(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022039529
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】ベランダ用センサーライト
(51)【国際特許分類】
F21L 4/00 20060101AFI20220303BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20220303BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220303BHJP
【FI】
F21L4/00 110
F21V23/00 115
F21L4/00 500
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020144612
(22)【出願日】2020-08-28
(71)【出願人】
【識別番号】511282209
【氏名又は名称】オンスクエア株式会社
(72)【発明者】
【氏名】青木 孝哲
(72)【発明者】
【氏名】青木 文夫
(72)【発明者】
【氏名】手塚 一馬
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ベランダの物干し竿などに簡単に取り付けることができるベランダ用センサーライトを提供する。
【解決手段】ベランダ用センサーライトは、それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材2と照明部側部材5とが開閉手段で連結され、照明部側部材5の構成部材である上部部材6とライト部部材7とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿11などに取り付けることができるように工夫された構造からなる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材と照明部側部材とが開閉手段で連結され、照明部側部材の構成部材である上部部材とライト部部材とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。
【請求項2】
それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材と照明部側部材とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。
【請求項3】
上部またはその他の部位に鳥またはその他の動物または各種キャラクターが配置された構造からなる請求項1および請求項2におけるベランダ用センサーライト。
【請求項4】
ソーラーパネル側部材と照明部側部材とのそれぞれに、突起を設け、これらをゴムベルトで結ぶことによりベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなる請求項1におけるベランダ用センサーライト。
【請求項5】
センサーライト本体の上部に湾曲部形状が設けられ、下部に箱型構造体が設けられ、センサーライト本体の一方の面にLEDライトおよびセンサーが設けられ、もう片方の面にソーラーパネルが設けられて、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。
【請求項6】
鳥またはその他の動物または各種キャラクターの内部にセンサーライト用部品を組み込み、鳥またはその他の動物または各種キャラクター自体が、センサーライトとなり、取付手段により任意の箇所に取り付けられるように工夫された構造からなるセンサーライト。
【請求項7】
鳥またはその他の動物または各種キャラクターの一部の形状として加工されたソーラーパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベランダ等で使用するセンサーライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
これまでいくつかのセンサーライトが考案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6624374号特許第6624374号特許第6624374号
【非特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
センサーライトは、人感センサーにより人の動きを感知し、自動的にスイッチが入りライトが点灯する機器であるが、ベランダの物干し竿などに簡単に設置できるものがあれば便利である。本発明は、これを可能とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材と照明部側部材とが開閉手段で連結され、照明部側部材の構成部材である上部部材とライト部部材とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、ベランダの物干し竿などに簡単にセンサーライトを簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図11】本発明の別の実施例の試作品を示す外観斜視図
【
図13】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【
図14】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【
図15】本発明の別の実施例の試作品を示す外観斜視図
【
図17】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【
図18】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【
図19】本発明の別の実施例の試作品を示す外観斜視図
【
図21】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【
図22】本発明の別の実施例の試作品の使用状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のセンサーライト本体(1)は、ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とからなり、これらは開閉手段であるセンサーライト本体回転軸(4)で連結されている。さらに、照明部側部材(5)は、上部部材(6)とライト部部材(7)とからなり、これらは開閉手段である照明部側部材回転軸(10)で連結されており、ライト部部材(7)は、上下に向きを変えることができる。ソーラーパネル側部材(2)にはソーラーパネル(3)が、ライト部部材(7)にはLEDライト(8)およびセンサー(9)が設けられている。センサーライト本体回転軸(4)や照明部側部材回転軸(10)などの開閉手段は、ボルト(13)、ナット(14)などを使用する他、樹脂の一体成型などにより、開閉手段部を設けることでも可能である。ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とを、任意の形状のゴムや柔軟性のある各種プラスチックなどで連結するなどの開閉手段でも可能である。
図2では、ライト部部材(7)が下向きになっている様子が示されている。センサーライト本体(1)は、
図6で示されているように、ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とが、開閉できる構造となっており、これによりセンサーライト本体(1)を物干し竿(11)に簡単に取り付けることができる。ソーラーパネル側部材(2)および照明部側部材(5)の上部部材(6)には、物干し竿(11)にセンサーライト本体(1)を取り付ける場合に、円柱形をなす物干し竿(11)の形状に沿うように、それぞれ湾曲部形状(12)が設けられている。これにより、センサーライト本体(1)を物干し竿(11)に簡単に良好な状態で固定できる。センサーライト本体(1)およびこれに付随する各部材の素材、形状、大きさは任意である。湾曲部形状(12)の大きさは、物干し竿(11)の太さにより異なって設定する必要があるが、大は小を兼ねる方式で設定することもできる。
図4、
図5で示されているように、ソーラーパネル側部材(2)および上部部材(6)の三角地帯に、保管場所(18)が設けられており、ここに電池や配線の電線などを格納することができるようになっている。本発明は、物干し竿(11)の僅かなスペースに簡単に取り付けることができて便利である。
図7から
図10には、試作した本発明を実際に物干し竿(11)に取り付けた例が示されている。ソーラーパネル側部材(2)と上部部材(6)との開き具合の強度は、センサーライト本体回転軸(4)で使用するボルト(13)、ナット(14)での締り程度により調節できる他、適度な強度のバネを回転軸に組み込むなどして使用し調節しても良い。このことは、照明部側部材回転軸(10)で連結された上部部材(6)とライト部部材(7)の開き具合の強度についても言える。センサーライト本体回転軸(4)および照明部側部材回転軸(10)については、ボルト(13)、ナット(14)に加え、ワッシャー(15)やゴムパッキン(16)などを使用してそれぞれの部材間の摺動の強さをコントロールする。また、湾曲部形状(12)の内側の面については、必要により、ゴム板(17)などを使用して本発明が物干し竿(11)に良好な状態で取り付けられるようにすることができる。本発明は、センサーライト本体(1)を湾曲部形状(12)を用いて、物干し竿(11)に簡単に設置でき、光を発するライト部部材(6)を上下の任意の角度に向けることができることを特長としている。ソーラーパネル側部材(2)に設けられているソーラーパネル(3)およびライト部部材(7)に設けられているLEDライト(8)およびセンサー(9)などの形状や数、取付位置などは、任意である。本発明は、次のように表現できる。それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材と照明部側部材とが開閉手段で連結され、照明部側部材の構成部材である上部部材とライト部部材とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。本発明により、ベランダの物干し竿(11)に簡単にセンサーライトを取り付けることが可能となり便利である。夜などにベランダに出た場合、人の動きをセンサーが自動的に捉えてセンサーライトの明かりが点灯するので便利である。なを、本発明の特許性には関与しないため、各図で配線関係は省略してある。本発明は、ベランダの物干し竿(11)の他、クローゼットやタンスの中、その他の場所にある物干し竿(11)のような構造物にも使用できる。
【実施例0010】
本発明のセンサーライト本体(1)は、ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とからなり、これらは開閉手段であるセンサーライト本体回転軸(4)で連結されている。さらに、照明部側部材(5)は、上部部材(6)とライト部部材(7)とからなり、これらは開閉手段である照明部側部材回転軸(10)で連結されており、ライト部部材(7)は、上下に向きを変えることができる。ソーラーパネル側部材(2)にはソーラーパネル(3)が、ライト部部材(7)にはLEDライト(8)およびセンサー(9)が設けられている。センサーライト本体回転軸(4)や照明部側部材回転軸(10)などの開閉手段は、ボルト(13)、ナット(14)などを使用する他、樹脂の一体成型などにより、開閉手段部を設けることでも可能である。ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とを、任意の形状のゴムや柔軟性のある各種プラスチックなどで連結するなどの開閉手段でも可能である。
図1は、本発明の外観斜視図を示している。本発明が、物干し竿(11)に取り付けられた状態を示している。
図2では、ライト部部材(7)が下向きになっている様子が示されている。
図3は、本発明の分解斜視図を示している。ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)とは、センサーライト本体回転軸(4)で連結されている構造となっている。回転軸の中心にはボルト(13)が貫通し、適度な数のワッシャー(15)およびゴムパッキン(16)が設けられ、ナット(14)で締め付けて両部材の摺動強度を調節する。この構造は、上部部材(6)とライト部部材(7)とを連結する照明部側部材回転軸(10)についても同様である。なを、これに加えて、バネを使用して摺動強度を調節することもできる。
図4および
図5は、本発明の外観斜視図を示しているが、ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(5)の上部部材(6)の三角地帯の部分に保管場所(18)が設けられていることを示している。本発明のセンサーライトはリチウム電池およびソーラーパネルを電源として用いているが、リチウム電池や配線の電線などをこの保管場所(18)に格納することができる。この保管場所(18)は、左右2つ設けることができる。センサーライト本体(1)は、
図6で示されているように、ソーラーパネル側部材(2)と照明部側部材(4)とが、開閉できる構造となっており、これによりセンサーライト本体(1)を物干し竿(11)に簡単に取り付けることができる。ソーラーパネル側部材(2)および照明部側部材(5)の上部部材(6)には、物干し竿(11)にセンサーライト本体(1)を取り付ける場合に、円柱形をなす物干し竿(11)の形状に沿うように、それぞれ湾曲部形状(12)が設けられている。これにより、センサーライト本体(1)を物干し竿(11)に簡単に良好な状態で固定できる。センサーライト本体(1)およびこれに付随する各部材の素材、形状、大きさは任意である。湾曲部形状(12)の大きさは、物干し竿(11)の太さにより異なって設定する必要があるが、大は小を兼ねる方式で設定することもできる。本発明は、物干し竿(11)の僅かなスペースに簡単に取り付けることができて便利である。
図7から
図10には、試作した本発明を実際に物干し竿(11)に取り付けた例が示されている。本発明は、センサーライト本体(1)を湾曲部形状(12)を用いて、物干し竿(11)に簡単に設置でき、光を発するライト部部材(7)を上下の任意の角度に向けることができることを特長としている。ソーラーパネル側部材(2)に設けられているソーラーパネル(3)およびライト部部材(7)に設けられているLEDライト(8)およびセンサー(9)などの形状や数、取付位置などは、任意である。本発明は、次のように表現できる。それぞれ湾曲部形状が設けられたソーラーパネル側部材と照明部側部材とが開閉手段で連結され、照明部側部材の構成部材である上部部材とライト部部材とが開閉手段で連結され、ベランダの物干し竿などに取り付けることができるように工夫された構造からなるベランダ用センサーライト。本発明により、ベランダの物干し竿(11)に簡単にセンサーライトを取り付けることが可能となり便利である。