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特開2022-39988電力供給管理の機能を有する聴覚装置および関連する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022039988
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】電力供給管理の機能を有する聴覚装置および関連する方法
(51)【国際特許分類】
   H04R 25/00 20060101AFI20220303BHJP
【FI】
H04R25/00 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021122295
(22)【出願日】2021-07-27
(31)【優先権主張番号】PA202070554
(32)【優先日】2020-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DK
(71)【出願人】
【識別番号】503021401
【氏名又は名称】ジーエヌ ヒアリング エー/エス
【氏名又は名称原語表記】GN Hearing A/S
【住所又は居所原語表記】Lautrupbjerg 7, 2750 Ballerup, Denmark
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】特許業務法人快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム ファールリング アンデルセン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】改善された電力管理およびノイズ処理の機能を有する聴覚装置及び方法を提供する。
【解決手段】聴覚装置2は、プロセッサユニット4と、主電源6と、主電源6に接続されている第1の電源装置8と、第1の無線信号26を含む無線信号を受信及び送信する磁気誘導ユニット10と、を備え、無線信号の受信中に、第1の電源装置8を停止する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
聴覚装置であって、
プロセッサユニットと、
主電源と、
前記主電源に接続されている第1の電源装置と、
無線信号を受信および送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備えており、
前記聴覚装置は、無線信号の受信中に、前記第1の電源装置を停止するように構成されている、聴覚装置。
【請求項2】
前記聴覚装置は、無線信号の受信中に、前記磁気誘導ユニットに電力を供給するように構成されている第2の電源装置を備えている、請求項1に記載の聴覚装置。
【請求項3】
前記第2の電源装置は、キャパシタを備えている、請求項2に記載の聴覚装置。
【請求項4】
前記第1の電源装置は、無線信号の送信中に、前記第2の電源装置に電力を供給するように構成されている、請求項2または3に記載の聴覚装置。
【請求項5】
前記第1の電源装置は、スイッチング電源を備えている、請求項1から4のいずれか一項記載の聴覚装置。
【請求項6】
前記第1の電源装置を停止することは、前記磁気誘導ユニットから、または前記プロセッサユニットから、前記第1の電源装置に制御信号を送信することにより、前記第1の電源装置を停止することを備えている、請求項1から5のいずれか一項に記載の聴覚装置。
【請求項7】
聴覚装置の電力供給管理のための方法であって、
前記聴覚装置は、
プロセッサユニットと、
主電源と、
第1の電源装置と、
無線信号を受信および送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備えており、
前記方法は、
無線信号の受信中に、前記第1の電源装置を停止することを備えている、方法。
【請求項8】
前記方法は、無線信号の受信中に、第2の電源装置から前記磁気誘導ユニットに電力を供給することを備えている、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、無線信号の送信中に、前記第1の電源装置から前記第2の電源装置に電力を供給することを備えている、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の電源装置を停止することは、前記磁気誘導ユニットから、または前記プロセッサユニットから、前記第1の電源装置に制御信号を送信することを備えている、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、聴覚装置の電力供給管理のための方法を含む、聴覚装置および関連する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
聴覚装置の分野において、例えば電磁ノイズのような、聴覚装置内の種々の電子部品から発生するノイズには、聴覚装置の設計者にとって難題が伴う。多くの様々な電子部品を狭いスペースに収める必要があるので、聴覚装置の電子部品を、部品同士が妨害することなしに収めて適切に配置することが困難になる。従って、種々の電子部品のシールド構造が、聴覚装置内の他の電子部品を妨害するノイズを発生させる電子部品をシールドするために使用される。しかしながら、シールド構造は、例えば、シールド構造が扱いにくく、聴覚装置内に収めることが困難であり得るという事実のために、多くの状況において、聴覚装置に適していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従って、改善された電力管理およびノイズ処理の機能を有する聴覚装置および方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
聴覚装置が開示されており、聴覚装置は、プロセッサユニットを備えている。聴覚装置は、主電源と、主電源に接続されている第1の電源装置と、無線信号を受信および選択的に送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備えている。聴覚装置、例えばプロセッサユニットおよび/または磁気誘導ユニットは、選択的に、無線信号の受信および/または送信中に、第1の電源装置を停止するように構成されている。
【0005】
さらに、聴覚装置の電力供給管理のための方法が開示されており、聴覚装置は、プロセッサユニットと、主電源と、第1の電源装置と、無線信号を受信および送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備えている。この方法は、無線信号の受信中に、第1の電源装置を停止することを備えている。
【0006】
本開示は、改善された電力管理および/または改善されたノイズ処理の機能を有する聴覚装置を提供する。さらに、本開示は、聴覚装置の設計者による設計自由度を増大させ、ひいては、補聴器をより小さくすることおよび/または機能性を改善することを可能にする。
【0007】
改善された電力管理は、次に、改善されたノイズ処理をもたらし、例えば、聴覚装置内の種々の電子部品により発生されるノイズを低減する。例えば、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止するように構成されている聴覚装置の利点は、第1の電源装置が動作中であるときに第1の電源装置により生成されるノイズが回避され、例えば、低減され、実質的に除去され、および/または完全に除去され得ることである。
【0008】
さらに、聴覚装置内の電子部品のシールドを増大させることなく、聴覚装置でのノイズの低減が提供される。
【0009】
例えば、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止することにより、聴覚装置内の電子部品をシールドする必要性が低減される。従って、例えば、第1の電源装置により生成される電磁ノイズから聴覚装置の電子部品をシールドするために、第1の電源装置をシールドする必要がなくなり得る。
【0010】
次に、聴覚装置内のシールドを減少させることにより、聴覚装置内をシールドするために必要な空間が減少するため、聴覚装置のサイズを縮小することができる。
【0011】
言い換えると、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止することは、聴覚装置内の電子部品のよりよい共存を提供し、より信頼性の高い聴覚装置が提供される。
【0012】
本発明の上記および他の特徴および利点は、添付の図面に関連する以下の例示的な実施形態の詳細な説明により、当業者に容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】例示的な聴覚装置の概略的なブロック図である。
図2】第1の電源装置の動作および停止を示す。
図3】本開示による例示的な方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
種々の例示的な実施形態および詳細が、関連する場合に図面を参照して以下に説明される。図面は、一定の縮尺で描かれている場合もあれば、描かれていない場合もあり、同様の構造または機能の要素は、図面全体にわたって同様の参照番号によって表されることに留意されたい。また、図面は、実施形態の説明を容易にすることのみを意図していることにも留意されたい。それらは、本発明の網羅的な説明として、または本発明の範囲に対する限定として意図されていない。さらに、図示された実施形態は、図示された態様または利点のすべてを有する必要はない。特定の実施形態と合わせて説明される態様または利点は、必ずしもその実施形態に限定されず、そのように図示されていなくても、またはそのように明示的に説明されていなくても、任意の他の実施形態で実施され得る。
【0015】
聴覚装置が開示されている。聴覚装置は、ユーザの耳に装着されるように構成されていてもよく、ヒアラブルまたは補聴器であってもよく、プロセッサユニットは、ユーザの聴力損失を補償するように構成されている。
【0016】
聴覚装置は、耳掛け(BTE)型、耳穴(ITE)型、カナル(ITC)型、カナルレシーバ(RIC)型、または耳穴レシーバ(RITE)型であってもよい。補聴器は、バイノーラル補聴器であってもよい。
【0017】
聴覚装置は、例えば、バイノーラル聴覚システムの一部としての別の聴覚装置などの1つまたは複数の装置、および/または、スマートフォンおよび/またはスマートウォッチなどの1つまたは複数のアクセサリ装置と、無線通信するように、例えば、無線信号を受信および/または無線信号を送信するように構成されていてもよい。聴覚装置は、1つまたは複数の無線入力信号、例えば、第1の無線入力信号および/または第2の無線入力信号を、アンテナ出力信号に変換するためのアンテナを選択的に備えている。無線入力信号は、スパウスマイクロフォン(spouse microphone)装置、無線TVオーディオトランスミッタ、および/または無線トランスミッタに関連付けられた分散マイクロフォンアレイなどの外部ソースから発信されてもよい。無線入力信号は、例えば、バイノーラル聴覚システムの一部としての別の聴覚装置から、および/または1つまたは複数のアクセサリ装置から発信されてもよい。
【0018】
聴覚装置は、選択的に、アンテナ出力信号をトランシーバ入力信号に変換するために、アンテナ(例えば、磁気誘導ユニットの一部としてのアンテナ)に結合された無線トランシーバ(例えば、磁気誘導ユニットの一部とも示される、または磁気誘導ユニットの一部を形成する無線トランシーバ)を備えている。様々な外部ソースからの無線信号は、無線トランシーバにおいてトランシーバ入力信号に多重化されてもよく、または無線トランシーバの別個のトランシーバ出力端子上に別個のトランシーバ入力信号として提供されてもよい。聴覚装置は、複数のアンテナを備えてもよい、および/または1つのアンテナが1つまたは複数のアンテナモードで動作するように構成されていてもよい。トランシーバ入力信号は、第1の外部ソースからの第1の無線信号を表す第1のトランシーバ入力信号を選択的に備えている。
【0019】
聴覚装置は、選択的に、1組のマイクロフォンを備えている。1組のマイクロフォンは、1つまたは複数のマイクロフォンを備えていてもよい。1組のマイクロフォンは、第1のマイクロフォン入力信号を提供するための第1のマイクロフォン、および/または第2のマイクロフォン入力信号を提供するための第2のマイクロフォンを備えている。1組のマイクロフォンは、N個のマイクロフォン信号を供給するためのN個のマイクロフォンを備えていてもよく、Nは、1~10の範囲内の整数である。1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、マイクロフォンの数Nは、2、3、4、5またはそれより大きい。1組のマイクロフォンは、第3のマイクロフォン入力信号を提供するための第3のマイクロフォンを備えていてもよい。1組のマイクロフォンは、プロセッサユニットに1つまたは複数の入力信号を提供してもよい。プロセッサユニットは、1つまたは複数のマイクロフォンおよび/または選択的に無線トランシーバからの入力信号を処理してもよい。プロセッサユニットは、オーディオ出力信号に変換するために、出力トランスデューサなどのレシーバに出力信号を提供してもよい。
【0020】
聴覚装置は、入力信号、例えば、磁気誘導ユニットからの(選択的に前処理された)トランシーバ入力信号、および/またはマイクロフォンからの(選択的に前処理された)マイクロフォン入力信号を処理するためのプロセッサユニットを備えている。プロセッサユニットは、選択的に、聴覚装置のユーザの聴力損失を補償するように構成されている。プロセッサユニットは、プロセッサユニットへの入力信号に基づいた電気出力信号を提供する。
【0021】
聴覚装置は、第1のハウジングと、選択的に、第2のハウジングと、を備えていてもよい。第1のハウジングおよび/または第2のハウジングなどのハウジングは、1つまたは複数のプロセッサユニット、主電源、第1の電源装置、磁気誘導ユニット、および第2の電源装置を収容するように構成されていてもよい。聴覚装置は、耳穴(ITE)型またはカナル(ITC)型であってもよく、ユーザの外耳道内または外耳道に装着される耳穴ハウジングとして構成されている第1のハウジングを備えていてもよい。代替的には、聴覚装置は、ユーザの耳介の後ろに装着される耳掛けハウジングとして選択的に構成されている第1のハウジングと、選択的に、ユーザの外耳道内または外耳道に装着されるイヤピースハウジングとして選択的に構成されている第2のハウジングと、を備えていてもよい。ワイヤは、第1ハウジングと第2ハウジングを接続してもよい。
【0022】
聴覚装置は、主電源を備えている。主電源は、聴覚装置の電子部品、例えば、1つまたは複数のプロセッサユニット、磁気誘導ユニット、第1の電源装置、および第2の電源装置に電力を提供する電力出力端子を備えていてもよい。
【0023】
主電源は、1つまたは複数のバッテリおよび/またはバッテリパックなどの電源を備えていてもよい。主電源は、1つまたは複数のバッテリ、例えば、1つのバッテリ、または2つのバッテリ、または3つのバッテリといった1つまたは複数のバッテリを備えているバッテリパックなどの1つまたは複数の電源を備えていてもよい。主電源は、ボタン電池のような1つまたは複数のバッテリを備えていてもよい。1つまたは複数のバッテリは、1つまたは複数のリチウム電池、ニッケル電池、および/または鉛電池を備えていてもよい。1つのバッテリ/複数のバッテリは、空気電池(air-activated)であってもよい。主電源は、例えば、聴覚装置のインターフェースを介して、再充電可能であってもよい。主電源は、電源ケーブルを接続するためのコネクタを介して再充電可能であってもよい。
【0024】
主電源は、燃料電池、例えば、燃料としてエタノール、プロパノール、メタノールのうちの1つまたは複数を使用する燃料電池を備えていてもよい。
【0025】
主電源は、再充電式バッテリ、および/または、例えば、燃料電池に燃料を補給する再充電式燃料電池などの再充電式電源であってもよい。
【0026】
聴覚装置は、主電源に接続されている第1の電源装置を備えている。第1の電源装置は、プロセッサユニット、磁気誘導ユニット、および第2の電源装置などの1つまたは複数の聴覚装置の電子部品に電力を提供してもよい。第1の電源装置は、第1の電源装置の第1の電源装置入力端子を介して、主電源から電力を受け取ってもよい。
【0027】
聴覚装置は、選択的に、第2の電源装置を備えている。第2の電源装置は、蓄電器および/またはエネルギー貯蔵器であってもよく、または、それらを備えていてもよい。第2の電源装置は、磁気誘導ユニットにおける送信中に選択的に充電される、および/または受信中に放電される1つまたは複数のキャパシタを備えていてもよい。
【0028】
第1の電源装置は、電力を変換するスイッチレギュレータとして動作し、電力を変換し、第1の電源装置の第1の電力出力端子を含む1つまたは複数の電力出力端子を介して、1つまたは複数の聴覚装置の電子部品に電力を提供してもよい。第1の電源装置は、主電源からの主電圧V_Mまたは変換された主電圧を、第1の入力電圧V_I_1として受け取り、DC電圧V_I_1を、第1の出力電圧V_O_1および/または第2の出力電圧V_O_2を含む1つまたは複数の出力電圧に変換してもよい。第1の入力電圧V_I_1は、1V~4Vの範囲内であってもよい。プロセッサユニットは、主電圧V_Mにより、第1の電源装置から給電されてもよく、またはプロセッサ電源からプロセッサ電圧V_Pにより給電されてもよい。磁気誘導ユニットは、第1の電源装置の第1の出力端子上の第1の出力電圧により、第1の電源装置から給電されてもよい。従って、磁気誘導ユニットは、第1の電源装置の電力出力端子に接続されている電力入力端子を有していてもよい。
【0029】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置は、スイッチング電源であってもよく、またはスイッチング電源を備えていてもよい。スイッチング電源(SMPS)は、スイッチングレギュレータとして動作し、電圧を変換し、変換された電圧を聴覚装置の1つまたは複数の構成要素に提供してもよい。無線信号の受信中に第1の電源装置を停止することは、第1の電源装置のスイッチング電源を停止すること、および/またはオフに切り替えることを備えていてもよい。
【0030】
聴覚装置は、無線信号を受信および/または送信するための磁気誘導ユニットを備えている。言い換えると、磁気誘導ユニットは、第1の無線信号などの無線信号を受信および/または送信するように構成されていてもよい。磁気誘導ユニットは、第1の無線信号を第1の電気信号に変換するように、および/または第1の電気信号を第1の無線信号に変換するように構成されていてもよい。
【0031】
第1の電気信号は、プロセッサユニットの各データ端子および/または制御端子に接続されている磁気誘導ユニットのデータ端子および/またはプロセッサ制御端子を介して、プロセッサユニットに/プロセッサユニットから提供されてもよい。
【0032】
磁気誘導ユニットの制御出力部は、プロセッサユニットの制御入力部(制御端子)に接続されていてもよい。磁気誘導ユニットは、聴覚装置において選択された電力モードを適用するために、選択された電力に従ってプロセッサユニットを制御してもよい。磁気誘導ユニットの第1の制御出力部などの制御出力部は、第1の電源装置の制御入力部および/または第2の電源装置の制御入力部に接続されていてもよい。磁気誘導ユニットは、電力管理コントローラなどの電力コントローラとして機能してもよい。磁気誘導ユニットは、聴覚装置の送信および受信スキームに基づいて、すなわち聴覚装置が無線信号を受信しているか、または送信しているかに基づいて、聴覚装置の電力モードを選択するように構成されていてもよい。
【0033】
磁気誘導ユニットは、無線トランシーバなどの磁気誘導回路を備えていてもよい。磁気誘導ユニットは、磁気誘導アンテナ、MIアンテナ、例えば磁気誘導無線装置などのアンテナを備えていてもよい。聴覚装置は、磁気誘導ユニットを介して、1つまたは複数の無線データおよび/または制御信号を送信および/または受信するように構成されていてもよい。
【0034】
聴覚装置は、磁気誘導ユニット内の無線信号の受信中に第1の電源装置を停止するように構成されている。
【0035】
聴覚装置が無線信号の受信中に第1の電源装置を停止するように構成されていることの利点は、第1の電源装置が動作中であるときに第1の電源装置により生成されるノイズが回避され、例えば、減少され、実質的に除去され、および/または完全に除去され得ることである。第1の電源装置により生成されるノイズは、電磁ノイズであり得る。第1の電源装置は、様々な大きさおよび様々な周波数の電磁場を生成し得ることがあり、それにより、聴覚装置の1つまたは複数の電子部品間に電磁干渉を生成する。例えば、第1の電源装置は、1つまたは複数のプロセッサユニット、主電源、および磁気誘導ユニットを妨害するノイズを生成することがある。電磁干渉は、電子部品によっては、例えば、電子部品の動作周波数および電磁場の大きさによっては、多かれ少なかれ障害になり得る。従って、第1の電源装置の動作は、無線信号の受信中に、聴覚装置をより妨害し得る。例えば、聴覚装置が、磁気誘導ユニットを介して無線信号を受信しているときである。
【0036】
さらに、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止することにより、聴覚装置内の電子部品をシールドする必要性が低減される。従って、例えば、聴覚装置の電子部品を、第1の電源装置により生成された電磁ノイズからシールドする必要がなくなり得る。聴覚装置内でシールドする必要性を低減することにより、聴覚装置のサイズを低減することができる。
【0037】
言い換えると、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止することは、聴覚装置内の電子部品のよりよい共存を提供し得る。
【0038】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置を停止することは、例えば、磁気誘導ユニットから、またはプロセッサユニットから、第1の電源装置に制御信号を送信することにより、第1の電源装置を停止することを備えている。
【0039】
聴覚装置/磁気誘導ユニットは、第1の送信期間tx_1を含む送信期間内に送信してもよく、および/または第1の受信期間rx_1を含む受信期間内に受信してもよい。聴覚装置は、例えば、第1の受信期間rx_1を含む受信期間の直前および/または受信期間中に、第1の電源装置を停止し、聴覚装置が1つまたは複数の無線信号を受信している間に、第1の電源装置からのノイズを回避するように構成されていてもよい。
【0040】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、聴覚装置は、無線信号の受信前および/または受信中に、例えば第1の電源装置が停止されたときに、磁気誘導ユニットに電力を供給するように構成されている第2の電源装置を備えている。言い換えると、第2の電源装置は、第1の受信期間rx_1の前および/または受信期間rx_1中など、第1の電源装置が停止されたときに、磁気誘導ユニットに電力を供給するように構成されている。従って、第2の電源装置は、磁気誘導ユニットの送信期間の一部において、磁気誘導ユニットに電力を供給するように構成されていてもよい。第2の電源装置は、例えば、送信期間中に第2の電源装置を充電するために、第1の電源装置および/または主電源に接続されていてもよい。
【0041】
第2の電源装置は、無線信号の受信中に、電力入力端子を介して磁気誘導ユニットに電力を供給するための電力出力端子を備えていてもよい。
【0042】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置および/または主電源は、無線信号の送信中に、すなわち磁気誘導ユニットの送信期間中に、第2の電源装置に電力を供給するように構成されている。例えば、第1の電源装置および/または主電源は、磁気誘導ユニットの送信期間内または送信期間中に、第2の電源装置を充電してもよい。聴覚装置は、磁気誘導ユニットの第1の送信期間tx_1を含む送信期間中に、第2の電源装置に電力を供給するように構成されていてもよい。
【0043】
第2の電源装置は、第1の電源装置が動作中であるとき、第1の電源装置から供給される電力を蓄積してもよい。第2の電源装置は、無線信号の受信中、すなわち、第1の電源装置が停止されるときに、第1の電源装置の役割を引き受けるように構成されていてもよい。
【0044】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第2の電源装置は、キャパシタを備えていてもよい。第2の電源装置は、1つまたは複数のキャパシタ、例えば、直列または並列に配置された2つのキャパシタを備えていてもよい。キャパシタは、第1の電源装置が動作中であるとき、第1の電源装置から供給される電力を蓄積してもよい。キャパシタは、第1の電源装置から供給されるエネルギーを蓄積するように構成されていてもよく、例えば、キャパシタは、第1の電源装置が動作中であるときに充電されてもよい。キャパシタは、第1の電源装置が停止されるとき、例えば磁気誘導の受信中に、蓄積されたエネルギーを放電するように構成されていてもよい。言い換えると、キャパシタは、第1の電源装置が停止されるとき、磁気誘導ユニットに電力を供給してもよい。
【0045】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置を停止することは、磁気誘導ユニットから、またはプロセッサユニットから、第1の電源装置に制御信号を送信することにより、第1の電源装置を停止することを備えている。言い換えると、第1の電源装置は、第1の電源装置を停止および/または動作させるための制御信号を受信するように構成されていてもよい。
【0046】
さらに、聴覚装置の電力供給管理のための方法が開示される。聴覚装置は、プロセッサユニットと、主電源と、第1の電源装置と、無線信号を受信および送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備えている。聴覚装置に関連する説明は、本明細書に開示される方法にも適用され、その逆も同様であることに留意されたい。
【0047】
方法は、例えば、磁気誘導ユニットにおいて、例えば、無線信号の受信前および/または受信中に、第1の電源装置を停止することを備えている。
【0048】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置および/または方法では、方法は、例えば、磁気誘導ユニットにおいて、例えば、無線信号の受信中および/または受信前に、第2の電源装置から磁気誘導ユニットに電力を供給することを備えている。
【0049】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置および/または方法では、方法は、例えば、無線信号の送信中に、第1の電源装置から第2の電源装置に電力を供給することを備えている。
【0050】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置および/または方法では、第1の電源装置を停止することは、磁気誘導ユニットから、またはプロセッサユニットから、第1の電源装置に制御信号を送信することを備えている。
【0051】
図1は、例示的な聴覚装置を概略的に示す。聴覚装置2は、プロセッサユニット4を備えている。プロセッサユニット4は、聴力損失を補償するように構成されていてもよい。聴覚装置2は、主電源6と、第1の電源装置8と、磁気誘導ユニット10と、を備えている。主電源6は、1つまたは複数の電力レールを介して聴覚装置2の電子部品に電力を供給するために、1つまたは複数の電力出力端子を備えていてもよい。例えば、主電源6は、第1の電源装置8を含む1つまたは複数の電子部品に第1の電圧/電力を供給するために、第1の電力レール14に接続されている第1の電力出力端子12を備えている。第1の電力レール14は、プロセッサユニット4に給電してもよい。主電源6の第2の電力出力端子16は、例えば、プロセッサユニット4に第2の電圧/電力を供給するために、第2の電力レール18に接続されていてもよい。
【0052】
聴覚装置2は、第1のキャパシタ22を含む1つまたは複数のキャパシタを選択的に含む第2の電源装置20を備えている。第2の電源装置20は、第2の電源装置20に/第2の電源装置20から電力を入力および/または出力するために、(第1の)電力端子23を備えている。1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第2の電源装置は、電力を受け取り、出力するための別個の電力入力端子および電力出力端子を有する。
【0053】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置の第2の電力出力端子(図示省略)は、例えば、第2の電圧/電力をプロセッサユニット4に供給するために、第2の電力レール18に接続されていてもよい。さらに、第2の電源装置20は、電力端子23に関して記載されるように、第2の電圧で動作し、第2の電源装置20に/第2の電源装置20から電力を入力および/または出力するために、第2の電力レール18に接続されている第2の電力端子(図示省略)を備えていてもよい。
【0054】
聴覚装置2は、第1の無線信号26を含む無線信号を受信および/または送信するように構成されている磁気誘導ユニット10を備えている。磁気誘導ユニット10は、第1の無線信号26を、プロセッサユニット4に供給される電気信号28に変換するように、および/またはプロセッサユニット4からの電気信号30を、第1の無線信号26に変換するように構成されていてもよい。電気信号28、30は、データおよび/または制御信号であってもよい。磁気誘導ユニット10は、トランシーバ電力レール34を介して、第1の電源装置8および/または第2の電源装置20から電力を受け取るために、電力入力端子32を備えている。
【0055】
第1の電源装置8は、スイッチング電源(または別のノイズのある電源)であり、磁気誘導ユニット10および/または第2の電源装置20を含む聴覚装置の1つまたは複数の電子部品に電力を供給するために、主電源6に接続されている。第1の電源装置8は、主電源6から電力を受け取るために、第1の電力レール14に接続されている電力入力端子24を備えている。第1の電源装置8は、トランシーバ電力レール34を介して、磁気誘導ユニット10および/または第2の電源装置20に電力を供給するために、第1の電力出力端子36を備えている。
【0056】
磁気誘導ユニット10は、第1の制御接続部46を介して第1の制御信号44により第1の電源装置8を制御するために、第1の電源装置8の制御入力部42に接続されている第1の制御出力部40を有していてもよい。例えば、磁気誘導ユニット10は、第1の制御信号44を介して、第1の電源装置8を動作および/または停止、例えばオンおよび/またはオフしてもよい。1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の制御信号44は、プロセッサユニット4から供給されてもよい。
【0057】
第2の電源装置20は、磁気誘導ユニット10から制御信号を受け取るために、制御入力部48を備えていてもよい。
【0058】
磁気誘導ユニット10は、第2の制御接続部54を介して第2の制御信号52を送るために、選択的に、第2の電源装置20の制御入力部48に接続されている第2の制御出力部50を有していてもよい。例えば、磁気誘導ユニット10は、第2の制御信号52を介して第2の電源装置20を動作および/または停止、例えばオンおよび/またはオフしてもよい。1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第2の制御信号52は、プロセッサユニット4から供給されてもよい。
【0059】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の制御信号44は、第1の制御出力部40から制御入力部48に供給されてもよく、すなわち、第2の電源装置20の制御入力部48は、第1の制御接続部46に接続されていてもよい。
【0060】
磁気誘導ユニット10は、無線信号の受信中、すなわち磁気誘導ユニット10の受信期間中に、例えば、第1の制御信号44を介して、第1の電源装置8を停止するように構成されている。さらに、第2の電源装置20は、例えば、第1の制御信号44および/または第2の制御信号52に基づいて、トランシーバ電力レール34を介して、無線信号の受信中に、磁気誘導ユニット10に電力を供給するように構成されている。
【0061】
磁気誘導ユニット10は、無線信号の送信中に、(第1の制御信号44を介して)第1の電源装置8を動作させるように構成されている。言い換えると、第1の電源装置8は、磁気誘導ユニット10の送信期間中に、磁気誘導ユニット10に電力を供給し、選択的に、無線信号の送信中に、第2の電源装置20に電力を供給する。従って、第2の電源装置20のキャパシタ22は、磁気誘導ユニット10の送信期間中に充電されてもよく、磁気誘導ユニット10の受信期間中に放電されてもよい。
【0062】
1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置8を停止することは、制御信号(第1の制御信号44)を、磁気誘導ユニット10および/またはプロセッサユニット4から第1の電源装置8に送信することにより、第1の電源装置8を停止することを備えている。
【0063】
聴覚装置2は、第1の入力信号60Aを含む1つまたは複数の入力信号をプロセッサユニット4に供給するためのマイクロフォン60を含む1つまたは複数のマイクロフォンを備えていてもよい。プロセッサユニット4は、マイクロフォン60からの第1の入力信号60A、および/または、磁気誘導ユニット10/無線トランシーバ(図1では図示省略)からの電気信号28を選択的に含む入力信号を処理し、出力信号62をオーディオ出力信号64Aに変換するために、出力信号62を、レシーバ64に、例えば、出力トランスデューサに提供する。
【0064】
従って、1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、第1の電源装置8は、無線信号の送信中に、第2の電源装置20に電力を供給するように構成されている。
【0065】
図2は、第1の電源装置の例示的な動作および停止を示しており、グラフは、磁気誘導ユニット10またはプロセッサユニット4(図1参照)からの第1の制御信号44を示しており、第1の制御信号44がハイまたはロジカル「1」であることは、第1の電源装置が動作中であることを示し、第1の制御信号44がローまたはロジカル「0」であることは、第1の電源装置が停止中であることを示す。第1の制御信号44は、磁気誘導ユニット10内において、送信TXの間に、例えば送信TXの開始後に(短く)ハイとなり、受信RXの間に、および、選択的に受信RXの前に(短く)ローとなる。第1の制御信号44の切り換えは、TXおよびRXの開始および終了に合わせられていてもよい。第1の制御信号44は、約50%などの10%から90%の範囲内のデューティサイクルを有していてもよく、デューティサイクルは、TX周期とRX周期との間の関係を示す。1つまたは複数の例示的な聴覚装置では、(反転された)第1の制御信号は、第2の電源装置ユニットへの制御信号として使用され、すなわち第1の制御信号44がハイまたはロジカル「1」であることは、第2の電源装置が停止中であること(および第2の電源装置のキャパシタが充電されていること)を示し、第1の制御信号44がローまたはロジカル「0」であることは、第2の電源装置が動作中であることを示す。
【0066】
第1の電源装置が動作中であることは、第1の電源装置が磁気誘導ユニットを含む1つまたは複数の電子部品に電力を供給することを意味することを意図しており、一方で、第1の電源装置が停止中であることは、電力が供給されず、スイッチング電源において、スイッチングが実行されていないこと(第1の電源装置のノイズ生成動作が一時停止またはオフされること)を意味することを意図している。
【0067】
第2の電源装置が動作中であることは、第2の電源装置が、磁気誘導ユニットを含む1つまたは複数の電子部品に電力を供給することを意味することを意図している。
【0068】
例えば制御信号44または52による、第2の電源装置の能動的な切り換えのない、第2の電源装置のより簡単な実施形態では、第2の電源装置のキャパシタ22は、受信中に磁気誘導ユニットへの(ノイズのない)電力供給を引き受ける。
【0069】
図3は、プロセッサユニットと、主電源と、第1の電源装置と、無線信号を受信および送信するように構成されている磁気誘導ユニットと、を備える聴覚装置の電力供給管理のために、聴覚装置(例えば、図1の聴覚装置2などの本明細書で開示される聴覚装置)で実行される方法100のような、本開示による例示的な方法のフロー図である。方法100は、無線信号の受信中に第1の電源装置を停止すること102を備えている。
【0070】
1つまたは複数の例示的な方法および/または聴覚装置では、方法100は、無線信号の受信中に、第2の電源装置および/または主電源から磁気誘導ユニットに電力を供給すること104を備えている。
【0071】
1つまたは複数の例示的な方法および/または聴覚装置では、方法100は、無線信号の送信中に、第1の電源装置から第2の電源装置に電力を供給すること106を備えている。
【0072】
1つまたは複数の例示的な方法および/または聴覚装置では、第1の電源装置を停止すること102は、磁気誘導ユニットから、またはプロセッサユニットから第1の電源装置に制御信号を送信すること102Aを備えている。
【0073】
用語「第1」、「第2」、「第3」、および「第4」、「1次」、「2次」、「3次」等の使用は、いかなる特定の順番を意味するものではなく、個々の要素を識別するために使用される。さらに、用語「第1」、「第2」、「第3」、および「第4」、「1次」、「2次」、「3次」等の使用は、いかなる順番または重要性を示すものではなく、むしろ、用語「第1」、「第2」、「第3」、および「第4」、「1次」、「2次」、「3次」等は、1つの要素を別の要素と区別するために使用されている。なお、ワード「第1」、「第2」、「第3」、および「第4」、「1次」、「2次」、「3次」等は、要素をラベリングするために本開示および他で使用されており、いかなる特定の空間または時間的な順番を示すことを意図していない。
【0074】
さらに、第1の構成要素というラベリングは、第2の構成要素の存在を示すものではなく、その逆も同様である。
【0075】
図1図3は、実線を用いて示されるいくつかのモジュールまたは動作と、破線を用いて示されるいくつかのモジュールまたは動作と、を備えていることを理解されたい。実線に含まれているモジュールまたは動作は、最も広い例示的な実施形態に含まれているモジュールまたは動作である。破線に含まれているモジュールまたは動作は、実線で示される例示的な実施形態のモジュールまたは動作に加えて採用されるさらなるモジュールまたは動作に含まれてもよく、またはその一部であってもよく、または当該さらなるモジュールまたは動作である例示的な実施形態であってもよい。これらの動作は、提示された順序で実行される必要はないことを理解されたい。さらに、動作のすべてが実行される必要はないことを理解されたい。例示的な動作は、任意の順番で、および任意の組合せで実行されてもよい。
【0076】
ワード「備えている(comprising)」は、列挙されたもの以外の他の要素またはステップの存在を必ずしも除外しないことに留意されたい。
【0077】
構成要素の前に記載されるワード「a」または「an」は、その要素が複数存在することを排除するものではないことに留意されたい。
【0078】
さらに、任意の参照符号は、特許請求の範囲を限定するものではなく、例示的な実施形態は、ハードウェアおよびソフトウェアの両方により少なくとも部分的に実装されてもよく、いくつかの「手段」、「ユニット」または「装置」は、ハードウェアの同じアイテムにより表されてもよいことに留意されたい。
【0079】
本明細書で説明される種々の例示的な方法、装置、およびシステムは、方法のステップのプロセスの一般的な内容で記載されており、方法のステップのプロセスは、一態様では、コンピュータプログラム製品により実行されてもよく、プログラムコードなどのコンピュータ実行可能指示を含むコンピュータ読み取り可能媒体で具体化されてもよく、ネットワーク化された環境内のコンピュータにより実行されてもよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)などを含むが、これらに限定されない着脱式および非着脱式の記憶装置を含んでいてもよい。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行する、または、特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含んでいてもよい。コンピュータ実行可能指示、関連したデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書に開示する方法のステップを実行するためのプログラムコードの例を表す。そのような実行可能指示または関連したデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセスで説明される機能を実行するための対応する動作の例を表す。
【0080】
特徴が示されて記載されてきたが、それらは、特許請求の範囲に記載された発明を限定することを意図しておらず、特許請求の範囲に記載された発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更および修正が行われてもよいことが当業者には明らかになることが理解されるであろう。従って、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく、例示的な意味で見なされるべきである。特許請求の範囲に記載された発明は、全ての代替物、修正物、および均等物を包含することが意図される。
【符号の説明】
【0081】
2 :聴覚装置
4 :プロセッサユニット
6 :主電源
8 :第1の電源装置
10 :磁気誘導ユニット
12 :主電源の第1の電力出力端子
14 :第1の電力レール
16 :主電源の第2の電力出力端子
18 :第2の電力レール
20 :第2の電源装置
22 :第1のキャパシタ
24 :第1の電源装置の電力入力端子
26 :第1の無線信号
28 :プロセッサユニットへの電気信号
30 :磁気誘導ユニットへの電気信号
32 :磁気誘導ユニットの電力入力端子
34 :トランシーバ電力レール
36 :第1の電源装置の電力出力端子
40 :第1の制御出力部
42 :第1の電源装置の制御入力部
44 :制御信号
46 :第1の制御接続部
48 :第2の電源装置の制御入力部
50 :第2の制御出力部
52 :制御信号
54 :第2の制御接続部
60 :マイクロフォン
60A :第1の入力信号
62 :出力信号
64 :レシーバ
64A :オーディオ出力信号
100 :聴覚装置の電力供給管理の方法
102 :無線信号の受信中に、第1の電源装置を停止
102A:磁気誘導ユニットから、またはプロセッサユニットから第1の電源装置に制御信号を送信
104 :無線信号の受信中に、第2の電源装置から磁気誘導ユニットに電力を供給
106 :無線信号の伝送中に、第1の電源装置から第2の電源装置に電力を供給
図1
図2
図3
【外国語明細書】