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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022042793
(43)【公開日】2022-03-15
(54)【発明の名称】電源装置及び電子機器ユニット
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20220308BHJP
   H01M 10/44 20060101ALI20220308BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20220308BHJP
【FI】
H02J7/00 302D
H02J7/00 302C
H01M10/44 P
H01M10/48 P
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020148389
(22)【出願日】2020-09-03
(71)【出願人】
【識別番号】591036457
【氏名又は名称】三菱電機エンジニアリング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100147566
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100161171
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 潤一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100188514
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 隆裕
(72)【発明者】
【氏名】伊庭 正浩
【テーマコード(参考)】
5G503
5H030
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA04
5G503BB01
5G503CB07
5G503DA03
5G503DA13
5G503EA06
5H030AS11
5H030BB21
5H030BB26
5H030FF43
5H030FF44
(57)【要約】
【課題】二次電池の電池性能の劣化を抑制できる電源装置及び電子機器ユニットを提供する。
【解決手段】電源装置は、電力供給経路を遮断する遮断回路部と、二次電池の電力を放電させる放電回路部と、遮断回路部及び放電回路部を制御する制御部と、を備え、制御部は、電子機器が電源オフ状態である場合において二次電池の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、放電回路部による二次電池の電力の放電を開始させる第1処理を実行し、電子機器が電源オフ状態である場合において二次電池の電圧が第1閾値電圧未満であるときには、遮断回路部により電力供給経路を遮断させる第2処理を実行するように構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二次電池の電力が電子機器に供給される経路となる電力供給経路を遮断する遮断回路部と、
前記二次電池の電力を放電させる放電回路部と、
前記遮断回路部及び前記放電回路部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記電子機器が電源オフ状態である場合において前記二次電池の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、前記放電回路部による前記二次電池の電力の放電を開始させる第1処理を実行し、
前記電子機器が電源オフ状態である場合において前記二次電池の電圧が前記第1閾値電圧未満であるときには、前記遮断回路部により前記電力供給経路を遮断させる第2処理を実行するように構成されている電源装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記第1処理の実行後に前記二次電池の電圧が前記第1閾値電圧未満に低下した場合には、前記放電回路部による前記二次電池の電力の放電を停止させる第3処理を実行するとともに、前記第2処理を実行するように構成されている請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
ユーザーによるオンオフ操作が可能な操作スイッチをさらに備え、
前記操作スイッチがオン状態である場合には、前記制御部による前記第1処理及び前記第2処理の実行が許容され、
前記操作スイッチがオフ状態である場合には、前記制御部による前記第1処理及び前記第2処理の実行が禁止される請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
【請求項4】
ユーザーによるオンオフ操作が可能な操作スイッチと、
前記操作スイッチがオン状態になってからの経過時間を計測するタイマーと、をさらに備え、
前記経過時間が一定時間以上である場合には、前記制御部による前記第1処理及び前記第2処理の実行が許容され、
前記操作スイッチがオフ状態である場合、又は前記経過時間が前記一定時間未満である場合には、前記制御部による前記第1処理及び前記第2処理の実行が禁止される請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記電子機器が電源オフ状態であることを表す電源オフ状態信号を前記電子機器から受信した場合には、前記電子機器が電源オフ状態であると判定するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
【請求項6】
前記電子機器は、前記二次電池とは別のバックアップ用二次電池を有しており、
前記制御部は、前記第2処理の実行後において、前記バックアップ用二次電池の電圧が第2閾値電圧未満になった場合には、前記遮断回路部による前記電力供給経路の遮断を解除させる第4処理を実行するように構成されている請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の電源装置。
【請求項7】
請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の電源装置と、
前記電子機器と、
前記二次電池と、を備える電子機器ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源装置及びそれを備えた電子機器ユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池駆動式デバイスが記載されている。この電池駆動式デバイスは、コントローラと、ユーザーインターフェースと、ディスプレイ照明などの機能回路と、を備えている。コントローラは、デバイスに電力を供給する電池の残留エネルギーが所定の閾値以下であり、かつユーザーインターフェースが所定時間操作されなかった場合、機能回路の動作電力を遮断するように構成されている。上記電池駆動式デバイスによれば、機能回路がオフとなることにより、電池の残留エネルギーが少ないことの警報がユーザーに与えられるため、結果として電池の有効寿命を延長することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-27913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の電池駆動式デバイスでは、電池駆動式デバイスが動作する電源オン状態において、電池の有効寿命を延長できる可能性がある。しかしながら、上記の電池駆動式デバイスでは、電池駆動式デバイスの動作が停止している電源オフ状態において、待機電力の消費を抑えることはできない。このため、電池駆動式デバイスの電源オフ状態が継続されると、待機電力の消費によって電池の放電が進行する。
【0005】
電池駆動式デバイスの電池としては、二次電池が使用される場合がある。待機電力の消費によって二次電池の放電が進行すると、二次電池は深放電状態になる。深放電状態とは、二次電池の電圧が放電終止電圧以下に低下した状態のことである。特に、鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池などの二次電池では、深放電状態が継続されると電池性能が劣化してしまうという課題があった。
【0006】
また、特にリチウムイオン蓄電池などの二次電池が満充電状態で保存された場合、高電圧状態が維持されることにより電池内部での化学反応が促進されるため、電池性能が劣化してしまうという課題があった。
【0007】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、二次電池の電池性能の劣化を抑制できる電源装置及び電子機器ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る電源装置は、二次電池の電力が電子機器に供給される経路となる電力供給経路を遮断する遮断回路部と、前記二次電池の電力を放電させる放電回路部と、前記遮断回路部及び前記放電回路部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電子機器が電源オフ状態である場合において前記二次電池の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、前記放電回路部による前記二次電池の電力の放電を開始させる第1処理を実行し、前記電子機器が電源オフ状態である場合において前記二次電池の電圧が前記第1閾値電圧未満であるときには、前記遮断回路部により前記電力供給経路を遮断させる第2処理を実行するように構成されている。
本開示に係る電子機器ユニットは、本開示に係る電源装置と、前記電子機器と、前記二次電池と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、二次電池の電池性能の劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施の形態1に係る電源装置の構成を示すブロック図である。
図2】実施の形態1に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図3】実施の形態2に係る電源装置の構成を示すブロック図である。
図4】実施の形態2に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図5】実施の形態3に係る電源装置の構成を示すブロック図である。
図6】実施の形態3に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7】実施の形態4に係る電源装置の構成を示すブロック図である。
図8】実施の形態4に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9】実施の形態5に係る電源装置の構成を示すブロック図である。
図10】実施の形態5に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11】実施の形態6に係る電子機器ユニットの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施の形態1.
実施の形態1に係る電源装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、電源装置10は、二次電池20の電力が電子機器30に供給される経路となる電力供給経路40に設けられている。二次電池20は、例えばリチウムイオン蓄電池である。ただし、二次電池20は、鉛蓄電池などの他の二次電池であってもよい。
【0012】
電子機器30は、二次電池20から供給される電力により駆動されるように構成されている。電子機器30は、不図示の電源スイッチにより、電子機器30が動作する電源オン状態と、電子機器30が停止する電源オフ状態と、に切り替えられる。
【0013】
電源装置10は、遮断回路部11、放電回路部12及び制御部13を有している。
【0014】
遮断回路部11は、電力供給経路40を遮断するように構成されている。遮断回路部11の作動及び非作動は、制御部13の制御により切り替えられる。遮断回路部11は、リレー等により構成されている。制御部13の制御により遮断回路部11が作動すると、電力供給経路40が遮断され、二次電池20と電子機器30とが電気的に分離される。これにより、二次電池20の電力は、電子機器30に供給されなくなる。
【0015】
制御部13の制御により遮断回路部11が非作動になると、電力供給経路40の遮断が解除され、二次電池20と電子機器30とが電力供給経路40を介して電気的に接続される。これにより、二次電池20の電力は、電子機器30に供給される。
【0016】
放電回路部12は、電力供給経路40と電力供給経路40から分岐した放電経路41とを介して、二次電池20に接続されている。放電回路部12は、二次電池20の電力を放電させるように構成されている。放電回路部12の作動及び非作動は、制御部13の制御により切り替えられる。放電回路部12は、電気抵抗、リレー等により構成されている。
【0017】
遮断回路部11が非作動のときに放電回路部12が作動すると、二次電池20の電力は、電力供給経路40及び放電経路41を介して放電回路部12に供給され、放電回路部12によって放電される。放電回路部12が非作動になると、放電回路部12による放電が停止する。
【0018】
図1に示す放電経路41は、遮断回路部11と電子機器30との間において電力供給経路40から分岐している。しかしながら、放電経路41は、二次電池20と遮断回路部11との間において電力供給経路40から分岐していてもよいし、電力供給経路40を介さず二次電池20に直接接続されていてもよい。
【0019】
制御部13は、電子機器30の電源のオンオフ状態と二次電池20の電圧とを監視するとともに、電子機器30の電源のオンオフ状態と二次電池20の電圧とに基づいて遮断回路部11及び放電回路部12を制御するように構成されている。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータを有していてもよい。制御部13は、マイクロコンピュータを備えない回路によって構成されていてもよい。
【0020】
電子機器30が電源オン状態である場合、制御部13は、遮断回路部11及び放電回路部12をいずれも非作動にする。つまり、電子機器30が電源オン状態である場合には、二次電池20の電力が電子機器30に供給される。また、電子機器30が電源オン状態である場合には、放電回路部12による放電が行われない。
【0021】
電子機器30が電源オフ状態である場合、制御部13は、二次電池20の電圧に基づいて、遮断回路部11及び放電回路部12を以下のように制御する。ここで、制御部13のROMには、二次電池20の電圧の閾値となる第1閾値電圧の値があらかじめ記憶されている。第1閾値電圧は、二次電池20の放電終止電圧よりも高く、かつ二次電池20の満充電電圧よりも低い値に設定される。
【0022】
電子機器30が電源オフ状態である場合において、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、制御部13は、遮断回路部11を非作動に維持し、放電回路部12を作動させる。これにより、二次電池20の電力は、電力供給経路40及び放電経路41を介して放電回路部12に供給され、放電回路部12によって放電される。また、遮断回路部11が非作動であるため、二次電池20の電力の一部は、電子機器30の待機電力として消費される。放電回路部12による放電は、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満になるまで行われる。したがって、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上に維持された状態で、二次電池20が保存されてしまうのを防止することができる。よって、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0023】
一方、電子機器30が電源オフ状態である場合において、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満であるときには、制御部13は、遮断回路部11を作動させるとともに、放電回路部12を非作動にする。遮断回路部11が作動することにより、電力供給経路40が遮断されるため、二次電池20と電子機器30とが電気的に分離される。また、放電回路部12が非作動になることにより、放電回路部12による放電は停止する。
【0024】
二次電池20と電子機器30とが電気的に分離されることにより、二次電池20の電力が電子機器30の待機電力として消費されるのを防止できる。このため、二次電池20の電圧が低下して二次電池20が深放電状態となってしまうことを防止できる。したがって、深放電状態が継続されることによる二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0025】
図2は、本実施の形態に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図2に示す処理は、電子機器30が電源オン状態であるときに開始される。例えば、図2に示す処理は、電子機器30が電源オフ状態から電源オン状態になったタイミングで開始される。図2に示す処理の開始時点では、遮断回路部11及び放電回路部12がいずれも非作動になっている。
【0026】
図2のステップS1では、制御部13は、電子機器30が電源オフ状態であるか否かを判定する。電子機器30が電源オフ状態である場合には、制御部13の処理がステップS2に進む。一方、電子機器30が電源オン状態である場合には、電子機器30が電源オフ状態になるまでステップS1の処理が繰り返される。
【0027】
ステップS2では、制御部13は、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上であるか否かを判定する。二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上である場合には、制御部13の処理がステップS3に進む。一方、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満である場合には、制御部13の処理がステップS6に進む。
【0028】
ステップS3では、制御部13は、放電回路部12を作動させ、放電回路部12による二次電池20の電力の放電を開始させる処理を行う。これにより、二次電池20の電力が放電回路部12により放電され、二次電池20の電圧が徐々に低下する。その後、制御部13の処理がステップS4に進む。
【0029】
ステップS4では、制御部13は、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満であるか否かを判定する。二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満である場合には、制御部13の処理がステップS5に進む。一方、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上である場合には、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満になるまでステップS4の処理が繰り返される。
【0030】
ステップS5では、制御部13は、放電回路部12を非作動にして、放電回路部12による二次電池20の電力の放電を停止させる処理を行う。これにより、二次電池20の電力の放電が停止する。その後、制御部13の処理がステップS6に進む。
【0031】
ステップS6では、制御部13は、遮断回路部11を作動させ、遮断回路部11により電力供給経路40を遮断させる処理を行う。これにより、電力供給経路40が遮断回路部11によって遮断され、二次電池20と電子機器30とが電気的に分離される。また、本実施の形態では、遮断回路部11が作動することにより、二次電池20と放電回路部12との間も電気的に分離される。
【0032】
ステップS2~ステップS6のいずれかの処理の実行中に電子機器30が電源オフ状態から電源オン状態になった場合には、制御部13の処理はステップS1から再開される。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態に係る電源装置10は、遮断回路部11と、放電回路部12と、制御部13と、を備えている。遮断回路部11は、二次電池20の電力が電子機器30に供給される経路となる電力供給経路40を遮断するように構成されている。放電回路部12は、二次電池20の電力を放電させるように構成されている。制御部13は、遮断回路部11及び放電回路部12を制御するように構成されている。制御部13は、電子機器30が電源オフ状態である場合において二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、放電回路部12により二次電池20の電力を放電させるステップS3の処理を実行するように構成されている。また、制御部13は、電子機器30が電源オフ状態である場合において二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満であるときには、遮断回路部11により電力供給経路40を遮断させるステップS6の処理を実行するように構成されている。ここで、ステップS3の処理は、第1処理の一例である。ステップS6の処理は、第2処理の一例である。
【0034】
この構成によれば、電子機器30が電源オフ状態である場合において二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、二次電池20の電力が放電回路部12によって放電される。したがって、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上に維持された状態で、二次電池20が保存されてしまうのを防止することができる。よって、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0035】
また、この構成によれば、電子機器30が電源オフ状態である場合において二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満であるときには、遮断回路部11により電力供給経路40が遮断される。これにより、電子機器30が電源オフ状態であるときの電力消費を抑えることができるため、電子機器30が長期間使用されない場合であっても、二次電池20の電力を維持することができる。また、二次電池20の放電が進行して二次電池20が深放電状態となってしまうのを防止できるため、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0036】
本実施の形態に係る電源装置10において、制御部13は、ステップS3の処理の実行後に二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満に低下した場合には、ステップS5の処理を実行するとともに、ステップS6の処理を実行するように構成されている。ステップS5の処理は、放電回路部12による二次電池20の電力の放電を停止させる処理である。ここで、ステップS5の処理は、第3処理の一例である。
【0037】
この構成によれば、放電回路部12による放電は、二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満になるまで行われる。したがって、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上に維持された状態で、二次電池20が保存されてしまうのをより確実に防止することができる。よって、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0038】
また、この構成によれば、放電回路部12による放電によって二次電池20の電圧が第1閾値電圧未満に低下したときには、放電回路部12による放電が停止する。これにより、放電回路部12によって二次電池20の電力が過度に放電されるのを防止することができる。したがって、二次電池20が深放電状態となってしまうのを防止できるため、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0039】
実施の形態2.
実施の形態2に係る電源装置について説明する。図3は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0040】
図3に示すように、本実施の形態の電源装置10は、実施の形態1の電源装置10と同様の構成に加えて、ユーザーによるオンオフ操作が可能な操作スイッチ14を有している。制御部13は、操作スイッチ14がオン状態及びオフ状態のいずれの状態であるかを監視している。
【0041】
操作スイッチ14がオン状態である場合、制御部13による遮断回路部11及び放電回路部12の制御が許容される。これにより、制御部13は、実施の形態1と同様に、電子機器30の電源のオンオフ状態及び二次電池20の電圧に基づいて、遮断回路部11及び放電回路部12の制御を行う。
【0042】
一方、操作スイッチ14がオフ状態である場合、制御部13による遮断回路部11及び放電回路部12の制御が禁止される。これにより、制御部13は、上記の遮断回路部11及び放電回路部12の制御を行わない。つまり、操作スイッチ14がオフ状態である場合には、遮断回路部11及び放電回路部12はいずれも作動しない。
【0043】
図4は、本実施の形態に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図4に示す処理は、電子機器30が電源オン状態であるときに開始される。
【0044】
図4のステップS11では、制御部13は、操作スイッチ14がオン状態であるか否かを判定する。操作スイッチ14がオン状態である場合には、制御部13の処理がステップS12に進む。つまり、操作スイッチ14がオン状態である場合には、制御部13によるステップS12以降の処理の実行が許容される。
【0045】
一方、操作スイッチ14がオフ状態である場合には、操作スイッチ14がオン状態になるまでステップS11の処理が繰り返される。つまり、操作スイッチ14がオフ状態である場合には、制御部13によるステップS12以降の処理の実行が禁止される。
【0046】
ステップS12~ステップS17の処理については、図2に示したステップS1~ステップS6と同様であるため説明を省略する。ステップS12~ステップS17のいずれかの処理の実行中に操作スイッチ14がオフ状態になった場合には、ステップS11の処理から再開される。
【0047】
以上説明したように、本実施の形態に係る電源装置10は、ユーザーによるオンオフ操作が可能な操作スイッチ14をさらに備えている。操作スイッチ14がオン状態である場合には、制御部13によるステップS14の処理及びステップS17の処理の実行が許容される。操作スイッチ14がオフ状態である場合には、制御部13によるステップS14の処理及びステップS17の処理の実行が禁止される。ここで、ステップS14の処理は、第1処理の一例である。ステップS17の処理は、第2処理の一例である。
【0048】
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0049】
ここで、実施の形態1では、電子機器30が電源オフ状態である場合において、二次電池20の電圧が第1閾値電圧以上であるときには、二次電池20の電力が放電回路部12によって放電される。このため、ユーザーにとっては、電子機器30を再度使用する際の二次電池20の有効寿命が短くなってしまうことがデメリットとなる可能性がある。これに対し、本実施の形態では、操作スイッチ14を操作することによって放電回路部12での放電の有無をユーザーが設定できるため、上記のデメリットを回避できる。すなわち、電子機器30を長期間使用しない場合にのみユーザーが操作スイッチ14をオン状態に設定することにより、二次電池20の有効寿命が短くなってしまうのを回避しつつ、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0050】
実施の形態3.
実施の形態3に係る電源装置について説明する。図5は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1又は2と同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0051】
図5に示すように、本実施の形態の電源装置10は、実施の形態2の電源装置10と同様の構成に加えて、制御部13と操作スイッチ14との間に設けられたタイマー15を有している。タイマー15は、制御部13の内部に設けられていてもよい。
【0052】
タイマー15は、操作スイッチ14がオン状態になると作動を開始し、操作スイッチ14がオン状態になってからの経過時間を計測する。経過時間が一定時間になると、タイマー15から制御部13に一定時間経過信号が出力される。また、タイマー15は、操作スイッチ14がオフ状態になると、作動を停止する。
【0053】
制御部13は、タイマー15からの一定時間経過信号を受信すると、遮断回路部11及び放電回路部12の制御を開始する。つまり、操作スイッチ14がオン状態になってからの経過時間が一定時間以上である場合には、制御部13による遮断回路部11及び放電回路部12の制御が許容される。これにより、制御部13は、実施の形態1と同様に、電子機器30の電源のオンオフ状態及び二次電池20の電圧に基づいて、遮断回路部11及び放電回路部12の制御を行う。
【0054】
一方、操作スイッチ14がオン状態になってからの経過時間が一定時間未満である場合には、制御部13による遮断回路部11及び放電回路部12の制御が禁止される。つまり、制御部13は、操作スイッチ14がオフ状態であるときだけでなく、操作スイッチ14がオン状態になってから一定時間が経過するまでの期間においても、上記の遮断回路部11及び放電回路部12の制御を行わない。
【0055】
図6は、本実施の形態に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、電子機器30が電源オン状態であるときに開始される。
【0056】
図6のステップS21では、制御部13は、タイマー15からの一定時間経過信号を受信したか否かを判定する。一定時間経過信号を受信した場合には、制御部13の処理がステップS22に進む。すなわち、操作スイッチ14がオン状態であり、かつ、操作スイッチ14がオン状態になってから一定時間が経過した場合には、制御部13の処理がステップS22に進む。一方、一定時間経過信号を受信していない場合には、一定時間経過信号を受信するまでステップS21の処理が繰り返される。すなわち、操作スイッチ14がオフ状態であるか、又は、操作スイッチ14がオン状態になってから一定時間が経過していない場合には、ステップS21の処理が繰り返される。
【0057】
制御部13が操作スイッチ14の状態を監視している場合には、制御部13は、ステップS21において、操作スイッチ14がオン状態でありかつタイマー15からの一定時間経過信号を受信したか否かを判定するようにしてもよい。操作スイッチ14がオン状態であり、かつ、タイマー15からの一定時間経過信号を受信した場合には、制御部13の処理がステップS22に進む。一方、操作スイッチ14がオフ状態であるか、又は、タイマー15からの一定時間経過信号を受信していない場合には、操作スイッチ14がオン状態となりかつタイマー15からの一定時間経過信号を受信するまで、ステップS21の処理が繰り返される。
【0058】
ステップS22~ステップS27の処理については、図2に示したステップS1~ステップS6と同様であるため説明を省略する。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態に係る電源装置10は、ユーザーによるオンオフ操作が可能な操作スイッチ14と、操作スイッチ14がオン状態になってからの経過時間を計測するタイマー15と、をさらに備えている。上記経過時間が一定時間以上である場合には、制御部13によるステップS24の処理及びステップS27の処理の実行が許容される。操作スイッチ14がオフ状態である場合、又は上記経過時間が一定時間未満である場合には、制御部13によるステップS24の処理及びステップS27の処理の実行が禁止される。ここで、ステップS24の処理は、第1処理の一例である。ステップS27の処理は、第2処理の一例である。
【0060】
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0061】
ここで、実施の形態2では、電子機器30を長期間使用しない場合にのみユーザーが操作スイッチ14をオン状態に設定することにより、二次電池20の有効寿命が短くなってしまうのを回避しつつ、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。しかしながら、ユーザーが電子機器30を長期間使用しないつもりで操作スイッチ14をオン状態に設定したが、その後、電子機器30を再度使用する必要が生じた場合には、電子機器30を再度使用する際の二次電池20の有効寿命が短くなってしまう可能性がある。これに対し、本実施の形態では、電子機器30が実際に長期間使用されていないことを検知した後に放電回路部12を作動させることが可能になるため、電子機器30を再度使用する際の二次電池20の有効寿命が短くなってしまうのを回避することができる。
【0062】
実施の形態4.
実施の形態4に係る電源装置について説明する。図7は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1~3のいずれかと同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0063】
図7に示すように、本実施の形態の電子機器30は、電源オフ機能部31を有している。電源オフ機能部31は、電子機器30を電源オフ状態にする機能を有する電子回路により構成されている。電源オフ機能部31は、電子機器30を電源オフ状態にするアルゴリズムが、電子機器30が備えるマイクロコンピュータにより実行されることによって実現されるようにしてもよい。
【0064】
電源オフ機能部31が作動すると、電源オフ機能部31は、電子機器30を電源オフ状態にするとともに、電子機器30が電源オフ状態であることを表す電源オフ状態信号を出力する。また、電源スイッチの操作により電子機器30の電源がオン状態になると、電源オフ機能部31は、電子機器30が電源オン状態であることを表す電源オン状態信号を出力する。
【0065】
電源装置10の制御部13は、電子機器30の電源オフ機能部31からの電源オフ状態信号を受信した場合には、電子機器30が電源オフ状態であると判定するように構成されている。つまり、制御部13は、電源オフ状態信号を受信すると、実施の形態1と同様に、電子機器30の電源のオンオフ状態及び二次電池20の電圧に基づく遮断回路部11及び放電回路部12の制御を行う。
【0066】
一方、制御部13は、電源オフ機能部31からの電源オン状態信号を受信すると、電子機器30の電源のオンオフ状態及び二次電池20の電圧に基づく遮断回路部11及び放電回路部12の制御を終了する。
【0067】
図8は、本実施の形態に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、電子機器30が電源オン状態であるときに開始される。
【0068】
図8のステップS31では、制御部13は、電源オフ機能部31からの電源オフ状態信号を受信したか否かを判定する。電源オフ状態信号を受信した場合には、制御部13の処理がステップS32に進む。一方、電源オフ状態信号を受信していない場合には、電源オフ状態信号を受信するまでステップS31の処理が繰り返される。
【0069】
ステップS32~ステップS36の処理については、図2に示したステップS2~ステップS6と同様であるため説明を省略する。ステップS32~ステップS36のいずれかの処理の実行中に制御部13が電源オン状態信号を受信した場合には、制御部13の処理はステップS31から再開される。
【0070】
以上説明したように、本実施の形態に係る電源装置10において、制御部13は、電子機器30が電源オフ状態であることを表す電源オフ状態信号を電子機器30から受信した場合には、電子機器30が電源オフ状態であると判定するように構成されている。
【0071】
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0072】
本実施の形態では、電子機器30側で電源装置10を制御することが可能となり、電源装置10を電子機器30と連動させることができる。これにより、電子機器30の設定画面などを用いて、電源装置10における遮断回路部11及び放電回路部12の制御のオンオフ、タイマー15のオンオフ、並びにタイマー15における上記一定時間の設定などをユーザーが容易に行うことができる。このため、ユーザーは、電子機器30を操作することにより、遮断回路部11及び放電回路部12の制御のオンオフを所望のタイミングで切り替えることができる。また、電子機器30側で電源装置10を制御することが可能となるため、電源装置10の操作スイッチ14及びタイマー15を省略することができ、電源装置10の構成を簡素化することができる。
【0073】
実施の形態5.
実施の形態5に係る電源装置について説明する。図9は、本実施の形態に係る電源装置の構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1~4のいずれかと同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0074】
図9に示すように、本実施の形態の電子機器30は、二次電池20とは別のバックアップ用二次電池32を有している。バックアップ用二次電池32は、電子機器30のリアルタイムクロック回路、電子機器30の電源ボタンの状態監視回路などの動作を維持するために、電子機器30に搭載されている。
【0075】
電源装置10の制御部13は、二次電池20の電圧に加えて、電子機器30のバックアップ用二次電池32の電圧も監視するように構成されている。制御部13のROMには、二次電池20の閾値電圧である第1閾値電圧の値に加えて、バックアップ用二次電池32の閾値電圧である第2閾値電圧の値もあらかじめ記憶されている。
【0076】
本実施の形態では、遮断回路部11の作動により電力供給経路40が遮断されている状態において、バックアップ用二次電池32の電圧が第2閾値電圧未満になった場合には、遮断回路部11が非作動になり、電力供給経路40の遮断が解除される。これにより、二次電池20と電子機器30とが電力供給経路40を介して接続され、二次電池20の電力が電子機器30に供給される。したがって、バックアップ用二次電池32の電圧が低下した場合においても、リアルタイムクロック回路、電源ボタンの状態監視回路などに二次電池20から電力を供給することができる。したがって、電子機器30のリアルタイムクロック回路、状態監視回路などの動作維持時間を延長することができる。
【0077】
図10は、本実施の形態に係る電源装置の制御部により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示す処理は、電子機器30が電源オン状態であるときに開始される。
【0078】
図10のステップS41~ステップS46の処理については、図2に示したステップS1~ステップS6と同様であるため説明を省略する。
【0079】
ステップS46の次のステップS47では、制御部13は、バックアップ用二次電池32の電圧が第2閾値電圧未満であるか否かを判定する。バックアップ用二次電池32の電圧が第2閾値電圧未満である場合には、制御部13の処理がステップS48に進む。一方、バックアップ用二次電池32の電圧が第2閾値電圧以上である場合には、ステップS47の処理が繰り返される。
【0080】
ステップS48では、制御部13は、遮断回路部11を非作動にする処理を行う。遮断回路部11が非作動になることにより、電力供給経路40の遮断が解除され、二次電池20と電子機器30とが電力供給経路40を介して接続される。
【0081】
以上説明したように、本実施の形態に係る電源装置10において、電子機器30は、二次電池20とは別のバックアップ用二次電池32を有している。制御部13は、ステップS46の処理の実行後において、バックアップ用二次電池32の電圧が第2閾値電圧未満になった場合には、遮断回路部11による電力供給経路40の遮断を解除させるステップS48の処理を実行するように構成されている。ここで、ステップS46の処理は、第2処理の一例である。ステップS48の処理は、第4処理の一例である。
【0082】
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、二次電池20の電池性能の劣化を抑制することができる。
【0083】
また、本実施の形態によれば、バックアップ用二次電池32の電圧が低下したときには、電力供給経路40を介して二次電池20の電力を電子機器30に供給することができる。したがって、電子機器30のリアルタイムクロック回路、状態監視回路などの動作維持時間を延長することができる。
【0084】
実施の形態6.
実施の形態6に係る電子機器ユニットについて説明する。図11は、本実施の形態に係る電子機器ユニットの構成を示すブロック図である。なお、実施の形態1~5のいずれかと同一の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0085】
図11に示すように、本実施の形態の電子機器ユニット50は、電源装置10と、二次電池20と、電子機器30と、電源装置10、二次電池20及び電子機器30を収容する筐体51と、を有している。電源装置10、二次電池20及び電子機器30のそれぞれは、例えば、実施の形態1~5のいずれかと同様の構成を有している。
【0086】
以上説明したように、本実施の形態に係る電子機器ユニット50は、実施の形態1~5のいずれかの電源装置10と、電子機器30と、二次電池20と、を備える。本実施の形態によれば、実施の形態1~5と同様の効果を得ることができる。
【0087】
上記実施の形態1~6は、種々の変形が可能である。例えば、第1閾値電圧及び第2閾値電圧は、ユーザーにより任意の値に設定できるようになっていてもよい。また、タイマー15の設定時間は、ユーザーにより任意の時間に設定できるようになっていてもよい。
【0088】
また、遮断回路部11の作動により電力供給経路40が遮断されている状態において、二次電池20を挿入し直した場合、状態がリセットされて遮断回路部11が非作動になり、電力供給経路40の遮断が解除されるようにしてもよい。
【0089】
また、電子機器30は、二次電池20の充電回路を有していてもよい。電源装置10の制御部13は、遮断回路部11の作動中に、二次電池20の充電が開始されることを検知した場合、遮断回路部11を非作動にして電力供給経路40の遮断を解除するようにしてもよい。これにより、電子機器30に設けられた充電回路から電力供給経路40を介して供給される電力により、二次電池20の充電を行うことができる。
【0090】
また、上記実施の形態1~6のうち2つ以上の実施の形態の構成が組み合わされるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0091】
10 電源装置、11 遮断回路部、12 放電回路部、13 制御部、14 操作スイッチ、15 タイマー、20 二次電池、30 電子機器、31 電源オフ機能部、32 バックアップ用二次電池、40 電力供給経路、41 放電経路、50 電子機器ユニット、51 筐体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11