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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022047881
(43)【公開日】2022-03-25
(54)【発明の名称】損害率管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20220317BHJP
【FI】
G06Q40/08
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020153907
(22)【出願日】2020-09-14
(71)【出願人】
【識別番号】518255592
【氏名又は名称】ゼアーウィンスリーサービス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】518255606
【氏名又は名称】MSM株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】特許業務法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】前澤 周平
(72)【発明者】
【氏名】一戸 翼
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB61
(57)【要約】      (修正有)
【課題】販売された商品に付帯した損害保険の次期の保険料を決定するために、損害率を算出する損害率管理システムを提供する。
【解決手段】損害率管理システム100は、損害率・保険料計算手段120と、小売店の端末との間および保険会社の端末との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段130と、データ処理サーバ110と、データ記憶手段140と、モニタ150と、を備える。損害率・保険料計算手段120は、損害率および次期保険料の予測値を定期的に計算し、この計算結果を小売店端末210および保険会社端末310に送信する。小売店はこれに基づいて、次期の商品の販売計画を設定し、保険会社は次期の保険料を設定する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の損害保険の損害率管理システムであって、損害率・保険料計算手段と、小売店の端末との間および保険会社の端末との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段とを備えるデータ処理サーバと、データ記憶手段と、モニタとを少なくとも備える損害率管理システムであって、
ある品目の損害保険付帯商品が売れた時に、その日付、個数、価格を含む販売データを前記小売店の端末より受信して前記データ記憶手段に記憶させ、また、前記商品の販売日を前記商品の損害保険の保険期間の開始日として記憶させ、
前記小売店から前記販売された商品に故障や破損が発生したという通知を受けた場合、前記損害率管理システムの管理者は、前記故障・破損が保険の保証の条件に該当すると判断した場合、前記故障・破損の通知の日付、および保険金の額を、事故データとして前記データ記憶手段に記憶させ、
前記品目の前記商品の個々の前記販売データ、前記保険期間のデータおよび前記事故データを前記データ記憶手段に集積し、該集積されたデータに基づいて前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料の予測値を定期的に計算して前記データ記憶手段に記憶させ、
計算された最新の前記損害率を、前記データ送受信手段を介して前記小売店の端末および前記保険会社の端末に送信し表示し、前記小売店は表示された前記損害率および次期保険料予測値に基づいて、次期の前記品目の商品の販売計画を設定し、前記保険会社は次期の保険料を設定する
損害率管理システム。
【請求項2】
前記損害率がEI損害率である、請求項1に記載の損害率管理システム。
【請求項3】
前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料を日毎に計算する、請求項1または2に記載の損害率管理システム。
【請求項4】
計算された前記損害率が所定の損害率に達した場合に、前記保険会社、前記小売店それぞれの端末にアラートとして表示する、請求項1~3のいずれか1項に記載の損害率管理システム。
【請求項5】
他の保険・保証サービスの管理システムとAPI接続可能に構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の損害率管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、損害保険付帯商品の小売店の販売データを基に損害率を計算し、小売店や保険会社に定期的に提供して、適正な次期保険料を決定する損害率管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在小売店やインターネットで販売されている一部の商品(例えばスマートフォン、家電、タイヤ、自動車部品)には所定の期間保証が付帯しており、販売した商品が故障や破損した場合には、所定の有効期間、金額の範囲内で商品の修理費や交換費用が保証されている。これらの保証にかかる費用は、小売店が保険会社やその代理店と契約した損害保険によりまかなわれる。
【0003】
ある時点で商品Aが故障または破損した場合、これに対して保険会社から小売店に支払われる保険金は、小売店が商品Aに対して支払っている損害保険Aの保険料からまかなわれる。その保険料は損害保険Aの損害率を基にして決定されるが、顧客が対象の商品Aを購入した日にちは不規則であり、従ってその物品の損害保険Aの期間が開始となる日にちも不規則となる。さらに、損害保険Aのような約定履行費用保険では、多くの場合契約期間は1年であり、損害が発生した日にちは通常保険Aの満期日以前であり、経過した保険期間も個々に異なっている。そのため、販売されたすべての商品Aの個々の損害額や経過保険期間を全て反映させて保険料を算出することは極めて煩雑な作業となる。
【0004】
当期の保険期間が終了し、小売店の次期の保険料を決定する場合、保険会社は保険の基本的指標である「損害率」に基づいて決定する。「損害率」は「保険金」を「保険料」で割った値であり、これが大きくなりすぎて保険会社の収益が悪化しないように、通常は70%程度に設定されている。上述のように、販売された商品の損害を保証する保険の場合、通常はアーンド・インカード(EI:Earned Incurred)損害率を用いて計算する。EI損害率は次の(式1)で定義される。
(EI損害率)=(発生損害額)/(既経過保険料) (式1)
ここで、既経過保険料は保険会社が受け取った保険料の内、当期間の保証に充てるべき保険料、発生損害額は当期に発生した事故に係る保険金である。もちろん他の定義による損害率を適宜用いてもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002-373259号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
損害保険Aのような約定履行費用保険においては、損害率の計算は通常エクセル入力による手計算で行うため、上述のように煩雑であり事務作業の負担が大きい。そのため、保険会社あるいは代理店はクライアント(小売店)に対して損害率の毎月の提示は行わず、保険の更新時やクライアントに途中経過の報告を求められた場合、あるいは重要なクライアントに特例として半期に1度損害率の提示を行う程度である。一般にクライアントは、保険満期の約1ヶ月前に提示された損害率に基づく次年度保険料をもとに、次年度の保証サービスの継続可否の意思決定を迫られるという事も珍しくない。生命保険や火災保険のような一部の保険商品においては、被保険者または証券を指定して損害率等の計算を、コンピュータで自動で行わせるシステムは存在するが(例えば、特許文献1)、あくまで保険会社が社内管理のために使用しているに過ぎず、損害率を提示する、または損害率の推移を提示するものではない。また、比較的低価格な上述の商品の損害保険では、保険の契約者(商品の顧客)の数も多く、扱うデータ量も大きいため、損害率の計算を自動で行なうシステムはこれまで存在しない。
【0007】
本発明は、保険料の算出の基礎となる損害率を、定期的に、好適には日毎に自動計算し、小売店および保険会社にその推移をオンラインで提示するので、小売店は次期の保険料のための予算、商品の金額等を容易に設定でき、保険会社はこれに基づいて保険金を容易に設定変更することが可能となる損害率管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による損害率管理システムは、損害率・保険料計算手段と、小売店の端末との間および保険会社の端末との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段とを備えるデータ処理サーバと、データ記憶手段と、モニタとを少なくとも備え、
ある品目の損害保険付帯商品が売れた時に、その日付、個数、価格を含む販売データを前記小売店の端末より受信して前記データ記憶手段に記憶させ、また、前記商品の販売日を前記商品の損害保険の保険期間の開始日として記憶させ、
前記小売店より前記販売された商品に故障や破損が発生したという通知を受けた場合、前記損害率管理システムの管理者は、前記故障・破損が保険の保証の条件に該当すると判断した場合、前記故障・破損の通知の日付、および保険金の額を、事故データとして前記データ記憶手段に記憶させ、
前記品目の前記商品の個々の前記販売データ、前記保険期間のデータおよび前記事故データを前記データ記憶手段に集積し、該集積されたデータに基づいて前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料の予測値を定期的に計算して前記データ記憶手段に記憶させ、
計算された最新の前記損害率を、前記データ送受信手段を介して前記小売店の端末および前記保険会社の端末に送信し表示し、前記小売店は表示された前記損害率および次期保険料予測値に基づいて、次期の前記品目の商品の販売計画に反映させ、前記保険会社は次期の保険料を設定することを特徴としている。
【0009】
前記損害率は好適にはEI損害率である。また前記損害率・保険料計算手段は損害率および次期保険料を日毎に計算するのが好適である。
【0010】
さらに本損害率管理システムは、計算された前記損害率が所定の損害率に達した場合に、前記保険会社、前記小売店それぞれの端末にアラートとして表示する機能を有しても良い。
【0011】
さらに、本損害率管理システムは他の保険・保証サービスの管理システムとAPI接続可能に構成されていてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明による損害率管理システムを用いれば、小売店は日毎に自動計算された損害率に基づいて計算された次期の保険金予測値をいつでも参照できるので、次年度の保険の継続の可否、保険料に必要な予算、商品の販売量、価格等の販売計画を立てることが容易になる。また保険会社は常に損害率を参照できるので、損害率を悪化させることなく保険料の設定を変えることができる。
【0013】
さらに、保険会社あるいは保険代理店は、同じ保険Aに加入している複数の小売店の損害率を容易に比較できるので、個々の小売店に対して個別の保険料を設定、管理することが容易になり、収益性をより高めることが可能となる。また、ある小売店の損害率が著しく悪化した場合には、不正な保険申請を疑うことができ、申請状況などを調べることにより、小売店または顧客の不正を見つけ出すことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の第1の実施例による損害率管理システムに係るデータの流れを模式的に示す図である。
図2図2は、本発明による損害率管理システムの構成を模式的に示す図である。
図3図3は、本発明の第2の実施例による損害率管理システムに係るデータの流れを模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0015】
(本損害率管理システムのデータの流れ)
本発明による損害率管理システムのデータの流れを図1に模式的に示す。小売店20はスマートフォン、家電、タイヤ、自動車部品などの損害保険付き商品を顧客(1…n)に販売する。売れた日時はランダムであり、売れた商品の数は日々増加する。小売店はある商品Aが売れた日付、販売価格、数量等の販売データを保険代理店10にオンラインで送付し、この販売データは保険代理店10が管理する損害率管理システム100に記憶される。通常この販売データを受領した時が損害保険の開始日となり、保険データとしても入力される。
【0016】
購入した商品に故障や破損が発生したという連絡を顧客から受けた場合、小売店は故障や破損の程度を確認し、保険の対象条件に該当すれば、小売店20は顧客から商品を引き取り修理または交換を行う。小売店はこの補償に要した金額等のデータ(事故データ)を保険代理店10にオンラインで送信し、この事故データは損害率管理システム100に記録される。またこれらのデータは保険代理店10から保険会社30にも送信される。このような個々の商品Aの保険データおよび事故データを集積し、例えば月末に保険代理店10あるいは保険会社30は小売店20に保険金を支払う。
【0017】
一方、本損害率管理システムは、このように集積された商品Aの保険データ、事故データおよび現在の保険料に基づいてEI損害率を計算し、計算結果は小売店20および保険会社30に送信され表示される。従って、保険代理店10だけでなく保険会社30、小売店20も常に最新の損害率を把握することができる。EI損害率は定期的、例えば日毎に計算され、EI損害率の推移がチャート、グラフで表示されるようにしてもよい。
【0018】
また、所定のEI損害率(例えば70%)に達した場合に、保険会社30、小売店20それぞれの端末に色や音によりアラートとして表示を出すようにしてもよい。これによって、保険会社30はEI損害率の推移を評価し、今後保険の収益性が悪化すると判断した場合には保険料を高く改定して来期の保険料として保険代理店10に送信し、損害管理システムに記憶させる。あるいは、EI損害率の最大値を予め設定し、これに達した時に所定の損害率の値に戻すような保険料を、損害管理システムが自動で計算するようにしてもよい。このように計算された最新の次期保険料の予測値は、小売店20に定期的に送信され表示される。
【0019】
商品Aは通常複数の小売店で販売されているので、本損害率管理システム100により、保険代理店10は小売店20による損害率の差を把握することが可能となる。従って、商品Aに対する保険料は小売店に対して一律にする必要はなく、EI損害率の大きい小売店は保険料を高くするというように、小売店毎に保険料を設定することも可能になる。さらに、ある小売店の損害率が著しく悪化した場合には、不正な保険申請を疑うこともでき、申請状況などを調べることにより、小売店または顧客の不正を見つけ出すことも可能となる。
(本システムの構成)
【0020】
図2に本発明による損害率管理システム100の構成を模式的に示す。損害率管理システム100は、損害率・保険料計算手段120、データ送受信手段130を備えたデータ処理サーバ110、およびデータ記憶手段140、モニタ150とから構成されている。データ処理サーバ110はデータ送受信手段130からインターネット(登録商標)を介して小売店の端末210および保険会社の端末310とデータの送受信を行う。データ記憶手段140は小売店から日毎送られてくる保険データ、事故データを記録し、これらのデータを基に損害率・保険料計算手段120により損害率および保険料予測値を自動計算し、計算結果をデータ記憶手段140に記憶させる。データ記憶手段140はメモリ・デバイス、ハード・ディスク、データベース・サーバ等のいずれの形式による記憶手段であってもよい。
【0021】
モニタ150は、日毎に計算されたEI損害率、保険料予測値の数値の表、およびこれらの推移のチャート、グラフを表示する。なおデータ処理サーバ110は、CSV形式で別途記入されたれた保険データ、事故データを、損害率およびその推移のチャート、グラフとして表示させる機能を有していても良い。これにより、本システムにオンラインで入力されなかったデータや本システム導入前のデータ等を取り込むこともできる。損害率を含む各種データの推移のチャート、グラフの画面はデータ送受信手段130を介して小売店の端末210および保険会社の端末310のモニタにも表示させることができる。
【0022】
さらに、本発明による損害率管理システム100は、他の種々の保険・保証サービスの管理システムとAPI(Application Programming Interface)接続する機能を備えていてもよい。これにより、各種保険の損害率、保険料の計算に本システムの機能を容易に利用することができる。
【実施例0023】
実施例1では保険代理人10が損害率管理システム100を所有、管理する例を説明したが、図3に模式的に示すように、保険会社30が直接損害率管理システム100を所有し、管理を行ってもよい.
【0024】
上記記載は実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の原理と添付の請求の範囲の範囲内で種々の変更および修正をすることができることは当業者に明らかである。
【符号の説明】
【0025】
10 保険代理店
20 小売店
30 保険会社
100 損害率管理システム
110 データ処理サーバ
120 損害率・保険料計算手段
130 データ送受信手段
140 データ記憶手段
150 モニタ
210 小売店の端末
310 保険会社の端末
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2022-01-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の損害保険の損害率管理システムであって、損害率・保険料計算手段と、小売店の端末との間および保険会社の端末との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段とを備えるデータ処理サーバと、データ記憶手段と、モニタとを少なくとも備える損害率管理システムであって、
前記データ処理サーバは、
ある品目の損害保険付帯商品が売れた時に、その日付、個数、価格を含む販売データを前記小売店の端末より前記データ送受信手段を介して受信し前記データ記憶手段に記憶させ、また、前記損害保険付帯商品の販売日を前記損害保険付帯商品の損害保険の保険期間の開始日として記憶させ、
売された前記損害保険付帯商品に故障や破損が発生した場合、前記小売店の端末から前記データ送受信手段を介して受信した、前記故障や破損に対する補償に要した金額を含む事故データを、前記データ記憶手段に記憶させ、前記データ送受信手段を介して前記事故データを前記保険会社の端末に送信し、
損害保険付帯商品の個々の前記販売データ、前記保険期間のデータおよび前記事故データを前記データ記憶手段に集積し、該集積されたデータに基づいて前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料の予測値を定期的に計算し、該計算結果を前記データ記憶手段に記憶させるとともに前記モニタに表示させ
計算された最新の前記損害率を、前記データ送受信手段を介して前記小売店の端末および前記保険会社の端末に送信する
損害率管理システム。
【請求項2】
前記損害率がEI損害率である、請求項1に記載の損害率管理システム。
【請求項3】
前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料を日毎に計算する、請求項1または2に記載の損害率管理システム。
【請求項4】
計算された前記損害率が所定の損害率に達した場合に、前記保険会社、前記小売店それぞれの端末にアラートとして表示する、請求項1~3のいずれか1項に記載の損害率管理システム。
【請求項5】
他の保険・保証サービスの管理システムとAPI接続可能に構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の損害率管理システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明による損害率管理システムは、損害率・保険料計算手段と、小売店の端末との間および保険会社の端末との間でデータの送受信を行うデータ送受信手段とを備えるデータ処理サーバと、データ記憶手段と、モニタとを少なくとも備え、
前記データ処理サーバは、
ある品目の損害保険付帯商品が売れた時に、その日付、個数、価格を含む販売データを前記小売店の端末より前記データ送受信手段を介して受信し前記データ記憶手段に記憶させ、また、前記損害保険付帯商品の販売日を前記損害保険付帯商品の損害保険の保険期間の開始日として記憶させ、
売された前記損害保険付帯商品に故障や破損が発生した場合、前記小売店の端末から前記データ送受信手段を介して受信した、前記故障や破損に対する補償に要した金額を含む事故データを前記データ記憶手段に記憶させ、前記データ送受信手段を介して前記事故データを前記保険会社の端末に送信し、
損害保険付帯商品の個々の前記販売データ、前記保険期間のデータおよび前記事故データを前記データ記憶手段に集積し、該集積されたデータに基づいて前記損害率・保険料計算手段が損害率および次期保険料の予測値を定期的に計算し、該計算結果を前記データ記憶手段に記憶させるとともに前記モニタに表示させ
計算された最新の前記損害率を、前記データ送受信手段を介して前記小売店の端末および前記保険会社の端末に送信する
ことを特徴としている。