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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022040847
(43)【公開日】2022-03-11
(54)【発明の名称】画像処理装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/60 20060101AFI20220304BHJP
   G06T 1/00 20060101ALI20220304BHJP
   B41J 2/525 20060101ALI20220304BHJP
【FI】
H04N1/60 160
G06T1/00 510
B41J2/525
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020145761
(22)【出願日】2020-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000250502
【氏名又は名称】理想科学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(72)【発明者】
【氏名】増田 心一郎
【テーマコード(参考)】
2C262
5B057
5C079
【Fターム(参考)】
2C262AA02
2C262AB11
2C262AC02
2C262AC07
2C262BA02
2C262BA15
2C262EA04
2C262EA08
5B057AA11
5B057CA01
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB01
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CE16
5B057CH07
5B057DB02
5B057DB06
5B057DB09
5B057DC25
5C079HB03
5C079HB08
5C079HB12
5C079LA02
5C079LB01
5C079MA04
5C079MA10
5C079NA03
5C079PA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】印刷物における想定色からの色変化を軽減できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】インクジェット印刷装置1の制御部3において、分割部34は、Lab形式の画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する。修正値算出部35は、分割部34による画像の分割後の各領域における各画素のLab値の平均値である平均Lab値と、領域どうしが互いの印刷色に与える色の変化の度合いを示す色変化係数とを用いて、領域ごとの修正Lab値を算出する。修正部36は、領域ごとに、当該領域における平均Lab値と修正Lab値との差である修正量に基づき、各画素のLab値を修正する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する分割部と、
前記各領域における各画素の画素値の平均値と、前記領域どうしが互いの印刷色に与える色の変化の度合いを示す色変化係数とを用いて、前記領域ごとの修正値を算出する算出部と、
前記領域ごとに、当該領域の前記平均値と前記修正値との差である修正量に基づき、各画素の画素値を修正する修正部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット印刷装置等で画像データに基づき印刷した画像の色が、画像データから想定される色とは異なる場合がある。これは、印刷面内のある色の領域に入射した光が印刷媒体内部で散乱し、その領域だけでなく周囲の領域からもその領域の色に準ずる色の光が出ていく「光学的ドットゲイン」に起因する。
【0003】
ある注目領域が発する最終的な色は、その周囲の領域の色の組み合わせ、および領域間の距離に応じていかようにも変化する。すなわち、注目領域が発する最終的な色は、画像によって変化する。また、注目領域の周囲の領域が発する最終的な色も注目領域の色によって変化する。その結果、印刷された画像の色は、画像データの生成時の想定色からずれていく。
【0004】
これに対し、特許文献1には、入力画像の各画素の画素値を、当該画素の画素値、周波数、および画素値の振幅に基づいて修正し、修正後の画像を画像出力装置に出力することで、光学的ドットゲインによる想定色からの色変化を軽減する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011-24049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術では、画素ごとに独立に画素値を修正するため、修正後の画素値によって新たに引き起こされる光学的ドットゲインの影響については考慮されていない。このため、特許文献1の技術では、印刷物における想定色からの色変化を軽減する効果が十分ではなかった。
【0007】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、印刷物における想定色からの色変化を軽減できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する分割部と、前記各領域における各画素の画素値の平均値と、前記領域どうしが互いの印刷色に与える色の変化の度合いを示す色変化係数とを用いて、前記領域ごとの修正値を算出する算出部と、前記領域ごとに、当該領域の前記平均値と前記修正値との差である修正量に基づき、各画素の画素値を修正する修正部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の画像処理装置によれば、印刷物における想定色からの色変化を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。
図2】色変化係数テーブルを示す図である。
図3】色変化係数の求め方の説明図である。
図4】インクジェット印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図5】CMYK形式の画像データの一例を示す図である。
図6図5に示す画像データがCMYK形式からLab形式に変換された画像データを示す図である。
図7図6に示す画像データの画像が分割された各領域の平均Lab値を示す図である。
図8】各領域の修正Lab値を示す図である。
図9】各画素のLab値の修正方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット印刷装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係るインクジェット印刷装置1は、印刷部2と、制御部3とを備える。
【0013】
印刷部2は、印刷媒体である用紙に画像を印刷する。印刷部2は、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kを備える。なお、以下において、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11K等の符号におけるアルファベットの添え字を省略して総括的に表記することがある。
【0014】
インクジェットヘッド11は、複数のノズルを有し、ノズルから用紙にインクを吐出する。インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kは、それぞれシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを吐出する。
【0015】
制御部3は、インクジェット印刷装置1全体の動作を制御する。制御部3は、画像処理部(画像処理装置に相当)21と、ヘッド制御部22とを備える。制御部3の各部は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等によってソフトウェア的またはハードウェア的に実現できる。
【0016】
画像処理部21は、外部のパーソナルコンピュータ等から送信されたPDL(Page Description Language)を処理して、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kがそれぞれ吐出する各色(C,M,Y,K)のドロップデータを生成する。各色のドロップデータは、各画素に対して吐出する各色のインクのドロップ数を示すデータである。
【0017】
画像処理部21は、RIP(Raster Image Processor)処理部31と、RGB-CMYK変換部32と、CMYK-Lab変換部33と、分割部34と、修正値算出部(算出部に相当)35と、修正部36と、Lab-CMYK変換部37と、スクリーニング処理部38と、テーブル記憶部39とを備える。
【0018】
RIP処理部31は、PDLをRIP処理して、RGB形式の画像データを生成する。
【0019】
RGB-CMYK変換部32は、後述するRGB-CMYK変換テーブル41を用いて、RGB形式の画像データをCMYK形式の画像データに変換する。
【0020】
CMYK-Lab変換部33は、後述するCMYK-Lab変換テーブル42を用いて、CMYK形式の画像データをLab形式の画像データに変換する。ここで、Lab形式の画像データは、デバイスに依存しない共通色空間の一例であるLab色空間の画像データである。
【0021】
分割部34は、Lab形式の画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する。
【0022】
修正値算出部35は、分割部34による画像の分割後の各領域における各画素のLab値(画素値に相当)の平均値である平均Lab値と、後述する色変化係数とを用いて、領域ごとの後述する修正Lab値(修正値に相当)を算出する。
【0023】
修正部36は、領域ごとに、当該領域における平均Lab値と修正Lab値との差である修正量に基づき、各画素のLab値を修正する。
【0024】
Lab-CMYK変換部37は、修正部36により各画素のLab値が修正された後のLab形式の画像データを、CMYK-Lab変換テーブル42を用いてCMYK形式の画像データに変換する。
【0025】
スクリーニング処理部38は、Lab-CMYK変換部37による色変換処理後のCMYK形式の画像データにスクリーニング処理を施し、各色のドロップデータを生成する。スクリーニング処理は、誤差拡散処理や網点処理などを行う処理である。
【0026】
テーブル記憶部39は、RGB-CMYK変換テーブル41と、CMYK-Lab変換テーブル42と、色変化係数テーブル43A,43B,…とを記憶している。
【0027】
RGB-CMYK変換テーブル41は、RGB値とCMYK値との対応関係が記録されたテーブルである。
【0028】
CMYK-Lab変換テーブル42は、CMYK値とLab値との対応関係が記録されたテーブルである。
【0029】
色変化係数テーブル43は、図2に示すように、分割部34による画像の分割後の領域の面積と、領域の中心間距離と、色変化係数とを関連付けたテーブルである。
【0030】
ここで、色変化係数は、光学的ドットゲインに起因して、領域どうしが互いの印刷色に与える色の変化の度合いを示すものである。色変化係数は、例えば、次のように求められる。図3に示すように、用紙上の所定面積の領域51を任意の色Aで印刷する。次いで、領域51の周囲の、領域51と同じ面積の純白の領域52,53が、本来の純白からどれだけ色Aに寄ったかを測定する。そして、領域52の測定結果に基づき、領域51~53の面積および領域51,52の中心間距離に応じた色変化係数の値を決定する。同様に、領域53の測定結果に基づき、領域51~53の面積および領域51,53の中心間距離に応じた色変化係数の値を決定する。
【0031】
色変化係数は、領域の面積および領域の中心間距離が同じでも、印刷に使用される用紙種類、インクジェット印刷装置1に搭載される色材であるインクの種類、および印刷物を照らす環境光の入射状態によって変わる。このため、インクジェット印刷装置1では、用紙種類、インクの種類、および環境光の入射状態の複数通りの組み合わせにそれぞれ応じた複数の色変化係数テーブル43A,43B,…を予め用意して、これらをテーブル記憶部39に記憶している。
【0032】
ヘッド制御部22は、画像処理部21で生成された各色のドロップデータに基づき、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kを駆動させてインクを吐出させる。
【0033】
次に、インクジェット印刷装置1の動作について説明する。
【0034】
図4は、インクジェット印刷装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図4のフローチャートの処理は、インクジェット印刷装置1が外部のパーソナルコンピュータ等からPDLを受信することにより開始となる。
【0035】
図4のステップS1において、画像処理部21のRIP処理部31は、PDLをRIP処理して、RGB形式の画像データを生成する。
【0036】
次いで、ステップS2において、RGB-CMYK変換部32は、RGB-CMYK変換テーブル41を用いて、RGB形式の画像データを、図5に示すようなCMYK形式の画像データに変換する。ここで、図5は、4×2画素の画像データを示しており、1つのマス目が1画素を示している。以下において、図5の画像データを例として説明する。
【0037】
次いで、図4のステップS3において、CMYK-Lab変換部33は、CMYK-Lab変換テーブル42を用いて、CMYK形式の画像データを、図6に示すようなLab形式の画像データに変換する。図6において、各画素のLab値をベクトルとして、例えば、E11=(L11,a11,b11)のように表記している。
【0038】
次いで、図4のステップS4において、分割部34は、Lab形式の画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する。具体的には、分割部34は、Lab形式の画像データの画像をそれぞれ複数の画素からなる同じ大きさの複数の正方形の領域に分割する。例えば、分割部34は、図6に示した4×2画素の画像データの画像を、それぞれ2×2画素の2つの領域61,62(図7参照)に分割する。
【0039】
次いで、図4のステップS5において、修正値算出部35は、分割部34による画像の分割後の各領域における平均Lab値を算出する。例えば、修正値算出部35は、図7に示す領域61,62におけるそれぞれの平均Lab値E1,E2を算出する。
【0040】
ここで、平均Lab値は、CMYK形式の画像データに基づく印刷が行われた際に印刷されるべき色として本来想定されていた平均色を示す。しかし、実際には、光学的ドットゲインにより領域どうしが互いの印刷色を変化させることで、平均Lab値が示す色にはならないことがある。このため、インクジェット印刷装置1では、以下に説明するように画像データを修正する。
【0041】
図4のステップS6において、修正値算出部35は、色変化係数テーブル43A,43B,…のいずれかから色変化係数を取得する。具体的には、修正値算出部35は、色変化係数テーブル43A,43B,…のなかから、印刷に使用する用紙種類およびインクの種類、ならびに印刷物を見るときの環境光の入射状態に応じた色変化係数テーブル43を選択する。そして、修正値算出部35は、選択した色変化係数テーブル43から、分割部34による分割後の領域の面積および領域の中心間距離に応じた色変化係数を取得する。
【0042】
次いで、ステップS7において、修正値算出部35は、各領域の修正Lab値を未知の変数として設定する。
【0043】
次いで、ステップS8において、修正値算出部35は、各領域の平均Lab値と色変化係数とを用いて、各領域の修正Lab値を算出する。
【0044】
具体的に、図5図7の例では、図8に示すように領域61,62の修正Lab値をそれぞれEm1,Em2とし、図4のステップS6で取得した色変化係数をKとすると、下記の式(1),(2)が成り立つ。
【0045】
Em1+K(Em2-Em1)=E1 …(1)
Em2+K(Em1-Em2)=E2 …(2)
修正値算出部35は、上記の式(1),(2)より、修正Lab値Em1,Em2を算出する。
【0046】
ここで、修正Lab値の色を持つ領域どうしが光学的ドットゲインにより互いに色を変化させた結果が平均Lab値になればよいため、上記の式(1),(2)が成り立つ。変数である修正Lab値と式の数がともに領域の数と同数になるため、修正Lab値を算出することができる。このようにすることで、Lab値を修正した結果の色が想定色と一致するようにすることができる。
【0047】
次いで、図4のステップS9において、修正部36は、領域ごとに、当該領域における平均Lab値と修正Lab値との差である修正量を算出する。
【0048】
具体的に、図5図8の例では、修正部36は、下記の式(3),(4)より、領域61,62におけるそれぞれの修正量ΔE1,ΔE2を算出する。
【0049】
ΔE1=Em1-E1 …(3)
ΔE2=Em2-E2 …(4)
次いで、図4のステップS10において、修正部36は、領域ごとに、ステップS9で算出した当該領域における修正量に基づき、各画素のLab値を修正する。
【0050】
具体的に、図5図8の例では、修正部36は、図9に示すように、領域61の各画素のLab値E11~E14のそれぞれに修正量ΔE1を加算することで、領域61の各画素のLab値を修正する。また、修正部36は、領域62の各画素のLab値E21~E24のそれぞれに修正量ΔE2を加算することで、領域62の各画素のLab値を修正する。
【0051】
このように、一度各領域に分割した画像を画素単位の画像に戻し、各画素のLab値に領域ごとの修正量を加算することで、元の画像の画素単位の画像勾配(模様)を保ったまま色修正ができる。
【0052】
次いで、図4のステップS11において、Lab-CMYK変換部37は、ステップS10で各画素のLab値が修正された後のLab形式の画像データを、CMYK-Lab変換テーブル42を用いてCMYK形式の画像データに変換する。
【0053】
次いで、ステップS12において、スクリーニング処理部38は、ステップS11における色変換処理後のCMYK形式の画像データにスクリーニング処理を施し、各色のドロップデータを生成する。
【0054】
次いで、ステップS13において、ヘッド制御部22は、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kによる印刷を実行する。具体的には、ヘッド制御部22は、各色のドロップデータに基づき、インクジェットヘッド11C,11M,11Y,11Kを駆動させて、用紙にインクを吐出させる。これにより、一連の動作が終了となる。
【0055】
以上説明したように、インクジェット印刷装置1では、分割部34は、Lab形式の画像データの画像を複数の領域に分割し、修正値算出部35は、分割後の各領域における平均Lab値と色変化係数とを用いて、領域ごとの修正Lab値を算出する。修正部36は、領域ごとに、当該領域における平均Lab値と修正Lab値との差である修正量に基づき、各画素のLab値を修正する。これにより、光学的ドットゲインによる色変化を考慮して各画素のLab値の修正が行われるので、印刷物における想定色からの色変化を軽減できる。
【0056】
なお、上述した実施の形態の画像処理部21による処理を、パーソナルコンピュータ等の外部装置で行ってもよい。
【0057】
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
【0058】
[付記]
本出願は、以下の発明を開示する。
【0059】
(付記1)
画像データの画像をそれぞれ複数の画素を含む複数の領域に分割する分割部と、
前記各領域における各画素の画素値の平均値と、前記領域どうしが互いの印刷色に与える色の変化の度合いを示す色変化係数とを用いて、前記領域ごとの修正値を算出する算出部と、
前記領域ごとに、当該領域の前記平均値と前記修正値との差である修正量に基づき、各画素の画素値を修正する修正部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【符号の説明】
【0060】
1 インクジェット印刷装置
2 印刷部
3 制御部
11,11C,11M,11Y,11K インクジェットヘッド
21 画像処理部
22 ヘッド制御部
31 RIP処理部
32 RGB-CMYK変換部
33 CMYK-Lab変換部
34 分割部
35 修正値算出部
36 修正部
37 Lab-CMYK変換部
38 スクリーニング処理部
39 テーブル記憶部
41 RGB-CMYK変換テーブル
42 CMYK-Lab変換テーブル
43,43A,43B,… 色変化係数テーブル
51~53,61,62 領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9