(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022040013
(43)【公開日】2022-03-10
(54)【発明の名称】オンライン・ミーティングの予約を管理するためのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/02 20120101AFI20220303BHJP
【FI】
G06Q10/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021133332
(22)【出願日】2021-08-18
(31)【優先権主張番号】P 2020144198
(32)【優先日】2020-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】520330353
【氏名又は名称】HIROJ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520330364
【氏名又は名称】山取 寛
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】山取 寛
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】オンライン及びオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを管理するプログラムを提供する。
【解決手段】予約管理処理は、ミーティングにオンライン及びオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す予約要求を受信する処理S21、ミーティングのオンライン上での開催場所を示すミーティングURLを受信する処理S34、参加形態がオンラインかオフラインかを特定する処理S28及び参加形態がオンラインである場合、ミーティングにオンラインで参加することを表示し、且つ、ミーティングURLにリンクされた第1アイコンを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成し、参加形態がオフラインである場合、ミーティングにオフラインで参加することを表示し、且つ、ミーティングURLにリンクされていない第2アイコンを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理S35からなる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらかの参加形態での参加を希望する第1参加者により利用される第1参加者端末から、前記ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す参加形態情報を含むミーティング予約要求を受信する処理と、
前記ミーティングを主催する主催者に前記ミーティングのオンライン上での開催場所を提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから、前記開催場所を示すミーティングURL(Uniform Resource Locator)を受信する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインかオフラインかを特定する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記ミーティングの日時と、前記第1参加者が前記ミーティングにオンラインで参加することを表示し且つ前記ミーティングURLにリンクされた第1アイコンとを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオフラインである場合、前記ミーティングの日時と、前記第1参加者が前記ミーティングにオフラインで参加することを表示し且つ前記ミーティングURLにリンクされていない第2アイコンとを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理と、
前記予約管理表情報を、前記主催者により利用される主催者端末に送信する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項2】
前記ミーティング予約要求は、さらに、前記第1参加者のオンライン上でのアドレスを示すアドレス情報を含み、
前記予約管理表は、さらに、ミーティングURL送信アイコンを含み、
前記ミーティングURL送信アイコンへの手動操作の検知を示す検知情報を、前記主催者端末から受信する処理と、
前記検知情報の受信をうけて、前記アドレス情報により示される前記第1参加者のオンライン上でのアドレスに前記ミーティングURLを送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記ミーティング予約要求の受信をうけて、前記ミーティングURLが前記コンピュータに接続されたデータベースに保存されているかをチェックする処理と、
前記ミーティングURLが前記データベースに保存されていれば、前記ミーティングURLの取得を要求する取得要求を前記データベースに送信する処理と、
前記ミーティングURLが前記データベースに保存されていなければ、前記ミーティングURLの新規発行を要求する新規発行要求を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダに送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記ミーティング予約要求は、さらに、複数の選択肢を含む質問の中から前記第1参加者により選択された回答を示す第1アンケート情報を含み、
前記複数の選択肢を含む前記質問の中から前記第1参加者とは異なる第2参加者により選択された回答を示す第2アンケート情報を保存するデータベースから、前記第2アンケート情報を受信する処理と、
前記第1アンケート情報に示される回答および前記第2アンケート情報に示される回答を統計学的に分析して前記複数の選択肢に対する回答に関する統計情報を生成する処理と、
前記統計情報を前記主催者端末に送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から3のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記主催者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す主催者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理と、
前記主催者アクセス情報に基づいて、前記ミーティングが予定通りに開催されたかどうかを示す開催情報を生成する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1参加者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す第1参加者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理と、
前記第1参加者端末とは異なる第2参加者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す第2参加者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理と、
前記第1参加者アクセス情報および前記第2参加者アクセス情報に基づいて、前記ミーティングの参加者数を算出して、前記参加者数を示す参加者数情報を生成する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項7】
前記ミーティング予約要求の受信をうけて、前記第1参加者が前記ミーティングに参加することが既に登録されているかを判断する処理と、
前記第1参加者が前記ミーティングに参加することが既に登録されている場合に、前記ミーティング予約要求を破棄する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記主催者により利用される主催者端末から、前記参加形態情報に示される参加形態がオフラインである場合に前記ミーティングが開催される現実のアドレスを示すアドレス情報を受信する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記第1参加者端末に、前記ミーティングURLを送信する処理と、
前記参加形態に示される参加形態がオフラインである場合、前記第1参加者端末に、前記アドレス情報を送信する処理と、
をさらにコンピュータに実行させる請求項1から7のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項9】
オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催する主催者により利用される主催者端末から、前記ミーティングのオンライン上での開催場所を前記主催者に提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダにアクセスするためのログイン情報を受信する処理と、
前記ログイン情報を前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダに送信し、前記ログイン情報を受信した前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから前記ミーティングのオンライン上での開催場所を示すミーティングURL(Uniform Resource Locator)を受信する処理と、
前記主催者端末から、前記ミーティングのオフラインでの開催場所を示すアドレス情報を取得する処理と、
第1参加者端末から、前記ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す参加形態情報を含むミーティング予約要求を受信する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインかオフラインかを特定する処理と、
前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記第1参加者端末に、前記ミーティングURLを送信する処理と、
前記参加形態に示される参加形態がオフラインである場合、前記第1参加者端末に、前記アドレス情報を送信する処理と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン・ミーティングの予約を管理するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、大阪拠点、東京拠点およびフィリピン拠点に分散しているメンバー達のオンライン・ミーティングを予約するシステムを開示している。このシステムは、メンバー達のそれぞれの予定の空き状況を把握し、さらに、大阪拠点、東京拠点およびフィリピン拠点の会議室の予約の空き状況を把握している。システムは、メンバー全員の予定が空いており、且つ、全拠点で会議室が空いている時間帯を探し出し、その探し出した時間帯を強調した会議予定表を作成する。会議の主催者は、この会議予定表を参照して、全員の都合のよい時間帯にオンライン・ミーティングを予約する。
【0003】
特許文献2は、第1担当者と第2担当者が参加するオンライン・ミーティングを予約するためのスケジュール予約サーバを開示している。スケジュール予約サーバは、第1担当者の予約状況を記録している。スケジュール予約サーバは、第2担当者の利用するタブレット端末に第1担当者の予約状況の一覧表を提供する。第2担当者は、タブレット端末に表示された第1担当者の予約状況の一覧表を参照して、第1担当者とのオンライン・ミーティングの日時を選択する。スケジュール予約サーバは、第1担当者の予約状況の一覧表の第2担当者により選択された日時に、第2担当者による予約を記録する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-121212号公報
【特許文献2】特開2020-87081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ある参加者は、オンライン・ミーティングを要望し、別の参加者は、オフライン・ミーティングを要望ことがある。両者の要望に応えるため、ミーティングの主催者は、オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催することがある。特許文献1~2は、オンラインの参加形態のみを許容するミーティングを予約するシステムを開示している。つまり、特許文献1~2は、オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催するシステムを提供していない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一実施形態に係るプログラムは、以下の処理1~6をコンピュータに実行させる。
【0007】
1.オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらかの参加形態での参加を希望する第1参加者により利用される第1参加者端末から、前記ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す参加形態情報を含むミーティング予約要求を受信する処理。
【0008】
2.前記ミーティングを主催する主催者に前記ミーティングのオンライン上での開催場所を提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから、前記開催場所を示すミーティングURL(Uniform Resource Locator)を受信する処理。
【0009】
3.前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインかオフラインかを特定する処理。
【0010】
4.前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記ミーティングの日時と、前記第1参加者が前記ミーティングにオンラインで参加することを表示し且つ前記ミーティングURLにリンクされた第1アイコンとを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理。
5.前記参加形態情報に示される参加形態がオフラインである場合、前記ミーティングの日時と、前記第1参加者が前記ミーティングにオフラインで参加することを表示し且つ前記ミーティングURLにリンクされていない第2アイコンとを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理。
【0011】
6.前記予約管理表情報を、前記主催者により利用される主催者端末に送信する処理。
【0012】
オンラインでの参加形態とは、第1参加者が、主催者端末に電気通信可能に接続された第1参加者端末を介してミーティングに参加することをいう。オフラインでの参加形態とは、第1参加者が、主催者に直接会うことによりミーティングに参加することをいう。
【0013】
参加形態情報は、ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す。コンピュータは、参加形態情報に基づいて第1参加者がミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを決定し、第1参加者の参加形態に応じた予約管理表情報を主催者端末に送信する。コンピュータは、主催者がオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催することを可能とする。
【0014】
さらに、主催者は、主催者端末に描画された予約管理表に含まれる第1アイコンを手動操作することにより、ミーティングを開始することができる。具体的には、主催者端末は、予約管理表情報に基づいて予約管理表を描画する。予約管理表は、ミーティングURLにリンクされた第1アイコンを含む。主催者端末は、主催者による第1アイコンへの手動操作をうけて、ミーティングURLに示されたミーティングの開催場所にアクセスする。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダは、主催者端末による開催場所へのアクセスをうけて、主催者端末にオンライン・ミーティングを提供する。
【0015】
本発明の一実施形態に係るコンピュータに実装された方法は、上記の処理1~6を実施してもよい。
【0016】
本発明の一実施形態に係るコンピュータは、プロセッサと、プログラムを保存するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記プログラムに従い、上記の処理1~6を実行してもよい。
【0017】
(2)前記ミーティング予約要求は、さらに、前記第1参加者のオンライン上でのアドレスを示すアドレス情報を含んでもよい。前記予約管理表は、さらに、ミーティングURL送信アイコンを含んでもよい。プログラムは、さらに以下の処理7~8をコンピュータに実行させてもよい。
【0018】
7.前記ミーティングURL送信アイコンへの手動操作の検知を示す検知情報を、前記主催者端末から受信する処理。
【0019】
8.前記検知情報の受信をうけて、前記アドレス情報により示される前記第1参加者のオンライン上でのアドレスに前記ミーティングURLを送信する処理。
【0020】
アドレス情報は、例えば、電子メールアドレス、SMS(Short Message Service)を利用するための電話番号、インスタントメッセンジャーを利用するためのアカウントを含む。
【0021】
予約管理表は、第1参加者の参加形態がオンラインである場合、ミーティングの日時および第1アイコンに加えて、ミーティングURL送信アイコンを含む。第1アイコンは、主催者によるミーティングを開始するための手動操作を受け付ける。ミーティングURL送信アイコンは、主催者によるミーティングURLを第1参加者に送信するための手動操作を受け付ける。
【0022】
主催者は、ミーティングの直前に、ミーティングを開始するために第1アイコンを含む予約管理表を閲覧していてもよい。このような状況下で、主催者は、ミーティングの直前にミーティングURLの再送を第1参加者から要求されることがある。例えば、第1参加者が、ミーティングの直前にミーティングURLを紛失したことに気づくような場合である。主催者は、予約管理表に含まれるミーティングURLアイコンを手動操作するだけで、第1参加者のオンライン上のアドレスにミーティングURLを送信することができる。
【0023】
(3)プログラムは、さらに以下の処理9~11をコンピュータに実行させてもよい。
【0024】
9.前記ミーティング予約要求の受信をうけて、前記ミーティングURLが前記コンピュータに接続されたデータベースに保存されているかをチェックする処理。
【0025】
10.前記ミーティングURLが前記データベースに保存されていれば、前記ミーティングURLの取得を要求する取得要求を前記データベースに送信する処理。
【0026】
11.前記ミーティングURLが前記データベースに保存されていなければ、前記ミーティングURLの新規発行を要求する新規発行要求を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダに送信する処理。
【0027】
主催者は、複数の参加者を含むミーティングを主催することがある。第1参加者が1人目の予約者である場合、コンピュータはオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダにミーティングURLの新規発行を要求する。第1参加者が2人目以降の予約者である場合、コンピュータはデータベースに保存されたミーティングURLを利用する。
【0028】
(4)前記ミーティング予約要求は、さらに、複数の選択肢を含む質問の中から前記第1参加者により選択された回答を示す第1アンケート情報を含んでもよい。プログラムは、さらに以下の処理12~14をコンピュータに実行させてもよい。
【0029】
12.前記複数の選択肢を含む前記質問の中から前記第1参加者とは異なる第2参加者により選択された回答を示す第2アンケート情報を保存するデータベースから、前記第2アンケート情報を受信する処理。
【0030】
13.前記第1アンケート情報に示される回答および前記第2アンケート情報に示される回答を統計学的に分析して前記複数の選択肢に対する回答に関する統計情報を生成する処理。
【0031】
14.前記統計情報を前記主催者端末に送信する処理。
【0032】
これにより主催者は、ミーティングの日時よりも前に、ミーティング参加者の統計情報を把握することができる。主催者は、統計情報を把握することにより、ミーティングのトピックスを微調整することができる。
【0033】
例えば、ミーティングは相続に関するセミナーであってもよい。質問は、参加者が相続人の立場であるか被相続人の立場であるかを問うものでもよい。統計情報は、相続人と被相続人の比率であってもよい。相続人は、被相続人とは異なるトピックスに関心を示すことがある。主催者は、相続人と被相続人の比率に応じて、ミーティングのトピックスを微調整してもよい。統計情報は、これに限らず、例えば、男女比、年齢分布、居住地分布、セミナーの参加目的の分布でもよい。
【0034】
(5)プログラムは、さらに以下の処理15~16をコンピュータに実行させてもよい。
【0035】
15.前記主催者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す主催者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理。
【0036】
16.前記主催者アクセス情報に基づいて、前記ミーティングが予定通りに開催されたかどうかを示す開催情報を生成する処理。
【0037】
主催者は、広く参加者を募集し、参加者の予約があって初めて開催されるミーティングを主催することがある。仮に参加者の予約がなければミーティングは開催されない。開催情報は、主催者により承認された主催者以外のメンバーに開示されてもよい。メンバーは、例えば、主催者の上司または主催者の同僚を含む。これにより、メンバーは、実際にミーティングが開催されたかどうかを把握することができる。
【0038】
(6)プログラムは、さらに以下の処理17~19をコンピュータに実行させてもよい。
【0039】
17.前記第1参加者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す第1参加者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理。
【0040】
18.前記第1参加者端末とは異なる第2参加者端末が前記ミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す第2参加者アクセス情報を、前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから受信する処理。
【0041】
19.前記第1参加者アクセス情報および前記第2参加者アクセス情報に基づいて、前記ミーティングの参加者数を算出して、前記参加者数を示す参加者数情報を生成する処理。
【0042】
これにより、主催者は、ミーティング中にリアルタイムに、または、ミーティングの終了後に、ミーティングの参加者数を把握することができる。
【0043】
(7)プログラムは、さらに以下の処理20~21をコンピュータに実行させてもよい。
【0044】
20.前記ミーティング予約要求の受信をうけて、前記第1参加者が前記ミーティングに参加することが既に登録されているかを判断する処理。
【0045】
21.前記第1参加者が前記ミーティングに参加することが既に登録されている場合に、前記ミーティング予約要求を破棄する処理。
【0046】
これにより、第1参加者によるミーティングへの重複予約を防止できる。プログラムは、さらにミーティング予約要求の破棄をうけて、ミーティングの重複予約を知らせるメッセージを第1参加者端末に送信してもよい。
(8)プログラムは、さらに以下の処理22~24をコンピュータに実行させてもよい。
22.前記主催者により利用される主催者端末から、前記参加形態情報に示される参加形態がオフラインである場合に前記ミーティングが開催される現実のアドレスを示すアドレス情報を受信する処理。
23.前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記第1参加者端末に、前記ミーティングURLを送信する処理。
24.前記参加形態に示される参加形態がオフラインである場合、前記第1参加者端末に、前記アドレス情報を送信する処理。
(9)本発明の別の実施形態に係るプログラムは、以下の処理25~31をコンピュータに実行させる。
25.オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催する主催者により利用される主催者端末から、前記ミーティングのオンライン上での開催場所を前記主催者に提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダにアクセスするためのログイン情報を受信する処理。
26.前記ログイン情報を前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダに送信し、前記ログイン情報を受信した前記オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから前記ミーティングのオンライン上での開催場所を示すミーティングURL(Uniform Resource Locator)を受信する処理。
27.前記主催者端末から、前記ミーティングのオフラインでの開催場所を示すアドレス情報を取得する処理。
28.第1参加者端末から、前記ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す参加形態情報を含むミーティング予約要求を受信する処理。
29.前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインかオフラインかを特定する処理。
30.前記参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、前記第1参加者端末に、前記ミーティングURLを送信する処理。
31.前記参加形態に示される参加形態がオフラインである場合、前記第1参加者端末に、前記アドレス情報を送信する処理。
【0047】
(10)本発明のさらに別の実施形態に係るプログラムは、以下の処理32~37をコンピュータに実行させる。
【0048】
32.オンラインでのミーティングに参加を希望する第1参加者により利用される第1参加者端末から、前記第1参加者のオンライン上でのアドレスを示すアドレス情報を含むミーティング予約要求を受信する処理。
【0049】
33.前記ミーティングを主催する主催者に前記ミーティングのオンライン上での開催場所を提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダから、前記開催場所を示すミーティングURL(Uniform Resource Locator)を受信する処理。
【0050】
34.前記ミーティングの日時と、前記ミーティングにリンクされた第1アイコンと、ミーティングURL送信アイコンとを含む予約管理表を描画するための予約管理表情報を生成する処理。
【0051】
35.前記予約管理表情報を、前記主催者により利用される主催者端末に送信する処理。
【0052】
36.前記ミーティングURL送信アイコンへの手動操作の検知を示す検知情報を、前記主催者端末から受信する処理。
【0053】
37.前記検知情報の受信をうけて、前記アドレス情報により示される前記第1参加者のオンライン上でのアドレスに前記ミーティングURLを送信する処理。
【0054】
予約管理表は、ミーティングの日時と、第1アイコンと、ミーティングURL送信アイコンとを含む。第1アイコンは、主催者によるミーティングを開始するための手動操作を受け付ける。ミーティングURL送信アイコンは、主催者によるミーティングURLを第1参加者に送信するための手動操作を受け付ける。
【0055】
主催者は、ミーティングの直前に、ミーティングを開始するために第1アイコンを含む予約管理表を閲覧していてもよい。このような状況下で、主催者は、ミーティングの直前にミーティングURLの再送を第1参加者から要求されることがある。例えば、第1参加者が、ミーティングの直前にミーティングURLを紛失したことに気づくような場合である。主催者は、予約管理表に含まれるミーティングURLアイコンを手動操作するだけで、第1参加者のオンライン上のアドレスにミーティングURLを送信することができる。
【0056】
本発明の別の実施形態に係るコンピュータに実装された方法は、上記の処理32~37を実施してもよい。
【0057】
本発明の別の実施形態に係るコンピュータは、プロセッサと、プログラムを保存するメモリとを備え、前記プロセッサは、前記プログラムに従い、上記の処理32~37を実行してもよい。
【発明の効果】
【0058】
コンピュータは、主催者がオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを開催することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【
図1】本発明の一実施形態による予約管理システムを示す図。
【
図2】本発明の一実施形態による予約管理処理を示すフロー図。
【
図3】本発明の一実施形態による予約管理処理を示すフロー図。
【
図4】本発明の一実施形態による予約管理処理を示すフロー図。
【
図5】本発明の一実施形態による予約管理処理を示すフロー図。
【
図6】本発明の一実施形態による予約画面(特にミーティング選択画面)を示す図。
【
図7】本発明の一実施形態による予約画面(特に予約日選択画面)を示す図。
【
図8】本発明の一実施形態による予約画面(特に予約時間選択画面)を示す図。
【
図9】本発明の一実施形態による予約画面(特に連絡先入力画面)を示す図。
【
図10】本発明の一実施形態による予約管理画面を示す図。
【
図11】本発明の一実施形態によるアカウント設定画面を示す図。
【
図12】本発明の一実施形態による予約画面(特にスタッフ選択画面)を示す図。
【
図13】本発明の一実施形態によるメッセージ・テンプレートを示す図。
【
図14】本発明の一実施形態による出欠表を示す図。
【
図15】本発明の一実施形態による基礎情報入力画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0061】
図1に示すように、予約管理システム1は、オンライン・ミーティング・サービスを提供するオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2を備える。オンライン・ミーティング・サービスは、例えば、Zoom(登録商標)、Webex Meetings(登録商標)、Microsoft Teams(登録商標)およびGoogle meet(登録商標)を含む。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、このプロバイダ2に会員登録されたユーザにオンライン・ミーティング・サービスを提供する。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、会員登録されたユーザにユーザIDおよびユーザ・パスワードを発行する。ユーザは、ユーザIDおよびユーザ・パスワードを利用してオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインすることができる。
【0062】
予約管理システム1は、さらに、予約管理サービス・プロバイダ3を備える。予約管理サービス・プロバイダ3は、このプロバイダ3に会員登録されたユーザにミーティングの予約管理サービスを提供する。予約管理サービス・プロバイダ3は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2とは異なる事業者であってもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、会員登録されたユーザにカスタマーIDおよびカスタマー・パスワードを発行する。ユーザは、カスタマーIDおよびカスタマー・パスワードを利用して、予約管理サービス・プロバイダ3にログインすることができる。
【0063】
予約管理システム1は、オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容するミーティングを主催する主催者により利用される主催者端末4を備える。主催者は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2および予約管理サービス・プロバイダ3の両方に会員登録されている。すなわち、主催者は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインするためのユーザIDおよびユーザ・パスワードを保有している。主催者は、さらに、予約管理サービス・プロバイダ3にログインするためのカスタマーIDおよびカスタマー・パスワードを保有している。
【0064】
予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者端末4からオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインするためのログイン情報(ユーザIDおよびユーザ・パスワード)を受信し、そのユーザIDおよびユーザ・パスワードを保存している。そのため、予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者に代理してオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインすることができる。ログイン情報は、ユーザIDおよびユーザ・パスワードに加えて、または、それらに代えて、予約管理サービス・プロバイダ3は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2から主催者に発行されたアクセス・トークンであってもよい。アクセス・トークンは、例えば、JWT(JSON Web Token)でもよい。
【0065】
予約管理サービス・プロバイダ3は、プロセッサと、プログラムを保存したメモリとを含むコンピュータであってもよい。具体的には、予約管理サービス・プロバイダ3は、ウェブ・サーバ3a、会員データベース3bおよびミーティング・データベース3cを含んでもよい。ウェブ・サーバ3aは、主催者により主催されるミーティングへの参加予約を受け付けるための予約画面(例えば、
図6~
図9参照)をウェブ上に公開することにより、ミーティングへの参加を希望する希望者(例えば、第1参加者端末5および第2参加者端末6)に予約画面を提供する。ウェブ・サーバ3aは、予約画面により受け付けたミーティングを一元管理する予約管理表(例えば、
図10参照)を主催者端末4に非公開で提供する。ウェブ・サーバ3aは、主催者による予約画面のカスタマイズを受け入れてもよい。例えば、ウェブ・サーバ3aは、カスタマイズに要するミーティング基礎情報を受け付けるための基礎情報入力画面を主催者に提供してもよい。
【0066】
ミーティング基礎情報は、例えば、主催者の営業日を示す営業日情報、主催者に所属するスタッフの氏名、スタッフの電子メールアドレス、スタッフの勤務日情報、予約画面に掲載するミーティングの主題を示すミーティング主題情報、予約画面に掲載するアンケートの質問項目を示すアンケート質問項目情報を含む。
【0067】
会員データベース3bは、基礎情報入力画面を通じて受け付けたミーティング基礎情報を保存する。会員データベース3bは、さらに、主催者に代理してオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインするためのユーザIDおよびユーザ・パスワードを保存する。
【0068】
ミーティング・データベース3cは、ミーティング情報を保存する。ミーティング情報は、例えば、参加者の名前、参加者の性別、参加者の電子メールアドレス、参加者の電話番号、参加者の住所、参加者のアンケート回答、参加者からの事前の質問、参加者のミーティングへの参加形態(オンライン/オフライン)、主催者の担当スタッフの名前、主催者の担当スタッフの電子メールアドレス、ミーティングの主題、ミーティングの日時、ミーティングの状態(未開催/既開催)、ミーティングURL、ミーティングID、ミーティング・パスワード、参加者のアンケート回答に関する統計情報、ミーティングへの参加者数を示す参加者数情報を含む。
【0069】
主催者端末4は、ミーティングの主催者により利用されるコンピュータである。コンピュータは、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップ、タブレット、および、スマートフォンを含む。主催者は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に会員登録された会員であり、且つ、予約管理サービス・プロバイダ3に会員登録された会員である。第1参加者端末5は、ミーティングの第1参加者により利用されるコンピュータである。第2参加者端末6は、ミーティングの第2参加者により利用されるコンピュータである。
【0070】
予約管理システム1は、さらに、決済サーバ7を備えてもよい。主催者は、有償のミーティングを提供することがある。決済サーバ7は、有償のミーティングの参加費用を決済処理する。
【0071】
予約管理システム1は、さらに、クライアント会員サーバ8を備えてもよい。主催者は、会員組織を運営しており、第1参加者をその会員としていてもよい。主催者は、第1参加者に会員IDおよび会員パスワードを発行する。第1参加者は、会員IDおよび会員パスワードを利用して、主催者の会員組織にログインすることができる。クライアント会員サーバ8は、第1参加者の会員IDおよび会員パスワードとともに、第1参加者の連絡先情報を保存している。連絡先情報は、例えば、氏名、性別、メールアドレス、電話番号、および、住所を含む。
【0072】
予約管理サービス・プロバイダ3は、さらに、主催者に代理してクライアント会員サーバ8にログインするために第1参加者の会員IDおよび会員パスワードを保存していてもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、クライアント会員サーバ8にログインして、クライアント会員サーバ8に保存されている第1参加者の連絡先情報を取得してもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、取得した第1参加者の連絡先情報に基づいて、例えば、
図9に示される連絡先入力画面の名前欄41、性別欄42、メールアドレス欄43、電話番号欄44および住所欄45を自動的に記入してもよい。
【0073】
図2~
図5は、本実施形態の予約管理処理を示すフローを示す。
図2~
図5に示される処理11~86の順序は、一例であり、特に矛盾の無い限り入れ替え可能である。
【0074】
図2を参照して、予約管理サービス・プロバイダ3は、基礎情報入力画面を描画するための基礎情報入力画面情報を主催者端末4に送信する(S11)。基礎情報入力画面は、予約画面(
図6~
図9)をカスタマイズするためのミーティング基礎情報を主催者から受け付ける。ミーティング基礎情報は、例えば、主催者の営業日を示す営業日情報、主催者に所属するスタッフの出勤日情報、アンケート情報(例えば、質問および回答選択肢)、ミーティング主題情報、決済情報、ミーティング形態(オンライン固定、オフライン固定、オンライン・オフラインの選択可能)を含んでもよい。
【0075】
主催者端末4は、予約管理サービス・プロバイダ3から基礎情報入力画面情報を受信し、基礎情報入力画面を描画する(S12)。主催者端末4は、主催者からミーティング基礎情報を受け付け(S13)、ミーティング基礎情報を予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S14)。
【0076】
予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者端末4からミーティング基礎情報を受信する(S15)。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング基礎情報に基づいて予約画面をカスタマイズすることにより、予約画面を描画するための予約画面情報を生成する(S16)。例えば、
図6に示される予約画面10は、それぞれ異なるミーティング主題を記述したミーティングメニュー11~13を含む。ミーティング主題情報は、ミーティングメニュー11~13に反映される。
図7に示される予約画面20は、各日付に空き状況を表すアイコン26を含むカレンダー25を含む。
図8に示される予約画面30は、各時間帯に空き状況を表すアイコン34を含む時間割32、33を含む。営業日情報および出勤日情報は、カレンダー25および時間割32、33に反映される。
図9に示される予約画面40は、参加目的欄46を含む。アンケート情報は、参加目的欄46の記述に反映される。
【0077】
予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者端末5からの要求をうけて、予約画面情報を参加者端末5、6に送信する(S17)。第1参加者端末5は、予約管理サービス・プロバイダ3から予約画面情報を受信し(S18)、予約画面情報に基づいて予約画面を表示する(S19)。
【0078】
第1参加者端末5は、まず、
図6に示される予約画面10を表示する。予約画面10は、ミーティングメニュー11~13を含む。ミーティングメニュー11~13のそれぞれは、予約ボタン14~16をそれぞれ含む。第1参加者は、ミーティングメニュー11~13のどのミーティングに参加するかを選択することができる。第1参加者端末5は、第1参加者による予約ボタン14~16のいずれかの手動操作を検知して、選択されたミーティングを示すミーティング選択情報を生成する。
【0079】
第1参加者端末5は、次に、
図7に示される予約画面20を表示する。ミーティングは、オンラインおよびオフラインのどちらの参加形態も許容している。予約画面20は、オンラインボタン21およびオフラインボタン22を含む。第1参加者は、オンラインおよびオフラインへのどちらの参加形態での参加を希望するかを選択することができる。第1参加者端末5は、第1参加者によるオンラインボタン21およびオフラインボタン22のいずれかへの手動操作を検知して、ミーティングにオンラインおよびオフラインのどちらの参加形態で参加するかを示す参加形態情報を生成する。
【0080】
予約画面20は、カレンダー25と、前月に戻るためのアイコン23と、次月に進むためのアイコン24とを含む。第1参加者は、ミーティングを希望する日付を選択することができる。第1参加者端末5は、第1参加者によるアイコン26への手動操作を検知して、ミーティングの日付を示す日付情報を生成する。
【0081】
第1参加者端末5は、次に、
図8に示される予約画面30を表示する。予約画面30は、選択された日付を示す日付欄31と、時間割32、33とを含む。第1参加者は、ミーティングを希望する時間を選択することができる。第1参加者端末5は、第1参加者によるアイコン34への手動操作を検知して、ミーティングの時間を示す時間情報を生成する。
【0082】
第1参加者端末5は、次に、
図9に示される予約画面40を表示する。予約画面40は、名前欄41、性別欄42、メールアドレス欄43、電話番号欄44、住所欄45、参加目的欄46および質問欄47を含む。第1参加者は、名前、メールアドレス、電話番号、住所および質問を予約画面40に記入する。第1参加者は、性別および参加目的を選択することができる。予約画面40は、さらに、前頁に戻るためのアイコン48および予約を確定するためのアイコン49を含む。
【0083】
図2に戻り、第1参加者端末5は、第1参加者によるアイコン49への手動操作を検知してミーティング予約要求を生成し、ミーティング予約要求を予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S20)。ミーティング予約要求は、上述のミーティング選択情報、参加形態情報、日付情報、時間情報、名前、性別、メールアドレス、電話番号、住所、参加目的および質問を含む。
【0084】
予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者端末5からミーティング予約要求を受信する(S21)。
【0085】
予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング予約要求の受信をうけて、第1参加者がミーティングに参加することが既にミーティング・データベース3cに登録されているかを判断する(S22)。第1参加者がミーティングに参加することが登録されていなければ、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング予約要求に含まれるミーティング選択情報、参加形態情報、日付情報、時間情報、名前、性別、メールアドレス、電話番号、住所、参加目的および質問を、ミーティング・データベース3cに登録する。
【0086】
一方、第1参加者がミーティングに参加することが既にミーティング・データベース3cに登録されている場合、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング予約要求を破棄する(S23)。この場合、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングへの重複予約を示す重複予約情報を生成し、重複予約情報を第1参加者端末に送信する(S24)。第1参加者端末5は、予約管理サービス・プロバイダ3から重複予約情報を受信し(S25)、重複予約情報を表示する(S26)。第1参加者は、重複予約情報の表示によりミーティングの重複予約を把握することができる。
【0087】
予約管理サービス・プロバイダ3は、さらに、第1参加者端末5のIP(Internet Protocol)アドレスがブラックリストに掲載されているかを確認してもよい(S27)。第1参加者端末5のIPアドレスがブラックリストに掲載されていれば、ミーティング予約要求を破棄してもよい。ブラックリストは、主催者によりカスタマイズされてもよい。
【0088】
予約管理サービス・プロバイダ3は、参加形態情報に示される参加形態がオンラインかオフラインかを特定する(S28)。参加形態がオフラインの場合、第1参加者端末5および主催者端末4は、ミーティングURLを要しない。参加形態がオンラインの場合、第1参加者端末5および主催者端末4は、オンライン・ミーティングを実施するためにミーティングURLを要する。
【0089】
予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング予約要求の受信をうけて、ミーティングURLがミーティング・データベース3cに保存されているかをチェックする(S29)。主催者は、複数の参加者を含むミーティングを主催することがある。第1参加者が1人目の予約者である場合、ミーティングURLは、まだ発行されておらず、ミーティング・データベース3cに保存されていない。一方、第1参加者が2人目以降の予約者である場合、ミーティングURLは、既に発行されており、ミーティング・データベース3cに保存されている。
【0090】
予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングURLがミーティング・データベース3cに保存されていれば、ミーティングURLの取得を要求する取得要求をミーティング・データベース3cに送信する。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング・データベース3cからミーティングURLを受信する。
【0091】
一方、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングURLがミーティング・データベース3cに保存されていなければ、ミーティングURLの新規発行を要求する新規発行要求を、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に送信する(S30)。新規発行要求は、主催者のユーザID、主催者のユーザ・パスワード、ミーティングの日付情報、および、ミーティングの時間情報を含む。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、新規発行要求を受信する(S31)。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、日付情報および時間情報によりミーティングの日時を特定し、特定された日時にミーティングの開催場所を予約する。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、さらに、この開催場所を示すミーティングURL、ミーティングIDおよびミーティング・パスワードを発行する(S32)。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、ミーティングURL、ミーティングIDおよびミーティング・パスワードを予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S33)。予約管理サービス・プロバイダ3は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2からミーティングURL、ミーティングIDおよびミーティング・パスワードを受信する(S34)。
【0092】
予約管理サービス・プロバイダ3は、
図10に示される予約管理画面50に含まれる予約管理表60を生成する(S35)。
【0093】
予約管理表60は、1または複数のミーティングを一覧表示する。各ミーティングは、シリアル番号欄51、担当スタッフ欄52、メールアドレス欄53、ミーティング参加形態欄54、ミーティング主題欄55、ミーティングの日付欄56、ミーティングの時間欄57、ミーティングの状態欄58およびアクション欄59を含む。
【0094】
予約管理サービス・プロバイダ3は、参加形態情報に示される参加形態がオンラインである場合、第1参加者がミーティングにオンラインで参加することを表示し且つミーティングURLにリンクされた第1アイコン61をミーティング参加形態欄54に配置する。一方、予約管理サービス・プロバイダ3は、参加形態情報に示される参加形態がオフラインである場合、第1参加者がミーティングにオフラインで参加することを表示し且つミーティングURLにリンクされていない第2アイコン62をミーティング参加形態欄54に配置する。
【0095】
予約管理サービス・プロバイダ3は、予約管理表60を描画するための予約管理表情報を、主催者端末4に送信する(S36)。主催者端末4は、予約管理サービス・プロバイダ3から予約管理表情報を受信し(S37)、予約管理表60を含む予約管理画面50を表示する(S38)。第1アイコン61は、ミーティングURLにリンクされている。主催者端末4は、主催者による第1アイコン61への手動操作の検知をうけて、ミーティングURLにアクセスすることにより、ミーティングを開始する。
【0096】
予約管理サービス・プロバイダ3は、さらに、ミーティングURLを第1参加者の電子メールアドレスおよび主催者の電子メールアドレスに送信する(S39)。主催者端末4は、ミーティングURLを受信する(S40)。主催者端末4は、電子メールアドレスで受信したミーティングURLを利用することにより、ミーティングを開始してもよい。第1参加者端末5は、ミーティングURLを受信する(S41)。第1参加者端末5は、電子メールアドレスで受信したミーティングURLを利用することにより、ミーティングに参加することができる。
【0097】
予約管理サービス・プロバイダ3は、さらに、ミーティングの日時の所定時間前の時刻を検知し(S42)、主催者の電子メールアドレスおよび第1参加者の電子メールアドレスにリマインダーを自動で配信してもよい(S43)。リマインダーは、ミーティングURLを含んでいてもよい。主催者端末4および第1参加者端末5は、電子メールアドレスでミーティングURLを受信する(S44、S45)。主催者端末4および第1参加者端末5は、リマインダーで受信したミーティングURLを利用することにより、ミーティングを開始してもよい。
【0098】
図10に示されるように、予約管理表60は、ミーティングNo.1のアクション欄59にリマインダー送信アイコン63を含む。リマインダー送信アイコン63は、ミーティングURL送信アイコンとしての役割を果たす。
図3に戻り、主催者端末4は、主催者によるリマインダー送信アイコン63への手動操作を検知して、リマインダー送信アイコン63への手動操作の検知を示す検知情報を生成する(S46)。主催者端末4は、検知情報を予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S47)。予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者端末4から検知情報を受信する(S48)。予約管理サービス・プロバイダ3は、検知情報の受信をうけて、第1参加者の電子メールアドレスにミーティングURLを送信する(S49)。第1参加者端末5は、ミーティングURLを受信する(S50)。第1参加者端末5は、電子メールアドレスで受信したミーティングURLを利用することにより、ミーティングに参加することができる。
【0099】
主催者は、ミーティングの直前に、ミーティングを開始するために第1アイコン61を含む予約管理表60を閲覧していてもよい。このような状況下で、主催者は、ミーティングの直前にミーティングURLの再送を第1参加者から要求されることがある。例えば、第1参加者が、ミーティングの直前にミーティングURLを紛失したことに気づくような場合である。主催者は、予約管理表60に含まれるリマインダー送信アイコンを手動操作するだけで、第1参加者の電子メールアドレスにミーティングURLを送信することができる。
【0100】
図10に示されるように、予約管理表60は、ミーティングNo.3のアクション欄59にリマインダー送信アイコン64を含む。No.3のミーティングは、オフライン・ミーティングである。リマインダー送信アイコン64は、ミーティングURL送信アイコンとしての役割を果たさない。予約管理サービス・プロバイダ3は、リマインダー送信アイコン64への手動操作を示す検知情報の受信をうけて、第1参加者の電子メールアドレスにミーティングの日時および会場を記述したメッセージを送信する。
【0101】
図4に示すように、予約管理サービス・プロバイダ3は、複数の参加者(例えば、第1参加者および第2参加者)がミーティングに参加する場合に、事前アンケートを集計してもよい(S51)。予約管理サービス・プロバイダ3は、上述の通り、ミーティング予約要求に含まれるミーティング選択情報、参加形態情報、日付情報、時間情報、名前、性別、メールアドレス、電話番号、住所、参加目的および質問を、ミーティング・データベース3cに登録する。このうち、第1参加者の性別および参加目的は、複数の選択肢を含む質問の中から第1参加者により選択された回答を示す第1アンケート情報である。第2参加者の性別および参加目的は、複数の選択肢を含む質問の中から第2参加者により選択された回答を示す第2アンケート情報である。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング・データベース3cから、第1アンケート情報および第2アンケート情報を受信する。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1アンケート情報に示される回答および第2アンケート情報に示される回答を統計学的に分析して複数の選択肢に対する回答に関する統計情報を生成する(S52)。統計情報は、例えば、男女比および参加目的分布である。予約管理サービス・プロバイダ3は、統計情報を主催者端末4に送信する(S53)。主催者端末4は、予約管理サービス・プロバイダ3から統計情報を受信し(S54)、統計情報を表示する(S55)。
【0102】
予約管理サービス・プロバイダ3は、複数の参加者(例えば、第1参加者および第2参加者)がミーティングに参加する場合に、ミーティングの参加者数を集計してもよい。具体的には、予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者アクセス情報および第2参加者アクセス情報をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に要求する(S56)。第1参加者アクセス情報は、第1参加者端末5がミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す。第2参加者アクセス情報は、第2参加者端末6がミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、第1参加者アクセス情報および第2参加者アクセス情報の要求を受信し(S57)、第1参加者アクセス情報および第2参加者アクセス情報を予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S58)。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者アクセス情報および第2参加者アクセス情報をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2から受信する(S59)。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者アクセス情報および第2参加者アクセス情報に基づいて、ミーティングの参加者数を算出して、参加者数を示す参加者数情報を生成する(S60)。予約管理サービス・プロバイダ3は、参加者数情報を主催者端末4に送信する(S61)。主催者端末4は、参加者数情報を予約管理サービス・プロバイダ3から受信し(S62)、参加者数情報を表示する(S63)。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数をミーティング中にリアルタイムで集計し、参加者数を示す参加者数情報を主催者端末4に送信してもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数をミーティング前に集計し、参加者数を示す参加者数情報を主催者端末4に送信してもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数をミーティング後に集計し、参加者数を示す参加者数情報を主催者端末4に送信してもよい。
【0103】
予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングが予定通りに開催されたかどうかをチェックしてもよい。具体的には、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの終了時刻を検知し(S64)、終了時刻の検知をうけて主催者アクセス情報をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に要求する(S65)。主催者アクセス情報は、主催者端末4がミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを示す。オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、主催者アクセス情報の要求を受信し(S66)、主催者アクセス情報を予約管理サービス・プロバイダ3に送信する(S67)。予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者アクセス情報をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2から受信する(S68)。予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者アクセス情報に基づいて、ミーティングが予定通りに開催されたかどうかを示す開催情報を生成する(S69)。予約管理サービス・プロバイダ3は、開催情報を主催者端末4に生成する(S70)。主催者端末4は、開催情報を予約管理サービス・プロバイダ3から受信し(S71)、開催情報を表示する(S72)。
【0104】
予約管理サービス・プロバイダ3は、さらに、複数の参加者(例えば、第1参加者および第2参加者)がミーティングに参加する場合に、事後アンケートを集計してもよい(S73)。例えば、事後アンケートは、ミーティングに関する評価項目を10段階で選択するものでもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、事後アンケートの回答を統計学的に分析して統計情報を生成し(S74)、統計情報を主催者端末4に送信する(S75)。主催者端末4は、予約管理サービス・プロバイダ3から統計情報を受信し(S76)、統計情報を表示する(S77)。
【0105】
図5に示すように、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加費用についての決済処理をサポートしてもよい。具体的には、予約管理サービス・プロバイダ3は、決済画面を作成し(S78)、決済画面を第1参加者端末5に送信する(S79)。決済画面は、例えば、クレジットカード情報の入力を受け付ける。第1参加者端末5は、決済画面を予約管理サービス・プロバイダ3から受信し(S80)、決済画面を表示する。第1参加者端末5は、クレジットカード情報および参加費用情報を含む決済情報を決済サーバ7に送信する(S81)。決済サーバ7は、決済情報を受信し(S82)、決済処理を実行する(S83)。決済サーバ7は、決済処理の完了をうけて、決済完了を示す決済完了情報を主催者端末4に送信する(S84)。主催者端末4は、決済完了情報を決済サーバ7から受信し(S85)、決済完了情報を表示する(S86)。
【0106】
予約管理サービス・プロバイダ3は、1つのアカウントで複数のスタッフを登録してもよい。
【0107】
予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数の上限を有してもよい。この上限は、例えば、主催者により決定される。予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数が上限に達したことを検知すると、ミーティングの予約のさらなる受付を停止してもよい。予約管理サービス・プロバイダ3は、例えば、
図7に示されるアイコン26の表示を「〇」から「×」に変更することにより、ミーティングの予約受付の停止を表示してもよい。
【0108】
また、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティングの参加者数の上限にバッファを有してもよい。何人かの参加者は、ミーティングへの参加をキャンセルすることがある。バッファは、例えば、過去のミーティングへのキャンセル数に基づいて主催者により決定されてもよい。
【0109】
予約管理サービス・プロバイダ3は、事後アンケートに回答した参加者に特典を提供してもよい。特典は、例えば、ミーティングに使用された資料の提供であってもよい。
【0110】
上述の通り、主催者は、複数のスタッフを有していてもよい。複数のスタッフは、それぞれ個別に、オンライン・ミーティング・サービスのアカウントおよびオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2にログインするためのアクセス・トークンを有してもよい。以下に、予約管理サービス・プロバイダ2が複数のスタッフのそれぞれのアクセス・トークンを取得する処理を例示する。
【0111】
例えば、予約管理サービス・プロバイダ3は、
図11に示すアカウント設定画面70を主催者端末4に提供してもよい。アカウント設定画面70は、スタッフ欄71およびアクセス・トークン欄72を含む。主催者は、例えば4人のスタッフを擁する。主催者は、4人のスタッフのそれぞれのアクセス・トークンをアクセス・トークン欄72に記入する。主催者端末4は、4人のスタッフのアクセス・トークンを受け付けて、これらを予約管理サービス・プロバイダ2に送信する。予約管理サービス・プロバイダ2は、4人のスタッフのそれぞれのアクセス・トークンを取得し、これらを保存する。
【0112】
上述の通り、予約管理サービス・プロバイダ3は、予約画面を描画するための予約画面情報を生成する(S16)。予約画面は、
図6に示されるように、ミーティング主題のリストでもよい。しかし、これに限らず、予約画面は、
図12に示されるように、スタッフのリストでもよい。
図12に示される予約画面80は、それぞれ異なるスタッフを紹介したスタッフメニュー81~84を含む。スタッフメニュー81~84は、それぞれ予約ボタン85を含む。この予約画面80は、第1参加者端末5に表示される。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者によるいずれかのスタッフメニュー内の予約ボタン85の押下を受けて、
図7に示される予約画面20を生成する。その後は、第1参加者の応答に従って、
図8に示される予約画面30および
図9に示される予約画面40を順次生成して、第1参加者によるミーティングの予約を受け付ける。
【0113】
上述の通り、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング予約要求を受けて、ミーティングURLの新規発行要求をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に送信する(S30)。また、上述の通り、新規発行要求は、ユーザID、ユーザ・パスワード(あるいはユーザIDおよびユーザ・パスワードに代えて、ユーザのアクセス・トークン)、ミーティングの日付情報、および、ミーティングの時間情報を含む。新規発行要求は、これらに加えて、複数のスタッフのうちミーティングを担当するスタッフのメールアドレスを含んでもよい。
【0114】
あるケースでは、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2は、あるスタッフのアカウントでミーティングを予約するために、そのスタッフのアクセス・トークンおよびメールアドレスの両方を要求する。予約管理サービス・プロバイダ3は、スタッフのアクセス・トークンおよびメールアドレスの両方を含む新規発行要求をオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に送信することにより、そのスタッフのアカウントでミーティングを予約することができる。
【0115】
上述の通り、予約管理サービス・プロバイダ3は、ミーティング中またはミーティング後にミーティングの参加者数を集計してもよい(S56~S61)。予約管理サービス・プロバイダ3は、上述の通り、参加者数を集計するためにオンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に第1参加者端末5および第2参加者端末6がそれぞれミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを問い合わせてもよい。ただし、参加者数の集計の方法は、これに限られない。予約管理サービス・プロバイダ3は、オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ2に問い合わせずに、独自に、第1参加者端末5および第2参加者端末6がそれぞれミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたかどうかを決定してもよい。
【0116】
例えば、予約管理サービス・プロバイダ3は、参加者端末が、参加者個別の中継URLにアクセスしたかどうかを決定することにより、参加者数を集計してもよい。具体的には、予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者端末5からミーティング予約要求を受けて、ミーティングURLにリダイアルするための第1中継URLを作成し、第1中継URLを第1参加者端末5に送信する。また、予約管理サービス・プロバイダ3は、第2参加者端末6からミーティング予約要求を受けて、ミーティングURLにリダイアルするための第2中継URLを作成し、第2中継URLを第2参加者端末6に送信する。ミーティングURLは、ミーティングに固有である。中継URLは参加者に固有である。したがって、第2中継URLは、第1中継URLとは異なる。
【0117】
例えば、予約管理サービス・プロバイダ3は、
図13に示すメッセージ・テンプレート90から第1参加者端末5および第2参加者端末6に個別のメッセージを作成する。メッセージ・テンプレート90は、中継URLを記入するためのミーティング・リンク・フィールド91を含む。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1参加者端末5向けのメッセージ・テンプレート90のミーティング・リンク・フィールド91に第1中継URLを記入する。予約管理サービス・プロバイダ3は、第2参加者端末6向けのメッセージ・テンプレート90のミーティング・リンク・フィールド91に第2中継URLを記入する。
【0118】
第1参加者端末5が第1中継URLにアクセスすると、リダイアルによりミーティングURLに示されるミーティングの開催場所にアクセスできる。第2参加者端末6が第2中継URLにアクセスすると、リダイアルによりミーティングURLに示されるミーティングの開催場所にアクセスできる。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1中継URLおよび第2中継URLへのアクセスを監視する。予約管理サービス・プロバイダ3は、第1中継URLへのアクセスを検出すれば、第1参加者端末5がミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたと判断する。予約管理サービス・プロバイダ3は、第2中継URLへのアクセスを検出すれば、第2参加者端末6がミーティングURLに示される開催場所にアクセスしたと判断する。
【0119】
上述の通り、予約管理サービス・プロバイダ3は、参加者数情報を主催者端末4に送信する(S61)。主催者端末4は、参加者数情報を表示する(S63)。参加者数情報は、例えば、
図14に示される出欠表100であってもよい。出欠表100は、例えば、ある開催日のある開催時間でのあるセミナーの参加者の出欠を示す出欠フィールド101を含む。主催者は、出欠表100を閲覧することで、参加者数を把握することができる。
【0120】
上述の通り、予約管理サービス・プロバイダ3は、基礎情報入力画面を描画するための基礎情報入力画面情報を主催者端末4に送信する(S11)。
図15は、基礎情報入力画面を例示する。基礎情報入力画面110は、スタッフ名、ミーティング名、スタッフの電話番号、スタッフの電子メール、開催場所、ミーティング形態111、課金種別、最大参加人数、変更・キャンセルの締切日時を主催者から受け付ける。開催場所は、主催者または参加者によりオフラインのミーティングが選択されたときの現実のアドレス(例えば、住所または店舗)である。ミーティング形態111は、オフライン固定を選択するためのボタン、オンライン固定を選択するためのボタン、および、オフライン/オンラインの選択可能を選択するためのボタンを含む。主催者は、ボタンのクリックによりミーティング形態111を選択できる。
【0121】
予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者によりオフライン/オンラインの選択可能が選択された場合、オフライン/オンラインの選択を受け付け可能な予約画面を参加者に提供してもよい。例えば、予約管理サービス・プロバイダ3は、
図7に示す予約画面20にオンラインボタン21およびオフラインボタン22を含める。参加者は、オフラインおよびオンラインのどちらかのミーティング形態を選択できる。予約管理サービス・プロバイダ3は、参加者によりオンラインが選択された場合、スタッフ名に紐づけられたアカウントでミーティングURLを取得し、このミーティングURLを参加者端末に送信してもよい。一方、予約管理サービス・プロバイダ3は、参加者によりオフラインが選択された場合、開催場所に記入されたアドレスを示すアドレス情報を参加者端末に送信してもよい。
【0122】
予約管理サービス・プロバイダ3は、主催者によりオフライン固定、または、オンライン固定が選択された場合、オフライン/オンラインの選択を受け付け不可能な予約画面を参加者に提供してもよい。例えば、予約管理サービス・プロバイダ3は、オンラインボタン21およびオフラインボタン22が存在しない予約画面を参加者に提供してもよい。
【符号の説明】
【0123】
1:予約管理システム、2:オンライン・ミーティング・サービス・プロバイダ、3:予約管理サービス・プロバイダ、4:主催者端末、5:第1参加者端末、6:第2参加者端末、7:決済サーバ、8:クライアント会員サーバ