(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022041409
(43)【公開日】2022-03-11
(54)【発明の名称】サーバ装置、コンテンツ表示制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20220304BHJP
【FI】
G06F13/00 560A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020146578
(22)【出願日】2020-09-01
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】520335451
【氏名又は名称】青沼 毅
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青沼 毅
【テーマコード(参考)】
5B084
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA17
5B084AB04
5B084AB36
5B084BB01
5B084CE02
5B084CE12
(57)【要約】
【課題】 場所に応じたコンテンツを再生装置に表示させるシステムを比較的低コストで実現する。
【解決手段】 サーバ装置は、コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、
を備えることを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバ装置であって、
前記表示条件は、表示領域を含み、
前記再生制御部は、前記再生装置から送信された前記再生装置の位置情報が前記表示領域内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のサーバ装置であって、
前記表示条件の前記表示領域は、緯度及び軽度それぞれの範囲を含む
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のサーバ装置であって、
前記表示条件は、表示期間を含み、
前記再生制御部は、現在日時が前記表示期間内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項5】
請求項2または3に記載のサーバ装置であって、
前記Webページは、前記表示領域を示す地図を含む
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載のサーバ装置であって、
前記登録者情報は、前記コンテンツIDに対応付けられた通知者を含み、
前記登録者の生存確認を定期的に実施し、前記登録者の生存が確認できなかった場合、前記登録者情報を参照し、前記通知者に対して、前記登録者が登録した前記コンテンツを前記再生装置にて表示させる際に必要となるアクセス情報を通知する通知部、を備える
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項7】
サーバ装置によるコンテンツ表示制御方法であって、
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録し、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、
前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ステップを含むことを特徴とするコンテンツ表示制御方法。
【請求項8】
コンピュータを、
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、場所に応じたコンテンツを再生装置に表示させる場合に用いて好適なサーバ装置、コンテンツ表示制御方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
場所に応じたコンテンツを再生装置に表示させる方法に関し、例えば、特許文献1には、電子式礼拝装置と移動式情報端末機とが夫々の外部接続端子部を介して有線若しくは無線通信により接続されると共に該移動式情報端末機に備えられたアイコンを操作することで、記憶媒体に保管されている故人情報データが移動式情報端末機に送信され、該移動式情報端末機の画面上に画像情報データが表示されると共に、電子式礼拝装置または移動式情報端末機の何れか一方若しくは両方に備えられたスピーカーから音声情報データが発音される技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、ユーザの訪問先となる所定の場所に専用の装置(電子式礼拝装置)を設ける必要があるためコスト高となる。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、場所に応じたコンテンツを再生装置に表示させるシステムを比較的低コストで実現できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
【0007】
上記課題を解決すべく、本発明の一態様に係るサーバ装置は、コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
前記表示条件は、表示領域を含むことができ、前記再生制御部は、前記再生装置から送信された前記再生装置の位置情報が前記表示領域内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信することができる。
【0009】
前記表示条件の前記表示領域は、緯度及び軽度それぞれの範囲を含むことができる。
【0010】
前記表示条件は、表示期間を含むことができ、前記再生制御部は、現在日時が前記表示期間内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信することができる。
【0011】
前記Webページは、前記表示領域を示す地図を含むことができる。
【0012】
前記登録者情報は、前記コンテンツIDに対応付けられた通知者を含むことができ、前記サーバ装置は、前記登録者の生存確認を定期的に実施し、前記登録者の生存が確認できなかった場合、前記登録者情報を参照し、前記通知者に対し、前記登録者が登録した前記コンテンツを前記再生装置にて表示させる際に必要となるアクセス情報を通知する通知部、を備えることができる。
【0013】
本発明の他の態様に係るコンテンツ表示制御方法は、サーバ装置によるコンテンツ表示制御方法であって、コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録し、再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信するステップを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明のさらに他の態様に係るプログラムは、コンピュータを、コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、して機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、場所に応じたコンテンツを再生装置に表示させるシステムを比較的低コストで実現することが可能となる。
【0016】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ表示システムの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバ装置の構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、登録者情報のデータ構造の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、登録処理の一例を説明するタイミングチャートである。
【
図5】
図5は、コンテンツ表示処理の一例を説明するタイミングチャートである。
【
図6】
図6は、利用者端末におけるログイン画面の表示例を示す図である。
【
図7】
図7は、利用者端末におけるWebページ画面の表示例を示す図である。
【
図8】
図8は、利用者端末におけるWebページ画面の他の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、一実施形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。
【0019】
<本発明の一実施形態に係るコンテンツ表示システム10>
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ表示システム10の構成例を示している。
【0020】
該コンテンツ表示システム10は、場所に応じたコンテンツを再生装置30に表示させるためのものである。コンテンツとは、デジタルデータとして保存、送受信可能な画像(写真)、ビデオ、音声、文章等を含む。
【0021】
コンテンツ表示システム10は、ネットワーク11を介して接続された、登録装置20、再生装置30、及び、サーバ装置40を備える。
【0022】
ネットワーク11は、インターネット、携帯電話通信網等に代表される双方向通信網である。
【0023】
登録装置20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット型コンピュータ等の一般的なコンピュータからなり、インターネット上の任意のサーバに接続するためのブラウジング機能を備える。ブラウジング機能は、該コンピュータにてブラウザ(アプリケーションプログラム)を実行することにより実現される。
【0024】
登録装置20は、コンテンツの登録者によって使用される。コンテンツの登録者は、登録装置20のブライジング機能により、サーバ装置40に接続し、ブラウザ上にて1以上のコンテンツをサーバ装置40に登録することができる。コンテンツの登録者は、個人であってもよいし、企業等の法人であってもよい。また、コンテンツの登録者は、コンテンツの私的な利用を想定して登録してもよいし、コンテンツを商業目的(広告等)で登録してもよい。
【0025】
再生装置30は、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、携帯電話機等のユーザが携行可能な電子機器であり、ブラウジング機能を備える。ブラウジング機能は、該電子機器にてブラウザ(アプリケーションプログラム)を実行することにより実現される。さらに、再生装置30は、再生装置30の現在地を検出するための測位機能を備える。測位機能は、該電子機器が内蔵するGPS(Global Positioning System)モジュール等によって実現される。
【0026】
再生装置30は、コンテンツの利用者によって使用される。再生装置30は、ブラウジング機能により、サーバ装置40に接続してコンテンツ表示処理を実行できる。
【0027】
再生装置30は、登録装置20を兼ねることができる。反対に、測位機能を有する登録装置20であれば、再生装置30を兼ねることができる。
【0028】
なお、コンテンツの利用者とは、コンテンツの登録者と同一人物であってもよいし、異なる人物であってもよい。
【0029】
サーバ装置40は、ネットワーク11を介して接続してきた登録装置20との間で登録処理を実行し、コンテンツを再生装置30に表示させるための情報(後述)を管理する。また、サーバ装置40は、ネットワーク11を介して接続してきた再生装置30との間でコンテンツ表示処理を実行し、コンテンツを表示するための情報を再生装置30に送信する。
【0030】
次に、
図2は、サーバ装置40の構成例を示している。サーバ装置40は、処理部41、記憶部42、入力部43、表示部44、及び通信部45を備える。
【0031】
サーバ装置40は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイス、ディスプレイ等の出力デバイス、及び、NIC(Network Interface Card)等の通信モジュールを備えるサーバコンピュータ等の一般的なコンピュータから成る。
【0032】
処理部41は、コンピュータのプロセッサにより実現される。処理部41は、登録受付部411、表示制御部412、及び通知部413の機能ブロックを有する。これらの機能ブロックは、コンピュータのプロセッサがメモリにロードされた所定のプログラムを実行することによって実現される。ただし、これらの機能ブロックの一部または全部を集積回路等によりハードウェアとして実現してもよい。
【0033】
登録受付部411は、ネットワーク11を介して接続してきた登録装置20との間で登録処理を実行する。また、登録受付部411は、登録者が登録したコンテンツを再生装置30に表示させる際に必要となるアクセス情報を登録装置20に送信する。
【0034】
表示制御部412は、再生装置30との間でコンテンツ表示処理を実行し、コンテンツを表示するための情報を再生装置30に送信する。表示制御部412は、本発明の再生制御部に相当する。
【0035】
通知部413は、例えば、電子メールを用いて登録者の生存確認を定期的に実施し、所定の期間継続して応答を得られなかったり、登録者が亡くなった旨の応答を登録者の家族等から得たり等して、登録者の生存が確認できなかった場合、登録者が予め登録した通知者に対し、例えば、電子メールを用いて、登録者が登録したコンテンツを再生装置30に表示させる際に必要となるアクセス情報を通知する。なお、アクセス情報の通知には、電子メールの他に郵便等を利用するようにしてもよい。また、アクセス情報をハイパーリンク化したり、QRコード化したりして、サーバ装置40へのアクセスが容易になるようにしてもよい。なお、通知部413はオプションの機能である。
【0036】
記憶部42は、コンピュータのメモリ及びストレージによって実現される。記憶部42には、登録者DB(データベース)421、WebページDB422、及びコンテンツDB423が設けられる。
【0037】
登録者DB421には、登録装置20を用いて登録者から登録された、コンテンツを再生装置30に表示させるための登録者情報50(
図3)が格納される。WebページDB422には、登録装置20を用いて登録者から登録された、Webページを表示させるためのデータ(例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)データ、XHTML(Extensible HTML)データ、JavaScript、PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)等)が格納される。コンテンツDB423には、登録装置20を用いて登録者から登録された、コンテンツのデータ(写真、動画、音声等のデータ)が格納される。
【0038】
なお、WebページDB422、及びコンテンツDB423については、サーバ装置40とは異なる他のサーバ装置やネットワークストレージ等に設けてもよい。
【0039】
記憶部42には、上述した情報以外の情報を格納してもよい。
【0040】
入力部43は、コンピュータの入力デバイスによって実現される。入力部43は、ユーザからの各種の操作を受け付ける。表示部44は、コンピュータのディスプレイによって実現される。通信部45は、コンピュータの通信モジュールによって実現される。通信部45は、ネットワーク11を介し、登録装置20や再生装置30と接続して各種のデータや情報を通信する。
【0041】
<登録者DB421に記録された登録者情報50のデータ構造>
次に、
図3は、登録者DB421に記録された登録者情報50のデータ構造の一例を示している。
【0042】
登録者情報50には、登録者ID及びパスワード51、登録者属性52、コンテンツID及びパスワード53、表示領域54、表示期間55、WebページURL(Uniform Resource Locator)56、コンテンツURL57、並びに、通知者58が含まれる。
【0043】
登録者ID及びパスワード51には、登録者が登録情報を編集したり、追加したりする際に必要となる、登録者を一意に特定するための識別子、及び、そのパスワードが記録される。登録者ID及びパスワード51は、登録者が自ら決定してもよいし、登録受付部411が他の登録者と重複しない識別子を生成するようにしてもよい。
【0044】
登録者属性52には、登録者の氏名、連絡先、メールアドレス等が記録される。
【0045】
登録者は、1以上のコンテンツを登録することができる。よって、登録者は、利用者に対して異なる複数のコンテンツを視聴させることができる。また、登録者は、複数の異なる利用者に対し、それぞれ異なるコンテンツを視聴させることができる。登録者は、コンテンツ毎に、コンテンツID及びパスワード53、表示領域54、表示期間55、WebページURL56、コンテンツURL57、並びに、通知者58を登録できる。
【0046】
コンテンツID及びパスワード53には、利用者がコンテンツを表示させる際に必要となる、該コンテンツを一意に特定するための識別子、及び、そのパスワードが記録される。コンテンツID及びパスワード53は、登録者が自ら決定してもよいし、登録受付部411が他のコンテンツと重複しないコンテンツID及びパスワードを生成するようにしてもよい。コンテンツID及びパスワード53は、サーバ装置40のコンテンツ表示用のURLとともにアクセス情報として、コンテンツの利用者となり得る登録者の知人等に対して登録者が通知すべき情報である。さらに、アクセス情報は、登録者の生存が所定の期間継続して確認できない場合に、サーバ装置40の通知部413により通知者58に通知される。
【0047】
なお、コンテンツIDのみを記録し、対応するパスワードを記録しなくてもよい。この場合、利用者がサーバ装置40にアクセスした場合、コンテンツIDの入力のみが求められ、パスワードの入力は省略できる。
【0048】
表示領域54、及び表示期間55は、本発明の表示条件に相当する。表示領域54は、利用者の再生装置30の現在地が該表示領域54が表す地理的領域に存在している場合にだけ、該コンテンツの表示を許可するための情報である。表示領域54は、緯度及び経度それぞれの幅により設定することができる。この場合、表示領域54は、2次元の矩形として設定される。さらに、表示領域54には、高度の幅を追加設定することができる。この場合、表示領域54は、3次元の空間として設定される。なお、表示領域54は、基準座標値(緯度、経度、(高度))、並びに、形状及びサイズとして設定することもできる。また、表示領域54として、複数の座標値を記録し、複数の座標値を順につないだ線によって囲まれる領域を表示領域に設定するようにしてもよい。
【0049】
表示期間55は、該期間にだけ該コンテンツの表示を許可するための情報である。表示期間55は、時刻単位、日単位、週単位、月単位、年単位等で設定可能である。
【0050】
表示条件として表示領域54及び表示期間55を設け、再生装置30にてコンテンツを表示する際に表示条件を満たしているか否かを判定する処理は、コンテンツを表示する際の認証処理として、利用者に負担をかけることなく比較的容易に実行することができる。
【0051】
WebページURL56は、利用者が再生装置30を用い、サーバ装置40にアクセスしてコンテンツID及びパスワードを入力したことに応じ、サーバ装置40から再生装置30に送信される登録者のWebページのURLである。再生装置30では、該URLに基づいて登録者のWebページへのアクセスが行われる。
【0052】
コンテンツURL57は、利用者が再生装置30を用いて登録者のWebページにアクセスし、該Webページ上にてコンテンツの表示操作を行った際に、表示条件(表示領域54及び表示期間55)を満たす場合にサーバ装置40から再生装置30に送信されるコンテンツの配信元を表すURLである。再生装置30では、コンテンツURL57に基づいてコンテンツの表示(コンテンツデータの受信と再生)が行われる。
【0053】
通知者58は、登録者の生存が所定の期間継続して確認できない場合、コンテンツID及びパスワード53、並びに、サーバ装置40のコンテンツ表示用のURLが通知される、登録者の知人等の氏名、連絡先等である。
【0054】
<登録処理の一例>
次に、
図4は、コンテンツ表示システム10による登録処理の一例を説明するタイミングチャートである。
【0055】
前提として、コンテンツの登録者は、サーバ装置40の登録用のURLを取得しているものとする。また、コンテンツの登録者は、コンテンツ及びWebページを予め作成しているものとする。
【0056】
始めに、コンテンツの登録者が登録装置20のブラウザを用い、ネットワーク11を介してサーバ装置40の登録用のURLにアクセスし、作成済みのコンテンツを送信する(ステップS1)。これに応じ、サーバ装置40の登録受付部411が、登録装置20からのコンテンツをコンテンツDB423に格納し、該コンテンツにアクセスするためのURLを発行して登録装置20に送信する(ステップS11)。
【0057】
次に、コンテンツの登録者が登録装置20を用い、作成済みのWebページのデータ(HTMLデータ等)を、ネットワーク11を介してサーバ装置40に送信する(ステップS2)。これに応じ、サーバ装置40の登録受付部411が、登録装置20からのWebページのデータをWebページDB422に格納し、該WebページにアクセスするためのURLを発行して登録装置20に送信する(ステップS12)。なお、ステップS1とステップS11との組み合わせと、ステップS2とステップS12との組み合わせとは、その順序を入れ替えてもよい。
【0058】
次に、コンテンツの登録者が登録装置20を用い、サーバ装置40に対して登録者情報50(
図3)を登録する(ステップS3)。これに応じ、サーバ装置40の登録受付部411が、登録装置20からの登録者情報50を登録者DB421に格納する(ステップS13)。
【0059】
次に、サーバ装置40の通知部413が、コンテンツの表示に必要なアクセス情報(コンテンツID、パスワード、サーバ装置40のコンテンツ表示用のURL)を、ネットワーク11を介して登録装置20に送信する(ステップS14)。
【0060】
次に、サーバ装置40からアクセス情報を受信した登録装置20のユーザである登録者が、コンテンツの利用者となり得る知人等にアクセス情報を通知する(ステップS4)。なお、登録者による知人等へのアクセス情報の通知には、電子メール、郵便等の任意の方法を採用すればよい。また、アクセス情報は、ハイパーリンク化したり、QRコード化したりして、サーバ装置40へのアクセスが容易になるようにしてもよい。以上で、コンテンツ表示システム10による登録処理の説明を終了する。
【0061】
<コンテンツ表示システム10によるコンテンツ表示処理について>
次に、
図5は、コンテンツ表示システム10によるコンテンツ表示処理の一例を説明するタイミングチャートである。
【0062】
前提として、コンテンツの利用者は、コンテンツの登録者またはサーバ装置40から通知されたアクセス情報を取得しており、再生装置30を用い、ネットワーク11を介してアクセス情報に含まれているサーバ装置40のURLにアクセス可能であるものとする。
【0063】
図6は、サーバ装置40のURLにアクセスした再生装置30に表示されるログイン画面1000の表示例を示している。ログイン画面1000には、コンテンツID入力欄1001、及びパスワード入力欄1002が設けられている。
【0064】
該コンテンツ表示処理は、コンテンツの利用者が再生装置30を用い、ネットワーク11を介してサーバ装置40にアクセスし、再生装置30に表示されたログイン画面1000のコンテンツID入力欄1001、及びパスワード入力欄1002にコンテンツID及びパスワードが入力し、入力されたコンテンツID及びパスワードがサーバ装置40に受信されたことに応じて開始される。
【0065】
始めに、サーバ装置40の表示制御部412が、登録者DB421を参照し、再生装置30からのコンテンツID及びパスワードが登録者情報50として登録済みであるか否かを確認する(ステップS21)。ここで、再生装置30からのコンテンツID及びパスワードが登録者情報50として登録済みであることを確認できなかった場合(ステップS21でNO)、表示制御部412が再生装置30に対してエラーを通知する(ステップS22)。再生装置30は、エラーの通知(例えば登録済でないことを示す情報)を受信して、表示する。なお、サーバ装置40から再生装置30に対するエラーの通知を表す矢印と、再生装置30におけるエラー通知に応じた表示を表す処理の図示は省略する。
【0066】
再生装置30からのコンテンツID及びパスワードが登録者情報50として登録済みであることを確認できた場合(ステップS21でYES)、表示制御部412が、再生装置30からのコンテンツIDに対応するWebページURLを登録者DB421から読み出し、ネットワーク11を介して再生装置30に送信する(ステップS23)。
【0067】
次に、サーバ装置40からのWebページURLを受信した再生装置30が、ネットワーク11を介して該WebページURLにアクセスし、コンテンツの登録者が登録したWebページを表示する(ステップS31)。
【0068】
なお、変形例として、ステップS23にて、表示制御部412が、WebページURLとともに該Webページのデータ(HTMLデータ等)を、ネットワーク11を介して再生装置30に送信し、ステップ31にて、再生装置30が、該WebページURLへのアクセスを省略して、該Webページを表示するようにしてもよい。
【0069】
図7は、再生装置30に表示される、コンテンツの登録者が登録したWebページの表示例を示している。
【0070】
該Webページ1100には、地図表示領域1101、情報表示領域1104、及びメッセージ動画表示ボタン1105が設けられている。
【0071】
地図表示領域1101には、コンテンツの表示が許可される表示領域54(
図3)、及び、再生装置30の現在地を含む地図が表示され、地図上には、表示領域54の中心を表すポインタ1102、及び、再生装置30の現在地を表すポインタ1103が示される。なお、再生装置30の現在地を表すポインタ1103の表示には、例えば再生装置30の測位機能とブラウザで実行されるGeolocation APIが利用される。
【0072】
変形例として、Webページ1100の地図表示領域1101にて、ポインタ1103が表す現在地からポインタ1102が表す表示領域54までの経路を案内するようにしてもよい。また、地図表示領域1101には、単に、コンテンツの表示が許可される表示領域54(
図3)の周辺の地図を表示するだけでもよい。
【0073】
情報表示領域1104には、任意のテキスト情報(同図の場合、Aさんのプロフィール)が表示される。
【0074】
メッセージ動画表示ボタン1105は、コンテンツの利用者がコンテンツとしてのメッセージ動画の表示を指示するための操作ボタンである。
【0075】
図8は、再生装置30に表示される、コンテンツの登録者が登録したWebページの他の表示例を示している。
【0076】
該Webページ1200には、表示ボタン1201、及びコンテンツ表示領域1202が設けられている。
【0077】
表示ボタン1201は、コンテンツの利用者がコンテンツの表示を指示するための操作ボタンである。コンテンツ表示領域1202には、再生されたコンテンツが表示される。
【0078】
該Webページ1200は、Webページ1100(
図7)に比べてシンプルにページが構成されているので、利用者に対してより速やかにコンテンツを視聴させることができる。
【0079】
図5に戻る。次に、再生装置30が、Webページ上においてユーザからコンテンツの表示操作が行われたか否かを判定する(ステップS32)。具体的には、Webページ1100のメッセージ動画表示ボタン1105(
図7)やWebページ1200の表示ボタン1201(
図8)がユーザから操作されたか否かを判定する。ここで、再生装置30が、コンテンツの表示操作がユーザから行われていないと判定した場合(ステップS32でNO)、該判定を繰り返し、その後、コンテンツの表示操作がユーザから行われたと判定した場合(ステップS32でYES)、次に、再生装置30が、測位機能によって検出した現在地の位置情報(緯度、経度)及び現在日時を、ネットワーク11を介して、サーバ装置40に送信する(ステップS33)。なお、再生装置30が現在日時を送信せず、サーバ装置40にて、再生装置30から現在地の位置情報を受信した日時を、現在日時と見做してもよい。
【0080】
次に、サーバ装置40の表示制御部412が、登録者DB421における登録者情報50を参照し、再生装置30からの現在地の位置情報及び現在日時がコンテンツの表示条件を満たすか否かを判定する(ステップS24)。具体的には、表示領域54及び表示期間55の両方の条件を満たす場合にコンテンツの表示条件を満たすと判定し、表示領域54及び表示期間55の少なくとも一方の条件が満たされない場合、コンテンツの表示条件を満たさないと判定する。
【0081】
ここで、コンテンツの表示条件を満たさないと判定した場合(ステップS24でNO)、表示制御部412が再生装置30に対してエラーを通知する(ステップS25)。再生装置30は、エラーの通知を受信して、エラーを表示する。なお、サーバ装置40から再生装置30に対するエラーの通知を表す矢印と、再生装置30におけるエラー通知に応じた表示を表す処理の図示は省略する。
【0082】
このエラー通知に際し、表示領域54の条件だけが満たされない場合には、現在地から表示領域54への方向や距離を通知して表示領域54に近づくように促すようにしてもよい。このエラー通知に際し、表示期間55の条件だけが満たされない場合には、表示期間55を通知し、再度の来訪を促すようにしてもよい。
【0083】
コンテンツの表示条件を満たすと判定した場合(ステップS24でYES)、次に、表示制御部412が、再生装置30からのコンテンツIDに対応するコンテンツURLを登録者DB421から読み出し、ネットワーク11を介して再生装置30に送信する(ステップS26)。
【0084】
次に、サーバ装置40からのコンテンツURLを受信した再生装置30が、ネットワーク11を介して該コンテンツURLにアクセスし、コンテンツを表示する(コンテンツデータを受信して再生する)(ステップS34)。
【0085】
なお、変形例として、ステップS26にて、表示制御部412が、コンテンツURLとともに該コンテンツデータ(画像データ、動画像データ等)を、ネットワーク11を介して再生装置30に送信し、ステップ34にて、再生装置30が、該コンテンツURLへのアクセスを省略して、コンテンツを表示するようにしてもよい。
【0086】
以上で、コンテンツ表示システム10によるコンテンツ表示処理の説明を終了する。以上説明したように、コンテンツ表示システム10によれば、比較的低コストで、場所に応じたコンテンツを再生装置30に表示させることが可能となる。
【0087】
<コンテンツ表示システム10の利用例>
本実施形態のコンテンツ表示システム10の利用例について以下に列挙する。
【0088】
観光スポットの案内
観光業者等がコンテンツの登録者となり、観光スポットを訪問した人にだけ教える特別な情報(割引クーポンなどでもよい)をコンテンツとして、観光スポットを表示領域として登録する。そして、観光スポットの宣伝とともにアクセス情報を幅広く配布する。旅行者等は観光スポットに訪問した際、コンテンツを視聴することができる。例えば、映画やテレビ番組のロケ地となった観光スポットへの訪問を促進するためには、アクセス情報をQRコード化して映画やテレビ番組の画面上に表示するようにしてもよい。
【0089】
墓参者に対するメッセージ
生存中の登録者が、自身の死後に墓参に来た知人等に対するメッセージ動画等のコンテンツを登録し、表示領域を墓の周辺に設定する。登録者が亡くなった後、知人等はアクセス情報を取得することになり、墓参の際に故人からのメッセージを視聴することができる。なお、コンテンツは、故人が生前に準備して登録する他、故人の家族等が登録者となり、故人が亡くなった後に準備して登録するようにしてもよい。コンテンツの内容は、故人からのメッセージ動画の他、故人の写真、履歴、家系図等であってもよい。
【0090】
旅行の記録
旅行者がコンテンツの登録者となり、旅行先で撮影した写真のアルバム等をコンテンツとし、旅行先を表示領域として登録する。そして、登録者は、再び同じ旅行先を訪れた際に、コンテンツの利用者となり、過去に訪れた時の写真のアルバム等を視聴することができる。
【0091】
なお、コンテンツ表示システム10の利用は上述した例に限らず、コンテンツの登録者が任意の目的で利用できる。
【0092】
以上に説明した本実施形態のコンテンツ表示システム10によれば、コンテンツの表示領域に専用の装置等を設ける必要がなく、また、登録装置20、及び再生装置30には、広く普及しているスマートフォン等を用いることができるので、比較的低コストで、場所に応じたコンテンツを再生装置30に表示させることが可能となる。
【0093】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えたり、追加したりすることが可能である。
【0094】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0095】
10・・・コンテンツ表示システム、11・・・ネットワーク、20・・・登録装置、30・・・再生装置、40・・・サーバ装置、41・・・処理部、411・・・登録受付部、412・・・表示制御部、413・・・通知部、42・・・記憶部、421・・・登録者DB、422・・・WebページDB、423・・・コンテンツDB、43・・・入力部、44・・・表示部、45・・・通信部、50・・・登録者情報、1000・・・ログイン画面、1100・・・Webページ、1101・・・地図表示領域、1105・・・メッセージ動画表示ボタン、1200・・・Webページ、1201・・・表示ボタン、1202・・・コンテンツ表示領域
【手続補正書】
【提出日】2021-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、を備え、
前記表示条件は、表示領域を含み、
前記再生制御部は、
前記Webページに前記表示領域を含む地図を表示させ、
前記再生装置から送信された前記再生装置の位置情報が前記表示領域外である場合、前記再生装置の現在地から前記表示領域への方向及び距離を前記再生装置に通知して前記表示領域に案内し、
前記再生装置の前記位置情報が前記表示領域内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバ装置であって、
前記表示条件の前記表示領域は、緯度及び軽度それぞれの範囲を含む
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のサーバ装置であって、
前記表示条件は、表示期間を含み、
前記再生制御部は、現在日時が前記表示期間内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のサーバ装置であって、
前記登録者情報は、前記コンテンツIDに対応付けられた通知者を含み、
前記登録者の生存確認を定期的に実施し、前記登録者の生存が確認できなかった場合、前記登録者情報を参照し、前記通知者に対して、前記登録者が登録した前記コンテンツを前記再生装置にて表示させる際に必要となるアクセス情報を通知する通知部、を備える
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項5】
サーバ装置によるコンテンツ表示制御方法であって、
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付ステップと、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、
前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御ステップと、を含み、
前記表示条件は、表示領域を含み、
前記再生制御ステップは、
前記Webページに前記表示領域を含む地図を表示させ、
前記再生装置から送信された前記再生装置の位置情報が前記表示領域外である場合、前記再生装置の現在地から前記表示領域への方向及び距離を前記再生装置に通知して前記表示領域に案内し、
前記再生装置の前記位置情報が前記表示領域内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするコンテンツ表示制御方法。
【請求項6】
コンピュータを、
コンテンツの登録者からの入力に基づき、前記コンテンツを識別するためのコンテンツIDに対応付けて、前記コンテンツの表示条件、前記コンテンツの表示指示操作が可能なWebページのURL(Uniform Resource Locator)、及び前記コンテンツの配信元を表すコンテンツURLを記録した登録者情報をデータベースに登録する登録受付部と、
再生装置から送信された前記コンテンツIDに応じ、前記登録者情報を参照して、前記WebページのURLに対応するWebページを前記再生装置に送信し、前記再生装置にて表示された前記Webページにて前記コンテンツの表示指示操作が行われ、前記再生装置が前記表示条件を満たす場合には前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する再生制御部と、して機能させ、
前記表示条件は、表示領域を含み、
前記再生制御部は、
前記Webページに前記表示領域を含む地図を表示させ、
前記再生装置から送信された前記再生装置の位置情報が前記表示領域外である場合、前記再生装置の現在地から前記表示領域への方向及び距離を前記再生装置に通知して前記表示領域に案内し、
前記再生装置の前記位置情報が前記表示領域内である場合、前記再生装置に前記コンテンツURLに対応するコンテンツを送信する
ことを特徴とするプログラム。