(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022043218
(43)【公開日】2022-03-15
(54)【発明の名称】通信方法、セカンダリネットワークノード及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 16/32 20090101AFI20220308BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220308BHJP
【FI】
H04W16/32
H04W72/04 111
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021210335
(22)【出願日】2021-12-24
(62)【分割の表示】P 2019551422の分割
【原出願日】2017-03-21
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リウ、ジェンファ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】二重接続シナリオにおけるマスターネットワークノードの負荷を減少させ、マスターネットワークノードの負荷が大きいことによるネットワーク輻輳のリスクを低減させる方法及び装置を提供する。
【解決手段】通信方法は、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することと、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することと、セカンダリネットワークノードが端末へセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することと、を含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することと、
前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することと、
前記セカンダリネットワークノードが端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することと、を含み、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、を含み、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の前記信号品質は、前記端末により測定され、前記端末から送信された測定報告に含まれ、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の前記信号品質は、基準信号受信電力又は基準信号受信品質を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する時に、前記セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとの間はシグナリングインタラクションをしないことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、
前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することを含み、
前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することは、
前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することは、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを追加又は削除することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の更新構成情報には追加又は削除した前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのセルIDが含められ、又は、前記第1の更新構成情報には更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するすべてのセルのセルIDが含められることを特徴とする請求項1-3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
通信方法であって、
端末がセカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を受信し、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて更新され、前記セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとの間はシグナリングインタラクションをしないことと、
前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含み、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、を含み、
前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の前記信号品質は、前記端末により測定され、前記端末から送信された測定報告に含まれ、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の前記信号品質は、基準信号受信電力又は基準信号受信品質を含むことを特徴とする通信方法。
【請求項6】
前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、
前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第1の更新構成情報を受信することを含み、
前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することは、
前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて、更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを確定することと、
前記端末が前記更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の更新構成情報は具体的に、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを追加又は削除することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の更新構成情報には追加又は削除した前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのセルIDが含められ、又は、前記第1の更新構成情報には更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するすべてのセルのセルIDが含められることを特徴とする請求項5-7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
セカンダリネットワークノードであって、請求項1-4のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されるセカンダリネットワークノード。
【請求項10】
端末であって、請求項5-8のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、通信分野に関し、具体的には通信方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
異種無線ネットワークでは、互いに異なる種類の基地局が共同ネットワーキングする場合、単一の基地局の帯域幅リソース及びカバレージ領域が制限されるため、複数のセル又は基地局の無線リソースを集めてユーザーにサービスを提供するのは、ユーザーの容量ニーズ及び被覆要件をより満たし易く、このような通信方式は通常に多重接続通信と呼ばれる。
【0003】
二重接続通信は多重接続通信の実現方式の一つとして、将来の5Gネットワーク構築において、新しい無線(New Radio、NR)をマクロ被覆として独立してネットワークしてもよく、NRマイクロセルでホットスポット被覆を行ってもよい。どのネットワーキング方式を用いても、端末はLTEと5Gシステムとが接続する二重接続技術により、無線リソースの利用率を向上させ、システムハンドオーバー遅延を低減させ、ユーザー及びシステム特性を向上させることができる。簡単に言えば、二重接続技術とはノンスタンドアローン(Non-standalone)NRのシナリオにおいて、端末が長期進化型(Long Term Evolution、LTE)セルとNRセルを介してデータを同時に受信又は送信するということである。
【0004】
しかしながら、従来の二重接続シナリオにおいて、マスターネットワークノード(たとえば、マスタ基地局MeNB)がS1-MME接続を介してコアネットワークとシグナリングをインタラクションでき、従って、マスターネットワークノードは二重接続的シナリオにおいて端末とシグナリングのインタラクションする必要があり、端末のためにコアネットワークとシグナリングのインタラクションする必要もあり、同時に端末のためにデータを受信又は送信する必要がある。以上のように、二重接続シナリオにおいて、マスターネットワークノード的負荷が大きく、ネットワーク輻輳を引き起こし易い。
【発明の概要】
【0005】
本願は通信方法及び装置を提供し、二重接続シナリオにおけるマスターネットワークノードの負荷を減少させ、マスターネットワークノードの負荷が大きいことによるネットワーク輻輳のリスクを低減させる。
【0006】
第1の態様において、通信方法を提供し、セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することと、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することと、前記セカンダリネットワークノードが端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することと、を含む。
【0007】
本願の実施形態では、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいてセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を自主的に更新し、従来技術では、セカンダリネットワークノードのネットワーク状態をマスターネットワークノードで構成する必要があることを回避し、二重接続シナリオにおけるマスターネットワークノードの負荷を減少させ、マスターネットワークノードの負荷が大きいことによるネットワーク輻輳のリスクを低減させる。
【0008】
さらに、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を自主的に更新し、これにより、セカンダリネットワークノードのネットワーク状態を変更するときに、セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとが接続するシグナリングインタラクションを減少させ、セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとが接続する転送シグナリングのオーバーヘッドを減少させる。
【0009】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0010】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0011】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0012】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示することを含む。
【0013】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新することを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0014】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスセルと端末とが通信するリンクのリンク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが通信するリンクを更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0015】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質に基づき、前記信号を転送するリンクを更新することを含む。
【0016】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することを含む。
【0017】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスセルと端末とが接続する接続状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の接続を更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0018】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態は前記接続の失敗を指示し、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースすることを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する前記第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0019】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスセルと端末とが接続する接続状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが接続する接続を更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0020】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を受信することを含む。
【0021】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとするデータである転送待ちデータを前記マスターネットワークノードへ送信することをさらに含む。
【0022】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを送信することをさらに含む。
【0023】
セカンダリネットワークノードが端末との接続を再確立し、端末がマスターネットワークノードを介して転送するデータを分担し、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0024】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードがマスターネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立を指示する指示情報を送信することをさらに含む。
【0025】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記指示情報には前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立の原因が含められる。
【0026】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの前記ベアラの状態を取得することを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記ベアラの状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新することを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの構成を更新する第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0027】
セカンダリネットワークノードが端末とのベアラを更新することにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0028】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することは、前記セカンダリネットワークノードが前記第1のセルのネットワーク状態を取得することを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記第1のセルのネットワーク状態に基づき、前記マスターセルを前記第1のセルから第2のセルにハンドオーバーすることを含み、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの構成を更新する第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0029】
セカンダリネットワークノードがセルのネットワーク状態に基づき、端末と通信するマスターセルをハンドオーバーすることにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0030】
第1の態様を参照すると、第1の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードがマスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信することをさらに含む。
【0031】
第2の態様では、通信方法を提供し、端末がセカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を受信し、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいてされることと、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含む。
【0032】
本願の実施形態では、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいてセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を自主的に更新し、これにより、従来技術では、セカンダリネットワークノードのネットワーク状態をマスターネットワークノードで構成する必要があることを回避し、二重接続シナリオにおけるマスターネットワークノードの負荷を減少させ、マスターネットワークノードの負荷が大きいことによるネットワーク輻輳のリスクを低減させる。
【0033】
さらに、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を自主的に更新し、これにより、セカンダリネットワークノードのネットワーク状態を変更するときに、セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとが接続するシグナリングインタラクションを減少させ、セカンダリネットワークノードとマスターネットワークノードとが接続する転送シグナリングのオーバーヘッドを減少させる。
【0034】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間が接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間が通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0035】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第1の更新構成情報を受信することを含み、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することは、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて、更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを確定することと、前記端末が前記更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含む。
【0036】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0037】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記端末が前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示することをさらに含む。
【0038】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を受信することを含み、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することは、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のリンクを確定することと、前記端末が前記更新後のリンクを介して前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含む。
【0039】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスセルと端末とが通信するリンクのリンク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが通信するリンクを更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0040】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含む。
【0041】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記接続状態が前記接続の失敗を指示し、前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を受信することを含む。
【0042】
セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスセルと端末とが接続する接続状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の接続を更新し、これにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0043】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記端末が前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を送信することをさらに含む。
【0044】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを受信することをさらに含む。
【0045】
セカンダリネットワークノードが端末との接続を再確立し、端末がマスターネットワークノードを介して転送するデータを分担し、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0046】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を受信することを含み、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することは、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のベアラを確定することと、前記端末が前記更新後のベアラを介して前記セカンダリネットワークノードと通信することと、を含む。
【0047】
セカンダリネットワークノードが端末とのベアラを更新することにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0048】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記端末がセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信することは、前記端末が前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を受信し、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記端末が前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信することは、前記端末が前記第1の更新構成情報が指示する前記第2のセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信することを含む。
【0049】
セカンダリネットワークノードがセルのネットワーク状態に基づき、端末と通信するマスターセルをハンドオーバーすることにより、端末とセカンダリネットワークノードとが通信する通信品質を向上させる。
【0050】
第2の態様を参照すると、第2の態様の可能な実現方式では、前記方法は、前記端末がマスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信することをさらに含む。
【0051】
第3の態様では、セカンダリネットワークノードを提供し、前記セカンダリネットワークノードは第1の態様の方法を実行するユニットを備える。
【0052】
第4の態様では、端末を提供し、前記端末は第2の態様の方法を実行するユニットを備える。
【0053】
第5の態様では、セカンダリネットワークノードを提供し、前記セカンダリネットワークノードは、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェース、及び通信インタフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェース、及び通信インタフェースは、通信接続されて、該メモリが命令を記憶し、該プロセッサが該メモリに記憶されている命令を実行し、前記命令が実行されるときに、前記プロセッサが前記通信インタフェースを介して第1の態様の方法を実行し、且つ入力/出力インタフェースを制御して入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果等のデータを出力する。
【0054】
第6の態様では、端末を提供し、前記端末は、メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェース、及び通信インタフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力/出力インタフェース、及び通信インタフェースは通信接続され、該メモリが命令を記憶し、該プロセッサが該メモリに記憶されている命令を実行し、前記命令が実行されるときに、前記プロセッサが前記通信インタフェースを介して第2の態様の方法を実行し、且つ入力/出力インタフェースを制御して入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果等のデータを出力する。
【0055】
第7の態様では、コンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体には、ネットワークノードにより実行された、第1の態様の方法を実行する命令を含むプログラムコードが記憶されている。
【0056】
第8の態様では、コンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータ可読媒体には、端末により実行された、第2の態様の方法を実行する命令を含むプログラムコードが記憶されている。
【0057】
第9の態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータ上に実行されているときに、コンピュータが上記各態様の方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【
図1】は本願の実施形態に適用される無線通信システム100を示す図である。
【
図2】は本願の実施形態による二重接続通信のシナリオアーキテクチャの概略ブロック図である。
【
図3】は従来技術による二重接続通信システムにおけるセカンダリネットワークノードの構成を変更する方法の概略フローチャートである。
【
図4】は本願の他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
【
図5】は本願の他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
【
図6】は本願の他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
【
図7】は本願の他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
【
図8】は本願の実施形態によるセカンダリネットワークノードの概略構造図である。
【
図9】は本願の実施形態による端末の概略構造図である。
【
図10】は本願の他の実施形態によるセカンダリネットワークノードの概略構造図である。
【
図11】は本願の他の実施形態による端末の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0059】
以下、図面を参照しながら、本願の技術案を説明する。
【0060】
図1は、本願の実施形態に適用される無線通信システム100を示す図である。該無線通信システム100は、ネットワークノード110を備えてもよい。ネットワークノード110は、端末装置と通信する装置であってもよい。ネットワークノード110は特定の地理領域に通信カバレージを提供でき、且つ該カバレージ領域内に位置する端末装置と通信できる。
【0061】
図1は、1つのネットワークノード及び2つの端末を例示的に示し、選択肢として、該無線通信システム100は、複数のネットワークノードを備え、且つ各ネットワークノードのカバレージ領域内には他の数の端末を含んでもよく、本願の実施形態はこれを限しない。
【0062】
選択肢として、該無線通信システム100はネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワーク実体を含んでもよく、本願の実施形態はこれを限定しない。
【0063】
理解すべきなのは、本願の技術案は様々な通信システム、たとえば、グローバル移動体通信(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、長期進化型(Long Term Evolution、LTE)システム、進化型長期発展(Advanced long term evolution、LTE-A)システム、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、新無線インタフェース(New Radio Access Technology、NR)、5G等に適用する。
【0064】
また、理解すべきなのは、本願の実施形態では、端末装置は、移動台(Mobile Station、MS)、移動端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ユーザー装置(User Equipment、UE)、ハンドセット(handset)、及び携帯用機器(portable equipment)等を含むが、それらに限定されるものではなく、該端末装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)により、1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、たとえば、端末装置は、携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)であってもよく、無線通信機能を有するコンピュータ等であってもよく、端末装置は携帯用、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵又は車両搭載用の移動装置であってもよい。
【0065】
本願の実施形態では、ネットワークノードは、アクセスネットワーク装置、たとえば基地局、送信及び受信ポイント(Transmit and Receive Point、TRP)又はアクセスポイントであってもよく、基地局がGSM又はCDMAにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NodeB)であってもよく、またLTEにおける進化型基地局(evolved Node B、eNB又はe-NodeB)であってもよく、NR又は5Gの基地局(gNB)であってもよく、本願の実施形態は、これらを具体的に限定しない。
【0066】
図2は、本願の実施形態による二重接続通信のシナリオアーキテクチャの概略ブロック図である。
図2に示される二重接続通信のシナリオアーキテクチャにおいて、LTE eNBはマスタ基地局(又はマスターネットワークノード)としてコアネットワーク装置EPCとS1-MMEインタフェースを介してシグナリングインタラクションを行い、NR NodeBはセカンダリ基地局としてマスタ基地局とX2インタフェースを介してシグナリングインタラクションを行う。上記二重接続通信システムにおける端末は、マスターネットワークノードとマスタ接続を確立でき、且つセカンダリ基地局と少なくとも1つのセカンダリ接続を確立する。端末は、以下の2種の方法によりマスタ基地局及びセカンダリ基地局と通信できる。
1、端末制御プレーンのデータ(たとえば、シグナリング)は主にマスタ接続を介してマスタ基地局に転送され、ユーザープレーンのデータに対して、端末はデータを分割し、マスタ接続及びセカンダリ接続を介して同時に転送でき、セカンダリ基地局はマスタ基地局が端末のユーザープレーンデータの転送を助ける負荷を軽減でき、且つネットワークがユーザープレーンのデータ転送を行う時のスループットを向上させる。
2、端末制御プレーンのデータ(たとえば、シグナリング)は主にマスタ接続を介してマスタ基地局に転送され、ユーザープレーンのデータに対して、端末はセカンダリ接続を介してセカンダリ基地局に転送できる。一番目の転送方法に対して、セカンダリ基地局はマスタ基地局がユーザープレーンデータを転送する負荷をさらに軽減する。
【0067】
なお、上記
図2に示される二重接続通信のシナリオアーキテクチャは、マスターネットワークノードがLTE eNBであり、セカンダリネットワークノードがNR NodeBであり、コアネットワーク装置が進化したパケットコア(Evolved Packet Core、EPC)である通信構造を例として説明したが、本願の実施形態では、マスターネットワークノード、セカンダリネットワークノード及びコアネットワークノードの具体的な表現形式を具体的に限定しない。たとえば、上記二重接続通信シナリオにおけるマスターネットワークノードはNR NodeBであってもよく、セカンダリネットワークノードはLTE eNBであってもよく、コアネットワークノードはNext Gen Coreであってもよく、又は、マスターネットワークノードはLTE eNBであってもよく、セカンダリネットワークノードはNR NodeBであってもよく、コアネットワークノードはNext Gen Coreであってもよい。
【0068】
しかしながら、従来の二重接続通信システムでは、セカンダリネットワークノードのネットワーク構成(たとえば、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの更新、セカンダリネットワークノードと端末との間のベアラの更新)はマスターネットワークノードを介して更新する必要があり、以下、
図3に示される方法を参照しながら具体的に説明する。
【0069】
図3は従来技術における二重接続通信システムではセカンダリネットワークノードの構成を変更する方法の概略フローチャートである。
図3に示される方法は、ステップ310と、ステップ320と、を含む。
【0070】
ステップ310、マスターネットワークノードはセカンダリ基地局のネットワーク構成を変更するようにセカンダリ基地局に指示するセカンダリ基地局変更要求(SeNB Modification Request)をセカンダリネットワークノードへ送信する。
【0071】
ステップ320、マスターネットワークノードは、セカンダリネットワークノードにより送信された、セカンダリ基地局がセカンダリ基地局のネットワーク構成を変更したことを確認するセカンダリ基地局変更要求確認(SeNB Modification Request Acknowledge)を受信する。
【0072】
図3に示される二重接続通信システムにおける、セカンダリネットワークノードの構成を変更する方法から分かるように、セカンダリネットワークノードの構成を変更しようとする場合、マスターネットワークノードにより如何にセカンダリネットワークノードの構成を変更するかを確定する必要がある。たとえば、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを増加又は減少させようとする場合、マスターネットワークノードによりどのセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを増加又は減少させるかを確定しなければならない。上記したセカンダリネットワークノード構成を変更する方法は、マスターネットワークノードとセカンダリネットワークノードとの間のインタラクションシグナリングのインタラクションを増加させ、転送シグナリングのオーバーヘッドを高める。
【0073】
上記課題を解決するために、以下、
図4を参照しながら本願の実施形態の通信方法を具体的に説明する。
【0074】
図4は本願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
図4に示される方法は、ステップ410と、ステップ420と、ステップ430と、を含む。
【0075】
ステップ410、セカンダリネットワークノードは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得する。
【0076】
なお、ステップ410は、セカンダリネットワークノードが端末又は他のネットワークからセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することを含んでもよく、また、セカンダリネットワークノードが取得したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を自主的に測定することを含んでもよい。
【0077】
選択肢として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間が通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0078】
具体的には、上記信号品質は、セカンダリネットワークノードと端末との間の転送信号の受信電力を含んでもよく、信号の受信電力により該信号の信号品質を指示できる。たとえば、上記信号の受信電力は、基準信号受信電力(Reference Signal Receiving Power、RSRP)であってもよく、上記信号品質は基準信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)であってもよい。
【0079】
上記リンク状態はリンク品質、リンクの輻輳状態、及びリンクが無効であるかどうかを指示する指示情報等を含んでもよい。
【0080】
上記した前記端末の転送待ちデータを転送するベアラの状態は、ベアラの輻輳状態、該ベアラがサポートするサービス品質(Quality of Service、Qos)パラメータ等を含んでもよい。
【0081】
なお、上記信号品質は従来の通信システムにおいて、端末がセルを測定する測定報告に含められるコンテンツと類似である。測定報告とは異なり、上記信号品質は、端末により測定されてもよく、セカンダリネットワークノードにより自主的に測定されてもよい。本願の実施形態はセカンダリネットワークノードが信号品質を取得する具体的な方法を限定しない。
【0082】
ステップ420、前記セカンダリネットワークノードは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する。
【0083】
具体的には、上記セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、セカンダリネットワークノードがセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を変更することを指してもよい。
【0084】
なお、上記したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新すること、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新すること、及びセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが通信するリンクを更新すること等を指してもよく、本願の実施形態はネットワーク構成を変更する具体的な方法を限定しない。
【0085】
ステップ430、前記セカンダリネットワークノードは前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信する。
【0086】
選択肢として、一実施例として、ステップ420は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することを含み、ステップ430は、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0087】
具体的には、上記したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを追加又は削除することを含んでもよい。
【0088】
なお、上記第1の更新構成情報には上記追加又は削除したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのセルIDが含められてもよく、また、上記第1の更新構成情報には更新後のセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するすべてのセルのセルIDが含められてもよい。
【0089】
選択肢として、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示することを含む。
【0090】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、ステップ420は、前記セカンダリネットワークノードが前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新することを含み、ステップ430は、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0091】
具体的には、上記したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが通信するリンクを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末とが通信するリンクを追加又は削除することを含んでもよい。
【0092】
選択肢として、一実施例として、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含み、前記セカンダリネットワークノードが前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質に基づき、前記信号を転送するリンクを更新することを含む。
【0093】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することを含む。
【0094】
具体的には、上記セカンダリネットワークノードと端末との間の接続は、端末がセカンダリネットワークノードにアクセスする接続を指してもよく、たとえば、セカンダリネットワークノードと端末との間のRRC接続であってもよい。
【0095】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードは、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づいて接続の失敗を指示し、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新することは、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との接続をリリースすることを含み、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する前記第1の更新構成情報を送信することは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との接続をリリースする前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0096】
具体的には、上記したセカンダリネットワークノードと端末との間の接続をリリースすることは、セカンダリネットワークノードが端末にサービスを提供しなくなることである。
【0097】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、ステップ410は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得することを含み、それは、前記セカンダリネットワークノードが前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を受信することを含む。
【0098】
選択肢として、一実施例として、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとするデータである転送待ちデータを前記マスターネットワークノードへ送信することをさらに含む。
【0099】
具体的には、セカンダリネットワークノードは端末がセカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータをマスターネットワークノードへ送信し、マスターネットワークノードによりデータ転送を行ってもよい。
【0100】
なお、上記した端末の転送待ちデータをセカンダリネットワークノードからマスターネットワークノードへ転送することは、セカンダリネットワークノードと端末との間の接続失敗、セカンダリネットワークノードの現在の輻輳状態、及びセカンダリネットワークノードと端末との間のリンクのリンク状態が輻輳状態であることという原因でトリガーされる。本願の実施例は上記トリガー原因を具体的に限定しない。
【0101】
選択肢として、一実施例として、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立を確定することと、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを送信することと、をさらに含む。
【0102】
理解すべきなのは、上記再確立メッセージはセカンダリネットワークノードと端末との間のRRC接続再確立メッセージであってもよい。
【0103】
選択肢として、一実施例として、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが前記マスターネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立を指示する指示情報を送信することをさらに含む。
【0104】
具体的には、セカンダリネットワークノードは、セカンダリネットワークノードと端末との間の接続が再確立されたことを指示情報によりマスターネットワークノードに通知でき、マスターネットワークノードが端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを合理的に割り当てる。
【0105】
選択肢として、一実施例として、前記指示情報には前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立の原因が含められる。
【0106】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、ステップ410は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの前記ベアラの状態を取得することを含み、ステップ420は、前記セカンダリネットワークノードが前記ベアラの状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新することを含み、ステップ430は、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0107】
具体的には、上記したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを追加及び/又は削除することを含む。
【0108】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、ステップ410は、前記セカンダリネットワークノードが前記第1のセルのネットワーク状態を取得することを含み、ステップ420は、前記セカンダリネットワークノードが前記第1のセルのネットワーク状態に基づき、前記マスターセルを前記第1のセルから第2のセルにハンドオーバーすることを含み、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうち前記第1のセルを除くセルであり、ステップ430は、前記セカンダリネットワークノードが前記端末へ前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を送信することを含む。
【0109】
具体的には、上記マスターセルはセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの他のセルを監視管理できるセルを指してもよい。
【0110】
選択肢として、一実施例として、前記方法は、前記セカンダリネットワークノードが前記マスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信することをさらに含む。
【0111】
具体的には、セカンダリネットワークノードは第2の更新構成情報をマスターネットワークノードへ送信でき、マスターネットワークノードが端末に転送リソースを合理的に割り当てる。
【0112】
なお、上記第2の更新構成情報は上記第1の更新構成情報のコンテンツと同様であってもよく、異なってもよい。
【0113】
以下、3種の異なるシナリオの具体的な実施例を参照しながら、本願の実施例の通信方法を説明する。
【0114】
図5は本願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。
図5は本願の実施例によるセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する通信方法を具体的に示し、理解すべきなのは、
図5に示される方法は、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することのみを例として説明するが、本願の実施形態はこれに限定されない。
図5に示される方法は、ステップ510と、ステップ520と、ステップ530と、ステップ540とを含む。
【0115】
ステップ510、端末はセカンダリネットワークノードへセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信する。
【0116】
ステップ520、セカンダリネットワークノードはセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する。
【0117】
具体的には、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを追加及び/又は削除することを含んでもよく、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのマスターセルをハンドオーバーし、すなわち、現在の端末へサービスを提供するマスターセルをセカンダリネットワークノードへサービスを提供する他のセルにハンドオーバーすることを含んでもよい。
【0118】
ステップ530、セカンダリネットワークノードは端末にセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第1の更新構成情報を端末へ更新する。
【0119】
ステップ540、セカンダリネットワークノードはセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第2の更新構成情報をマスターネットワークノードへ送信する。
【0120】
理解すべきなのは、二重接続通信構造において、マスターネットワークノードを介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てる場合、ステップ540を実行する必要があり、二重接続通信構造において、コアネットワークノード(たとえば、EPC又はNextGen Core)を介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てることができる場合、ステップ540を実行しなくてもよい。
【0121】
なお、上記ステップ540をステップ530と同時に実行してもよく、ステップ530の前に実行してもよく、本願の実施形態はこれを具体的に限定しない。
【0122】
図6は本願の実施例による通信方法の概略フローチャートである。
図6は本願の実施例によるセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の接続を更新する通信方法を具体的に示し、理解すべきなのは、
図6に示される方法は、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の接続を更新することのみを例として説明するが、本願の実施例はこれに限定されるものではない。
図6に示される方法は、ステップ610と、ステップ620と、ステップ630と、ステップ640と、を含む
【0123】
ステップ610、端末はセカンダリネットワークノードへ端末とセカンダリネットワークノードとの間の接続の接続状態を送信し、前記接続状態は接続の失敗を指示する。
【0124】
ステップ620、セカンダリネットワークノードは接続状態に基づき、上記失敗した接続をリリースすることを確定する。
【0125】
ステップ630、セカンダリネットワークノードは端末へ上記失敗した接続をリリースするように端末に指示する第1の更新構成情報を送信する。
【0126】
ステップ640、マスターネットワークノードは上記失敗した接続をリリースするように指示する第2の更新構成情報を受信する。
【0127】
具体的には、ステップ640は、
セカンダリネットワークノードはマスターネットワークノードへ第2の更新構成情報を送信するステップ641、
及び、端末はマスターネットワークノードへ第2の更新構成情報を送信するステップ642という2つの具体的な実行方法をさらに含んでもよい。
【0128】
具体的には、端末はセカンダリネットワークノードにより送信された第1の更新構成情報を受信した後、マスターネットワークノードへ第2の更新構成情報を送信できる。
【0129】
選択肢として、端末は上記第2の更新構成情報にセカンダリネットワークノードと端末との間の接続の失敗の原因を含めてもよい。
【0130】
理解すべきなのは、二重接続通信構造において、マスターネットワークノードを介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てる場合、ステップ640を実行する必要があり、二重接続通信構造において、コアネットワークノード(たとえば、EPC又はNextGen Core)を介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てることができる場合、ステップ640を実行しなくてもよい。
【0131】
選択肢として、マスターネットワークノードが端末にデータを転送する負担を分担するために、端末とセカンダリネットワークノードとの間の接続が失敗になる場合、
図6に示される方法は、ステップ650と、ステップ660と、をさらに含んでもよい。
【0132】
ステップ650、セカンダリネットワークノードは端末へセカンダリネットワークノードと端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを送信する。
【0133】
なお、セカンダリネットワークノードは予め設定した規則に従ってセカンダリネットワークノードと端末との間の接続を再確立するか否かを確定でき、セカンダリネットワークノードは、他のネットワークエレメント(たとえば、マスターネットワークノード、端末又はEPC)のフィードバックによりセカンダリネットワークノードと端末との間の接続を再確立する必要があるか否かを確定できる。
【0134】
ステップ660、セカンダリネットワークノードはマスターネットワークノードへセカンダリネットワークノードと端末との間の接続を再確立したことを指示する指示情報を送信する。
【0135】
選択肢として、上記指示情報にはセカンダリネットワークノードと端末との間の接続を再確立する原因が含められてもよい。
【0136】
理解すべきなのは、二重接続通信構造において、マスターネットワークノードを介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てる場合、ステップ660を実行する必要があり、二重接続通信構造において、コアネットワークノード(たとえば、EPC又はNextGen Core)を介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てることができる場合、ステップ660を実行しなくてもよい。
【0137】
図7は本願の他の実施例による通信方法の概略フローチャートである。
図7は、本願の実施例によるセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信の接続を更新する通信方法を具体的に示し、理解すべきなのは、
図7に示される方法は、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信の接続を更新することのみを例として説明するが、本願の実施例はこれに限定されるものではない。
図7に示される方法はステップ710と、ステップ720と、ステップ730と、ステップ740と、を含む。
【0138】
ステップ710、セカンダリネットワークノードはセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの負荷状態又は端末の転送待ちデータのデータ量を取得する。
【0139】
ステップ720、セカンダリネットワークノードはセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの負荷状態又は端末の転送待ちデータのデータ量に基づき、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信のリンクを更新することを確定する。
【0140】
具体的には、上記したセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信のリンクを更新することは、セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信のリンクを追加及び/又は削除することを含んでもよい。
【0141】
ステップ730、セカンダリネットワークノードは端末へ端末のためにセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信のリンクを更新する第1の更新構成情報を送信する。
【0142】
ステップ740、セカンダリネットワークノードはマスターネットワークノードへセカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと端末との間の通信のリンクを更新する第2の更新構成情報を送信する。
【0143】
理解すべきなのは、二重接続通信構造において、マスターネットワークノードを介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てる場合、ステップ740を実行する必要があり、二重接続通信構造において、コアネットワークノード(たとえば、EPC又はNext Gen Core)を介して端末にマスターネットワークノードの転送リソース及びセカンダリネットワークノードの転送リソースを割り当てることができる場合、ステップ740を実行しなくてもよい。
【0144】
以上、
図1~
図7を参照しながら、本願の実施例による通信方法を詳細に説明したが、以下、
図8~
図11を参照しながら、本願の実施例によるセカンダリネットワークノード及び端末を詳細に説明する。理解すべきなのは、
図8~
図11に示される装置は、
図4における各ステップを実現でき、繰り返しを避けるために、ここで詳細な説明は省略する。
【0145】
図8は本願の実施例によるセカンダリネットワークノードの概略構造図であり、
図8に示される装置は、取得モジュール810と、更新モジュール820と、送信モジュール830と、を備える。
【0146】
取得モジュールは、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得し、
更新モジュールは、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新し、
送信モジュールは、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信する。
【0147】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0148】
選択肢として、一実施例として、前記更新モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新し、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0149】
選択肢として、一実施例として、前記取得モジュールは、具体的には、前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示する。
【0150】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記更新モジュールは、具体的には、前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新し、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末へ前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0151】
選択肢として、一実施例として、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含み、前記更新モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質に基づき、前記信号を転送するリンクを更新する。
【0152】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記更新モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する。
【0153】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態は前記接続の失敗を指示し、前記更新モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースし、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を送信する。
【0154】
選択肢として、一実施例として、前記取得モジュールは、具体的には、前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を受信する。
【0155】
選択肢として、一実施例として、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとするデータである転送待ちデータを前記マスターネットワークノードへ送信する。
【0156】
選択肢として、一実施例として、前記送信モジュールはさらに、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを送信する。
【0157】
選択肢として、一実施例として、前記送信モジュールはさらに、前記マスターネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立を指示する指示情報を送信する。
【0158】
選択肢として、一実施例として、前記指示情報には前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立の原因が含められる。
【0159】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記取得モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの前記ベアラの状態を取得し、前記更新モジュールは、具体的には、前記ベアラの状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新し、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0160】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記取得モジュールは、具体的には、前記第1のセルのネットワーク状態を取得し、前記更新モジュールは、具体的には、前記第1のセルのネットワーク状態に基づき、前記マスターセルを前記第1のセルから第2のセルにハンドオーバーし、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記送信モジュールは、具体的には、前記端末へ前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を送信する。
【0161】
選択肢として、一実施例として、前記送信モジュールはさらに、前記マスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信する。
【0162】
図9は本願の実施例による端末の概略構造図であり、
図9に示される装置は、受信モジュール910と、通信モジュール920と、を備える。
【0163】
受信モジュールは、セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を受信し、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて更新される。
通信モジュールは、前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0164】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0165】
選択肢として、一実施例として、前記受信モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて、更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを確定し、前記更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0166】
選択肢として、一実施例として、前記端末は、前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示する第1の送信モジュールをさらに備える。
【0167】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記受信モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のリンクを確定し、前記更新後のリンクを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0168】
選択肢として、一実施例として、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含む。
【0169】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記接続状態が前記接続の失敗を指示し、前記受信モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を受信する。
【0170】
選択肢として、一実施例として、前記端末は、前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を送信する第2の送信モジュールをさらに備える。
【0171】
選択肢として、一実施例として、前記受信モジュールはさらに、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを受信する。
【0172】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記受信モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のベアラを確定し、前記更新後のベアラを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0173】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記受信モジュールは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を受信し、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報が指示する前記第2のセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0174】
選択肢として、一実施例として、前記端末は、マスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信する第3の送信モジュールをさらに備える。
【0175】
図10は本願の他の実施例によるセカンダリネットワークノードの概略構造図である。
図10に示されるセカンダリネットワークノード1000は、メモリ1010、プロセッサ1020、入力/出力インタフェース1030、及び通信インタフェース1040を備える。メモリ1010、プロセッサ1020、入力/出力インタフェース1030、及び通信インタフェース1040は内部接続通路を介して接続され、該メモリ1010が命令を記憶し、該プロセッサ1020が該メモリ1010に記憶されている命令を実行し、入力/出力インタフェース1030を制御して入力したデータ及び情報を受信させ、操作結果等のデータを出力させ、且つ通信インタフェース1040を制御して信号を送信させる。
【0176】
プロセッサは、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を取得し、さらに、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する。
【0177】
通信インタフェースは、端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を送信する。
【0178】
理解すべきなのは、本願の実施例では、該プロセッサ1020は汎用中央プロセッサ(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は1つ又は複数の集積回路を用いてもよく、関連プログラムを実行し、それにより本願の実施例で提供される技術案を実現する。
【0179】
また、理解すべきなのは、限定はしないが、通信インタフェース1040は送受信機のような送受信装置を用いて、D2D装置1000と他の装置又は通信ネットワークとの間の通信を実現する。
【0180】
該メモリ1010は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサ1020に命令及びデータを提供する。プロセッサ1020の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。たとえば、プロセッサ1020は記憶装置タイプの情報を記憶できる。
【0181】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0182】
選択肢として、一実施例として、前記プロセッサは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新し、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0183】
選択肢として、一実施例として、前記プロセッサは、具体的には、前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示する。
【0184】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記プロセッサは、具体的には、前記リンク状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信する前記リンクを更新し、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末へ前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0185】
選択肢として、一実施例として、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含み、前記プロセッサは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質に基づき、前記信号を転送するリンクを更新する。
【0186】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記プロセッサは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する。
【0187】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態は前記接続の失敗を指示し、前記プロセッサは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースし、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を送信する。
【0188】
選択肢として、一実施例として、前記プロセッサは、具体的には、前記端末により送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を受信する。
【0189】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとするデータである転送待ちデータを前記マスターネットワークノードへ送信する。
【0190】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを送信する。
【0191】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、前記マスターネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立を指示する指示情報を送信する。
【0192】
選択肢として、一実施例として、前記指示情報には前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続の再確立の原因が含められる。
【0193】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記プロセッサは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの前記ベアラの状態を取得し、前記プロセッサは、具体的には、前記ベアラの状態に基づき、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新し、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末へ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を送信する。
【0194】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記プロセッサは、具体的には、前記第1のセルのネットワーク状態を取得し、前記プロセッサは、具体的には、前記第1のセルのネットワーク状態に基づき、前記マスターセルを前記第1のセルから第2のセルにハンドオーバーし、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記通信インタフェースは、具体的には、前記端末へ前記マスターセルを前記第1のセルから前記第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を送信する。
【0195】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、前記マスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信する。
【0196】
図11は、本願の他の実施例による端末の概略ブロック図である。
図11に示される端末1100は、メモリ1110、プロセッサ1120、入力/出力インタフェース1130、及び通信インタフェース1140を備える。メモリ1110、プロセッサ1120、入力/出力インタフェース1130、及び通信インタフェース1140は内部接続通路を介して接続され、該メモリ1110が命令を記憶し、該プロセッサ1120が該メモリ1120に記憶されている命令を実行し、入力/出力インタフェース1130を制御して入力したデータ及び情報を受信させ、操作結果等のデータを出力し、且つ通信インタフェース1140を制御して信号を送信させる。
【0197】
通信インタフェースは、セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成を更新する第1の更新構成情報を受信し、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク構成は、前記セカンダリネットワークノードが前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態に基づいて更新され、通信インタフェースはさらに、前記第1の更新構成情報に基づいて前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0198】
理解すべきなのは、本願の実施例では、該プロセッサ1120は、汎用中央プロセッサ(Central Processing Unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、又は1つ又は複数の集積回路を用いてもよく、関連プログラムを実行し、それにより本願の実施例により提供される技術案を実現する。
【0199】
また、理解すべきなのは、限定はしないが、通信インタフェース1140は送受信機のような送受信装置を用いて、D2D装置1100と他の装置又は通信ネットワークとの間の通信を実現する。
【0200】
該メモリ1110は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つプロセッサ1120へ命令及びデータを提供する。プロセッサ1120の一部はさらに不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。たとえば、プロセッサ1120はさらに記憶装置タイプの情報を記憶できる。
【0201】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの輻輳状態、前記端末が前記セカンダリネットワークノードを介して転送しようとする転送待ちデータ量、前記端末の転送待ちデータを転送する前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続されている接続状態、及び前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが通信するリンクのリンク状態という情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0202】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを更新する第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて、更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを確定し、前記更新後の前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0203】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルの測定報告を送信し、前記測定報告は前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態を指示する。
【0204】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが通信するリンクのリンク状態を含み、前記通信インタフェースは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記リンクを更新する前記第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のリンクを確定し、前記更新後のリンクを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0205】
選択肢として、一実施例として、前記リンク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末との間転送された信号の信号品質を含む。
【0206】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードと前記端末とが接続する接続状態を含み、前記接続状態が前記接続の失敗を指示し、前記通信インタフェースは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続をリリースする前記第1の更新構成情報を受信する。
【0207】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、前記セカンダリネットワークノードへ前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルと前記端末とが接続する接続状態を送信する。
【0208】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェース、さらに、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードと前記端末との間の接続を再確立する再確立メッセージを受信する。
【0209】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのネットワーク状態は、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラの状態を含み、前記通信インタフェースは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのベアラを更新する前記第1の更新構成情報を受信し、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報に基づいて更新後のベアラを確定し、前記更新後のベアラを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0210】
選択肢として、一実施例として、前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するマスターセルは第1のセルであり、前記通信インタフェースは、具体的には、前記セカンダリネットワークノードにより送信された、前記マスターセルを前記第1のセルから第2のセルにハンドオーバーする前記第1の更新構成情報を受信し、前記第2のセルは前記セカンダリネットワークノードによりサービスを提供するセルのうちの前記第1のセルを除くセルであり、前記通信モジュールは、具体的には、前記第1の更新構成情報が指示する前記第2のセルを介して前記セカンダリネットワークノードと通信する。
【0211】
選択肢として、一実施例として、前記通信インタフェースはさらに、マスターネットワークノードへ更新後の前記セカンダリネットワークノードのネットワーク構成を指示する第2の更新構成情報を送信する。
【0212】
理解すべきなのは、本願の実施形態では、「Aに対応するB」ということは、BがAに関連付けられ、Aに基づいてBを確定できることを意味する。しかしながら、理解すべきなのは、Aに基づいてBを確定することは、Aに基づいてBを確定するだけであることを意味するのではなく、また、A及び/又は他の情報に基づいてBを確定できることを意味する。
【0213】
理解すべきなのは、本明細書の用語「及び/又は」は、ただ関連対象の関連関係を説明するためのものであり、3種の関係があることを意味し、たとえば、A及び/又はBは、Aが単独存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独存在するという3種の状況を表す。また、本明細書における文字「/」は、通常に、前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0214】
理解すべきなのは、本願の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の大きさは実行順次の前後を意味するものではなく、各プロセスの実行順次がその機能及び内部論理に基づいて確定され、本願の実施例の実施過程を限定するものではない。
【0215】
本願により提供されるいくつかの実施形態では、理解すべきなのは、開示されるシステム、装置及び方法は、他の方式によって実現できる。たとえば、説明した装置の実施例は単に例示的なものであり、たとえば、前記ユニットの分割は、論理的な機能の分割にすぎず、実際に実現するときに、更なる分割方式があり、たとえば、複数のユニット又はアセンブリを別のシステムに組み合わせ又は他のシステムに統合してもよく、又はいくつかの特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもてもよい。さらに、表示又は検討している相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気特性、機械又は他の形式であってもよい。
【0216】
分離部材として説明した前記ユニットは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもなくてもよく、すなわち、同じ位置に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットにおいて分布してもよい。実際の需要に応じてその一部又は全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現できる。
【0217】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合してもよく、各ユニットが単独に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合してもよい。
【0218】
上記実施例では、すべて又は一部がソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はその任意の組合せによって実現できる。ソフトウェアによって実現するときに、すべて又は一部がコンピュータプログラム製品の形態で実現される。前記コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータにおいて前記コンピュータプログラム命令をアップロード及び実行するときに、すべて又は一部が本願の実施例に記載のプロセス又は機能を生成する。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又は一方のコンピュータ可読記憶媒体から他方のコンピュータ可読記憶媒体へ転送されてもよく、たとえば、前記コンピュータ命令は、一方のウエブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(たとえば同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line、DSL))又は無線(たとえば赤外、無線、マイクロ波等)方式によって他方のウエブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターへ転送できる。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによって読み取ることができる任意の使用可能な媒体又は1つ又は複数の使用可能な媒体で統合されるサーバ、データセンター等のデータ記憶装置であってもよい。前記使用可能な媒体は、磁気メディア、(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、テープ)、光学媒体(たとえば、デジタル汎用ディスク(Digital Video Disc、DVD))又は半導体媒体(たとえば、固体ハードディスク(Solid State Disk、SSD))等であってもよい。
【0219】
以上は、本願の具体的な実施形態にすぎず、本願の保護範囲はそれに限定されるものではなく、当業者は、本願で開示された技術範囲内に容易に想到できる変化又は置換が本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は請求項の保護範囲を基準とする。