IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 福利産業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-鍵付引違い網戸 図1
  • 特開-鍵付引違い網戸 図2
  • 特開-鍵付引違い網戸 図3
  • 特開-鍵付引違い網戸 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022041784
(43)【公開日】2022-03-11
(54)【発明の名称】鍵付引違い網戸
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/52 20060101AFI20220304BHJP
【FI】
E06B9/52 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020157887
(22)【出願日】2020-09-01
(71)【出願人】
【識別番号】502328743
【氏名又は名称】福利産業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】松倉 守
(57)【要約】
【課題】 外気の取り入れ・防虫の片引きの網戸を引違い網戸とし、鍵を取り付け、網戸に防犯強度ももたせた鍵付引違い網戸を提供する。
【解決手段】 網戸を引違い網戸(6)とし、鍵付(2)とし、なおかつ、網戸に防犯強度・機能を持たせることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の出入口や窓等の内外側に取り付ける防犯対策強度・機能のある鍵付引違い網戸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の出入口や窓の内外側に取りつける防犯対策構造のある鍵付引違い網戸に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の網戸は、入口の引違い戸であっても1枚であり、窓でも片方1枚となっており、この網戸を開ければ、家の中に入れますので、防犯上問題があります。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。
従来、建物の入口の網戸は引違い戸であっても、1枚であり、窓の引違いであっても1枚である。空気の出入を望むときは、網戸側の引違い戸の片方を開けています。
よって網戸を開けば、家の中に入れます。
本発明は以上のような防犯対策上の欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
引違い出入口に取り付けられている片引き網戸は、1枚であり、誰でも開けて家に入ることが出来ます。網戸としての利用のみであれば、内側の引違い戸等は開かれて、外気が入ってくるのです。家に、家族等が居ても、今日クーラーやテレビなどの音で聞こえない事もあり、大変不用心です。この不用心さは防犯上問題があります。
この網戸を引違い構造とし、鍵付とすることにより防犯上の問題がなくなります。もちろん網も簡単に破られない構造材質・強度・防犯・防虫・空気の通過を達成するものとする。
現在の引違い戸等の外側に取り付けられるものや、引違い戸やドア等と一体にするなどの方法はある。
この網戸は、家の全体のデザインのバランスを保つために材質は木材・合成木材・アルミ他合金などで構成され、防犯上問題がないものとし、初期の通気・防虫等を達成した鍵付引違い網戸である。
網については、網だけではなく、防虫・通気のある金属・合金等の板に穴をあけるパンチングされたもの等でも、網として使用出来るものであれば可とする。
【発明の効果】
【0005】
住宅や建物への外気の取り入れ、防虫を主体にした網戸に防犯機能を持たすために、引違い網戸とし、なおかつ鍵付きとし、網戸の構造も防犯構造機能のあるものとする。この時、内側の引違い戸等の鍵が開いていても、防犯上問題がないものとなる。
その結果、建物の中に新鮮空気が入り、室内の空気質も人間がリフレッシュ出来る酸素量となり、安心であり、網戸としての効果も保たれる。さらに建物内の空気がダニや揮発性物質などの汚染を減少させ、なおかつ省エネにも効果が出てくるものと期待出来る。又、引違い戸であるから、2枚引戸に限るということはない。3枚4枚とサッシやドアの大きさに合わせて対応することが出来る。
さらに鍵付引違い網戸であるため、その内側にある引違い戸等は、風や空気を入れたい場所のどこの戸でも開くことが出来、しかも安全である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の立面図である。
図2】本発明の平面図である。(引違い戸の外側取付)
図3】本発明の平面図である。(ドアの外側取付)
図4】本発明の平面図である。(引違い戸の内側取付)
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
網戸を引違い網戸(6)とし、引違い網戸の合わせ部に鍵(2)を設ける。
防犯上の網は強度のあるものや、板状の金属板にパンチングしたものなどを含め、さらに強度が不足すれば補強(4)を加味された網戸とする。もちろん、引違い網戸であるから鴨居(1)敷居(5)たて枠(3)は必要である。現在ある出入口の引違い戸等に取り付けられるもの、又新規であれば、一体型とする。この網戸は必要があれば、内側(11)にも取り付けられる。引違い戸は2枚とは限らず、3枚、4枚とあるので、それに対応出来る。
鍵付引違い網戸を使用するときは、新鮮空気を取り入れながら、防虫の効果もそのままに、防犯対策が確かなものになる。
【符号の説明】
【0008】
1 鴨居
2 鍵
3 たて枠
4 補強
5 敷居
6 鍵付引違い網戸(外側取付)
7 引違い戸
8 鍵付引違い網戸(外側取付)
9 ドア(内側)
10 引違い戸
11 鍵付引違い網戸(内側取付)
図1
図2
図3
図4