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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022042915
(43)【公開日】2022-03-15
(54)【発明の名称】発泡ポリウレタンの切断装置
(51)【国際特許分類】
   E04G 21/16 20060101AFI20220308BHJP
   B26D 3/00 20060101ALI20220308BHJP
   B26D 7/18 20060101ALI20220308BHJP
【FI】
E04G21/16
B26D3/00 601C
B26D7/18 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020172531
(22)【出願日】2020-10-13
(31)【優先権主張番号】202010913937.3
(32)【優先日】2020-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】520398515
【氏名又は名称】陳紅紅
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】陳紅紅
【テーマコード(参考)】
2E174
【Fターム(参考)】
2E174AA02
2E174BA01
2E174DA14
2E174DA31
(57)【要約】      (修正有)
【課題】手間を省き、便利であり、切断効果と切断効率が優れている切断装置の提供。
【解決手段】二つの支持溝10を含み、支持溝10の下端には、発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪14が設けられ、支持溝10の上端には、動力機構が設けられ、二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、切断機構には、収納機構が更に接続され、支持溝の内部には、第一コンロッド11が摺動可能に接続され、第一コンロッドの中には、第二コンロッド12が摺動可能に接続され、第二コンロッドには、接続ブロック13が固定して接続され、二つの接続ブロックは、互いに組み合わせられる事によって発泡ポリウレタンの切断装置を支持する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発泡ポリウレタンの切断装置であって、
二つの支持溝(10)を含み、
各前記支持溝(10)の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪(14)が設けられ、
各前記支持溝(10)の上端には、動力機構が設けられ、
二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、
前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、
前記切断機構には、収納機構が更に接続され、
各前記支持溝(10)の内部には、第一コンロッド(11)が摺動可能に接続され、
各前記第一コンロッド(11)の中には、第二コンロッド(12)が摺動可能に接続され、
各前記第二コンロッド(12)には、接続ブロック(13)が固定して接続され、
二つの前記接続ブロック(13)は、互いに組み合わせられる事によって前記発泡ポリウレタンの切断装置を安定的に支持することができる、
ことを特徴とする発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項2】
前記動力機構は、前記支持溝(10)の上端に固定して設けられる位置決め板(17)を含み、
前記位置決め板(17)の内部には、電磁摺動道(18)が形成され、
前記電磁摺動道(18)の内部には、磁性スライダ(19)が摺動可能に接続され、
前記電磁摺動道(18)の上端には、前記磁性スライダ(19)に前記電磁摺動道(18)の内部を往復摺動させることができる制御ボックス(21)が設けられ、
前記位置決め板(17)の側端には、ハンドル(20)が固定して接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項3】
前記切断機構は、二つの前記磁性スライダ(19)の間に取り外し可能に設けられる切断箱(22)を含み、
前記切断箱(22)の上下両端面には、いずれも開口が形成され、
前記切断箱(22)の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃(33)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間(23)が設けられ、
前記切断箱(22)における左右両側の内壁の間には、光軸(24)が回転可能に接続され、
前記光軸(24)には、ローター(25)が外装され、
前記ローター(25)には、複数の摺動溝(31a)が形成され、
複数の前記摺動溝(31a)は、前記ローター(25)の円周方向に沿って前記ローター(25)の表面に等間隔に配列され、
各前記摺動溝(31a)の内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロック(29a)が摺動可能に接続され、
各前記円錐形ブロック(29a)と前記摺動溝(31a)の下面との間には、第一圧縮バネ(30a)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端開口には、八つの摺動溝(31b)が形成され、
八つの前記摺動溝(31b)は、四つを一組として前記切断箱(22)における上端開口の側端壁に形成され、
二組の前記摺動溝(31b)は、前記切断箱(22)における上端開口の中心線に対し前後対称となり、
各組の四つの前記摺動溝(31b)は、いずれも前記切断箱(22)における上端開口の側端壁に形成され、
各前記摺動溝(31b)内には、円錐形ブロック(29b)が摺動可能に接続され、
前記円錐形ブロック(29b)と前記摺動溝(31b)の下端との間には、第一圧縮バネ(30b)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板(26)が固定して接続され、
前記邪魔板(26)は、前記切断箱(22)に対し前記切断刃(33)の前端に位置し、
前記邪魔板(26)の下端には、回転軸(27)が固定して接続され、
前記回転軸(27)には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車(28)が外装される、
ことを特徴とする請求項2に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項4】
前記補充機構は、前記切断刃(33)に形成される複数の摺動レール(36)を含み、
複数の前記摺動レール(36)は、前記切断刃(33)の長手方向に沿って前記切断刃(33)の表面に等間隔に配列され、
各前記切断刃(33)内には、弧状板(37)が摺動可能に接続され、
前記弧状板(37)と前記摺動レール(36)の下端との間には、第二圧縮バネ(39)が固定して接続され、
前記弧状板(37)内には、ボール(38)が回転可能に設けられ、
前記弧状板(37)内には、発泡ポリウレタン通過道(40)が形成され、
前記弧状板(37)の下端には、第一接点(41)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端には、前記第一接点(41)と組み合わせる第二接点(42)が固定して接続され、
前記切断箱(22)内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱(32)が設けられ、
前記切断箱(22)の上端壁には、前記発泡ポリウレタン(32)と連通する複数の逆止弁(34)が設けられ、
複数の前記逆止弁(34)は、前記切断箱(22)の長手方向に沿って前記切断箱(22)の表面に等間隔に配列され、
各前記逆止弁(34)と各前記摺動レール(36)とは、管(35)によって連通され、
複数の前記管(35)は、前記切断刃(33)の内部に等間隔に配列される、
ことを特徴とする請求項3に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項5】
前記収納機構は、収納箱(15)を含み、
前記収納箱(15)と前記切断箱(22)の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管(16)によって接続される、
ことを特徴とする請求項4に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築分野に関し、具体的には、発泡ポリウレタンの切断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
断熱ボードは、良好な防湿、防水性能を持っているから、住宅建設・内装において幅広く使用されている。発泡ポリウレタンは、便利で高効率な断熱ボード製造装置として普及されている。従来の発泡ポリウレタンは、壁に充填された後に、人力によって余計部分を切断する必要があり、また、切断後に、充填が徹底的ではなく、発泡ポリウレタンに凹部があるなどの問題が存在し、後続の断熱効果に影響する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第209755889号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術における上記の問題を解決するために、発泡ポリウレタンの切断装置を提供することを目的とする。本発明に関わる発泡ポリウレタンの切断装置は、手間を省き、便利であり、切断効果と切断効率が優れている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、発泡ポリウレタンの切断装置であって、二つの支持溝を含み、各前記支持溝の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪が設けられ、各前記支持溝の上端には、動力機構が設けられ、二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、前記切断機構には、収納機構が更に接続され、各前記支持溝の内部には、第一コンロッドが摺動可能に接続され、各前記第一コンロッドの中には、第二コンロッドが摺動可能に接続され、各前記第二コンロッドには、接続ブロックが固定して接続され、二つの前記接続ブロックは、互いに組み合わせられる事によって前記発泡ポリウレタンの切断装置を安定的に支持することができ、前記第一コンロッドと前記第二コンロッドとは、従来技術であるため、詳しく説明しない。初期状態の時、前記第一コンロッドが前記支持溝の内部に位置し、前記第二コンロッドが前記第一コンロッドの内部に位置するため、前記発泡ポリウレタンの切断装置の体積サイズが制御され、収納しやすい。前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、前記ハンドルを握って前記発泡ポリウレタンの切断装置を切断対象発泡ポリウレタンの壁前に移動し、前記第二コンロッドの位置がロックされるまで前記第二コンロッドを前記第一コンロッド内から引き出し、前記第一コンロッドの位置がロックされるまで前記第一コンロッドを前記支持溝内から引き出し、二つの前記第二コンロッドにおける二つの前記接続ブロックを互いに接触させ、二つの前記支持溝を互いに接続し、二つの前記支持溝の間隔を前記切断機構の幅に調節し、前記切断機構を二つの前記動力機構の間に置き、前記動力機構を起動し、前記動力機構が前記切断機構を連動させて発泡ポリウレタンの表面で作動させ、前記切断機構によって発泡ポリウレタンの余計部分を切断し、切断処理後の発泡ポリウレタンを前記収納機構によって集め、後続の処理に便利であり、発泡ポリウレタンを切断すると同時に、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、前記補充機構によって壁に対し二次充填を行い、不徹底的な充填によって保温効果が低下することが回避される。
【0006】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記動力機構は、前記支持溝の上端に固定して設けられる位置決め板を含み、前記位置決め板の内部には、電磁摺動道が形成され、前記電磁摺動道の内部には、磁性スライダが摺動可能に接続され、前記電磁摺動道の上端には、前記磁性スライダに前記電磁摺動道の内部を往復摺動させることができる制御ボックスが設けられ、前記位置決め板の側端には、ハンドルが固定して接続される。初期状態のときに、前記電磁摺動道における内部の前記制御ボックス内の電磁石が通電しなく、前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、まず前記電磁摺動道における前記制御ボックス内の電磁石に通電させ、前記制御ボックス内の電磁石の電流流向を変えることで、前記磁性スライダが前記電磁摺動道の内部で前記電磁石から離れる方向又は前記電磁石に接近する方向へ摺動し、これによって前記動力機構が前記切断機構を連動させて順序よく作業させ、発泡ポリウレタンの余計部分を切断する。
【0007】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記切断機構は、二つの前記磁性スライダの間に取り外し可能に設けられる切断箱を含み、前記切断箱の上下両端面には、いずれも開口が形成され、前記切断箱の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃が固定して接続され、前記切断箱の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間が設けられ、前記切断箱における左右両側の内壁の間には、光軸が回転可能に接続され、前記光軸には、ローターが外装され、前記ローターには、複数の摺動溝aが形成され、複数の前記摺動溝aは、前記ローターの円周方向に沿って前記ローターの表面に等間隔に配列され、各前記摺動溝aの内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロックaが摺動可能に接続され、各前記円錐形ブロックaと前記摺動溝aの下面との間には、第一圧縮バネaが固定して接続され、前記切断箱の上端開口には、八つの摺動溝bが形成され、八つの前記摺動溝bは、四つを一組として前記切断箱における上端開口の側端壁に形成され、二組の前記摺動溝bは、前記切断箱における上端開口の中心線に対し前後対称となり、各組の四つの前記摺動溝bは、いずれも前記切断箱における上端開口の側端壁に形成され、各前記摺動溝b内には、円錐形ブロックbが摺動可能に接続され、前記円錐形ブロックbと前記摺動溝bの下端との間には、第一圧縮バネbが固定して接続され、前記切断箱の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板が固定して接続され、前記邪魔板は、前記切断箱に対し前記切断刃の前端に位置し、前記邪魔板の下端には、回転軸が固定して接続され、前記回転軸には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車が外装される
【0008】
壁に充填される発泡ポリウレタンが乾燥後、前記切断機構が前記動力機構の制御によって発泡ポリウレタンの下端から次第に上方へ定速で移動し、前記切断刃が乾燥後のポリウレタンの余計部分を切断し、前記切断刃が切断時に、切断された余計部分が前記切断刃の弧状面に沿って移動し、切断された余計部分が小さい時、切断された余計部分がまず前記ローラーと接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローラーが前記光軸をめぐって反時計回りに回転し、余計部分が前記ローターと前記切断箱における上端開口の後ろ側端壁の前記円錐形ブロックbとの間に連れられ、余計部分が前記ローターと前記円錐形ブロックbとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロックbと前記円錐形ブロックaと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロックaが前記摺動溝aの内部に摺動して前記第一圧縮バネaを圧縮して前記第一圧縮バネaに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロックbが前記摺動溝bの内部に摺動して前記第一圧縮バネbを圧縮して前記第一圧縮バネbに力を蓄えさせ、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbがいずれも復位し、前記円錐形ブロックaと前記円錐形ブロックbが再び余計部分の両側端面と接触し、余計部分を再び押圧、切断し、余計部分が小さいブロックに処理された後に前記処理空間内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0009】
切断された余計部分が大きい時、余計部分がまず前記ローターと接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローターが前記光軸をめぐって時計回りに回転し、余計部分が前記邪魔板の下方に連れられ、余計部分が前記回転軸上の前記摩擦車と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記摩擦車が反時計回りに回転し、余計部分が前記ローターに連動し且つ前記摩擦車の案内によって前記ローターと前記切断箱における上端開口の前側端壁上の前記円錐形ブロックbとの間に連れられ、余計部分が前記ローターと前記円錐形ブロックbとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロックbと前記円錐形ブロックaと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロックaが前記摺動溝aの内部に摺動して前記第一圧縮バネaを圧縮して前記第一圧縮バネaに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロックbが前記摺動溝b内で摺動して前記第一圧縮バネbを圧縮して前記第一圧縮バネbに力を蓄え、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbがいずれも復位して前記円錐形ブロックaと前記円錐形ブロックbとを押し動かして再び余計部分の両側端面と接触させ、余計部分が再び小さいブロックに押圧、切断されて前記処理空間内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0010】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記補充機構は、前記切断刃に形成される複数の摺動レールを含み、複数の前記摺動レールは、前記切断刃の長手方向に沿って前記切断刃の表面に等間隔に配列され、各前記切断刃内には、弧状板が摺動可能に接続され、前記弧状板と前記摺動レールの下端との間には、第二圧縮バネが固定して接続され、前記弧状板内には、ボールが回転可能に設けられ、前記弧状板内には、発泡ポリウレタン通過道が形成され、前記弧状板の下端には、第一接点が固定して接続され、前記切断箱の上端には、前記第一接点と組み合わせる第二接点が固定して接続され、前記切断箱内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱が設けられ、前記切断箱の上端壁には、前記発泡ポリウレタンと連通する複数の逆止弁が設けられ、複数の前記逆止弁は、前記切断箱の長手方向に沿って前記切断箱の表面に等間隔に配列され、各前記逆止弁と各前記摺動レールとは、管によって連通され、複数の前記管は、前記切断刃の内部に等間隔に配列される。
【0011】
前記切断機構が乾燥後の発泡ポリウレタンを切断するときに、前記補充機構が前記切断刃にしたがって発泡ポリウレタンの表面で動作し、前記補充機構における前記ボールが切断後の発泡ポリウレタン表面と接触し、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、整然とした発泡ポリウレタンの表面に凹部ができ、前記ボールが発泡ポリウレタン表面凹部まで移動した時、圧縮される前記第二圧縮バネが復位して前記弧状板を押し動かして前記摺動レール内から出させ、下降している前記弧状板における下端の前記第一接点が前記切断箱における上端面の前記第二接点と接触する時、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱における前記逆止弁が起動し、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱内の発泡ポリウレタンが前記管に沿って前記発泡ポリウレタン通過道内に吸い込まれて前記発泡ポリウレタン通過道の開口から発泡ポリウレタン表面凹部に流れ、発泡ポリウレタンの二次充填を行い、断熱ボードの完全性を保証し、後続の人力補充が回避され、作業効率を向上させ、前記ボールが発泡ポリウレタン凹部から出た時、前記ボールが再び整然とした発泡ポリウレタンと接触し、前記ボールが押圧されて前記弧状板を連動させて前記摺動レール内で摺動させ、前記第二圧縮バネを圧縮し、前記弧状板が前記摺動レール内を摺動すると同時に、前記弧状板における前記第一接点が前記切断箱における上端面の前記第二接点と接触しなくなり、前記発泡ポリウレタンにおける前記逆止弁を閉じて、前記発泡ポリウレタンの切断装置が引き続き発泡ポリウレタンを切断する。
【0012】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記収納機構は、収納箱を含み、前記収納箱と前記切断箱の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管によって接続される。前記切断機構によって破砕された発泡ポリウレタンが前記切断箱の下端開口を通過した後に前記発泡ポリウレタン排出管から前記収納箱内に流れ、収集処理を行う。
【発明の効果】
【0013】
従来技術と比べ、本発明は下記のメリットを有する:
本発明は、構造が簡単で、乾燥後の発泡ポリウレタンの余計部分にを有効的な切断を行うことができ、また、切断後の発泡ポリウレタンに対し、初歩押圧粉砕処理を行い、統一集中回収することで、後続のクリーニング整理に便利を与え、作業効率を向上させ、切断の同時に、充填の不徹底的な箇所に再び発泡ポリウレタンを充填し、断熱効果を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0015】
図1】発泡ポリウレタンの切断装置の全体断面図である。
図2図1のA―A線に沿う断面図である。
図3図2におけるBの部分の局部拡大図である。
図4図2におけるCの部分の局部拡大図である。
図5図4におけるDの部分の局部拡大図である。
図6図2のE―E線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に示すように、発泡ポリウレタンの切断装置であって、二つの支持溝10を含み、各前記支持溝10の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪14が設けられ、各前記支持溝10の上端には、動力機構が設けられ、二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、前記切断機構には、収納機構が更に接続され、各前記支持溝10の内部には、第一コンロッド11が摺動可能に接続され、各前記第一コンロッド11の中には、第二コンロッド12が摺動可能に接続され、各前記第二コンロッド12には、接続ブロック13が固定して接続され、二つの前記接続ブロック13は、互いに組み合わせられる事によって前記発泡ポリウレタンの切断装置を安定的に支持することができ、前記第一コンロッド11と前記第二コンロッド12とは、従来技術であるため、詳しく説明しない。初期状態の時、前記第一コンロッド11が前記支持溝10の内部に位置し、前記第二コンロッド12が前記第一コンロッド11の内部に位置するため、前記発泡ポリウレタンの切断装置の体積サイズが制御され、収納しやすい。前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、前記ハンドル20を握って前記発泡ポリウレタンの切断装置を切断対象発泡ポリウレタンの壁前に移動し、前記第二コンロッド12の位置がロックされるまで前記第二コンロッド12を前記第一コンロッド11内から引き出し、前記第一コンロッド11の位置がロックされるまで前記第一コンロッド11を前記支持溝10内から引き出し、二つの前記第二コンロッド12における二つの前記接続ブロック13を互いに接触させ、二つの前記支持溝10を互いに接続し、二つの前記支持溝10の間隔を前記切断機構の幅に調節し、前記切断機構を二つの前記動力機構の間に置き、前記動力機構を起動し、前記動力機構が前記切断機構を連動させて発泡ポリウレタンの表面で作動させ、前記切断機構によって発泡ポリウレタンの余計部分を切断し、切断処理後の発泡ポリウレタンを前記収納機構によって集め、後続の処理に便利であり、発泡ポリウレタンを切断すると同時に、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、前記補充機構によって壁に対し二次充填を行い、不徹底的な充填によって保温効果が低下することが回避される。
【0017】
図1に示すように、前記動力機構は、前記支持溝10の上端に固定して設けられる位置決め板17を含み、前記位置決め板17の内部には、電磁摺動道18が形成され、前記電磁摺動道18の内部には、磁性スライダ19が摺動可能に接続され、前記電磁摺動道18の上端には、前記磁性スライダ19に前記電磁摺動道18の内部を往復摺動させることができる制御ボックス21が設けられ、前記位置決め板17の側端には、ハンドル20が固定して接続される。初期状態のときに、前記電磁摺動道18における内部の前記制御ボックス21内の電磁石が通電しなく、前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、まず前記電磁摺動道18における前記制御ボックス21内の電磁石に通電させ、前記制御ボックス21内の電磁石の電流流向を変えることで、前記磁性スライダ19が前記電磁摺動道18の内部で前記電磁石から離れる方向又は前記電磁石に接近する方向へ摺動し、これによって前記動力機構が前記切断機構を連動させて順序よく作業させ、発泡ポリウレタンの余計部分を切断する。
【0018】
図1~3に示すように、前記切断機構は、二つの前記磁性スライダ19の間に取り外し可能に設けられる切断箱22を含み、前記切断箱22の上下両端面には、いずれも開口が形成され、前記切断箱22の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃33が固定して接続され、前記切断箱22の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間23が設けられ、前記切断箱22における左右両側の内壁の間には、光軸24が回転可能に接続され、前記光軸24には、ローター25が外装され、前記ローター25には、複数の摺動溝31aが形成され、複数の前記摺動溝31aは、前記ローター25の円周方向に沿って前記ローター25の表面に等間隔に配列され、各前記摺動溝31aの内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロック29aが摺動可能に接続され、各前記円錐形ブロック29aと前記摺動溝31aの下面との間には、第一圧縮バネ30aが固定して接続され、前記切断箱22の上端開口には、八つの摺動溝31bが形成され、八つの前記摺動溝31bは、四つを一組として前記切断箱22における上端開口の側端壁に形成され、二組の前記摺動溝31bは、前記切断箱22における上端開口の中心線に対し前後対称となり、各組の四つの前記摺動溝31bは、いずれも前記切断箱22における上端開口の側端壁に形成され、各前記摺動溝31b内には、円錐形ブロック29bが摺動可能に接続され、前記円錐形ブロック29bと前記摺動溝31bの下端との間には、第一圧縮バネ30bが固定して接続され、前記切断箱22の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板26が固定して接続され、前記邪魔板26は、前記切断箱22に対し前記切断刃33の前端に位置し、前記邪魔板26の下端には、回転軸27が固定して接続され、前記回転軸27には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車28が外装される。
【0019】
壁に充填される発泡ポリウレタンが乾燥後、前記切断機構が前記動力機構の制御によって発泡ポリウレタンの下端から次第に上方へ定速で移動し、前記切断刃33が乾燥後のポリウレタンの余計部分を切断し、前記切断刃33が切断時に、切断された余計部分が前記切断刃33の弧状面に沿って移動し、切断された余計部分が小さい時、切断された余計部分がまず前記ローラー25と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローラー25が前記光軸24をめぐって反時計回りに回転し、余計部分が前記ローター25と前記切断箱22における上端開口の後ろ側端壁の前記円錐形ブロック29bとの間に連れられ、余計部分が前記ローター25と前記円錐形ブロック29bとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロック29bと前記円錐形ブロック29aと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロック29aが前記摺動溝31aの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30aを圧縮して前記第一圧縮バネ30aに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロック29bが前記摺動溝31bの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30bを圧縮して前記第一圧縮バネ30bに力を蓄えさせ、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bがいずれも復位し、前記円錐形ブロック29aと前記円錐形ブロック29bが再び余計部分の両側端面と接触し、余計部分を再び押圧、切断し、余計部分が小さいブロックに処理された後に前記処理空間23内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0020】
切断された余計部分が大きい時、余計部分がまず前記ローター25と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローター25が前記光軸24をめぐって時計回りに回転し、余計部分が前記邪魔板26の下方に連れられ、余計部分が前記回転軸27上の前記摩擦車28と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記摩擦車28が反時計回りに回転し、余計部分が前記ローター25に連動し且つ前記摩擦車28の案内によって前記ローター25と前記切断箱22における上端開口の前側端壁上の前記円錐形ブロック29bとの間に連れられ、余計部分が前記ローター25と前記円錐形ブロック29bとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロック29bと前記円錐形ブロック29aと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロック29aが前記摺動溝31aの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30aを圧縮して前記第一圧縮バネ30aに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロック29bが前記摺動溝31b内で摺動して前記第一圧縮バネ30bを圧縮して前記第一圧縮バネ30bに力を蓄え、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bがいずれも復位して前記円錐形ブロック29aと前記円錐形ブロック29bとを押し動かして再び余計部分の両側端面と接触させ、余計部分が再び小さいブロックに押圧、切断されて前記処理空間23内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0021】
図2図4図5図6に示すように、前記補充機構は、前記切断刃33に形成される複数の摺動レール36を含み、複数の前記摺動レール36は、前記切断刃33の長手方向に沿って前記切断刃33の表面に等間隔に配列され、各前記切断刃33内には、弧状板37が摺動可能に接続され、前記弧状板37と前記摺動レール36の下端との間には、第二圧縮バネ39が固定して接続され、前記弧状板37内には、ボール38が回転可能に設けられ、前記弧状板37内には、発泡ポリウレタン通過道40が形成され、前記弧状板37の下端には、第一接点41が固定して接続され、前記切断箱22の上端には、前記第一接点41と組み合わせる第二接点42が固定して接続され、前記切断箱22内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱32が設けられ、前記切断箱22の上端壁には、前記発泡ポリウレタン32と連通する複数の逆止弁34が設けられ、複数の前記逆止弁34は、前記切断箱22の長手方向に沿って前記切断箱22の表面に等間隔に配列され、各前記逆止弁34と各前記摺動レール36とは、管35によって連通され、複数の前記管35は、前記切断刃33の内部に等間隔に配列される。
【0022】
前記切断機構が乾燥後の発泡ポリウレタンを切断するときに、前記補充機構が前記切断刃33にしたがって発泡ポリウレタンの表面で動作し、前記補充機構における前記ボール38が切断後の発泡ポリウレタン表面と接触し、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、整然とした発泡ポリウレタンの表面に凹部ができ、前記ボール38が発泡ポリウレタン表面凹部まで移動した時、圧縮される前記第二圧縮バネ39が復位して前記弧状板37を押し動かして前記摺動レール36内から出させ、下降している前記弧状板37における下端の前記第一接点41が前記切断箱22における上端面の前記第二接点42と接触する時、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱32における前記逆止弁34が起動し、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱32内の発泡ポリウレタンが前記管35に沿って前記発泡ポリウレタン通過道40内に吸い込まれて前記発泡ポリウレタン通過道40の開口から発泡ポリウレタン表面凹部に流れ、発泡ポリウレタンの二次充填を行い、断熱ボードの完全性を保証し、後続の人力補充が回避され、作業効率を向上させ、前記ボール38が発泡ポリウレタン凹部から出た時、前記ボール38が再び整然とした発泡ポリウレタンと接触し、前記ボール38が押圧されて前記弧状板37を連動させて前記摺動レール36内で摺動させ、前記第二圧縮バネ39を圧縮し、前記弧状板37が前記摺動レール36内を摺動すると同時に、前記弧状板37における前記第一接点41が前記切断箱22における上端面の前記第二接点42と接触しなくなり、前記発泡ポリウレタン32における前記逆止弁34を閉じて、前記発泡ポリウレタンの切断装置が引き続き発泡ポリウレタンを切断する。
【0023】
図1に示すように、前記収納機構は、収納箱15を含み、前記収納箱15と前記切断箱22の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管16によって接続される。前記切断機構によって破砕された発泡ポリウレタンが前記切断箱22の下端開口を通過した後に前記発泡ポリウレタン排出管16から前記収納箱15内に流れ、収集処理を行う。
【符号の説明】
【0024】
10 支持溝
11 第一コンロッド
12 第二コンロッド
13 接続ブロック
14 車輪
15 収納箱
16 発泡ポリウレタン排出管
17 位置決め板
18 電磁摺動道
19 磁性スライダ
20 ハンドル
21 制御ボックス
22 切断箱
23 処理空間
24 光軸
25 ローター
26 邪魔板
27 回転軸
28 摩擦車
29 円錐形ブロック
30 第一圧縮バネ
31 摺動溝
32 発泡ポリウレタン貯蔵箱
33 切断刃
34 逆止弁
35 管
36 摺動レール
37 弧状板
38 ボール
39 第二圧縮バネ
40 発泡ポリウレタン通過道
41 第一接点
42 第二接点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2021-05-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発泡ポリウレタンの切断装置であって、
二つの支持溝(10)を含み、
各前記支持溝(10)の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪(14)が設けられ、
各前記支持溝(10)の上端には、動力機構が設けられ、
二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、
前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、
前記切断機構には、収納機構が更に接続され、
各前記支持溝(10)の内部には、第一コンロッド(11)が摺動可能に接続され、
各前記第一コンロッド(11)の中には、第二コンロッド(12)が摺動可能に接続され、
各前記第二コンロッド(12)には、接続ブロック(13)が固定して接続される、
ことを特徴とする発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項2】
前記動力機構は、前記支持溝(10)の上端に固定して設けられる位置決め板(17)を含み、
前記位置決め板(17)の内部には、電磁摺動道(18)が形成され、
前記電磁摺動道(18)の内部には、磁性スライダ(19)が摺動可能に接続され、
前記電磁摺動道(18)の上端には、前記磁性スライダ(19)に前記電磁摺動道(18)の内部を往復摺動させることができる制御ボックス(21)が設けられ、
前記位置決め板(17)の側端には、ハンドル(20)が固定して接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項3】
前記切断機構は、二つの前記磁性スライダ(19)の間に取り外し可能に設けられる切断箱(22)を含み、
前記切断箱(22)の上下両端面には、いずれも開口が形成され、
前記切断箱(22)の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃(33)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間(23)が設けられ、
前記切断箱(22)における左右両側の内壁の間には、(24)が回転可能に接続され、
前記(24)には、ローター(25)が外装され、
前記ローター(25)には、複数の摺動溝(31a)が形成され、
複数の前記摺動溝(31a)は、前記ローター(25)の円周方向に沿って前記ローター(25)の表面に等間隔に配列され、
各前記摺動溝(31a)の内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロック(29a)が摺動可能に接続され、
各前記円錐形ブロック(29a)と前記摺動溝(31a)の下面との間には、第一圧縮バネ(30a)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端開口には、八つの摺動溝(31b)が形成され、
八つの前記摺動溝(31b)は、四つを一組として前記切断箱(22)における上端開口の側端壁に形成され、
二組の前記摺動溝(31b)は、前記切断箱(22)における上端開口の中心線に対し前後対称となり、
各組の四つの前記摺動溝(31b)は、いずれも前記切断箱(22)における上端開口の側端壁に形成され、
各前記摺動溝(31b)内には、円錐形ブロック(29b)が摺動可能に接続され、
前記円錐形ブロック(29b)と前記摺動溝(31b)の下端との間には、第一圧縮バネ(30b)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板(26)が固定して接続され、
前記邪魔板(26)は、前記切断箱(22)に対し前記切断刃(33)の前端に位置し、
前記邪魔板(26)の下端には、回転軸(27)が固定して接続され、
前記回転軸(27)には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車(28)が外装される、
ことを特徴とする請求項2に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項4】
前記補充機構は、前記切断刃(33)に形成される複数の摺動レール(36)を含み、
複数の前記摺動レール(36)は、前記切断刃(33)の長手方向に沿って前記切断刃(33)の表面に等間隔に配列され、
各前記切断刃(33)内には、弧状板(37)が摺動可能に接続され、
前記弧状板(37)と前記摺動レール(36)の下端との間には、第二圧縮バネ(39)が固定して接続され、
前記弧状板(37)内には、ボール(38)が回転可能に設けられ、
前記弧状板(37)内には、発泡ポリウレタン通過道(40)が形成され、
前記弧状板(37)の下端には、第一接点(41)が固定して接続され、
前記切断箱(22)の上端には、前記第一接点(41)と組み合わせる第二接点(42)が固定して接続され、
前記切断箱(22)内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱(32)が設けられ、
前記切断箱(22)の上端壁には、前記発泡ポリウレタン(32)と連通する複数の逆止弁(34)が設けられ、
複数の前記逆止弁(34)は、前記切断箱(22)の長手方向に沿って前記切断箱(22)の表面に等間隔に配列され、
各前記逆止弁(34)と各前記摺動レール(36)とは、管(35)によって連通され、
複数の前記管(35)は、前記切断刃(33)の内部に等間隔に配列される、
ことを特徴とする請求項3に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【請求項5】
前記収納機構は、収納箱(15)を含み、
前記収納箱(15)と前記切断箱(22)の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管(16)によって接続される、
ことを特徴とする請求項4に記載の発泡ポリウレタンの切断装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築分野に関し、具体的には、発泡ポリウレタンの切断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
断熱ボードは、良好な防湿、防水性能を持っているから、住宅建設・内装において幅広く使用されている。発泡ポリウレタンは、便利で高効率な断熱ボード製造装置として普及されている。従来の発泡ポリウレタンは、壁に充填された後に、人力によって余計部分を切断する必要があり、また、切断後に、充填が徹底的ではなく、発泡ポリウレタンに凹部があるなどの問題が存在し、後続の断熱効果に影響する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第209755889号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、従来技術における上記の問題を解決するために、発泡ポリウレタンの切断装置を提供することを目的とする。本発明に関わる発泡ポリウレタンの切断装置は、手間を省き、便利であり、切断効果と切断効率が優れている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、発泡ポリウレタンの切断装置であって、二つの支持溝を含み、各前記支持溝の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪が設けられ、各前記支持溝の上端には、動力機構が設けられ、二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、前記切断機構には、収納機構が更に接続され、各前記支持溝の内部には、第一コンロッドが摺動可能に接続され、各前記第一コンロッドの中には、第二コンロッドが摺動可能に接続され、各前記第二コンロッドには、接続ブロックが固定して接続され、二つの前記接続ブロックは、互いに組み合わせられる事によって前記発泡ポリウレタンの切断装置を安定的に支持することができ、前記第一コンロッドと前記第二コンロッドとは、従来技術であるため、詳しく説明しない。初期状態の時、前記第一コンロッドが前記支持溝の内部に位置し、前記第二コンロッドが前記第一コンロッドの内部に位置するため、前記発泡ポリウレタンの切断装置の体積サイズが制御され、収納しやすい。前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、前記ハンドルを握って前記発泡ポリウレタンの切断装置を切断対象発泡ポリウレタンの壁前に移動し、前記第二コンロッドの位置がロックされるまで前記第二コンロッドを前記第一コンロッド内から引き出し、前記第一コンロッドの位置がロックされるまで前記第一コンロッドを前記支持溝内から引き出し、二つの前記第二コンロッドにおける二つの前記接続ブロックを互いに接触させ、二つの前記支持溝を互いに接続し、二つの前記支持溝の間隔を前記切断機構の幅に調節し、前記切断機構を二つの前記動力機構の間に置き、前記動力機構を起動し、前記動力機構が前記切断機構を連動させて発泡ポリウレタンの表面で作動させ、前記切断機構によって発泡ポリウレタンの余計部分を切断し、切断処理後の発泡ポリウレタンを前記収納機構によって集め、後続の処理に便利であり、発泡ポリウレタンを切断すると同時に、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、前記補充機構によって壁に対し二次充填を行い、不徹底的な充填によって保温効果が低下することが回避される。
【0006】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記動力機構は、前記支持溝の上端に固定して設けられる位置決め板を含み、前記位置決め板の内部には、電磁摺動道が形成され、前記電磁摺動道の内部には、磁性スライダが摺動可能に接続され、前記電磁摺動道の上端には、前記磁性スライダに前記電磁摺動道の内部を往復摺動させることができる制御ボックスが設けられ、前記位置決め板の側端には、ハンドルが固定して接続される。初期状態のときに、前記電磁摺動道における内部の前記制御ボックス内の電磁石が通電しなく、前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、まず前記電磁摺動道における前記制御ボックス内の電磁石に通電させ、前記制御ボックス内の電磁石の電流流向を変えることで、前記磁性スライダが前記電磁摺動道の内部で前記電磁石から離れる方向又は前記電磁石に接近する方向へ摺動し、これによって前記動力機構が前記切断機構を連動させて順序よく作業させ、発泡ポリウレタンの余計部分を切断する。
【0007】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記切断機構は、二つの前記磁性スライダの間に取り外し可能に設けられる切断箱を含み、前記切断箱の上下両端面には、いずれも開口が形成され、前記切断箱の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃が固定して接続され、前記切断箱の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間が設けられ、前記切断箱における左右両側の内壁の間には、が回転可能に接続され、前記には、ローターが外装され、前記ローターには、複数の摺動溝aが形成され、複数の前記摺動溝aは、前記ローターの円周方向に沿って前記ローターの表面に等間隔に配列され、各前記摺動溝aの内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロックaが摺動可能に接続され、各前記円錐形ブロックaと前記摺動溝aの下面との間には、第一圧縮バネaが固定して接続され、前記切断箱の上端開口には、八つの摺動溝bが形成され、八つの前記摺動溝bは、四つを一組として前記切断箱における上端開口の側端壁に形成され、二組の前記摺動溝bは、前記切断箱における上端開口の中心線に対し前後対称となり、各組の四つの前記摺動溝bは、いずれも前記切断箱における上端開口の側端壁に形成され、各前記摺動溝b内には、円錐形ブロックbが摺動可能に接続され、前記円錐形ブロックbと前記摺動溝bの下端との間には、第一圧縮バネbが固定して接続され、前記切断箱の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板が固定して接続され、前記邪魔板は、前記切断箱に対し前記切断刃の前端に位置し、前記邪魔板の下端には、回転軸が固定して接続され、前記回転軸には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車が外装される
【0008】
壁に充填される発泡ポリウレタンが乾燥後、前記切断機構が前記動力機構の制御によって発泡ポリウレタンの下端から次第に上方へ定速で移動し、前記切断刃が乾燥後のポリウレタンの余計部分を切断し、前記切断刃が切断時に、切断された余計部分が前記切断刃の弧状面に沿って移動し、切断された余計部分が小さい時、切断された余計部分がまず前記ローラーと接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローラーが前記をめぐって反時計回りに回転し、余計部分が前記ローターと前記切断箱における上端開口の後ろ側端壁の前記円錐形ブロックbとの間に連れられ、余計部分が前記ローターと前記円錐形ブロックbとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロックbと前記円錐形ブロックaと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロックaが前記摺動溝aの内部に摺動して前記第一圧縮バネaを圧縮して前記第一圧縮バネaに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロックbが前記摺動溝bの内部に摺動して前記第一圧縮バネbを圧縮して前記第一圧縮バネbに力を蓄えさせ、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbがいずれも復位し、前記円錐形ブロックaと前記円錐形ブロックbが再び余計部分の両側端面と接触し、余計部分を再び押圧、切断し、余計部分が小さいブロックに処理された後に前記処理空間内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0009】
切断された余計部分が大きい時、余計部分がまず前記ローターと接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローターが前記をめぐって時計回りに回転し、余計部分が前記邪魔板の下方に連れられ、余計部分が前記回転軸上の前記摩擦車と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記摩擦車が反時計回りに回転し、余計部分が前記ローターに連動し且つ前記摩擦車の案内によって前記ローターと前記切断箱における上端開口の前側端壁上の前記円錐形ブロックbとの間に連れられ、余計部分が前記ローターと前記円錐形ブロックbとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロックbと前記円錐形ブロックaと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロックaが前記摺動溝aの内部に摺動して前記第一圧縮バネaを圧縮して前記第一圧縮バネaに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロックbが前記摺動溝b内で摺動して前記第一圧縮バネbを圧縮して前記第一圧縮バネbに力を蓄え、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネaと前記第一圧縮バネbがいずれも復位して前記円錐形ブロックaと前記円錐形ブロックbとを押し動かして再び余計部分の両側端面と接触させ、余計部分が再び小さいブロックに押圧、切断されて前記処理空間内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0010】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記補充機構は、前記切断刃に形成される複数の摺動レールを含み、複数の前記摺動レールは、前記切断刃の長手方向に沿って前記切断刃の表面に等間隔に配列され、各前記切断刃内には、弧状板が摺動可能に接続され、前記弧状板と前記摺動レールの下端との間には、第二圧縮バネが固定して接続され、前記弧状板内には、ボールが回転可能に設けられ、前記弧状板内には、発泡ポリウレタン通過道が形成され、前記弧状板の下端には、第一接点が固定して接続され、前記切断箱の上端には、前記第一接点と組み合わせる第二接点が固定して接続され、前記切断箱内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱が設けられ、前記切断箱の上端壁には、前記発泡ポリウレタンと連通する複数の逆止弁が設けられ、複数の前記逆止弁は、前記切断箱の長手方向に沿って前記切断箱の表面に等間隔に配列され、各前記逆止弁と各前記摺動レールとは、管によって連通され、複数の前記管は、前記切断刃の内部に等間隔に配列される。
【0011】
前記切断機構が乾燥後の発泡ポリウレタンを切断するときに、前記補充機構が前記切断刃にしたがって発泡ポリウレタンの表面で動作し、前記補充機構における前記ボールが切断後の発泡ポリウレタン表面と接触し、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、整然とした発泡ポリウレタンの表面に凹部ができ、前記ボールが発泡ポリウレタン表面凹部まで移動した時、圧縮される前記第二圧縮バネが復位して前記弧状板を押し動かして前記摺動レール内から出させ、下降している前記弧状板における下端の前記第一接点が前記切断箱における上端面の前記第二接点と接触する時、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱における前記逆止弁が起動し、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱内の発泡ポリウレタンが前記管に沿って前記発泡ポリウレタン通過道内に吸い込まれて前記発泡ポリウレタン通過道の開口から発泡ポリウレタン表面凹部に流れ、発泡ポリウレタンの二次充填を行い、断熱ボードの完全性を保証し、後続の人力補充が回避され、作業効率を向上させ、前記ボールが発泡ポリウレタン凹部から出た時、前記ボールが再び整然とした発泡ポリウレタンと接触し、前記ボールが押圧されて前記弧状板を連動させて前記摺動レール内で摺動させ、前記第二圧縮バネを圧縮し、前記弧状板が前記摺動レール内を摺動すると同時に、前記弧状板における前記第一接点が前記切断箱における上端面の前記第二接点と接触しなくなり、前記発泡ポリウレタンにおける前記逆止弁を閉じて、前記発泡ポリウレタンの切断装置が引き続き発泡ポリウレタンを切断する。
【0012】
前記発泡ポリウレタンの切断装置において、前記収納機構は、収納箱を含み、前記収納箱と前記切断箱の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管によって接続される。前記切断機構によって破砕された発泡ポリウレタンが前記切断箱の下端開口を通過した後に前記発泡ポリウレタン排出管から前記収納箱内に流れ、収集処理を行う。
【発明の効果】
【0013】
従来技術と比べ、本発明は下記のメリットを有する:
本発明は、構造が簡単で、乾燥後の発泡ポリウレタンの余計部分にを有効的な切断を行うことができ、また、切断後の発泡ポリウレタンに対し、初歩押圧粉砕処理を行い、統一集中回収することで、後続のクリーニング整理に便利を与え、作業効率を向上させ、切断の同時に、充填の不徹底的な箇所に再び発泡ポリウレタンを充填し、断熱効果を保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0015】
図1】発泡ポリウレタンの切断装置の全体断面図である。
図2図1のA―A線に沿う断面図である。
図3図2におけるBの部分の局部拡大図である。
図4図2におけるCの部分の局部拡大図である。
図5図4におけるDの部分の局部拡大図である。
図6図2のE―E線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1に示すように、発泡ポリウレタンの切断装置であって、二つの支持溝10を含み、各前記支持溝10の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪14が設けられ、各前記支持溝10の上端には、動力機構が設けられ、二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、前記切断機構には、収納機構が更に接続され、各前記支持溝10の内部には、第一コンロッド11が摺動可能に接続され、各前記第一コンロッド11の中には、第二コンロッド12が摺動可能に接続され、各前記第二コンロッド12には、接続ブロック13が固定して接続され、二つの前記接続ブロック13は、互いに組み合わせられる事によって前記発泡ポリウレタンの切断装置を安定的に支持することができ、前記第一コンロッド11と前記第二コンロッド12とは、従来技術であるため、詳しく説明しない。初期状態の時、前記第一コンロッド11が前記支持溝10の内部に位置し、前記第二コンロッド12が前記第一コンロッド11の内部に位置するため、前記発泡ポリウレタンの切断装置の体積サイズが制御され、収納しやすい。前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、前記ハンドル20を握って前記発泡ポリウレタンの切断装置を切断対象発泡ポリウレタンの壁前に移動し、前記第二コンロッド12の位置がロックされるまで前記第二コンロッド12を前記第一コンロッド11内から引き出し、前記第一コンロッド11の位置がロックされるまで前記第一コンロッド11を前記支持溝10内から引き出し、二つの前記第二コンロッド12における二つの前記接続ブロック13を互いに接触させ、二つの前記支持溝10を互いに接続し、二つの前記支持溝10の間隔を前記切断機構の幅に調節し、前記切断機構を二つの前記動力機構の間に置き、前記動力機構を起動し、前記動力機構が前記切断機構を連動させて発泡ポリウレタンの表面で作動させ、前記切断機構によって発泡ポリウレタンの余計部分を切断し、切断処理後の発泡ポリウレタンを前記収納機構によって集め、後続の処理に便利であり、発泡ポリウレタンを切断すると同時に、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、前記補充機構によって壁に対し二次充填を行い、不徹底的な充填によって保温効果が低下することが回避される。
【0017】
図1に示すように、前記動力機構は、前記支持溝10の上端に固定して設けられる位置決め板17を含み、前記位置決め板17の内部には、電磁摺動道18が形成され、前記電磁摺動道18の内部には、磁性スライダ19が摺動可能に接続され、前記電磁摺動道18の上端には、前記磁性スライダ19に前記電磁摺動道18の内部を往復摺動させることができる制御ボックス21が設けられ、前記位置決め板17の側端には、ハンドル20が固定して接続される。初期状態のときに、前記電磁摺動道18における内部の前記制御ボックス21内の電磁石が通電しなく、前記発泡ポリウレタンの切断装置を使用するときに、まず前記電磁摺動道18における前記制御ボックス21内の電磁石に通電させ、前記制御ボックス21内の電磁石の電流流向を変えることで、前記磁性スライダ19が前記電磁摺動道18の内部で前記電磁石から離れる方向又は前記電磁石に接近する方向へ摺動し、これによって前記動力機構が前記切断機構を連動させて順序よく作業させ、発泡ポリウレタンの余計部分を切断する。
【0018】
図1~3に示すように、前記切断機構は、二つの前記磁性スライダ19の間に取り外し可能に設けられる切断箱22を含み、前記切断箱22の上下両端面には、いずれも開口が形成され、前記切断箱22の上端には、前記発泡ポリウレタンを切断できる切断刃33が固定して接続され、前記切断箱22の内部には、切断後の発泡ポリウレタンを収集する処理空間23が設けられ、前記切断箱22における左右両側の内壁の間には、24が回転可能に接続され、前記24には、ローター25が外装され、前記ローター25には、複数の摺動溝31aが形成され、複数の前記摺動溝31aは、前記ローター25の円周方向に沿って前記ローター25の表面に等間隔に配列され、各前記摺動溝31aの内部には、発泡ポリウレタンを押圧できる円錐形ブロック29aが摺動可能に接続され、各前記円錐形ブロック29aと前記摺動溝31aの下面との間には、第一圧縮バネ30aが固定して接続され、前記切断箱22の上端開口には、八つの摺動溝31bが形成され、八つの前記摺動溝31bは、四つを一組として前記切断箱22における上端開口の側端壁に形成され、二組の前記摺動溝31bは、前記切断箱22における上端開口の中心線に対し前後対称となり、各組の四つの前記摺動溝31bは、いずれも前記切断箱22における上端開口の側端壁に形成され、各前記摺動溝31b内には、円錐形ブロック29bが摺動可能に接続され、前記円錐形ブロック29bと前記摺動溝31bの下端との間には、第一圧縮バネ30bが固定して接続され、前記切断箱22の上端には、発泡ポリウレタンを止める邪魔板26が固定して接続され、前記邪魔板26は、前記切断箱22に対し前記切断刃33の前端に位置し、前記邪魔板26の下端には、回転軸27が固定して接続され、前記回転軸27には、発泡ポリウレタンを案内できる摩擦車28が外装される。
【0019】
壁に充填される発泡ポリウレタンが乾燥後、前記切断機構が前記動力機構の制御によって発泡ポリウレタンの下端から次第に上方へ定速で移動し、前記切断刃33が乾燥後のポリウレタンの余計部分を切断し、前記切断刃33が切断時に、切断された余計部分が前記切断刃33の弧状面に沿って移動し、切断された余計部分が小さい時、切断された余計部分がまず前記ローラー25と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローラー25が前記24をめぐって反時計回りに回転し、余計部分が前記ローター25と前記切断箱22における上端開口の後ろ側端壁の前記円錐形ブロック29bとの間に連れられ、余計部分が前記ローター25と前記円錐形ブロック29bとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロック29bと前記円錐形ブロック29aと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロック29aが前記摺動溝31aの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30aを圧縮して前記第一圧縮バネ30aに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロック29bが前記摺動溝31bの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30bを圧縮して前記第一圧縮バネ30bに力を蓄えさせ、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bがいずれも復位し、前記円錐形ブロック29aと前記円錐形ブロック29bが再び余計部分の両側端面と接触し、余計部分を再び押圧、切断し、余計部分が小さいブロックに処理された後に前記処理空間23内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0020】
切断された余計部分が大きい時、余計部分がまず前記ローター25と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記ローター25が前記24をめぐって時計回りに回転し、余計部分が前記邪魔板26の下方に連れられ、余計部分が前記回転軸27上の前記摩擦車28と接触し摩擦を引き起こし、摩擦力の作用によって前記摩擦車28が反時計回りに回転し、余計部分が前記ローター25に連動し且つ前記摩擦車28の案内によって前記ローター25と前記切断箱22における上端開口の前側端壁上の前記円錐形ブロック29bとの間に連れられ、余計部分が前記ローター25と前記円錐形ブロック29bとの間に連れられた時、余計部分の両側端面がそれぞれ前記円錐形ブロック29bと前記円錐形ブロック29aと接触し、外力の作用によって、前記円錐形ブロック29aが前記摺動溝31aの内部に摺動して前記第一圧縮バネ30aを圧縮して前記第一圧縮バネ30aに力を蓄えさせ、前記円錐形ブロック29bが前記摺動溝31b内で摺動して前記第一圧縮バネ30bを圧縮して前記第一圧縮バネ30bに力を蓄え、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bが一定値まで圧縮された時、前記第一圧縮バネ30aと前記第一圧縮バネ30bがいずれも復位して前記円錐形ブロック29aと前記円錐形ブロック29bとを押し動かして再び余計部分の両側端面と接触させ、余計部分が再び小さいブロックに押圧、切断されて前記処理空間23内に入り、後で前記収納機構によって集中処理される。
【0021】
図2図4図5図6に示すように、前記補充機構は、前記切断刃33に形成される複数の摺動レール36を含み、複数の前記摺動レール36は、前記切断刃33の長手方向に沿って前記切断刃33の表面に等間隔に配列され、各前記切断刃33内には、弧状板37が摺動可能に接続され、前記弧状板37と前記摺動レール36の下端との間には、第二圧縮バネ39が固定して接続され、前記弧状板37内には、ボール38が回転可能に設けられ、前記弧状板37内には、発泡ポリウレタン通過道40が形成され、前記弧状板37の下端には、第一接点41が固定して接続され、前記切断箱22の上端には、前記第一接点41と組み合わせる第二接点42が固定して接続され、前記切断箱22内には、発泡ポリウレタン貯蔵箱32が設けられ、前記切断箱22の上端壁には、前記発泡ポリウレタン32と連通する複数の逆止弁34が設けられ、複数の前記逆止弁34は、前記切断箱22の長手方向に沿って前記切断箱22の表面に等間隔に配列され、各前記逆止弁34と各前記摺動レール36とは、管35によって連通され、複数の前記管35は、前記切断刃33の内部に等間隔に配列される。
【0022】
前記切断機構が乾燥後の発泡ポリウレタンを切断するときに、前記補充機構が前記切断刃33にしたがって発泡ポリウレタンの表面で動作し、前記補充機構における前記ボール38が切断後の発泡ポリウレタン表面と接触し、発泡ポリウレタンの充填が不徹底的な場合、整然とした発泡ポリウレタンの表面に凹部ができ、前記ボール38が発泡ポリウレタン表面凹部まで移動した時、圧縮される前記第二圧縮バネ39が復位して前記弧状板37を押し動かして前記摺動レール36内から出させ、下降している前記弧状板37における下端の前記第一接点41が前記切断箱22における上端面の前記第二接点42と接触する時、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱32における前記逆止弁34が起動し、前記発泡ポリウレタン貯蔵箱32内の発泡ポリウレタンが前記管35に沿って前記発泡ポリウレタン通過道40内に吸い込まれて前記発泡ポリウレタン通過道40の開口から発泡ポリウレタン表面凹部に流れ、発泡ポリウレタンの二次充填を行い、断熱ボードの完全性を保証し、後続の人力補充が回避され、作業効率を向上させ、前記ボール38が発泡ポリウレタン凹部から出た時、前記ボール38が再び整然とした発泡ポリウレタンと接触し、前記ボール38が押圧されて前記弧状板37を連動させて前記摺動レール36内で摺動させ、前記第二圧縮バネ39を圧縮し、前記弧状板37が前記摺動レール36内を摺動すると同時に、前記弧状板37における前記第一接点41が前記切断箱22における上端面の前記第二接点42と接触しなくなり、前記発泡ポリウレタン32における前記逆止弁34を閉じて、前記発泡ポリウレタンの切断装置が引き続き発泡ポリウレタンを切断する。
【0023】
図1に示すように、前記収納機構は、収納箱15を含み、前記収納箱15と前記切断箱22の下端開口とは、発泡ポリウレタン排出管16によって接続される。前記切断機構によって破砕された発泡ポリウレタンが前記切断箱22の下端開口を通過した後に前記発泡ポリウレタン排出管16から前記収納箱15内に流れ、収集処理を行う。
【符号の説明】
【0024】
10 支持溝
11 第一コンロッド
12 第二コンロッド
13 接続ブロック
14 車輪
15 収納箱
16 発泡ポリウレタン排出管
17 位置決め板
18 電磁摺動道
19 磁性スライダ
20 ハンドル
21 制御ボックス
22 切断箱
23 処理空間
24
25 ローター
26 邪魔板
27 回転軸
28 摩擦車
29 円錐形ブロック
30 第一圧縮バネ
31 摺動溝
32 発泡ポリウレタン貯蔵箱
33 切断刃
34 逆止弁
35 管
36 摺動レール
37 弧状板
38 ボール
39 第二圧縮バネ
40 発泡ポリウレタン通過道
41 第一接点
42 第二接点
【手続補正書】
【提出日】2021-09-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
発泡ポリウレタンの切断装置であって、
二つの支持溝(10)を含み、
各前記支持溝(10)の下端には、前記発泡ポリウレタンの切断装置を移動する車輪(14)が設けられ、
各前記支持溝(10)の上端には、動力機構が設けられ、
二つの前記動力機構の間には、発泡ポリウレタンを切断する切断機構が取り外し可能に接続され、
前記切断機構の内部には、充填の不徹底的な箇所に発泡ポリウレタンを補充する補充機構が設けられ、
前記切断機構には、破砕された発泡ポリウレタンを収集する収納機構が更に接続され、
各前記支持溝(10)の内部には、第一コンロッド(11)が摺動可能に接続され、
各前記第一コンロッド(11)の中には、第二コンロッド(12)が摺動可能に接続され、
各前記第二コンロッド(12)には、接続ブロック(13)が固定して接続され、
二つの前記第二コンロッド(12)における二つの前記接続ブロック(13)を互いに接触させ、二つの前記支持溝(10)を互いに接続し、二つの前記支持溝(10)の間隔を前記切断機構の幅に調節することができる、
ことを特徴とする発泡ポリウレタンの切断装置。