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特開2022-37444ゲートウェイ装置および端末設定プログラム
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  • 特開-ゲートウェイ装置および端末設定プログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022037444
(43)【公開日】2022-03-09
(54)【発明の名称】ゲートウェイ装置および端末設定プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/46 20060101AFI20220302BHJP
   H04L 12/66 20060101ALI20220302BHJP
   H04L 61/00 20220101ALI20220302BHJP
【FI】
H04L12/46 E
H04L12/66 A
H04L12/70 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020141587
(22)【出願日】2020-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】304020498
【氏名又は名称】サクサ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】竹下 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】橋間 一水
【テーマコード(参考)】
5K030
5K033
【Fターム(参考)】
5K030GA19
5K030HA08
5K030HD03
5K030HD08
5K030MD04
5K030MD10
5K033AA09
5K033DA06
5K033DB16
5K033DB18
5K033EC01
5K033EC03
(57)【要約】
【課題】LAN内の異なる複数の通信経路を端末間で区別する。
【解決手段】ゲートウェイ装置10において、記憶部13で、端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報13Bを記憶しておき、制御部14で、任意の端末から通知された要求に応じて、アドレス情報13Bを参照し、当該端末の端末機種と対応するデフォルトゲートウェイアドレスのアドレスを当該端末に割り当てる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
LAN回線に接続された複数の端末をWANに接続するゲートウェイ装置であって、
前記複数の端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報を記憶するように構成された記憶部と、
前記複数の端末からの要求に応じて、前記アドレス情報から当該端末の端末機種と対応するアドレスを取得して、当該端末に割り当てるように構成された制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記要求から取得した前記端末のMACアドレスに基づいて、前記端末の端末機種を特定するように構成された機種特定部と、
前記端末の端末機種に基づいて、前記アドレス情報から前記端末機種と対応するデフォルトゲートウェイアドレスとIPアドレスを取得し、前記デフォルトゲートウェイアドレスのIPアドレスを前記端末に割り当てるように構成されたアドレス割当部と
備えることを特徴とするゲートウェイ装置。
【請求項2】
記憶部と制御部を備え、LAN回線に接続された複数の端末をWANに接続するゲートウェイ装置で実行され、前記複数の端末のそれぞれに対応するアドレスを設定するための端末設定処理をコンピュータに実行させるための端末設定プログラムであって、
前記記憶部が、前記複数の端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報を記憶することと、
前記制御部が、前記複数の端末からの要求に応じて、前記アドレス情報から前記端末機種と対応するデフォルトゲートウェイアドレスとIPアドレスを取得し、前記デフォルトゲートウェイアドレスのIPアドレスを前記端末に割り当てること
を実行させることを特徴とする端末設定プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる複数の通信経路を併用してLAN内の端末をWANに接続するための端末設定技術に関する。
【背景技術】
【0002】
LAN(Local Area Network)に接続された、VoIP(Voice over Internet Protocol)端末、PC、スマートホン、タブレットなど、データ通信を行う各種の端末を、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)に接続するネットワークシステムにおいて、既設の端末とは別個に新規の端末を追加する際、異なる複数の通信経路を併用してLAN内の各端末をWANに接続する場合がある。
【0003】
一般に、LANに新たな端末を接続した場合、ルータやゲートウェイ装置からDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて、端末用のIPアドレスやDGW(Default GateWay)アドレスが自動的に割り当てられる。この際、既設のルータで既設の端末に対してVPN(Virtual Private Network)などの個別の設定を行っている場合、既設のルータから既設の端末とは異なる設定で配下に接続することは難しい。また、新規の端末がVoIP端末である場合、既設のルータでRTP(Real Time Transport Protocol)に対応できない場合もある。
【0004】
したがって、既設のルータとは別個に新規のゲートウェイ装置をLANに追加して、新規のゲートウェイ装置の配下に新規の端末を接続することになる。これにより、既設の端末は既設のルータを介した既設の通信経路でWANに接続され、新規の端末は新規のゲートウェイ装置を介した新規の通信経路でWANに接続されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011-120083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
新規のゲートウェイ装置を介した通信経由で新規の端末をWANに接続する場合、新規のゲートウェイ装置からDHCPを用いて、IPアドレスやDGWアドレスなどのアドレスを自動的に新規の端末に設定する方法が考えられる。しかしながら、一般的にはLAN内で複数のDHCPを併用することは難しいため、新規のゲートウェイ装置からDHCPにより新規の端末にアドレスを設定することはできない。このため、新規の端末に対して手作業でIPアドレスやDGWアドレスを設定する必要があり、設置工事における作業負担が増大するという問題点があった。
【0007】
また、複数の通信経路を用いる技術として、各通信経路のISP(Internet Service Provider)から割り当てられたIPアドレスをルータで保持しておき、LAN内の各端末に対して、使用する通信経路に応じたIPアドレスを割り当てることにより、通信経路に切替接続する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。しかしながら、このような従来技術は、LAN外の通信経路に応じたIPアドレスを割当対象としており、LAN内の異なる通信経路を端末間で区別するための端末設定技術を備えていない。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、LAN内の異なる複数の通信経路を端末間で区別できる端末設定技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような目的を達成するために、本発明にかかるゲートウェイ装置は、LAN回線に接続された複数の端末をWANに接続するゲートウェイ装置であって、前記複数の端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報を記憶するように構成された記憶部と、前記複数の端末からの要求に応じて、前記アドレス情報から当該端末の端末機種と対応するアドレスを取得して、当該端末に割り当てるように構成された制御部とを備え、前記制御部は、前記要求から取得した前記端末のMACアドレスに基づいて、前記端末の端末機種を特定するように構成された機種特定部と、前記端末の端末機種に基づいて、前記アドレス情報から前記端末機種と対応するデフォルトゲートウェイアドレスとIPアドレスを取得し、前記デフォルトゲートウェイアドレスのIPアドレスを前記端末に割り当てるように構成されたアドレス割当部と
備えている。
【0010】
また、本発明にかかる端末設定プログラムは、記憶部と制御部を備え、LAN回線に接続された複数の端末をWANに接続するゲートウェイ装置で実行され、前記複数の端末のそれぞれに対応するアドレスを設定するための端末設定処理をコンピュータに実行させるための端末設定プログラムであって、前記記憶部が、前記複数の端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報を記憶することと、前記制御部が、前記複数の端末からの要求に応じて、前記アドレス情報から前記端末機種と対応するデフォルトゲートウェイアドレスとIPアドレスを取得し、前記デフォルトゲートウェイアドレスのIPアドレスを前記端末に割り当てることを実行させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、端末機種に応じたアドレスを各端末に自動的に設定することができ、LAN回線内の異なる複数の通信経路を、各端末が使い分けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図2図2は、端末情報の構成例を示す説明図である。
図3図3は、アドレス情報の構成例を示す説明図である。
図4図4は、ゲートウェイ装置の端末設定動作を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[ネットワークシステム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるネットワークシステム1について説明する。図1は、ネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
このネットワークシステム1は、LAN(Local Area Network)に接続された各種の端末を、ゲートウェイ装置10を介してインターネットなどのWAN(Wide Area Network)に接続するように構成されている。
【0014】
図1に示すように、ネットワークシステム1は、主な構成として、ゲートウェイ装置10、ルータ20、1つまたは複数の端末A、1つまたは複数の端末B、およびこれら端末A,Bを接続するためのLAN回線を備えている。
ゲートウェイ装置10の詳細については後述する。ルータ20は、一般的な公知のルータであり、以下では、VPN(Virtual Private Network)で端末BをWANに接続する場合を例として説明する。なお、ゲートウェイ装置10での端末設定処理との競合を回避するため、ルータ20のDHCP機能は停止されているものとする。
端末A,Bは、VoIP(Voice over Internet Protocol)端末、PC、スマートホン、タブレットなど、データ通信を行う一般的な公知の端末である。
【0015】
LAN回線は、ゲートウェイ装置10配下の通信回線L1と、ルータ20配下の通信回線L2とから構成されている。これら通信回線L1,L2は、一般的な公知の1つまたは複数のHUBにより実現される。この際、通信回線L1には、通信回線L2とルータ20が接続されており、通信回線L2には、端末A,Bが接続されている。なお、LAN回線の構成については、これに限定されるものではなく、本発明の適用範囲内で任意に変更してもよい。
【0016】
以下では、理解を容易とするため、ルータ20および端末Bが既設であり、ゲートウェイ装置10および端末Aを新規に設置する場合を例として説明する。この際、端末Aはゲートウェイ装置10からWANを介して上位装置Xに接続されるものとし、例えば、端末AがVoIP(Voice over Internet Protocol)端末の場合、上位装置Xは端末Aを呼制御するための呼制御サーバに相当する。また、端末Bはルータ20およびゲートウェイ装置10から上位装置Yを介してWANにVPNで接続されるものとし、例えば、端末BがPC、スマートホン、タブレットなどの情報端末である場合、上位装置YはDNS(Domain Name System)サーバ、検索サーバ、メールサーバ、クラウドサーバ、Webサーバなどの各種サービスサーバに相当する。また、端末BがVoIP端末の場合、上位装置Yは端末Bを呼制御するための呼制御サーバに相当する。
【0017】
[ゲートウェイ装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるゲートウェイ装置10について詳細に説明する。
ゲートウェイ装置10は、主な回路構成として、網I/F11、回線I/F12、記憶部13、および制御部14を備えている。
【0018】
[網I/F]
網I/F11は、インターネットやIP電話網などのWANとの間でパケット通信を行うように構成されている。
[回線I/F]
回線I/F12は、通信回線L1,L2を介してLAN回線に接続されているルータ20、および端末A,Bとの間でパケット通信を行うように構成されている。
【0019】
[記憶部]
記憶部13は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部14の処理動作に用いる各種の処理データやプログラム13Pを記憶するように構成されている。
プログラム13Pは、制御部14のCPUと協働することにより、制御部14の処理動作を実現する端末設定プログラム等のプログラムである。プログラム13Pは、ゲートウェイ装置10に接続された外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から、予め記憶部13に格納される。
記憶部13で記憶する主な処理データとして、端末情報13Aとアドレス情報13Bがある。
【0020】
[端末情報]
端末情報13Aは、端末A,Bに関する端末種別のMACアドレスとの対応関係を示す処理データである。図2は、端末情報の構成例を示す説明図である。図2の例では、端末種別ごとに、対応するMACアドレスが登録されている。例えば、端末Aを示す端末種別Aについては、MACアドレスの上位6桁が「11-22-XX」であり、下位6桁は任意「??-??-??」である端末が端末種別Aに相当する。また、端末Bを示す端末種別Bについては、MACアドレスの上位6桁が「33-44-YY」であり、下位6桁は任意「??-??-??」である端末が端末種別Bに相当する。
【0021】
一般に、MACアドレスの上位6桁は、装置のベンダーを識別する情報に割り当てられており、図2の例によれば、端末のベンダーに基づき端末種別を特定できることになる。なお、MACアドレスの下位6桁は、ベンダー内で端末を識別するための情報であり、これら下位6桁の一部または全部を用いれば同一ベンダーの端末の端末種別を特定することができる。
【0022】
[アドレス情報]
アドレス情報13Bは、端末種別と割当アドレスとの対応関係を示す処理データである。図3は、アドレス情報の構成例を示す説明図である。図3の例では、端末種別ごとに、対応するIPアドレス群とDGWアドレスとの組が登録されている。例えば、端末Aを示す端末種別Aについては、これら端末Aに割り当てるIPアドレス群(範囲)が「192.168.1.101~199」であり、DGWアドレスがゲートウェイ装置10を示す「192.168.1.100」であることを示している。また、端末Bを示す端末種別Bについては、これら端末Bに割り当てるIPアドレス群(範囲)が「192.168.1.201~254」であり、DGWアドレスがルータ20を示す「192.168.1.200」であることを示している。
【0023】
[制御部]
制御部14は、LAN内に接続された複数の端末A,BをWANに接続し、これら端末A,Bから通知されたアドレス要求に応じて、記憶部13のアドレス情報13Bを参照し、当該端末の端末機種と対応するIPアドレスを割り当てるように構成されている。
制御部14は、CPUとその周辺回路を備え、CPUと記憶部13の端末設定プログラム等のプログラム13Pとを協働させることにより、制御部14の端末設定処理を実行する処理部を実現するように構成されている。制御部14で実現される主な処理部として、機種特定部14Aとアドレス割当部14Bがある。
【0024】
[機種特定部]
機種特定部14Aは、端末A,Bから送信された要求から、送信元端末のMACアドレスを取得し、記憶部13の端末情報13Aを参照して、得られたMACアドレスと対応する端末種別を特定するように構成されている。機種特定部14AがMACアドレスを取得する対象とする要求は、後述する図4のアドレス要求に相当するが、これに限定されるものではなく、図4の探索要求など、送信元端末から送信された他の要求を、MACアドレスを取得する対象としてもよい。
【0025】
[アドレス割当部]
アドレス割当部14Bは、機種特定部14Aで特定された端末機種に基づいて記憶部13のアドレス情報13Bから、当該端末機種と対応するIPアドレス群から未割当のIPアドレスと当該端末機種と対応するDGWアドレスとを取得し、当該IPアドレスおよびDGWアドレスを要求元の端末に割り当てるように構成されている。
【0026】
[本実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるゲートウェイ装置10の動作について説明する。図4は、ゲートウェイ装置の端末設定プログラムの動作を示すシーケンス図である。ゲートウェイ装置の端末設定プログラムは、制御部14のCPUを備えたコンピュータによって実行される。
以下では、端末Aまたは端末Bの新規端末が、LAN回線に接続された際に、ゲートウェイ装置10が、DHCPに基づいて、新規端末に対してIPアドレスおよびDGWアドレスを設定するための端末設定動作について説明する。
【0027】
新規端末がLAN回線に接続された場合、新規端末からブロードキャストでアドレス要求(DISCOVER)が送信される(ステップS100)。
【0028】
制御部14は、回線I/F12を介してアドレス要求を受信した場合、機種特定部14Aにより、そのアドレス要求から送信元である新規端末のMACアドレスを取得し(ステップS101)、記憶部13の端末情報13Aを参照して、新規端末の端末種別を特定する(ステップS102)。
【0029】
制御部14は、アドレス割当部14Bにより、記憶部13のアドレス情報13Bを参照して、機種特定部14Aで特定した新規端末の端末種別と対応するIPアドレス群を特定し(ステップS103)、そのIPアドレス群から未割当のIPアドレスを選択する(ステップS104)。また、アドレス割当部14Bにより、アドレス情報13Bを参照して、新規端末の端末種別と対応するDGWアドレスを特定する(ステップS105)。
【0030】
次に、制御部14は、送信元である新規端末に対して、選択したIPアドレスとDGWアドレスを提案するアドレス提案(OFFER)を、回線I/F12を介して返送する(ステップS106)。新規端末は、ゲートウェイ装置10からのアドレス提案に応じて、提案されたアドレスの使用を申請するアドレス申請(REQUEST)をゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS107)。
【0031】
この後、制御部14は、新規端末からのアドレス申請に応じて、提案したIPアドレスとDGWアドレスの設定を承認するアドレス承認(ACK)を、回線I/F12を介して新規端末へ送信する(ステップS108)。新規端末は、ゲートウェイ装置10からのアドレス承認に応じて、指定されたIPアドレスとDGWアドレスを自己に設定し(ステップS109)、一連の端末設定動作を終了する。
【0032】
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ゲートウェイ装置10において、記憶部13で、端末の端末機種ごとに、当該端末機種と対応するアドレスが予め登録されているアドレス情報13Bを記憶しておき、制御部14で、任意の端末から通知された要求に応じて、アドレス情報13Bを参照し、当該端末の端末機種と対応するアドレスを当該端末に割り当てるようにしたものである。
これにより、端末機種に応じたIPアドレスおよびDGWアドレスの両方、またはいずれか一方を、各端末に自動的に設定することができ、LAN回線内の異なる複数の通信経路を、各端末で区別することが可能となる。
【0033】
したがって、新規に接続された新規端末が、例えば上位装置Xに接続されるVoIP端末である場合、手動設定を必要とすることになくRTPに対応可能なゲートウェイ装置10を介してWANに接続でき、さらには対応する呼制御サーバなどの上位装置Xに当該VoIP端末を接続することができる。
また、新規に接続された新規端末が、例えば上位装置Yに接続される情報端末である場合、手動設定を必要とすることになくVPNに対応可能なルータ20を介してWANに接続でき、さらには当該情報端末に対応する上位装置Yに当該情報端末を接続することができる。
【0034】
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0035】
1…ネットワークシステム、10…ゲートウェイ装置、11…網I/F、12…回線I/F、13…記憶部、13A…端末情報、13B…アドレス情報、13P…プログラム、14…制御部、14A…機種特定部、14B…アドレス割当部、L1,L2…通信回線。
図1
図2
図3
図4