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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022047295
(43)【公開日】2022-03-24
(54)【発明の名称】引き違い戸における補助ロック機構
(51)【国際特許分類】
   E05C 7/02 20060101AFI20220316BHJP
   E05B 47/00 20060101ALI20220316BHJP
【FI】
E05C7/02 A
E05B47/00 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020153120
(22)【出願日】2020-09-11
(71)【出願人】
【識別番号】398075426
【氏名又は名称】沖マイクロ技研株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095717
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 博文
(72)【発明者】
【氏名】石川 敏之
(72)【発明者】
【氏名】山口 仁志
(57)【要約】
【課題】従来仕様のアルミサッシ窓の補助ロック錠の形態を大きく変更することなく、手動操作の利便性も残したまま、召合せ部分の上下の框内に収納可能な容積で、かつ極力低い電力で作動可能な補助ロック機構を提供する。
【解決手段】基板と、該基板に支持され、所定の中心角で往復回動すると共に無通電状態で保持トルクを有するアクチュエータと、該アクチュエータの出力軸に取り付けたリンクレバーと、該リンクレバーの回動端部と係合したリンクピンと、該リンクピンを一端部と係合すると共に、シーソー動可能に前記基板で軸支持したロック片と、から補助ロック機構を構成する。また、アクチュエータの出力軸と、ロック片のシーソー動作の軸支点を、上下に同一直線上に配置する。さらに、リンクレバーとリンクピンとの係合においては、リンクレバーの回動半径方向に延長した長溝内に係合させるようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
引き違い戸の召合せ部の上框又は下框に配設する補助ロック機構であって、
基板と、
該基板に支持され、所定の中心角で往復回動すると共に無通電状態で保持トルクを有するアクチュエータと、
該アクチュエータの出力軸に取付けたリンクレバーと、
該リンクレバーの回動端部と係合したリンクピンと、
該リンクピンを一端部で係合すると共に、前記基板に軸支持されてシーソー動作するロック片と、
から成ることを特徴とする引き違い戸における補助ロック機構。
【請求項2】
前記ロック片のシーソー動作を規制するストッパ体を、前記基板に設けたことを特徴とする請求項1記載の引き違い戸における補助ロック機構。
【請求項3】
前記アクチュエータの出力軸と、前記ロック片のシーソー動作の軸支点とを、上下に同一直線上に配置したことを特徴とする請求項1、又は2記載の引き違い戸における補助ロック機構。
【請求項4】
前記リンクレバーの回動面と前記ロック片のシーソー動作の作動面が、平行であることを特徴とする請求項1、2、、3、又は4記載の引き違い戸における補助ロック機構。
【請求項5】
前記リンクレバーと前記リンクピンとの係合において、
前記リンクレバーの回動半径方向に延長し、かつ開口したU字状の長溝内に、係合させたことを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の引き違い戸における補助ロック機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引き違い戸の召合せ部の上框又は下框に配設する電動作動の補助ロック機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から一般的な住宅等の開口部には、アルミサッシ窓枠の引き違い戸が用いられており、その施錠は上下に延びる召合せ框の中間付近に取付けたクレセント錠によって行われている。加えて、防犯性を高めるためのものとして、例えば、特許文献1において「窓サッシ等の補助錠」が開示されている。これは、窓枠の下框内に取付けたケース(11)に設けられたシリンダ錠(16)の回転により、ケース(1)内のスライダ(18)を水平方向に往復移動させてストッパ(12)の背面を押し、これによって前記ストッパ(18)をケース(11)から室内側に突出させて、他方側の引き違い戸の移動を阻止して施錠するものである。補助錠の施錠と同時にストッパ(18)をロックするようにしたものである。
【0003】
しかし、かかる開示発明におけるストッパ(12)の作動は、シリンダ錠(16)の手動操作で行うものであるため、キーによるシリンダ錠操作を個別に行う必要があり、設置個所が多い場合は非常に煩雑なものとなっていた。
【0004】
また、この施錠操作を自動で行うものとして、例えば、特許文献2において「引き違い戸用ロック装置」が開示されている。この開示発明は、取付手段(13)により引き違い戸(1)の召合せ部近傍に取付け自在なロック装置本体(7)及びロック部材(8)とで構成し、該ロック装置本体(7)に設けられており、かつ駆動手段(9)によりロック部材(8)との間でロック杆(7b)を出没させて、引き違い戸(1)を施錠及び解錠するものである。この駆動手段(9)は、リモコン装置から送られる施錠及び解錠信号により制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004-360312号公報
【特許文献2】特開2004-137851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1で開示されている発明では、上記したように各部屋を回って各窓にクレセント錠と補助錠を個別に手動操作をする必要があり、施錠操作に手間と時間がかかる上に、一箇所でも施錠を忘れると、防犯効果がなくなる等の問題があった。
【0007】
また特許文献2の開示発明にあっては、リモコン操作で施錠と解除ができるため上記の個別操作の煩雑性は解消されるが、装置に汎用性を持ったいわゆる外付けタイプであるため、装置取付けの確実性に不安が残ると共に、窓サッシ枠の下部がガラスである場合は、外側からもその装置の取付け状況が伺われ、侵入者が容易に破壊できてしまう恐れがあった。また、特許文献2の開示発明は、手動操作に対応していないため、リモコン操作をするまでもない一時的な操作や、リモコン操作ができない状況(例えば、停電、火災等)への対応に問題があった。
【0008】
そこで、本発明はかかる課題に着目して、従来仕様のアルミサッシ窓の補助ロック錠の形態を大きく変更することなく、手動操作の利便性も残したまま、召合せ部分の上下の框内に収納可能な容積で、かつ極力低い電力で作動させることを目的としている。さらには、無線方式で作動する装置を附帯させることにより、一斉にロックとアンロック、及びその一括管理まで発展させることを可能とする補助ロック機構を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明に係る補助ロック機構は、基板と、該基板に支持され、所定の中心角で往復回動するとともに無通電状態で保持トルクを有するアクチュエータと、該アクチュエータの出力軸に取付けたリンクレバーと、該リンクレバーの回動端部と係合したリンクピンと、該リンクピンを一端部と係合すると共に、シーソー動可能に前記基板で軸支持したロック片と、から成ることを特徴とする。
【0010】
また、前記アクチュエータの出力軸と、前記ロック片のシーソー動作の軸支点が、上下に同一直線上に配置すると、省スペースであると共に、リンクレバーを短くし重量を低減でき、低消費電力の面で有利となる。
【0011】
さらに、前記リンクレバーの回動面と前記ロック片のシーソー動作の作動面が、平行を成して配置することが好ましい。これにより、回転面と作動面とを、前記出力軸と直角となるため、リンク部での負荷増大を抑えることができ、かつ補助ロック機構の高さを低く抑えることができる。
【0012】
さらにまた、前記リンクレバーと前記リンクピンとの係合においては、前記リンクレバーの回動半径方向に延長した長溝内に係合させたことを特徴としている。この長溝は、リンクレバーの回動端部において回転半径方向に開口したU字溝としても良い。上記係合において、前記リンクピンの保持を、前記ロック片の一端部で行うようにしている。
【発明の効果】
【0013】
上記構成により本発明は、以下の効果を奏する。
1)省スペース化が図れ、既存の召合せ部付近の框内に補助ロック機構を設置することができ、外観を大きく変更することはない。
2)無通電状態でも保持トルクを有するアクチュエータを用いて使用電力を少なくすることで、省電力で機能させることができる。そのため、外部電力の供給が難しい窓枠部でも、窓枠部内の電池による電源供給で機能させることができる。
3)ロック片の回動角度の規制手段をストッバ体で行うことにより、ロック時に、アクチュエータ側に過剰なトルク負荷がかかることを抑えることができる。
4)リンクピンとリンクレバーにおける回り対偶においても、リンクレバー側を丸穴ではなく、長溝又はU字溝にすることで、リンク部回転軸の芯ずれの寸法精度に対する要求を下げつつ、組立性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施例1にかかる補助ロック機構の分解斜視図である。
図2】本実施例1の開錠状態を示す斜視図(A)、及びロック片のシーソー動作面を正面とした場合の正面図(B)である。
図3】本実施例1の施錠状態を示す斜視図(A)、及びロック片のシーソー動作面を正面とした場合の正面図(B)である。
図4】本実施例1をケース内に収納してユニット化した状態の内部概観図(A)、及び概観斜視図(B)である。
図5】本実施例1を召合せ部付近に配設した状態を示す概略図である。
図6】本実施例2の開錠状態を示す斜視図(A)、及び平面図(B)である。
図7】本実施例2の施錠状態を示す斜視図(A)、及び平面図(B)である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[実施例1]
以下に、本発明の補助ロック機構Mにかかる実施形態の第1例(「実施例1」と称する。)について、図1図3に基づいて説明する。なお、実施例1は、下記の構造に限定するものではない。また、住宅用の引き違い戸は、一般的には壁面に立設状態で建付けられているが、本発明は、傾斜壁面や屋根斜面の窓開口部への適用を排除するものではない。
【0016】
下記において、実施例1は、召合せ部の引き違い戸の室内外側の引き戸の下框に、配設した場合について説明する。
【0017】
図示符号1は、通電により所定の中心角度範囲で往復回動する電動アクチュエータであり、本機構の駆動源となるものである。このアクチュエータ1は、通電方向を切替えて正転又は逆転をさせるとともに、無通電状態でも保持トルクを持つ仕様のものを用いている。また必要により、設定した回動中心角を規制するためのストッパ手段を内蔵させてもよい。このアクチュエータ1は、L型アングル状の基板2の水平な底面2aに、出力軸1aを略垂直上方に向けて取付けている。上記基板2は、各構成機素を組み付ける基台となるものである。
【0018】
前記アクチュエータ1の出力軸1aには、リンクレバー3を取付けている。このリンクレバー3は、所定の長さのアーム状を成し、その一端部(「回動端部」と称する。)を出力軸1aに片持ち状態で取付け、アクチュエータ1の作動力によって回動する。すなわち、所定の中心角度の範囲を往復回転する。また、前記リンクレバー3の回動端部には、回動半径方向に延長すると主に、該端部に開口させた長溝3aを形成している。この長溝3aは、リンクピン4と回り対偶で係合させるため、上面視でU字状に形成している。この係合は丸穴でもよいが、その場合、組立時及び経年変化によって回転軸にずれが生じ、摩擦により動作負荷となる可能性がある。そのため、上面視でU字状に形成して芯ずれの逃がしを可能にし、寸法精度への要求を低減している。この係合により、リンクレバー3からの水平面上の回動方向のみの作用力を後述のロック片5へ伝達するようにしている。
【0019】
かかる構成により、リンクレバー3とリンクピン4の接触面積を、最小限にして摩擦負荷を抑えるとともに、部品公差の積み上げなどでロック片5の軸体5bとアクチュエータ1の出力軸1aの芯ずれが生じても、長溝3aで逃げることができ、アクチュエータ1の回転負荷を最小限に抑えることができる。
【0020】
次にロック片5は、回動(シーソー動)面が長方形の略扇形ブロック状をなし、その一端側の下面で前記リンクピン4を支持している。そして、ロック片5は、平面視でL型ブロック状のストッパ体6の上下に配置する支持板6a、6aをもって挟持され、このストッパ体6及び支持板6a、6aを介して前記基板2の立設面2bに取付けている。このとき、ロック片5は、略中間部から水平方向に突出した軸支部5aに軸体5bを回転自在に貫通させ、その両端部を2枚の支持板6aの軸受6dを介して回動自在(又は揺動自在)に構成している。
加えて、本実施例1では、この軸体5bの位置(別言すると、ロック片の軸支点。)を、前記アクチュエータ1の出力軸と上下同一直線上となるように配置している。
【0021】
上述の構成のロック片5は、前記リンクピン4からの作用力(水平回動力)を受けて、前記軸体5bを回転軸として水平面上をシーソー動作することとなる。このシーソー動作により、施錠時にはロック片5の一端部5c(リンクピン4の取付け側)が、正面視で前記ストッパ体6の左側の奥行面6bに当接して移動が規制される。このとき、実施例1はロック状態となる。一方、ロック片5が逆方向にシーソー動作すると、前記一端部5cの対向側の他端部5dが、ストッパ体6の正面視で右側の手前面6cに当接して移動が規制されて、アンロック状態(開錠状態)となる。
【0022】
上記構成によれば、アクチュエータ1、リンクレパー3、及び支持板6aを介してストッパ体6に保持されたロック片5を、下から順次取付けて行くことにより、煩雑な芯合わせを必要とすることなく同軸上に、迅速な組み付けを行うことができる。
【0023】
そして、上記実施例1は、前記引き戸の下框内に前記基板2を直接取付けても良いが、前記アクチュエータ1の電源となる電池7a及び制御回路7eと共にケース7の内部に収納してユニット化することにより、その取扱い性を高めている。ケース7は、例えば、図4に示したように、正面側が開口した矩形箱型に形成し、その開口側を周囲にフランジ部を形成した矩形状のパネル板7bで閉塞している。このパネル板7bには、前記ロック片5のシーソー動作する面5e(以下、「シーソー動作面」と略称。)に適合した開口形の作動窓7cを形成している。このシーソー動作面5eは、開錠時には、パネル板7bと面一となるように設定して形成している。また、パネル板7bには、前記電池7aの交換のためのリッド7dを形成している。
【0024】
上記のユニット化した本実施例1は、例えば、図5に示したように、召合せ部8の室外側引き戸8aの下框8c内に取付けている。そのロック状態のロック片の作動仕様は、従来と同様である。すなわち、アクチュエータ1の正逆切り換え通電によりロック片5がシーソー動作して、他端部5d(リンクピン4の係合部の反対側の端部)が、ケース7の作動窓7cから突出する。この突出端面5fが、室内側引き戸8bの召合せ框8dの戸当り面8eに当接する。その当接により、ロック片5の一端側(リンクピン4の係合側)が、ストッパ体6の奥行面6bに当接して突っ張り状態となり、その反力によってロック状態(施錠)となる(図3(A)、図5(B))。この作動後に通電を遮断して、アクチュエータ1の保持トルクにより、ロック状態を維持することとなる。
【0025】
また、このアンロック状態(開錠)は、アクチュエータ1の通電方向を逆にすると、リンクレバー3は、逆方向に回動し、リンクピン4の作動力を伝達する。この作動力によってロック片5は、ロック状態と逆方向にシーソー動作して、前記召合せ框8dの戸当り面8eとの当接を解除することとなる。これにより、シーソー動作面5eは、前記作動窓7cに適合して前記パネル板7bと面一となる。この作動後に通電を遮断して、アクチュエータ1の保持トルクにより、アンロック状態を維持することとなる。
【0026】
また、アクチュエータ1の保持トルクを適当に設定すれば、従来通り手動でもロック片を操作して、施錠と開錠を行うことができる。
【0027】
[実施例2]
次に、本発明の補助ロック機構Mにかかる実施形態の第2例(「実施例2」と称する。)について説明する。
【0028】
上記実施例1においては、図1図3に示したように、リンクレバー3とロック片5の配置は、それぞれの回動支点を上下同一直線上に配置したことを特徴としている。しかし、本発明はこれに限定するものではなく、リンクレバーとロック片の回動支点を上下同一直線上以外の位置(オフセット)に配置してもよい。このオフセットの構成例を実施例2として、図6図7に基づいて説明する。
【0029】
実施例1と基本構成は同様である。すなわち、チャンネル状の基板20に同機能のアクチュエータ10と、これの出力軸10aに取付けたリンクレバー30と、これと連係するリンクピン40と、リンクピン40と連係したロック片50、そして、ロック片50を規制して突っ張り反力を作用させるストッパ基台60と、からなる。
【0030】
ロック片50は、基板20の底面20aに配置した矩形ブロック状のストッパ基台60に、シーソー動作を可能にして軸支持している。ストッパ基台60は、アクチュエータ10に隣接して取付けている。これにより、リンクレバー30の回動軸30a(アクチュエータ出力軸10aと同じ)と、ロック片50の回動軸50aの位置関係は、実施例1と異なり水平方向にオフセットした状態となっている。
【0031】
また、ロック片50には、図6(B)と図7(B)に示したように、略クランク状に屈曲したロック片50の一端側(図上、左側)に、回動半径方向に開口した長溝50bを形成している。この長溝50bの内部に、前記リンクピン40が摺動可能な状態で係合している。また、前記ストッパ基台60には、前記ロック片50の他端側50c(図上、右側)がシーソー動作して突出移動した際に、それ以上の移動を規制するための柱状ストッパ60aを、立設状に形成している。
【0032】
また、ロック片50は、シーソー動作して開錠状態となったときは、その室内側の側面が前記基板20の縁部に立設させたストッパ片20bに当接してそれ以上の移動が規制される。このとき、ロック片50の正面は前記ケース7のパネル板7bと面一となる。
【0033】
かかる構成により、アクチュエータ10の回動により実施例1と同様に、リンクレバー30とロック片50とが連係して、ロック片50がシーソー動作して他端側50cが、前記パネル板7bの可動窓7cから突出する。この状態でロック片50の突出端面50dが、召合せ框8dの戸当り面8eと当接し、それと同時にロック片50のクランク状の屈曲部側面50eが、前記柱状ストッパ60aと当接することにより突っ張り反力が作用して、ロック状態となる。
【0034】
上記構成によれば、ストッパ基台60とアクチュエータ10を同一面上で隣接配置しているため、上記実施例1と比べて、前記2枚の支持板6aが不要となる分だけ高さを低くすることができ、薄型に形成することができる。その結果、従来寸法の召合せ部の框内に取付け易くなる効果を有する。
【符号の説明】
【0035】
M 補助ロック機構
(実施例1)
1 アクチュエータ
2 基板
3 リンクレバー
4 リンクピン
5 ロック片
6 ストッパ体
7 ケース
8 召合せ部
(実施例2)
10 アクチュエータ
20 基板
30 リンクレバー
40 リンクピン
50 ロック片
60 ストッパ基台
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7