(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022039861
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】VRスマートフォンケース
(51)【国際特許分類】
G02B 25/00 20060101AFI20220303BHJP
G02B 27/02 20060101ALI20220303BHJP
H04N 5/64 20060101ALI20220303BHJP
【FI】
G02B25/00 Z
G02B27/02 Z
H04N5/64 511A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020154158
(22)【出願日】2020-08-27
(71)【出願人】
【識別番号】505128773
【氏名又は名称】徳山 秀茂
(72)【発明者】
【氏名】徳山 秀茂
【テーマコード(参考)】
2H087
2H199
【Fターム(参考)】
2H087KA23
2H087LA11
2H087LA21
2H199CA02
2H199CA23
2H199CA42
(57)【要約】
【課題】 スマートフォンを使用しVR画像を観る際に、従来の機器等と比較して、携帯が容易で、装着に手間がかからなくすることのできる器具を提供することを課題とする。
【解決手段】 折り畳み式スマートフォンケースにレンズを取り付けることで、ケースの開閉により箱型のVRゴーグルに展開することで、装着したスマートフォンの画面で、VR画像を観ることのできるスマートフォンケース。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み式スマートフォンケースにレンズを取り付けることで、ケースの開閉により箱型のVRゴーグルに展開することで、装着したスマートフォンの画面で、VR画像を観ることのできるスマートフォンケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンでVR画像を観るためのレンズを装着したスマートフォンケースに関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来の発想では、スマートフォンでVR画像を観る際には、ヘッドマウントディスプレイ等の機器を頭部に装着して観ること、または、レンズ付きの箱型容器にスマートフォンを装着して観ることが通常である。
【0003】
しかし、スマートフォンでヘッドマウントディスプレイやレンズ付き箱型容器を使用してVR画像を観る際、スマートフォンを装着することに手間がかかり、また持ち運びが不便である等の問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする問題点は、スマートフォンを使用しVR画像を観る際に、従来の機器等と比較して、携帯が容易で、装着に手間がかからなくすることのできる器具を提供することを課題とする。
【問題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、スマートフォンケースに開閉型のレンズケースを取り付けることで、従来、ヘッドマウントディスプレイやレンズ付き箱型容器で観ていたスマートフォンを使用してのVR画像を、装着がより簡便で、より携帯が容易な方法で観ることのできることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のスマートフォンでVR画像を観るためのレンズを装着したスマートフォンケースは、折り畳み式でレンズケースを開閉でき、いつでもどこでもすぐにVR画像を観ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明に係るスマートフォンケースの形態1を示した斜視図である。
【
図2】本発明に係るスマートフォンケースの形態2を示した斜視図である。
【
図3】本発明に係るスマートフォンケースの形態3を示した斜視図である。
【
図4】本発明に係るスマートフォンケースの形態4を示した斜視図である。
【
図4-2】本発明に係るスマートフォンケースの形態4を示した左側面図である。
【
図5】本発明に係るスマートフォンケースの形態5を示した斜視図である。
【
図6】本発明に係るスマートフォンケースの形態6を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1の形態1はスマートフォンケースを折り畳んだ形態であり、スマートフォンを持ち運ぶ際の通常の状態である。
【0009】
図2の形態2は形態1の状態から展開した状態であり、10の容器内に固定されているスマートフォンの電話やアプリ等を使用する際の状態である。
【0010】
図3からは通常のスマートフォンケースからVRケースに展開していく状態を示している。
図3の形態3は形態2から2,3,4,5のカバーを展開した状態であり、カバー下のレンズベース1と7,8の左右のレンズが露出した状態である。
【0011】
図4の形態4は、形態3から8の上部カバーを起こし、8の上部にある折れ目を屈曲させ、1と10を平行に展開した状態である
【0012】
図4-2は
図4の状態の左側面図であり、8の上部にあるAの部分で1のレンズベースと固着されていることにより1と10が平行の状態で保持できる。
【0013】
図5は、
図4の状態から9を軸に1が10の真上に置かれるように設定する。
【0014】
図5の状態から、2,3,4,5のカバーを10側に90度に内転させ、さらに4,5を11側に90度内転させた形態が
図6である。
【0015】
図6の形態6は、VR画像を観るボックスとしての完成形である。4,5の内部に設置された磁石によって、下部カバー8の磁石とで固定されることによって箱状の形状が保持される。
【0016】
レンズベース1の下部にある12に鼻を入れ、レンズ6,7からのぞき込むことで、スマートフォン容器10に設置されたスマートフォンの画面に映されるVR画像を観ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
第5世代移動通信システムでは、大容量通信が可能になることで、これまでリアルタイムでは送信できなかったVR動画をアルタイムで見ることが可能なるため、ヘッドマウントディスプレイ等を装着せずに、いつでもどこでもすぐにVR画像を観ることができるという利点は、ナビ、スポーツ観戦、商品説明、リモートワーク、教育など幅広い分野での需要が高い。
【0018】
新型コロナウイルスの感染対策において、新しい生活様式はまたニューノーマルが推奨される時代では、リアルに細部までありありと映し出される仮想現実の映像を、いつでもどこでもリアルタイムに観ることのできるこのVRスマートフォンケースは、あらゆる分野の産業で利用の可能性が高い。
【符号の説明】
【0019】
1 レンズベース
2 右レンズカバー(1)
3 左レンズカバー(1)
4 右レンズカバー(2)
5 左レンズカバー(2)
6 左レンズ
7 右レンズ
8 ケース上部
9 ケース中央部
10 スマートフォン容器
11 ケース下部
12 鼻あて部
A レンズベース固定部