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  • 特開-感染防止補助具 図1
  • 特開-感染防止補助具 図2
  • 特開-感染防止補助具 図3
  • 特開-感染防止補助具 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022040757
(43)【公開日】2022-03-11
(54)【発明の名称】感染防止補助具
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/10 20060101AFI20220304BHJP
   A41D 13/05 20060101ALI20220304BHJP
   A41D 13/08 20060101ALI20220304BHJP
【FI】
A61F13/10 W
A41D13/05 156
A41D13/08 107
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020145614
(22)【出願日】2020-08-31
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-02-17
(71)【出願人】
【識別番号】520333000
【氏名又は名称】近 政博
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】近 政博
【テーマコード(参考)】
3B011
【Fターム(参考)】
3B011AA06
3B011AC17
3B011AC21
3B011AC22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】着脱が容易でありながら、手指と物品との接触を確実に防止することが可能な感染防止補助具を提供する。
【解決手段】感染防止補助具1は、第一指に装着する第一部材10、及び、第二指から第五指のいずれかに装着する第二部材20によって構成される感染防止補助具であって、第一部材は、第一指の腹部と当接する第一面部を有する第一接触防止部材と、第一接触防止部材に固定され第一指を挿入するリング部12とを備え、第二部材は、少なくとも第二指から第五指のいずれかの腹部と当接する第二面部を有する第二接触防止部材と、第二接触防止部材に固定され第二指から第五指のいずれかに巻回する巻回部22とを備え、巻回部は、手指の並び方向に伸張する帯状で、かつ、伸張する方向に沿って手指と接触する方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、所定の外力を印加することで伸長状態から巻回状態に遷移する湾曲部材からなる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一指に装着する第一部材、及び、第二指から第五指のいずれかに装着する第二部材によって構成される感染防止補助具であって、
前記第一部材は、
第一指の腹部と当接する第一面部を有する第一接触防止部材と、
前記第一接触防止部材に固定され第一指を挿入するリング部とを備え、
前記第二部材は、
少なくとも第二指から第五指のいずれかの腹部と当接する第二面部を有する第二接触防止部材と、
前記第二接触防止部材に固定され第二指から第五指のいずれかに巻回する巻回部とを備え、
前記巻回部は、手指の並び方向に伸張する帯状で、かつ、伸張する方向に沿って手指と接触する方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、所定の外力を印加することで伸長状態から巻回状態に遷移する湾曲部材からなる、
感染防止補助具。
【請求項2】
前記第一接触防止部材は、さらに、前記第一面部の端部から立ち上がる第一立ち上がり部を有し略樋状に形成される、
請求項1に記載の感染防止補助具。
【請求項3】
前記第二接触防止部材は、さらに、前記第二面部の端部から立ち上がる第二立ち上がり部を有し略樋状に形成される、
請求項1又は2に記載の感染防止補助具。
【請求項4】
前記巻回部が固定される部位において、前記第二立ち上がり部からさらに突出する突片部を備える、
請求項3に記載の感染防止補助具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は感染防止補助具に関し、特に、手指に装着することで、皿などを運ぶ際に手指を直接触れることなく把持することが可能な用具として有用なものである。
【背景技術】
【0002】
人間が安全で健康的な生活を行うにあたり、ウイルスや細菌類の拡散を防止することが重要な課題となっている。
【0003】
ウイルスや細菌による感染にはいくつかの類型が存在しており、感染経路は様々である。つまり、咳やくしゃみなどにより細かい唾液や気道分泌物に包まれて空気中に飛び出して感染する飛沫感染、空気中に浮遊するウイルスを介して感染する空気感染、皮膚や粘膜の直接的な接触、医療器具、手すりやタオルなどのような物体の表面を介しての間接的な接触により感染する接触感染、そして、ウイルスや細菌に汚染された食べ物を十分に加熱せずに食べた場合や、感染した人の手指などを介して食品や水を汚染し、その汚染食品を食べたり飲んだりすることで感染する経口感染などがある。
【0004】
全ての感染経路を完全に断ち切ることは困難である一方、特定の感染経路を断つことは、感染拡大防止の観点から非常に有用である。というのも、特定のシチュエーションにおいては、いくつかの類型のうちの特定の経路による感染が多くの割合を占めるためである。また、ウイルスや細菌の種類によって、感染経路は特定されるため、特定の感染経路を断つことで、そのウイルスや細菌による感染拡大を効果的に防止できるからである。
【0005】
例えば、飲食店におけるノロウイルスやロタウイルス又はインフルエンザウイルスによる感染は、感染者の手指などを介して食品が汚染し、その汚染食品を口にすることで感染する経口感染や、感染者が皿などに接触し、その皿の表面を介して感染する接触感染が主な感染経路となる。
【0006】
飲食店に限らずとも、感染者の手指が物品を把持する際に物品に接触し、その物品を介してウイルスが第三者に感染することがあり、そのような感染を防止することは、人類とウイルスとの戦いにおいて、非常に重要な要素となり得る。
【0007】
物品を介して感染する接触感染を防止するための補助具として、特許文献1に記載されている指袋が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】実開昭64-10019号のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1における指袋では、薄い非親水性の樹脂類フィルムからなる、親指を挿入する親指袋と、人差し指や中指を挿入する指袋とを一体に形成することで、指と把持する物品とが直接的に接触することを防止することができる。
【0010】
しかしながら、特許文献1に記載された用具のように、親指を挿入する親指袋とその他の指を挿入する指袋を一体に形成したものは、ゴム手袋などと同様に着脱に時間がかかるため、頻繁に着脱して様々な業務をスピーディに行うことが要求される飲食店のホール業務などには不向きである。
【0011】
本発明は、このような要望に鑑みてなされたものであり、着脱が容易でありながら、手指と物品との接触を確実に防止することが可能な感染防止補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0013】
第1の特徴に係る発明における感染補助具は、第一指に装着する第一部材、及び、第二指から第五指のいずれかに装着する第二部材によって構成される感染防止補助具であって、第一部材は、第一指の腹部と当接する第一面部を有する第一接触防止部材と、第一接触防止部材に固定され第一指を挿入するリング部とを備え、第二部材は、少なくとも第二指から第五指のいずれかの腹部と当接する第二面部を有する第二接触防止部材と、第二接触防止部材に固定され第二指から第五指のいずれかに巻回する巻回部とを備え、巻回部は、手指の並び方向に伸張する帯状で、かつ、伸張する方向に沿って手指と接触する方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、所定の外力を印加することで伸長状態から巻回状態に遷移する湾曲部材からなる。
【0014】
第1の特徴に係る発明によれば、第一指に装着可能であり第一接触防止部材を有する第一部材と、第二指から第五指のいずれかに装着可能であり第二接触防止部材を有する第二部材によって感染補助具を構成することによって、第一部材と第二部材とを別々に着脱することが可能となり、一体型のものと比して利便性が高まる。また、第一部材は第一指を挿入するリング部を備えるため、リング部に第一指を挿入するだけで簡単に第一部材を装着することができる。さらに、第二部材は第二指から第五指に巻回する巻回部を備える。巻回部は、手指の並び方向に伸張する帯状で、かつ、伸張する方向に沿って手指の方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、所定の外力を印加することで伸長状態から巻回状態に遷移する湾曲部材からなるため、第二部材を簡単に第二指から第五指の周りに着脱することができる。
【0015】
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、第一接触防止部材は、さらに、第一面部の端部から立ち上がる第一立ち上がり部を有し略樋状に形成される。
【0016】
第2の特徴に係る発明によれば、第一接触防止部材は第一面部の端部から立ち上がる第一立ち上がり部を有し略樋状に形成されるため、第一指の腹部だけでなく側部が物品に触れることを確実に防止することができる。
【0017】
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であって、第二接触防止部材は、さらに、第二面部の端部から立ち上がる第二立ち上がり部を有し略樋状に形成される。
【0018】
第3の特徴に係る発明によれば、第二接触防止部材は第二面部の端部から立ち上がる第二立ち上がり部を有し略樋状に形成されるため、第二指から第五指の腹部だけでなく側部が物品に触れることを確実に防止することができる。
【0019】
第4の特徴に係る発明は、第3の特徴に係る発明であって、巻回部が固定される部位において、第二立ち上がり部からさらに突出する突片部を備える。
【0020】
第4の特徴に係る発明によれば、巻回部が固定される部位において、第二立ち上がり部からさらに突出する突片部を備えるため、巻回部が巻回状態となった際に突片部を巻き込む形で第二指から第五指の周囲に巻回される。このとき、突片部が手指の周囲に当接することとなり、第二部材が手指からずれることを防止することができ、作業の安定性が向上する。そのため、皿などを確実に、しかも、指を直接触れることなく把持することが可能な用具を提供することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、着脱が容易でありながら、手指と物品との接触を確実に防止することが可能な感染防止補助具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、本実施形態に係る感染防止補助具の第一部材の模式図を示す。(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は斜め後方から見た図である。
図2図2は、本実施形態に係る感染防止補助具の第二部材の模式図を示す。(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は巻回状態を示す背面図である。
図3図3は、本実施形態に係る感染防止補助具を手指に装着した状態を示す模式図である。(a)は手の平側から見た図、(b)は第一指側から見た図、(c)は手の甲側から見た図である。
図4図4は、本実施形態に係る感染防止補助具を手指に装着した状態で物品を把持した状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
【0024】
[第一部材10の構成]
図1を用いて、本実施形態に係る感染防止補助具1の第一部材10について説明する。図1(a)は斜視図、図1(b)は平面図、図1(c)は斜め後方から見た図である。
【0025】
第一部材10は、第一指に装着して第一指と物品とが接触することを防止するための部材であり、第一指と物品とが接触することを防止する第一接触部材11と、第一部材10を第一指に装着するためのリング部12とを備える。
【0026】
第一接触部材11は、少なくとも第一指の腹部に当接して第一指の腹部が物品に接触することを防止する第一面部11aと、第一面部11aの端部から立ち上がる第一立ち上がり部11bとを備える。第一立ち上がり部11bは第一面部11aの前方の端部及び側方の端部から立ち上がるものであり、第一接触部材11は、第一面部11aと第一立ち上がり部11bとによって略樋状の形状を呈する。第一接触部材11は、様々な形状の物品を把持可能なよう、弾力性の高いエラストマー等の樹脂によって形成される。
【0027】
リング部12は第一部材10を第一指に装着するための樹脂製の部材であり、第一指が挿入可能なようにリング状に形成される。なお、図1(a)及び図1(c)に示すように、リング部12はその一部を切り欠いた切り欠き部12aを設けても構わない。このようにすることで、装着する者の指の太さに関わらず、確実に装着することができる。
【0028】
[第二部材20の構成]
次に、図2を用いて、本実施形態に係る感染防止補助具1の第二部材20について説明する。図2(a)は斜視図、図2(b)は平面図、図2(c)は側面図、図2(d)は巻回状態を示す背面図である。
【0029】
第二部材20は、第二指から第五指のいずれかに装着して第二指から第五指のいずれかと物品とが接触することを防止するための部材であり、第二指から第五指のいずれかと物品とが接触することを防止する第二接触部材21と、第二部材20を第二指から第五指のいずれかに装着するための巻回部22とを備える。
【0030】
第二接触部材21は、少なくとも第二指から第五指の腹部に当接して第二指から第五指のいずれかと物品とが接触することを防止する第二面部21aと、第二面部21aの端部から立ち上がる第二立ち上がり部21bとを備える。第二立ち上がり部21bは第二面部21aの前方の端部及び側方の端部から立ち上がるものであり、第二接触部材21は、第二面部21aと第二立ち上がり部21bとによって略樋状の形状を呈する。第二接触部材21は、第一接触部材11と同様に、様々な形状の物品を把持可能なよう、弾力性の高いエラストマー等の樹脂によって形成される。
【0031】
本実施形態における第二接触部材21は、第二指から第五指までのすべての指の腹部に当接することができる幅を有する。そのため、第二立ち上がり部21bにおける側方の部位は、第二指の側部と第五指の側部を覆うことが可能である。
【0032】
また、第二接触部材21は立ち上がり部21bの端部、換言すると巻回部22が固定される部位から、さらに突出する二つの突片部21cを備える。後述する巻回部22が手指の周りに装着される巻回状態となった際には、突片部21cを巻き込む形で第二指から第五指の周囲に巻回される。そのため、突片部21cは、巻回部22が巻回状態となった際に巻回部22によって内方に折り曲げられ、手指に当接する。突片部21cが手指に当接することによって、第二部材20が手指からずれることを防止することができ、作業の安定性が向上する。そのため、皿などを確実に、しかも、指を直接触れることなく把持することが可能となる。
【0033】
巻回部22は、第二接触防止部材21に固定され手指の並び方向に伸張する帯状の部材であって、第二指から第五指のいずれかに巻回することで大部材20を手指に装着するものである。
【0034】
巻回部22は、図2(c)に示すように、伸張する方向に沿って第二接触部材21と当接する方向、つまり、手指と接触する方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、この湾曲形状によって、所定の外力を印加することで図2(b)に示す伸長状態から図2(d)に示す巻回状態に遷移することができる。
【0035】
巻回部22を伸長状態から巻回状態に遷移させることで第二部材20を第二指から第五指に装着する際の手順について、図2及び図3を用いて説明する。
【0036】
図2(a)~図2(c)に示すように、第二部材20の巻回部22が伸長状態の場合には、巻回部22は手指の並び方向に伸張している。この状態において、第二接触部材21の第二面部21aに第二指から第五指の腹部を載置する。
【0037】
そして、巻回部22の端部に所定の外力を、特に、巻回部22の長手方向両端部に上向き(湾曲した凸の方向)の所定の外力を印加すると、直ちに図2(d)に示すような巻回状態となるが、第二面部21aに第二指から第五指を載置しているため、図3(a)~図3(c)に示すように、第二指から第五指の周囲に巻回部22が巻回し、第二部材20の装着が完了する。
【0038】
このとき、図2(d)に示すに示すように、第二接触部材21の端部に設けられた突片部21cが、巻回部22に巻き込まれるような形で内方に折り曲げられ、第二指及び第五指を含む手指に当接する。そのため、着用中において第二部材20が手指からずれることを防止することができ、作業の安定性が向上する。
【0039】
そして、本実施形態に係る感染防止補助具1を用いて物品を把持する場合、図4に示すように、物品に触れることなく把持することが可能となる。
【0040】
第一部材10においては、第一接触部材11の第一面部11aが第一指の腹部に当接するため、第一指の腹部が物品に接触することを防止することができるとともに、第一立ち上がり部11bが第一指の側面を覆うため、第一指の側面が物品に接触することを防止することができる。
【0041】
第二部材20においては、第二接触部材21の第二面部21aが第二指から第五指の腹部に当接するため、第二指から第五指の腹部が物品に接触することを防止することができるとともに、第二立ち上がり部21bが第二指の側面及び第五指の側面を覆うため、第二指の側面及び第五指の側面が物品に接触することを防止することができる。
【0042】
そして、第一部材10と第二部材20とが、それぞれの装着部材を有しており、独立して手指に着脱可能となっているため、一体型のものと比して利便性が向上する。
【0043】
しかも、第一部材10が備えるリング部12及び第二部材20が備える巻回部22は、上述した特性を有しており簡単に手指に着脱できるため、飲食店のホール業務など頻繁に着脱して様々な業務をスピーディに行うことが要求される場合においても、効果を発揮することが可能である。
【0044】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0045】
1 感染防止補助具
10 第一部材
11 第一接触防止部材
11a 第一面部
11b 第一立ち上がり部
12 リング部
12a 切り欠き部
20 第二部材
21 第二接触防止部材
21a 第二面部
21b 第二立ち上がり部
21c 突片部
22 巻回部

図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2020-11-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一指に装着する第一部材、及び、第二指から第五指装着する第二部材によって構成される感染防止補助具であって、
前記第一部材は、
第一指の腹部と当接する第一面部を有する第一接触防止部材と、
前記第一接触防止部材に固定され第一指を挿入するリング部とを備え、
前記第二部材は、
二指から第五指までの腹部と当接する第二面部を有する第二接触防止部材と、
前記第二接触防止部材に固定され第二指から第五指までを巻回する巻回部とを備え、
前記巻回部は、第二指から第五指までの並び方向に伸張する帯状で、かつ、伸張する方向に沿って手指と接触する方向に凸に湾曲する弾性を有する樹脂製の湾曲部材であって、所定の外力を印加することで伸長状態から巻回状態に遷移する湾曲部材からな
前記第二接触防止部材は、さらに、前記第二面部の端部から立ち上がる第二立ち上がり部を有し略樋状に形成される、
感染防止補助具。
【請求項2】
前記第一接触防止部材は、さらに、前記第一面部の端部から立ち上がる第一立ち上がり部を有し略樋状に形成される、
請求項1に記載の感染防止補助具。
【請求項3】
前記巻回部が固定される部位において、前記第二立ち上がり部からさらに突出する突片部を備える、
請求項に記載の感染防止補助具。