(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022044523
(43)【公開日】2022-03-17
(54)【発明の名称】簡易骨格構造による吊り下げ式家型テント
(51)【国際特許分類】
E04H 15/42 20060101AFI20220310BHJP
【FI】
E04H15/42
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020161460
(22)【出願日】2020-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】513107274
【氏名又は名称】川崎 郁夫
(72)【発明者】
【氏名】川崎 郁夫
【テーマコード(参考)】
2E141
【Fターム(参考)】
2E141AA08
2E141BB01
2E141CC04
2E141DD22
2E141DD27
2E141EE23
2E141EE26
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従来の、家型吊り下げ式テント、ドーム型テント、どちらも初心者にとっては組み立て方が複雑で、設営するのに時間がかかり、もしくは経験者の指導がなければ組み立てるのは困難だった。また家型吊り下げ式テントは部品点数も多く、収納袋に収納しても大きく重かった。本発明は部品点数を少なくし、重量の軽減と収納を小さくし、組み立てを簡単にする、家型吊り下げ式テントを提供する。
【解決手段】Vの字を逆さにした骨格1に平行棒2を取り付け、その内側にロの字型骨格3を固定して、その骨格に吊り下げ式テントを取り付ける。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二本の、Vの字を逆さにした骨格(1)の頂点の穴に、棒状の骨格(2)の先端をそれぞれ差し入れ、Vの字を逆さにした骨格の頂点より下部の内側に、口の字型の骨格(3)を、金具等により固定して、それらの骨格に、吊り下げ式テントを設置する。
【発明の詳細な説明】
本発明は、以上の問題点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
二本の、Vの字を逆さにした骨格(1)の頂点の穴に、棒状の骨格(2)の先端をそれぞれ差し入れ、棒状の骨格(2)の頂点より下部の内側に、口の字型の骨格(3)を、金具等により固定して、それらの骨格に、吊り下げ式テントを設置する。
また部品は継手等によって分解できるようにする。
【本発明の効果】
【0005】
本発明を使用することによって、テントの設営時間を短縮することができ、部品点数も減らせるため、収納も小さくなり、重量も軽くなる。また組み立て方が簡易なため、テントの組み立てに不慣れな者にも、比較的容易に組み立てることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)継手等によって分解された部材を組み立てる。
(ロ)Vの字を逆さにした骨格(1)の頂点に(2)の棒状部品の、先端の一方を差し入れ、もう一方の先端も差し入れる。これによりVの字を逆さにした脚を持つ鉄棒状の骨格が出来上がる。
(ハ)その鉄棒状の骨格の平行棒より下部に設置した、四か所の固定金具に、組み立てたロの字型骨格(3)を設置する。
(ニ)出来上がった骨格の一番上の平行棒(2)に吊り下げ式テントの天井の頂点を三か所程引っ掛け、屋根の頂点と平行しているロの字型骨格(3)にテントの屋根のひさし部分も三か所程引っ掛ける。次にテントの最下部、四か所の角をVの字を逆さにした骨格(1)の地面に接する部分に、テントの角に取り付けた帯状のバンドを固定する。
【符号の説明】
【0008】
1 Vの字を逆さにした骨格
2 平行棒
3 ロの字型骨格
【手続補正書】
【提出日】2020-11-12
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家型吊り下げ式テントの骨格構造部品の点数を減らし、簡易に組み立てることのできる骨格構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、キャンプで使用されるテントには、大別して、家型テント、ドーム型テントの二種類があったが、家型テントの骨格構造は、金属製の部品をつなぎ合わせ、家型の骨格を造り、その骨格に吊り下げ式のテントを設置するものであった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の家型吊り下げ式テントには、次のような欠点があった。
(イ)家型の骨格を造るため部品点数が多く、組み立て方法が複雑だった。
(ウ)強度を確保するため鉄製の部品が多く、収納袋に収納した際大きくて重かった。
本発明は、以上の問題点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
二本の、Vの字を逆さにした骨格(1)の頂点の穴に、棒状の骨格(2)の先端をそれぞれ差し入れ、棒状の骨格(2)の頂点より下部の内側に、口の字型の骨格(3)を、金具等により固定して、それらの骨格に、吊り下げ式テントを設置する。
また部品は継手等によって分解できるようにする。
【本発明の効果】
【0005】
本発明を使用することによって、テントの設営時間を短縮することができ、部品点数も減らせるため、収納も小さくなり、重量も軽くなる。また組み立て方が簡易なため、テントの組み立てに不慣れな者にも、比較的容易に組み立てることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)継手等によって分解された部材を組み立てる。
(ロ)Vの字を逆さにした骨格(1)の頂点に(2)の棒状部品の、先端の一方を差し入れ、もう一方の先端も差し入れる。これによりVの字を逆さにした脚を持つ鉄棒状の骨格が出来上がる。
(ハ)その鉄棒状の骨格の平行棒より下部に設置した、四か所の固定金具に、組み立てたロの字型骨格(3)を設置する。
(ニ)出来上がった骨格の一番上の平行棒(2)に吊り下げ式テントの天井の頂点を三か所程引っ掛け、屋根の頂点と平行しているロの字型骨格(3)にテントの屋根のひさし部分も三か所程引っ掛ける。次にテントの最下部、四か所の角をVの字を逆さにした骨格(1)の地面に接する部分に、テントの角に取り付けた帯状のバンドを固定する。
【符号の説明】
【0008】
1 Vの字を逆さにした骨格
2 平行棒
3 ロの字型骨格