(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022041036
(43)【公開日】2022-03-11
(54)【発明の名称】羽根駆動装置
(51)【国際特許分類】
G03B 9/02 20210101AFI20220304BHJP
【FI】
G03B9/02 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020146039
(22)【出願日】2020-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】000104652
【氏名又は名称】キヤノン電子株式会社
(72)【発明者】
【氏名】茶圓 達也
【テーマコード(参考)】
2H080
【Fターム(参考)】
2H080AA07
2H080AA10
2H080AA20
2H080AA61
2H080AA64
2H080AA69
(57)【要約】 (修正有)
【課題】二方取りレンズに対して配置される羽根駆動装置において、二方取りレンズの短手方向に小型化する。
【解決手段】円形から対向する2つの領域を除去した二方取りレンズを透過する屈曲光学系の光線上に配置される羽根駆動装置103であって、開口部107aが設けられた地板107と、開口部107aに対し二方取りレンズの長手方向に進退して絞り開口を形成する複数の羽根部材109、110とを備え、開口部107aは、二方取りレンズと同形状に形成されていることを特徴とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形から対向する2つの領域を除去した二方取りレンズを透過する屈曲光学系の光線上に配置される羽根駆動装置であって、
開口部が設けられた地板と、
前記開口部に対し前記二方取りレンズの長手方向に進退して絞り開口を形成する複数の羽根部材と
を備え、
前記開口部は、前記二方取りレンズと同形状に形成されていることを特徴とする羽根駆動装置。
【請求項2】
前記絞り開口は、円形もしくは多角形であることを特徴とする請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項3】
前記羽根部材は、前記地板に設けられたガイドピンが挿通されるカム溝が設けられ、
前記ガイドピンは、前記長手方向と直交する幅方向において前記開口部の縁よりも前記開口部の中心側に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の羽根駆動装置。
【請求項4】
前記カム溝は、前記長手方向に延在し、前記長手方向における中央部が前記幅方向における前記中心側に突出した形状であることを特徴とする請求項3に記載の羽根駆動装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の羽根駆動装置を備え、
前記光線上に配置された撮像素子によって被写体を撮像することを特徴とする携帯機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラや交換レンズ等の光学機器に搭載され、絞り装置等とも称される羽根駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮影を目的とした携帯機器や、カメラ付き携帯電話や携帯情報端末等の、撮影機能を備えた携帯機器が普及している。こうした携帯機器は、小型化を求められており、搭載されている各部品についても、当然のことながら、小型化が必要である。
【0003】
カメラの小型化の手段として、特許文献1に示すようなプリズムやミラーなどの反射部材(屈曲部材)の反射面を用いて光束を反射(屈曲)させる屈曲光学系が知られている。屈曲光学系は、光路長を長くとった光学系において、小型化に有利である。また、レンズ群の小型化を図るために、円形レンズの周縁一部をカットした非円形レンズが用いられている。
【0004】
この非円形レンズは、結像面の外側に到達する光束のみが通過する部分を除去するという技術思想に基づくもので、
図1に示すようなレンズ形状も可能であり、この形状を二方取りレンズと呼ぶ。この二方取りレンズは、屈曲光学系で用いられることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この二方取りレンズが含まれる光学系が搭載される装置において、小型化が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記を鑑み、本発明に係る羽根駆動装置は、
円形から対向する2つの領域を除去した二方取りレンズを透過する屈曲光学系の光線上に配置される羽根駆動装置であって、
開口部が設けられた地板と、
前記開口部に対し前記二方取りレンズの長手方向に進退して絞り開口を形成する複数の羽根部材と
を備え、
前記開口部は、前記二方取りレンズと同形状に形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、二方取りレンズに対して配置される羽根駆動装置において、二方取りレンズの短手方向に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態1に係る二方取りレンズの説明図。
【
図2】本発明の実施形態1に係る屈曲光学系のレンズ群構造図。
【
図3】本発明の実施形態1に係る羽根駆動装置の斜視図。
【
図4】本発明の実施形態1に係る羽根駆動装置の正面図。
【
図5】本発明の実施形態1に係る羽根駆動装置の断面図。
【
図6】本発明の実施形態2に係る羽根駆動装置の正面図。
【
図7】本発明の実施形態3に係る羽根駆動装置の正面図。
【
図8】本発明の実施形態4に係る羽根駆動装置の正面図。
【
図9】本発明の実施形態5に係る羽根駆動装置の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る二方取りレンズ100の形状を示す説明図であり、
図2は、その二方取りレンズ100を含む光学系1の分解斜視図である。
【0012】
図1に示す二方取りレンズ100は、真円形状から上下に対向する領域100a、100bを除去した形状となっている。この二方取りレンズ100に対しては、
図1における上下方向を短手方向、左右方向を長手方向とする。
【0013】
図2には、屈曲光学系である光学系1が搭載された携帯機器に設けられた不図示の撮像開口から入射した光線102が、プリズム101によって90度屈曲されて撮像素子105に結像されている状態を示している。プリズム101から撮像素子105の間における光線102上には、二方取りレンズ100によって形成された前側レンズ、絞り装置103、後側レンズ104がこの順で配置されている。
【0014】
羽根駆動装置の一例である絞り装置103によって光量が調整される光線102は、二方取りレンズ100、後側レンズ104を透過することによって屈折されて撮像素子105に結像される。すなわち携帯機器は撮像装置として機能する。このように、前側(被写体側)に配置されるレンズとして、二方取り形状の二方取りレンズ100が用いられている。後側レンズ104には円形レンズを用いている。二方取りレンズ100と後側レンズ104はそれぞれ複数枚配置されている。
【0015】
図3には、本発明の実施形態1に係る絞り装置103の分解斜視図を示しており、ベース部材としての地板107には、開口部107aが形成されている。この開口部107aは、二方取りレンズ100の形状に沿った、真円の二方取り形状となっている。地板107に取り付けられた絞り駆動部106の駆動レバー108によって駆動される羽根部材である絞り羽根109、110が地板107とカバー111との間に形成された羽根室に設けられている。なお、カバー111にも開口部111aが設けられている。
【0016】
地板107に形成されたガイドピン107b(
図4参照)とガイドピン107cは、絞り羽根110のカム溝110b、絞り羽根109のカム溝109b、と係合し、絞り羽根109、絞り羽根110の動作(移動)をガイドする。
【0017】
なお、地板107は、金属や樹脂によって形成されており、地板107の内面(カバー111側の面)には、絞り羽根109、110との摺動抵抗を低減するため、不図示のレールが形成されている。なお、カバー111にも同様に不図示のレールが形成されている。
【0018】
図4には、絞り装置103においてカバー111を取り外した状態の正面図を示しており、地板107において、開口部107aから
図4における下方向に離れた位置に、絞り駆動部106が取り付けられている。この絞り駆動部106が発生した駆動力が駆動レバー108を介して絞り羽根109、110に伝達されることで絞り羽根109、110が駆動される。すなわち、絞り駆動部106は絞り羽根109、110の動力伝達部材である。
【0019】
図4の左側の図には絞り羽根109、110によって形成される絞り開口が最大のとき(絞り開放状態)を示し、右側の図には絞り開口が最小のとき(小絞り状態)を示している。なお、絞り開放の場合には絞り開口が開口部107aや開口部111aを用いて形成されるようにしても良い。この絞り開放状態における絞り開口の形状は、二方取りレンズ100の長手方向と平行な方向の径が、二方取りレンズ100の長手方向と直交する方向の径よりも大きい。一例としては、
図2に示すように、二方取りレンズ100と略同形状であっても良い。
【0020】
絞り駆動部106は、例えば、不図示のロータマグネットと、該ロータマグネットと一体に回転する駆動軸106aと、通電されてロータマグネットを回転させる磁力を発生する不図示のコイルにより構成される電磁駆動モータである。また、ステッピングモータであってもよい。
【0021】
ここで、駆動レバー108について、詳細に説明する。
図4や、
図5に示す絞り駆動部106の断面図から分かるように、駆動レバー108には、絞り駆動部106の駆動軸106aと嵌合する駆動中心穴108cが設けられており、駆動軸106aに圧入もしくは接着されている。駆動軸106aの回転に伴い、駆動中心穴108cを中心として所定の角度範囲で駆動レバー108が回転する。駆動レバー108は、金属や樹脂によって形成されている
【0022】
また、駆動レバー108には絞り羽根109に設けられた駆動丸軸109aと係合する羽根駆動丸穴108aと、絞り羽根110に設けられた駆動丸軸110aと係合する羽根駆動丸穴108bとが設けられている。
【0023】
この構成により、駆動レバー108に軸を設けて絞り羽根の丸穴などに挿通するものに比べて、光軸方向に対して突出する凸形状を無くすことができる。本実施形態においては、絞り羽根109の駆動丸軸109aや絞り羽根110の駆動丸軸110aが、光軸方向で駆動レバー108、地板107に向けて挿通されており、地板107には、それら駆動丸軸109a、110aを逃げる凹形状107dが形成されている。このように、地板107に対して絞り駆動部106を取り付けることによって生じる絞り駆動部106と駆動レバー108に隣接する空間(
図5において駆動部106の側方で駆動レバー108の下側の空間)に、絞り羽根109、110と駆動レバー108の係合部を収めることができ、駆動レバーから絞り羽根に向けて軸を突出させるものに比べて、省スペースに係合部を配置することができる。
【0024】
以下、各絞り羽根について、詳細に説明する。
図4に示す通り、地板107のガイドピン107cは、絞り羽根109のカム溝109bと係合しており、ガイドピン107bは、絞り羽根110のカム溝110bと係合している。なお、絞り羽根109、110は、金属や樹脂により形成される。
【0025】
また、
図4に示す通り、地板107のガイドピン107c、ガイドピン107bはそれぞれ、絞り羽根110の内縁部110cにおいて絞り羽根110の進退方向に延びる部分の延長線である点線110d、110eより内側(絞り駆動部106の駆動軸106a側)に配置されている。換言すると、ガイドピン107c、107dはそれぞれ、絞り羽根110の進退方向で見たときに、進退方向と直交する幅方向において、前記絞り開口と重なる位置に配置されている。これにより、絞り装置の幅方向を小さくすることができる。さらに、絞り羽根109、110の進退方向と直交する幅方向の端部を、
図3に示すカバー111の側壁部111bによってガイドするようにしても良い。
【0026】
なお、本実施形態では、ガイドピン107c、ガイドピン107bが、絞り羽根の進退方向において、絞り羽根109、110で形成される絞り開口と絞り駆動部106との間に配置されているが、絞り開口に対し、絞り駆動部106と逆側の領域に配置されていてもよい。
【0027】
また、ガイドピン107c、ガイドピン107bとカム溝109b、カム溝110bの関係が入れ替わった構成であっても良く、絞り羽根109、110と地板107との係合部が、一方に設けられたガイドピン(軸)と他方に設けられたカム溝であれば良い。また、ガイドピン107b、107cが、絞り羽根110の内縁部110cの延長線である110d、110eより、その一部が外側の領域に位置する構成であっても良い。
【0028】
また、
図5を用いて説明したように、絞り羽根109、絞り羽根110は、駆動レバー108の羽根駆動丸穴108a、羽根駆動丸穴108bに係合している。駆動丸軸109a、駆動丸軸110aが、駆動レバー108の回動に伴い移動しつつ、地板107のガイドピン107cと係合するカム溝109bと、地板107のガイドピン107bと係合するカム溝110bにおいて、係合する位置がカム溝に沿って変化していく。このような動きをすることで、絞り羽根109、絞り羽根110は、絞り装置103の長手方向(二方取りレンズ100の長手方向と同じ)に移動する。この動きにより、2枚の絞り羽根109、110によって絞り開口を形成するとともにそのサイズ(絞り開口径)を変化させることができる。
【0029】
本実施形態の構成によれば、駆動レバー108を回動して絞り開放とした際に、駆動レバー108と絞り羽根109との係合部(羽根駆動丸穴108aと駆動丸軸109a)の周囲の部分への、地板107と絞り羽根109との係合部(ガイドピン107cとカム溝109b)の干渉が起こらないようにすることができる。なお、本実施形態と逆の構成(絞り羽根109の穴に駆動レバー108のピンが挿通される構成)によっても同様の効果を発揮することができると共に、絞り羽根109と絞り羽根110とで逆の構成になっていても良い。
【0030】
なお、本実施形態のカム溝109b、110bは、絞り装置103の長手方向に延在しつつ、絞り駆動部106の駆動軸106a側にカム溝の中央部が凸となる曲線形状となっているが、直線形状であっても良い。
【0031】
本実施形態では、光が通過する絞り開口は、その絞り開放状態を2枚の絞り羽根109、110によって形成されているが、地板107の開口部107aやカバー111の開口部111aで形成することも可能である。また、地板107の開口部107aやカバー111の開口部111aと絞り羽根109、110を組み合わせて形成されていても良い。本実施形態においては、絞り開口の絞り開放状態を二方取りレンズ100の形状に合わせた開口形状としてさえいれば良い。
【0032】
以上の構成を採用することで、二方取りレンズ100に対する開口面積を大きく取りつつ、絞り装置の幅方向を小さくすることができる。したがって、絞り装置を搭載するカメラや交換レンズ等の光学機器も小型化することができる。
【0033】
なお、絞り羽根109のカム溝109b、絞り羽根110のカム溝110bと駆動レバー108の回動する角度範囲を調整することで、絞り開口を完全に閉じる(閉じきる)ようにしても良い。つまり、本実施形態の絞り装置は、シャッタ動作をも行う絞りシャッタ装置として使用することも可能である。
【0034】
また、本実施形態においては、絞り装置103の被写体側に配置されたレンズを二方取りレンズ100とし、後側レンズ104を円形レンズとしたが、逆であっても良いし、両方が二方取りレンズであっても良い。また、被写体側のレンズ、後側レンズ104に含まれるレンズの枚数は0枚を含む何枚であっても良く、被写体側のレンズ、後側レンズ104のいずれかに1つ以上の二方取りレンズ100を含んで構成されていれば良い。
【0035】
<実施形態2>
図6には、本発明の実施形態2に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置203を示す。実施形態1と同様の構成については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0036】
本実施形態では、地板207は、二方取りレンズの形状に合わせた光が通過する開口部207aを有している。絞り羽根209の内縁部209a、絞り羽根210の内縁部210aによって絞り開口のサイズを変化させ、小絞り開口を形成する。
図6に示すとおり、その小絞り開口は、ひし形となっている。
【0037】
絞り羽根209、210は、それぞれ地板207に設けられたガイドピンが挿通されるカム溝209b、210bを有しており、駆動レバー208による駆動がガイドされる。このように、開口部207aに対し絞り羽根209、210の進退方向における側方(幅方向)にカム溝とガイドピンが配置される構成であっても、二方取りレンズの形状に合わせた開口部207aとすることで、開口面積を大きく取りつつ、絞り装置の幅方向を小さくすることができる。
【0038】
<実施形態3>
図7には、本発明の実施形態3に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置303を示す。実施形態2と同様の構成については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0039】
本実施形態では、地板307は、二方取りレンズの形状に合わせた光が通過する開口部307aを有している。絞り羽根309の内縁部309a、絞り羽根310の内縁部310aによって絞り開口のサイズを変化させ、小絞り開口を形成する。
図7に示すとおり、その小絞り開口は、円となっている。
【0040】
絞り羽根309、310は、それぞれ地板307に設けられたガイドピンが挿通されるカム溝309b、310bを有しており、駆動レバー308による駆動がガイドされる。
【0041】
絞り装置303の主な使用形態は、絞り羽根309の内縁部309a、絞り羽根310の内縁部310aが、開口部307a外に退避した絞り開放状態と、小絞り状態の2つの状態である。なお、円形状は楕円であっても良い。
【0042】
<実施形態4>
図8には、本発明の実施形態4に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置403を示す。実施形態3と同様の構成については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0043】
本実施形態では、地板407は、二方取りレンズの形状に合わせた光が通過する開口部407aを有している。絞り羽根409の内縁部409a、絞り羽根410の内縁部410aによって絞り開口のサイズを変化させ、小絞り開口を形成する。
図7に示すとおり、その小絞り開口は、六角形となっている。
【0044】
絞り羽根409、410は、それぞれ地板407に設けられたガイドピンが挿通されるカム溝409b、410bを有しており、駆動レバー408による駆動がガイドされる。
【0045】
<実施形態5>
図9には、本発明の実施形態5に係る羽根駆動装置の一例である絞り装置503を示す。実施形態4と同様の構成については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0046】
本実施形態では、地板507は、二方取りレンズの形状に合わせた光が通過する開口部507aを有している。絞り羽根509の内縁部509a、絞り羽根510の内縁部510aによって絞り開口のサイズを変化させ、小絞り開口を形成する。
図7に示すとおり、その小絞り開口は、実施形態4とは異なる六角形となっている。
【0047】
絞り羽根509、510は、それぞれ地板507に設けられたガイドピンが挿通されるカム溝509b、510bを有しており、駆動レバー508による駆動がガイドされる。
【0048】
以上各実施形態を用いて説明したように、本発明は、地板の開口部によって二方取りレンズの形状に合わせた形状を形成し、二方取りレンズの短手方向における寸法を小型化するとともに、小絞り状態においては、円形や多角形などの所望の開口形状を得ることができるものである。
【0049】
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
【符号の説明】
【0050】
100 二方取りレンズ
103 絞り装置
106 絞り駆動部
107 地板(ベース部材)
107a 開口部
108 駆動レバー
109 絞り羽根
110 絞り羽根
111 カバー