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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022039477
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】作業用ワゴン
(51)【国際特許分類】
   A45D 44/02 20060101AFI20220303BHJP
   A45D 44/04 20060101ALI20220303BHJP
   A61G 12/00 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
A45D44/02 B
A45D44/04
A61G12/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020144522
(22)【出願日】2020-08-28
(71)【出願人】
【識別番号】397059250
【氏名又は名称】有限会社西村製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100098198
【弁理士】
【氏名又は名称】旦 武尚
(72)【発明者】
【氏名】西村 康明
【テーマコード(参考)】
4C341
【Fターム(参考)】
4C341LL07
4C341MP02
4C341MQ08
(57)【要約】

【課題】
訪問美理容や訪問医療、訪問介護等における作業や医療・介護等の医療や介護行為を行う際の備品を収納して移動できる作業用ワゴンの提供を課題とし、作業用ワゴンの高さを移動時にはコンパクトにできる反面作業時には適切な高さを有する作業用ワゴンの提供を課題とする。
【解決手段】
下段の下部収納部と上段の上部収納部とを有し、下部収納部と上部収納部と間に高さ調整部を有し、キャスター部と上部収納部の上面に台部を有し、高さ調整部により下部収納部と上部収納部とを水平状態を維持して両者の間隔を変動できると共に、ストッパー部で任意位置に維持できる作業用ワゴンである。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを有すると共にこの下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間に高さ調整部4を有する作業用ワゴンであり、
下段の下部収納部1の底部にはこのワゴンを移動可能とするためのキャスター部3を有し、
上部収納部2の上面には作業用の台部21を有する作業用ワゴンであって、
下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の高さ調整部4により下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを水平状態を維持して下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の間隔を変動することができ、
更に高さ調整部4にはストッパー部5を有し、このストッパー部5によって下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の任意位置で維持できることを特徴とする作業用ワゴン。
【請求項2】
下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間に高さ調整部4が、
右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とを有し、この両第一のアームはその中央部分の軸支部43で回動自在に軸支しており、
右側が持ち上がる第一のアーム42はその左端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアーム41はその右端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部25内を移動するものであり、
右側が持ち上がる第一のアーム42はその右端部の突出部が上部収納部の底部に設けた誘導部内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアームはその左端部の突出部441が上部収納部2の底部に設けた誘導部25内を移動するものであり、
両第一のアームの中央部分の軸支部43と、右側が持ち上がる第一のアーム42の両端部の突出部44、441と左側が持ち上がる第一のアーム41の両端部の突出部44、441のそれぞれの誘導路15、25内の移動により両アームの傾斜角度を変化でき、
この両アームの傾斜角度の変化に伴い、下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間に高さ調整部4により下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを水平状態を維持して上部収納部2と下部収納部1間の間隔を変動することができることを特徴とする請求項1記載の作業用ワゴン。
【請求項3】
右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41は、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、それぞれの方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とは平行に併設して形成していると共におり、この両第一のアームはその中央部分の軸支部43で回動自在に軸支していることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の作業用ワゴン。
【請求項4】
下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間に高さ調整部4が、
右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とを有し、この両第一のアームはその中央部分の軸支部43で回動自在に軸支しており、
右側が持ち上がる第一のアーム42はその左端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアーム41はその右端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものであり、
更に右側が持ち上がる第二のアーム47と左側が持ち上がる第二のアーム46とを有し、
第一のアームと第二のアームとは端部の軸支部49で回動自在に軸支していると共に
更に両第二のアーム同士もその中央部分の軸支部48で回動自在に軸支しており、
右側が持ち上がる第二のアーム47はその右端部の突出部441が上部収納部2の底部に設けた誘導部25内を移動するものであり、左側が持ち上がる第二のアーム46はその左端部の突出部441が上部収納部2の底部に設けた誘導部25内を移動するものであり、
両第一のアームと両第2アームとが交差状態となって両アームの傾斜角度を変化でき、
この両アームの傾斜角度の変化に伴い、下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間に高さ調整部4により下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを水平状態を維持して上部収納部2と下部収納部1間の間隔を変動することができることを特徴とする請求項1記載の作業用ワゴン。
【請求項5】
右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41は、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、
右側が持ち上がる第二のアーム47と左側が持ち上がる第二のアーム46も、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、
それぞれの方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とは平行に併設して形成しており、
それぞれの方向の右側が持ち上がる第二のアーム47と左側が持ち上がる第二のアーム46とは平行に併設して形成しており、
これらの両第一のアームはその中央部分の軸支部43で回動自在に軸支していると共に第二のアーム同士もその中央部分の軸支部48で回動自在に軸支していることを特徴とする請求項1又は4のいずれかに記載の作業用ワゴン。
【請求項6】
手前方向の左側が持ち上がる第一のアーム41と右側が持ち上がる第二のアーム47の端部の軸支部49と、奥方向の左側が持ち上がる第一のアーム41と右側が持ち上がる第二のアーム47の端部の軸支部49との間に架設した棹部50を有し、
手前方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第二のアーム46の端部の軸支部49と、奥方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第二のアーム46の端部の軸支部49との間に架設した棹部50を有し、
前記両棹部50、50間にストッパー部5を形成し、両棹部50、50間の距離を任意位置で維持することにより、下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の任意位置で維持できることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の作業用ワゴン。
【請求項7】
第一のアームの傾斜角度を任意位置で固定して、傾斜角度の変動を制御したストッパー部5を有することを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の作業用ワゴン。
【請求項8】
第一のアームと第二のアームの傾斜角度を任意位置で固定して、傾斜角度の変動を制御したストッパー部5を有することを特徴とする請求項4乃至
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、訪問美理容や訪問医療、訪問介護等における作業や医療・介護等の医療や介護行為を行う際の備品を収納して移動すると共に、作業用の台として用いることのできる移動可能な作業用ワゴンに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、美容や理容に際して作業用の備品を収納しておくことができる台は従来用いられてきているものである。
この場合、作業用のワゴンにあらかじめ櫛やハサミなどの備品類を収納しておき、この作業用ワゴンを用いて理美容を行うことが行われている。
しかし、本来店舗内にてこの作業用ワゴンを使用するものであることから、店舗外などへの持ち出しなどには用いられていないものであった。
更に同様に医療や介護に際しても病院や介護施設において医療行為や介護行為を行うに際して、必要な備品を収納しておいた作業用ワゴンを使用することは従来行われているものである。
【0003】
しかし、昨今在宅にて訪問理美容などを行うことや訪問して医療行為を行う場合、或いは訪問介護を行うことが必要となる状況が発生している。
この場合、作業や医療或いは介護において使用する備品類などは個別に持参し、訪問先において必要な台などを用意して理美容を行い、医療行為を行い、或いは介護活動を行うものであった。
従って、その都度必要なものを収納して現地にまで運搬したうえで現地において取り出して作業類を行うこととなる。
例えば、収納部と作業台とを有する移動する作業用ワゴンとしては実用新案登録第3182142号(特許文献1)の理美容用ワゴン台が存在する。
【0004】
又、同じく移動可能な理美容用のワゴン台であり、収納を有するものとしては特開2003-304931号(特許文献2)が存在する。
或いは歯科用治療補助台車として、同じく収納部を有する移動可能な作業用ワゴンが、特開2002-85431号(特許文献3)として存在する。
そのほか理美容用のワゴンとして実用新案登録第3065439号(特許文献4)やおなじく理美容用ワゴンとして実開平07-36935号(特許文献5)が存在する。
これらはすべて移動可能な作業用ワゴンであり、備品などを収納しておくことができ作業場所に移動することのできる作業用ワゴンである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3182142号
【特許文献2】特開2003-304931号
【特許文献3】特開2002-85431号
【特許文献4】実用新案登録第3065439号
【特許文献5】実開平07-36935号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この様に移動可能な作業用ワゴンは既に用いられている。
しかしまず特許文献1に示す構成は、折りたたみ可能な作業用ワゴンではあるが、折りたたんだ状態と作業段階の状態が異なるものであり、折りたたんだ状態で保管や移動は可能であるが、折りたたんだ状態では備品の収納などできず、保管に際して極めて有用な作業台として用いられるものである。
従って備品等を収納した状態で保管でき、その状態で移動することのできるワゴン台としては用いることができない。
従って例えば訪問理美容や、訪問介護などに際して備品を収納した状態でこの作業台を移動することができ、訪問時に作業台状態とした際にワゴン台として用いることのできるワゴン台としては用いることができない。
【0007】
更に特許文献2に関しても訪問用に移動させるようなワゴン台ではなく、理美容院や介護施設或いは病院で用いられるワゴンであって、訪問理美容や訪問介護などに用いられるものではない。
又特許文献3に示す構成も同様に歯科医院などで治療時に用いることのできるワゴン台であって、訪問治療や、訪問介護などに用いられる移動可能なワゴン台ではない。
同様に特許文献4・特許文献5もいずれも訪問理美容などに用いるものではない。
従って、昨今多用され始めている訪問理美容や訪問医療或いは訪問介護を行う際に、現場まで各種備品を持ち運ばなければならず、更にはその持ち運びのための特段の運搬を必要とし、更には訪問理美容を行うための作業用ワゴンを更に必要とすることとなってしまう。
【0008】
しかし、当然これらの必要な備品や器具を通常使用している器具類等をそのまま運んで作業を行うとするとその運搬などには多大な手間などが掛かり、訪問理美容のみならず訪問治療や訪問介護などができにくい状況とならざるを得なかった。
従って訪問理美容や訪問介護、或いは訪問治療等をより容易に行えるようにするための移動可能な備品を収納した作業用ワゴンの提供が望まれるものであった。
更に持ち運びには低くでき、作業時においては適切な高さを有する作業用ワゴンの提供が望まれているものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のように係る課題を見事に解決するため、請求項1に係る発明は下段の下部収納部と上段の上部収納部とを有すると共にこの下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部を有する作業用ワゴンであり、下段の下部収納部の底部にはこのワゴンを移動可能とするためのキャスター部を有し、上部収納部の上面には作業用の台部を有する作業用ワゴンであり、下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部により下段の下部収納部と上段の上部収納部とを水平状態を維持して下段の下部収納部と上段の上部収納部と間の間隔を変動することができるものであり、更に高さ調整部にはストッパー部を有し、このストッパー部によって下段の下部収納部と上段の上部収納部と間の任意位置で維持できる作業用ワゴンである。
係る発明によって前記課題を解決できる。
【0010】
更に請求項2に係る考案は下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部が、右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームとを有し、この両第一のアームはその中央部分で回動自在に軸支しており、右側が持ち上がる第一のアームはその左端部の突出部が下部収納部の上部に設けた誘導部内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアームはその右端部の突出部が下部収納部の上部に設けた誘導部内を移動するものであり、右側が持ち上がる第一のアームはその右端部の突出部が上部収納部の底部に設けた誘導部内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアームはその左端部の突出部が上部収納部の底部に設けた誘導部内を移動するものであり、両第一のアームの中央部分の軸支と、右側が持ち上がる第一のアームの両端部の突出部と左側が持ち上がる第一のアームの両端部の突出部のそれぞれの誘導路内の移動により両アームの傾斜角度を変化でき、この両アームの傾斜角度の変化に伴い、下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部により下段の下部収納部と上段の上部収納部とを水平状態を維持して上部収納部と下部収納部間の間隔を変動することができる作業用ワゴンからなる。
係る発明によっても前記課題を解決できる。
【0011】
又、請求項3に係る発明は右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームは、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、それぞれの方向の右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームとは平行に併設して形成していると共におり、この両第一のアームはその中央部分で回動自在に軸支している作業用ワゴンであって、係る考案を用いてもよい。
【0012】
更に請求項4に係る発明は、下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部が、右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームとを有し、この両第一のアームはその中央部分で回動自在に軸支しており、右側が持ち上がる第一のアームはその左端部の突出部が下部収納部の上部に設けた誘導部内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアームはその右端部の突出部が下部収納部の上部に設けた誘導部内を移動するものであり、更に右側が持ち上がる第二のアームと左側が持ち上がる第二のアームとを有し、この両第二のアームの第一のアーム方向の端部が該方向の第一のアームの端部と回動自在に軸支されており、更に両第二のアーム同士もその中央部分で回動自在に軸支しており、右側が持ち上がる第二のアームはその右端部の突出部が上部収納部の底部に設けた誘導部内を移動するものであり、左側が持ち上がる第二のアームはその左端部の突出部が上部収納部の底部に設けた誘導部内を移動するものであり、両第一のアームと両第2アームとが交差状態となって両アームの傾斜角度を変化でき、この両アームの傾斜角度の変化に伴い、下段の下部収納部と上段の上部収納部と間に高さ調整部により下段の下部収納部と上段の上部収納部とを水平状態を維持して上部収納部と下部収納部間の間隔を変動することができる作業用ワゴンからなる。
係る発明を用いても同様に課題を解決できる。
【0013】
この場合請求項5に係る発明のように右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームは、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、右側が持ち上がる第二のアームと左側が持ち上がる第二のアームも、ワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成しており、それぞれの方向の右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第一のアームとは平行に併設して形成しており、それぞれの方向の右側が持ち上がる第二のアームと左側が持ち上がる第二のアームとは平行に併設して形成して、これらの両第一のアームはその中央部分で回動自在に軸支していると共に第二のアーム同士もその中央部分で回動自在に軸支している作業用ワゴンを用いてもよい。
【0014】
或いは、請求項6に係る発明のように手前方向の左側が持ち上がる第一のアームと右側が持ち上がる第二のアームの端部の軸支部と、奥方向の左側が持ち上がる第一のアームと右側が持ち上がる第二のアームの端部の軸支部との間に架設した棹部を有し、手前方向の右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第二のアームの端部の軸支部と、奥方向の右側が持ち上がる第一のアームと左側が持ち上がる第二のアームの端部の軸支部との間に架設した棹部を有し、前記両棹部間にはストッパー部を形成し、両棹部間の距離を任意位置で維持することにより、下段の下部収納部と上段の上部収納部と間の任意位置で維持できる作業用ワゴンを用いてもよい。
【0015】
更に、請求項7に係る発明のように第一のアームの傾斜角度を任意位置で固定して、傾斜角度の変動を制御したストッパー部を有する作業用ワゴンを用いても、或いは請求項8に係る発明のように第一のアームと第二のアームの傾斜角度を任意位置で固定して、傾斜角度の変動を制御したストッパー部を有する作業用ワゴンを用いてもよい。
【発明の効果】
【0016】
以上のように構成したことから、まず請求項1に係る発明によって訪問美容などに際して下段の下部収納部と上段の上部収納部に理美容用具を収納した上で持ち運び移動可能なワゴンを提供できるものである。
更に、上段の上部収納部の上面に作業用台部を有すると共に、下段の下部収納部と上段の上部収納部との間に高さ調整部を有するものであって、上段の上部収納部の台部の高さを作業に向いた高さに変更できる反面収納時にはコンパクトにすることができ、持ち運びの便宜などが図れるものとなる。
従って訪問理美容などに際して、持ち運びやすい反面作業時には必要な高さのワゴン台として利用できるものとなる。
更に下部収納部と上段の上部収納部との間に高さ調整部によって水平状態を維持して高さの変動を行うことができ、作業中などで熱田も台上の備品類の不用意な落下を防止できるものとなる。
【0017】
次に請求項2に係る発明によって、右側に持ち上がる第一のアームと左側に持ち上がる第一のアームの中央部で回動自在に軸支しており、下部収納部の上部の誘導部内でそれぞれのアームの下部収納部側の端部が移動するものとなり、上部収納部の底部の誘導路内でそれぞれのアームの上部収納部側が移動するものであって、このそれぞれの第一のアームの持ち上がり側が下部収納部から離れた方向に移動することに伴い下部収納部と上部収納部の間の距離を変動させることができるものとなる。
これによって高さ調整ができる。
更にストッパー部によって任意の高さで高さ維持ができることから、上部収納部の台部の位置を任意の位置で固定できるものとなる。
また、両アームが中央部で軸支されていることから、高さの変動も両アームが同時に変動するものであり、不必要な傾斜等を防止できる。
【0018】
次に請求項3に係る発明によって、両方向にそれぞれ持ち上がるアームをワゴン本体の手前方向の側辺と奥方向の側辺に平行に併設していることからより安定的に下段の下部収納部と上段の上部収納部との間の高さ調整部の高さの調整を行えるものとなる。
従ってワゴンの両側にそれぞれ第一のアームを構成するものとなり、ぐらつかず安定して高さ調整が可能となる。
更には水平状態を維持した高さ調整をより安定的に行えるものとなる。
【0019】
次に、請求項4に係る発明によって第2のアームをそれぞれの第一のアームに回動自在に軸支して連接することから、より高い高さにまで高さ調整を可能とするものである。
このことは第一のアームの上部方向に交差して第2のアームを形成するものとなり、狭い範囲で効率的に高さを有する高さの調整部を形成するものとなる。
又請求項5に係る発明によって更に第一のアームと第二のアームを有する構成においてワゴンの両側側にそれぞれ形成できることからぐらつかず安定して高さ調整が可能となり、水平状態を維持した高さ調整をより安定的に行えるものとなる。
【0020】
請求項6に係る発明によって第一のアームと第二のアームの軸支部同士との間に架設したそれぞれの棹部同士の間のストッパー部を有しており、両者間の間隔を固定することによりアーム部の傾斜を固定させて任意位置の高さで高さを固定できるものとなり、下段の下部収納部と上段の上部収納部との間に高さ調整部を任意の高さで固定することができることとなる。
従って必要な高さに上段の上部収納部を維持するものとなって、作業時に必要な高さをもって作業を行えるものとなる。
更に請求項7に係る発明によって、第一のアームを特定の傾斜角度を維持した状態で固定できることから、その高さの維持ができることとなる。
又、請求項8に係る発明によって第一のアームのみならず第二のアームの傾斜角度を固定することによって高さを一定に維持できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明に係る作業用ワゴンの一例を示す図。
図2】本発明に係る作業用ワゴンを留め具で抑え持ち運び可能とした一例を示す図。
図3】本発明に係る作業用ワゴンの高さ調整部を用いて高く設定した状態の一例を示す図。
図4】本発明に係る作業用ワゴンの高さ調整部を用いて高さを設定した状態の他の一例を示す図。
図5】本発明に係る作業用ワゴンの引き出しを開けた状態の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、本発明に係る作業ワゴンの一例を示す図である。
まず、本ワゴンについては下段の引き出し部10を有する下部収納部1と上段の引き出し部20を有する上部収納部2とを有するワゴンからなる。
更にこの下部収納部の底部にはこのワゴンを移動可能とするためのキャスター部3を有する。
このワゴンのキャスター部3によって必要な箇所に移動することができる。
更に上部収納部2の上面には台部21を有すると共に、上部収納部の両側部にはそれぞれ取っ手部22を有しており、持ち運びの便宜を図っている。
【0023】
以上のように構成したことから、本考案に係るワゴン台には引き出し部を有しており作業時に必要となる備品などを収納しておくことができ、更にて移動可能となり、作業用の台部を併せ有する。
この様に構成することにより例えば理美容に際して用いる場合にはこの収納部1、2内に理美容用品類や備品を収納しておき、使用時に取り出して理美容の作業ができることとなる。
又、例えば介護などに際して本ワゴンを用いた場合には介護用品を収納しておくことができ、介護時に必要な介護用品を使用できる。
本図に示す引き出し部10、20には開閉自在のカギ13、23を有しており、収納時にはカギ13、23をかけることができ、また使用時にはカギ13、23を解いて引き出すことを可能とするものとできる。
【0024】
従って、引き出し部10、20が不用意に引き出されてしまうことを防止できる。
特に上部収納部2の上面には台部21を有しており、理美容時や介護時或いは治療時などにこの台部21の上に各種用具を置いておくことができる。
尚、本図状態は収納時であり、作業の段階では高さ調整部4を用いて、この上部収納部2を必要な高さに維持できることとなる。
本図では最もコンパクトに収納しており、保管や移動に便利な状態のコンパクトな状態である。
従って、この状態から高さ調整部4を調整してこのワゴン台の高さを生じさせることにより作業時に作業のしやすい高さを生じさせることができる。
【0025】
次に図2は、図1のコンパクトな状態から他の場所に移動する際に引き出しなどが不用意に引き出されることを防止するために留め具Bで上下収納部を抑えた状態の一例を示す図である。
本図のように帯状の留め具Bできっちりと抑えることにより、上下収納部1、2が不用意に上下に離れてしまうことを防止できる。
又、引き出し部10、20は開閉自在のカギ13、23によって閉じた状態を維持できるものである。
従って上下収納部1、2内のものが不用意に外部にこぼれてしまうことを防止できると共に高さ調整部4も低い位置で固定した状態となり、持ち運びを可能とする。
特に訪問理美容や、訪問介護、或いは訪問治療などにおいて使用するための作業用ワゴンであり、訪問するためには持ち運びが容易でなければならないが、本図のように構成することにより必要に用具をもって更に作業用ワゴンを用いた訪問行為を行うことを可能とする。
例えば本図に示すワゴンは軽量樹脂製のものであり、持ち運びがとても容易となる。
尚、留め具Bは作業用ワゴンの幅方向を抑えるように幅方向に掛け回して装着しているがこれに限らず奥行方向に対して留め具Bを掛け回して装着するものであつてもよい。
【0026】
図3は、本発明に係る作業用ワゴンの高さ調整部4を用いて上部収納部2の位置を高く維持させた状態の一例を示す図である。
下部収納部1と上部収納部2の間には高さ調整部4を有している。
本高さ調整部4は右側が持ち上がる第一のアーム42が手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ形成している。
この右側が持ち上がる第一のアーム42に沿って、左側が持ち上がる第一のアーム41を有しており、両者は平行に平成して形成しているものである。
従ってワゴンの手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ併設した2本のアーム41、42がそれぞれの方向に形成されているものである。
従って手前方向の側辺には右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41を並んで形成しており、更には奥方向の側辺には右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41が並んで形成している。
【0027】
更に、この並列して形成した右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とはその中央部分で回動自在に軸支している中央部分の軸支部43を有する。
即ち手前方向の側辺に並列して形成した第一のアーム41、42同士をその中央部の軸支部43で回動自在に軸支している。
更に奥方向の側辺に並列して形成した第一のアーム41、42同士をその中央部の軸支部43で回動自在に軸支している。
更に右側が持ち上がる第一のアーム42はその左端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアーム41はその右端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものである。
【0028】
従って両第一のアーム41、42の中央部分の軸支部43で軸支されていることと、右側が持ち上がる第一のアーム42の左端部の突出部44と左側が持ち上がる第一のアーム41の右端部の突出部44がそれぞれ下部収納部1の上部に設けた誘導路15内を移動することに伴い、両アーム41、42の傾斜角度をかけることにより両アームがそれぞれ起立状態となり、上部収納部2と下部収納部1間の距離を広くとることができるようになる。
【0029】
従って、この両アーム41、42の傾斜角度の変化に伴い、上部収納部2と下部収納部1間の間隔を狭くし或いは広くすることができることなることから高さの調整を可能とするものである。
特に両アーム41、42の中央部分の軸支部43で交差状態となって傾斜角の変動が生ずるものである。
【0030】
本図では更にそれぞれの第一のアーム41、42は更に第二のアーム46、47にその端部同士が軸支されて回動自在に連設されている。
即ち右側が持ち上がる第二のアーム47と左側が持ち上がる第二のアーム46とを手前方向の側辺と、奥方向の側辺に平行に有しており、この両第二のアーム46、47と第一のアーム41、42の他端部同士とが回動自在に軸支されており、更に両第二のアーム46、47同士もその中央部分の軸支部48で回動自在に軸支している。
この場合右側が持ち上がる第一のアーム42の右端部と左側が持ち上がる第二のアーム46の右端部とが端部の軸支部49で回動自在に軸支しており、左側が持ち上がる第一のアーム41の左端部と右側が持ち上がる第二のアーム47の左端部とが回動自在に端部の軸支部49で軸支しているものである。
【0031】
従って、この両第二のアーム46、47の第一のアーム41、42方向の端部が該方向の第一のアーム41、42の端部の軸支部49と回動自在に軸支されているものである。
従っていわゆるアーム部の端部がそれぞれ回動自在に軸支しており、両アームの中央部43、48で交差して形成しているものである。
更に第二のアーム46、47の第一のアーム41、42との端部の軸支49に対してその端部の反対側の端部にはそれぞれ突出部441を有しており、上部収納部2の底部に設けられている誘導部25内を移動するものである。
従って、それぞれ軸支している点を支点として第一のアームと第二のアームの傾斜角度を起立状態とすることができ、上下の誘導部15、25内の突出部間の長さを長くすることができるようになる。
【0032】
従って下部収納部1と上部収納部2間の間を広くとれることとなり、上部収納部2の高さを高くすることができる。
特に両アーム41、42、46、47が各点で軸支した状態でこのアームの傾斜角度の変更により高さを変動するものとなることから下部収納部と上部収納部間とは水平状態でその高さの変動を行うことができる。
従って下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを水平状態を維持して下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の間隔を狭くし或いは広くすることができる。
従ってこの作業用ワゴンの高さ調整部4により、下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間の間隔を変動させると共に任意の高さを維持できるものとなる。
これにより作業用ワゴンの上部収納部2の高さを高く位置させることができ、作業時に必要な高さを維持することができる。
【0033】
又、水平状態を維持できることによりの上部収納部2の上面の台部21の上に備品や器具類を置いた状態でもこの高さ調整部によって高さの調整ができるものである。
特に本図においては手前方向の左側が持ち上がる第一のアーム41と右側が持ち上がる第二のアーム47の端部の軸支部49と、奥方向の左側が持ち上がる第一のアーム41と右側が持ち上がる第二のアーム47の端部の軸支部49との間に架設した棹部50を有する。
又、手前方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第二のアーム46の端部の軸支部49と、奥方向の右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第二のアーム46の端部の軸支部49との間に架設した棹部50を有する。
この両棹部50、50間にはストッパー部5を有する。
このストッパー部5は両棹部50、50間の距離を任意位置で固定するものであり、第一のアーム41、42と第二のアーム46、47の両端部での端部の軸支部49、49間である棹部50、50間の離隔位置を固定することにより第一のアーム41、42と第二のアーム46、47の傾斜角度の変更ができなくなり、作業用ワゴンの上部収納部2と下部収納部1間の距離を一定に維持することとなり、上部収納部2の高さを固定できるものとなる。
【0034】
更にはこの固定を解いて高さの変動を行うことができるものである。
尚、本図の作業用ワゴンの高さ調整部4は、手前方向と奥方向の左右方向がそれぞれ持ち上がる第一のアーム41、42と手前方向と奥方向の左右方向がそれぞれ持ち上がる第二のアーム46、47からなる計八本のアームから形成する構成であるが、この構成に限らず手前方向と奥方向の左右方向がそれぞれ持ち上がる第1のアームのみからなる作業用ワゴンの高さ調整部4を用いてもよい。
この場合には、手前方向の側辺と奥方向の側辺に沿ってそれぞれ右側が持ち上がる第一のアーム42と左側が持ち上がる第一のアーム41とを有する場合に、この両第一のアームはその中央部分の軸支部43で回動自在に軸支しているものである。
【0035】
更に右側が持ち上がる第一のアーム42はその左端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアーム41はその右端部の突出部44が下部収納部1の上部に設けた誘導部15内を移動するものである。
【0036】
又、右側が持ち上がる第一のアーム42はその右端部の突出部441が上部収納部2の底部に設けた誘導部25内を移動するものであり、左側が持ち上がる第一のアーム41はその左端部の突出部441が上部収納部2の底部に設けた誘導部25内を移動することとなる。
又、両第一のアーム41、42の中央部分の軸支部43と、右側が持ち上がる第一のアーム42の両端部の突出部と左側が持ち上がる第一のアーム41の両端部の突出部のそれぞれの誘導路内の移動により両アームの傾斜角度を変化でき、この両アームの傾斜角度の変化に伴って下段の下部収納部1と上段の上部収納部2と間のこの高さ調整部4により下段の下部収納部1と上段の上部収納部2とを水平状態を維持して上部収納部1と下部収納部2間の間隔を狭くし或いは広くすることができる。
【0037】
この様に構成の他、第1のアームと第2のアームの他に更に同様に順次形成する第3のアームを有し、左右それぞれの方向に持ち上がる第1のアームと左右それぞれの方向に持ち上がる第二のアームと共に更に左右それぞれの方向に持ち上がる第三のアームを有する構成を用いてもよい。
このアームの数を増やすことにより当然作業用ワゴンの高さ調整部4の高さをより高度の位置に調整できるものであり、作業の各種状態の担保と共に作業者の背の高さなどに各種応じることができる。
元よりそれぞれアームの長さもそれぞれに応じて適切な長さを有しており場良く、それぞれに応じて形成すればよい。
従って作業用ワゴンの高さ調節の範囲はそれぞれの応じて任意の高さとすることが可能であり、またこれらのアームの長さもそれぞれ必要に応じて適切な長さとして、高さ調整可能な範囲を任意に設定するものよい。
【0038】
元よりこれらのアームはワゴンの側辺に沿って手前方向と奥方向にそれぞれ有するものであることが必要である。
この場合側辺としては任意の側辺を基準にそれぞれその両側方向に形成するものであってもよい。
或いは、ワゴンの他の側辺例えば前後方向の側辺にアーム部を形成するものであってもよい。
本来両側に形成して、安定性を高く維持できることが最も望ましてが、このアーム強度を高めることによりいずれか一側辺にのみアーム部を形成するものでもよい。
この場合のストッパーは左右に持ち上がるそれぞれの第一のアームの端部軸支部間に形成し、この端部同士の距離を任意の距離で固定することのできるものであればよい。
【0039】
次にストッパー部5の構成においてもこの作業用ワゴンの高さ調整部のそれぞれのアームの傾斜角度に際して任意の位置でストッパー部5によって任意位置で高さの維持をできるものであればよい。
例えばストッパー機構としてストッパー部5が固定できるストップ機構51を有するものである場合や例えば任意位置に嵌合用の凹凸を有する構成等一般的に多用されている各種定位置に固定できるストップ機構を有するものであればよい。
その他アーム部の傾斜角度を固定されるための他のストップ機構を有するストッパー部5を有するものであつてもよい。
本図構成はストッパー部5の一例を示すものである。
【0040】
図4は、本発明に係る作業用ワゴンの高さ調節部4を用いて他の任意の高さに上部収納部2を位置させた状態の一例を示す図である。
本図に示すように図3に示すアーム部の傾斜角度と異なるアーム部の傾斜角度を有しており、高さの低い位置で上部収納部2の位置を固定してアーム部の傾斜角度を固定させた状態の一例である。
本図のように異なる傾斜角度でアーム部を固定できるものである。
この様に構成することによって作業用ワゴン台の上部収納部2の位置を任意位置に固定でき、作業用の台部の位置を必要な高さ位置に設定できるものである。
【0041】
図5は、上部収納部2の引き出し部20及び下部収納部1の引き出し部10を引き出した状態の一例を示す図である。
本図に示すように作業の必要な備品や器具類を収納しておくことができる。
例えば訪問美理容の場合には美理容器具類や備品類を収納しておくことにより、作業時に取り出して作業ができることとなる。
同様に訪問介護や訪問治療などに関しても同様に必要な器具類を収納しておき作業時に取り出して作業ができる。
この様に収納しておくことにより訪問時に必要な器具類を本ワゴン内に収納して移動ができることとなる。
尚、本図の上部収納部2と下部収納部1とにはそれぞれこの引き出し部の引き出しを制御するカギ13、23を有している。
【符号の説明】
【0042】
1 下部収納部
10 引き出し部
13 カギ
15 誘導部
2 上部収納部
20 引き出し部
21 台部
22 取っ手部
23 カギ
25 誘導部
3 キャスター部
4 高さ調節部
41 左側が持ち上がる第一のアーム
42 右側が持ち上がる第一のアーム
43 中央部分の軸支部
44 突出部
441 突出部
46 左側が持ち上がる第二のアーム
47 右側が持ち上がる第二のアーム
48 中央部分の軸支部
49 端部の軸支部
5 ストッパー部
50 棹部
51 ストップ機構
B 留め具




図1
図2
図3
図4
図5