(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022039160
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】シールドパーテーション
(51)【国際特許分類】
A47G 5/00 20060101AFI20220303BHJP
A47F 10/06 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
A47G5/00 G
A47F10/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020144036
(22)【出願日】2020-08-28
(71)【出願人】
【識別番号】592035268
【氏名又は名称】株式会社ジェイ・セブン
(74)【代理人】
【識別番号】100090239
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 始
(74)【代理人】
【識別番号】100100859
【弁理士】
【氏名又は名称】有賀 昌也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 太一郎
(57)【要約】 (修正有)
【課題】見栄えも良く、かつ設置や保管、運搬等、取り扱いが容易で使い勝手の良いシールドパーテーションを提供すること。
【解決手段】シールドパーテーション10は、サブフレームとサブフレームを合体してメインフレーム14を構成し、メインフレームをコネクター片で連結して支柱11を構成する。サブフレームのフック片とサブフレームのフック片を係止して2本のサブフレームを合体するとき、両サブフレームの長手方向の開口端面でシート12の左右の端部を挟持する。そして、シート12を挟持したメインフレーム14を長手方向に連結することで、シート12を両支柱11に取り付ける。スタンド13をテーブル等に載置し、支柱11の下端部に嵌着したキャップ18をスタンド13の嵌合部に嵌着して両支柱11をテーブル等から立てる。その間隔を広げればシート12を両支柱11の間に張り渡すことができ、張り渡したシート12で飛沫の飛散を遮蔽する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右一対の支柱と、両支柱の間に張り渡されるシート及び各支柱の下端部に組み付けたスタンドを備え、人の口から発生する飛沫の飛散をシートで遮蔽するシールドパーテーションであって、
支柱がコネクター片によって長手方向に連結した複数本のメインフレームで構成され、
メインフレームが長手方向の開口端面と長手方向の両端に短手方向の開口端面を有する2本の溝形のサブフレームから成り、
一方のサブフレームに係止部を設け、他方のサブフレームに、係止部に係止する被係止部を設け、
係止部に被係止部を係止して両サブフレームを合体することにより中空のメインフレームを形成するとともに、合体した一方のサブフレームの長手方向の開口端面と他方のサブフレームの長手方向の開口端面でシートの端部を挟持し、
一方のメインフレームの短手方向の開口にコネクター片の一端を挿入し、コネクター片の他端を他方のメインフレームの短手方向の開口に挿入することにより2本のメインフレームを長手方向に連結したことを特徴とするシールドパーテーション。
【請求項2】
係止部が一方のサブフレームの長手方向の開口端面から突出するフック片と、このフック片の近傍に設けられ、長手方向の開口端面から突出する凸片から構成され、
被係止部が他方のサブフレームの長手方向の開口端面から突出するフック片と、このフック片の近傍に設けられ、凸片が着脱可能に嵌合する嵌合穴から構成され、
凸片が嵌合穴に嵌合することにより、一方のサブフレームの長手方向の開口端面と他方のサブフレームの長手方向の開口端面が所定の間隙を保って両サブフレームが合体するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシールドパーテーション。
【請求項3】
前記サブフレームの側面に、短手方向の開口端面から延びる凹部を形成し、
コネクター片に該凹部に圧入する爪片と、端部をメインフレームの短手方向の開口に挿入したとき、両サブフレームの合体面に沿って延びる溝部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のシールドパーテーション。
【請求項4】
支柱の下端部に嵌着するキャップと、
支柱に嵌着したキャップが着脱可能に嵌合する嵌合部を設け、同キャップを嵌合部に嵌合したとき支柱が嵌合部から立設するスタンドを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシールドパーテーション。
【請求項5】
支柱の断面形状を矩形に形成し、
キャップを断面形状が矩形の箱型に形成するとともに、その一側面に両横へ突出する係止片を設け、
前記嵌合部を断面形状が矩形の箱型に形成するとともに、該嵌合部の四隅にスリットを形成し、
支柱に嵌着したキャップを嵌合部に嵌合したとき、係止片がスリットに着脱可能に係止するようにしたことを特徴とする請求項4に記載のシールドパーテーション。
【請求項6】
前記スタンドに支柱を横置きに載置したとき支柱に嵌着したキャップが挟持される挟持片を設けたことを特徴とする請求項5に記載のシールドパーテーション。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は人の口から発生する飛沫が飛散するのを防止して飛沫感染のリスクを軽減するシールドパーテーションに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、人同士が対面する場所や場面で口から発生する飛沫が飛散して飛沫感染が発生するのを防止するため、各種シールドパーテーションが設置されている。
例えば、コンビニのレジにはシールドパーテーションとして天井から透明なビニール製のカーテンが吊り下げられている。
また、飲食店のテーブルや、会議室のテーブルには、シールドパーテーションとして透明なアクリル板の衝立が設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シールドパーテーションとしてビニール製のカーテンをレジの天井から吊り下げたり、洗浄のため取り外す作業は甚だ面倒で、取り扱いに不便である。
また、天井から吊り下げたビニール製のカーテンは波打っているうえに、空調の風で揺らめくので、見栄えが悪い。
【0005】
飲食店や会議室にシールドパーテーションとして設置されるアクリル板製の衝立、使用しないとき保管するにも広いスペースを要し、また、運搬するにも不便である。
本発明はかかる点に鑑み、見栄えも良く、かつ設置や保管、運搬等、取り扱いが容易で使い勝手の良いシールドパーテーションを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
左右一対の支柱と、両支柱の間に張り渡されるシート及び各支柱の下端部に組み付けたスタンドを備え、人の口から発生する飛沫の飛散をシートで遮蔽するシールドパーテーションであって、
支柱がコネクター片によって長手方向に連結した複数本のメインフレームで構成され、
メインフレームが長手方向の開口端面と長手方向の両端に短手方向の開口端面を有する2本の溝形のサブフレームから成り、
一方のサブフレームに係止部を設け、他方のサブフレームに、係止部に係止する被係止部を設け、
係止部に被係止部を係止して両サブフレームを合体することにより中空のメインフレームを形成するとともに、合体した一方のサブフレームの長手方向の開口端面と他方のサブフレームの長手方向の開口端面でシートの端部を挟持し、
一方のメインフレームの短手方向の開口にコネクター片の一端を挿入し、コネクター片の他端を他方のメインフレームの短手方向の開口に挿入することにより2本のメインフレームを長手方向に連結したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシールドパーテーションにおいて、
係止部が一方のサブフレームの長手方向の開口端面から突出するフック片と、このフック片の近傍に設けられ、長手方向の開口端面から突出する凸片から構成され、
被係止部が他方のサブフレームの長手方向の開口端面から突出するフック片と、このフック片の近傍に設けられ、凸片が着脱可能に嵌合する嵌合穴から構成され、
凸片が嵌合穴に嵌合することにより、一方のサブフレームの長手方向の開口端面と他方のサブフレームの長手方向の開口端面が所定の間隙を保って両サブフレームが合体するようにしたことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のシールドパーテーションにおいて、
前記サブフレームの側面に、短手方向の開口端面から延びる凹部を形成し、
コネクター片に該凹部に圧入する爪片と、端部をメインフレームの短手方向の開口に挿入したとき、両サブフレームの合体面に沿って延びる溝部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のシールドパーテーションにおいて、
支柱の下端部に嵌着するキャップと、
支柱に嵌着したキャップが着脱可能に嵌合する嵌合部を設け、同キャップを嵌合部に嵌合したとき支柱が嵌合部から立設するスタンドを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のシールドパーテーションにおいて、
支柱の断面形状を矩形に形成し、
キャップを断面形状が矩形の箱型に形成するとともに、その一側面に両横へ突出する係止片を設け、
前記嵌合部を断面形状が矩形の箱型に形成するとともに、該嵌合部の四隅にスリットを形成し、
支柱に嵌着したキャップを嵌合部に嵌合したとき、係止片がスリットに着脱可能に係止するようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のシールドパーテーションにおいて、
前記スタンドに支柱を横置きに載置したとき支柱に嵌着したキャップが挟持される挟持片を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の発明によれば、設置するときはサブフレームを合体してメインフレームを構成し、メインフレームをコネクター片で連結して支柱を構成する。
シートを支柱に取り付けるには、サブフレームに設けた係止部と被係止部を係止して2本のサブフレームを合体し、両サブフレームの長手方向の開口端面で挟持する。このようにシールドパーテーションの組み立て作業は簡単に行える。
しかして、スタンドをテーブル等に載置して両支柱をテーブルから立て、その間隔を広げればシートを両支柱の間に張り渡すことができる。そして、左右の支柱間に張り渡したシートで飛沫の飛散を遮蔽する。張り渡したシートは波打ったり、揺らめくこともないので、見栄えが良い。
また、シールドパーテーションは簡単に組み立てることができるだけでなく、使用しないときはシートを支柱に巻き付け、あるいは折り畳み、両支柱を束ねることでコンパクトに仕舞いこむことができるので、保管や運搬も容易である。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、凸片が嵌合穴に嵌合することにより、一方のサブフレームの長手方向の開口端面と他方のサブフレームの長手方向の開口端面の間に所定の間隙を保つことができるので、シートの厚みに合わせてこの間隙を設定することによりシートを両サブフレームで強固に挟持できる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、コネクター片によってメインフレームを長手方向に連結し、必要に応じて支柱を高くできるだけでなく、凹部に爪片を圧入することにより、メインフレーム同士を強固に連結できる。
また、コネクター片の側面に両サブフレームの合体面に沿って延びる溝部を設けたので、サブフレームの長手方向の開口端面でシートの端部を挟持するとき、シートの端部を溝部に通すことができる。そのため、コネクター片でメインフレームを連結したとき、サブフレームの長手方向の開口端面でシートを挟持するうえでコネクター片が障害とはならない。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、スタンドをテーブル等に置いて、嵌合部に支柱の下端部に嵌着したキャップを嵌合することによりシールドパーテーションをテーブルに安定して設置できる。
支柱とスタンドは分離できるので、シールドパーテーションをコンパクトに仕舞いこむことができる。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、支柱の下端部に嵌着したキャップを嵌合部に嵌合したとき、係止片がスリットに係止するので、スタンドに支柱を安定して立設できる。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、スタンドに立設した2本の支柱の下端部の間に支柱を横置きしてそのキャップを挟持片で挟持することにより、横置きにした支柱で2本の立設した支柱を連結できる。そのため、立設した支柱が安定するので、2本以上の支柱を立設して支柱間にシートを張り渡すことでシールドパーテーションの幅を必要に応じて大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の第1実施例に係るシールドパーテーションを示す斜視図である。
【
図2】同シールドパーテーションの支柱を構成するメインフレームを示す斜視図である。
【
図3】同メインフレームを構成するサブフレームを示す斜視図である。
【
図4】同メインフレームを構成するサブフレームを示す斜視図である。
【
図5】同メインフレームを構成するサブフレームを示す断面図である。
【
図7】連結された2本のメインフレームを示す斜視図である。
【
図8】メインフレームとコネクター片を示す斜視図である。
【
図10】支柱の下端部に嵌着したキャップとスタンドを示す斜視図である。
【
図12】支柱の下端部に嵌着したキャップとスタンドを示す斜視図である。
【
図13】メインフレームとシートを示す斜視図である。
【
図14】本発明の第2実施例に係るシールドパーテーションを示す斜視図である。
【
図15】本発明の第3実施例に係るシールドパーテーションを示す斜視図である。
【
図16】本発明の第4実施例に係るシールドパーテーションを示す斜視図である。
【
図17】本発明の第5実施例に係るシールドパーテーションを示す斜視図である。
【実施例0019】
以下に本発明を図面に基づき説明する。
図1には本発明の第1実施例に係るシールドパーテーション10が示されている。当該シールドパーテーション10は、左右2本の支柱11と、2本の支柱11の間に張り渡された透明なビニール製のシート12及び各支柱11の下端部に組み付けたスタンド13を備えている。
【0020】
支柱11は
図2に示すメインフレーム14を長手方向に複数本連結して構成されている。このメインフレーム14は
図3及び
図4に示すサブフレーム15とサブフレーム16を合体して構成された断面形状が矩形の中空構造を有する。
【0021】
図4及び
図5に示すように、サブフレーム15は長手方向の開口端面15aと、長手方向の開口端面15aの両端の短手方向の開口端面15bを形成した溝形の断面形状を有する。内部には溝形の底部に係止部として凸部15cとフック片15dが設けられ、凸部15cには嵌合穴15eが形成されている。また、凸部15cは長手方向の開口端面15aから外側へ僅かに突出している。1本のサブフレーム15には3個の凸部15cが等間隔で設けられ、両側の凸部15cの近傍にフック片15dが設けられている。
【0022】
図4及び
図5に示すように、サブフレーム16は長手方向の開口端面16aと、長手方向の開口端面16aの両端の短手方向の開口端面16bを形成した溝形の断面形状を有する。内部には溝形の底部に被係止部として凸片16cとフック片16dが設けられ、凸片16cは長手方向の開口端面16aから外側へ突出している。1本のサブフレーム16には3個の凸片16cが等間隔で設けられ、両側の凸片16cの近傍にフック片16dが設けられている。
【0023】
図2に示すようにサブフレーム15とサブフレーム16を合体してメインフレーム14を組み立てるには
図6に示すように、サブフレーム15の嵌合穴15eにサブフレーム16の凸片16cを嵌合する。凸片16cが嵌合穴15eに嵌合するとサブフレーム15のフック片15dとサブフレーム16のフック片16dが係止し、両サブフレーム15,16が合体してメインフレーム14となる。このとき、サブフレーム15の凸部15cが長手方向の開口端面15aから外側へ僅かに突出しているので、凸部15cの先端がサブフレーム16の凸片16cの基端部に当接し、その結果、サブフレーム15の長手方向の開口端面15aとサブフレーム16の長手方向の開口端面16aとの間に所定の隙間14a(
図6参照)が形成される。本実施例ではこの間隙が0.6mmに設定されている。
【0024】
図7に示すように、支柱11はメインフレーム14をコネクター片17で長手方向に連結して構成されている。
図8に示すように、メインフレーム14を構成するサブフレーム15,16に、短手方向の開口端面15b,16bから延びる凹部15f,16fが形成されている。一方、コネクター片17の側面には
図8及び
図9に示すように、凹部15f,16fに圧入する爪片17aが設けられている。また両爪片17aの間に溝部17bが形成されている。
【0025】
2本のメインフレーム14は、一方のメインフレーム14の短手方向の開口にコネクター片17の一端を挿入して、爪片17aを凹部15f,16fに圧入し、コネクター片17の他方の端部を他方のメインフレーム14の短手方向の開口に挿入して爪片17aを凹部15f,16fに圧入することにより、長手方向に連結される。溝部17bはコネクター片17の端部をメインフレーム14の短手方向の開口に挿入して2本のメインフレーム14を長手方向に連結したとき、両サブフレーム15,16の長手方向の開口端面15a,16aの合体面に沿って延びるように設けられている。
【0026】
支柱11の上端部と下端部にはキャップ18が嵌着されている。
図10及び
図11に拡大して図示するように、キャップ18は断面形状が矩形の箱型を有し、その一側面に係止片18aが設けられている。この係止片18aは側面から両横に突出している。
【0027】
スタンド13は支柱11の下端部に嵌着したキャップ18が嵌合する箱型の嵌合部13aが設けられている。この嵌合部13aの四隅にはスリット13bが形成されている。
図12に示すように、支柱11に嵌着したキャップ18を嵌合部13aに嵌合して、支柱11を嵌合部に立設するとき、係止片18aがスリット13bに着脱可能に係止される。
【0028】
スタンド13には箱型の嵌合部13aの各側面ごとに一対の挟持片13cが立設されている。
図12に示すように、支柱11をスタンド13に横置きに載置したとき、支柱11に嵌着したキャップ18が両挟持片13cで挟持される。
【0029】
本実施例に係るシールドパーテーション10の構造は以上の通りであって、
図1に示すようにシールドパーテーション10を設置するには、サブフレーム15とサブフレーム16を合体してメインフレーム14を構成し、メインフレーム14をコネクター片17で連結して支柱11を構成する。
【0030】
サブフレーム15のフック片15dとサブフレーム16のフック片16dを係止して2本のサブフレーム15,16を合体するとき、
図13に示すように、両サブフレーム15,16の長手方向の開口端面15a,16aでシート12の左右の端部を挟持する。そして、シート12を挟持したメインフレーム14を長手方向に連結することで、シート12を両支柱11に取り付ける。
【0031】
スタンド13をテーブル等に載置し、支柱11の下端部に嵌着したキャップ18をスタンド13の嵌合部13aに嵌着して両支柱11をテーブル等から立てる。そして、その間隔を広げればシート12を両支柱11の間に張り渡すことができ、張り渡したシート12で飛沫の飛散を遮蔽できる。
【0032】
支柱11間に張り渡したシート12は波打ったり、揺らめくこともないので、設置したとき見栄えが良い。
また、シールドパーテーション10は簡単に組み立てることができるだけでなく、使用しないときはシート12を支柱11に巻き付け、あるいは折り畳み、両支柱11を束ねることでコンパクトに仕舞いこむことができるので、保管や運搬も容易である。
【0033】
凸片16cが嵌合穴15eに嵌合することにより、一方のサブフレーム15の長手方向の開口端面15aと他方のサブフレーム16の長手方向の開口端面16aの間に所定の間隙14aを保つことができるので、シート12の厚みに合わせてこの間隙14aを設定することによりシート12を両サブフレーム15,16で強固に挟持できる。
【0034】
コネクター片17によってメインフレーム14を長手方向に連結し、必要に応じて支柱11を高くできるだけでなく、凹部15f,16fに爪片17aを圧入することにより、メインフレーム14同士を強固に連結できる。
また、コネクター片17に両サブフレーム15,16の合体面に沿って延びる溝部17bを設けたので、サブフレーム15,16の長手方向の開口端面15a,16aでシート12の端部を挟持するとき、シート12の端部を溝部17bに通すことができる。そのため、コネクター片17でメインフレーム14を連結したとき、サブフレーム15,16の長手方向の開口端面15a,16aでシート12を挟持するうえでコネクター片17が障害とはならない。
【0035】
スタンド13を備えているので、テーブル等に置いて、嵌合部13aに支柱11の下端部に嵌着したキャップ18を嵌合することによりシールドパーテーション10をテーブルに安定して設置できる。
支柱11とスタンド13は分離できるので、シールドパーテーション10をコンパクトに仕舞いこむことができる。
【0036】
支柱11の下端部に嵌着したキャップ18を嵌合部13aに嵌合したとき、キャップ18の係止片18aが嵌合部13aのスリット13bに係止するので、スタンド13に支柱11を安定して立設できる。
【0037】
スタンド13に立設した2本の支柱11の下端部の間に支柱11を横置きしてそのキャップ18を挟持片13cで挟持することにより、横置きにした支柱11で2本の立設した支柱11を連結できる。そのため、立設した支柱11が安定するので、2本以上の支柱11を立設して支柱11に張り渡すシート12の横幅を必要に応じて大きくできる。