(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022037752
(43)【公開日】2022-03-09
(54)【発明の名称】携帯情報端末ケース
(51)【国際特許分類】
A45C 11/00 20060101AFI20220302BHJP
【FI】
A45C11/00 E
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020142047
(22)【出願日】2020-08-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-03-17
(71)【出願人】
【識別番号】512299727
【氏名又は名称】株式会社PGA
(74)【代理人】
【識別番号】100104606
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 富徳
(72)【発明者】
【氏名】黒木 光
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA26
3B045CB05
3B045CE07
3B045CE08
3B045CE09
3B045DA22
3B045DA33
(57)【要約】 (修正有)
【課題】携帯情報端末ケースにおいて、背面に透明体を有する本体部に保護カバーを結合するにあたり、本体部の透明な部分に保護カバーがはみ出して被さったり、保護カバーの厚さの段差が生じ、ケース自体の見た目が悪くなってしまっている従来技術の欠点を解消した携帯情報端末ケースを提供する。
【解決手段】四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体Gからなる本体部と、収納された液晶画面を覆って保護する保護カバーとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部のうち1つの長手枠部F1が切欠部を切り欠いてなり、保護カバー取付部が切り欠いた切欠部にピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×幅B(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
【請求項2】
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
【請求項3】
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項4】
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項5】
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項6】
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項7】
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項8】
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項9】
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末ケース100に関する。
詳しくは、携帯情報端末を収納した携帯情報端末ケースにおいて、背面側から携帯情報端末の背面に描かれた装飾物を透明体を透過させて観察できる携帯情報端末ケース100に関する。
さらに、詳しくは、携帯情報端末を収納した携帯情報端末ケースにおいて、本体部と透明体と携帯情報端末の空隙に装飾カードを収納してなり、背面側から装飾カードの装飾物を透明体を透過させて観察できる携帯情報端末ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
【発明の開示】
【0003】
発明者は、かかる従来技術の欠点に鑑み鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
本願発明に係る携帯情報端末ケース100について、FI、キーワード検索を行ったところ、本件発明(請求項1~9の何れかにに記載された発明)に近い発明等記載文献は、発見されませんでしたので、特許文献の記載は省略する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
○本発明が解決しようとする第1課題
本発明が解決しようとする第1課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、背面に透明体を有する本体部に保護カバーを結合するにあたり、本体部の透明な部分に保護カバーがはみ出して被さったり、保護カバーの厚さT(cm)分の段差が生じ、ケース自体の見た目が悪くなってしまっている従来技術の欠点を解消した携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、本体部の長手枠部に保護カバーを精度よくかつ迅速に結合するにあたり、寸法精度を重視すれば結合に要する作業時間が掛かり、作業時間を重視すれば結合後の寸法精度度が不十分になるという従来技術の欠点を解消した、手作業の当該結合作業でも精度よくかつワンタッチで迅速に結合することができる携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、本体部の長手枠部に保護カバーを結合するにあたり、本体部の長手枠部と保護カバーの接着面の角部分が応力集中により剥がれ易くなっているという従来技術の欠点を解消した携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第4課題
本発明が解決しようとする第4課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、係止具を磁石の作用を利用することによって実現する場合に、ワンタッチで開閉可能である共に、磁石の極性と向きに捕らわれずに製造できる携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第5課題
本発明が解決しようとする第5課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、カードを収納できて便利で、かつ、収納されている間は、保護カバーが係止具で閉じられていることにより、カードが携帯情報端末ケースより落下することのない携帯情報端末ケース100を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
<(右手系の)XYZ座標系について>
本発明について、座標系は、右手系のXYZ座標系を採用するものとする。
XYZ座標系は、原則として、以下のように定める。
X方向とは、正面から背面への方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、垂直方向(反重力方向)をいう。
Z方向とは、Xに向かって左側から右側方向(水平方向)をいう。
携帯情報端末ケース100の重心を中心として、中心に近い側を内側とし、中心に遠い側を外側とする。
*******************************************************
<XYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係>
以下、XYZ座標系と6面図の関係について説明する。
既に、<(右手系の)XYZ座標系について>において、(右手系の)XYZ座標系の定義をした(
図10)。
かかるXYZ座標系において、以下のように、6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)を定義する(
図16)
6面図中、先ず、正面図を定義する。携帯情報端末ケース100において、正面側にいる観察者が、背面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を正面図(紙面側から紙背側が-X方向)と定義をする。
そして、背面図を定義する。背面側にいる観察者が、正面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を背面図(紙面側から紙背側がX方向)と定義をする。
次に、平面図を定義する。上側にいる観察者が、下側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を平面図(紙面側から紙背側が-Y方向)と定義をする。
そして、底面図を定義する。下側にいる観察者が、上側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を底面図(紙面側から紙背側がY方向)と定義をする。
次に、左側面図を定義する。左側面側にいる観察者が、右側面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を左側面図(紙面側から紙背側が-Z方向)と定義をする。
そして、右側面図を定義する。右側面側にいる観察者が、左側面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を右側面図(紙面側から紙背側がZ方向)と定義をする。
ここに、
正面斜視図とは、正面側にいる観察者が、背面側にある携帯情報端末ケース100を右上から観察して見える図をいう。
背面斜視図とは、背面側にいる観察者が、正面側にある携帯情報端末ケース100を右上から観察して見える図をいう。
*******************************************************
〇携帯情報端末ケース100とは、本体部BOと保護カバーCからなり、正面に液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納するためのケースであって、本体部BOと保護カバーCとを、結合してなるケースである。
ここに、結合とは、いくつかのもの本発明に係る構成要素が結びついて一つになることをいう。例えば、構成要素とは、保護カバーC、保護カバー取付部C1と体部BOと保護カバー取付部C1保護カバー取付部C1と長手枠部F1とがある。結合とは、接着剤等によって接着させて結合させる(接着結合)場合が含まれ、本発明においては、結合力(接着力)をアップさせるために、面同士が接着する面接着を採用している。
〇本体部BOとは、携帯情報端末ケース100の構成要素であって、携帯情報端末99を収納する部分である。
より具体的には、
本体部BOとは、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる。
〇保護カバーCとは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護するカバー(シート)をいう。
保護カバーCとは、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3が一体成型したカバーである。本体部BOと保護カバーCとは、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1と保護カバーCの取付部C1とが結合してなるケースである。
〇保護カバー取付部C1とは、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1(第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2)との間で、接着させて、保護カバーCを本体部BOに取り付ける厚さT(cm)×長さL(cm)の取付部(シート)をいう。
保護カバー取付部C1は、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1に嵌合し、接着結合される。
シートとは、薄板をいい、素材はプラスチック、布、紙、金属などさまざまである。シートは、保形性を有すると同時に可撓性も有する。
●保護カバー取付部C1の内面H1とは、長手枠部F1の第1の側面H1と接着する面をいう。内面と称するのは、携帯情報端末ケース100の重心を中心として、中心に近い側の面であるからである。
●保護カバー取付部C1の両側面S1、S2とは、長手枠部F1の両底面S1、S2と接着する面をいう。
●保護カバー取付部C1の先端面H2とは、長手枠部F1の第2の側面H2と接着する面をいう。
〇保護カバー背部C2は、保護カバーCを開閉するための屈曲部(シート)をいう。
〇保護カバー正面部C3とは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護するシートをいう。
〇本体部BOの正面側とは、液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100の液晶画面dg側をいう。
〇本体部BOの背面側とは、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gから構成された側をいい、液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100の液晶画面側と反対側をいう。
〇四周枠部Fとは、本体部BOにおいて、透明体Gを保持してなる、四周部分をいう。
四周枠部Fとは、一対の長手枠部F1と一対の短手枠部F2とから構成される。長手枠部F1の長さL1(cm)は、短手枠部F2の長さL2(cm)よりも長い。
〇透明体Gとは、携帯情報端末ケース100に、携帯情報端末99を収納した場合において、本体部BOを、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gから構成することにより、携帯情報端末背面の装飾画面Dgが、ケース背面側から見えるようにするために設けられた透明板Gである。
透明体Gは、謂わば、絵画等を飾る額縁のガラス板に相当する。
〇長手枠部F1とは、一対の長手枠部のうちの一方又は他方の長手枠部F1をいう。
●長手枠部F1の第1の側面H1とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの第1側面H1と同一の面をいう。
●長手枠部F1の両底面S1、S2とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの両底面S1、S2と同一の面をいう。
●長手枠部F1の第2の側面H2とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの第2の側面H2と同一の面をいう。
●長手枠部F1は、切欠部Nを切欠いた後は、第1の側面H1と手枠部F1の両底面S1、S2と第2の側面H2からなる凹部を有する。
●切欠部Nの第1側面H1と、長手枠部F1の第1の側面H1と、保護カバー取付部C1の内面H1は、共に合同である。
●切欠部Nの両底面S1、S2と、長手枠部F1の両底面S1、S2と、保護カバー取付部C1の両側面S1、S2(長手枠部F1の両底面S1、S2と接着する範囲に限る。)は、共に合同である。
●切欠部Nの第2側面H2と、長手枠部F1の第2の側面H2と、保護カバー取付部C1の先端面H2は、共に合同である。
〇短手枠部F2とは、一対の短手枠部のうちの一方又は他方の短手枠部F2をいう。
〇液晶画面dgとは、液晶組成物を利用する平面状で薄型の携帯情報端末99に表示される画面をいう。
●切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の幅Bの表面の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
〇方形磁石Mとは、方形状をした、表面(おもてめん)がN極で裏面(うらめん)がS極、あるいは、表面(おもてめん)がS極で裏面(うらめん)がN極からなる永久磁石をいう。
〇方形鉄板M1とは、長方形状をした鉄板をいう。
〇係止具10とは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護すべき開閉自在に、かつ、確実に閉じるために、保護カバーC(保護カバー正面部C3)の端辺付近に装着された係止手段をいう。
〇カードcdとは、ポケットPOに収納させるものとしては、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証明証カード、マイナンバーカード、ICOCAカード等の種々のカードをいう(
図22)。
〇装飾カードcdとは、携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に収納させて、背面側から当該装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できるようにした装飾用のカードをいう(
図25、
図26)。
〇ポケットPOとは、保護カバー正面部C3の内側に布を縫い付けて袋状にした部分であって、ここにカードcdなどを入れるのに使用する袋状にした部分をいう。
〇カード収納口Oとは、カードを出し入れするためのY方向(垂直方向)と平行な細長い開口をいう(
図22)。
カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100を提供することができた。
保護カバーCが係止具で閉じられており、かつ、上記の構成を採っていることにより、ポケットPOに収納したカードcdが重力や動的荷重等によって、カード収納口Oから外側に移動しようとしても、カードcdは、保護カバーCの保護カバー背部C2に当り、それ以上の移動が阻害され、カードcdが携帯情報端末ケース100より落下することのない携帯情報端末ケース100を提供することができた(
図22)。
*******************************************************
<切欠部について(その2)>……
図27を参照
〇切欠部Nとは、側面H0から構成される直柱体N0をいう。
「切欠部Nとは、並行する両底面S1、S2とから構成される直柱体N0をいう。」と定義されるが、下記のように定義する方が発明の構成を説明しやすいので、本願明細書においては、下記の定義によるものとする。
本発明に係る切欠部Nとは、側面H0から構成される直柱体N0をいう。
すなわち、
切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0をいう。
ここに、
・第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
・第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
・第3側面H3とは、長手枠部F1の幅Bの表面F1Oの曲面である。
・底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
<直柱体N0の定義>…
図27を参照
〇直柱体N0とは、合同な二つの平面図形を底面S1、S2として持ち、底面S1、S2と側面N0が直交する、筒状の空間図形のことをいう。
直柱体N0の形状は、底面S(S1又はS2)の形状を決定すれば、一義的に決定される。
直柱体N0の形状は、側面H0の形状を決定しても、一義的に決定される。
直柱体N0の形状は、側面H0、両端面S1、S2の形状を決定しても、一義的に決定される。
〇側面H0とは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3からなる筒状の面である。
〇第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
〇第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
〇第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。曲面は、概ね凸面であるが、一部周辺部等が平面である場合もある。
〇底面S1、S2とは、両端の底面をいう。底面S1、S2は、底面Sとは合同で、かつ、平行である。
******************************************************************************************
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)…
図25、
図26、
図27を参照
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×幅B(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)…
図25、
図26、
図27、
図29、
図30を参照
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)…実施例1発明という。
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)…実施例2発明という。
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第9の発明(請求項9に記載の発明
上記の課題を解決するための第9の発明(請求項9に記載の発明)は、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る携帯情報端末ケース100は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された携帯情報端末ケース100によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×幅B(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第9の発明の効果
第9の発明によれば、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたこという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る、携帯情報端末ケース100に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1~
図12は、実施例1を表した図であり、
図13~
図24は、実施例2を表した図である。実施例1、及び実施例2は共に保護カバー正面部C3と本体部BOとの係止手段に特徴を有する実施例である(請求項6、請求項7を参照)。
[
図1]
図1は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
[
図2]
図2は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
[
図3]
図3は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
[
図4]
図4は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
[
図5]
図5は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
図25の(A)図は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。詳細は、[
図25]~[
図27]を参照のこと。
[
図6]
図6は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
[
図7]
図7は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
[
図8]
図8は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
[
図9]
図9は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
[
図10]
図10は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。ここに、dgは、携帯情報端末99を本体部BOに装着した場合の液晶面を表す。
[
図11]
図11は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
[
図12]
図12は、本発明に係る本体部BOと保護カバーCの結合した状態を表す背面斜視図である。
[
図13]
図13は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
[
図14]
図14は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
[
図15]
図15は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
[
図16]
図16は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
[
図17]
図17は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
[
図18]
図18は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
[
図19]
図19は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
[
図20]
図20は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
[
図21]
図21は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
[
図22]
図22は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。
[
図23]
図23は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
[
図24]
図24は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表すXYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係を示す図である。
[
図25]
図25は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図26]
図26は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合される前の状態(分離された状態を)を表す拡大平面断面図である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図27]
図27は、保護カバー取付部C1及び切欠部N(直柱体N0)を平面側に立って左上から見た図面である。
(A)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
(B)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図28]
図28は、本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。
(A)図は、本体部背面に透明体Gを設置しておらず、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、装飾カードcdの装飾物を観察しない場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。
装飾物を観察しない場合には、保護カバーCの保護カバー正面部C3の内面を本体部BOの背面に接着することができ、接着面積Bを広くすることができるので、本発明が解決しようとする第1課題を発見することはできない。
(B)図は、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、あるいは、装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である(
図25、
図26図も参照)。
装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合には、取付面積B(cm)が狭くなり、発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第1課題を発見した。
[
図29]
図29は、本発明が解決しようとする第3課題(請求項2の特徴的な構成要件により第3課題を解消した。)を説明するための図である。
図29には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。
保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合について検討する。
めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、ABCで囲まれた角部の局部面積である面積A1に引張接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(1)式が成立する。
めくり力P=P1(kg重)…(1)式
引張接着応力が作用する角の局部面積である面積A1は非常に小さいので応力集中の程度が非常に大きく、引張接着応力が大きくなって非常に捲れ易くなる。
特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中が生じ易く、非常に剥がれ易いという難点がある。
発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第3課題を発見した。
[
図30]
図30は、請求項2に記載された発明の顕著な効果(本発明が解決しようとする第3課題を解消したという顕著な効果)を説明するための図である。
図30には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。
めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、面積A1に引張接着応力が作用し、面積A2にせん断接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)と面積A2の引張接着応力を積分したP2(kg重)と面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(2)式が成立する。
めくり力P=P1+P2(kg重)…(2)式が成立する。
引張接着応力よりせん断接着応力の方がやや大きいが近似として等しいとすれば、概算式は、P2/P1=A2/A1となる。
仮にA2/A1とすれば、P2=P1=P/2となり、ここに、P2=0の場合は、P1=Pとなり、面積A1には2倍の引張接着応力が掛かることになり、非常にめくれ易い。
すなわち、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、引張接着応力が少なくなって捲れ難くなる(特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中がし易く、非常に剥がれ易い)。
したがって、請求項2の特徴的構成要件とすることにより、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面の面積A1への応力集中が大幅に減少して(半減して)、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面角部が剥がれ難いという当業者予測できない顕著な効果を得られた。
以下、本発明に係る、携帯情報端末ケース100について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCを有することを特徴とする携帯情報端末ケース100が開示されている。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×幅B(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×幅B(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100が開示されている。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
88888**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
99999**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第9の発明の効果
第9の発明によれば、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたこという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1~
図12は、実施例1を表した図であり、
図13~
図24は、実施例2を表した図である。実施例1、及び実施例2は共に保護カバー正面部C3と本体部BOとの係止手段に特徴を有する実施例である(請求項6、請求項7を参照)。
【
図1】
図1は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
【
図2】
図2は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
【
図3】
図3は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
【
図4】
図4は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
【
図5】
図5は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図でる。
図25の(A)図は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。詳細は、[
図25]~[
図27]を参照のこと。
【
図6】
図6は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
【
図7】
図7は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
【
図8】
図8は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
【
図9】
図9は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
【
図10】
図10は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。ここに、dgは、携帯情報端末99を本体部BOに装着した場合の液晶面を表す。
【
図11】
図11は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
【
図12】
図12は、本発明に係る本体部BOと保護カバーCの結合した状態を表す背面斜視図である。
【
図13】
図13は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
【
図14】
図14は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
【
図15】
図15は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
【
図16】
図16は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
【
図17】
図17は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
【
図18】
図18は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
【
図19】
図19は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
【
図20】
図20は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
【
図21】
図21は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
【
図22】
図22は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。
【
図23】
図23は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
【
図24】
図24は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表すXYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係を示す図である。
【
図25】
図25は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図26】
図26は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合される前の状態(分離された状態を)を表す拡大平面断面図である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図27】
図27は、保護カバー取付部C1及び切欠部N(直柱体N0)を平面側に立って左上から見た図面である。(A)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。(B)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図28】
図28は、本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 (A)図は、本体部背面に透明体Gを設置しておらず、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、装飾カードcdの装飾物を観察しない場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 装飾物を観察しない場合には、保護カバーCの保護カバー正面部C3の内面を本体部BOの背面に接着することができ、接着面積Bを広くすることができるので、本発明が解決しようとする第1課題を発見することはできない。 (B)図は、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、あるいは、装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合には、取付面積B(cm)が狭くなり、発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第1課題を発見した。
【
図29】
図29は、本発明が解決しようとする第3課題(請求項2の特徴的な構成要件により第3課題を解消した。)を説明するための図である。
図29には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。 保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合について検討する。 めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、ABCで囲まれた角部の局部面積である面積A1に引張接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(1)式が成立する。 めくり力P=P1(kg重)…(1)式 引張接着応力が作用する角の局部面積である面積A1は非常に小さいので応力集中の程度が非常に大きく、引張接着応力が大きくなって非常に捲れ易くなる。 特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中が生じ易く、非常に剥がれ易い。発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第3課題を発見した。
【
図30】
図30は、請求項2に記載された発明の顕著な効果(本発明が解決しようとする第3課題を解消したという顕著な効果)を説明するための図である。
図30には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。 めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、面積A1に引張接着応力が作用し、面積A2にせん断接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)と面積A2の引張接着応力を積分したP2(kg重)と面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(2C式が成立する。 めくり力P=P1+P2(kg重)…(2) 引張接着応力よりせん断接着応力の方がやや大きいが近似として等しいとすれば、概算式は、P2/P1=A2/A1となる。 仮にA2/A1とすれば、P2=P1=P/2となり、ここに、P2=0の場合は、P1=Pとなり、面積A1には2倍の引張接着応力が掛かることになり、非常にめくれ易い。 すなわち、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、引張接着応力が少なくなって捲れ難くなる(特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中がし易く、非常に剥がれ易い)。 したがって、請求項2の特徴的構成要件とすることにより、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面の面積A1への応力集中が大幅に減少して(半減して)、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面角部が剥がれ難いという当業者予測できない顕著な効果を得られた。
【符号の説明】
【0010】
100……携帯情報端末ケース
99……携帯情報端末
dg……液晶画面
BO……本体部
C……保護カバー
F……四周枠部
G……透明体
C1……保護カバー取付部
C2……保護カバー背部
C3……保護カバー正面部
F1……長手枠部
F2……短手枠部
N……切欠部
H0……側面
H1……第1側面
H2……第2側面
H3……第3側面
S1、S2……底面
N0……直柱体
M……方形磁石
M1……方形鉄板
10……係止具
【手続補正書】
【提出日】2020-12-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されると共に、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着されてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
【請求項2】
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
【請求項3】
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項4】
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項5】
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項6】
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項7】
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項8】
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【請求項9】
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末ケース100に関する。
詳しくは、携帯情報端末を収納した携帯情報端末ケースにおいて、背面側から携帯情報端末の背面に描かれた装飾物を透明体を透過させて観察できる携帯情報端末ケース100に関する。
さらに、詳しくは、携帯情報端末を収納した携帯情報端末ケースにおいて、本体部と透明体と携帯情報端末の空隙に装飾カードを収納してなり、背面側から装飾カードの装飾物を透明体を透過させて観察できる携帯情報端末ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
【発明の開示】
【0003】
発明者は、かかる従来技術の欠点に鑑み鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
本願発明に係る携帯情報端末ケース100について、FI、キーワード検索を行ったところ、本件発明(請求項1~9の何れかにに記載された発明)に近い発明等記載文献は、発見されませんでしたので、特許文献の記載は省略する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
○本発明が解決しようとする第1課題
本発明が解決しようとする第1課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、背面に透明体を有する本体部に保護カバーを結合するにあたり、本体部の透明な部分に保護カバーがはみ出して被さったり、保護カバーの厚さT(cm)分の段差が生じ、ケース自体の見た目が悪くなってしまっている従来技術の欠点を解消した携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、本体部の長手枠部に保護カバーを精度よくかつ迅速に結合するにあたり、寸法精度を重視すれば結合に要する作業時間が掛かり、作業時間を重視すれば結合後の寸法精度度が不十分になるという従来技術の欠点を解消した、手作業の当該結合作業でも精度よくかつワンタッチで迅速に結合することができる携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、本体部の長手枠部に保護カバーを結合するにあたり、本体部の長手枠部と保護カバーの接着面の角部分が応力集中により剥がれ易くなっているという従来技術の欠点を解消した携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第4課題
本発明が解決しようとする第4課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、係止具を磁石の作用を利用することによって実現する場合に、ワンタッチで開閉可能である共に、磁石の極性と向きに捕らわれずに製造できる携帯情報端末ケース100を提供することである。
○本発明が解決しようとする第5課題
本発明が解決しようとする第5課題は、
本体部が四周枠部と四周枠部の内側に設けた透明体からなると共に、収納された携帯情報端末の液晶画面を覆って保護する保護カバーを有する携帯情報端末ケースにおいて、カードを収納できて便利で、かつ、収納されている間は、保護カバーが係止具で閉じられていることにより、カードが携帯情報端末ケースより落下することのない携帯情報端末ケース100を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
<(右手系の)XYZ座標系について>
本発明について、座標系は、右手系のXYZ座標系を採用するものとする。
XYZ座標系は、原則として、以下のように定める。
X方向とは、正面から背面への方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、垂直方向(反重力方向)をいう。
Z方向とは、Xに向かって左側から右側方向(水平方向)をいう。
携帯情報端末ケース100の重心を中心として、中心に近い側を内側とし、中心に遠い側を外側とする。
*******************************************************
<XYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係>
以下、XYZ座標系と6面図の関係について説明する。
既に、<(右手系の)XYZ座標系について>において、(右手系の)XYZ座標系の定義をした(
図10)。
かかるXYZ座標系において、以下のように、6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)を定義する(
図16)
6面図中、先ず、正面図を定義する。携帯情報端末ケース100において、正面側にいる観察者が、背面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を正面図(紙面側から紙背側が-X方向)と定義をする。
そして、背面図を定義する。背面側にいる観察者が、正面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を背面図(紙面側から紙背側がX方向)と定義をする。
次に、平面図を定義する。上側にいる観察者が、下側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を平面図(紙面側から紙背側が-Y方向)と定義をする。
そして、底面図を定義する。下側にいる観察者が、上側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を底面図(紙面側から紙背側がY方向)と定義をする。
次に、左側面図を定義する。左側面側にいる観察者が、右側面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を左側面図(紙面側から紙背側が-Z方向)と定義をする。
そして、右側面図を定義する。右側面側にいる観察者が、左側面側にある携帯情報端末ケース100を観察して見える図を右側面図(紙面側から紙背側がZ方向)と定義をする。
ここに、
正面斜視図とは、正面側にいる観察者が、背面側にある携帯情報端末ケース100を右上から観察して見える図をいう。
背面斜視図とは、背面側にいる観察者が、正面側にある携帯情報端末ケース100を右上から観察して見える図をいう。
*******************************************************
〇携帯情報端末ケース100とは、本体部BOと保護カバーCからなり、正面に液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納するためのケースであって、本体部BOと保護カバーCとを、結合してなるケースである。
ここに、結合とは、いくつかのもの本発明に係る構成要素が結びついて一つになることをいう。例えば、構成要素とは、保護カバーC、保護カバー取付部C1と体部BOと保護カバー取付部C1保護カバー取付部C1と長手枠部F1とがある。結合とは、接着剤等によって接着させて結合させる(接着結合)場合が含まれ、本発明においては、結合力(接着力)をアップさせるために、面同士が接着する面接着を採用している。
〇本体部BOとは、携帯情報端末ケース100の構成要素であって、携帯情報端末99を収納する部分である。
より具体的には、
本体部BOとは、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる。
〇保護カバーCとは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護するカバー(シート)をいう。
保護カバーCとは、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3が一体成型したカバーである。本体部BOと保護カバーCとは、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1と保護カバーCの取付部C1とが結合してなるケースである。
〇保護カバー取付部C1とは、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1(第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2)との間で、接着させて、保護カバーCを本体部BOに取り付ける厚さT(cm)×長さL(cm)の取付部(シート)をいう。
保護カバー取付部C1は、切欠部Nを切り欠いた長手枠部F1に嵌合し、接着結合される。
シートとは、薄板をいい、素材はプラスチック、布、紙、金属などさまざまである。シートは、保形性を有すると同時に可撓性も有する。
●保護カバー取付部C1の内面H1とは、長手枠部F1の第1の側面H1と接着する面をいう。内面と称するのは、携帯情報端末ケース100の重心を中心として、中心に近い側の面であるからである。
●保護カバー取付部C1の両側面S1、S2とは、長手枠部F1の両底面S1、S2と接着する面をいう。
●保護カバー取付部C1の先端面H2とは、長手枠部F1の第2の側面H2と接着する面をいう。
〇保護カバー背部C2は、保護カバーCを開閉するための屈曲部(シート)をいう。
〇保護カバー正面部C3とは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護するシートをいう。
〇本体部BOの正面側とは、液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100の液晶画面dg側をいう。
〇本体部BOの背面側とは、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gから構成された側をいい、液晶画面dgを有する携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100の液晶画面側と反対側をいう。
〇四周枠部Fとは、本体部BOにおいて、透明体Gを保持してなる、四周部分をいう。
四周枠部Fとは、一対の長手枠部F1と一対の短手枠部F2とから構成される。長手枠部F1の長さL1(cm)は、短手枠部F2の長さL2(cm)よりも長い。
〇透明体Gとは、携帯情報端末ケース100に、携帯情報端末99を収納した場合において、本体部BOを、四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gから構成することにより、携帯情報端末背面の装飾画面Dgが、ケース背面側から見えるようにするために設けられた透明板Gである。
透明体Gは、謂わば、絵画等を飾る額縁のガラス板に相当する。
〇長手枠部F1とは、一対の長手枠部のうちの一方又は他方の長手枠部F1をいう。
●長手枠部F1の第1の側面H1とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの第1側面H1と同一の面をいう。
●長手枠部F1の両底面S1、S2とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの両底面S1、S2と同一の面をいう。
●長手枠部F1の第2の側面H2とは、切欠部Nを切欠く前の切欠部Nの第2の側面H2と同一の面をいう。
●長手枠部F1は、切欠部Nを切欠いた後は、第1の側面H1と手枠部F1の両底面S1、S2と第2の側面H2からなる凹部を有する。
●切欠部Nの第1側面H1と、長手枠部F1の第1の側面H1と、保護カバー取付部C1の内面H1は、共に合同である。
●切欠部Nの両底面S1、S2と、長手枠部F1の両底面S1、S2と、保護カバー取付部C1の両側面S1、S2(長手枠部F1の両底面S1、S2と接着する範囲に限る。)は、共に合同である。
●切欠部Nの第2側面H2と、長手枠部F1の第2の側面H2と、保護カバー取付部C1の先端面H2は、共に合同である。
〇短手枠部F2とは、一対の短手枠部のうちの一方又は他方の短手枠部F2をいう。
〇液晶画面dgとは、液晶組成物を利用する平面状で薄型の携帯情報端末99に表示される画面をいう。
●切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の幅B(cm)
×長さL(cm)の表面の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
〇方形磁石Mとは、方形状をした、表面(おもてめん)がN極で裏面(うらめん)がS極、あるいは、表面(おもてめん)がS極で裏面(うらめん)がN極からなる永久磁石をいう。
〇方形鉄板M1とは、長方形状をした鉄板をいう。
〇係止具10とは、携帯情報端末99の液晶画面dgを覆って保護すべき開閉自在に、かつ、確実に閉じるために、保護カバーC(保護カバー正面部C3)の端辺付近に装着された係止手段をいう。
〇カードcdとは、ポケットPOに収納させるものとしては、キャッシュカード、クレジットカード、運転免許証明証カード、マイナンバーカード、ICOCAカード等の種々のカードをいう(
図22)。
〇装飾カードcdとは、携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に収納させて、背面側から当該装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できるようにした装飾用のカードをいう(
図25、
図26)。
〇ポケットPOとは、保護カバー正面部C3の内側に布を縫い付けて袋状にした部分であって、ここにカードcdなどを入れるのに使用する袋状にした部分をいう。
〇カード収納口Oとは、カードを出し入れするためのY方向(垂直方向)と平行な細長い開口をいう(
図22)。
カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100を提供することができた。
保護カバーCが係止具で閉じられており、かつ、上記の構成を採っていることにより、ポケットPOに収納したカードcdが重力や動的荷重等によって、カード収納口Oから外側に移動しようとしても、カードcdは、保護カバーCの保護カバー背部C2に当り、それ以上の移動が阻害され、カードcdが携帯情報端末ケース100より落下することのない携帯情報端末ケース100を提供することができた(
図22)。
*******************************************************
<切欠部について(その2)>……
図27を参照
〇切欠部Nとは、側面H0から構成される直柱体N0をいう。
「切欠部Nとは、並行する両底面S1、S2とから構成される直柱体N0をいう。」と定義されるが、下記のように定義する方が発明の構成を説明しやすいので、本願明細書においては、下記の定義によるものとする。
本発明に係る切欠部Nとは、側面H0から構成される直柱体N0をいう。
すなわち、
切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0をいう。
ここに、
・第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
・第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
・第3側面H3とは、長手枠部F1の幅B
×長さL(cm)の表面F1Oの曲面である。
・底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
<直柱体N0の定義>…
図27を参照
〇直柱体N0とは、合同な二つの平面図形を底面S1、S2として持ち、底面S1、S2と側面N0が直交する、筒状の空間図形のことをいう。
直柱体N0の形状は、底面S(S1又はS2)の形状を決定すれば、一義的に決定される。
直柱体N0の形状は、側面H0の形状を決定しても、一義的に決定される。
直柱体N0の形状は、側面H0、両端面S1、S2の形状を決定しても、一義的に決定される。
〇側面H0とは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3からなる筒状の面である。
〇第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
〇第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
〇第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。曲面は、概ね凸面であるが、一部周辺部等が平面である場合もある。
〇底面S1、S2とは、両端の底面をいう。底面S1、S2は、底面Sとは合同で、かつ、平行である。
******************************************************************************************
課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。
○第1の発明(請求項1に記載の発明)…
図25、
図26、
図27を参照
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な
幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×
長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)…
図25、
図26、
図27、
図29、
図30を参照
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)…実施例1発明という。
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)…実施例2発明という。
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
○第9の発明(請求項9に記載の発明
上記の課題を解決するための第9の発明(請求項9に記載の発明)は、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100である。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る携帯情報端末ケース100は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された携帯情報端末ケース100によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第9の発明の効果
第9の発明によれば、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたこという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明に係る、携帯情報端末ケース100に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1~
図12は、実施例1を表した図であり、
図13~
図24は、実施例2を表した図である。実施例1、及び実施例2は共に保護カバー正面部C3と本体部BOとの係止手段に特徴を有する実施例である(請求項6、請求項7を参照)。
[
図1]
図1は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
[
図2]
図2は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
[
図3]
図3は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
[
図4]
図4は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
[
図5]
図5は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
図25の(A)図は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。詳細は、[
図25]~[
図27]を参照のこと。
[
図6]
図6は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
[
図7]
図7は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
[
図8]
図8は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
[
図9]
図9は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
[
図10]
図10は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。ここに、dgは、携帯情報端末99を本体部BOに装着した場合の液晶面を表す。
[
図11]
図11は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
[
図12]
図12は、本発明に係る本体部BOと保護カバーCの結合した状態を表す背面斜視図である。
[
図13]
図13は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
[
図14]
図14は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
[
図15]
図15は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
[
図16]
図16は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
[
図17]
図17は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
[
図18]
図18は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
[
図19]
図19は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
[
図20]
図20は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
[
図21]
図21は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
[
図22]
図22は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。
[
図23]
図23は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
[
図24]
図24は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表すXYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係を示す図である。
[
図25]
図25は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図26]
図26は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合される前の状態(分離された状態を)を表す拡大平面断面図である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図27]
図27は、保護カバー取付部C1及び切欠部N(直柱体N0)を平面側に立って左上から見た図面である。
(A)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。
保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。
保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。
(B)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。
長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。
保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
[
図28]
図28は、本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。
(A)図は、本体部背面に透明体Gを設置しておらず、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、装飾カードcdの装飾物を観察しない場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。
装飾物を観察しない場合には、保護カバーCの保護カバー正面部C3の内面を本体部BOの背面に接着することができ、接着面積Bを広くすることができるので、本発明が解決しようとする第1課題を発見することはできない。
(B)図は、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、あるいは、装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である(
図25、
図26図も参照)。
装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合には、取付面積B(cm)が狭くなり、発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第1課題を発見した。
[
図29]
図29は、本発明が解決しようとする第3課題(請求項2の特徴的な構成要件により第3課題を解消した。)を説明するための図である。
図29には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。
保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合
(請求項1に記載の発明)について、比較例として
(請求項1に記載の発明を、請求項2に記載の発明の比較例として)検討する。
めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、ABCで囲まれた角部の局部面積である面積A1に引張接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(1)式が成立する。
めくり力P=P1(kg重)…(1)式
引張接着応力が作用する角の局部面積である面積A1は非常に小さいので応力集中の程度が非常に大きく、引張接着応力が大きくなって非常に捲れ易くなる。
特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中が生じ易く、非常に剥がれ易いという難点がある。
発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第3課題を発見した。
[
図30]
図30は、請求項2に記載された発明の顕著な効果(本発明が解決しようとする第3課題を解消したという顕著な効果)を説明するための図である。
図30には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。
めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、面積A1に引張接着応力が作用し、面積A2にせん断接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)と面積A2の引張接着応力を積分したP2(kg重)と面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(2)式が成立する。
めくり力P=P1+P2(kg重)…(2)式が成立する。
引張接着応力よりせん断接着応力の方がやや大きいが近似として等しいとすれば、概算式は、P2/P1=A2/A1となる。
仮にA2/A1とすれば、P2=P1=P/2となり、ここに、P2=0の場合は、P1=Pとなり、面積A1には2倍の引張接着応力が掛かることになり、非常にめくれ易い。
すなわち、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、引張接着応力が少なくなって捲れ難くなる(特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中がし易く、非常に剥がれ易い)。
したがって、請求項2の特徴的構成要件とすることにより、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面の面積A1への応力集中が大幅に減少して(半減して)、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面角部が剥がれ難いという当業者予測できない顕著な効果を得られた。
以下、本発明に係る、携帯情報端末ケース100について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCを有することを特徴とする携帯情報端末ケース100が開示されている。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な
幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×
長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバーC取付部C1が切り欠いた切欠部Nにピッタリ嵌合されることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な
幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×
長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100が開示されている。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
四周枠部Fと四周枠部Fの内側に設けた透明体Gからなる本体部BOと、収納された液晶画面dgを覆って保護する保護カバーCとを有する携帯情報端末ケース100において、保護カバーCが、保護カバー取付部C1と保護カバー背部C2と保護カバー正面部C3からなり、四周枠部Fのうち1つの長手枠部F1が切欠部Nを切り欠いてなり、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されて、保護カバーCが長手枠部F1に取り付けてなることを特徴とする携帯情報端末ケース100。
ここに、切欠部Nとは、第1側面H1と第2側面H2と第3側面H3と両底面S1、S2から構成される直柱体N0であって、
(1)第1側面H1とは、本体部BOの背面に平行な幅B(cm)×長さL(cm)の平面である。
(2)第2側面H2とは、本体部BOの左側面に平行な深さT(cm)×長さL(cm)の平面である。
(3)第3側面H3とは、長手枠部F1の表面の幅B(cm)
×長さL(cm)の曲面である。
(4)底面S1、S2とは、両端の底面をいう。
そして、保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートである。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
さらに、保護カバーC背部C2の内面と長手枠部F1の第2側面とが接着されてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
携帯情報端末99を収納した携帯情報端末ケース100において、本体部BOの透明体Gと携帯情報端末99の空隙に装飾カードcdを収納してなり、背面側から装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察できることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
保護カバー正面部C3の端辺付近に係止具10を装着させ、係止具10に方形磁石Mを内包させ、対応する携帯情報端末ケース100の側面に方形鉄板M1を内包させると共に、N極からS極の方向が方形鉄板M1の板厚方向であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
88888**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
保護カバー正面部C3の内側に、カードcdを収納するポケットPOを設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
99999**************************************************
上記の携帯情報端末ケース100において、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたことを特徴とする請求項1~8の何れかに記載された携帯情報端末ケース100が開示されている。
○第9の発明の効果
第9の発明によれば、
保護カバー正面部BPの内側に、カードcdを収納するポケットPOを、カード収納口Oが保護カバー背部CBの付近になるように設けたこという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第5課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1~
図12は、実施例1を表した図であり、
図13~
図24は、実施例2を表した図である。実施例1、及び実施例2は共に保護カバー正面部C3と本体部BOとの係止手段に特徴を有する実施例である(請求項6、請求項7を参照)。
【
図1】
図1は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
【
図2】
図2は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
【
図3】
図3は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
【
図4】
図4は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
【
図5】
図5は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図でる。
図25の(A)図は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。詳細は、[
図25]~[
図27]を参照のこと。
【
図6】
図6は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
【
図7】
図7は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
【
図8】
図8は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
【
図9】
図9は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
【
図10】
図10は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。ここに、dgは、携帯情報端末99を本体部BOに装着した場合の液晶面を表す。
【
図11】
図11は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
【
図12】
図12は、本発明に係る本体部BOと保護カバーCの結合した状態を表す背面斜視図である。
【
図13】
図13は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面図である。
【
図14】
図14は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す背面図である。
【
図15】
図15は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す左側面図である。
【
図16】
図16は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す右側面図である。
【
図17】
図17は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す平面図である。
【
図18】
図18は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す底面図である。
【
図19】
図19は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表す正面斜視図である。
【
図20】
図20は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す正面図である。
【
図21】
図21は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を180度開いた状態を表す背面図である。
【
図22】
図22は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す正面斜視図である。
【
図23】
図23は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を90度開いた状態を表す背面斜視図である。
【
図24】
図24は、本発明に係る携帯情報端末ケース100を表すXYZ座標系と6面図(正面図、背面図、平面図、底面図、左側面図、右側面図)との関係を示す図である。
【
図25】
図25は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合された状態を表す拡大平面断面図である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図26】
図26は、保護カバー取付部C1と長手枠部F1とが結合される前の状態(分離された状態を)を表す拡大平面断面図である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図27】
図27は、保護カバー取付部C1及び切欠部N(直柱体N0)を平面側に立って左上から見た図面である。(A)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。 保護カバー取付部C1とは、深さT(cm)×長さL(cm)の平面シートであり、内面H1と両側面S1、S2と先端面H2からなる。 保護カバー取付部C1とは、先端面H2から幅B(cm)までの範囲の平面シートをいう。(B)図は、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面である。 長手枠部F1とは、切欠部Nを切り欠いてなり、切り欠いた後に、第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2から構成されてなる。 保護カバー取付部C1の内面H1と両側面S1、S2と先端面H2は、対応する長手枠部F1の第1側面H1と第2側面H2と底面S1、S2と、それぞれ接着してなる。
【
図28】
図28は、本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 (A)図は、本体部背面に透明体Gを設置しておらず、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、装飾カードcdの装飾物を観察しない場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 装飾物を観察しない場合には、保護カバーCの保護カバー正面部C3の内面を本体部BOの背面に接着することができ、接着面積Bを広くすることができるので、本発明が解決しようとする第1課題を発見することはできない。 (B)図は、背面側から携帯情報端末99の背面に描かれた装飾物、あるいは、装飾カードcdの装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合の本体部BOと保護カバーCとの関係を示す図である。 装飾物を透明体Gを透過させて観察する場合には、取付面積B(cm)が狭くなり、発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第1課題を発見した。
【
図29】
図29は、本発明が解決しようとする第3課題(請求項2の特徴的な構成要件により第3課題を解消した。)を説明するための図である。
図29には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。 保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合
(請求項1に記載の発明)について、比較例として
(請求項1に記載の発明を、請求項2に記載の発明の比較例として)検討する。 めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、ABCで囲まれた角部の局部面積である面積A1に引張接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(1)式が成立する。 めくり力P=P1(kg重)…(1)式 引張接着応力が作用する角の局部面積である面積A1は非常に小さいので応力集中の程度が非常に大きく、引張接着応力が大きくなって非常に捲れ易くなる。 特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中が生じ易く、非常に剥がれ易い。発明者は、鋭意試作を続ける中で、本発明が解決しようとする第3課題を発見した。
【
図30】
図30は、請求項2に記載された発明の顕著な効果(本発明が解決しようとする第3課題を解消したという顕著な効果)を説明するための図である。
図30には、保護カバー取付部C1を平面側に立って左上から見た図面が表示されている。 めくり力P(kg重)が、保護カバーCを手で
図29のように付加される場合、面積A1に引張接着応力が作用し、面積A2にせん断接着応力が作用し、面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)と面積A2の引張接着応力を積分したP2(kg重)と面積A1の引張接着応力を積分したP1(kg重)の間には、(2C式が成立する。 めくり力P=P1+P2(kg重)…(2) 引張接着応力よりせん断接着応力の方がやや大きいが近似として等しいとすれば、概算式は、P2/P1=A2/A1となる。 仮にA2/A1とすれば、P2=P1=P/2となり、ここに、P2=0の場合は、P1=Pとなり、面積A1には2倍の引張接着応力が掛かることになり、非常にめくれ易い。 すなわち、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着され、保護カバー取付部C1の側面S1、S2と長手枠部の両底面S1、S2とが接着されない場合に比較して、引張接着応力が少なくなって捲れ難くなる(特に、保護カバー取付部C1が可撓性のシートの場合は、角部に応力集中がし易く、非常に剥がれ易い)。 したがって、請求項2の特徴的構成要件とすることにより、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面の面積A1への応力集中が大幅に減少して(半減して)、保護カバー取付部C1の内面H1と長手枠部F1の第1側面H1とが接着面角部が剥がれ難いという当業者予測できない顕著な効果を得られた。
【符号の説明】
【0010】
100……携帯情報端末ケース
99……携帯情報端末
dg……液晶画面
BO……本体部
C……保護カバー
F……四周枠部
G……透明体
C1……保護カバー取付部
C2……保護カバー背部
C3……保護カバー正面部
F1……長手枠部
F2……短手枠部
N……切欠部
H0……側面
H1……第1側面
H2……第2側面
H3……第3側面
S1、S2……底面
N0……直柱体
M……方形磁石
M1……方形鉄板
10……係止具