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特開2022-43649建設工事請負契約支援方法、建設工事請負契約支援システムおよび建設工事請負契約支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022043649
(43)【公開日】2022-03-16
(54)【発明の名称】建設工事請負契約支援方法、建設工事請負契約支援システムおよび建設工事請負契約支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/08 20120101AFI20220309BHJP
【FI】
G06Q50/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020149034
(22)【出願日】2020-09-04
(71)【出願人】
【識別番号】520342253
【氏名又は名称】槇田 周人
(71)【出願人】
【識別番号】520342415
【氏名又は名称】木村 俊一
(71)【出願人】
【識別番号】520342264
【氏名又は名称】石村 幸久
(74)【代理人】
【識別番号】100179970
【弁理士】
【氏名又は名称】桐山 大
(74)【代理人】
【識別番号】100071205
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 陽一
(72)【発明者】
【氏名】槇田 周人
(72)【発明者】
【氏名】木村 俊一
(72)【発明者】
【氏名】石村 幸久
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC07
(57)【要約】
【課題】建設工事請負契約を支援する方法、システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】建設工事請負契約支援システム1は、施工体制格納ステップS1を実施する処理と、契約支援ステップS2、S3を実施する処理と、受信ステップS4,S5を実施する処理と、を実行する。施工体制格納ステップS1は、施工体制管理部12aで実行される。契約支援ステップS2、S3および受信ステップS4,S5は、契約支援部12bで実行される。これらのステップS1~S5は建設工事請負契約の合意形成を支援する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を記憶装置に格納する施工体制格納ステップと、
管理者端末からの指示または処理装置による契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する契約支援ステップと、
を備える建設工事請負契約支援方法。
【請求項2】
前記施工体制格納ステップは、前記施工体制情報と前記電子アドレス情報と前記契約の内容である契約内容情報と前記契約の進捗を表す契約ステータス情報とをひもづけて前記記憶装置に格納するものであり、
前記契約支援ステップは、前記電子アドレス情報に基づいて前記契約内容情報と前記契約支援電子情報とを通信回線経由で前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信するものであり、
前記契約支援電子情報への前記複数の請負業者の応答を通信回線経由で受信したときに前記応答に基づいて前記契約ステータス情報を更新するステップを、さらに備える請求項1に記載の建設工事請負契約支援方法。
【請求項3】
前記施工体制格納ステップは、前記管理者から業務を請け負う第一階層請負業者と前記第一階層請負業者から業務を請け負う第二階層請負業者とを含む複数階層の施工体制を構築するように前記施工体制情報として階層位置特定情報のひもづけを行うステップを含む請求項1または2に記載の建設工事請負契約支援方法。
【請求項4】
管理者端末からの指示に応答して、契約書写しデータのなかの予め定めた契約内容テキストデータに対して、選択的に視認不可処理を施すステップを
さらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載の建設工事請負契約支援方法。
【請求項5】
前記契約の内容を予め定めたフォーマットにあてはめて契約書データを生成するとともに前記契約書データの通信回線上の所在を定めるステップとを、さらに備え、
前記契約支援電子情報は、前記契約書データの通信回線上の前記所在と、前記契約書データによる契約に同意する意思表示の応答をするためのユーザインターフェースと、のうち少なくとも一方を含む請求項1~4のいずれか1項に記載の建設工事請負契約支援方法。
【請求項6】
入出力インターフェースと、
記憶装置と、
処理装置と、
を備え、
前記処理装置は、
前記入出力インターフェースからの入力情報に従って、施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を前記記憶装置に格納する処理と、
管理者端末からの指示または契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する処理と、
を実行するように構築された建設工事請負契約支援システム。
【請求項7】
施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を記憶装置に格納する処理と、
管理者端末からの指示または処理装置による契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する処理と、
を演算処理装置に実行させるための建設工事請負契約支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、建設工事請負契約を支援する方法、システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特開2017-10096号公報は、情報処理システムを開示する。この公報の例えば請求項4には、書類データへのアクセスアドレスをユーザに通知して閲覧要求通知を行う書類データ生成部が記載されている。当該公報の情報処理システムは、作成者端末と確認者端末とを有する。作成者端末は、書類作成者が操作する端末である。確認者端末は、閲覧要求通知を受け取った確認者が作成書類を確認する端末である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-10096号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記公報に記載された情報処理システムは、実際には、契約当事者のうち一方が作成者端末で契約書を作成し他方が確認者端末で確認作業をするという使い方をされる。この使われ方は、契約当事者が電子契約の利用に好意的な場合においては有効である。
【0005】
しかしながら依然として紙書類で契約を交わす慣習があることは、建設分野においても同様である。特に、電子契約の利用に抵抗がある請負業者や、電子契約の操作に習熟しにくい請負業者は相当に多い。施工体制には複数の請負業者が多階層で含まれやすく、その各階層において当事者間の契約が結ばれなくてはならない。施工体制に含まれる各々の請負業者に対して単に電子契約を推奨するだけでは期待通りの効果が得られない実情があった。
【0006】
本開示は、建設工事請負契約を支援する方法、システムおよびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
建設工事請負契約支援方法の一態様は、施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を記憶装置に格納する施工体制格納ステップと、管理者端末からの指示または処理装置による契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する契約支援ステップと、を備える。
【0008】
建設工事請負契約支援システムの一態様は、入出力インターフェースと、記憶装置と、処理装置と、を備え、前記処理装置は、前記入出力インターフェースからの入力情報に従って、施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を前記記憶装置に格納する処理と、管理者端末からの指示または契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する処理と、を実行するように構築される。
【0009】
建設工事請負契約支援プログラムの一態様は、施工体制情報をひもづけた状態で管理者と複数の請負業者との電子アドレス情報を記憶装置に格納する処理と、管理者端末からの指示または処理装置による契約ステータス判別処理の結果に応答して、前記管理者が契約当事者として含まれず且つ前記複数の請負業者の間で結ばれるべき契約についての支援をする契約支援電子情報を、通信回線を経由して前記複数の請負業者の電子アドレス宛に送信する処理と、を演算処理装置に実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0010】
管理者の手動指示または処理装置の自動処理によって請負業者に契約支援電子情報を送信する機能が実現される。管理者が、当事者間の契約が円滑に進むように請負業者間の契約を支援できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態の建設工事請負契約支援方法および建設工事請負契約支援システムを表す図である。
図2】実施の形態の建設工事請負契約支援方法および建設工事請負契約支援システムを表す図である。
図3】実施の形態における施工体制の一例である。
図4】実施の形態における施工体制図表示インターフェースの図である。
図5】実施の形態において契約支援電子情報の一例として契約当事者端末に提示されるインターフェース画面の図である。
図6】実施の形態における紙印刷オプション画面の一例である。
図7】実施の形態における登録内容確認画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1および図2は、実施の形態の建設工事請負契約支援方法および建設工事請負契約支援システムを表す図である。建設工事請負契約支援システム1は、入出力インターフェースである管理者端末2と、サーバ10とを備える。建設工事請負契約支援システム1は、通信回線の一例であるインターネット4を介して契約当事者端末20、21と通信可能とされる。管理者端末2は、管理者Xが管理者アカウントで任意の汎用端末でサーバ10にログインした場合のその汎用端末であってもよく、あるいは特定の専用ハードウェア端末に限定されてもよい。契約当事者端末20、21は、契約当事者となる複数の請負業者が各々のユーザアカウントでログインした任意の汎用端末であってもよい。「端末」として、携帯端末やパーソナルコンピュータなど種々の端末が用いられてもよい。
【0013】
サーバ10は、通信回線を介して管理者端末2や契約当事者端末20、21に接続される。通信回線は、データ通信回線でもよく、電話回線でもよく、これらの結合でもよい。データ通信回線は、ローカルネットワークとインターネットとのうち少なくとも一方を含んでもよい。実施の形態では、通信回線の一例としてインターネット4が用いられる。サーバ10は、記憶装置11と、演算処理装置とを備える。サーバ10は、建設工事請負契約支援プログラム12を演算処理装置で実行する。サーバ10は、ネットワーク上のクラウドサーバでもよいが、管理者Xが自社に設置した自社サーバでもよく、パーソナルコンピュータをサーバとして用いたものでもよい。契約当事者端末20、21は、スマートフォン20a、21aとパーソナルコンピュータ20b、21bを含んでもよい。
【0014】
サーバ10の処理装置は、建設工事請負契約支援プログラム12を実行する。建設工事請負契約支援プログラム12が実行されると、サーバ10の処理装置が、施工体制管理部12aと契約支援部12bと契約書データ管理部12cと紙書類出力部12dと登録内容チェック部12eのそれぞれとして機能する。
【0015】
図1に示すように、建設工事請負契約支援システム1は、施工体制格納ステップS1を実施する処理と、契約支援ステップS2、S3を実施する処理と、受信ステップS4,S5を実施する処理と、を実行する。施工体制格納ステップS1は、施工体制管理部12aで実行される。契約支援ステップS2、S3および受信ステップS4,S5は、契約支援部12bで実行される。これらのステップS1~S5は建設工事請負契約の合意形成を支援する。
【0016】
施工体制格納ステップS1は、管理者Xとn次請業者とn+1次請業者との情報を記憶装置11に格納する。nは任意の整数であってもよい。登録にあたっては、管理者Xおよび各請負業者の名称等とともに、各々の者について電子メールアドレスなどの電子アドレス情報が格納される。サーバ10は、管理者端末2あるいは契約当事者端末20、21の入力ユーザインターフェース画面を介して、任意の請負業者についての契約内容情報の入力を受け付ける。サーバ10は、入力された契約内容情報を記憶装置11に格納する。契約内容情報は、nを様々な値にしたときのn次請業者とn+1請業者との間の契約条件を含んでもよい。契約内容情報は、様々な請負データを含んでもよい。契約内容情報は、例えば、工事名称、工事場所、注文者名、受注者名、着手日、工事期間、発注金額、支払い条件その他の詳細条件などを含んでもよい。契約内容情報が入力されると、サーバ10はこの契約内容を予め用意したひな形(フォーマット)に当てはめることでPDF等の形態の契約書データ11aを生成する。各々の契約書データは、サーバ10の記憶装置11または/および他のサーバ(インターネット上のクラウドサーバ、レンタルサーバ、一次サーバ等)に置かれて、アクセス用のURLが付与され、インターネットを介して閲覧可能とされる。実施の形態では、サーバ10が、図5で後述する契約支援電子メールM20、M21の文面にこの契約書データアクセス用のURLを埋め込む。記憶装置11には、各々の契約の契約ステータス情報がさらに格納されてもよい。契約ステータス情報は、n次請業者とn+1次請業者との間の契約を含む任意の請負契約が成立しているか否かを表す。「契約ステータス情報」には、個々の契約の進捗を表す様々な情報が含まれてもよい。契約の進捗は、具体例として未成約と成約のいずれの状況にあるかを区別するものでもよい。この「未成約」は、さらに、すべての当事者が同意していない状態(いわば両当事者未合意)と、当事者の一部のみが同意している状態(いわば一方当事者未合意)とに区別されてもよい。一方当事者未合意においていずれの当事者が合意しいずれの当事者が未合意であるかが判別されてもよい。このような場合において、契約ステータス情報は、例えば未成約/成約を区別する二値フラグでもよく、両当事者未合意と一方当事者未合意と成約との3状態を互いに区別する三値フラグでもよく、あるいは、各々の当事者の合意/未合意を区別する合意者識別フラグがさらに含まれてもよい。契約ステータス情報はさらに細かい進捗を表してもよい。「さらに細かい進捗」とは、例えば、後述の契約支援電子メールM20、M21の送付が完了した否かと、これらの電子メールを契約当事者が開封したか否かと、各電子メールに記載される契約支援電子情報(詳細は後述)に契約当事者がアクセスしたか等のアクセス履歴と、のうち少なくとも一つの状況を含んでもよい。これらの進捗を区別できる程度の多値フラグが進捗ステータス情報として用いられてもよい。契約ステータス情報は、ある時点を起点とする時間の経過を表すものでもよい。「ある時点を起点とする時間の経過」とは、例えば、契約の締結期限(締め切り)を設定し、締め切り前か締め切り後かを区別するものでもよく、締め切りのx時間前/x時間後を経過したことを示すものでもよい(この例示の実施の形態である「契約締め切り管理ステップ」については後述する)。実施の形態では、契約ステータス情報の内容が管理者端末2の管理画面に反映されてもよく、特定の契約ステータス情報を有する契約が一目でわかるように管理者端末2の一覧画面で赤字表示されるなどのマーキング機能があってもよい。これにより管理者Xが契約ステータスをリアルタイムに細かく把握することができる。さらに、管理者Xとn次請業者とn+1次請業者とそれぞれの登録情報に、これらの者が構築すべき施工体制を表すための「施工体制情報」がひもづけられる。施工体制情報は、例えば管理者Xを上位ノードとしたときに、n次請業者とn+1次請業者とが上位ノードに対してどのようにつながるかを表すための任意の識別情報を含む。任意の識別情報は、識別記号あるいは識別番号などあらゆるタイプの情報がもちいられてもよく、例えば施工体制のいずれの者に対する上位下位の何階層目に当たるかを指定するタグ等であってもよい。施工体制の具体例は図3を用いて後述する。
【0017】
図1には、説明の便宜上、複数の請負業者のうち、注文者であるn次請業者と、受注者であるn+1次請業者とが図示されている。しかし、図1は例示であり、建設工事請負契約支援システム1にアクセスできる請負業者の数に限定はない。なお、多層構造の施工体制については図3を用いて後述する。
【0018】
次に、契約支援ステップS2、S3では、サーバ10が、契約の支援をする契約支援電子情報を、インターネット4を経由してn次請業者とn+1次請業者とに送信する。この段階で、n次請業者とn+1次請業者は互いに締結すべき契約をもつものの、この契約についての契約ステータス情報は依然として未成約状態にあるものとする。実施の形態において、契約当事者の組の個数に応じた複数の契約が存在しうるが、この複数の契約には「管理者Xが契約当事者に含まれない契約」が含まれる。「管理者が契約当事者に含まれない契約」とは、「注文者と受注者との双方が管理者ではない契約」を含む。具体的には、管理者が1次請業者であるときに、それよりも下位の請負業者同士の契約(例えば2次請業者と3次請業者との間の契約)もこれに当たる。実施の形態では、n次請業者とn+1次請業者の両方を宛先として、契約支援電子メールM20、M21が送信される。n次請業者とn+1次請業者のうち指定した片方のみに契約支援電子メールを送ってもよい。
【0019】
実施の形態では、「契約支援電子情報」の一例として、契約支援電子メールM20、M21が図示されている。しかし電子メールアドレス以外にも、変形例として、例えばインターネット上におけるソーシャル・ネットワーキング・サービス上の電子アドレスや、スマートフォン等の携帯端末にインストールされる各種通話アプリケーションあるいはチャットアプリケーション等における電子アドレスなどが宛先とされてもよく、これらのあらゆる情報伝達経路を利用した情報伝達手段が用いられてもよい。他の変形例として、例えばショートメールサービスのように「電話番号を宛先としてテキスト等の電子情報を伝達するシステム」を用いて、契約支援電子情報が伝達されてもよい。この場合には、電話番号が電子アドレスに相当しており、「契約支援電子情報を伝達する通信回線」に電話回線が含まれる。例えばスマートフォンのアプリケーションによるプッシュ通知や、チャットソフトウェア上でのメッセージ、ボイスメール、動画メールその他のあらゆる情報伝達手段を介して、文字、音声または動画或いはこれらの組み合わせを含む契約支援電子情報を伝達してもよい。契約支援ステップS2、S3の実行条件は、様々な条件に構築できる。実行条件の一例は、管理者Xが管理者端末2で契約支援ステップS2、S3を実行させる手動指示をすることであってもよい。実行条件の他の例は、サーバ10の処理装置の処理により、実行条件が成立したら自動的に契約支援ステップS2、S3を実行させるものであってもよい。具体的には、記憶装置11に格納した契約ステータス情報に基づく契約ステータス判別処理の実行結果に基づいて、契約支援ステップS2、S3を実行させてもよい。これは例えば、管理者Xと複数の請負業者との情報が記憶装置11に格納された後、それらの間で契約が結ばれるべきものについて未契約の状態が予め定めた設定期間だけ続いているか否かを契約ステータス情報に基づいて判定する処理であってもよい。その判定結果に基づいて、契約ステータス情報が設定期間を超えて未成立であるときには自動的に契約支援ステップS2、S3を実行させるように契約支援部12bを構築してもよい。
【0020】
n次請業者とn+1次請業者それぞれが、契約当事者端末20、21をつかって、契約支援電子メールM20、M21を受信する。n次請業者とn+1次請業者それぞれは、契約支援電子メールM20、M21に含まれるURLを介して契約書データ11aにアクセスする。n次請業者とn+1次請業者それぞれは、請負契約書の内容を確認した後、契約合意の意思表示操作を行う。実施の形態では、一例として契約合意の意思表示操作も契約当事者端末20、21をつかって行われるものとする。ここで述べたアクセスの具体的内容は図5を用いて後述する。
【0021】
次に、受信ステップS4,S5では、サーバ10の契約支援部12bが、インターネット4を介して二つの請負業者から契約合意の意思表示操作を受け取る。サーバ10は、契約合意の意思表示操作を受け取ると、n次請業者とn+1次請業者との間の請負契約が成立したことを表すために、記憶装置11の契約ステータス情報(例えばフラグ)を更新する。これとともに、契約書データ11aにタイムスタンプ付与等の改ざん防止措置を施した契約書原本データを生成する処理が実行される。契約支援部12bは、この契約書原本データ30aを電子メールM23、M24に添付してn次請業者とn+1次請業者とのそれぞれの電子アドレス宛に送信する(図2参照)。記憶装置11には、契約書原本データ30aのバックアップデータが保存される。サーバ10がn次請業者及びn+1次請業者などについての本人認証処理を実行するように構築されてもよい。契約書原本データ30aは、この本人認証処理に基づいて本人認証が完了された場合に限りダウンロードできるようにされてもよい。
【0022】
以上説明したように、実施の形態によれば、契約支援電子情報を送信することで、管理者Xが請負業者同士の請負契約を支援できる。契約ステータス情報で契約状況が管理されるので、管理者Xが、施工体制を構築する契約の早期完結を促すように請負業者間の契約を支援することもできる。また、管理者Xが管理者端末2を通じて契約進捗をリアルタイムで視認できるので、契約完了までのプロセスを確実にフォローできる利点がある。
【0023】
図2には、契約当事者双方による同意表明後の契約書データの管理ステップが例示されている。建設工事請負契約支援システム1は、文書ダウンロードステップS7を実施する処理を実行してもよい。文書ダウンロードステップS7では、管理者端末2の検索およびダウンロード処理に応答して、契約書写しデータ30bが管理者端末2に送信される。契約書写しデータ30bは、サーバ10が契約当事者双方から契約合意の意思表示操作を受け取った後に生成する、契約書データ11aの写しである。管理者端末2の指示に応答して、契約書写しデータ30bにおける予め定めた所定契約内容テキストデータに視認不可処理が施されてもよい。管理者端末2の指示に基づいて視認不可処理が選択的に実行されてもよい。これにより、管理者Xは、施工体制台帳の作成等、請負契約成立の証明に必要な書類を簡単に入手することができる。契約書写しデータ30bは、契約当事者及び請負契約が成立したことを証明すべき相手方が、サーバ10による本人認証処理による本人認証手続きを経た上でダウンロードできてもよい。なお、文書ダウンロードステップS7は、契約書データ管理部12cで実行される。
【0024】
「視認不可処理がなされる所定契約内容」は、例えば発注料金に関する条件であってもよく、具体例として契約金額、支払時期または支払い方法などを含んでもよい。視認不可とは内容判読不可とするあらゆる方法であってもよい。視認不可処理の具体的実施例としては、黒色などで塗りつぶしてもよいが、それ以外のあらゆる処理が許容される。例えば所定契約内容の数値を、「***(アスタリスク記号)」その他の記号で置き換える上書き処理でもよく、あるいは「閲覧不可」などの設定文字で置き換える上書き処理でもよい。所定契約内容の記入枠から数値を取り除き、その枠内に斜線を記載する等の上書き処理でもよい。なお、契約書原本データ30aは契約書写しデータ30bとは異なり視認不可処理がされていない。なお、契約書原本データ30aと契約書写しデータ30bは、PDFデータ等の電子文書データあるいは任意の画像データで提供されてもよい。
【0025】
上記ステップS1~S7の処理が専用サーバまたは汎用サーバで実施されることで建設工事請負契約支援ウェブサービスがオンライン上で提供されてもよい。上記ステップS1~S7の処理を演算処理装置で実行するための建設工事請負契約支援プログラムが、プログラム単体で提供されてもよい。
【0026】
図3は、実施の形態における施工体制6の一例である。図3の施工体制6は、一つの元請6aと、複数の1次請業者6bと、複数の下位請業者6cとを含む。複数の下位請業者6cは、ツリー状に分岐する複数の2次請業者と、2次請業者のいくつかからさらにツリー状に分岐する3次請業者と、そのさらに下位につながる4次請業者とを含む。
【0027】
施工体制管理部12aで実行される施工体制格納ステップS1は、図3に例示されるようなツリー構造の施工体制を構築するように施工体制情報をひもづけるものであってもよい。たとえば図1でn=2とし管理者Xを1次請業者6bとすると、管理者Xから業務を請け負う2次請業者と、2次請業者から業務を請け負う3次請業者とが含まれる。現実の施工体制が図3のような多階層構造を持つことも少なくない。現実の施工体制に合わせて多階層のひもづけを行うことができる。多階層構造においても、各階層の当事者間契約を適切に支援することができる。
【0028】
図3のなかの元請6aと複数の1次請業者6bと複数の下位請業者6cとのなかの任意の者が、管理者Xになることができる。管理者Xは、施工体制上で自己よりも下位の複数の請負業者を備えるものとする。なお、図3は施工体制の一例であり、元請6aの下の1次請業者6bの並列数や下位請業者6cの並列数および階層数は任意である。
【0029】
図4は、実施の形態における施工体制図表示インターフェースの図である。図4は管理者端末2に表示される画面の一例である。これは施工体制管理部12aで実行される施工体制格納ステップS1の一機能として提供される。施工体制情報のひもづけは、管理者Xの下位に複数の請負業者をツリー状施工体制40のごとく関係付けるひもづけを含む。施工体制格納ステップS1は、管理者Xに対して複数の請負業者それぞれを並列または直列に接続させるための選択操作を、管理者端末2の入力インターフェースで受け付けるステップを含んでもよい。施工体制管理部12aは、この選択に応じた施工体制情報を各々の請負業者の登録情報にひもづける。変形例として、ツリー状施工体制40の任意のノードをドラッグアンドドロップ等することでツリー内の任意の位置に移動すると施工体制情報が更新されるように施工体制管理部12aが構築されてもよい。施工体制格納ステップS1は、ツリー状に関係づけられた施工体制を出力インターフェースに出力する出力ステップを含んでもよい。出力ステップは、当該施工体制を画像表示してもよく電子ファイル出力してもよくプリンタ(図示せず)で印刷してもよい。図4では、印刷アイコン41をクリックすると、この出力ステップが実行される。施工体制台帳の添付用途等に使用する施工体制図を簡単に得ることができる。
【0030】
なお、図4には、施工体制情報の一例も図示されている。図4の例において管理者Xである「K社」には、ルートノードを表すタグである「(1)」が付与されている。ルートノードの直下の「F社」と「W社」と「T社」とには、第二階層ノードを表す「(2)」が付与されている。そのさらに下層の3~5階層目の各ノードには「(3)~(5)」が付与されている。3~5階層目の各請負業者には、自己がどの上位階層請負業者に関連付けられているのかを表す情報も付与されているものとする。
【0031】
変形例として、施工体制格納ステップS1は、リスト制限ステップを含んでもよい。リスト制限ステップは、施工体制をツリー構造に構築するときに、上位ノードまたは隣接の同位ノードとの関係で、非選択とすべき請負業者をリストから除くものである。具体的には、ツリー構造における直列リスト制限や並列リスト制限があってもよい。直列リスト制限は、上位ノードに存在する請負業者が下位ノードとして再登場するような再帰的接続を制限してもよい。並列リスト制限は、同じ請負業者が同じ階層に複数回並列して登場することを制限してもよい。これにより、不適切な施工体制を誤って設計してしまうエラーを抑制できる。
【0032】
図5は、実施の形態において契約支援電子情報の一例として契約当事者端末20、21に提示されるインターフェース画面の図である。図5には、契約支援電子メールM20、M21の文面の一例が図示されているとともに、その文面のURLリンクをクリックすると表示される契約支援情報画面39も図示されている。一例として、契約支援情報画面39はスマートフォン20a、21aの画面であるものとする。
【0033】
契約支援情報画面39は、契約書データ取得手段42と意思表示手段43とを含む。契約書データ取得手段42は、一例としてアイコンであり、これをタップまたはクリックすると、未成約請負業者の間で結ばれるべき請負契約についての、例えばPDF形式などの契約書データを表示閲覧できる。意思表示手段43は、一例としてアイコンであり、未成約請負業者の間で結ばれるべき請負契約に同意する意思表示をするためのユーザインターフェースである。意思表示手段43をタップすると、契約に同意した旨の返信が契約当事者端末20、21からインターネット4を介してサーバ10へ送信される。なお、意思表示のためにアイコンをタップさせる以外にも、クリック、スワイプ、ピンチ、ドラッグ、フリックその他のあらゆる指入力操作や、ペン又は指による画面上のサイン記入など、あらゆる手段が意思表示手段43として用いられてもよい。
【0034】
なお、実施の形態では、契約支援電子メールM20、M21と契約支援情報画面39という二段階の提供方式で契約支援電子情報が提供される。しかしながら、変形例として、契約支援電子メールM20、M21に契約書データ取得手段42と意思表示手段43とを記載して、一段階の提供方式とされてもよい。
【0035】
管理者端末2に表示される入力インターフェース画面に、電子契約利用意思確認部が含まれていてもよい。電子契約利用意思確認部は、請負業者が電子契約を許容するか否かを表す電子契約意思情報を、請負業者の登録情報にひもづけて記憶装置11に格納する。
【0036】
契約内容情報の入力時に、管理者端末2に表示される入力インターフェース画面に、契約内容情報の全部または一部の入力者を、管理者Xとするのか、それとも契約当事者とするのかを指定できるようにしてもよい。ここで契約当事者を選択したときに、施工体制格納ステップS1と契約支援ステップS2、S3との間に、サーバ10が契約当事者へ電子メール等の通信手段により入力依頼情報を送信する「入力依頼送信ステップ」が設けられてもよい。この入力依頼情報を受け取った契約当事者は、アクセス用のURLをたどってサーバ10が提供する契約内容情報入力画面に到達し、契約内容情報の全部または一部を入力および保存する。
【0037】
変形例として、施工体制格納ステップS1で契約内容が入力される段階において、契約内容情報のうち少なくとも一部について、管理者端末2で入力または編集する権限が付与されてもよい。「管理者Xに入力等の権限が付与される契約内容情報」には、具体的には、物件情報や工事期間等の工事に関する情報が含まれてもよく、その一方で発注料金に関する条件(例えば契約金額、支払時期または支払い方法など)は含まれないようにしてもよい。
【0038】
図6は、実施の形態における紙印刷オプション画面の一例である。図6の画面が管理者端末2または契約当事者端末20、21に表示されることで、オプションで紙契約書出力が可能とされてもよい。図6の画面を管理者端末2のみで表示できるようにして、契約当事者端末20、21では表示されないようにしてもよい。紙契約書出力は、図1の紙書類出力部12dで実行される。電子署名アイコン44をクリックすると、契約支援ステップS2、S3によって契約当事者に契約支援電子メールM20、M21を送付するように処理が進む。その一方で、契約書面作成アイコン45をクリックすると、サーバ10が請負契約書印刷用データを作成する処理を実行し、このデータは管理者端末2または契約当事者端末20、21でダウンロードできる。
【0039】
図7は、実施の形態における登録内容確認画面の一例である。実施の形態に契約整合性をチェックするステップが設けられてもよい。このステップは、登録内容チェック部12eで実行される。図7は、契約内容情報の一つとして入力された着手日(着工期日)が過去の日付である場合の例示だが、このように、契約内容情報の入力値(未入力であることも含む)が登録内容チェック部12eに規定する電子契約の成立要件を満たさない場合、図7の登録内容確認画面において警告メッセージを表示して契約内容情報の再入力を促す。図7の登録内容確認画面にブランク契約書面作成アイコン46が含まれてもよい。ブランク契約書面作成アイコン46をクリックすると、契約内容情報の一部がブランク(空白)の契約書面フォーマットが作成され、ダウンロードが可能とされる。ここで述べた契約整合性チェックステップは、施工体制格納ステップS1と契約支援ステップS2、S3との間に設けられてもよく、上記入力依頼送信ステップで契約当事者が契約内容情報を入力している最中にサーバ10で実行されてもよい。
【0040】
実施の形態に契約締め切り管理ステップが設けられてもよい。契約支援ステップを開始するときに、契約締結期限(締め切り)が設定されてもよい。締め切り時刻は、管理者Xが管理者端末2の入力インターフェース画面において手動で設定してもよく、規定のルールに基づきサーバ10により自動で設定されてもよい。締め切りの規定時間前に、電子メール等の通信手段により契約支援電子情報の再送が行われることで契約当事者による同意表明を催促してもよく、この催促の連絡を管理者Xにも同時配信することで管理者Xによる契約支援行動を促してもよい。これは、着工前契約が前提条件として定められているという事情によるものである。着工日が到来する前に契約を交わすことが義務化されているからである。この契約締め切り管理ステップは、施工体制格納ステップS1と契約支援ステップS2、S3との間に設けられてもよい。
【0041】
実施の形態では施工体制管理部12aと契約支援部12bと契約書データ管理部12cと紙書類出力部12dと登録内容チェック部12eとがすべてサーバ10に搭載されているが、本開示はこれに限られない。列挙したこれらの機能ブロックおよび上述した各種変形例のなかから任意の一つの技術的特徴を選択してあるいは任意の複数の技術的特徴を組み合わせて、これを独立の技術的思想としてサーバ10上で実行したりプログラムの形態で提供したりしてもよい。また、上述したステップおよび処理の順番は、特別に明記したもの又はその先後が必然的に限定されるものを除いて、任意に順番を入れ替えてもよい。
【0042】
以上説明した実施の形態の利点は、下記のようにまとめられてもよい。建設工事の実行組織である元請業者を頂点とする施工体制には、複数の請負業者が多階層で含まれやすく(元請業者→1次請業者→2次請業者→・・・)、その各階層において当事者間の請負契約を締結する義務があり、なお且つ、請負業者が工事現場に入場する前に請負契約を結ばなくてはならない(着工前契約の原則)。
【0043】
建設分野においては現状、ほぼ全ての請負契約がいわゆる「紙とハンコ」により結ばれているが、契約締結という事務作業に極めて疎い請負業者や、そもそも契約書面を作成・出力するための電子機器を保有していない請負業者が相当数存在し、こうした傾向は施工体制の下位に位置する請負業者ほど強く見受けられる。
【0044】
このため、施工体制の維持管理責任を負う上位の請負業者(例えば元請業者または1次請業者)が、下位請負業者間の請負契約について、契約当事者からの依頼に基づき、契約書面の作成を代行し、契約当事者による押印を取り付けるために契約書面を持ち回る、という慣習が根付いている。
【0045】
請負契約の締結手段を「紙とハンコ」から「電子署名」に置き換えることの有用性については、押印のための書類持ち回りを回避できるという点で、論を待たない。上記の特開2017-10096号公報に記載された情報処理システムのように、契約当事者のうち一方が作成者端末で契約書を作成し他方が確認者端末で確認作業をするという電子契約の使われ方は、契約当事者が自発的且つ自力で請負契約を締結できる場合においては有効といえる。
【0046】
しかしながら、建設業界に浸透している上記慣習に慣れ親しみ請負契約の自発的な締結に抵抗がある請負業者や、上記作成者端末として機能し得る電子機器を保有しない請負業者が相当の割合で存在するため、施工体制に含まれる各々の請負業者に対して単に電子契約の利用を推奨するだけでは期待通りの効果が得られないという実情があった。
【0047】
この点、上述した実施の形態およびその変形例によれば、上記実情があるなかで管理者が契約当事者の契約を支援するための実効的な各種構成が提供され、建設工事請負契約の迅速且つ円滑な締結が実現可能となる。
【符号の説明】
【0048】
1 建設工事請負契約支援システム
2 管理者端末
4 インターネット
6 施工体制
6a 元請
6b 1次請業者
6c 下位請業者
10 サーバ
11 記憶装置
11a 契約書データ
12 建設工事請負契約支援プログラム
12a 施工体制管理部
12b 契約支援部
12c 契約書データ管理部
12d 紙書類出力部
12e 登録内容チェック部
20、21 契約当事者端末
20a、21a 契約当事者端末(スマートフォン)
20b、21b 契約当事者端末(パーソナルコンピュータ)
30a 契約書原本データ
30b 契約書写しデータ
39 契約支援情報画面
40 ツリー状施工体制
41 印刷アイコン
42 契約書データ取得手段
43 意思表示手段
44 電子署名アイコン
45 契約書面作成アイコン
46 ブランク契約書面作成アイコン
M20、M21 契約支援電子メール
M23,M24 電子メール
S1 施工体制格納ステップ
S2、S3 契約支援ステップ
S4,S5 受信ステップ
S7 文書ダウンロードステップ
X 管理者
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7