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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022038507
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】マウスシールド
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20220303BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B18/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020143057
(22)【出願日】2020-08-26
(71)【出願人】
【識別番号】591257432
【氏名又は名称】株式会社ヨシザワ
(74)【代理人】
【識別番号】100177921
【弁理士】
【氏名又は名称】坂岡 範穗
(72)【発明者】
【氏名】吉澤 健
(72)【発明者】
【氏名】吉澤 勝信
【テーマコード(参考)】
2E185
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185CC36
(57)【要約】
【課題】マウスシールドの位置を上下に調整可能とすることで、装着者によって最適な位置に装着する。
【解決手段】装着者の口の前を覆う透明部材からなるシールド部10と、前記シールド部10の内面に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部10と口とを離隔させるとともに、その後端21が装着者の下顎の前に当接される第1顎当て部20と、前記第1顎当て部20の後端下部より後側に延伸され、可撓性を有するとともに、その上端が装着者の下顎の先端下側に当接される第2顎当て部30と、前記シールド部10の両側端に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部10を装着者に支持させる支持部15と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着者の口を覆う透明部材からなるシールド部と、
前記シールド部の内面に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部と口とを離隔させるとともに、その後端が装着者の下顎の前に当接される第1顎当て部と、
前記第1顎当て部の後端下部より後側に延伸され、可撓性を有するとともに、その上端が装着者の下顎の先端下側に当接される第2顎当て部と、
前記シールド部の両側端に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部を装着者に支持させる支持部と、
を備えることを特徴とするマウスシールド。
【請求項2】
前記第1顎当て部が、可撓性を有する部材で構成されている請求項1に記載のマウスシールド。
【請求項3】
前記第1顎当て部が、上下方向に貫通する第1抜き穴を備える請求項1又は2に記載のマウスシールド。
【請求項4】
前記第2顎当て部が、上下方向に貫通する第2抜き穴を備え、
前記第1顎当て部の後端と前記第2抜き穴の内面前側とが連続している請求項1ないし3のいずれか1項に記載のマウスシールド。
【請求項5】
前記シールド部の下部に補強材が設けられ、前記シールド部の左右方向の長さが前記補強材の左右方向の長さより長く構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のマウスシールド。
【請求項6】
前記第1顎当て部の前端が左右方向に所定の幅を有し、該所定の幅が前記補強材の左右方向の長さより短く構成されている請求項5に記載のマウスシールド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着者の口をその前側で覆って、飛沫物の飛散を防止するマウスシールドに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、着用時の見た目に違和感を与えることがなく、顔全体の表情を隠すことなく見せることができ、また、着用時に遮蔽シートと口や鼻との間隔が狭くならず、遮蔽シートが口や鼻に触れるおそれがなく、着用者の呼吸により遮蔽シートの曇りが発生しにくいマスクを提供することを目的として、登録実用新案公報第3182684号公報に、少なくとも口の前面部分をカバーする透明部材と、透明部材を支持する支持部材と、支持部材に取り付けられる、着用者への装着用のゴムバンドと、支持部材の内側面から突設されたスペーサ部、及びスペーサ部の先端部分から上向きに延設された顎受け部を有する顎受け部材とを装備するマスクが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案公報第3182684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されているマスクでは、着用時に遮蔽シートと口や鼻との間隔が狭くならないという利点はあるものの、顎受け部材が透明又は半透明なプラスチック等の樹脂材料の他、木材、又はアルミやステンレス等の金属など構成されているため、マスクの上下方向の位置調整が困難である(特許文献1明細書段落番号0032参照。)。このため、マスクの装着者の眼鏡の有無、顔面の大きさ等によって変化する最適な位置にマスクを装着することが困難であるという課題があった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、マウスシールドの位置を上下に調整可能とすることで、装着者によって最適な位置に装着することができるマウスシールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のマウスシールドは、
装着者の口を覆う透明部材からなるシールド部と、
前記シールド部の内面に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部と口とを離隔させるとともに、その後端が装着者の下顎の前に当接される第1顎当て部と、
前記第1顎当て部の後端下部より後側に延伸され、可撓性を有するとともに、その上端が装着者の下顎の先端下側に当接される第2顎当て部と、
前記シールド部の両側端に直接又は間接的に設けられ、前記シールド部を装着者に支持させる支持部と、
を備える。
【0007】
本発明のマウスシールドによれば、第1顎当て部が装着者の下顎の前に当接されることで、シールド部を装着者の口から離隔させることができる。また、第2顎当て部の上端が装着者の下顎の先端下側に当接されることで、シールド部の上下方向の位置を決めることができる。ここで、第2顎当て部が可撓性を有しているため、第2顎当て部を下方向に湾曲させることができる。これにより、第1顎当て部とともにシールド部を上下方向に移動させることができ、マウスシールドの上下方向の位置調整が可能となる。
【0008】
本発明のマウスシールドの好ましい例は、
前記第1顎当て部が、可撓性を有する部材で構成されている。
【0009】
本発明のマウスシールドの好ましい例によれば、第1顎当て部が可撓性を有するため、装着者への第1顎当て部の当たり具合を和らげることができる。
【0010】
本発明のマウスシールドの好ましい例は、
前記第1顎当て部が、上下方向に貫通する第1抜き穴を備える。
【0011】
本発明のマウスシールドの好ましい例によれば、第1顎当て部が第1抜き穴を備えることで、第1顎当て部が撓み易くなる。このため、装着者への第1顎当て部の当たり具合をさらに和らげることができる。また、シールド部の下方向への通気性を高めることができる。
【0012】
本発明のマウスシールドの好ましい例は、
前記第2顎当て部が、上下方向に貫通する第2抜き穴を備え、
前記第1顎当て部の後端と前記第2抜き穴の内面前側とが連続している。
【0013】
本発明のマウスシールドの好ましい例によれば、第2顎当て部が上下方向に貫通する第2抜き穴を備えることで、装着者の下顎の先端を第2抜き穴に嵌めることができ、装着時の位置ずれが起きにくくなる。また、第1顎当て部の後端と、第2抜き穴の内面前側とが連続していることから、マウスシールドを上方向に位置調整したときに、下顎の先端をさらに下にずらすことができ、マウスシールドの位置調整範囲を広げることができる。
【0014】
本発明のマウスシールドの好ましい例は、
前記シールド部の下部に補強材が設けられ、前記シールド部の左右方向の長さが前記補強材の左右方向の長さより長く構成されている。
【0015】
本発明のマウスシールドの好ましい例によれば、補強材が設けられ、シールド部の左右方向の長さが補強材の左右方向の長さより長く構成されていることから、補強材のあるシールド部の中央部分より左右両端近傍が撓み易くなる。これにより、支持部を後に引っ張ったときにシールド部の中央部分の形をある程度保ちながら、シールド部の左右両端部の変形を妨げることがない。
【0016】
本発明のマウスシールドの好ましい例は、
前記第1顎当て部の前端が左右方向に所定の幅を有し、該所定の幅が前記補強材の左右方向の長さより短く構成されている。
【0017】
本発明のマウスシールドの好ましい例によれば、マウスシールドの左右方向において、第1顎当て部の前端の幅、補強材の長さ、シールド部の長さの順に長く構成されている。このため、第1顎当て部が設けられた部分の強度が最も強くなって撓み難くなり、次に補強材が設けられている部分が撓み難く、左右両端部のシールド部のみの部分は撓み易くなる。これにより、支持部を後に引っ張ったときにシールド部の中央部分の形を保つ効果がより強くなる。
【発明の効果】
【0018】
上述したように、本発明のマウスシールドによれば、マウスシールドの位置を上下に調整可能とすることで、装着者によって最適な位置に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施形態に係るマウスシールドの斜視図である。
図2】マウスシールドの分解図である。
図3】第1顎当て部と第2顎当て部を説明する図である。
図4】マウスシールドを装着者に装着した状態を説明する図である。
図5図4の状態からマウスシールドを上方向に位置調整した図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係るマウスシールド1の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、図3(A)は第1顎当て部20と第2顎当て部30の斜視図、図3(B)は第1顎当て部20と第2顎当て部30の平面図、図3(C)は図3(B)のA-A線断面図である。
【0021】
図1ないし図3に示すように、本実施形態のマウスシールド1は、シールド部10と、補強材13と、第1顎当て部20と、第2顎当て部30と、支持部15とを備える。
【0022】
シールド部10は、装着者の口の前を覆うために、可撓性を有する透明部材からなるものである。シールド部10の中央には、縦に折曲げ線11が設けられており、平板状の樹脂材料から切り出したシールド部10を、該折曲げ線11を中心に折曲げて、平面視略U字状に湾曲させた状態にして他の部材と組立てられる。本実施形態のシールド部10は、大きく前傾することなく立設されるようになっている(図4図5参照。)。また、シールド部10の左右両端部近傍には、支持部15を係止する係止部12が設けられる。この係止部12は、図1ではシールド部10の左右両端部近傍に略コ字状の切れ目を入れたものである。また、図2図4図5に示すシールド部10の係止部12は、シールド部10の左右両端部の上下端から縦方向に切込を入れたものである。なお、シールド部10は、本実施形態のように、装着者の口だけでなく外鼻孔(以後、「鼻」と称することがある。)も覆う形状とすることが好ましい。
【0023】
補強材13は、シールド部10の下部に設けられるもので、可撓性を有する合成樹脂等の板状の部材である。本実施形態の補強材13は、中央部が上方向に突出し、この中央部から左右方向に端部が細長く伸ばされた正面視略凸状をなしている。この補強材13の左右方向の長さは、シールド部10より短く構成される。また、補強材13は、シールド部10の表面に接着剤、両面テープ、その他公知の方法で貼設される。さらに、補強材13の中央には縦に折曲げ線14が設けられ、シールド部10同様に該折曲げ線14を中心に折曲げられて、平面視略U字状に湾曲させた状態にしてシールド部10に貼設される。
【0024】
なお、他の実施形態として、補強材13をシールド部10の裏面に貼設することや、補強材13の厚さを増やしてその上面に溝を設け、該溝にシールド部10の下端を嵌めることができる。また、補強材13の左右方向の長さをシールド部10より長くすることや、この長くした補強材13の左右両端部に支持部15を設けることもできる。
【0025】
第1顎当て部20は、可撓性を有する部材で構成され、シールド部10の内面に直接又は間接的に設けられ、シールド部10と口とを離隔させるものである。可撓性を有する部材として、例えばスポンジ状になった発泡合成樹脂等が挙げられる。また、第1顎当て部20のシールド部10の内面に間接的に設けられるとは、例えばシールド部10の内面に補強材13が設けられ、第1顎当て部20をこの補強材13に取付ける場合など、シールド部10と第1顎当て部20との間に何らかの部材が存在する場合を意図する。また、第1顎当て部20は、その後端21が装着者の下顎の前に当接される(図4図5参照。)。さらに、第1顎当て部20には、上下方向に貫通する第1抜き穴22が設けられ、装着者の下顎に当接されたときのクッション性に優れるとともに、シールド部10内面の通気性を確保する。なお、本実施形態では、第1顎当て部20をシールド部10の内面に接着剤又は両面テープ等で取付けているが、例えば面ファスナで着脱可能な形態としてもよい。第1顎当て部20を着脱可能とすることで、梱包においてマウスシールド1の1個あたりの体積を減らすことができる。
【0026】
第2顎当て部30は、可撓性を有する部材で構成され、第1顎当て部20の後端21下部より後側に延伸されるものである。可撓性を有する部材として、例えばスポンジ状になった発泡合成樹脂等が挙げられる。この第2顎当て部30は、その前部31が第1顎当て部20と同様の形状をなし、第1顎当て部20に対応する抜き穴32が設けられ、第1顎当て部20と接着剤又は両面テープ等で接合され一体化される。また、第2顎当て部30の後部は、第1顎当て部20の後側に延伸される舌辺部33であり、その舌辺部33を上下方向に貫通する第2抜き穴34が設けられる。そして、舌辺部33の上端が装着者の下顎の先端下側に当接される(図4図5参照。)。また、第2抜き穴34の内面前側35と第1顎当て部20の後端21とが連続した面をなしている。なお、第1顎当て部20及び第2顎当て部30の幅wは、補強材13の左右方向の長さより短く構成される。
【0027】
支持部15は、シールド部10の両側端に直接又は間接的に設けられ、シールド部10を装着者に支持させるものである。本実施形態では、シールド部10の左右両端部近傍に係止部12を設け、その係止部12にゴム紐15を係止させている。そして、ゴム紐15を装着者の耳に掛ける構成となっている。なお、他の実施形態として、ゴム紐15を装着者の後頭部に回すこともできるし、ゴム紐15の代わりにバンド等を採用することもできる。さらには、支持部15を眼鏡のつるのような形態にして、装着者の耳に掛ける構成としてもよい。
【0028】
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態のマウスシールド1の使用方法を説明する。図4に示すように、本実施形態のマウスシールド1を装着者の頭部に装着すると、第1顎当て部20の後端21が装着者の下顎の前に当接されるとともに、第2顎当て部30の舌辺部33の上端が装着者の下顎の先端下側に当接される。このとき、舌辺部33の第2抜き穴34に下顎の先端が多少なりとも嵌まり(図3(A)~(C)参照)、装着時の安定性を高めることができる。また、第1顎当て部20によって、装着者の口とシールド部10とが離隔されるため、シールド部10を大きく前傾させずに立設させることができる。この立設させる角度θであるが、ドイツ水平線と呼ばれる頭部の眼窩下縁と外耳孔上縁を結ぶ線RBLと平行な線hに対して、70~100度が好ましく、75~95度がより好ましく、さらに80~95度がより好ましい。
【0029】
次に、図5に示すように、マウスシールド1の位置を上方向に移動させることもできる。この場合、可撓性を有する第2顎当て部30の舌辺部33が下方向に曲げられるとともに、第1顎当て部20の後端21から連続した面となっている第2抜き穴34の内面前側35にかけて(図3(A)~(C)参照)、装着者の下顎の前が当接される。さらに、第2抜き穴34には装着者の下顎の先端が深く嵌まり込む。
【0030】
以上、説明したように、本実施形態のマウスシールド1によれば、可撓性を有する第1顎当て部20で装着者の下顎の前を保持するとともに、可撓性を有する第2顎当て部30の舌辺部33で下顎の先端下側を保持する。また、第1抜き穴22で第1顎当て部20のクッション性を高めることができ、第2抜き穴34に下顎の先端を嵌めることができる。これらにより、優しい装着性と装着時の位置ずれの防止とを両立させることができる。さらに、第1抜き穴22でシールド部10内面の空気の流通をよくすることができるため、シールド部10の曇りを防止することができる。
【0031】
また、第2顎当て部30の舌辺部33が下方向に曲がることでマウスシールド1の上下方向の位置調整をすることができる。また、マウスシールド1を上方向に移動させたとき、第1顎当て部20の後端21から連続した面となっている第2抜き穴34の内面前側35に装着者の下顎の前が当接されるとともに、第2抜き穴34により深く装着者の下顎の先端が嵌まる。これらにより、より装着時の安定性を高めることができる。
【0032】
また、本実施形態のマウスシールド1では、シールド部10が立設されている。ここで、シールド部10が立設されていると、装着者が眼鏡をかけている場合、シールド部10の上端と眼鏡とが干渉する恐れがある。例えば、既に述べた特許文献1に係るマスクでは、装着時にマスクを前傾させることで(特許文献1の図3等参照。)上記の問題を解決していると考えられる。しかし、マスクを前傾させると、口からの飛沫物が、マスクの上側から前方に飛散するおそれがある。
【0033】
一方、本実施形態のマウスシールド1では、マウスシールド1の上下方向の位置を調整可能としているため、シールド部10を立設させながら、装着者の眼鏡の有無、顔や体格の違いに対応させることができる。これにより、装着者の口から出る飛沫物が、マウスシールド1を超えて飛散することを少なくすることができる。
【0034】
また、マウスシールド1の左右方向において、前後方向の厚さが第1顎当て部20と第2顎当て部30がある中央部分が最も厚く、中央部分の左右にある補強材13がある部分が次に厚く、シールド部10の左右両端部近傍が最も薄い。このため、シールド部10は、中央部が曲がりにくく、左右両端部に行くほど曲がりやすくなっている。これにより、マウスシールド1の中央部の曲率を緩やかにして視界の歪みを少なくして、左右両端部は大きく曲がるようにして支持部15による引っ張りに柔軟に対応させることができる。
【0035】
なお、上述したマウスシールドの実施形態は、本発明の例示であり発明の趣旨を逸脱しない範囲において、その構成を適宜変更することができる。
【符号の説明】
【0036】
1・・マウスシールド、
10・・シールド部、11・・折曲げ線(シールド部)、12・・係止部、13・・補強材、14・・折曲げ線(補強材)、15・・支持部(ゴム紐)、
20・・第1顎当て部、21・・後端、22・・第1抜き穴、
30・・第2顎当て部、31・・前部、32・・抜き穴、33・・舌辺部、34・・第2抜き穴、35・・内面前側、
図1
図2
図3
図4
図5