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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022044517
(43)【公開日】2022-03-17
(54)【発明の名称】流体ディスペンサー
(51)【国際特許分類】
   B05B 11/00 20060101AFI20220310BHJP
   A47K 5/12 20060101ALI20220310BHJP
   B65D 83/00 20060101ALN20220310BHJP
【FI】
B05B11/00 102G
B05B11/00 102P
B05B11/00 102B
A47K5/12 A
B65D83/00 K
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020158421
(22)【出願日】2020-09-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-01-20
(31)【優先権主張番号】10-2020-0113532
(32)【優先日】2020-09-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520367164
【氏名又は名称】キム ジェホン
【氏名又は名称原語表記】Kim, Jae Hong
【住所又は居所原語表記】THE W clinic, 9th F, 596, Gangnam-daero, Gangnam-gu, Seoul, 06038, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】キム ジェホン
【テーマコード(参考)】
3E014
【Fターム(参考)】
3E014PA01
3E014PA03
3E014PB03
3E014PD11
3E014PE09
3E014PE14
3E014PE18
3E014PF10
(57)【要約】
【課題】自由に移動可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供する。
【解決手段】流体ディスペンサーは、流体を収容するための開口部及び収容空間を含むボディーと、ボディーの開口部を覆う蓋と、ボディーの側面に設けられた加圧部と、ボディーの側面の加圧部より所定の距離上側に離隔した位置にボディーの中心軸に対して加圧部と所定の角度を形成するように設けられ、加圧部に圧力が加えられると収容空間から所定量の流体を排出するための排出部と、収容空間の内部またはボディーの内壁面または壁内部に設けられ、加圧部に圧力が加えられると収容空間から排出部に所定量の流体を送出するためのポンプ機構と、蓋の一部に形成され、加圧部に圧力が加えられて収容空間から排出部に所定量の流体が排出されると、収容空間の内部に空気を流入させるための空気流入部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を収容するための開口部及び収容空間を含むボディーと、
前記ボディーの前記開口部を覆う蓋と、
前記ボディーの側面に設けられた加圧部と、
前記ボディーの側面の前記加圧部より所定の距離上側に離隔した位置に前記ボディーの中心軸に対して前記加圧部と所定の角度を形成するように設けられ、前記加圧部に圧力が加えられると前記収容空間から所定量の前記流体を排出するための排出部と、
前記収容空間の内部または前記ボディーの内壁面または壁内部に設けられ、前記加圧部に圧力が加えられると前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体を送出するためのポンプ機構と、
前記蓋の一部に形成され、前記加圧部に圧力が加えられて前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されると、前記収容空間の内部に空気を流入させるための空気流入部と、
を備え、
前記排出部は、ユーザーが前記加圧部に第1指が接触するように片手で前記ボディーを持って前記加圧部を前記第1指で押すと、前記ユーザーの親指の中手骨と人差し指の中手骨の間の手の甲に所定量の前記流体が落下するように位置する、
流体ディスペンサー。
【請求項2】
前記ボディーは、独立に移動可能で、底が下方を向くように直立形態で置くことが可能であり、
前記蓋は、前記ボディーの上部に形成された前記開口部を上方から密閉するように閉める、
請求項1に記載の流体ディスペンサー。
【請求項3】
前記排出部の上下方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、
前記排出部を上下方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、
をさらに備え、
前記排出部を上下第1方向に回動させると前記排出部が開き、
前記排出部を上下第2方向に回動させると前記排出部が閉じる、
請求項1又は2に記載の流体ディスペンサー。
【請求項4】
前記排出部の左右方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、
前記排出部を左右方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、
をさらに備え、
前記排出部を左右第1方向に回動させると前記排出部が開き、
前記排出部を左右第2方向に回動させると前記排出部が閉じる、
請求項1又は2に記載の流体ディスペンサー。
【請求項5】
前記ポンプ機構は、
前記ボディーの前記中心軸に対して交差する方向に加圧するように設けられたプッシュボタンまたはトリガーと、
前記プッシュボタンまたは前記トリガーに延長して形成されたピストンと、
前記ピストンが往復運動するためのシリンダーと、
前記プッシュボタンまたは前記トリガーに圧力が加えられて移動すると元の位置に戻すための復元力を提供するための弾性部材と、
第1側が前記排出部に接続され、第2側が前記ボディーの底付近に位置し、途中でT字に分岐して前記シリンダーに接続されるパイプと、
前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第1側に設けられた第1チェックバルブ機構と、
前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第2側に設けられた第2チェックバルブ機構と
を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項6】
前記ボディーは、前記プッシュボタンまたは前記トリガーの周辺に凹部を含む、
請求項5に記載の流体ディスペンサー。
【請求項7】
前記凹部を開閉するための開閉部をさらに備える、
請求項6に記載の流体ディスペンサー。
【請求項8】
前記ボディーの底に形成され、前記ボディーの外側から前記中心軸に向けて下方に傾斜するように形成された傾斜面をさらに備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項9】
前記空気流入部は、前記蓋の上部に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項10】
前記空気流入部は、前記蓋の側壁に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項11】
前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記蓋を第1方向に所定の角度だけ回すと空気が通るように開放され、第2方向に所定の角度だけ回すと空気が通らないように閉鎖される、
請求項10に記載の流体ディスペンサー。
【請求項12】
前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されて前記収容空間の内部圧力が下がると自動に開放され、内部に空気が流入されて前記収容空間の内部圧力が大気圧と等しくなると自動に閉鎖される、
請求項10に記載の流体ディスペンサー。
【請求項13】
前記ポンプ機構は前記収容空間の内部に設けられている、
請求項1から12のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項14】
前記加圧部に対して前記排出部と対称となる位置に設けられた第2排出部をさらに備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の内部に収容された流体を加圧して排出する流体ディスペンサーに関する。
【背景技術】
【0002】
ディスペンサーは、密閉された容器の内部に収容された流体(液体、クリーム、ジェルなど)を容器の内部に備えられたポンプ機構によって加圧し、一定量の流体を排出するもので、シャンプ、液体またはフォーム状の石鹸、化粧品、液体またはジェル状の殺菌剤などの容器に用いられる。
【0003】
通常、ディスペンサーは、加圧部と排出部が容器の上部に設けられ、上部の加圧部に垂直方向に圧力を加えるとピストンが降下し、ピストンが移動する容積に該当する量の流体が排出部に排出される(特許文献1参照)。
【0004】
一方、トリガータイプのディスペンサーは、容器の上部に設けられたノズルヘッドを銃のトリガーのように引くと、内部のピストンの移動によってトリガーを引く方向の反対方向に一定量の流体が排出される(特許文献2参照)。
【0005】
特許文献1に記載された一般的なタイプのディスペンサーは、容器を平らな表面(床、浴室のフロア、棚など)に置いて一方の手で加圧部を押してもう一方の手のひらで排出される流体を受けて使用する。
【0006】
特許文献2に記載されたトリガータイプのディスペンサーは、通常片手で容器をもって移動しながら内部の流体噴霧する形態で用いられるので、シャンプ、液体せっけん、化粧品、ジェルタイプの殺菌剤などの容器には適さない。
【0007】
例えば、シャンプをするためにシャンプ容器の加圧部を押すときまたは殺菌剤を手につけるために殺菌剤容器の加圧部を押す時にやむを得ず片手しか使えない場合がある。このような場合、特許文献1に記載されたような垂直加圧タイプのディスペンサーは、加圧方向がずれたりすると容器が滑って使いづらくなることがある。
【0008】
特に、ペットや赤ん坊の体を洗うときには一方の手で洗う対象が動かないようにしてもう一方の手でディスペンサーを扱うことが頻繁に起きるが、このような場合に片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能なディスペンサーが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国特許公報第10-0849356号
【特許文献2】特許第2892289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、自由に移動可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供することを一つの目的とする。
【0011】
さらに、安全に携帯が可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供することをもう一つの目的とする。
【0012】
本発明の解決課題は以上で言及されたものに限定されず、言及されていない他の解決課題は下記の記載から当該技術分野における通常の知識を有した者に明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の少なくとも一つの実施例においては、流体を収容するための開口部及び収容空間を含むボディーと、前記ボディーの前記開口部を覆う蓋と、前記ボディーの側面に設けられた加圧部と、前記ボディーの側面の前記加圧部より所定の距離上側に離隔した位置に前記ボディーの中心軸に対して前記加圧部と所定の角度を形成するように設けられ、前記加圧部に圧力が加えられると前記収容空間から所定量の前記流体を排出するための排出部と、前記収容空間の内部または前記ボディーの内壁面または壁内部に設けられ、前記加圧部に圧力が加えられると前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体を送出するためのポンプ機構と、前記蓋の一部に形成され、前記加圧部に圧力が加えられて前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されると、前記収容空間の内部に空気を流入させるための空気流入部と、を備え、前記排出部は、ユーザーが前記加圧部に第1指が接触するように片手で前記ボディーを持って前記加圧部を前記第1指で押すと、前記ユーザーの親指の中手骨と人差し指の中手骨の間の手の甲に所定量の前記流体が落下するように位置する、流体ディスペンサーを提供する。
【0014】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記ボディーは、独立に移動可能で、底が下方を向くように直立形態で置くことが可能であり、前記蓋は、前記ボディーの上部に形成された前記開口部を上方から密閉するように閉める。
【0015】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記流体ディスペンサーは、前記排出部の上下方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、前記排出部を上下方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、をさらに備え、前記排出部を上下第1方向に回動させると前記排出部が開き、前記排出部を上下第2方向に回動させると前記排出部が閉じる。
【0016】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記流体ディスペンサーは、前記排出部の左右方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、前記排出部を左右方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、をさらに備え、前記排出部を左右第1方向に回動させると前記排出部が開き、前記排出部を左右第2方向に回動させると前記排出部が閉じる。
【0017】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記ポンプ機構は、前記ボディーの前記中心軸に対して交差する方向に加圧するように設けられたプッシュボタンまたはトリガーと、前記プッシュボタンまたは前記トリガーに延長して形成されたピストンと、前記ピストンが往復運動するためのシリンダーと、前記プッシュボタンまたは前記トリガーに圧力が加えられて移動すると元の位置に戻すための復元力を提供するための弾性部材と、第1側が前記排出部に接続され、第2側が前記ボディーの底付近に位置し、途中でT字に分岐して前記シリンダーに接続されるパイプと、前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第1側に設けられた第1チェックバルブ機構と、前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第2側に設けられた第2チェックバルブ機構とを含む。
【0018】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記ボディーは、前記プッシュボタンまたは前記トリガーの周辺に凹部を含む。
【0019】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記流体ディスペンサーは、前記凹部を開閉するための開閉部をさらに備える。
【0020】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記流体ディスペンサーは、前記ボディーの底に形成され、前記ボディーの外側から前記中心軸に向けて下方に傾斜するように形成された傾斜面をさらに備える。
【0021】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記空気流入部は、前記蓋の上部に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む。
【0022】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記空気流入部は、前記蓋の側壁に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む。
【0023】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記蓋を第1方向に所定の角度だけ回すと空気が通るように開放され、第2方向に所定の角度だけ回すと空気が通らないように閉鎖される。
【0024】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されて前記収容空間の内部圧力が下がると自動に開放され、内部に空気が流入されて前記収容空間の内部圧力が大気圧と等しくなると自動に閉鎖される。
【0025】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記ポンプ機構は前記収容空間の内部に設けられている。
【0026】
本発明の少なくとも一つの実施例において、前記流体ディスペンサーは、前記加圧部に対して前記排出部と対称となる位置に設けられた第2排出部をさらに備える。
【0027】
本明細書でそれぞれの実施例は互いに独立的に記載されているが、それぞれの実施例は相互組合せが可能であり、組合せによる実施例も本発明の権利範囲に含まれる。
【0028】
上述した要約は単に説明のためのものであり、如何なる形でも限定を意図するものではない。上述した説明様態、実施例、及び特徴に加え、追加の様態、実施例、及び特徴が図面及び詳細な説明を参照することで明確になるはずである。
【発明の効果】
【0029】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、自由に移動可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供できるという効果を奏する。
【0030】
本発明の少なくとも一つの実施例によれば、安全に携帯が可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供できるという効果を奏する。
【0031】
本発明の効果は以上で言及されたものなどに限定されず、言及されていない他の効果は下記の記載から当該技術分野における通常の知識を有した者に明確に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの斜視図である。
図2】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上側平面図である。
図3】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの使用例を示す斜視図である。
図4】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの斜視図である。
図5】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの斜視図である。
図6】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの斜視図である。
図7】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの斜視図である。
図8】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの側断面図である。
図9】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの側断面図である。
図10】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部側断面図である。
図11】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部側断面図である。
図12】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部拡大側断面図である。
図13】本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部拡大側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付図面を参照し、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーについて詳しく説明する。
【0034】
図1は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー100の斜視図である。図2は、図1に示す流体ディスペンサー100の上側平面図である。
【0035】
図1及び図2に示すように、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー100は、流体を収容するための開口部111及び収容空間112を含むボディー110と、ボディー110の開口部111を覆う蓋120(例えば、閉めるための蓋120)と、ボディー110の側面に設けられた加圧部130とボディー110の側面の加圧部130より所定の距離dだけ上方に離隔した位置にボディー110の中心軸Cに対して加圧部130と所定の角度θを形成するように設けられ、加圧部130に圧力が加えられると収容空間112から所定量の流体を排出するための排出部140と、収容空間112の内部またはボディー110の内壁面または壁内部に設けられ、加圧部130に圧力が加えられると収容空間112から排出部140に所定量の流体を送出するためのポンプ機構(図8及び図9参照)と、蓋120の一部に形成され、加圧部130に圧力が加えられて収容空間112から排出部140に所定量の流体が排出されると、収容空間112の内部に空気を流入させるための空気流入部(図8ないし図13参照)で構成される。
【0036】
即ち、加圧部130と排出部140は、図1及び図2に示すように、上下方向には所定の距離dだけ離隔され、上側から見て円周方向にはボディー110の中心軸Cを中心に加圧部130からボディー110の中心を通る線a1と排出部140からボディー110の中心を通る線a2が所定の角度θを形成するように位置する。排出部140は、ボディー110の側面の周方向において角度θだけ離れた位置に設けられている。
【0037】
図3は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー100の使用例を示す斜視図である。
【0038】
図3に示すように、排出部140は、ユーザーが加圧部130に第1指が接触するように片手310でボディー110を持ち、加圧部130を矢印A1の方向にボディー110の中心に向けて第1指で押すと、ユーザーの親指の中手骨311と人差し指の中手骨312の間の手の甲に所定量の流体313が落下するように位置する。
【0039】
即ち、図3に示す例では、ユーザーが加圧部130に親指が接触するように片手310でボディー110を持って加圧部130を矢印A1の方向にボディー110の中心に向けて親指で押すと、ユーザーの親指の中手骨311と人差し指の中手骨312の間の手の甲に所定量の流体313が落下するので、もう一つの手を使いづらい時に片手のみで安定して加圧部130を加圧し、落下する流体を確実に受けて使用することができる。
【0040】
図1ないし図3に示す例では右手利きの使用例を示しているが、左手利きの場合は、加圧部130を排出部140に対して対称となる位置に設けるか、排出部140を加圧部130に対して対称となる位置に設けるか、または排出部140に対して対称となる位置に二つの加圧部130を設けるか、加圧部130に対して対象となる二つの排出部140を設けることで右手利きと同様に使用することができる。
【0041】
このように、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー100は、ボディー110を独立に移動可能であり、底が下を向いて直立形態に置かれ、蓋120はボディー110の上部に形成された開口部111を上方から密閉するように閉まる構造を有する。
【0042】
図4は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー400の斜視図である。図5は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー500の斜視図である。図6は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー600の斜視図である。図7は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサー700の斜視図である。
【0043】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図4に示すように、流体ディスペンサー400は、排出部140の上側及び下側の少なくとも一つの方向に長型の溝で形成され、排出部140を収納するための排出部収納溝410及び排出部140を上下方向に所定の角度だけ回動させるための回動部420をさらに備える。
【0044】
即ち、排出部140を上下第1方向(図4に示す例では下方向)に回動させると排出部140が開いて加圧部130を押すと流体が排出され、排出部140を上下第2方向(図4に示す例では上方向)に回動させると排出部140が閉じて加圧部130を押しても内部圧力によって加圧部130が押されなくなり、または押されても排出部140が閉じているので流体が排出されなくなる。
【0045】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図5に示すように、流体ディスペンサー500は、ボディー110の中心軸Cに交差する方向(左右方向)に長型の溝で形成され、排出部140を収納するための排出部収納溝510及び排出部140を左右方向に所定の角度だけ回動させるための回動部520をさらに備える。
【0046】
即ち、排出部140を左右の第1方向(図5に示す例では右方向)に回動させると排出部140が開いて加圧部130を押すと流体が排出され、排出部140を左右の第2方向(図5に示す例では左方向)に回動させると排出部140が閉じて加圧部130を押しても内部圧力によって加圧部130が押されなくなり、または押されても排出部140が閉じているので流体が排出されなくなる。
【0047】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図6に示すように、流体ディスペンサー600は、加圧部130の周辺に形成された凹部610をさらに備える。
【0048】
ボディー110に凹部610を形成することで、加圧部130の外側面とボディー110の外側面が同等になり、携帯時に何かの物体に当たって加圧部130が押されることを防止することができる。
【0049】
本発明の少なくとも一つの実施例において、流体ディスペンサー600は、凹部610を開閉するための開閉部620をさらに備える。
【0050】
開閉部620は、凹部610の外側を上下または左右方向にスライディング可能に構成され、例えば図6に示す例では使用時に上方にスライディングさせて加圧部130が露出されるようにし、使用しないときには下方にスライディングさせて加圧部130が設けられた凹部610の外側を閉鎖して加圧部130が外部に露出されないようにする。
【0051】
従って、開閉部620を閉めることで携帯時に何かの物体に当たって加圧部130が押されることをより確実に防止することができる。
【0052】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図7に示すように、流体ディスペンサー700は、プッシュボタンタイプの加圧部130の代わりにトリガー730を備える。
【0053】
図6に示す流体ディスペンサー600と同様に、ボディー110に凹部710を形成し、凹部710内にトリガー730を設けることでより使いやすく構成することができる。
【0054】
図8及び図9は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの側断面図である。
【0055】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図8に示すように、ポンプ機構は、ボディー110の中心軸Cに対して交差する方向に加圧するように形成されたプッシュボタン130またはトリガー730、プッシュボタン130またはトリガー730に延長形成されたピストン820、ピストン820が往復運動するためのシリンダー830、プッシュボタン130またはトリガー730に圧力が加えられて押されると元の位置に戻すための復元力を提供するための弾性部材840、第1側が排出部140に接続され、第2側がボディー110の底付近に位置して途中でT字に分岐されてシリンダー830に接続されるパイプ850、パイプ850のT字に分岐する部分の第1側に設けられた第1チェックバルブ機構860、及びパイプ850のT字に分岐する部分の第2側に設けられた第2チェックバルブ機構870を含む。
【0056】
即ち、プッシュボタン130またはトリガー730をボディー110の中心軸Cに向けて押すとピストン820が加圧されてシリンダー830の奥まで移動し、このとき発生する圧力によって第2チェックバルブ機構870は閉じて第1チェックバルブ機構860が開いて排出部140に流路が形成され、プッシュボタン130またはトリガー730を放すと弾性部材840の弾性力によってピストン820が元の位置に移動し、この時に発生する圧力によって第1チェックバルブ機構860は閉じて第2チェックバルブ機構870が開いて収容空間112から所定量の流体がパイプ850内に流入される。
【0057】
パイプ850内に流入された流体がパイプ850内に溜まると、プッシュボタン130またはトリガー730を押すと、このとき発生する圧力によって第2チェックバルブ機構870は閉じて第1チェックバルブ機構860が開いて排出部140に一定量の流体が排出される。
【0058】
第1チェックバルブ機構860及び第2チェックバルブ機構870には、一般的なポンプ式ディスペンサーに用いられるチェックバルブ構造(例えば、ダイアフラム、チェックボール構造など)を用いることができる。
【0059】
図9に示すように、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーは、ボディー110の底に形成され、ボディー110の外側から中心軸Cに向けて下に行くほど傾斜するように形成された傾斜面910をさらに備える。
【0060】
ボディー110の底にボディー110の外側から中心軸Cに向けて下に行くほど傾斜するように形成された傾斜面910を設けることで、ボディー110の内部に収容された流体の量が底まで減少しても残らずに使うことができる。
【0061】
図8及び図9に示すように、本発明の少なくとも一つの実施例に係る空気流入部は、蓋120の上部に形成された少なくとも一つの空気流入孔910を含む。
【0062】
空気流入孔910は、加圧部130に圧力が加えられて収容空間112から排出部140に所定量の流体が排出されると、排出された流体に該当する量の空気を収容空間112の内部に流入させるためのものである。
【0063】
空気流入孔910の大きさは、内部の流体は通さないで空気のみを通す程度の大きさであることが望ましい。
【0064】
図10及び図11は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部側断面図である。
【0065】
本発明の少なくとも一つの実施例において、加圧部130に圧力が加えられて収容空間112から排出部140に所定量の流体が排出されると、排出された流体に該当する量の空気を収容空間112の内部に流入させるための空気流入部は、蓋120の側壁に形成された少なくとも一つの空気流入孔1010、1110を含む。
【0066】
図10に示す空気流入孔1010は、蓋120を回らなくなるまで閉めるとボディー110の上端1020が空気流入孔1010を防ぐ位置まで到達し、空気流入孔1010を介してボディー110内部の流体が漏れることを防止できるので、携帯時にボディー110からの流体の漏出による事故を防止することができる。
【0067】
例えば、図1に示す空気流入孔1010は、ボディー110に蓋120を閉めた状態で蓋120を第1方向に所定の角度回すと空気が通るように開放され、第2方向に所定の角度回すと空気が通らないように閉鎖される。
【0068】
図11に示す空気流入孔1110は、ボディー110に蓋120を閉めた状態で収容空間112から排出部140に所定量の流体が排出されて収容空間112の内部圧力が下がると自動に開放され、内部に空気が流入されて収容空間112の内部圧力が大気圧と等しくなると自動に閉鎖されるように構成される。
【0069】
図12及び図13は、本発明の少なくとも一つの実施例に係る流体ディスペンサーの上部拡大側断面図で、図11に示す空気流入孔1110の動作を示す概略図である。
【0070】
図12に示すように、蓋120の壁面には所定の大きさの空気吸入孔1113が形成され、空気吸入孔1113にはピン1111がスライディング可能に挿入され、ピン1111の蓋120の内側末端には吸盤が設けられ、ピン1111には弾性部材であるスプリング1112がはめられる。
【0071】
ピン1111の蓋120の外側末端はリベットヘッドの形状で形成され、スプリング1112がピン1111の外側末端と吸盤の間で抜けずに収縮及び伸張が可能となる。
【0072】
この際、空気吸入孔1113の直径はスプリング1112及びピン1111の外側末端の直径より小さく形成される。さらに、ピン1111が空気吸入孔1113の内部で自由に往復し、ピン1111と空気吸入孔1113の間に空気が通る所定の空間が形成されるように、空気吸入孔1113の直径はピン1111の外側末端を除いた直径より大きく形成される。
【0073】
ボディー110内部の圧力が大気圧以上の通常圧力(平常時、即ち大気圧)の状態で空気吸入部は、図12に示すように、スプリング1112の張力によって吸盤が内壁に密着して空気吸入孔1113を密閉する。従って、この状態では空気吸入孔1113を介して空気が通らなくなる。
【0074】
加圧部130に圧力が加えられて収容空間112から排出部140に所定量の流体が排出されると、内部の圧力が低圧状態になり、図13に示すように、吸盤を引く力がスプリング1112の弾性力を超えるとピン1111が内側に引かれるので、空気吸入孔1113とピン1111の間の空間を介して矢印の方向にボディー110内部に空気が注入される。
【0075】
空気の注入によってボディー110の内部圧力が再び通常圧力に戻ると、スプリング1112の弾性力によってピン1111が壁面側に引かれて蓋120の内壁に再び密着するようになるので、ボディー110の内部に空気がそれ以上注入されなくなる。
【0076】
本明細書の実施例では弾性力を提供するための弾性部材としてスプリングを用いているが、本発明はこれに限定されず、弾性力を有するゴム、シリコン、プラスチックなどの物質を弾性部材として用いることができる。
【0077】
本発明の少なくとも一つの実施例において、図8及び図9に示したポンプ機構は、収容空間112の内部またはボディー110の内壁面または壁内部に形成することができる。
【0078】
以上で説明した例では右手利きの使用例を示しているが、左手利きと右手利きが共に使用できるように加圧部130に対して中心軸Cを中心に対称する位置に排出部140をさらに備えることができる。
【0079】
本発明の少なくとも一つの実施例において、一方の手の不自由なユーザーのために、蓋120をワンタッチで開閉できる構造にしても良い。
【0080】
以上説明したように、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、自由に移動可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供することができる。
【0081】
さらに、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、安全に携帯が可能で、片手のみで安定して加圧し、排出される流体を片手のみで確実に受けることが可能な流体ディスペンサーを提供することができる。
【0082】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0083】
100、400、500、600、700:流体ディスペンサー
110:ボディー部
111:開口部
112:収容空間
120:蓋
130:加圧部
140:排出部
310:手
311:親指の中手骨
312:人差し指の中手骨
313:流体
410、510:排出部収納溝
420、520: 回動部
610、710:凹部
620:開閉部
730:トリガー
810:空気流入部(空気流入孔)
820:ピストン
830:シリンダー
840:弾性部材
850:パイプ
860:第1チェックバルブ機構
870:第2チェックバルブ機構
910:傾斜面
1010、1110:空気流入孔
1020:ボディー上端
1111:ピン
1112:弾性部材(スプリング)
1113:空気吸入孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2020-12-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を収容するための開口部及び収容空間を含むボディーと、
前記ボディーの前記開口部を覆う蓋と、
前記ボディーの側面に設けられた加圧部と、
前記ボディーの側面の前記加圧部より所定の距離上側に離隔した位置に前記ボディーの中心軸に対して前記加圧部と所定の角度を形成するように設けられ、前記加圧部に圧力が加えられると前記収容空間から所定量の前記流体を排出するための排出部と、
前記加圧部に結合されたピストンを有し、前記加圧部に圧力が加えられると前記ピストンが往復運動することにより前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体を送出するためのポンプ機構と、
前記蓋の一部に形成され、前記加圧部に圧力が加えられて前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されると、前記収容空間の内部に空気を流入させるための空気流入部と、
を備え、
前記排出部は、ユーザーが前記加圧部に第1指が接触するように片手で前記ボディーをもって前記加圧部を前記第1指で押すと、前記ユーザーの親指の中手骨と人差し指の中手骨の間の手の甲に所定量の前記流体が落下するように位置する、
流体ディスペンサー。
【請求項2】
前記ボディーは、独立に移動可能で、底が下方を向くように直立形態で置くことが可能であり、
前記蓋は、前記ボディーの上部に形成された前記開口部を上方から密閉するように閉める、
請求項1に記載の流体ディスペンサー。
【請求項3】
前記排出部の上下方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、
前記排出部を上下方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、
をさらに備え、
前記排出部を上下第1方向に回動させると前記排出部が開き、
前記排出部を上下第2方向に回動させると前記排出部が閉じる、
請求項1又は2に記載の流体ディスペンサー。
【請求項4】
前記排出部の左右方向に長型の溝で形成され、前記排出部を収納するための排出部収納溝と、
前記排出部を左右方向に所定の角度だけ回動させるための回動部と、
をさらに備え、
前記排出部を左右第1方向に回動させると前記排出部が開き、
前記排出部を左右第2方向に回動させると前記排出部が閉じる、
請求項1又は2に記載の流体ディスペンサー。
【請求項5】
前記ポンプ機構は、
前記加圧部から前記収容空間の内側に向けて延びた前記ピストンと、
前記ピストンが往復運動するためのシリンダーと、
前記加圧部に圧力が加えられて前記ピストンが前記収容空間の内側に移動すると元の位置に戻すための復元力を提供するための弾性部材と、
第1側が前記排出部に接続され、第2側が前記ボディーの底付近に位置し、途中でT字に分岐して前記シリンダーに接続されるパイプと、
前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第1側に設けられた第1チェックバルブ機構と、
前記パイプの前記T字に分岐される部分の前記第2側に設けられた第2チェックバルブ機構と
を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項6】
前記ボディーは、前記加圧部の周辺に凹部を含む、
請求項5に記載の流体ディスペンサー。
【請求項7】
前記凹部を開閉するための開閉部をさらに備える、
請求項6に記載の流体ディスペンサー。
【請求項8】
前記ボディーの底に形成され、前記ボディーの外側から前記中心軸に向けて下方に傾斜するように形成された傾斜面をさらに備える、
請求項1から7のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項9】
前記空気流入部は、前記蓋の上部に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項10】
前記空気流入部は、前記蓋の側壁に形成された少なくとも一つの空気流入孔を含む、
請求項1から8のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項11】
前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記蓋を第1方向に所定の角度だけ回すと空気が通るように開放され、第2方向に所定の角度だけ回すと空気が通らないように閉鎖される、
請求項10に記載の流体ディスペンサー。
【請求項12】
前記空気流入孔は、前記ボディーに前記蓋を閉めた状態で前記収容空間から前記排出部に所定量の前記流体が排出されて前記収容空間の内部圧力が下がると自動に開放され、内部に空気が流入されて前記収容空間の内部圧力が大気圧と等しくなると自動に閉鎖される、
請求項10に記載の流体ディスペンサー。
【請求項13】
前記ポンプ機構は前記収容空間の内部に設けられている、
請求項1から12のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。
【請求項14】
前記加圧部に対して前記排出部と対称となる位置に設けられた第2排出部をさらに備える、
請求項1から13のいずれか一項に記載の流体ディスペンサー。