(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022037835
(43)【公開日】2022-03-09
(54)【発明の名称】剥離紙付取付テープ及び紐無し使い捨てマスク
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220302BHJP
A62B 18/02 20060101ALI20220302BHJP
【FI】
A41D13/11 J
A41D13/11 M
A62B18/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020152398
(22)【出願日】2020-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】520351369
【氏名又は名称】谷口 みか
(72)【発明者】
【氏名】谷口 みか
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA17
2E185CC36
(57)【要約】
【課題】本発明では、美容院・理髪店での使用の際に、着脱の手間を取らせない事が重要であり、また、装着時の負担を最小限にするマスクを提供する必要がある。
そこで、本発明は、係る要望の実現を目的とする。
【解決手段】本発明に係る剥離紙取付テープは、長方形のマスク本体の顔面側に位置し、前記マスク本体の両側の短辺側に使用する、剥離紙付取付テープであって、2つ以上の取付辺が間隔を空けて配置され、且つ、一方の前記取付辺から、他方の取付辺の上面を覆うように剥離紙が前記マスク本体から浮いて渡っている様に、貼り付けられている事を特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形のマスク本体の顔面側に位置し、前記マスク本体の両側の短辺側に使用する、剥離紙付取付テープであって、2つ以上の取付辺が間隔を空けて配置され、且つ、一方の前記取付辺から、他方の取付辺の上面を覆うように剥離紙が前記マスク本体から浮いて渡っている様に、貼り付けられている事を特徴とする紐無し使い捨てマスク用の剥離紙付取付テープ。
【請求項2】
請求項1に記載の剥離紙付両面テープを備えた前記マスク本体が、天然繊維からなる事を特徴とする紐無し使い捨てマスク。
【請求項3】
請求項2に記載の紐無し使い捨てマスクの前記マスク本体に、茶葉が練り込まれていて、カテキン効果が見込まれる事を特徴とする紐無し使い捨てマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、剥離紙付取付テープ及び紐無し使い捨てマスクに関する。
【背景技術】
【0002】
美容院・理髪店を含め、使用されている一般的なマスクは、ループ状をした耳掛け紐を左右両側に設け、これを両側の耳に掛ける事により、顔面へ固定する様になっている。しかし、紐の部分が有る為に、美容院・理髪店では、施術時や、仕上がりの確認時に支障が出ている事で紐無しマスクの必要性がある。
更に以下の文献もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記文献では、マスクの周囲部分複数個所にて分散固定する事により耳に掛ける事での不快感を少なくし同時に固定状態を安定させる様にすることが望ましい。と提案されているが、しかし、次のような問題がある。
1、接着部が多すぎる為コストが高くなる。
2、着脱時の時間が掛かり過ぎる。
3、沢山触らないといけない為、衛生面での問題がある。
4、肌への負担が多い為、長時間の着用に問題がある。
本発明では、美容院・理髪店での使用の際に、着脱の手間を取らせない事が重要であり、また、装着時の負担を最小限にするマスクを提供する必要がある。
そこで、本発明は、係る要望の実現を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る剥離紙取付テープは、長方形のマスク本体の顔面側に位置し、前記マスク本体の両側の短辺側に使用する、剥離紙付取付テープであって、2つ以上の取付辺が間隔を空けて配置され、且つ、一方の前記取付辺から、他方の取付辺の上面を覆うように剥離紙が前記マスク本体から浮いて渡っている様に、貼り付けられている事を特徴とする。
また、本発明に係る紐無し使い捨てマスクは、剥離紙付取付テープを備えた前記マスク本体が、天然繊維からなる事を特徴とする。
さらに、本発明に係る紐無し使い捨てマスクは、前記紐無し使い捨てマスク本体に、茶葉が練り込まれていて、カテキン効果が見込まれる事を特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、マスク本体は天然素材の3層の不織布を使用し、呼吸もしやすく、着けている圧迫感も少なく快適であり、顔に直接テープを貼り付けて使用する物であるが、1.5cm~2cm角で貼られている取付テープは、長時間貼っても肌に負担のない素材を使っている為、肌が被れにくくなっている。
また、装着の時間を短縮する為に、取付テープの上に貼っている剥離紙の中心を密着させない様に作っている為、剥離紙の中心を持って、取付テープから剥離紙を瞬時に取る事で、また、極力マスク本体に触れない様にする事が出来、お客様にも店舗側にも時間の負担なく素早く装着する事が出来る。また、店舗側が施術に支障が無いマスクを提供する事で、お店側とお客様側の安心と安全を確保する事が出来る。
本発明は、状述に加え、製造過程で茶葉を練り込む事で、茶葉に含まれるカテキン作用により、抗ウィルス効果も見込まれ、更に香りが装着者にとっても、リラックス効果が期待できる。
本発明は、マスク本体の種類に拘らず、個人が使用しているマスク本体に直接、剥離紙付取付テープを必要な場所に貼る事で、自分流の快適な状態を維持する事が出来、紐を耳に掛ける事が負担になる場合にも役立てる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記課題を解決する為、本願マスクに関わる本実施例では、口及び鼻を17cm×17cmの天然繊維(和紙)で出来ている不織布を二つ折りにして作られている。但し、マスク本体の素材はこれに限るものでは無く、布やガーゼ、又は一般的な不織布などであっても良い。通気性が良く肌触りも良いものが好ましく、マスクにヒダは作らず不織布の大きさを最小限にしコストを抑えている。また、商品の価値を高める要素として、抗ウィルス対策を重要とし、天然繊維(和紙)の製造途中で茶葉を含んだ(植物由来のエキス)を練り込んだ物も作成する。また、紐を取り外す為、顔に直接装着する方法にしている。しかし、肌への負担を最小限にする為に医療用両面テープを使用し、この発明の実地形態を
図1、
図2、
図3、
図4に示す。
図1、
図2である天然繊維(和紙)三層構造の不織布であり、その布を2枚重ねで利用する。その布には、茶葉を含んだ(植物由来のエキス)が練り込まれていて、抗ウィルスの効果と植物性の香りでリラックス効果も感じられ、取付テープは、医療用として使われてる物であり、肌に優しくフィットし店舗側もお客様も安心と安全を得る事が出来る。上記の様に、マスク本体は2枚の不織布を使用する為、2枚がバラバラにならない様に、4角の4箇所を熱圧着又は鍼無しホッチキスで、固定する事が好ましい。
図2に示す様に、本実施例では、剥離紙付取付テープが短手方向の左右の端部に配置されたものであり、密着度を高める為に点線で示す様に長手方向の上端部に配置しても良い。剥離紙付取付テープはマスクのいずれの場所に配置されても良く、配置する箇所の数も好みで決める事が出来る。
剥離紙付取付テープは、四角形に限られたものではない。丸や楕円であってもよい。
【実施例0009】
図4の装着時の側面から見た図を参照する。
口及び鼻を覆った形で装着する。
全国の美容院数25万店舗、理容室数11万店舗(平成30年調べ)と、コンビニエンスの約4.5倍となっています。髪を切る事は衛生面でも必要不可欠であり、ひと時のリラックスする時間でもあります。
今のコロナ禍の状況ではありますが、美容院や理髪店の利用は不可欠になります。
安全・安心を提供する為に、マスク製造業者や、茶葉製造業者、パッケージ業や、運送業など、様々な産業が活性化する。