IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 渡部 大河の特許一覧

特開2022-47204カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法
<>
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図1
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図2
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図3
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図4
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図5
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図6
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図7
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図8
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図9
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図10
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図11
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図12
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図13
  • 特開-カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022047204
(43)【公開日】2022-03-24
(54)【発明の名称】カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20220316BHJP
【FI】
G10K15/04 302D
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020152984
(22)【出願日】2020-09-11
(71)【出願人】
【識別番号】520352953
【氏名又は名称】渡部 大河
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】渡部 大河
(72)【発明者】
【氏名】畑 一弘
【テーマコード(参考)】
5D208
【Fターム(参考)】
5D208CA10
5D208CB05
5D208CB07
5D208CF05
5D208CF07
(57)【要約】
【課題】 複数人でカラオケを歌う際の興趣性を向上させる技術の提供を目的とする。
【解決手段】 コンピューターにより実行されるカラオケゲームプログラムであって、参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部として、前記コンピューターを機能させることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターにより実行されるカラオケゲームプログラムであって、
参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、
前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、
前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部として、前記コンピューターを機能させることを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項2】
請求項1に記載のカラオケゲームプログラムであって、
前記選曲相手表示部は、前記選曲相手を表示する前記選曲者を特定すると、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、特定した前記選曲者を除く前記参加者に対し、特定した前記選曲者に係る前記選曲相手の表示を抑制することを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項3】
請求項2に記載のカラオケゲームプログラムであって、
前記選曲相手表示部は、画面を閲覧する者が特定の前記参加者であるか否かの入力を受け付ける画面を表示し、特定の前記参加者であることを示す情報の入力を受け付けると、前記参加者の前記選曲相手を表示し、次に前記画面を閲覧する前記参加者を指定する情報を表示することを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のカラオケゲームプログラムであって、
前記評価部は、前記楽曲の再生が終了したことを示す情報を取得すると、前記参加者に含まれる前記選曲者と前記選曲相手との各組み合わせを選択可能に表示する評価受付画面を表示し、各参加者から前記組み合わせに対する投票を受け付けることを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のカラオケゲームプログラムであって、
複数の楽曲の中から演奏する楽曲の選択を受け付けてカラオケ演奏装置に送信する演奏予約部として前記コンピューターを機能させ、
前記演奏予約部は、すべての前記選曲者からの選曲が終了したか否かを判定し、終了したと判定した後に演奏が開始されるよう前記カラオケ演奏装置に送信することを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載のカラオケゲームプログラムであって、
前記演奏予約部は、前記選曲者から演奏予約された前記楽曲について、他の前記選曲者からの演奏予約を制限することを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のカラオケゲームプログラムであって、
前記参加者が2つのチームのどちらに参加するかの指定を受け付けるチーム編成部として前記コンピューターを機能させ、
前記選曲者決定部は、前記選曲者と前記選曲相手とが異なるチームに属するよう前記選曲者を決定することを特徴とする、カラオケゲームプログラム。
【請求項8】
参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、
前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、
複数の楽曲の中から再生する楽曲の選択を前記選曲者から受け付け、通信可能に接続されたカラオケ演奏装置に送信する演奏予約部と、
前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部と、を備えることを特徴とする、カラオケ選曲装置。
【請求項9】
参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、
前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、
複数の楽曲の中から演奏する楽曲の選択を前記選曲者から受け付ける演奏予約部と、
前記演奏予約部が予約を受け付けた前記楽曲を再生する楽曲再生部と、
前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部と、を備え、
前記評価部は、前記選曲者により前記演奏予約部が予約を受け付けたすべての前記楽曲について、前記楽曲再生部が演奏を終了したと判定する場合に、評価の入力を受け付ける評価受付画面を表示することを特徴とする、カラオケ装置。
【請求項10】
情報処理装置によるカラオケゲーム制御方法であって、
参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定手順と、
前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定手順において決定された前記選曲相手を表示する選曲相手表示手順と、
前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価手順と、を備えることを特徴とする、カラオケゲーム制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラオケゲームプログラム、カラオケ選曲装置、カラオケ装置、及びカラオケゲーム制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複数人数でカラオケを楽しむ際の興趣性を向上させる技術がある。
【0003】
特許文献1に開示されたグループ対抗歌合戦システムでは、「声紋認識手段で歌唱者の声紋を解析すると共に、声紋情報登録手段で各歌唱者に対して利用者IDを付与し、グループ登録手段で利用者IDを用いてグループ管理を行う。任意の楽曲が歌唱されると、利用者ID特定手段で歌唱者の声紋に基づき利用者IDを特定すると共に、採点結果管理手段で採点結果に基づき取得ポイントを生成してグループ毎に管理する。そして、管理情報表示手段で取得ポイントに応じたグループ間の優劣評価を所定の表示手段に表示させる」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008-176080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたグループ対抗歌合戦システムでは、利用者の選択に基づいてグループを構成し、各利用者が歌唱する楽曲の登録を行う。グループの勝敗は、利用者自ら歌唱する楽曲の選択に依存する部分が大きく、興趣性の低下を招く。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、複数人でカラオケを歌う際の興趣性を向上させる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決する本発明の一態様は、コンピューターにより実行されるカラオケゲームプログラムであって、参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部として、前記コンピューターを機能させることを特徴とする。
【0008】
前記選曲相手表示部は、前記選曲相手を表示する前記選曲者を特定すると、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、特定した前記選曲者を除く前記参加者に対し、特定した前記選曲者に係る前記選曲相手の表示を抑制することを特徴としてもよい。
【0009】
前記選曲相手表示部は、画面を閲覧する者が特定の前記参加者であるか否かの入力を受け付ける画面を表示し、特定の前記参加者であることを示す情報の入力を受け付けると、前記参加者の前記選曲相手を表示し、次に前記画面を閲覧する前記参加者を指定する情報を表示することを特徴としてもよい。
【0010】
前記評価部は、前記楽曲の再生が終了したことを示す情報を取得すると、前記参加者に含まれる前記選曲者と前記選曲相手との各組み合わせを選択可能に表示する評価受付画面を表示し、各参加者から前記組み合わせに対する投票を受け付けることを特徴としてもよい。
【0011】
前記カラオケゲームプログラムは、複数の楽曲の中から演奏する楽曲の選択を受け付けてカラオケ演奏装置に送信する演奏予約部として前記コンピューターを機能させ、
前記演奏予約部は、すべての前記選曲者からの選曲が終了したか否かを判定し、終了したと判定した後に演奏が開始されるよう前記カラオケ演奏装置に送信することを特徴としてもよい。
【0012】
前記演奏予約部は、前記選曲者から演奏予約された前記楽曲について、他の前記選曲者からの演奏予約を制限することを特徴としてもよい。
【0013】
前記カラオケゲームプログラムは、前記参加者が2つのチームのどちらに参加するかの指定を受け付けるチーム編成部として前記コンピューターを機能させ、前記選曲者決定部は、前記選曲者と前記選曲相手とが異なるチームに属するよう前記選曲者を決定することを特徴としてもよい。
【0014】
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、カラオケ選曲装置であって、参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、複数の楽曲の中から再生する楽曲の選択を前記選曲者から受け付け、通信可能に接続されたカラオケ演奏装置に送信する演奏予約部と、前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部と、を備えることを特徴とする。
【0015】
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、カラオケ装置であって、参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定部と、前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定部の決定した前記選曲相手を表示する選曲相手表示部と、複数の楽曲の中から演奏する楽曲の選択を前記選曲者から受け付ける演奏予約部と、前記演奏予約部が予約を受け付けた前記楽曲を再生する楽曲再生部と、前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価部と、を備え、前記評価部は、前記選曲者により前記演奏予約部が予約を受け付けたすべての前記楽曲について、前記楽曲再生部が演奏を終了したと判定する場合に、評価の入力を受け付ける評価受付画面を表示することを特徴とする。
【0016】
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、情報処理装置によるカラオケゲーム制御方法であって、参加者の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を前記参加者の中から決定する選曲者決定手順と、前記選曲者の各々に対し、選曲した楽曲を歌う前記参加者である選曲相手であって、前記選曲者決定手順において決定された前記選曲相手を表示する選曲相手表示手順と、前記選曲者と前記選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する評価手順と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、複数人でカラオケを歌う際の興趣性を向上させる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】情報処理装置の機能ブロック図である。
図2】選曲者情報のデータ構造の一例を示す図である。
図3】情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】カラオケゲーム支援処理の一例を示すフローチャートである。
図5】参加者入力画面の一例を示す図である。
図6】選曲者確認画面、選曲相手表示画面、及び回覧指示画面の一例を示す図である。図6(A)は、選曲者確認画面の一例であり、図6(B)は、選曲相手表示画面の一例であり、図6(C)は、回覧指示画面の一例である。
図7】テーマ決定画面の一例を示す図である。
図8】評価受付画面の一例を示す図である。
図9】評価結果画面の一例を示す図である。
図10】第1の変形例におけるカラオケゲームシステムの機能ブロック図である。
図11】第1の変形例におけるカラオケゲーム支援処理の一例を示すフローチャートである。
図12】選曲時に表示される画面の一例を示す図である。図12(A)は、選曲者入力画面(その1)の一例であり、図12(B)は、選曲者入力画面(その2)の一例であり、図12(C)は、選曲終了後の表示画面の一例である。
図13】第2の変形例におけるカラオケゲームシステムの機能ブロック図の一例である。
図14】第3の変形例におけるカラオケ装置の機能ブロック図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、情報処理装置10の機能ブロック図である。情報処理装置10は、複数人で開催されるカラオケゲームで使用されるカラオケゲームシステムを構成する装置である。本実施形態における情報処理装置10は、カラオケに参加する複数の参加者のうちいずれか一人の有する装置であって、参加者の全員に回覧される。情報処理装置10は、PC、スマートフォン、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、又はタブレット端末等の装置である。
【0020】
情報処理装置10は、処理部110と、記憶部120と、入力部130と、出力部140と、通信部150とを備える。処理部110は、情報処理装置10の全体を統括的に制御する。記憶部120は、処理部110による処理に必要な情報を記憶する。入力部130は、タッチパネル等の入力装置を介して情報の入力を受け付ける。出力部140は、ディスプレイやスピーカー等の出力装置を介して情報を出力する。通信部150は、図示しないネットワークを介して接続される他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0021】
処理部110は、選曲者決定部111と、選曲相手表示部112と、評価部113と、チーム編成部114とを備える。選曲者決定部111は、参加者入力画面を表示し、参加者の入力を受け付ける。選曲者決定部111は、参加者全員の入力を受け付けると、各参加者に対して、該参加者の歌うカラオケの楽曲の選曲を行う選曲者を参加者の中から決定する。換言すれば、選曲者決定部111は、選曲者と、該選曲者の選曲した楽曲を歌う参加者である選曲相手との組み合わせを決定する。なお、選曲者決定部111は、各参加者に対し、当該参加者とは別の参加者を選曲者に決定する。
【0022】
本実施形態において、選曲者は、選曲した楽曲を歌う選曲相手が誰であるかを、選曲の際に認識することができるが、選曲相手は、少なくとも選曲者全員による選曲が終了するまで、楽曲を誰が選曲するか、及び自分の歌う楽曲を認識することができないよう制御される。
【0023】
選曲者決定部111は、例えば参加者Aを参加者Bの選曲者に決定する場合に、参加者Bが参加者Aの選曲者にならないよう、他の参加者を参加者Aの選曲者に決定することができる。即ち、選曲者決定部111は、2名の参加者が互いに選曲者及び選曲相手とならないように組み合わせを決定することができる。なお、選曲者決定部111は、2名の参加者が互いに選曲者及び選曲相手になるように組み合わせを決定してもよい。しかしながら、互いに選曲者及び選曲相手になるように組み合わせを決定する場合においても、参加者Aが選曲者として選曲する選曲相手Bが、自分(参加者A)の歌う楽曲の選曲者でもあることを、少なくとも選曲者全員による選曲が終了するまで認識させないよう制御される。
【0024】
また、選曲者決定部111は、参加者の全員が選曲相手となり、楽曲を歌うことができるよう、参加者全員に対して選曲者を決定する。選曲者決定部111は、参加者全員がいずれかの選曲相手の選曲者となるよう選曲者を決定してもよいし、選曲者に決定しない参加者が存在してもよい。以下、参加者が1曲ずつ楽曲を歌う例を用いて説明するが、本実施形態におけるカラオケゲームのゲーム形式については、これに限定されるものではない。
【0025】
なお、後述するチームモードでカラオケゲームを行う場合、選曲者決定部111は、選曲者と選曲相手とが異なるチームに属するよう、各参加者に対して選曲者を決定する。
【0026】
選曲相手表示部112は、選曲者の各々に対して選曲相手を表示する。選曲相手表示部112は、選曲相手を表示する選曲者を特定すると、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、特定した選曲者を除く参加者に対し、特定した選曲者に係る選曲相手の表示を抑制する。例えば、選曲相手表示部112は、画面を閲覧する者が特定の参加者であるか否かの入力を受け付ける画面を表示し、特定の参加者であることを示す情報の入力を受け付けると、当該参加者の選曲相手を表示し、画面を次に閲覧する参加者を特定する情報を表示する。その後、情報処理装置10は表示された参加者に手渡され、当該参加者の選曲相手が表示される。なお、選曲相手表示部112は、参加者を特定する情報の入力を受け付けると、該参加者の選曲相手を表示するものであってもよい。
【0027】
なお、本実施形態において、情報処理装置10の処理部110は、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、選曲者決定部111の特定した選曲者を除く参加者に対し、特定した選曲者の選曲した楽曲を示す情報の表示を抑制する。
【0028】
評価部113は、選曲者と選曲相手との組み合わせに対する評価の入力を受け付け、評価結果を表示する。評価部113は、楽曲の再生が終了したことを示す情報を取得すると、参加者に含まれる選曲者と選曲相手との組み合わせを選択可能に表示する評価受付画面を表示し、各参加者から組み合わせに対する投票を受け付ける。評価部113は、投票内容を集計して評価結果を表示する評価結果画面を表示する。
【0029】
チーム編成部114は、チームモードを希望することを示す入力操作を受け付けると、参加者が2つのチームのどちらに参加するかの指定を受け付ける。なお、カラオケゲーム開始時に、チームモードでゲームを開始することを示す入力操作を受け付ける画面が表示される。チームモードが選択されずにゲームが開始されると、パーティーモードでゲームが行われているものと取り扱われる。以下、チームモードでのゲーム進行と特記する場合を除き、パーティーモードでゲームが進行する例を用いて説明する。
【0030】
記憶部120は、選曲者情報121と、評価情報122とを記憶する。選曲者情報121は、選曲者と選曲相手との組み合わせを特定する情報を含む。評価情報122は、各参加者から入力された投票内容と、投票内容を集計した評価結果とを含む。
【0031】
図2は、選曲者情報121のデータ構造の一例を示す図である。選曲者情報121は、参加者121aと、選曲者121bと、投票フラグ121cとを含む。参加者121aは、参加者入力画面に入力された、参加者として登録された者を特定する情報である。選曲者121bは、参加者121aにより特定される参加者の歌う楽曲を選曲する、他の参加者を特定する情報である。なお、参加者121aは、選曲者121bに対する選曲相手として取り扱われる。
【0032】
投票フラグ121cは、参加者121aによる投票が終了したか否かを示す情報である。例えば、投票フラグ121cには、投票が終了していない場合に「0」が、投票が終了している場合に「1」が関連付けられる。
【0033】
なお、チームモードの場合、選曲者情報121には、参加者121aに対し、所属するチームを特定する情報が関連付けられていてもよい。
【0034】
図2に示す選曲者情報121の最上位のレコードについて、参加者121aに「a」が含まれ、選曲者121bに「b」が含まれている。これは、参加者「a」が歌う楽曲を、参加者「b」が選曲することを示している。また、選曲者情報121の上から2段目のレコードについて、参加者121aに「b」が含まれ、選曲者121bに「c」が含まれている。これは、参加者「b」が歌う楽曲を、参加者「c」が選曲することを示している。同様に、図2に示す選曲者情報121によれば、参加者「c」が歌う楽曲を、参加者「d」が選曲し、参加者「d」が歌う楽曲を、参加者「a」が選曲する。なお、参加者「a」、「b」「c」、「d」のいずれも投票を行っていない。
【0035】
このように、本実施形態では、参加者の各々に対し、一人の選曲者が決定され、選曲者情報121に関連付けられる。なお、図2に示す選曲者情報121では、参加者の全員が選曲者に決定されているが、選曲者の決定方法はこれに限られず、先述したように、選曲者に決定されない参加者が存在してもよい。また、一人の選曲者が、複数の選曲相手に関連付けられていてもよい。その場合、当該選曲者は、関連する複数の選曲相手に対し、楽曲を選曲する。また、一人の参加者が、複数の選曲者に関連付けられていてもよい。その場合、当該参加者は、関連する複数の選曲者が各々選曲した複数の楽曲を歌う。
【0036】
図3は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、演算装置11、メモリ12、外部記憶装置13、入力IF(Interface)14、出力IF15、通信IF16、及び記憶媒体駆動装置17を備え、各構成要素はバスにより接続されている。
【0037】
演算装置11はCPU(Central Processing Unit)等の中央演算装置であって、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたプログラムに従って処理を実行する。本実施形態において、演算装置11は、メモリ12又は外部記憶装置13に記録されたカラオケゲームプログラムに従って処理を実行する。処理部110を構成する各処理部は、演算装置11がカラオケゲームプログラムを実行することにより各々の機能を実現する。
【0038】
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、プログラムやデータが一時的に読み出される記憶エリアとして機能する。外部記憶装置13は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等、書き込み及び読み出し可能な記憶メディアである。入力IF14は、入力操作を受け付ける入力装置(図示略)と接続するためのインターフェイスであり、例えばタッチパネル、マイク等からの入力を受け付ける。
【0039】
出力IF15は、出力装置(図示略)に対して情報を出力するためのインターフェイスである。通信IF16は、情報処理装置10に接続された他の装置との通信を仲介するインターフェイスである。通信部150は、通信IF16によりその機能が実現される。記憶媒体駆動装置17は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の可搬性のメディア18から情報を入出力する装置である。
【0040】
記憶部120は、メモリ12又は外部記憶装置13によりその機能が実現される。また、記憶部120は、通信IF16に接続された図示しないネットワークN上の記憶装置によってその機能が実現されてもよい。
【0041】
図4は、カラオケゲーム支援処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、例えば情報処理装置10において、カラオケゲームプログラムによるアプリケーションが起動されると開始される。なお、情報処理装置10は、例えばアプリケーション起動後に、パーティーモードでカラオケゲームを行うか、チームモードでカラオケゲームを行うかの入力操作を受け付ける。
【0042】
まず、選曲者決定部111は、参加者の入力を受け付ける(ステップS11)。具体的には、選曲者決定部111は、参加者入力画面を表示し、参加者の人数の入力を受け付ける。参加者の人数が入力されると、選曲者決定部111は、任意で各参加者の氏名とアイコンの入力操作を受け付ける。選曲者決定部111は、情報処理装置10の有する図示しないカメラを起動して、アイコン画像の撮影を受け付けてもよい。その後、選曲者決定部111は、参加者入力画面に対する、ゲーム開始指示の入力操作を受け付ける。
【0043】
なお、選曲者決定部111は、チームモードが選択されている場合、2つのチームのうち、各参加者がどちらのチームに所属するかの入力を受け付ける。
【0044】
図5は、参加者入力画面141の一例を示す図である。参加者入力画面141は、参加者入力領域141aと、ゲーム開始ボタン141bとを有する。参加者入力領域141aは、参加者の人数や氏名、アイコン等の入力操作を受け付ける領域である。ゲーム開始ボタン141bは、ゲーム開始指示の入力操作を受け付ける。
【0045】
なお、参加者入力画面141に入力した参加者に関する情報は、次にアプリケーションが起動された場合に使用することができる。即ち、選曲者決定部111は、アプリケーションが起動された際に、直前に使用した、参加者に関する情報を参加者入力画面141に表示することができる。
【0046】
説明を図4に戻す。次に、選曲者決定部111は、選曲者を決定する(ステップS12)。具体的には、選曲者決定部111は、ステップS11で入力された各参加者に対し、当該参加者を除く他の参加者を選曲者として決定する。選曲者決定部111は、ステップS11で入力された参加者を選曲者情報121の参加者121aに記録し、当該参加者に対して決定した選曲者を選曲者121bに記録する。
【0047】
次に、選曲相手表示部112は、選曲者確認画面を表示する(ステップS13)。具体的には、選曲相手表示部112は、選曲者情報121に含まれる参加者121aのうち、まだ選曲相手を表示していない参加者の一人を決定し、画面を閲覧する者が当該参加者であるか否かを示す情報を含む選曲者確認画面を表示する。
【0048】
図6は、選曲者確認画面142、選曲相手表示画面143、及び回覧指示画面144の一例を示す図である。図6(A)は、選曲者確認画面142の一例であり、図6(B)は、選曲相手表示画面143の一例であり、図6(C)は、回覧指示画面144の一例である。
【0049】
図6(A)に示す通り、選曲者確認画面142は、選曲者表示領域142aと、選曲者確認ボタン142bとを有する。選曲者表示領域142aは、選曲相手表示部112が決定した参加者を示す情報を表示する領域であって、例えば参加者の氏名やアイコン等が表示される。選曲者表示領域142aには、画面を閲覧する者が、選曲相手表示部112の決定した参加者であるか否かを確認する文字列が含まれる。選曲者確認ボタン142bは、画面を閲覧する者が、選曲者表示領域142aに表示される参加者である場合に、入力操作を受け付けるボタンである。
【0050】
なお、選曲者確認画面142は、入力操作により選曲相手を表示する参加者を特定できるものであればよい。例えば、図4のステップS11で参加者入力画面141に対して入力された複数の参加者を選択可能に表示してもよい。
【0051】
説明を図4に戻す。次に、選曲相手表示部112は、選曲者を特定したか否かを判定する(ステップS14)。具体的には、選曲相手表示部112は、選曲者確認画面142への入力操作に基づき、選曲相手を表示する選曲者を特定したか否かを判定する。例えば選曲相手表示部112は、選曲者確認ボタン142bの入力操作を受け付けると、選曲者表示領域142aに表示された参加者を、選曲相手を表示する選曲者として特定する。
【0052】
また例えば、選曲相手表示部112は、選曲者確認画面142に選択可能に表示された複数の参加者の中から、一人の参加者の選択を受け付けた場合に、当該参加者を、選曲相手を表示する選曲者として特定する。付言すると、選曲者確認画面142に対する入力操作により、選曲相手表示部112が、選曲者を特定する情報の入力操作を受け付けたものと取り扱われる。
【0053】
説明を図4に戻す。選曲相手表示部112が、選曲者を特定していないと判定する場合(ステップS14で「NO」の場合)、選曲相手表示部112は、処理をステップS13に戻す。
【0054】
選曲相手表示部112が、選曲者を特定したと判定する場合(ステップS14で「YES」の場合)、選曲相手表示部112は、選曲相手を表示する(ステップS15)。具体的には、選曲相手表示部112は、選曲者情報121においてステップS14で特定した選曲者と対応する参加者121aを選曲相手として特定し、当該選曲相手を含む選曲相手表示画面143を表示する。
【0055】
図6(B)に示す選曲相手表示画面143は、選曲相手表示領域143aと、確認ボタン143bとを含む。選曲相手表示領域143aは、参加者入力画面141において入力操作を受け付けた選曲者の選曲相手を表示する領域である。確認ボタン143bは、選曲相手表示領域143aに表示された内容を確認した場合に入力操作を受け付けるボタンである。
【0056】
なお、先述したように、本実施形態において、選曲相手表示部112は、選曲相手を表示する選曲者を特定すると、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、他の参加者に対し、当該選曲者に係る選曲相手の表示を抑制する。選曲者確認画面142において、選曲相手を表示する選曲者を特定可能な入力操作を受け付ける点、及び選曲相手表示画面143において、他の画面に表示画面を遷移させるための確認ボタン143bを表示することにより、他の参加者への選曲相手の表示の抑制が可能となる。なお、選曲相手表示領域143aには、図6(B)に示すように、他の参加者への選曲相手の開示を抑制するよう促す文字列を表示することができる。
【0057】
説明を図4に戻す。次に、選曲相手表示部112は、まだ選曲相手を表示していない選曲者があるか否かを判定する(ステップS16)。具体的には、選曲相手表示部112は、ステップS11において入力された参加者のすべてに対し、ステップS15で選曲相手を表示したか否かを判定する。
【0058】
選曲相手表示部112が、まだ選曲相手を表示していない選曲者があると判定する場合(ステップS16で「YES」の場合)、選曲相手表示部112は、まだ選曲相手を表示していない選曲者を指定した回覧指示を表示する(ステップS17)。具体的には、選曲相手表示部112は、ステップS16でまだ選曲相手を表示していないと判定した選曲者の一人に対し、情報処理装置10を回覧するよう促す回覧指示画面144を表示する。
【0059】
図6(C)に示す回覧指示画面144は、回覧先指定領域144aと、確認ボタン144bとを有する。回覧先指定領域144aには、まだ選曲相手を表示していない選曲者の一人を、次に画面を閲覧する参加者として指定し、当該選曲者に情報処理装置10を回覧するよう促す文字列が表示される。確認ボタン144bは、回覧指示画面144の表示を終了するための入力操作を受け付けるボタンである。
【0060】
説明を図4に戻す。ステップS17において、回覧指示画面144の確認ボタン144bへの入力操作を受け付けると、選曲相手表示部112は、処理をステップS13に戻す。なお、ステップS13において、選曲相手表示部112は、回覧指示画面144の回覧先指定領域144aに表示した選曲者を選曲者確認画面142の選曲者表示領域142aに表示する。
【0061】
選曲相手表示部112が、まだ選曲相手を表示していない選曲者がないと判定する場合(ステップS16で「NO」の場合)、評価部113は、テーマ決定画面を表示する(ステップS18)。テーマ決定画面は、カラオケゲームにおいて、各選曲者の選曲する楽曲のテーマを決定するために用いる画面である。
【0062】
図7は、テーマ決定画面145の一例を示す図である。テーマ決定画面145は、テーマ決定領域145aと、選曲終了ボタン145bとを有する。テーマ決定領域145aは、テーマの入力操作を受け付ける領域である。図7に示すように、例えばテーマ決定領域145aには、テーマをランダムで決定するか、手動で入力するかの選択を受け付ける選択ボタンを含む。テーマをランダムで決定する入力操作を受け付けた場合、評価部113は、例えば予め記憶部120に記憶されているテーマ候補の中から、テーマを決定し、テーマ決定領域145aに表示する。図7に示すように、テーマ決定領域145aには、決定されたテーマに応じた楽曲の候補リストが表示されてもよい。
【0063】
選曲終了ボタン145bは、選曲者全員の選曲が終了した場合に、入力操作を受け付けるボタンである。なお、本実施形態において、テーマ決定画面145の表示は必須ではない。テーマ決定画面145を表示しない場合、評価部113は、選曲終了ボタン145bを有する他の画面を表示する。
【0064】
図示しないカラオケ装置に対し、各選曲者が選曲相手に対して選んだ曲を入力する。選曲者全員の選曲が終了すると、選曲終了ボタン145bが押下され、選曲相手表示部112は、選曲終了を示す情報を取得する。カラオケ装置において、楽曲の再生が開始されると、選曲者は選曲相手に対してマイクを渡す。この際に、選曲相手は初めて選曲者及び自分の歌う楽曲を認識することとなる。選曲相手である参加者全員に対する楽曲の再生が終了すると、参加者は情報処理装置10に対し入力操作を行う。なお、カラオケ装置は、各参加者に対する採点を行ってもよい。
【0065】
説明を図4に戻す。次に、評価部113は、全楽曲の再生が終了したことを示す入力操作を受け付ける(ステップS19)。具体的には、評価部113は、全員が歌い終わったか否かを問い合わせる図示しない表示画面に対し、歌い終わったことを示す入力操作があった場合に、全楽曲の再生が終了したことを示す入力操作を受け付けたものと取り扱う。
【0066】
次に、評価部113は、参加者を特定した評価受付画面を表示し、投票を受け付ける(ステップS20)。評価部113は、参加者情報において、投票を行った参加者121aと関連する投票フラグ121cに、投票が終了したことを示す情報である「1」を関連付け、選曲者情報121を更新する。
【0067】
図8は、評価受付画面146の一例を示す図である。評価受付画面146は、評価受付領域146aと、投票参加者選択領域146bとを有する。評価受付領域146aには、選曲者と選曲相手との各組み合わせが選択可能に表示される。評価部113は、選曲者情報121に含まれる参加者121aと選曲者121bとの組み合わせを用いて、評価受付領域146aの表示情報を生成する。
【0068】
なお、図8の評価受付領域146aには、「1:(選曲者)プレイヤーb、(選曲相手)プレイヤーa」と、「2:(選曲者)プレイヤーc、(選曲相手)プレイヤーb」と、「3:
(選曲者)プレイヤーd、(選曲相手)プレイヤーc」と、「4:(選曲者)プレイヤーa、(選曲相手)プレイヤーd」と、の4つの組み合わせが表示されている。これらの組み合わせは、図2の選曲者情報121に含まれる組み合わせと同様である。
【0069】
投票参加者選択領域146bは、投票を行う参加者の選択を受け付ける領域である。図8に示す投票参加者選択領域146bには、投票を行う参加者として、「プレイヤーb」の選択を受け付けた状態が示されている。
【0070】
なお、図8に示す評価受付画面146は、「最も信頼感の低いペア」に対する投票を受け付ける。例えば、投票参加者選択領域146bで選択を行った参加者は、評価受付領域146aに表示された選曲者と選曲相手との組み合わせのうち、いずれか1つを選択し、投票する。
【0071】
説明を図4に戻す。次に、評価部113は、まだ投票していない参加者があるか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、評価部113は、選曲者情報121を参照し、投票フラグ121cが、投票を終了していないことを示す「0」である参加者121aが含まれているか否かを判定する。
【0072】
評価部113が、まだ投票していない参加者があると判定する場合(ステップS21で「YES」の場合)、評価部113は処理をステップS20に戻す。
【0073】
評価部113が、まだ投票していない参加者がないと判定する場合(ステップS21で「NO」の場合)、評価部113は、評価結果画面を表示する(ステップS22)。評価部113は、ステップS20で入力を受け付けた投票結果を集計する。評価部113は、例えば最も得票数の多かった組み合わせを、評価結果画面に表示する。その後、処理部110は本フローチャートの処理を終了する。
【0074】
図9は、評価結果画面147の一例を示す図である。本図は、図8に示す評価受付画面146に対する投票を受け付けた結果、表示される画面である。図8に示す評価受付画面146は、最も信頼度の低い組み合わせに対する投票を受け付けるものであったため、図9に示す評価結果画面147には、最も信頼度の低い組み合わせが表示されている。最も信頼度の低い組み合わせを表示することで、カラオケゲームの興趣性が向上する。
【0075】
当然ながら、評価結果画面147に表示される組み合わせの評価基準はこれに限られない。例えば、最も上手に歌えた選曲相手を含む組み合わせに対する投票を受け付け、得票数の最も多い組み合わせを評価結果画面147に表示してもよい。また例えば、各参加者は評価受付画面146に表示された各組み合わせに対し、点数を入力し、評価部113は、点数を集計して評価結果を決定し、評価結果画面147に表示してもよい。
【0076】
以上、本実施形態によれば、複数人でカラオケゲームを行うにあたり、参加者は他の参加者に楽曲を選曲させることができる。その場合に、各参加者に対する選曲者の表示を、少なくとも選曲終了まで抑制することができ、興趣性の向上に資する。
【0077】
なお、チームモードでゲームが行われる場合、先述したように、選曲者と選曲相手とが互いに異なるチームに属するよう、選曲者が決定される。チーム編成部114が、2つのチームに対する参加者の入力を受け付ける際、2つのチームの参加者の人数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。一方のチームが他方のチームよりも参加者の人数が少ない場合、選曲者決定部111は、少ないチームの参加者が、複数の参加者に対する選曲者になるよう決定することができる。その場合、少ないチームの参加者の少なくとも一人は、複数の選曲相手に楽曲を選曲することとなる。
【0078】
なお、本実施形態では、1回のゲームで参加者全員が1曲ずつ歌うことができるよう、選曲者決定部111が選曲者を決定する。即ち、人数の多いチームの参加者の少なくとも一人は、選曲者に決定されない。しかしながら、選曲者決定部111は、参加者全員が選曲者となるよう、選曲者を決定してもよい。その場合において、2つのチームの人数が異なる場合、人数の少ないチームの参加者は、人数の多いチームに属する複数の選曲者から選曲された楽曲を歌うことになる。即ち、人数の少ないチームの参加者の少なくとも一人は、複数人の選曲者の選曲相手として、複数曲の楽曲を歌うことになる。
【0079】
また、チームモードでは、チームに対する評価結果が評価結果画面147に表示されてもよい。即ち、2つのチームの間でゲームの勝敗を争うことができる。このように、チームモードでのカラオケゲームを可能とすることにより、ゲームのバリエーションが増え、ユーザーはより多くの遊びを楽しむことができる。
【0080】
また、本実施形態では、参加者のうち、いずれか一人の有する情報処理装置10を、参加者の全員に回覧し、入力操作を受け付けている。しかしながら、情報処理装置10は、例えばサーバー装置として機能し、各参加者の有する端末装置との間で、カラオケゲーム支援処理に必要な情報の送受信を行ってもよい。その場合、情報処理装置10は、例えば図示しないネットワークを介して端末装置からのアクセスが可能なクラウドサーバーとして機能していてもよい。また、各端末装置は、ブラウザプログラムによりその機能が実現されてもよい。
【0081】
情報処理装置10は、各端末装置に対して入力された情報を取得し、カラオケゲーム支援処理を実行する。その際、例えば、情報処理装置10は、各画面の表示情報を各端末装置に送信し、参加者に閲覧させる。また、情報処理装置10は、各端末装置に入力された投票内容を取得し、評価結果を各端末装置に送信する。これにより、各参加者の有する端末装置に対し、該参加者の選曲相手が送信されるため、他の参加者への選曲相手の表示が抑制され、利便性が向上する。
【0082】
<第1の変形例>
【0083】
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。第1の変形例では、情報処理装置10が、カラオケ演奏装置20に通信可能に接続される。以下、上記の実施形態と異なる点を説明する。
【0084】
図10は、第1の変形例におけるカラオケゲームシステム1の機能ブロック図である。本実施形態における情報処理装置10は、ネットワークNを介して接続されるカラオケ演奏装置20とともに、カラオケゲームシステム1を構成する。情報処理装置10は、PC、スマートフォン、フィーチャーフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、又はタブレット端末等の装置のほか、楽曲の選曲の入力操作を受け付けてカラオケ演奏装置20に送信するリモコン装置であってもよい。
【0085】
情報処理装置10の処理部110は、選曲者決定部111と、選曲相手表示部112と、評価部113と、チーム編成部114とのほか、演奏予約部115を備える。演奏予約部115は、複数の楽曲の中から再生する楽曲の選択を受け付けて、カラオケ演奏装置20に送信する。演奏予約部115は、すべての選曲者からの選曲が終了したか否かを判定し、終了したと判定した後に楽曲の再生が開始されるよう指示する情報を、カラオケ演奏装置20に送信する。演奏予約部115は、選曲者から演奏予約された楽曲について、他の選曲者からの演奏予約を制限する。
【0086】
カラオケ演奏装置20は、情報処理装置10からの楽曲の指定を受け付けて、楽曲を再生する装置である。カラオケ演奏装置20は、処理部210と、出力部220と、通信部230とを備える。処理部210は、カラオケ演奏装置20の全体を統括する。出力部220は、出力装置を介して情報を出力する。例えば、出力部220は、図示しないスピーカーを介して楽曲の音声を出力する。また、出力部220は、参加者全員の閲覧が可能なディスプレイモニターに対して情報を表示させる。通信部230は、ネットワークNを介して接続される情報処理装置10との間での情報の送信及び受信を仲介する。
【0087】
処理部210は、楽曲再生部211と、表示情報生成部212とを備える。楽曲再生部211は、情報処理装置10の演奏予約部115が予約を受け付けた楽曲を再生する。なお、楽曲再生部211は、情報処理装置10の選曲者決定部111が決定したすべての選曲者による選曲が終了してから、楽曲の再生を開始する。
【0088】
図11は、第1の変形例におけるカラオケゲーム支援処理の一例を示すフローチャートである。ステップS11~ステップS18に示す処理は、図4に示すフローチャートにおける処理と同様であるため、説明を省略する。
【0089】
ステップS18において、評価部113がテーマ決定画面145を表示した後、演奏予約部115は、各選曲者からの選曲を受け付ける(ステップS181)。具体的には、演奏予約部115は、後述する選曲者入力画面を表示し、入力された選曲者からの選曲を受け付ける。
【0090】
図12は、選曲時に表示される画面の一例を示す図である。図12(A)は、選曲者入力画面(その1)241の一例であり、図12(B)は、選曲者入力画面(その2)242の一例であり、図12(C)は、選曲終了後の表示画面243の一例である。
【0091】
選曲者入力画面(その1)241には、ステップS12で選曲者に決定した各参加者であって、まだ選曲を行っていない各参加者が選択可能に表示される。なお、既に選曲を行った選曲者は、図12(A)に示すように、選曲を行っていない参加者と区別して表示されてもよい。選曲者入力画面(その1)241で選曲者が選択されると、図12(B)に示す選曲者入力画面(その2)242に表示画面が遷移する。なお、演奏予約部115は、各選曲者について、選曲が完了したか否かを示す情報を関連付けて、記憶部120の図示しない領域に記憶させる。
【0092】
選曲者入力画面(その2)242では、選曲者入力画面(その1)241で選択された選曲者を確認する文字列が表示される。これにより、選曲者に決定された参加者による選曲を確実に行うことができる。選曲者入力画面(その2)242において、表示された選曲者を確定する情報の入力を受け付けると、図示しない選曲画面に表示画面が遷移する。
【0093】
選曲画面は、カラオケ演奏装置20が再生可能な楽曲の選択を受け付ける画面である。選曲画面は一般的なカラオケ演奏装置20において表示される画面であるため、説明を省略する。なお、演奏予約部115は、選曲画面において、選曲相手を示す情報を表示してもよい。その場合、例えば選曲画面には、「プレイヤーaに歌ってもらう曲」等の文字列が表示される。
【0094】
また、演奏予約部115は、ステップS18において設定されたテーマに応じた楽曲を選択可能に選曲画面に表示するものであってもよい。カラオケゲームを行う場合において、テーマに対応していない楽曲の選曲を抑制することにより、ゲームの興趣性が向上する。
【0095】
また、演奏予約部115は、複数のテーマを掛け合わせた条件を満たす楽曲を選択可能に表示してもよい。例えば、「4人組のアーティスト」というテーマと、「英語表記の楽曲」というテーマの双方を選曲の条件として、この条件を満たす楽曲を選曲画面に表示することができる。複数のテーマを掛け合わせて選曲の条件とすることで、より複雑な条件に応じた選曲を行うことができ、興趣性の向上に資する。
【0096】
なお、従来のカラオケ演奏装置において、歌う者による選曲が入力された場合、カラオケ演奏装置20のモニターディスプレイに曲名を表示する場合がある。本変形例において、カラオケゲームシステム1は、少なくとも選曲終了を示す情報を取得するまで、選曲者以外の他の参加者に対し、当該選曲者の選曲した楽曲の表示を抑制する。従って、カラオケ演奏装置20の表示情報生成部212は、楽曲を再生するまで、選曲された楽曲の表示を抑制する。
【0097】
また、本変形例において、情報処理装置10は、複数人による同じ楽曲の選曲を受け付けるか否かの指定を、カラオケゲーム開始時に受け付けることができる。情報処理装置10が、複数人による同じ楽曲の選曲を受け付けないと判定する場合、演奏予約部115は、選曲画面を表示する際、選曲者によりすでに選曲された楽曲は、他の選曲者に選曲されないよう制御することができる。例えば、演奏予約部115は、すでに選曲された楽曲について、選曲画面への表示を抑制することができる。
【0098】
説明を図11に戻す。次に、演奏予約部115は、選曲者全員の選曲が完了したか否かを判定する(ステップS182)。演奏予約部115は、ステップS12で決定された選曲者全員の選曲が完了したか否かを判定する。演奏予約部115が、選曲者全員の選曲が完了したと判定しない場合(ステップS182で「NO」の場合)、即ち、選曲を行っていない選曲者がいると判定する場合、演奏予約部115は処理をステップS181に戻す。
【0099】
演奏予約部115が、選曲者全員の選曲が完了したと判定する場合(ステップS182で「YES」の場合)、評価部113は、全楽曲の再生終了の通知を受け付ける(ステップS183)。なお、演奏予約部115が、選曲者全員の選曲が完了したと判定する場合、演奏予約部115は、図12(C)に一例を示す選曲終了後の表示画面243を表示することができる。
【0100】
選曲者全員による選曲が完了すると、カラオケ演奏装置20の楽曲再生部211は、演奏予約部115により予約された楽曲を特定する情報を取得する。なお、演奏予約部115は、選曲者情報121を参照し、予約された楽曲を歌う選曲相手を示す情報を、楽曲と関連付けてカラオケ演奏装置20に送信することができる。カラオケ演奏装置20の表示情報生成部212は、楽曲の再生開始時又は再生開始直前に、楽曲を歌う参加者(選曲相手)を示す情報をモニターディスプレイに表示する。この折に、参加者は初めて、自分に対して選曲された楽曲を認識することができる。楽曲の再生開始直前に参加者を示す情報を表示することで、イントロのない楽曲を再生する場合においても、参加者は楽曲を歌う準備期間を得ることができる。
【0101】
また、本変形例において、演奏予約部115は、例えばカラオケゲームの開始時に、楽曲の再生を途中で終了するか、最後まで再生するかの選択を受け付けることができる。途中で終了する選択がなされた場合、カラオケ演奏装置20の楽曲再生部211は、例えば楽曲の「1番」の再生が終了した段階で、再生を終了する。即ち、カラオケ演奏装置20の楽曲再生部211は、演奏予約部115の受け付けた選択に基づいて、楽曲の再生を制御する。
【0102】
また、楽曲再生部211は、参加者毎に、歌の採点を行ってもよい。採点は、従来のカラオケ演奏装置において行われる方法に基づいて行われるものであってもよいし、従来と異なる基準に基づいた採点方法を採用してもよい。採点結果は、表示情報生成部212によりモニターディスプレイに表示される。
【0103】
楽曲再生部211は、選曲者により選曲された全楽曲の再生が終了すると、情報処理装置10に通知する。情報処理装置10の評価部113は、全楽曲の再生終了の通知を受け付ける。なお、評価部113は、全楽曲の再生が終了したことを示す情報の入力操作を、参加者から受け付けるものであってもよい。
【0104】
その後、ステップS20~ステップS22において実行される処理は、図4に示すフローチャートにおける処理と同様であるため、説明を省略する。
【0105】
本変形例においても、カラオケゲームシステム1は、情報処理装置10において少なくとも選曲終了を示す情報が取得されるまで、選曲者以外の参加者に対し、当該選曲者の選曲相手と、選曲した楽曲との表示が抑制される。選曲者は、選曲時に表示される画面を閲覧することにより、選曲相手に応じて選曲を行うことができ、利便性が向上する。また、予め設定したテーマに沿った楽曲を選択可能に表示するため、カラオケゲームの興趣性が向上する。
【0106】
<第2の変形例>
【0107】
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。第2の変形例では、情報処理装置10と、カラオケ演奏装置20と、カラオケ選曲装置30とが、ネットワークNを介して通信可能に接続される。以下、上述の実施形態及び第1の変形例と異なる点について説明する。
【0108】
図13は、第2の変形例におけるカラオケゲームシステム1の機能ブロック図の一例である。カラオケゲームシステム1は、情報処理装置10と、カラオケ演奏装置20と、カラオケ選曲装置30とを有する。カラオケ選曲装置30は、例えば楽曲の選曲の入力操作を受け付けてカラオケ演奏装置20に送信するリモコン装置である。
【0109】
本変形例における情報処理装置10の演奏予約部115は、選曲を行う選曲者を指定する入力操作を受け付けると、カラオケ選曲装置30に通知する。
【0110】
カラオケ選曲装置30は、処理部310と、入力部320と、出力部330と、通信部340と、を備える。処理部310は、カラオケ選曲装置30の全体を統括的に制御する。入力部320は、タッチパネル等の入力装置を介して情報の入力を受け付ける。出力部330は、ディスプレイやスピーカー等の出力装置を介して情報を出力する。通信部340は、ネットワークNを介して接続される他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0111】
処理部310は、演奏予約部311と、表示情報生成部312とを備える。演奏予約部311は、演奏予約部115から選曲者を指定する情報を含む通知を受信すると、当該選曲者からの選曲を受け付ける。表示情報生成部312は、カラオケ選曲装置30の有するディスプレイ等の表示装置に表示する情報を生成する。
【0112】
第2の変形例では、図12(A)に示す選曲者入力画面(その1)241、及び図12(B)に示す選曲者入力画面(その2)242に対する入力操作を、情報処理装置10の演奏予約部115が受け付ける。演奏予約部115が、入力された選曲者を含む通知をカラオケ選曲装置30に送信すると、カラオケ選曲装置30の表示情報生成部312は、当該選曲者による選曲を受け付ける。即ち、表示情報生成部312は、先述の選曲画面の表示情報を生成し、ディスプレイに表示させる。演奏予約部311は、選曲画面に対する入力操作を受け付けると、カラオケ演奏装置20に選曲された楽曲に関する情報と選曲者に関する情報とを送信する。
【0113】
なお、情報処理装置10の演奏予約部115が、選曲のテーマに関する情報の入力を受け付けると、カラオケ選曲装置30に送信する。カラオケ選曲装置30の表示情報生成部312は、受信したテーマにより定まる条件を満たす楽曲を、選曲画面に選択可能に表示する。
【0114】
本変形例では、カラオケゲームに関する選曲以外の入力操作を情報処理装置10に対して行い、選曲に関する入力操作をカラオケ選曲装置30に対して行う。入力する情報に応じて、入力操作を行う装置を使い分けることが可能となり、カラオケゲームを効率的に楽しむことができる。
【0115】
<第3の変形例>
【0116】
次に、本実施形態の第3の変形例について説明する。第3の変形例では、カラオケ装置40が、上述の実施形態における情報処理装置10と同様の機能を有する。以下、上記の実施形態と異なる点を説明する。
【0117】
図14は、第3の変形例におけるカラオケ装置40の機能ブロック図の一例である。カラオケ装置40は、処理部410と、記憶部420と、入力部430と、出力部440と、通信部450と、を備える。処理部410は、カラオケ装置40の全体を統括的に制御する。記憶部420は、処理部410の処理に必要な情報を記憶する。入力部430は、カラオケ装置40に接続されるリモコン装置の備えるタッチパネル等の入力装置を介して情報の入力を受け付ける。出力部440は、リモコン装置の備えるディスプレイや、カラオケ装置40に接続されるスピーカー等の出力装置を介して情報を出力する。通信部450は、図示しないネットワークを介して接続される他の装置との情報の送信及び受信を仲介する。
【0118】
処理部410は、選曲者決定部411と、選曲相手表示部412と、評価部413と、チーム編成部414と、演奏予約部415と、楽曲再生部416と、を備える、選曲者決定部411と、選曲相手表示部412と、評価部413と、チーム編成部414と、演奏予約部415とは、各々先述の選曲者決定部111と、選曲相手表示部112と、評価部113と、チーム編成部114と、演奏予約部115と同様の処理を行うため、説明を省略する。また、楽曲再生部416は、先述の楽曲再生部211と同様の処理を行うため、説明を省略する。
【0119】
記憶部420は、選曲者情報421と、評価情報422とを記憶している、選曲者情報421と、評価情報422とは、各々先述の選曲者情報121と、評価情報122と同様であるため、説明を省略する。
【0120】
本変形例では、各処理部410は、接続されたリモコン装置に各画面を表示させ、各画面に対する入力操作を受け付ける。また、演奏予約部415により選曲された楽曲は、楽曲再生部416により再生される。本変形例では、カラオケ装置40によりカラオケゲーム支援処理が実行されるため、情報処理装置10を用いない場合においても、カラオケゲームの興趣性を享受することができる。
【0121】
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【0122】
なお、情報処理装置10、カラオケ演奏装置20、カラオケ選曲装置30、及びカラオケ装置40の機能構成は、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。上述に示す通り、情報処理装置10、カラオケ演奏装置20、カラオケ選曲装置30、及びカラオケ装置40の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【符号の説明】
【0123】
1:カラオケゲームシステム、10:情報処理装置、11:演算装置、12:メモリ、13:外部記憶装置、14:入力IF、15:出力IF、16:通信IF、17:記憶媒体駆動装置、18:メディア、20:カラオケ演奏装置、30:カラオケ選曲装置、40:カラオケ装置、110・210・310・410:処理部、111・411:選曲者決定部、112・412:選曲相手表示部、113・413:評価部、114・414:チーム編成部、115・311・415:演奏予約部、120・420:記憶部、121・421:選曲者情報、122・422:評価情報、130・320:430:入力部、140・220・330・440:出力部、141:参加者入力画面、142:選曲者確認画面、143:選曲相手表示画面、144:回覧指示画面、145:テーマ決定画面、146:評価受付画面、147:評価結果画面、150・230・340・450:通信部、211・416:楽曲再生部、212・312:表示情報生成部、241:選曲者入力画面(その1)、242:選曲者入力画面(その2)、243:選曲終了後の表示画面、N:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14