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特開2022-43273弾幕を生成する方法、装置、デバイス、記憶媒体およびコンピュータプログラム製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022043273
(43)【公開日】2022-03-15
(54)【発明の名称】弾幕を生成する方法、装置、デバイス、記憶媒体およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/735 20190101AFI20220308BHJP
   G06F 16/738 20190101ALI20220308BHJP
   H04N 21/238 20110101ALI20220308BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20220308BHJP
【FI】
G06F16/735
G06F16/738
H04N21/238
H04N21/258
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2021214380
(22)【出願日】2021-12-28
(31)【優先権主張番号】202110323018.5
(32)【優先日】2021-03-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516262169
【氏名又は名称】北京百度網訊科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus,No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【弁理士】
【氏名又は名称】徳山 英浩
(72)【発明者】
【氏名】衛 宗群
(57)【要約】      (修正有)
【課題】対象間の対話性を強化するためにビデオにコメントを投稿するための弾幕を生成する方法、装置、デバイス、記憶媒体及びコンピュータプログラム製品を提供する。
【解決手段】方法は、ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得し、コンテンツ情報の第1の重要情報と、属性情報の第2の重要情報とを抽出し、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報に決定することを含む。方法はさらに、予定のメディアライブラリから、ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索し、第1のマルチメディア情報に基づいて、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成して、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕を表示する。第1の弾幕は、ターゲット対象に対する推奨情報のリンクを含む。推奨情報は、第1のマルチメディア情報を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得することと、
前記コンテンツ情報の第1の重要情報を抽出し、前記属性情報の第2の重要情報を抽出することと、
前記ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、前記第1の重要情報における前記第2の重要情報にマッチした情報を前記ターゲット重要情報として決定することを含むことと、
予定のメディアライブラリから、前記ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索することと、
前記第1のマルチメディア情報に基づいて、前記ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成して、前記ビデオデータを再生しながら前記第1の弾幕を表示することと、を含み、
前記第1の弾幕は、前記ターゲット対象に対する推奨情報のリンクを含み、前記推奨情報は、前記第1のマルチメディア情報を含む
弾幕を生成する方法。
【請求項2】
前記ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定することは、
予定の分野におけるマッチした前記情報に関連付ける分野をターゲット分野として決定することと、
予定のワードライブラリにおける前記ターゲット分野に属し且つマッチした前記情報に関連付ける単語を、前記ターゲット重要情報として決定することと、をさらに含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
予定の情報ライブラリからホットスポット情報を検索することと、
前記ホットスポット情報に対する第2の弾幕を生成して、前記ビデオデータを再生しながら前記第2の弾幕を表示することと、をさらに含み、
前記第2の弾幕には前記ホットスポット情報のリンクが含まれている
請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲット重要情報は、前記ビデオデータにおけるターゲットエンティティを指示するターゲットエンティティ単語と、前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報とを含み、
前記方法は、
第1の弾幕における前記ターゲットエンティティ単語に対する弾幕を候補弾幕として決定することと、
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて、表示可能な弾幕の数を決定することと、
前記表示可能な弾幕の数および前記候補弾幕に基づいて、ターゲット弾幕を決定することと、
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて、
前記ターゲット弾幕を表示する時間帯情報を決定することと、をさらに含む
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記属性情報は、前記ホットスポット情報に対する前記ターゲット対象の選好度を含み、前記候補弾幕の数は複数であり、前記第2の弾幕の数は複数であり、
ターゲット弾幕を決定することは、
前記選好度に基づいて、前記候補弾幕の表示数と前記第2の弾幕の表示数との比率を決定することと、
前記比率と前記表示可能な弾幕の数とに基づいて、前記候補弾幕と前記第2の弾幕の候補弾幕におけるターゲット弾幕を決定することと、を含む
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報は、前記ターゲットエンティティの出現期間および前記ターゲットエンティティの出現の開始時間を含み、
前記ターゲット弾幕を表示する時間帯情報を決定することは、
前記ターゲット弾幕を表示する開始時間を、前記ターゲットエンティティの出現の開始時間に決定することと、
前記ターゲット弾幕を表示する期間を、前記ターゲットエンティティの出現期間と予定の期間との小さい方に決定することと、を含む
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲット重要情報は、前記ビデオデータにおける複数のターゲットエンティティをそれぞれ指示する複数のターゲットエンティティ単語を含み、
複数のターゲットエンティティ単語における各ターゲットエンティティ単語に対する第1の弾幕の数が少なくとも1つであり、
前記方法は、各ターゲットエンティティ単語に対して、
予定の知識グラフに基づいて、前記各ターゲットエンティティ単語に関連付けられた第2のマルチメディア情報を決定することと、
前記第2のマルチメディア情報および前記各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報に基づいて、前記推奨情報を生成することと、さらに含む
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記予定の知識グラフを構築することをさらに含み、
前記予定の知識グラフを構築することは、
予定のワードライブラリから、前記各ターゲットエンティティ単語に関連付けられたエンティティ単語を検索して、前記複数のターゲットエンティティ単語に対する関連エンティティ単語を取得することと、
前記予定のメディアライブラリから、前記関連エンティティ単語にマッチした第3のマルチメディア情報を検索することと、
前記関連エンティティ単語、前記複数のターゲットエンティティ単語、前記第1のマルチメディア情報、および前記第3のマルチメディア情報をそれぞれ指示する複数のノードを構築することと、
前記複数のターゲットエンティティ単語と前記関連エンティティ単語との間の関連関係、前記複数のターゲットエンティティ単語と前記第1のマルチメディア情報との間のマッチング関係、および前記関連エンティティ単語と前記第3のマルチメディア情報との間のマッチング関係に基づいて、前記複数のノード間の接続エッジを構築し、前記予定の知識グラフを取得することと、を含む
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得するための情報取得モジュールと、
前記コンテンツ情報の第1の重要情報を抽出し、前記属性情報の第2の重要情報を抽出するための情報抽出モジュールと、
前記ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、前記第1の重要情報における前記第2の重要情報にマッチした情報を前記ターゲット重要情報として決定することを含む重要情報決定モジュールと、
予定のメディアライブラリから、前記ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索するための第1の情報検索モジュールと、
前記第1のマルチメディア情報に基づいて、前記ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成して、前記ビデオデータを再生しながら前記第1の弾幕を表示するための弾幕生成モジュールと、を含み、
前記第1の弾幕は、前記ターゲット対象に対する第1の推奨情報のリンクを含み、前記第1の推奨情報は、前記第1のマルチメディア情報を含む
弾幕を生成する装置。
【請求項10】
前記重要情報決定モジュールは、さらに、
予定の分野におけるマッチした前記情報に関連付ける分野をターゲット分野として決定し、
予定のワードライブラリにおける前記ターゲット分野に属し且つマッチした前記情報に関連付ける単語を、前記ターゲット重要情報として決定する、
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
予定の情報ライブラリからホットスポット情報を検索するための第2の情報検索モジュールをさらに含み、
前記弾幕生成モジュールは、さらに、前記ホットスポット情報に対する第2の弾幕を生成して、前記ビデオデータを再生しながら第2の弾幕を表示し、
前記第2の弾幕には前記ホットスポット情報のリンクが含まれている
請求項9または10に記載の装置。
【請求項12】
前記ターゲット重要情報は、前記ビデオデータにおけるターゲットエンティティを指示するターゲットエンティティ単語と、前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報とを含み、
前記装置は、
第1の弾幕におけるターゲットエンティティ単語に対する弾幕を候補弾幕として決定するための補弾幕決定モジュールと、
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて、表示可能な弾幕の数を決定するための数目決定モジュールと、
前記表示可能な弾幕の数および前記候補弾幕に基づいて、ターゲット弾幕を決定するためのターゲット弾幕決定モジュールと、
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて、前記ターゲット弾幕を表示する時間帯情報を決定するための時間情報決定モジュールと、をさらに含む
請求項9~11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記属性情報は、前記ホットスポット情報に対する前記ターゲット対象の選好度を含み、前記候補弾幕の数は複数であり、前記第2の弾幕の数は複数であり、
前記ターゲット弾幕決定モジュールは、
前記選好度に基づいて、前記候補弾幕の表示数と前記第2の弾幕の表示数との比率を決定するための比率決定サブモジュールと、
前記比率と前記表示可能な弾幕の数とに基づいて、前記候補弾幕と前記第2の弾幕におけるターゲット弾幕を決定するための弾幕決定サブモジュールと、を含む
請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ターゲットエンティティが前記ビデオデータに出現される時間帯情報は、前記ターゲットエンティティの出現期間および前記ターゲットエンティティの出現の開始時間を含み、
前記時間情報決定モジュールは、
前記ターゲット弾幕を表示する開始時間を、前記ターゲットエンティティの出現の開始時間に決定するための開始時間決定サブモジュールと、
前記ターゲット弾幕を表示する期間を、前記ターゲットエンティティの出現期間と予定の期間との小さい方に決定するための期間決定サブモジュールと、を含む
請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記ターゲット重要情報は、前記ビデオデータ中の複数のターゲットエンティティをそれぞれ指示する複数のターゲットエンティティ単語を含み、
複数のターゲットエンティティ単語における各ターゲットエンティティ単語に対する第1の弾幕の数が少なくとも1つであり、
前記装置は、
各ターゲットエンティティ単語に対して、予定の知識グラフに基づいて、前記各ターゲットエンティティ単語に関連付けられた第2のマルチメディア情報を決定するためのマルチメディア情報決定モジュールと、
前記第2のマルチメディア情報および各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報に基づいて、前記推奨情報を生成するための推奨情報生成モジュールと、をさらに含む
請求項9~11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記予定の知識グラフを構築するためのグラフ構築モジュールをさらに含み、
前記予グラフ構築モジュールは、
予定のワードライブラリから、前記各ターゲットエンティティ単語に関連付けられたエンティティ単語を検索して、前記複数のターゲットエンティティ単語に対する関連エンティティ単語を取得するための関連単語検索サブモジュールと、
前記予定のメディアライブラリから、前記関連エンティティ単語にマッチした第3のマルチメディア情報を検索するための情報検索サブモジュールと、
前記関連エンティティ単語、前記複数のターゲットエンティティ単語、前記第1のマルチメディア情報、および前記第3のマルチメディア情報をそれぞれ指示する複数のノードを構築するためのノード構築サブモジュールと、
前記複数のターゲットエンティティ単語と前記関連エンティティ単語との間の関連関係、前記複数のターゲットエンティティ単語と前記第1のマルチメディア情報との間のマッチング関係、および前記関連エンティティ単語と前記第3のマルチメディア情報との間のマッチング関係に基づいて、前記複数のノード間の接続エッジを構築し、前記予定の知識グラフを取得するためのエッジ構築サブモジュールと、を含む
請求項15に記載の装置。
【請求項17】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されたメモリと、を含み、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実行するように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される
電子デバイス。
【請求項18】
コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実行させる
コンピュータ命令を記憶した非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項19】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術の分野に関し、特にインテリジェントな推奨の分野、より具体的には、弾幕を生成するための方法、装置、デバイス、記憶媒体およびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワーク技術の発展に伴い、ビデオにコメントを投稿するための弾幕は、対象間の対話性を強化するための主要な方式の1つになる。具体的には、対象がコメントコンテンツを投稿した後、当該コメントコンテンツが表示ページにスライド字幕の形で表示される。
【0003】
関連分野では、弾幕は単純な対話行為を提供し、対象の基本的なニーズを満たすことができる。
【発明の概要】
【0004】
弾幕の機能を拡大する弾幕を生成する方法、装置、デバイス、記憶媒体およびコンピュータプログラム製品を提供した。
【0005】
本開示の一態様によれば、弾幕を生成する方法を提供し、ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得することと、コンテンツ情報の第1の重要情報を抽出し、属性情報の第2の重要情報を抽出することと、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報として決定することを含むことと、予定のメディアライブラリから、ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索することと、第1のマルチメディア情報に基づいて、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成して、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕を表示することと、を含み、第1の弾幕は、ターゲット対象に対する推奨情報のリンクを含み、推奨情報は、第1のマルチメディア情報を含む。
【0006】
本開示の別の態様によれば、弾幕を生成する装置を提供し、ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得するための情報取得モジュールと、コンテンツ情報の第1の重要情報を抽出し、属性情報の第2の重要情報を抽出するための情報抽出モジュールと、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報として決定することを含む重要情報決定モジュールと、予定のメディアライブラリから、ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索するための第1の情報検索モジュールと、第1のマルチメディア情報に基づいて、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成して、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕を表示するための弾幕生成モジュールと、を含み、第1の弾幕は、ターゲット対象に対する第1の推奨情報のリンクを含み、第1の推奨情報は、第1のマルチメディア情報を含む。
【0007】
本開示の別の態様によれば、電子デバイスを提供し、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されたメモリと、を含み、メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し、命令は、少なくとも1つのプロセッサが本開示に提供される弾幕を生成する方法を実行するように、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0008】
本開示の別の態様によれば、コンピュータ命令が、コンピュータに本開示に提供される弾幕を生成する方法を実行させる、コンピュータ命令を記憶した非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の別の態様によれば、プロセッサによって実行される場合、本開示に提供される弾幕を生成する方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0010】
この部分で説明されるコンテンツは、本開示の実施例のキー特徴または重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本案をよりよく理解するために使用されており、本開示を制限するものではない。
図1】本開示の実施例による、弾幕を生成する方法および装置の適用場面の概略図である。
図2】本開示の実施例による、弾幕を生成する方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例による、ターゲット重要情報を決定する原理の概略図である。
図4】本開示の実施例による、弾幕を生成する方法の原理の概略図である。
図5】本開示の別の実施例による、弾幕を生成する方法の原理の概略図である。
図6】本開示の実施例による、推奨情報が対話操作に応答する概略図である。
図7】本開示の実施例による、構築された予定の知識グラフの構造概略図である。
図8】本開示の実施例による、弾幕を生成する装置の構造ブロック図である。
図9】本開示の実施例による、弾幕を生成する方法を実現する電子デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、理解を容易にするために添付の図面を参照して本開示の実施例の様々な詳細を含む本開示の例示的な実施形態を説明し、単なる例示と見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲および精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施例に対して様々な変更および修正を行うことができることを認識すべきである。同様に、明確化および簡潔化のために、公知機能及び構造の説明は、以下の説明では省略されている。
【0013】
本開示は、情報取得段階、情報抽出段階、重要情報決定段階、情報検索段階、および弾幕生成段階を含む、弾幕を生成する方法を提供した。情報取得段階では、ビデオデータのコンテンツ情報とターゲット対象の属性情報を取得する。情報抽出段階では、コンテンツ情報の第1の重要情報が抽出され、属性情報の第2の重要情報が抽出される。重要情報決定段階において、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報として決定することを含む。情報検索段階では、ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報が、予定のメディアライブラリから検索される。弾幕生成段階では、第1のマルチメディア情報に基づいて、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕が生成され、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕が表示される。ここで、第1の弾幕は、ターゲット対象に対する推奨情報へのリンクを含み、当該推奨情報は、第1のマルチメディア情報を含む。
【0014】
本開示で提供される方法および装置の適用場面は、図1を参照して以下に説明される。
【0015】
図1は、本開示の実施例による、弾幕を生成するための方法および装置の適用場面の概略図である。
【0016】
図1に示すように、当該適用場面100は、サーバ110、データベース120、および端末デバイス150を含む。サーバ110は、ネットワークを介してデータベース120にアクセスすることができ、端末デバイス150は、ネットワークを介してサーバ110に通信接続することができ、ネットワークは、有線または無線通信リンクを含むことができる。
【0017】
本開示の実施例によれば、例えば、マルチメディア情報はデータベース120に格納されることができ、当該データベース120は、ビデオプラットフォーム、テキストプラットフォーム、およびフォーラムプラットフォームなどの複数のプラットフォームの完全な情報または単一のプラットフォームの完全な情報を格納し得る。サーバ110は、例えば、データベース120からマルチメディア情報を読み取り、当該マルチメディア情報を推奨情報として端末デバイス150に送信することができる。
【0018】
ユーザ160は、例えば、端末デバイス150を使用して、ネットワークを介してサーバ110と対話して、メッセージを受信または送信することができる。端末デバイス150は、表示画面を備え、ビデオを再生することができる端末デバイスであることができ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むがこれらに限定されない。
【0019】
サーバ110は、例えば、ユーザ160の対話に応答して、表示されるビデオデータを端末デバイス150に送信することができる。当該サーバは、様々なサービスを提供するサーバ、例えば、ユーザが端末デバイス150によって閲覧するウェブサイトまたはクライアントアプリケーションに対してサポートを提供するバックグラウンド管理サーバであり得る。当該サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散システムサーバ、またはブロックチェーンと組み合わせたサーバであってもよい。
【0020】
一実施例では、サーバ110は、ビデオデータを端末デバイス150に送信する前に、例えば、ビデオデータのコンテンツに基づいて、データベース120から、当該ビデオデータのコンテンツに関連付けるマルチメディア情報130を、ユーザへ推奨する情報として読み取ることができる。当該マルチメディア情報は、弾幕の形態でビデオデータに追加される。このようにして、サーバ110によって端末デバイス150に送信されるビデオデータは、弾幕付きのビデオデータ140である。相応的に、端末デバイス150は、弾幕付きのビデオデータを受信した後、ビデオデータを再生しながら当該弾幕を表示することができ、それによって、マルチメディア情報をユーザに推奨する役割を果たす。例えば、サーバ110は、例えば、端末デバイス150によって送信された弾幕取得要求に応答して、端末デバイス150によって再生されようとするビデオフレームに従ってマルチメディア情報を読み取り、弾幕を生成し、弾幕を端末デバイス150に送信する。ここで、端末デバイスは、ビデオデータを再生するときに再生されようとするビデオフレームに従って、リアルタイムで弾幕取得要求を送信することができる。あるいは、サーバ110は、ビデオデータと弾幕を別々に格納し、ビデオデータの識別子をビデオデータに対する弾幕の記憶インデックスとして使用することができる。
【0021】
一実施例では、当該弾幕は、当該マルチメディア情報へのリンクを含み得る。このように、ユーザ160が端末デバイス150によって再生されたビデオデータを視聴するとき、弾幕のクリック操作によって、端末デバイス150の表示画面をマルチメディア情報130の表示画面にジャンプさせることができる。
【0022】
なお、本開示によって提供される弾幕を生成する方法は、サーバ110によって実行され得る。相応的に、本開示によって提供される弾幕を生成する装置は、サーバ110に設定されることができる。本開示によって提供される弾幕を生成する方法は、サーバ110とは異なり、サーバ110と通信することができるサーバまたはサーバクラスタによって実行されてもよい。相応的に、本開示によって提供される弾幕を生成する装置は、サーバ110とは異なり、サーバ110と通信することができるサーバまたはサーバクラスタに設定されてもよい。
【0023】
図1の端末デバイス、サーバ、およびデータベースの数および種類は、単なる例示であることを理解すべきである。実現のニーズに応じて、端末デバイス、サーバ、およびデータベースの数および種類は任意である。
【0024】
図2は、本開示の実施例による、弾幕を生成する方法のフローチャートである。
【0025】
図2に示すように、この実施例の弾幕を生成する方法200は、操作S210~操作S290を含み得る。
【0026】
操作S210において、ビデオデータのコンテンツ情報およびターゲット対象の属性情報が取得される。
【0027】
本開示の実施例によれば、ビデオデータのコンテンツ情報は、ビデオデータにおける各ビデオフレームの画像情報、各ビデオフレームの字幕、各ビデオフレームに付ける音声情報などを含み得る。
【0028】
本開示の実施例によれば、ターゲット対象の属性情報は、例えば、ターゲット対象の静的属性および動的属性などを含み得る。静的属性は、例えばターゲット対象の年齢など、ターゲット対象の基本情報である。動的属性は、ターゲット対象の社会的行為による属性であり、この動的属性は、ターゲット対象の選好などを反映できる。
【0029】
操作S230では、コンテンツ情報の第1の重要情報が抽出され、属性情報の第2の重要情報が抽出される。
【0030】
本開示の実施例によれば、ビデオコンテンツ理解(Video Content Understanding)方法を使用して、コンテンツ情報から第1の重要情報を抽出することができる。このビデオコンテンツ理解方法は、一連の人工知能アルゴリズムを使用して、ビデオデータを構造化された機械可読なインテントおよびワードスロット情報に解析することができる。
【0031】
本開示の実施例によれば、コンテンツ情報における画像、字幕、音声などを解析することができ、このコンテンツ情報から、エンティティ特徴、属性特徴、およびエンティティ特徴と属性特徴との間の関係特徴などを抽出することができる。例えば、上記した画像、字幕、および音声に加えて、コンテンツ情報はまた、ビデオデータのタイトル、カバー画像、および分類情報などをさらに含み、より多くの情報を統合して特徴抽出することができる。例えば、ビデオデータの適時性は、ビデオデータのアップロード時間に従って決定することもできる。例えば、ビデオデータのコンテンツ品質は、ビデオデータの解像度およびビデオデータの完全性などに従って決定することもできる。抽出された特徴、決定された適時性、コンテンツ品質などの情報は、第1の重要情報として使用できる。
【0032】
例示的に、抽出された特徴が得られた後、例えば、エンティティ特徴および属性特徴を、それらの関係特徴に基づいてキー値ペア構成のデータを構築することができ、このキー値ペア構成のデータを第1の重要情報とする。例示的に、取得された第1の重要情報には、たとえば「アイテムカテゴリ-果物」が含まれることができる。
【0033】
例示的に、第1の重要情報を抽出する過程で、顔認識方法、動物認識方法、植物認識方法などの任意の物体認識方法を使用して、ビデオデータにおけるエンティティを識別して取得し、当該エンティティを表すエンティティ単語を第1の重要情報の一部とする。
【0034】
本開示の実施例によれば、ターゲット対象の属性情報が取得された後、当該属性情報をキー値ペア構成のデータに整理して第2の重要情報とすることができる。あるいは、ターゲット対象の属性情報が動的情報を含む場合、当該実施例は、動的情報に係るマルチメディア情報のタグを統計し、数量が多いタグを属性情報の第2の重要情報とすることができる。例示的に、取得された第2の重要情報は、例えば、「アイドル-張三」を含み得る。
【0035】
第1の重要情報を抽出し、第2の重要情報を抽出する上記した方法は、本開示の理解を容易にするための例示のみであることは理解できる。本開示は、関連技術における任意の特徴抽出方法を使用して、第1の重要情報および第2の重要情報を抽出することができ、本開示はこれを制限するものではない。
【0036】
操作S250において、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定することは、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報として決定することを含む。
【0037】
本開示の実施例によれば、第1の重要情報における第2の重要情報と同じ情報をターゲット重要情報とすることができる。例えば、第1の重要情報に「シンガー-張三」が含まれ、第2の重要情報に「張三」が含まれる場合、「シンガー-張三」という第1の重要情報をターゲット重要情報として決定することができる。または、第1の重要情報における第2の重要情報で指示されたカテゴリに属するエンティティ単語がターゲット重要情報とする。例えば、第1の重要情報に「コーギー」というエンティティ単語が含まれ、第2の重要情報に「犬」が含まれる場合、第1の重要情報の「コーギー」をターゲット重要情報として決定することができる。
【0038】
本開示の実施例によれば、まず、各第1の重要情報と第2の重要情報の各重要情報との間の類似度を決定することができる。ある第2の重要情報との類似度が第1の予定値よりも大きい第1の重要情報を、ターゲット重要情報として決定する。重要情報間の類似度は、コサイン類似度、ピアソン相関係数、ジャッカード類似度係数などのパラメーター形式のいずれかで具体化できる。第1の予定値は、実際の需要に従って設定されることができ、例えば0.7などに設定されることができ、本開示はこれを限定しない。
【0039】
操作S270において、予定のメディアライブラリから、ターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索する。
【0040】
本開示の実施例によれば、予定のメディアライブラリは、ビデオ情報、オーディオ情報、テキスト情報などの複数の種類のマルチメディア情報を維持することができる。予定のメディアライブラリ内のマルチメディア情報は、ビデオプラットフォーム、コンテンツ対話プラットフォーム、ニュース情報、ショッピングプラットフォームなどから取得される。この予定のメディアライブラリ内のマルチメディア情報は、モノモーダル情報(例えば、純粋なテキスト情報、純粋な画像情報など)であり得るか、またはマルチモーダル情報(例えば、グラフィックスとテキストとが組み合わされた情報など)であり得る。
【0041】
この実施例では、第1のマルチメディア情報を検索する場合、予定のメディアライブラリ内のターゲット重要情報をタグとするマルチメディア情報を、第1のマルチメディア情報として使用することができる。あるいは、この実施例は、ターゲット重要情報と予定のメディアライブラリ内の各マルチメディア情報の記述情報との間の類似度を決定し、記述情報とターゲット重要情報との類似度が第2の予定値よりも大きいマルチメディア情報を第1のマルチメディア情報とすることができる。第2の予定値は、前記の第1の予定値に等しいか、または等しくなくてもよい。例えば、この第2の予定値は0.5等であり得る。本開示は、実際の需要に応じて第2の予定値を選択することができる。
【0042】
操作S290では、第1のマルチメディア情報に基づいて、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕が生成され、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕を表示する。
【0043】
本開示の実施例によれば、第1のマルチメディア情報が取得された後、この第1のマルチメディア情報をターゲット対象に対する推奨情報とし、この推奨情報に基づいて得られた弾幕をターゲット重要情報に対する第1の弾幕とする。推奨情報のタイトル、推奨情報の要約、または推奨情報から抽出されたキーワードなどを第1の弾幕コンテンツとし、当該第1の弾幕コンテンツと推奨情報のリンク(表示ページのアドレスなど)とが第1の弾幕を構成することができる。したがって、第1の弾幕には、ターゲット対象に対する推奨情報のリンクが含まれている。推奨情報が第1のマルチメディア情報のみを含む場合、当該第1の弾幕は、第1のマルチメディア情報の表示ページのアドレスを含み得ており、推奨情報が複数の情報を含む場合、第1の弾幕に含まれる表示ページのアドレスは、複数の情報が並列して構成される推奨ページのアドレスであり得る。
【0044】
前記の分析に基づいて、本開示の実施例は、ビデオデータのコンテンツ情報およびターゲット対象の属性情報に基づいてターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定し、このターゲット重要情報に基づいてマルチメディア情報を検索し、マルチメディア情報のリンクを含む弾幕を生成する。ビデオデータが再生される際に、弾幕の形態でターゲット対象に情報を推奨することができる。これにより、推奨情報の表示形態を充実させ、弾幕の機能を拡張し、情報のクリック率をある程度高めることができる。
【0045】
図3は、本開示の実施例による、ターゲット重要情報を決定する原理の概略図である。
【0046】
図3に示すように、本実施例300では、ターゲット重要情報を決定する際に、第2の重要情報320を第1の重要情報310と比較し、第1の重要情報310における第2の重要情報にマッチした情報311を決定することに加えて、このマッチした情報311が属する分野に関連付けられたターゲット分野331から、マッチした情報311に関連付けられた単語を取得し、この単語とマッチした情報311とが共通でターゲット重要情報350を構成する。
【0047】
例示的に、本開示は、複数の予定の分野330内の単語を含む予定のワードライブラリ340を維持することができる。この実施例では、まず、マッチした情報311が属する分野を決定し、次に、複数の予定の分野330におけるマッチした情報311が属する分野に関連付ける分野を決定し、ターゲット分野331を取得する。ターゲット分野331が決定された後、予定のワードライブラリ340からこのターゲット分野331に属し、マッチした情報に関連付ける単語(すなわち、ターゲット分野に属する単語341)を選択し、この選択された単語をターゲット重要情報350として決定する。マッチした情報311が属する分野は、マッチした情報311に含まれる単語が属する分野であり得ており、それが属する分野は、複数の予定の分野330のうちの1つである。
【0048】
例示的に、予定の分野は、交通分野、エネルギー分野、食品分野、娯楽分野などを含み得る。ターゲット重要情報に自動車が含まれ、自動車が交通分野に属し、決定されるターゲット分野にはエネルギー分野などが含まれ、予定のワードライブラリから選択される単語には、例えばリチウム電池が含まれることができる。
【0049】
例示的に、ターゲット分野を決定するとき、エンティティ単語は、マッチした情報311から選択され得ており、エンティティ単語によって指示されたエンティティに関連付けられた分野をターゲット分野として決定する。所定のワードライブラリから単語を選択する場合、エンティティ単語のみを選択することができる。
【0050】
この実施例には、ターゲット重要情報を決定するとき、また、マッチした情報に関連付ける分野からターゲット重要情報を選択し、決定されたターゲット重要情報に基づいて検索されたマルチメディア情報の多様性を増加させ、それによって推奨の有効性を向上させることができる。
【0051】
図4は、本開示の実施例による、弾幕を生成する方法の原理の概略図である。
【0052】
図4に示すように、この実施例400では、生成された弾幕は、第1の弾幕460および第2の弾幕490を含み得る。第1の弾幕460は、前記の弾幕を生成するプロセスと同様のプロセスを使用して生成される。例えば、ターゲット重要情報430は、ビデオデータのコンテンツ情報410およびターゲット対象の属性情報420に従って決定され、第1のマルチメディア情報450は、このターゲット重要情報430に基づいて予定のメディアライブラリ440から検索され、この第1のマルチメディア情報に基づいて第1の弾幕を生成する。第2の弾幕は、予定の情報ライブラリ470からホットスポット情報480を検索し、当該ホットスポット情報480に基づいてホットスポット情報480に対する第2の弾幕490を生成するようなプロセスを使用して生成される。
【0053】
例示的に、ホットスポット情報480のタイトル、要約、またはキーワードを第2の弾幕コンテンツとし、この第2の弾幕コンテンツとホットスポット情報480のリンク(例えば、表示ページのアドレス)とが第2の弾幕を構成する。このホットスポット情報480と前記の第1のマルチメディア情報は一緒になって、ターゲット対象に対する推奨情報を構成する。
【0054】
例示的に、予定の情報ライブラリ470は、ニュースプラットフォームおよびマイクロブログプラットフォームなどのマルチメディア情報プラットフォームの情報ライブラリであり得る。本開示は、このマルチメディア情報プラットフォームによって提供されるAPIインターフェースを呼び出すことによってホットスポット情報を取得することができる。その中でも、ホットスポット情報は、高い適時性を必要とする情報である。
【0055】
前記の分析に基づいて、本開示の実施例は、ターゲット対象の属性情報およびビデオデータのコンテンツ情報に基づいて推奨情報を検索することに加えて、ホットスポット情報を推奨情報として使用する。それによって推奨情報の多様性を高め、推奨の有効性を向上させることができる。
【0056】
本開示の実施例によれば、決定されたターゲット重要情報は、ターゲット重要情報に基づいて第1のマルチメディア情報を検索するリコール率を改善するように、ビデオデータ内のターゲットエンティティを指示するターゲットエンティティ単語を含み得る。
【0057】
本開示の実施例によれば、第1の弾幕が生成された後、第1の弾幕を表示する時間帯情報を設定して、第1の弾幕がターゲットエンティティと同時に表示されることを保証し、それによって第1の弾幕がリンクした推奨情報の推奨効果を向上させ、この推奨情報のクリック率を向上させる。ここで、ターゲットエンティティは、ビデオデータの第1の弾幕にマッチしたエンティティ単語によって指示されたエンティティである。この実施例では、第1の重要情報を抽出する場合、エンティティ特徴を抽出することに加えて、ビデオデータにおけるターゲットエンティティの出現の時間帯情報を、ターゲットエンティティのエンティティ特徴を指示するタグとすることもできる。このように、ターゲット重要情報は、ビデオデータ内のターゲットエンティティを指示するターゲットエンティティ単語に加えて、ターゲットエンティティがビデオデータに現れる時間帯情報も含み得る。
【0058】
例示的に、このターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報を、ターゲットエンティティ単語の第1の弾幕を表示する時間帯情報とすることができる。その中で、時間帯情報は、開始時間および表示期間を含み得る。
【0059】
例示的に、生成された第1の弾幕におけるターゲットエンティティ単語に対する弾幕の数が多い場合、第1の弾幕におけるターゲットエンティティ単語に対する弾幕を、候補弾幕とすることもできる。表示可能な弾幕の数は、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される期間に応じて決定され、表示可能な弾幕は、当該候補弾幕から選択される。例えば、各弾幕の表示期間は事前に設定することができ、表示可能な弾幕の数は、この表示期間とターゲットエンティティの出現期間との関係によって決定される。例えば、ターゲットエンティティの出現期間が6sであり、各弾幕の表示期間が2sである場合、表示可能な弾幕の数は6/2=3であると判断できる。候補弾幕から表示可能な弾幕を選択する場合、例えば、ターゲットエンティティとの一致度が高い候補弾幕を、ターゲットエンティティと同時に示すターゲット弾幕として選択することができる。このように、ターゲット弾幕の時間帯情報を決定する際に、このターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報の開始時間を、ターゲット弾幕を表示する開始時間とすることができる。ターゲットエンティティの出現期間と予定期間との短い方を、ターゲット弾幕を表示する期間とする。この予定期間を設定することにより、ユーザがこのターゲット弾幕に興味がない場合にターゲット弾幕が長期間に表示されることによるターゲット対象の不快な体験を回避することができる。
【0060】
ターゲット弾幕が複数ある場合、ここでのターゲット弾幕の表示開始時間は、複数のターゲット弾幕の中で最初のターゲット弾幕を表示する開始時間であることは理解できる。例えば、予定期間が前記の2sであり、ターゲットエンティティの出現期間が6sであり、ターゲット弾幕が3つであり、ターゲットエンティティの出現開始時間がtである場合、3つのターゲット弾幕のうちの第1番目のターゲット弾幕が表示される開始時間はtであり、期間は2sである。3つのターゲット弾幕のうちの第2番目のターゲット弾幕を表示する開始時間はt+2sであり、期間は2sであり、3つのターゲット弾幕のうちの第3番目のターゲット弾幕を表示する開始時間はt+4sであり、期間は2sである。
【0061】
本開示の実施例によれば、弾幕を生成する方法が、第1の弾幕だけでなく、前記の第2の弾幕も生成する場合、第1の弾幕および第2の弾幕の表示比率は、ターゲット対象の選好度に従って決定され、最終的に表示されるターゲット弾幕は、表示比率に従って決定される。前記ターゲット対象の属性情報には、ホットスポット情報に対するターゲット対象の選好度が含まれる。この選好度は、閲覧された情報の総数に対する、ターゲット対象によって閲覧されたホットスポット情報の数の比率で表すことができる。この実施例では、当該選好度を、表示されたターゲット弾幕の総数に対する表示された第2の弾幕の数の比率とし、第1の弾幕および第2の弾幕からターゲット弾幕を抽出することができる。
【0062】
本開示の実施例によれば、弾幕を生成する方法では、第1の弾幕が生成されるだけでなく、前記の第2の弾幕も生成され、第1の弾幕および第1の弾幕が対象とするターゲットエンティティ単語が指示したエンティティを同時に表示する場合、ターゲットエンティティ単語の第1の弾幕を表示しながら、前記の選好度に応じて一定数の第2弾幕を表示することで、弾幕リンクの情報の多様性とクリック率を高める。この場合に弾幕を生成する方法を、図5と併せて以下に説明する。
【0063】
図5は、本開示の別の実施例による弾幕を生成する方法の原理の概略図である。
【0064】
図5に示すように、この実施例500の弾幕を生成する方法は、第1の弾幕および第2の弾幕520を生成した後、第1の弾幕からターゲットエンティティ単語に対する候補弾幕510を最初に選択することができる。候補弾幕510が選択された後、この候補弾幕510および第2の弾幕520は一緒に、ターゲット弾幕530を選択する弾幕プールを形成する。
【0065】
本開示の実施例によれば、弾幕プール内の第2の弾幕520および候補弾幕510の数が多い場合、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯中に、当該弾幕プール内の弾幕を完全に表示することはできない。この実施例では、表示可能な弾幕は、ターゲット弾幕530として弾幕プールから選択することができる。ターゲット弾幕530を選択するとき、この実施例は、最初に、ターゲットエンティティの時間帯情報540に基づいて表示可能な弾幕の数550を決定することができる。次に、選好度560に従って、候補弾幕の表示の数と第2の弾幕表示の数との比率570が決定される。比率570が決定された後、ターゲット弾幕530は、この比率570および表示可能な弾幕550の数に従って、弾幕プールから選択される。選択されたターゲット弾幕530における第2の弾幕の比率は、選好560に等しくてもよい。
【0066】
ターゲット弾幕530が取得された後、ターゲットエンティティの時間帯情報540に従って、ターゲット弾幕を表示するための時間帯情報580を決定することができる。ターゲット弾幕530のタグとしてターゲット弾幕を表示する時間帯情報580を使用することにより、ビデオデータに付ける弾幕情報590を取得することができる。ビデオデータに付ける弾幕情報590は、ビデオデータ圧縮と共に圧縮されてデータパケットを取得することができ、端末デバイスがビデオデータの取得を要求すると、データパケットはフィードバック情報として端末デバイスにフィードバックされる。
【0067】
例示的に、ビデオデータに付ける弾幕情報590を取得した後、例えば、このビデオデータに付ける弾幕情報590は、ブロックチェーンの共有台帳に格納することができ、ターゲット対象へ情報を推奨する必要がある場合、ブロックチェーンの共有台帳からこのビデオデータに付ける弾幕情報590を抽出し、それを端末デバイスに提供して、ビデオデータを表示しながら弾幕情報を表示する。
【0068】
本開示の実施例によれば、ターゲット弾幕が得られた後、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報の開始時間を、ターゲット弾幕を表示する開始時間とすることができる。ターゲットエンティティの出現期間と予定期間との短い方を、ターゲット弾幕を表示する期間とする。
【0069】
この実施例における選好度に基づいて弾幕を選択し、ターゲット弾幕の時間帯情報を決定する方法は、前記の方法と同様であり、ここでは贅言しないことは理解できる。
【0070】
図6は、本開示の実施例による、推奨情報が対話操作に応答する概略図である。
【0071】
本開示の実施例によれば、第1の弾幕が生成されるとき、第1の弾幕を介して、第1のマルチメディア情報をターゲット対象に推奨することに加えて、例えば、知識グラフを介してターゲット重要情報におけるターゲットエンティティ単語に関連付けられたマルチメディア情報を掘削し、関連付けられたマルチメディア情報をターゲット対象に推奨し、それによって、より豊富な情報をターゲット対象にさらに推奨する。
【0072】
例示的に、前記ターゲット重要情報は、ビデオデータ内の複数のターゲットエンティティを指示する複数のターゲットエンティティ単語を含み、複数のターゲットエンティティ単語内の各ターゲットエンティティ単語に対する第1の弾幕の数は少なくとも1つである。この実施例における弾幕を生成する方法は、予定の知識グラフに基づいて、各ターゲットエンティティ単語に関連付けられた第2のマルチメディア情報を決定する操作をさらに含む。第2のマルチメディア情報が取得された後、当該第2のマルチメディア情報および各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報に基づいて、推奨情報が生成され得る。
【0073】
例示的に、第2のマルチメディア情報のタイトルと各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報のタイトルは、並列して推奨ページを形成し、この推奨ページを推奨情報とし、並列順序はマルチメディア情報とターゲットエンティティ単語のマッチングプログラムにより設定される。あるいは、各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報を第1順位にランキングし、第2のマルチメディア情報を第1の後にランダムにランキングすることができる。このように、第1の弾幕にはターゲット対象に対する推奨情報のリンクが含まれているため、端末デバイスは第1の弾幕を表示した後、第1の弾幕をクリックして選択する操作に応答して、推奨ページにジャンプすることができる。
【0074】
例示的に、図6に示される実施例600に示されるように、ビデオデータに出現されるエンティティが歌手「張三」を含む場合、端末デバイスは、ビデオで「張三」の画面610を再生すると、画面610に、「X月X日、XX年、歌手#張三が生まれた」といる「張三」に対する弾幕611を表示する。弾幕611に対するクリック操作に応答して、例えば、「張三」にマッチした第1のマルチメディア情報「張三」の百科事典情報621を除いて、端末デバイスの表示ページを百科事典情報621に関連する「張三」の作品情報622(例えば、写真、音楽、ビデオなどを含むことができる)、および「張三」に関連付ける「張三の会社」の動的情報623も含まれ得るページ620に切り替えることができる。
【0075】
本開示の実施例によれば、予定の知識グラフに基づいて第2のマルチメディア情報を決定する場合、例えば、予定の知識グラフにおいてターゲットエンティティを指示するノードを先に定位し、次にこのノードを開始点とし、このノードと他のノードの接続関係に応じて拡散し、n回の拡散後に得られたノードが指示するマルチメディア情報を第2のマルチメディア情報とする。この予定の知識グラフのノードには、エンティティを指示するノードとマルチメディア情報を指示するノードが含まれる。具体的には、この予定の知識グラフは、以下に説明する方法を用いて構築できるので、ここでは詳しく説明しない。nの値は、実際の需要に応じて設定することができる。例えば、nは、2以上の自然数であり得るが、本開示は、これを限定しない。
【0076】
本開示の実施例によれば、推奨情報を生成する場合、例えば、ターゲットエンティティの画像を予定の情報ライブラリからランダムに取得することができ、画像をインテリジェントにトリミングおよびインテリジェントに色選択して、前記の第1のマルチメディア情報と第2のマルチメディア情報を並列して形成される表示ページのヘッダー画像および背景色を生成し、推奨情報の美観度を向上させる。
【0077】
本開示の実施例によれば、第1の弾幕および/または第2の弾幕が前記の方法によって生成された後、この実施例の弾幕を生成する方法は、また、各弾幕の表示方式を設定することができる。例えば、弾幕の表示位置や表示形態を設定することで、生成された弾幕を表示する際に、生成された弾幕とコメント弾幕を区別することができる。たとえば、コメント弾幕がビデオデータのビデオフレームの上部領域に表示されている場合、生成された弾幕は、ビデオデータのビデオフレームの下部領域または側面領域に表示されることができる。または、生成された弾幕に対してより大きな表示フォントを設定できる。一実施例では、弾幕が生成されるとき、識別子としてのコンテンツを弾幕に追加することができ、当該識別子は、五芒星、三角形、顔文字などのグラフィック情報であり得る。
【0078】
図7は、本開示の実施例に従って構築された予定の知識グラフの概略構造図である。
【0079】
この実施例で弾幕を生成する方法は、予定の知識グラフを構築する操作をさらに含み得る。予定の知識グラフを構築する操作において、各ターゲットエンティティ単語に関連付けられたエンティティ単語を所定のワードライブラリから検索して、複数のターゲットエンティティ単語に対する関連エンティティ単語を取得することができる。関連エンティティ単語が取得された後、関連エンティティ単語にマッチした第3のマルチメディア情報が、前記の予定のメディアライブラリから検索される。ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報および関連エンティティ単語にマッチした第3のマルチメディア情報を取得した後、関連エンティティ単語、複数のターゲットエンティティ単語、第1のマルチメディア情報、および第3のマルチメディア情報をそれぞれ指示する複数のノードを構築し、複数のターゲットエンティティ単語と関連エンティティ単語との間の関連関係、複数のターゲットエンティティ単語と第1のマルチメディア情報との間のマッチング関係、および関連エンティティ単語と第3のマルチメディア情報との間のマッチング関係に基づいて、複数のノード間の接続エッジを構築して予定の知識グラフを取得する。
【0080】
例示的に、図7に示されるように、この実施例によって構築された知識グラフ700は、少なくとも、ターゲットエンティティ単語A1を指示するノード711と、ターゲットエンティティ単語A1に関連付けるエンティティ単語a1を指示するノード712と、およびターゲットエンティティ単語A1にマッチした第1のマルチメディア情報のノード(情報B1を指示するノード721および情報B2を指示するノード722を含む)と、エンティティ単語a1にマッチした第3のマルチメディア情報を指示するノード(情報b1を指示するノード723、情報b2を指示するノード724、および情報b3を指示するノード725を含む)。予定の知識グラフに基づいて第2のマルチメディア情報を決定するとき、ノード711を最初に定位して取得することができる。次に、ノード711を開始点とし、ノード711を接続するエッジに従って、外側に1ステップジャンプして、ノード721、ノード722、およびノード712を取得して、第1番目の拡散を完了する。次に、ノード721、ノード722、およびノード712を開始点とし、外側に1ステップジャンプして、ノード723、ノード724、およびノード725を取得し、第2番目の拡散を完了し、以下同様に、n個の拡散を完了する。拡散によって得られたすべてのノードによって指示される情報の中のマルチメディア情報を、第2のマルチメディア情報として使用する。この実施例では、第2のマルチメディア情報は、少なくとも情報b1、情報b2、および情報b3を含む。
【0081】
本開示の実施例によれば、この予定の知識グラフを構築する場合、例えば、予定の情報ライブラリ中の画像、質問と回答、ビデオ、ダイナミクス、百科事典、音楽、投稿、ライブラリ、生放送とホットリストなどの複数の異なるタイプの情報を、前記の第1のマルチメディア情報および第3のマルチメディア情報との関連性に基づいて、この予定の知識グラフにすべて組み合わせ、知識グラフに基づいて得られる第2のマルチメディア情報を充実させる。
【0082】
図7の知識グラフ700は、他のエンティティ単語、前記他のエンティティ単語にマッチしたマルチメディア情報、およびマルチメディア情報に関連付ける他のマルチメディア情報も含み得ることが理解され得る。例えば、図7の知識グラフ700は、エンティティ単語A2を指示するノード713を少なくとも含むことができ、情報b3は、エンティティ単語A2にマッチした。
【0083】
図8は、本開示の実施例による、弾幕を生成するための装置の構造ブロック図である。
【0084】
図8に示すように、この実施例で弾幕を生成する装置800は、情報取得モジュール810、情報抽出モジュール830、重要情報決定モジュール850、第1の情報検索モジュール870、および弾幕生成モジュール890を含み得る。
【0085】
情報取得モジュール810は、ビデオデータのコンテンツ情報およびターゲット対象の属性情報を取得するために使用される。一実施例では、情報取得モジュール810は、前記した操作S210を実行するためのものであり、ここでは贅言しない。
【0086】
情報抽出モジュール830は、コンテンツ情報の第1の重要情報を抽出し、属性情報の第2の重要情報を抽出するために使用される。一実施例では、情報抽出モジュール830は、前記した操作S230を実行するためのものであり、ここでは贅言しない。
【0087】
重要情報決定モジュール850は、ターゲット対象に対するターゲット重要情報を決定するために使用され、第1の重要情報における第2の重要情報にマッチした情報をターゲット重要情報として決定することを含む。一実施例では、重要情報決定モジュール850は、前記した操作S250を実行するためのものであり、ここでは贅言しない。
【0088】
第1の情報検索モジュール870は、予定のメディアライブラリからターゲット重要情報にマッチした第1のマルチメディア情報を検索するために用いられる。一実施例では、第1の情報検索モジュール870は、前記した操作S270を実行するためのものであり、ここでは贅言しない。
【0089】
弾幕生成モジュール890は、第1のマルチメディア情報に基づいて、ビデオデータを再生しながら第1の弾幕を表示するように、ターゲット重要情報に対する第1の弾幕を生成するために用いられる。一実施例では、弾幕生成モジュール890は、前記した操作S290を実行するためのものであり、ここでは贅言しない。
【0090】
本開示の実施例によれば、上記重要情報決定モジュールは、さらに、予定の分野におけるマッチした情報に関連付ける分野をターゲット分野として最初に決定するために用いられる。次に、予定のワードライブラリ内のターゲット分野に属し、且つマッチした情報に関連付ける単語を、ターゲット重要情報として決定する。
【0091】
本開示の実施例によれば、前記の弾幕を生成する装置800は、予定の情報ライブラリからホットスポット情報を検索するための第2の情報検索モジュールをさらに含む。前記の弾幕生成モジュールは、さらに、ビデオデータを再生しながら第2の弾幕を表示するように、ホットスポット情報に対する第2の弾幕を生成するために用いられる。その中で、第2の弾幕にはホットスポット情報のリンクが含まれている。
【0092】
本開示の実施例によれば、ターゲット重要情報は、ビデオデータ内のターゲットエンティティを指示するターゲットエンティティ単語と、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報とを含む。前記の弾幕を生成する装置800は、候補弾幕決定モジュール、数目決定モジュール、ターゲット弾幕決定モジュール、および時間情報決定モジュールをさらに含む。候補弾幕決定モジュールは、第1の弾幕におけるターゲット弾幕エンティティ単語に対する弾幕を候補弾幕として決定するためのものである。数目決定モジュールは、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて表示可能な弾幕の数を決定するためのものである。ターゲット弾幕決定モジュールは、表示可能な弾幕の数と候補弾幕に用いてターゲット弾幕を決定する。時間情報決定モジュールは、ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報に基づいて、ターゲット弾幕を表示する時間帯情報を決定するためのものである。
【0093】
本開示の実施例によれば、前記の属性情報は、ホットスポット情報に対するターゲット対象の選好度を含む。前記の候補弾幕の数は複数であり、第2の弾幕の数は複数である。前記ターゲット弾幕決定モジュールは、比率決定サブモジュールと弾幕決定サブモジュールを含む。比率決定サブモジュールは、選好度に基づいて、候補弾幕の表示数と第2の弾幕の表示数との比率を決定するためのものである。弾幕決定サブモジュールは、比率と表示可能な弾幕の数とに基づいて、候補弾幕と第2の弾幕におけるターゲット弾幕を決定するためのものである。
【0094】
本開示の実施例によれば、前記ターゲットエンティティがビデオデータに出現される時間帯情報は、ターゲットエンティティの出現期間およびターゲットエンティティの出現の開始時間を含む。前記の時間情報決定モジュールは、開始時間決定サブモジュールおよび期間決定サブモジュールを含む。開始時間決定サブモジュールは、ターゲット弾幕を表示する開始時間をターゲットエンティティの出現の開始時間として決定するためのものである。期間決定サブモジュールは、ターゲット弾幕を表示する期間をターゲットエンティティの出現期間と予定期間との小さい方として決定するためのものである。
【0095】
本開示の実施例によれば、前記ターゲット重要情報は、ビデオデータ内の複数のターゲットエンティティをそれぞれ指示する複数のターゲットエンティティ単語を含み、複数のターゲットエンティティ単語内の各ターゲットエンティティ単語に対する第1の弾幕の数が少なくとも1つである。前記弾幕を生成する装置800は、マルチメディア情報決定モジュールおよび推奨情報生成モジュールをさらに含む。マルチメディア情報決定モジュールは、各ターゲットエンティティ単語に対して、予定の知識グラフに基づいて、各ターゲットエンティティ単語に関連付けられた第2のマルチメディア情報を決定するためのものである。推奨情報生成モジュールは、第2のマルチメディア情報および各ターゲットエンティティ単語にマッチした第1のマルチメディア情報に基づいて推奨情報を生成するためのものである。
【0096】
本開示の実施例によれば、上記した弾幕を生成する装置800は、予定の知識グラフを構築するためのグラフ構築モジュールをさらに含む。このグラフ構築モジュールは、関連単語検索サブモジュール、情報検索サブモジュール、ノード構築サブモジュール、およびエッジ構築サブモジュールを含む。関連単語検索サブモジュールは、各ターゲットエンティティ単語に関連付けられたエンティティ単語を予定のワードライブラリから検索して、複数のターゲットエンティティ単語に対する関連エンティティ単語を取得するためのものである。情報検索サブモジュールは、予定のメディアライブラリから関連エンティティ単語にマッチした第3のマルチメディア情報を検索するためのものである。ノード構築サブモジュールは、関連エンティティ単語、複数のターゲットエンティティ単語、第1のマルチメディア情報、および第3のマルチメディア情報をそれぞれ指示する複数のノードを構築するためのものである。エッジ構築サブモジュールは、複数のターゲットエンティティ単語と関連エンティティ単語との間の関連関係、複数のターゲットエンティティ単語と第1のマルチメディア情報との間のマッチング関係、および関連エンティティ単語と第3のマルチメディア情報との間のマッチング関係に基づいて、複数のノード間の接続エッジを構築し、予定の知識グラフを取得するためのものである。
【0097】
本開示の技術案に関するユーザの個人情報の取得、保存、および適用などは、関連法律および規制の規定に準拠しており、公序良俗に違反しないことに注意すべきである。
【0098】
本開示の実施例によれば、本開示は、さらに、電子デバイス、読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム製品を提供している。
【0099】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子デバイス、可読記憶媒体、およびコンピュータプログラム製品をさらに提供している。
【0100】
図9は、本開示の実施例を実施するための例示的電子デバイス900の概略ブロック図を示す。電子デバイスは、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータである。電子デバイスは、例えば、パーソナルデジタルプロセッシング、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の類似なコンピューティングデバイス等、様々な形態のモバイルデバイスであってもよい。本明細書に示される部品、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例示であり、本明細書に記載及び/又は請求される本開示の実施を限定しない。
【0101】
図9に示されるように、デバイス900は、リードオンリーメモリ(ROM)902に記憶されたコンピュータプログラム、又は記憶ユニット908からランダムアクセスメモリ(RAM)903にロードされたコンピュータプログラムに従って様々な適切な動作及び処理を実行することができるコンピューティングユニット901を含む。RAM903には、デバイス900の操作に必要な各種プログラムやデータを記憶するもできる。コンピューティングユニット901、ROM902、及びRAM903は、バス904を介して相互に接続されている。入出力(I/O)インタフェース905もバス904に接続されている。
【0102】
デバイス900における複数の部品は、I/Oインタフェース905に接続されており、例えばキーボード、マウスなどの入力ユニット906と、例えば各種のディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット907と、例えば磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット908と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信送受信機などの通信ユニット909と、を含む。通信ユニット909は、デバイス900が、例えばインターネットなどのコンピュータネットワーク及び/又は様々な電気通信ネットワークを介して、他の機器と情報/データを交換することを可能にする。
【0103】
コンピューティングユニット901は、処理および計算能力を有する様々な汎用および/または専用処理コンポーネントであることができる。コンピューティングユニット901のいくつかの例示は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、様々な専用人工知能(AI)コンピューティングチップ、様々な機械学習モデルアルゴリズムを実行するコンピューティングユニット、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、および任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。コンピューティングユニット901は、例えば弾幕を生成する方法のような上記に記載の各方法及び処理を実行する。例えば、いくつかの実施例において、弾幕を生成する方法のいずれかは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され、例えば記憶ユニット908などの機械可読媒体に有形に組み込まれる。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM902及び/又は通信ユニット909を介してデバイス900にロード及び/又はインストールされてよい。コンピュータプログラムがRAM903にロードされ、コンピューティングユニット901によって実行されると、上記に記載の弾幕を生成する方法のいずれかの1つまたは複数のステップを実行することができる。あるいは、他の実施例では、コンピューティングユニット901は、他の任意の適切な方式で(例えば、ファームウェアを用いて)弾幕を生成する方法のいずれかを実行するように配置されることができる。
【0104】
本明細書で説明したシステムおよび技術の様々な実施態様は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、負荷プログラマブル論理デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組合せで実現され得る。これらの様々な実施形態は、1つまたは複数のコンピュータプログラム内で実施されることを含み、当該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行および/または解釈され、当該プログラマブルプロセッサは、専用または汎用のプログラマブルプロセッサであり、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信し、データおよび命令を当該記憶システム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置に送信する。
【0105】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで書かれてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、これにより、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図において特定された機能/動作が実施される。プログラムコードは、完全にマシンで、部分的にマシンで、独立型ソフトウェアパッケージとして部分的にマシンで、部分的にリモートマシンで、または完全にリモートマシンもしくはサーバで実行され得る。
【0106】
本開示の文脈において、機械可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによる使用のための、またはそれらと関連して使用されるプログラムを含み、または記憶することができる有形媒体であり得る。機械可読媒体は、機械可読信号媒体または機械可読記憶媒体であり得る。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、または半導体システム、装置、もしくはデバイス、または上記の任意の好適な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例示は、1つ以上の配線に基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0107】
ユーザとの対話を提供するために、コンピュータで本明細書に記載されるシステムおよび技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(たとえば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザがコンピュータに入力を提供し得るキーボードおよびポインティングデバイス(たとえば、マウスまたはトラックボール)とを有する。他の種類の装置は、ユーザとの対話を提供するために使用され得る。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形態(例えば、音声入力、発話入力または触覚入力)でユーザからの入力を受信することができる。
【0108】
本明細書で説明されるシステムおよび技術を、バックエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)、またはミドルウェア部品を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、ユーザが本明細書で説明されるシステムおよび技術の実施形態と対話することができるグラフィカルユーザインターフェースまたはウェブブラウザを有するユーザコンピュータ)、またはそのようなバックエンド部品、ミドルウェア部品、もしくはフロントエンド部品の任意の組合せを含むコンピューティングシステムにおいて実施され得る。任意の形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を介してシステムの部品を互いに接続することができる。通信ネットワークの例示は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、およびインターネットを含む。
【0109】
コンピュータシステムは、クライアントおよびサーバを含み得る。クライアントおよびサーバは、一般に、互いから離れており、通常、通信ネットワークを介して対話している。相応的なコンピュータで運行し、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバの関係を生成する。
【0110】
なお、上記に示された様々な形態のフローを用いて、ステップを並べ替え、追加、または削除することができることを理解されたい。例えば、本開示に記載された各ステップは、並列的に実行されてもよく、順番に実行されてもよく、異なる順番で実行されてもよく、本開示において開示された技術案の所望の結果を達成することができる限り、ここで制限されない。
【0111】
上記の具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計の要求及び他の要因に応じて、各種の補正、組合、サブ組合および切り替えを行うことができることは明らかであろう。本開示の思想及び原則における任意の補正、均等物及び改善は、本開示の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9