE23
3F343KB03
3F343LA04
3F343LA12
3F343LC04
3F343LC20
3F343LC27
(57)【要約】
【課題】サイド規制部材をシート幅方向中央側に移動させてシートのシート幅方向端部を規制する際に、シート積載面の隙間から垂れ下がるシートの角部を確実にすくい上げる。
【解決手段】シート給送装置2は、シートを積載するシート積載面38を有するシート積載機構39を備える。シート積載面38は、最小シートサイズに対応するメインリフター部材57と、そのシート幅方向外側に配置されたサブリフター部材111,112とからなる。サブリフター部材の下流端に設けられたシートすくい上げ部125,126は、シート幅方向の中央側へ下向きに傾斜するシートすくい板133,134を備える。シートすくい板のシート搬送方向下流側の側辺には、シート搬送方向上流側に向けて傾斜する斜辺部135,136が形成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートを積載するシート積載面を有するシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートを所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向と直交するシート幅方向に移動して、前記シート積載部に積載されるシートのシート幅方向端部を規制するサイド規制部材と、
前記サイド規制部材と一体に前記シート幅方向に移動して、前記シート積載部に積載されるシートの前記搬送方向の下流側の角部をすくい上げるシートすくい上げ部とを備え、
前記シートすくい上げ部は、前記シート幅方向の中央側へ下向きに、前記シート積載面よりも下方の位置まで傾斜するシートすくい面を有し、前記シートすくい面の前記搬送方向の下流側の側辺が、前記搬送方向の上流側に向けて傾斜する斜辺部を有する、ことを特徴とするシート給送装置。
【請求項2】
前記シートすくい上げ部を前記シート幅方向に移動可能に支持する支持部を更に備え、前記シートすくい面は、前記斜辺部の前記搬送方向の下流端が前記支持部の上端よりも下流側に位置し、前記斜辺部の前記シート幅方向の先端が前記支持部の上端よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記シートすくい上げ部は、シートの前記シート幅方向の端縁を支持する端縁支持部を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記シート積載部は上下方向に昇降可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか2に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記シート積載部は、最小シートサイズのシートを積載する主積載部と、前記最小シートサイズより大きいシートの、前記主積載部から前記シート幅方向の外側にはみ出す部分を積載する補助積載部とからなり、前記補助積載部が前記シートすくい上げ部と一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記搬送部は、前記シート積載部に積載されるシートに対し、前記搬送方向の下流端側に配置される、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシート給装装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載のシート給装装置と、
前記シート給装装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成装置と、を備える画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを積載して給送するシート給送装置に関するものである。更に本発明は、かかるシート給送装置を備えた画像形成システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンター等の画像形成装置には、画像形成部にシートを給送するシート給送装置が内蔵され又は外付けで装備されている。一般にシート給送装置は、例えば数千枚に及ぶ大量のシートを積載可能なシート積載手段と、シート積載手段に積載されるシートを最上位から1枚ずつ分離して給送する給紙機構とを備えている。
【0003】
従来のシート積載手段は、積載されたシートの位置を整合させるために、シートのシート搬送方向に沿う両端部の位置を規制する部材であるサイドガイドと、シート搬送方向上流側の端部を規制する部材であるエンドガイドとからなるシート位置規制手段を有する。サイドガイド及びエンドガイドは、様々なシートサイズに対応するように、シート搬送方向に直交するシート幅方向及びシート搬送方向に移動可能に設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
サイドガイドは、予めシート積載位置よりも外側へ拡げて配置し、シートを積載した後に中央側へ移動させて、シート端部の整合とシート積載位置への位置合わせとを一度に行うのが好ましい。特許文献1のサイドガイドは、中央側へ移動させるとき、積載された最下位のシートの端部をすくい上げるために、シート積載手段のシート積載面より下方に伸びたシートすくい上げ斜面が設けられている。このシートすくい上げ斜面によって、シートの端部は、その下面よりも下方からすくい上げられるので、中央側へ移動するサイドガイドによる押し潰しや折り曲げを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002-255359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来のシート積載手段において、シート積載面には、最小のシートサイズに対応する狭幅位置と最大のシートサイズに対応する拡幅位置との間で移動するサイドガイドが干渉しないように、切り欠き部即ち隙間が画成される。シート給送装置の大容量化に伴い積載されるシートが大量になると、シートの端部特に角部がシート積載面の隙間から大きく垂れ下がる。そのため、特許文献1のシートすくい上げ斜面では、サイドガイドを中央側へ移動させる際に、シートの角部を完全にすくい上げることができず、損傷させたり角折れを生じさせる虞がある。
【0007】
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートサイズに対応してシート幅方向に移動し、積載されたシートのシート幅方向端部を規制するサイド規制部材を備えるシート給送装置において、サイド規制部材を中央側へ移動させる際に、シート積載面の隙間から垂れ下がるシートの角部を確実にすくい上げ、損傷や角折れ等の発生を防止することにある。
【0008】
更に本発明は、かかるシート給送装置を備えた画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明のシート給送装置は、
シートを積載するシート積載面を有するシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートを所定の搬送方向に給送する給紙部と、
前記搬送方向と直交するシート幅方向に移動して前記シート積載部上のシートのシート幅方向端部を規制するサイド規制部材と、
前記サイド規制部材と一体にシート幅方向に移動して前記シート積載部上のシートの搬送方向上流側の角部をすくい上げるシートすくい上げ部とを備え、
前記シートすくい上げ部は、シート幅方向中央側へ下向きに、前記シート積載面よりも下方の位置まで傾斜するシートすくい面を有し、前記シートすくい面のシート搬送方向上流側の側辺が、シート搬送方向上流側に向けて傾斜する斜辺部を有する、ことを特徴とする。
【0010】
本発明の別の側面によれば、上述した本発明のシート給装装置と、前記シート給装装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成装置と、を備える画像形成システムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明のシート給送装置によれば、シートすくい上げ部がシート幅方向の外側から中央側に移動する際に、シートすくい面のシート幅方向先端が、積載されたシートの搬送方向下流端よりも上流側の位置で該シートの下側に入り込み、その下流側側辺の斜辺部でシート端縁に最初に接触する。シートすくい上げ部のシート幅方向中央側への移動に伴って、その斜辺部とシート端縁の接触位置は下流側へシフトするので、シートの下流側角部は、角折れ等の損傷を生じることなく持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の好適な実施形態にかかるシート給紙装置を備えた画像形成システムの全体構成図である。
図2】シート給紙装置の内部構成を正面側(図1の手前側)から見た概略図である。
図3】シート給紙装置のシート積載機構を示す平面図である。
図4】(a)図は、サイド規制部材を最大拡幅位置に移動させた状態のシート積載機構をシート搬送方向下流側から見た斜視図、(b)図は、サイド規制部材を最小狭幅位置に移動させた状態の(a)図と同様の斜視図である。
図5】サイド規制部材を最大拡幅位置に配置したシート積載機構の要部を示す拡大平面図である。
図6図5のメインリフター部材から前側シート積載板を取り外した状態を示す部分拡大平面図である。
図7】サイド規制部材を最小狭幅位置に配置したシート積載機構の要部を示す図5と同様の拡大平面図である。
図8図7の最小狭幅位置に配置された一方のサイド規制部材に一体に設けられたシートすくい上げ部を示す部分拡大斜視図である。
図9図8のシートすくい上げ部を矢視方向Aに見た部分拡大断面図である。
図10】(a)~(c)図は、サイド規制部材を中央側に移動させる際にシートすくい上げ部がシートの前側角部をすくい上げる動作を示す説明図である。
図11】(a)図は、積載トレイを最下位置に下降させた状態のシート積載機構をシート搬送方向上流側から見た斜視図、(b)図は、積載トレイを上方位置に移動させた状態の(a)図と同様の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0014】
図1は、本実施形態の画像形成システム100の全体構成を示している。画像形成システム100は、画像形成装置1と、シート給紙装置2とを備える。シート給送装置2は、画像形成装置1の一方(図1中、右側)の側面1aに連結されている。画像形成装置1には、原稿読取装置3と原稿給送装置4とシート集積装置5とが一体に装着されている。
【0015】
(画像形成装置)
画像形成装置1は、所定枚数(例えば、100枚程度)のシートを収納可能な給紙カセット6(図示する実施形態では、2つの給紙カセット6a,6b)を内部に備えている。シート給紙装置2は、給紙カセット6a,6bよりも多数枚のシートの積載に対応可能に比較的大容量に構成されている。
【0016】
画像形成装置1は、原稿読取装置3によって原稿シートから読み取られた画像データに基づいて、給紙カセット6a,6b又はシート給紙装置2から供給されたシート上に画像形成を行い、画像形成されたシートをシート集積装置5に集積、収納する。原稿読取装置3には、原稿給送装置4によって原稿シートを自動で給送することもできる。ここで、画像形成システム100において扱われるシートには、A6,B5、A4等の小サイズやB4、A3等の大サイズの普通紙の他、規格サイズ以外の長尺シート、OHPシート、トレーシングペーパー、コート紙などの特殊シートを含むものとする。
【0017】
画像形成装置2は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ等であり、シートに画像を形成し得るものであれば、公知の様々な画像形成機構を採用することができ、例えば床面に設置される。図示される実施形態の画像形成装置2は、画像形成機構として静電式画像形成機構を採用しているが、これに限定されるものではなく、インクジェット式画像形成機構、オフセット式画像形成機構等を採用することも可能である。
【0018】
図1に示す画像形成装置2は、投光器(レーザーヘッド等)7と、感光ドラム8と、現像器9と、転写チャージャー10と、定着ローラー11とを備えている。各給紙カセット6a,6bに収納されているシートは、その最上面に接触している送出ローラー12によって送り出され、分離ローラー対13によって1枚ずつに分離され、搬送ローラー対14によって搬送路15を転写チャージャー10へと送られる。シート給紙装置2から搬入されたシートは、同様に搬送ローラー対14によって搬送路15を転写チャージャー10へと送られる。
【0019】
給紙カセット6a,6b又はシート給紙装置2から供給されたシートには、感光ドラム8の表面に投光器7で形成した静電潜像(静止画像)に現像器9で付着させたトナーが、転写チャージャー10によって転写される。トナーが転写されたシートは、下流側に配置される定着ローラー11に送られて、シート上のトナーを加熱定着させた後、排紙ローラー対16によってシート集積装置5へ排出される。
【0020】
原稿読取装置3の上部には、透明なガラスで形成された第1のプラテン17と第2のプラテン18とが水平方向に並設されている。第1のプラテン17は、手置きでセットされる原稿の読み取りに用いられ、対応可能な最大サイズの原稿を載置できるようなサイズに形成されている。第2のプラテン18は、原稿給送装置4から給送されて所定速度で移動する原稿の読み取りに用いられる。
【0021】
原稿読取装置3の内部には、第1の読取キャリッジ19及び第2の読取キャリッジ20と、集光レンズ21及び光電変換素子22を有する光電変換手段が設けられている。第1の読取キャリッジ19及び第2の読取キャリッジ20は、図示されないキャリッジモーターによって駆動されて、第1のプラテン17の下方を副走査方向に往復移動する。第1のプラテン17上に載置された原稿の読み取りを行うとき、第1の読取キャリッジ19及び第2の読取キャリッジ20を移動させながら、第1の読取キャリッジ19のランプから光を第1のプラテン17上の原稿の画像へ照射し、原稿からの反射光を、第1の読取キャリッジ19及び第2の読取キャリッジ20のミラーから集光レンズ21を介して光電変換素子22に案内し、電気信号に変換することによって画像データを生成させる。
【0022】
原稿給送装置4は、給紙トレイ23と、シート搬送機構24と、排紙トレイ25とを備える。給紙トレイ23上に載置された原稿は、シート搬送機構24によって1枚ずつ搬送され、第2のプラテン18上を通過し、排紙トレイ25に排出される。原稿給送装置4から給送されて第2のプラテン18上を通過する原稿を読み取るとき、第1の読取キャリッジ19及び第2の読取キャリッジ20は、第2のプラテン18の下方で予め停止させておき、第2のプラテン18上を通過する原稿から画像データを生成させる。
【0023】
(シート給送装置)
次に、図1及び図2を参照して、シート給送装置2の構造を詳細に説明する。
シート給送装置2は、装置全体を収容する筐体31内に、画像形成装置1に供給するためのシートを収納する大容量の収納庫32と、収納庫32内のシートを1枚ずつに分離して画像形成装置1に向けて供給する分離給紙機構33と、昇降機構34とを備える。
【0024】
収納庫32は、上部に開口部を設けた概略箱型形状を有し、その内側には、所定枚数のシートを積載可能なシート積載機構39が設けられている。シート積載機構39は、昇降機構34により上下方向に昇降可能な積載トレイ38を有し、その実質的に平坦なシート積載面に所定の様々なサイズのシートを積載することができる。収納庫32は、シート給送装置2から画像形成装置1へシートを搬送供給するシート搬送方向と直交する正面方向(図1中、手前側)に筐体31から引き出し可能であり、そのように引き出した状態で、前記上部の開口部を通して積載トレイ38上にシートを装填、積載することができる。
【0025】
(シート積載機構)
シート積載機構39は、図3に示すように、平面概ね矩形で所定深さのシート収容空間Cを中央に囲うように画定する外フレーム構造40を備える。積載トレイ38は、シート収容空間Cのシート搬送方向の下流端及び上流端をそれぞれシート幅方向に水平に横断する前端及び後端横ステー55,56を有する。ここで、前端及び後端とは、それぞれシート搬送方向の下流側の端部、上流側の端部をいうものとする。両横ステー55,56は、シート幅方向の対応する端部同士がそれぞれ支持部材(図示せず)によって一体に結合されている。
【0026】
積載トレイ38は更に、シート収容空間Cのシート幅方向中央に配置されたメインリフター部材57を有する。メインリフター部材57は、シート収容空間Cをシート搬送方向に水平に延長し、その前端及び後端が、それぞれ前端及び後端横ステー55,56上に固定されている。メインリフター部材57の上面は、積載トレイ38のシートを積載するためのシート積載面58を構成する。
【0027】
本実施形態のメインリフター部材57は、概ね矩形の前側シート積載板59と、その後方に延在する後側シート積載板60とを有する。前側シート積載板59は、シート給送装置2により給送可能な最小シートサイズに対応するシート幅方向寸法を有する。後側シート積載板60は、概ね矩形の後板部67と、該後板部と前側シート積載板59との間に延在する細長い中間部68とからなる。後板部67は、シート給送装置2により給送可能な最大シートサイズに対応して、後端横ステー56の略全長に亘って延在する。中間部68は、シート幅方向に前側シート積載板59よりも幾分狭幅に設けられている。
【0028】
後側シート積載板60には、そのシート幅方向中央に長溝69が貫設されている。長溝69は、後側シート積載板60の後端付近から前側シート積載板59の後端まで一定幅で直線状に延長している。収納庫32の底部に立設されたエンド規制部材43が、長溝69を垂直に貫通している。エンド規制部材43は、長溝69に沿ってシート搬送方向に移動可能にかつ所望のシート搬送方向位置で停止可能に設けられている。これによって、シート積載面58に載置されるシートの後端を、そのシートサイズに対応して規制することができる。
【0029】
シート積載面58に載置されるシートの前端は、シート収容空間Cのシート搬送方向の下流端に画定される突き当て基準位置41に整合するように規制される。突き当て基準位置41は、外フレーム構造40の一部を構成するシート突き当て部材42によって画定される。
【0030】
本実施形態において、シート突き当て部材42は、図5図11等に示すように、シート収容空間Cのシート搬送方向の下流端壁面に固定された複数の突条部材からなる。前記複数の突条部材は、それぞれシート積載面58に関して垂直に、シート幅方向に所定の間隔で配置される。前記各突条部材の突端部分(シート搬送方向上流側の端部)は、シート搬送方向上流側に向けて同じ高さで、狭幅の略平面に形成されている。これらの突端部分によって、シート幅方向に沿って延在しかつシート積載面58に関して垂直な仮想平面が画定され、該仮想平面によって突き当て基準位置41が決定される。このように、シート積載面58上のシートは、突き当て基準位置41とエンド規制部材43とによってシート搬送方向の位置が規制される。
【0031】
前側シート積載板59と後側シート積載板60の中間部68のシート幅方向外側には、それぞれ概ね矩形の大きな隙間G1,G2が、前端横ステー55と後側シート積載板60の後板部67との間に画成されている。隙間G1,G2には、そのシート幅方向外端に沿ってサブリフター部材111,112が、前端横ステー55と後側シート積載板60の後板部67との間に配設されている。サブリフター部材111,112の上面は、メインリフター部材57の上面に追加して、積載トレイ38のシートを積載するためのシート積載面58を構成する。
【0032】
サブリフター部材111,112の下流端は、前端横ステー55によってシート幅方向に摺動自在に支持されている。サブリフター部材111,112の上流端は、後側シート積載板60の後板部67の直ぐ下側にシート幅方向に摺動自在に支持されている。これにより、サブリフター部材111,112は、隙間G1,G2内をメインリフター部材57と干渉しないようにシート幅方向に移動させることができる。
【0033】
サブリフター部材111,112のシート幅方向直ぐ外側には、それぞれサイド規制部材113,114が配設されている。サイド規制部材113,114は、シート幅方向に直交する平坦で垂直な規制面を隙間G1,G2の中央側に向けたサイド規制板115,116を備える。サイド規制部材113,114は、例えばラックとピニオンとによって互いに連動してシート幅方向にスライド可能に収納庫32の底部に立設されている。
【0034】
サイド規制部材113,114には、それぞれ対応するサブリフター部材111,112が、シート搬送方向に一体に移動可能に、かつ上下方向に相対移動可能に取り付けられている。従って、サイド規制部材113,114は、サブリフター部材111,112と一体に、隙間G1,G2内をメインリフター部材57と干渉しないようにシート幅方向に移動させることができる。
【0035】
図4(a)は、サイド規制部材113,114をシート幅方向の最大拡幅位置に移動させた状態を、図4(b)は、シート幅方向の最小狭幅位置に移動させた状態をそれぞれ示している。このようにサイド規制部材113,114の位置をシート幅方向に前記最大拡幅位置と最小狭幅位置との間で調整することによって、積載トレイ38上のシートをそのシートサイズに応じて、サイド規制板115,116により両側からシート幅方向に挟んで規制し、整合させることができる。
【0036】
サブリフター部材111,112は、シート搬送方向に沿って上流側のサイドエンド支持部121,122と下流側のサブシート積載部123,124とを有する。更にサブリフター部材111,112のシート搬送方向下流端には、シートすくい上げ部125,126が設けられている。
【0037】
サイドエンド支持部121,122は、隙間G1,G2のシート幅方向外端に沿って直線状に延長し、前記隙間を挟んでシート幅方向に対向する中間部68と略同じシート搬送方向長さを有する。サイドエンド支持部121,122は、シートのシート幅方向端縁を支持するための水平面121a,122aと、該水平面からシート幅方向中央側に延びる狭幅の下向き傾斜面121b,122bとを有する。
【0038】
サブシート積載部123,124は、シート幅方向に隙間G1,G2の前側シート積載板59との間の領域を少なくとも部分的に覆うように、前記隙間のシート幅方向外端から中央側に前側シート積載板59に向けて延長している。それにより、最小シートサイズより大きいシートをシート積載面58上に積載したとき、前側シート積載板59からシート幅方向外側に隙間G1,G2内にはみ出す前記シートの前側側方部分を支持することができる。
【0039】
本実施形態において、サブシート積載部123,124は、図5に示すように、平面概ね直角三角形の平板部材からなる。サブシート積載部123の前記直角三角形とサブシート積載部124の前記直角三角形は、その斜辺を互いにシート幅方向に対向させつつ回転対称となる向きに配置されている。
【0040】
図6は、図5のメインリフター部材57から前側シート積載板59を取り外した状態を示している。同図に示すように、前側シート積載板59の直ぐ下側には、前側シート積載板との間に狭い上下隙間を挟んで補助支持部127,128が設けられている。補助支持部127,128は、長溝69からシート搬送方向下流側に連続する隙間を挟んで、シート幅方向に離隔されている。
【0041】
補助支持部127,128は、シート幅方向に移動するサブシート積載部123,124を摺動自在に支持する上面を有する。補助支持部127,128の上面は、図6のサイド規制部材113,114が最大拡幅位置にある状態で、その平面において、隣接するサブシート積載部123,124の少なくともシート幅方向の先端部分と重複し、かつ該先端部分を支持するように形成されている。
【0042】
図7は、サイド規制部材113,114を図6の最大拡幅位置から最小狭幅位置に移動させた状態を示している。同図に示すように、サブシート積載部123,124は、前記直角三角形の基端側(シート幅方向外側)部分が、それぞれ近い側の補助支持部127,128上に支持され、前記直角三角形の先端部分が、補助支持部127,128間の前記隙間を越えて、遠い側の補助支持部128,127上に支持されている。これによって、サイド規制部材113,114は、シート搬送方向の上流端及び下流端と、サブシート積載部123,124のシート幅方向の中央側との少なくとも3点位置で常時支持されている。
【0043】
このとき、サブシート積載部123,124は、前記直角三角形の斜辺同士を突き合わせるようにして、互い違いに配置される。これにより、サブシート積載部123,124は、前記最小狭幅位置において互いに干渉しないように配置することができる。従って、シートを積載するサブシート積載部123,124の上面を面一に、即ち同じ高さに設定することができる。また、サブシート積載部123,124は、前側シート積載板59と補助支持部127,128との間に収納されるので、積載されるシートの下面との摩擦を少なくして、より円滑にシート幅方向に移動させることができる。
【0044】
他方、サブシート積載部123,124を前側シート積載板59からシート幅方向外側に、特に前記最大拡幅位置に配置すると、前側シート積載板59との間には、大きな隙間が画成される。この隙間に積載されるシートの前側側端部分を支持するように、シートすくい上げ部125,126が、サブシート積載部123,124の下流側に設けられている。
【0045】
図8は、図7の最小狭幅位置に配置された一方のサイド規制部材113の下流端に設けられたシートすくい上げ部125を部分的に拡大して示している。図9は、図8のシートすくい上げ部125を矢視方向Aに、即ちシート幅方向中央側から外向きに示している。
【0046】
前端横ステー55は、図9に示すように、上向きに開放したコ字形断面のチャネル部材からなる。このチャネル部材は、シート積載面58に載置される大量のシートの重量がメインリフター部材57を介して作用するので、この荷重を負担するために、十分な厚さの板材で形成されている。前記チャネル部材のシート搬送方向下流側の垂直板部55aは、少なくともシートすくい上げ部125がシート幅方向に移動する範囲において、その高さが上流側の垂直板部55bよりも高く形成されている。前記チャネル部材の底板部55cには、シート幅方向に直線状のガイド溝129が貫設されている。
【0047】
シートすくい上げ部125は、サイドエンド支持部121と同様に、隙間G1のシート幅方向外端に沿って直線状に延長する狭幅の端縁支持部131を有する。端縁支持部131の水平な上面は、積載されたシートの前側部分のシート幅方向端縁を支持し、シート積載面58の一部を構成する。
【0048】
シートすくい上げ部125は、端縁支持部131からシート幅方向中央側に延出しかつ下向きに傾斜するシートすくい板133を備える。シートすくい板133は、シート搬送方向下流側の側辺即ち下流辺が、シート幅方向中央側に向けて先細に、即ちシート搬送方向上流側に向けて傾斜する斜辺部135を有する。シートすくい板133のシート搬送方向上流側の辺即ち上流辺137は、水平面131からシート幅方向中央側に向けて直線状に形成されている。
【0049】
図9に示すように、シートすくい上げ部125の端縁支持部131は、前端横ステー55の両垂直板部55a,55bより上方に配置されている。シートすくい板133の上流辺137は、前端横ステー55の上流側の垂直壁部55bの下流側に配置される。シートすくい板133の下流辺は、前端横ステー55の下流側の垂直板部55aよりも下流側に配置される。シートすくい板133の斜辺部135は、垂直板部55aの下流側からその上端を越えて上流側へ下向きに傾斜し、その先端即ち最下部が上流側の垂直板部55bの下流側でその上端より低い位置まで延出している。
【0050】
上述したように前端横ステー55は、載置されるシートの大きな重量を支持するために、十分な厚さの板材で剛固な構造に形成されている。そのため、前端横ステー55の上流側の垂直板部55bとメインリフター部材57の下流端との接続部分は、シート搬送方向に或る程度の寸法が必要である。本実施形態では、シートすくい板133の上流辺137を、シート搬送方向にサブシート積載部123の下流端から所定の長さ離隔し、それらの間を端縁支持部131のみで構成している。これによって、シートすくい板133が前端横ステー55とのメインリフター部材57との接続部分に干渉することを防止している。
【0051】
シートすくい上げ部125は、図9に示すように、端縁支持部131の下側に支持脚部141を備える。支持脚部141には、その下面からガイドロッド142が下向きに突設されている。支持脚部141は、前端横ステー55の底板部55cのガイド溝129にガイドロッド142を挿通させて、該底板部上に摺動自在に配置される。ガイド溝129から突出するガイドロッド142の先端には、ガイド溝129の幅より大きい抜け止め具143が固定されて、支持脚部141を前端横ステー55から抜け止めしている。これにより、シートすくい上げ部125は、支持脚部141がガイド溝129に案内されて、シート幅方向に自在に移動させることができる。
【0052】
図10(a)~(c)は、一方のサイド規制部材113をシート幅方向に中央側に移動させる際に、サブリフター部材111のシートすくい上げ部125が、シート積載面58に積載されたシートの前側角部をすくい上げる動作を、該シートすくい上げ部が移動する過程に沿って示している。シートは、予めサイド規制部材113をシート幅方向に所定のシート積載位置よりも外側に配置した状態で、シート積載面58に載置される。
【0053】
シート積載面58に載置したシートSが最小シートサイズよりも大きい場合、該シートの前側角部Scは、図10(a)に示すように、メインリフター部材57の前側シート積載板59とサブリフター部材111との隙間GF1に配置され、下方に垂れ下がる。このとき、シートSの前端(シート搬送方向の下流端)が、シート搬送方向に前端横ステー55の下流側垂直板部55aと同じ位置又はそれより下流側に配置される限り、シートSの前側角部Scに近接する端縁Seは、下流側垂直板部55aの上端によってそれ以上下方に垂れ下がることが阻止される。
【0054】
この状態でサブリフター部材111がシート幅方向中央側に移動すると、図10(b)に示すように、シートすくい上げ部125は、シートすくい板133の先端がシートSの端縁Se位置からその下側に入り込む。そして、サブリフター部材111が更にシート幅方向中央側に移動すると、シートすくい板133の斜辺部135が、シートSの前側角部Scではなく、それより上流側に離れた位置で端縁Seと最初に接触する。サブリフター部材111の移動と共に、シートすくい板133の斜辺部135が接触するシートSの端縁Se位置は下流側へシフトする。
【0055】
先に述べたように、シート積載面58に積載されるシートは、その前端を突き当て基準位置41のシート突き当て部材42に突き当てて位置決めされる。従って、シートサイズに関わりなく、シート積載面58上のシートSは、その垂れ下がった前側角部Scをシートすくい上げ部125によってすくい上げることができる。
【0056】
これによって、シートSの前側角部Sc及びそれに近接する端縁Seは、図10(a)の垂れ下がり位置から徐々に持ち上げられる。サイド規制部材113は、図10(c)に示すように、サイド規制板115がシートSの端縁に当接してシート幅方向に整合させた位置で停止させる。これにより、同図に示すように、シートSの前側角部Sc及び端縁Seは、角折れ等の損傷を生じることなく、シートすくい上げ部125の端縁支持部131上に移動する。
【0057】
他方のシートすくい上げ部126は、シートすくい上げ部125と同様に、端縁支持部132、及びシートすくい板134を備え、シートすくい板134には、斜辺部136及び下流辺138が設けられている。これらの構成及び動作は、シートすくい上げ部125について上述したとおりであるので、詳細な説明は省略する。
【0058】
(昇降機構)
上述したようにメインリフター部材57、サブリフター部材111,112、前端及び後端横ステー55,56等からなる積載トレイ38は、昇降機構34によってシート収容空間C内で上下方向に昇降可能に支持されている。積載トレイ38は、図11(a)に示す最下位置から、例えば図11(b)に示す上方位置へ上昇させ、又は逆に下降させることができる。
【0059】
積載トレイ38は、それぞれ幅方向の両側辺の角部近傍の位置から幅方向外向きに突設された4つの支持部45(図2には、簡単のために1つだけを例示)を有する。昇降機構34は、積載トレイ38の各支持部46にそれぞれ一端を固定された吊下げ部材としての4本のワイヤー46と、対応する各ワイヤー46を巻き取る4つの巻取プーリー47と、各巻取プーリー47と対応する支持部45との間に延びるワイヤー46をそれぞれ巻き掛ける複数の中間プーリー48と、巻取プーリー47を回転駆動させる昇降モーターM1とによって構成されている。
【0060】
例えば昇降モーターM1を正転駆動すると、4つの巻取プーリー47が同時に回転してそれぞれワイヤー46を巻き取ることによって、積載トレイ38は、4つの支持部45が同時に引き上げられ、略水平状態を維持したまま上昇する。昇降モーターM1を逆転駆動すれば、4つの巻取プーリー47が上昇時とは反対方向に回転駆動されて、各ワイヤー46が繰り出されることによって、積載トレイ38は、自重によって略水平状態を維持したまま下降する。昇降機構34は、このように積載トレイ38を略水平状態を保ったまま昇降できるものであればよく、本実施形態のものに限定されない。
【0061】
(分離給紙機構)
分離給紙機構33は、図2に示すように、収納庫32に対してシート搬送方向の下流端側に配置されている。分離給紙機構33は、積載トレイ38上に積載されたシートの最上面に接触してシートを送り出す繰出ローラー51と、送り出されたシートを一枚ずつに分離して画像形成装置1へ搬送する分離搬送手段とを含んでいる。前記分離搬送手段は、給紙ローラー52と、該給紙ローラーに圧接して2枚目以降のシートの供給を阻止する分離ローラー53とによって構成される。前記分離搬送手段の下流側には、シートを画像形成装置1の搬送路15内に送り出すための搬送ローラー対54が設けられている。
【0062】
繰出ローラー51は、積載トレイ38の最上位のシートの上面に接触する作動位置と、該シートの上面から離れた待機位置との間で移動可能に構成されている。繰出ローラー51は、給紙モーターM2によって回転駆動され、積載トレイ38から最上位のシートを送り出す。このとき、積載トレイ38上のシートは、その前側両角部が隙間GF1,GF2から垂れ下がることなく、確実にサブリフター部材111,112の端縁支持部131,132上に支持されるので、積載トレイ38からスムーズに繰り出される。
【0063】
給紙ローラー52は、同様に給紙モーターM2によって、図示されていない複数のギアやタイミングベルトを介して駆動されて回転し、繰出ローラー51によって積載トレイ38上から送り出されたシートを給紙方向に送り出す。搬送ローラー対54は、搬送モーターM3によって回転駆動され、給紙ローラー52から送り出されたシートを画像形成装置1へ供給する。
【0064】
繰出ローラー51は、給紙ローラー52の回転軸の周りに回動自在に支持されるブラケット(図示せず)の先端に、回転可能に支持することができる。給紙モーターM2による給紙ローラー52の回転軸の回転が、複数のギアを介して前記ブラケットに伝達され、繰出ローラー51を回転駆動するように構成することができる。この場合、例えばソレノイドによって前記ブラケットを給紙ローラー52の回転軸周りに揺動させ、繰出ローラー51を前記作動位置と待機位置との間で移動させることができる。
【0065】
分離ローラー53は、その回転軸にトルクリミッター(図示せず)が取り付けられている。これにより、給紙ローラー52と分離ローラー53との圧接部でシートが2枚以上重なってニップされたとき、分離ローラー53が停止して上から2枚目以降のシートの供給を阻止するようになっている。例えば複数のシートが重なって給紙ローラー52と分離ローラー53とのニップ部に進入すると、給紙ローラー52の駆動力が最上位のシートに伝達される一方、分離ローラー53の回転が停止されるので、最上位のシートとそれより下のシートとの間で滑りが生じ、最上位のシートだけがそれより下のシートから分離して送り出される。当然ながら、分離ローラー53に代えて分離パッドなど他の部材を用いてもよい。
【0066】
以上、添付図面の実施形態を参照して、本発明によるシート給送装置及びこれを備える画像形成システムについて説明した。しかしながら、本発明は、図示される実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲内において上記実施形態に様々な変形・変更を加えて実施することができる。
【符号の説明】
【0067】
1 画像形成装置
2 シート給送装置
32 収納庫
33 分離給紙機構
34 昇降機構
38 積載トレイ
39 シート積載機構
43 エンド規制部材
55,56 横ステー
57 メインリフター部材
58 シート積載面
100 画像形成システム
111,112 サブリフター部材
113,114 サイド規制部材
115,116 サイド規制板
123,124 サブシート積載部
125,126 シートすくい上げ部
131,132 端縁支持部
133,134 シートすくい板
135,136 斜辺部
M1 昇降モーター
M2 給紙モーター
M3 搬送モーター
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11