(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022048170
(43)【公開日】2022-03-25
(54)【発明の名称】医療機器アダプター
(51)【国際特許分類】
A61M 25/088 20060101AFI20220317BHJP
【FI】
A61M25/088
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022000401
(22)【出願日】2022-01-05
(62)【分割の表示】P 2017568259の分割
【原出願日】2016-07-01
(31)【優先権主張番号】62/249,482
(32)【優先日】2015-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/196,952
(32)【優先日】2016-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/188,363
(32)【優先日】2015-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/325,700
(32)【優先日】2016-04-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/279,858
(32)【優先日】2016-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517451548
【氏名又は名称】コーヴェラス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100171675
【弁理士】
【氏名又は名称】丹澤 一成
(72)【発明者】
【氏名】ビーチ,ブラッドリー
(57)【要約】
【課題】改善されたアダプターを提供すること。
【解決手段】医療機器の内腔で相互に作用する近位部分やコンフィギュレーションあるいは医療機器の意図された使用を修正して、増大させるか、あるいは拡張する遠位部分を有するようアダプターが作られた。アダプターの近位部分は、使用中医療機器にアダプターを固定する方法で、医療機器の内腔と相互作用する。アダプターの遠位部分は、一般にカテーテルあるいは装置の内腔の外にある。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療機器のためのアダプターであって、当該アダプターは、以下を含む;
近位部分と遠位部分、アダプターの近位部分において配置された付属品メカニズム、順応された当該付属品メカニズムが医療機器の内側の内腔に当該アダプターを接続するよう順応された当該付属品メカニズム、そしてアダプターの外部部分は、医療機器の遠位部分を超えて伸長する。
【請求項2】
当該アダプターの近位部分から当該医療機器の当該遠位部分まで導管を提供する内腔を当該付属品メカニズムが含む請求項1のアダプター。
【請求項3】
当該アダプターの近位部分から当該アダプターの当該遠位の部分まで導管を提供する内腔を当該付属品メカニズムが含む請求項1のアダプター。
【請求項4】
付属品メカニズムが、コイルを含み、当該内腔と当該コイルの相互作用による当該医療機器に接続するよう順応した請求項1のアダプター。
【請求項5】
当該アダプターの当該遠位部分が少なくとも1内腔を含む請求項2のアダプター。
【請求項6】
当該コイルが物理的拘束で配置され、当該物理的拘束が、当該内腔のサイズや直径よりも小さく、当該物理的拘束が当該医療機器の使用中に取り出されることに順応している請求項4のアダプター。
【請求項7】
当該付属品メカニズムがさらに1番目と2番目の端を有し、じょうごの形を有する当該チューブの最初の端、当該アダプターの当該近位部分につながれている当該チューブの当該2番目の終端から構成される請求項1のアダプター。
【請求項8】
当該付属品メカニズムがさらにチューブ、1番目と2番目の終わりを有する当該チューブ、じょうごの形を有する当該チューブの最初の端、当該じょうごの形に隣接する当該コイルにつながれている当該チューブを含む請求項4のアダプター。
【請求項9】
当該付属品メカニズムが、さらにチューブ、1番目、2番目の端を有する当該チューブ、当該チューブの当該1番目の端に隣接し接続した当該コイル、当該アダプターの当該遠位部分に接続された当該チューブの当該2番目の端を含む請求項4のアダプター。
【請求項10】
当該コイルが、当該内腔に相互作用するよう順応されている当該コイルの一部にある大きいピッチを有する請求項4のアダプター。
【請求項11】
当該コイルの近位端が、当該コイルの末端より小さいサイズあるいは直径である請求項4のアダプター。
【請求項12】
当該コイルの近位端が当該内腔に相互作用するよう順応されている当該コイルの一部より小さいサイズあるいは直径である請求項4のアダプター。
【請求項13】
当該コイルの近位端と当該コイルの遠位端が、当該内腔より小さいサイズあるいは直径である請求項4のアダプター。
【請求項14】
当該コイルのピッチが変動である請求項4のアダプター。
【請求項15】
当該コイルがワイヤで形成され、当該アダプターが当該医療機器に接続したあと当該コイルのピッチが当該内腔に相互作用するよう順応されている当該コイルの一部が当該ワイヤの幅の5倍以上である請求項4のアダプター。
【請求項16】
当該コイルがワイヤで形成され、当該アダプターが当該医療機器に接続されたあと、当該内腔に相互作用するよう順応されている当該コイルの一部の当該コイルの軸に垂直な線から測って15度またはそれ以上の鋭角でらせん状にコイルが巻いた請求項4のアダプター。
【請求項17】
当該コイルがワイヤで形成され、当該アダプターが当該医療機器に接続されたあと、当該コイルのピッチが、当該ワイヤの幅にほぼ等しいピッチから当該ワイヤの幅の5倍かそれより太いピッチに変わる請求項4のアダプター。
【請求項18】
当該コイルの当該遠位部分が当該アダプターの当該遠位部分の空洞に受け取られる請求項4のアダプター。
【請求項19】
当該アダプターの当該遠位部分が、熱可塑性エラストマーまたは軟質ポリマーで形成される請求項1のアダプター。
【請求項20】
当該アダプターの当該遠位部分が最初の内腔と2番目内腔、当該医療機器の当該内腔に接続している当該2番目の内腔を含む請求項1のアダプター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、体内で、あるいは、より専門的に医療機器を変換または増強することを目的とする、例えば、医療機器の目的または設定が修正または拡張される、カテーテルのような、アダプターに使用される医療機器のためのアダプターの設計に関連する。
【0002】
この出願は、すべての出願が参照により本出願書に組み込まれる、2016年6月29日提出米国特許出願15 / 196,952、2015年7月2日提出米国仮特許出願62 / 188,363、2015年11月2日提出62 / 249,482、2016年1月18日提出62 / 279,858および2016年4月21日提出62 / 325,700の利益を請求する。
【背景技術】
【0003】
カテーテルタイプ装置は、内腔用に典型的には長い管状構造であり、それは、脈管構造をナビゲートし、造影剤または治療物質を注入し、血栓を吸引し、さらに、脈管構造または他の体腔内の標的部位に他の機器または治療法を送達する手段を提供するためのものである。カテーテルタイプ装置は、一般的には皮膚などに開けた小さい穴を通して挿入され、視覚ガイダンスのもと身体内の目標位置まで導かれる。
【0004】
米国特許出願公開第2007/0244440号では、少なくとも2つの異なったサイズのワイヤガイド使用のための拡張チップを伴ったカテーテルを含む医療機器を明らかにしている。カテーテルは最初の直径の最初のワイヤガイドを受けとるために内腔サイズのワイヤガイドを含んでいる。カテーテルは、同じくワイヤガイド内腔とのコミュニケーションで最初の穴から2番目の穴まで遠位方向に拡張する先端管腔も含みうる。最初の穴は最初のワイヤガイドを受けとるサイズで、2番目の穴は最初のワイヤガイドより小さい直径の2番目のワイヤガイドを受けとるサイズに定められる。カテーテルは、同じく2番目の穴を通る最初の直径で直径のワイヤガイドを受けるために、放射状に先端管腔を拡大することができる1つ以上の縦方向拡張機能を含む。
【0005】
カテーテルアセンブリをトンネルに接続するまたは1番目、2番目と1番目の端と2番目の端の間で拡張する縦方向軸を有する一般的な管状体を持つアダプターアセンブリが、米国特許第8,100,884号で明らかにされている。アダプターの最初の終端は、トロカールの近位端に係合するために組み立てられる。アダプターの2番目の終端は、少なくとも1つのカテーテル内腔を解放可能に係合するために組み立てられる。スライダーは、アダプターについて配置されて、そしてアダプターに沿って縦方向に摺動可能である。スライダーがアダプターの2番目の終端に向かってスライドする際、スライダーはアダプターの上で複数の脚を係合し、そしてお互いまたはアダプターの縦方向軸に向かって傾く。
【0006】
米国特許第8,523,840号にて、カテーテルの近位端を体外医療機器に接続するためにカテーテルと共に使用されるカプラアセンブリが示されている。典型的なカプラアセンブリは、カテーテルのために球状連結カプラを含んでいる。本体に接続する1番目のシリンダー部分やカテーテル本体の遠位端に接続する2番目のシリンダーをカプラは含んでいる。カプラはまた、少なくとも2本のリンクアームを含む球状連結を有している。それぞれの2本のリンクアームは、1つの終わりが最初のシリンダー部分、一方の端が2番目のシリンダー部分に接続している。2本のリンクアームは、本体部分をカテーテルの遠位端に接続し、構造に加えられた外力に応えて関連部をカテーテルの末端に動かすことができるようにする。
【0007】
医療機器の構成または意図された使用を、増大、拡張、または変更する特徴を持って設計、改善されたアダプターに提供することは望ましいことである。アダプターは、カテーテルのような医療装置に迅速に取り付けられる幾何学的、機械的および/または熱的特性を含む。一具体例では、アダプターは単一のガイドワイヤ装置から2つのガイドワイヤの装置への医療機器の変換を提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0244440号明細書
【特許文献2】米国特許第8,100,884号明細書
【特許文献3】米国特許第8,523,840号明細書
【発明の概要】
【0009】
本発明では、アダプターは、医療機器の内腔と接する近位部分と、医療機器の構成または意図された使用を変更、増大、または拡張する遠位部分とを有するように構成されている。医療装置はカテーテルであってもよい。 アダプターの近位部分は、使用中にアダプターを医療装置に固定するように、医療装置の内腔と相互作用している。 アダプターの遠位部分は、一般に、カテーテルまたはデバイスの管腔の外側にあり、医療機器の構成または意図された用途を増大、拡張または変更する特徴を有するように設計されている。
【0010】
アダプターの近位部分は、医療器具の内腔との締り嵌めを提供するように設計されているので、その後の使用中にアダプターは安全なままである。近位部分は、医療器具の内腔に容易に挿入されるようにさらに設計されている。一具体例では、アダプターの近位部分は、構造が手術室環境温度で内部管腔内に収まるように内腔よりもわずかに小さいような形状および機械的/熱的特性を有するコイル構造を含み、体内で体温に近づいているときにアダプターを医療機器の内腔に固定するためのサイズになってしまう。例えば、コイル構造体は、体温よりも低いが、手術室またはカテーテル検査室で通常予想される温度よりも高い所定の常圧成面(AF)温度でニチノールで形成することができる。代替的に、コイル構造は、手術室環境における内部管腔よりも小さいサイズを有するように物理的に拘束され、その後、アダプターが医療装置に着座し、物理的拘束があると、医療装置の内腔と接合するように膨張することができる。コイル構造は、医療装置の内腔内に挿入されるときに圧縮して固定するように構成することができる。
【0011】
近位部分は、ガイドワイヤのための経路を維持するための内部管腔を含むことができ、例えば造影剤注入のためのものにもなり得る。 近位部分は、より小さなサイズに圧縮され、その後、アダプターをカテーテルまたは他のデバイスの内部管腔に固定するために拡張され得る、編組構造またはスロット付き管状ステント様ジオメトリを含み得る。
【0012】
アダプターの遠位部分は、例えば医療装置を単一のガイドワイヤ装置から2つのガイドワイヤ装置に変換するために、医療装置の構成を変更するために使用することができる。
【0013】
添付の図解を参照しながら、本発明による例示的な具体化の詳細な説明により、本発明の前述の説明、ならびにさらなる目的、特徴、および利点が、より深く理解されえる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1Aは、この発明で示すアダプターの具体化の図解縦断面図と医療機器の末端の部分的な図解縦断面図である。
図1Bは、
図1Aの拡大図でアダプターの近位端を示している。
図1Cは、
図1Aの拡大図で、アダプターの遠位部分を示している。
【
図2】
図2は、アダプターのコイルが標的医療機器に挿入される前にコイルのサイズを縮小するために、伸長されている図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図3】
図3は、アダプターのコイルが標的医療装置に挿入される前にコイルのサイズを縮小するために、回転またはねじられているアダプターの図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図4】
図4は、アダプターの他の具体化の図解縦断面図と医療機器の末端の部分的な図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図5】
図5は、アダプターの他の具体化の図解縦断面図と医療機器の末端の部分的な図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図6】
図6は、アダプターの他の具体化の図解縦断面図と医療機器の末端の部分的な図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図7】
図7は、アダプターのコイルが標的医療装置に挿入される前にコイルのサイズを縮小するために、回転またはねじられているアダプターの他の具体化の図解縦断面図と医療機器の末端の部分的な図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図8-1】
図8Aは、 発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図8Bは、
図8Aの拡大図で、アダプターの遠位部分を示している。
図8Cは、
図8Aの拡大図で、アダプターの近位端を示している。
図8Dは、
図8Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分を示している。
【
図8-2】
図8Eは、
図8Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
図8Fは、
図8Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の近位端を示している。
【
図9-1】
図9Aは、発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図9Bは、
図9Aの拡大図で、アダプターの遠位部分を示している。
図9Cは、
図9Aの拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
【
図9-2】
図9Dは、
図9Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端を示している。
図9E は、
図9Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の近位端を示している。
図9Fは、
図9Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の近位端を示している。
【
図9-3】
図9Gは、
図9Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の中央エレメントを示している。
図9Hは、
図9Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の遠位端を示している。
【
図10-1】
図10Aは、アダプターの近位部分に2つのコイルエレメントを有する本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図10Bは、
図10Aの拡大図で、アダプターの遠位部分を示している。
図10C は、
図10Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
図10Dは、
図10Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の近位端を示している。
図10Eは、
図10Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端を示している。
【
図10-2】
図10Fは、
図10Aの細部拡大図で、近位コイルエレメント、アダプターの近位部分の近位端の近くに配置されたコイルを示している。
図10Gは、
図10Aの細部拡大図で、遠位コイルエレメント、アダプターの近位部分の遠位端の近くに配置されたコイルを示している。
【
図11】
図11Aは、ターゲットカテーテルまたはデバイスに挿入する前にコイルのサイズを縮小するために、アダプターの遠位コイルエレメントが回転またはねじられている本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図11Bは、
図11Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
図11Cは、
図11Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の遠位端を示している。
図11Dは、
図11Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の遠位端と遠位部分の近位端を示している。
【
図12】
図12Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターの遠位コイルエレメントが標的医療機器および医療機器内に挿入された近位コイルエレメントに挿入される前にコイルのサイズを縮小させるために回転またはねじられ、近位コイルエレメントを伸長させ、直径を小さくする医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図12Bは、
図12Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
図12Cは、
図12Aの細部拡大図で、近位コイルエレメントを含むアダプターの近位部分の近位端を示している。
図12Dは、
図12Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の遠位端と遠位部分の近位端を示している。
【
図13】
図13Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターの遠位コイルエレメントが医療機器への挿入に先立ってコイルのサイズを縮小させるために回転またはねじられ、その後、医療機器の内腔で拡張するために解放され、医療装置内に挿入され、近位コイルエレメントを伸長させ、直径を減少させる医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図である。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図13Bは、
図13Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分を示している。
図13Cは、
図13Aの細部拡大図で、近位コイルエレメントを含むアダプターの近位部分の近位端を示している。
図13Dは、
図13Aの細部拡大図で、アダプターの近位部分の遠位端と遠位部分の近位端を示している。
【
図14】
図14Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターのコイルエレメントが医療機器への挿入に先立ってコイルのサイズを縮小させるために回転またはねじられた後、解放されて医療機器の内腔に拡張される医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図14Bは、
図14Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の近位端を示している。
図14Cは、
図14Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。
【
図15】
図15Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターのコイルエレメントが、医療装置への挿入に先立ってコイルのサイズを縮小させるために回転またはねじられ、続いて解放されて1番目および2番目のワイヤを含む医療機器の内腔で拡張される医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図15Bは、
図15Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の近位端を示している。
図15Cは、
図15Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。
【
図16】
図16Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターのコイルエレメントが回転またはねじられて、医療機器に挿入される前にコイルのサイズが縮小され、続いて解放されて、1番目および2番目のワイヤを含む医療機器の内腔で拡張される医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図16Bは、
図16Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の近位端を示している。
図16Cは、
図16Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。
【
図17】
図17Aは、本発明の具体化によるアダプターの図解縦断面図とアダプターのコイルエレメントが標的医療機器への挿入に先立ってコイルのサイズを縮小させるために回転またはねじられ、その後、解放されて医療装置の内腔で拡張される医療機器の遠位端の部分的図解縦断面図とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。
図17Bは、
図17Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の近位端を示している。
図17Cは、
図17Aの細部拡大図で、アダプターの遠位部分の遠位端とアダプターの遠位部分の横断面
図Z-Zを示している。
【
図18-1】
図18Aは、本発明の具体化によるアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図18Bは、アダプターおよび近位部分が医療機器に挿入されている
図18Aで示したアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図18-2】
図18Cは、アダプターおよび近位部分が医療機器に挿入され、コイルの一部を軸方向に圧縮する中央管に引張力が伝達されている
図18Aで示したアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図18Dは、アダプターおよび近位部分が医療機器に挿入され、コイルの一部を軸方向に圧縮する中央管に引張力が伝達されているアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図18Eは、
図18Cの細部拡大図で、コイルの圧縮部分を示している。
図18Fは、
図18Dの細部拡大図で、コイルの圧縮部分を示している。
【
図19】
図19は、本発明の具体化によるアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
【
図20】
図20Aは、本発明の具体化によるアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図20Bは、
図20Aの細部拡大図である。
【
図21】
図21Aは、アダプターが標的医療機器に挿入されている本発明の具体化によるアダプターの近位部分の部分図解縦断面図を示している。ブレイクラインシンボルを縮小図画での鮮明化のため使用している。
図21Bは、
図21Aの細部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
ここで、本発明の期待される具体化をより詳細に参照し、その例を添付図面に示す。可能な限り、同じ参照番号は、図解および説明全体を通して同じまたは同様の部分を指すために使用される。
【0016】
図1A、1B、1Cは、医療機器200の遠位端201に結合されたアダプター10の一具体例を表しており、適当な医療機器200はカテーテルである。アダプター10は、遠位部分20と近位部分30を含む。近位部分30は、主に、あるいは完全に目標医療機器200の内腔211の中にある。アダプター10の遠位部分20は、主に目標医療機器200の外側にある。アダプター10は、縦軸11で示されるように医療機器200と同軸である。アダプター10の近位部分30は、コイル12を含み、コイル12はニチノール製である。コイル12は一般的なコイルの形を形成するために断面サイズの巻のワイヤーで構成され得る。
【0017】
コイル12は、アダプター10を医療機器200に固定する方法で、医療機器200の内腔211と接続する。アダプター10は、内腔211とコイル12の締まり嵌めによって医療機器200に固定される。コイル12は、正常体温の平均37℃より低く、手術室またはカテーテルラボで通常予想される温度より高い、例えば約25℃~約30℃の常圧成面温度(Af)を有している。コイル12のサイズまたは直径を小さくするようにねじり、および/または、伸長し、医療機器200内にアダプー10が着座するのを容易にするように、コイル12は内腔211のサイズまたは直径よりも小さいサイズまたは直径を有する。アダプター10が生体内で使用中に体温まで温まると、コイル12は拡張して医療機器200をさらに固定することができる。
【0018】
コイル12は手術室環境において医療機器200の内腔211よりも小さいサイズまたは直径を有するように物理的に拘束または拘束されるように設計されることができ、コイル12は物理的拘束が取り除かれたときに拡張して、標的カテーテルまたは機器200の内腔211と接合することができる。アダプター10が医療機器200内に着座するとコイル12は、一定の円形断面あるいはフラットワイヤコイル設計の長方形の断面を有することができる。可変断面コイル12の設計は、アダプター10の一方の端部のいずれかにバイアスされた固定の利点を提供する。コイル12は、可変の可撓性を有し、縦軸11の周りに曲がることができる。
【0019】
一具体例では、コイル12は、キンク耐性を改善するために、医療機器200の追加の補強を提供する。 アダプター10は、アダプター10の遠位部分20に結合されたチューブ16を含み、コイル12と同軸である。チューブ16は、アダプター10の近位端30に位置するじょうごの部分13を有する。じょうごの部分13は、(示されていない)近位端からアダプター10の遠位部分20への医療機器200のガイドワイヤーの追跡を容易にすることができる。チューブ16は、なるべく重合体チューブであり、そして組みひもあるいは他の補強材を含むことができる。コイル12は、チューブ16の近位端19の間際でつながれて、接着させられるか、あるいは、付加される近位端15を含む。コイル12の近位端15は、使用中の医療機器200にアダプター10の着座を容易にするために内腔211の大きさより小さいサイズに維持され得る。コイル12の遠位端14は、内腔211の大きさより小さいサイズに維持されることができる。例えば、近位端15あるいは遠位端14は、内腔211の大きさより小さいサイズに、熱形成される。
【0020】
遠位端14は、アダプター10が医療機器200内に着座することを容易にし、コイル12をねじり伸ばしてサイズをより小さくするために、つかむことができるコイル12上の位置を提供している。アダプター10の遠位部分20は、たいてい熱可塑性エラストマーである。例えば、多エーテルウレタンやArkema の 40D PEBAX のような、多エーテルブロックアミドを含む熱可塑性エラストマー、柔らかい重合体である。
【0021】
この具体化で、 遠位部分20は、単一のガイドワイヤアクセスから2つのガイドワイヤアクセスを有する医療機器200を修正するよう設計されている。遠位部分20は、第1のガイドワイヤのための第1の内腔21と、第2の内腔22を含んでいる。第2の内腔22は、アダプター10のチューブ16として医療機器200の内腔211と結びついている。これはユーザーエキストラ柔軟性、例えばガイドワイヤを交換するか、目標カテーテルあるいは機器内腔211を通してコントラストまたは投薬を施すことを可能にする。第1のガイドワイヤのパスは第1の内腔センターライン23により、そして第2のガイドワイヤのパスは第2の内腔センターライン24によって例証されている。したがって、内腔センターライン23のパスは、装置200の外側にある。
【0022】
例えば熱可塑性エラストマーまたは軟質ポリマーおよび医療機器200の内腔211と接合する幾何学的形状を有する選択された素材で設計された遠位部分20の近位端26において、遠位部分20は、縮小されたサイズの部分17を含む。縮小されたサイズの部分17と内腔211との間の僅かな締り嵌めは、結合されたアダプター10および医療機器200を体腔または血管に導入する際に安定した構造を提供する。アダプター10は、遠位部分20の先細の遠位端27を含むことができ、これは、体内管腔内に取り付けられたアダプター10を有する医療機器200を追跡することを容易にする。
【0023】
図2は、コイル12を伸ばすことによって、より小さいサイズになった設定でアダプター10を例証している。
図3は、コイル12を回転させるか、あるいはねじることによって、より小さいサイズになった設定で、アダプター10を例証し、アダプター10の代替的な具体化は、コイル12の撚りと伸長の組み合わせが、コイル10のサイズを医療機器200内に収まるように縮小させる場合である。
図1Cで例証されるように、コイル12の遠位端14と
図2と
図3での遠位部分20の近位端26の間の距離 Ds2 は、コイル12の遠位端14と遠位部分20の近位端26間の距離 Ds 1より小さい。アダプター10の別の具体例では、コイル12の遠位端14が、遠位部分20の近位端26の所定の距離内にあるように、使用者がコイル12をねじったり伸ばしたりすると、使用者は、アダプター10を医療機器200に挿入するのが安全であることがわかる。例えば、チューブ16は、コイル12の遠位端14の適切な位置を示すようにマーキングされている。
【0024】
図4は、この発明のアダプター40の代替具体化を例証している。
図1A、1B、1Cで示したように、アダプター40は、アダプター10の遠位部分20と近位部分30に類似している遠位部分41と近位部分42を有する。アダプター40は、アダプター40の近位部分42に位置しているじょうごの部分13でチューブ16を含む。チューブ16は、遠位部分41に接続する。コイル12は、医療機器200にアダプター40を固定する方法で同じく遠位部分41と相互作用し医療機器200の内腔211を接続する。アダプター10について上述したのと同様の方法で固定することができる。
【0025】
図5は、この発明のアダプター50の代替具体化を例証している。
図1A、1B、1Cで示したように、アダプター50は、アダプター10の遠位部分20と近位部分30に類似している遠位部分51と近位部分52を有する。内腔21と相互作用を取るコイル12の部分53を除くアダプター40に類似しているアダプター50は、アダプター40のそれより大きいピッチを有している。例えば、ピッチは、コイル12のワイヤのコイル断面サイズのおよそ2から10倍の範囲になり得る。コイル12のサイズを小さくしてアダプター50を医療機器200に挿入しやすくするために、コイル12が、アダプター50の近位部分52に向かって細長くまたはねじられていることを除き、使用および形態の両方においてアダプター10の遠位端14に類似しているコイル12の近位端25をアダプター50は含む。
【0026】
図6は、この発明のアダプター60の代替具体化を例証している。他の類似の特徴と同様、
図1A、1B、1Cで示したように、アダプター60は、アダプター10の遠位部分20と近位部分30に類似している遠位部分61と近位部分62を有する。近位部分62は、それがチューブ16をつかむように、減サイズの部分18を有するコイル12を含んでいる。コイル12は医療機器200の内腔211と相互作用する部分で熱形成される。縮小したサイズの部分18は、使用中チューブ16と接触しつかむため、チューブ16の外径ダイアルより小さい内径ダイアルを有する。コイル12の減少した直径の部分18は、コイル12を近位部分62にさらに結合するために、チューブ16にくっつき、接着し、熱リフローすることができる。
【0027】
図7は、
図2と
図3で示したのと同様に、コイル12を伸ばしたりねじったりすることによって、より小さいサイズにした設定でのアダプター70を例証している。
図1A、1B、1Cで示したように、アダプター70は、アダプター10の遠位部分20と近位部分30に類似している遠位部分71と近位部分72を有する。遠位部分71は、縦軸11で同軸の単一内腔チップ73を含む。単一内腔チップ73は、補強部分74と一緒に強化されている。例えば、補強部分74はコイルまたは三つ編みとなり得る。補強部分74は、単一内腔チップ73の近位端を過ぎて拡張する近位のコイルの部分75を含む。近位コイル部分75は、アダプター70の使用者による医療機器200への最初の挿入の間に、内腔211とのわずかな締まりばめ(インターフェアレンスともいう)及び安定した相互作用を提供している。補強部分74は、遠位部分71を補強し、狭い病変を通って医療器具200を追跡することを容易にすることができる。
【0028】
図8A、
図8B、
図8C、
図8D、
図8Eと
図8Fは、この発明のアダプター100の代替具体化を例証している。アダプター100は遠位部分170と近位部分110を有している。近位部分110は、コイル130を含む。コイル130は、ワイヤ136から巻かれ、その長さに沿って複数の直径を有する。1つの具体化で、ワイヤ136は長方形か、あるいは正方形の断面図でフラットである。例えば、コイル130は、コイル130の近位端における直径φA137の巻長A131を有することができる。巻長A131のワイヤ5 136の巻ピッチは、様々で一定ではなく、ワイヤ136が遠位に巻き付けられるように、巻長A131の近位端における平らなワイヤ136の幅162の約2倍のピッチから、平らなワイヤ136の幅にほぼ等しいピッチに変化する。可変ピッチ巻長は、間隔を空けたピッチのコイルをより柔軟にすることができ、密巻巻きコイルをより堅く強くすることができるという利点を有する。可変ピッチの巻長は、コイル130のラップ間に結合剤または接着剤が流れることができるように、より離れたピッチのコイルがより良好な結合の幾何学的形状を提供することもできるという利点を有する。ワイヤ136が遠位方向に巻かれてコイル130を形成すると、コイル130の直径は長さ遷移132にわたってサイズA137からより大きなサイズφB138に移行する。ワイヤ136は、長さB133にわたってサイズB138で巻かれる。ワイヤ136が密接に包まれ、接近、包囲されたピッチの約5倍以上の太いピッチになるように、巻長B133に沿ったワイヤ136の巻ピッチは、一定ではなく可変であり、ワイヤ136の幅162とほぼ等しいピッチから変化する。使用中にコイル130が医療機器200の内部管腔211内に拘束され、医療機器200内のアダプター100の締まり嵌めおよび保持特性を改善することができるので、近接ラップからフラットワイヤ136の幅162の5倍以上への劇的または迅速なピッチ変化ができる点で有利である。典型的には、A137は標的医療機器200の内腔211よりも寸法的に小さく、B138は医療機器200の内腔211よりも寸法的に大きい。ワイヤ136が遠位方向に巻かれてコイル130を形成すると、コイル130の直径は長さ遷移134にわたってサイズB138からより小さいサイズD139に移行する。巻長遷移134に沿ったワイヤ136の巻ピッチはほぼ均一である。
【0029】
代替えの具体化で、巻長遷移134に沿ったワイヤ136の巻ピッチは可変的である。ワイヤ136は、巻長遷移134から遠位に巻かれて、巻長D135にわたってサイズD139でコイル130を形成し続ける。典型的に、D139は医療機器200の内腔211より寸法的により小さい。サイズD139のコイル130の巻長D135の部分は、アダプター100の遠位部分170の空洞178および177内にある。空洞177は、医療機器200の遠位端と相互作用するような大きさであり、空洞178は、サイズD139でコイル130を収容するような大きさである。空洞178の領域に遠位部分170の近位端を掴む、つまむ、またはクランプする外部機構がない場合、空洞178は、コイル130の巻長D135が空洞178内で自由に動くことを可能にする大きさである。空洞178は、遠位部分170の近位端を空洞178の領域内に把持、挟み込み、またはクランプすることによって、コイル130の巻長D135内の一部が、 アダプター100の近位部分110の医療器具200への挿入を容易にするために、より小さなサイズの状態にねじられる。
【0030】
コイル130は、ニチノール製であり、手術室またはカテーテルラボ環境の周囲温度にほぼ等しいまたはそれ以下の常圧成面温度(Af)を有するので、コイル130は挿入された後、機器200を有する。代替え的に、コイル130は、ニチノール製であってもよく、ゾーンT161を除いて、体温より低いが手術室またはカテーテルラボで通常予想される温度より高い常圧成面温度(Af)、例えば約25℃~30℃を有する。コイル130は、ニチノールコイル130のゾーンT161を、例えば約18℃以下になるようにするために、周囲温度が手術室またはカテーテルラボ環境にほぼ等しいかまたはそれよりも低い、例えば約18℃未満の常圧成面温度(Af)で、医療器具200に挿入された後、小さなサイズの状態から解放されると、拡張する。マルチゾーンまたは可変熱特性を有するコイル130は、より高いAf温度を有するコイル130のいくつかを有するアダプター100を医療機器200に挿入する方が簡単であるという利点を有している。ゾーンT161内のコイル130の選択的に熱処理された部分は、コイル130がより小さなサイズの状態から解放された後に、上記のようにくさびの形成を容易にするために、コイル130の残りの部分よりも医療器具200の内部管腔211に係合するように医療機器200の内部管腔211内に拘束される。アダプター100は、生体内での使用中に体温まで温まると、コイル130のゾーンT161がアダプター100に追加の固定および構造をもたらす。図示のゾーンT161は、長さA131の部分、遷移132および長さB133の部分を含む。ゾーンT161は、代替的に、遷移132の一部と長さB133の一部または他の組み合わせを含むことができる。
【0031】
コイル130は、A137の巻長A131の一部または全部で、アダプター100の中央管腔183の中央チューブ182に結合される、または別の方法で取り付けられる。アダプター100の近位部分110の近位端120は、内側エレメント122、外側エレメント121は、じょうご形状を形成することができる。 外側エレメント121は、放射線不透過性、または部分的に放射線不透過性であってもよく、体内で使用される場合、アダプター100の近位端部120のランドマークを提供することもできる。アダプター100の近位端120のじょうご形状は、使用中に医療用機器200およびアダプター100を通るガイドワイヤのバックローディングを容易にすることができる。アダプター100の近位端120は、中央チューブ182に結合、または別の方法で取り付けられる。一具体例では、中央チューブ182は、内側エレメント22と一体であり得る。
【0032】
中央チューブ182は、コイル130の近位端を、長さ131と近位端120のエリアで、遠位部分170に接続する。アダプター100の遠位部分170は、典型的には円筒形または回転した形状の外ボディ179を有する。代替的には、外側本体は、部分的に又は完全に非回転の輪郭を有することもできる。 外ボディ179はポリマーから作ることができる。 外側の本体は、金属、ポリマーまたはセラミック繊維、ワイヤー、レーザーカットハイポチューブなどで補強することができる。外ボディ179は、複数のチューブエレメントまたは素材を含む積層構造とすることができる。 外ボディ179は、1番目の外径185および2番目の外径184が先細部分によって接続された階段状先細形状を有することができる。遠位部分170は、中央本体内腔183の1番目の出口内腔186と、中央本体管腔183の2番目の出口内腔187とを、外ボディ179において互いに対向して有している。1番目の出口内腔186は、中央管腔183の中心軸からアダプター100の近位部分1に向かって角度A1で傾斜している。角度A1の方向の角度は、ガイドワイヤが、遠位部分170の遠位端部181から始まり、1番目の出口管腔186を通り出て、中央管腔183を通って追跡される場合に有利になり得る。2番目の出口管腔187は、中心内腔183の中心軸からアダプター100の遠位端に向かって角度A2で角度付けされている。角度A2の方向の角度は、ガイドワイヤが、2番目の出口管腔187を通って終了し、近位部分110の近位端120に中央管腔183を通して追跡されるのに有利となる。チューブ182は、遠位端181に延在してもよく、外ボディ179内のより近位の位置で終結してもよい。もし中央チューブ182が、例えば、必要とされ、編まれたりワイヤインフォース構造だったりと力や硬直を加えるために、中央チューブ182は、大多数の遠位部分170の長さで中央内腔183を組織することができる。
【0033】
1つの具体化で、中央チューブ182とA137で中央チューブ182に付いた巻長A131の部分が、そのサイズ縮小のために特に遷移132、長B133、遷移134において固定されているあいだに、コイル130は、コイル130と中央のチューブ182の縦軸について回転またはねじれている。コイル130が遷移132、長さB133と遷移134のサイズを縮小するために回転またはねじられた後、コイル130の末端198の一部、すでに小さい直径である長さD135は、コイル130が減少した直径に留まるように、保たれ、遠位部分70と関連して修理され、中央のチューブ182を結びつける。コイル130の末端198の一部、保持された長さD135がリリースされる際に、コイル130は、小さいサイズの状態からその非拘束サイズの状態になり、そしてコイル130が遠位端から拡大し/ほどかれ始め、近位へ移動するように、この拡大は未接続端197、長さD135で開始される。1つの具体化で、遠位端197からコイル130の近位端まで、コイル130が次第に拡大し/ほどかれ、コイル130の遠位エレメントは、拡大を抑制せず、医療機器200の内腔211への部分遷移132と長さB133のエンゲージメントは、ウェッジの作成を容易にする。
【0034】
図 9A、
図9B、
図9C、
図9D、
図9E、
図9G、
図9Hでは、この発明のアダプター101の代替え具体化を例証している。アダプター101は、アダプター100に類似していて、遠位部分171と近位部分111を有している。近位部分111は、コイル130に類似したコイル140を含む。コイル140は、ワイヤ136から巻かれコイル140の長さに沿って複数の直径がある。示したようにコイル140は、コイル140の近位端157に直径A137の巻長A141を有している。巻長A141に沿ったワイヤ136の巻ピッチは様々で、一定ではなく、巻長A141の近位端でフラットワイヤ136の幅162の約2倍のピッチから、ワイヤ136が密接に包まれているように巻長A141の遠位端でワイヤ136の幅162とほぼ同じピッチへ変化する。さまざまなピッチの巻長は、より広がったピッチコイルがより柔軟となる利点を持ち、密接に包まれたコイルは、ねじれや曲がりがより強くなる。さまざまなピッチの巻長は、結合剤または接着剤がコイル140のラップ間を流れることができるよう、より広がったピッチコイルが改良された結合形状を提供できる利点を有している。ワイヤ136が遠位に巻かれてコイル140を形成するように、コイル140の直径は、長遷移160にわたって、サイズA137から大きなサイズφB138に移行する。ワイヤ136は、寸法B133で長さB133に巻かれている。
【0035】
巻長B133に沿ったワイヤ136の巻ピッチはさまざまで、一定ではなく、巻長A141の近位端でフラットワイヤ136の幅162の約2倍のピッチから、ワイヤ136が密接に包まれているようにワイヤ136の幅162とほぼ同じピッチへ、フラットワイヤ136の幅162の約5倍以上変化する。使用中にコイル140が医療機器200の内腔211内に拘束される際、ウェッジを形成し、カテーテルまたは装置200内のアダプター101の締まり嵌めおよび保持特性を改善することができるので、図示されているように、密接に包まれたピッチからワイヤ136の幅162の5倍以上への劇的または迅速な変化が有効である。典型的に、A137は医療機器200の内腔211よりも寸法的に小さく、B138は医療機器200の内腔211より寸法的に大きい。ワイヤ136がコイル140を形成するために遠位に巻かれるように、コイル140の直径はφB138サイズからより小さいサイズφC144に長遷移142を超えて遷移し、巻長遷移142に沿ってワイヤ136の巻ピッチは実質的に均一である。代替え的に、巻長遷移142に沿ったワイヤ136の巻ピッチはさまざまである。ワイヤ136は、巻長C143を超えてサイズC144でコイル140を形成するために継続するように長遷移142から遠位に巻かれている。コイル140が、アダプター101を内腔211に固定するために、使用中の小さな状態から解放されたとき、サイズC144でコイル140の巻長C143がコイル140を医療器具200の内腔21に係合させて固定することからサイズB138でコイル140の巻長B133をあまり阻害しないために、C144は寸法的に類似したり、医療機器200の内腔211よりもわずかに小さくなり得たりする。ワイヤ136がコイル140を形成するために遠位に巻かれるとき、コイル140の直径はC144のサイズから長遷移146を超えてより小さいサイズD139に遷移し、巻長遷移146に沿ってワイヤ136の巻ピッチは実質的に均一である。代替え的に巻長遷移146に沿ってワイヤ136の巻ピッチはさまざまである。ワイヤ136は、巻長D145を超えてサイズD139でコイル140を形成するために継続するように長遷移146から遠位に巻かれている。典型的にD139は、医療機器200の内腔211よりも次元的に小さい。サイズD139でコイル140の巻長D145の部分は、アダプター101の遠位部分の近位端199で空洞178と177内にある。空洞177は、医療機器200の遠位端(図示せず)と相互作用する大きさで、空洞178はD139の大きさでコイル140を収容する大きさである。
【0036】
空洞178のエリアに遠位部分171の近位端199をつかみ、挟んだり、クランプしたりする外部機構が存在しないとき、空洞178は、コイル140の巻長D145が空洞178内で自由に動くことを可能にする大きさである。空洞178は、エリアに遠位部分170の近位端199をつかみ、挟んだり、クランプしたりする外部機構が存在するとき、巻長D145内で、アダプター101の近位部分111を医療器具200に挿入するのを容易にするために、より小さなサイズの状態に事前に回転/ねじられ、コイル140の部分が回転、移動、コイル140の固定を防止するような大きさになっている。
【0037】
コイル140は、A137の巻長141の一部または全部に沿って、アダプター101の2番目の内腔191の一部分を形成する2番目のチューブエレメント190に結合されるか、または別の方法で取り付けられている。巻長141の結合されていない部分がアダプター101および医療機器200にさらに構造および支持を加えるために、近位に延びることができるように、巻長141が2番目のチューブエレメント190に主として遷移160に近接して付着することが有利となる。
【0038】
アダプター101の遠位部分171は、典型的には円柱状または回転形の外ボディ179を有している。代替え的にアダプター101の遠位部分171は、
図8Aに示すようにアダプター100の外ボディ179に類似した部分または全体が非回転形の外ボディ179を有している。2番目のチューブエレメント190は、長A141と近位端120から遠位部分171エリア内のコイル140の近位端に接続している外ボディ179に添付されている。遠位部分171は、1番目の内腔189の部分を形成する1番目のチューブエレメント188を有している。示しているように、1番目のチューブエレメント188は、1番目の内腔189の部分が外ボディ179によってのみ形成されているように、遠位末181で近位が終わる。1番目のチューブエレメント188は、遠位末181まで延長したり、外ボディ179内のより近位な位置で終わったりできる。2番目の内腔191や1番目の内腔189は、2番目の内腔口187や1番目の内腔口186に類似した様で外ボディ179を終わらせる。2番目のチューブエレメント190や1番目のチューブエレメント188は、遠位部分171の外ボディ179の端230へ延長して示されている。代替え的に2番目のチューブエレメント190と1番目のチューブエレメント188は、端230手前で終わり、2番目の内腔191と1番目の内腔189の部分が遠位部分171の外ボディによって形成され得る。
【0039】
図10A、
図10B、
図10C、
図10D、
図10E、
図10F、
図10Gは、この発明のアダプター102の代替具体化を例証している。アダプター102は、アダプター100に類似していて、遠位の部分172と近位部分112を有している。近位部分112は、遠位部分172近くのコイル130と近位端123近くのコイル147を含む。コイル130は左巻き、コイル147は右巻きである。コイル130は、アダプター100の一部として記述されている。コイル147は、コイル130に類似している。コイル147は、ワイヤー153から巻き上げられて、コイル147の長さに沿って複数の直径を有している。ワイヤー153は平らなワイヤになり得る。示したようにコイル147は、コイル147の近位端に直径E151で巻長E148を有している。ワイヤ153はコイル147を形成するために遠位に巻かれ、コイル147の直径はサイズφE 151から長遷移149を超えてより大きなφF152に遷移する。ワイヤー153は、サイズF152で長さF150の上に巻き上げられる。巻長F150に沿って153の巻ピッチは、さまざまで、一定ではなく、密封されてるワイヤ153の幅とほぼ同等のピッチからワイヤ153の幅のほぼ5倍以上にまで変化する。コイル147が、使用中に医療器具200の内部管腔211内に拘束され、医療機器200内のアダプター102の締まり嵌めおよび保持特性を改善することができるので、密封から153の幅の5倍以上へのピッチ内の急激な変化は有利である。
【0040】
典型的に、E151は医療機器200の内腔211よりも寸法的に小さく、F152は医療機器200の内腔211よりも寸法的に大きい。
【0041】
アダプター102は、同軸のチューブエレメント、中央チューブ192、補強チューブ194を含んでいる。中央チューブ192はアダプター102の中央内腔193の一部を形成している。アダプター102の5つの近位端123は、中央チューブ192に添付されている。近位端123は、じょうごエレメント124で構成されている。じょうごエレメント124が中央チューブ192のフレア端であるように中央チューブ192とじょうごエレメント124は単一である。じょうごエレメント124は、医療機器200とアダプター102を通ってガイドワイヤを導き返すことを容易にする点で有利である。中央チューブ192と補強チューブ194はともにアダプター102の遠位部分172に結合している。示しているように、補強チューブ194は、アダプター102の遠位部分172の遠位端181に近位を終わらせる中央チューブ192に近位を終わらせる。代替えの具体例または設定では、遠位部分172に接続する補強チューブ194やアダプター102を形成する補強チューブ194に接続する中央チューブ192を有している。チューブ192が、主に、ガイドワイヤ用のより最適化された中央管腔193を提供する一方で、もし補強チューブ194が、先端性能を最適化するための特徴部を含むように、遠位先端部181に接近して終端すると、例えばクロスサポート機器で、この具体化が有利である。この具体化では、補強チューブ194や中央チューブ192は、ほぼ同時に終わり、または中央チューブ192は補強チューブ194よりもより近位になり得る。
【0042】
コイル147は、長E148の全部または一部で補強チューブ194に付加されている。これは、補強チューブ194に長E148の一部を取り付けるために接着剤を使用して達成することができる。前述と同様に、コイル130の長A131の一部またはすべては、補強チューブ194に結合している。
【0043】
D139のサイズにおけるコイル130の内径は、典型的には、2番目のチューブエレメント190または中央チューブ182、補強チューブ194の外径よりも大きい。
【0044】
コイル130 30が、小さい直径B155を包み、それを巻き下げる方法で、回転またはねじられている間のアダプター102を
図11A、
図11B、
図11C と
図11Dに例証する。遷移132、巻長B133、遷移134がより小さい直径B155で遷移132と長B154の合巻の上で固定された状態で、コイル130は回転またはねじられる。直径B155は、アダプター102の挿入を容易にするために医療機器200の内腔211とほぼ同じか小さい。仮拘束エレメント195は小さい直径B155でコイル130を固定するためにコイル130のこの部分のあたりに置かれている。コイル130の移動長D135セクションから固定や抑えたりする必要なしで小さい直径B155内でコイル130が固定されるような利点を仮拘束エレメント195は持っている。長D135は、補強チューブ194に付加されていない。
【0045】
図11A、
図11B、
図11C、
図11Dは、仮拘束エレメント195が取り外され、コイル130が小さい直径B155を含む状態で固定されているように、回転することから長D135の一部をつかみ、保っているクランプエレメント196を表している。仮拘束エレメント195のみがコイル130を小さい直径B155で末端殺菌、輸送、移動や顧客のサイトでの在荷に適したアダプター包装で維持するという利点を持ち、これは、順応する必要がある長A131でコイル130の付加する一部での着座時間を縮小する。アダプターが手術室やカテーテルラボで使用される際、クランプエレメント196が使われ、仮拘束エレメント195は医療機器200への挿入を可能にするために取り除かれた20となり得る。
【0046】
図12A、
図12B、
図12C、
図12Dは、コイル130が回転し、小さい直径φB155に巻かれ、クランプエレメント196でその位置に固定されている間に、医療機器200にアダプター102が最初に挿入されたあとのアダプター102を例証している。医療機器200の内腔211内に挿入されたコイル147が示されている。
【0047】
長F150の一部が挿入される際、
図11A、
図11B、
図11C、
図11Dに示したように、遷移149は医療機器200の内腔211の大きさに従い、伸長や回転しながら小さい直径φ159になる。同様に、前述のように、使用中医療機器200の内腔211内にコイル147が拘束され、医療機器200のアダプター100の締まり嵌めおよび保持特性を改善できる際、それは角度A127のウェッジ、約15度かそれ以上を作るので、30を示したように、ワイヤ153の密封ピッチから5倍以上へのピッチ内での劇的で迅速な増加は利点となる。アダプターの具体化で、コイル147は、医療機器200の内腔21内に挿入されたリーディングコイルである。コイル147が内腔211に挿入される際、遷移と長F158は遷移149と長F150の合長より長く、コイル147全体が医療機器200内に挿入されるように、内腔211とほぼ同様の大きさで、遷移149や長F150内に位置するワイヤ153のラップは、内腔21のウォール212に係合し、伸長や回転(主に伸びる)によってサイズを縮小させる。この動きのモードは、コイル130のものとは異なる。
【0048】
図13A、
図13B、
図13C、
図13Dに示したように、アダプター102がターゲット機器に挿入されたりカテーテル200やクランプエレメント196が取り除かれたりしたあと、コイル130は、遷移132、長B133、遷移134の一部を含む長B156の合巻長の上で内腔211のウォール212を拡大するため内腔211のサイズを回転して拡張する。前述のように内腔211を形成するための拡張で、コイル130内に約15度と同じまたはそれ以上の角度B163のウェッジを作るワイヤ136の幅の5倍の密封ピッチ以上に密封ピッチの劇的で迅速な増加があるように、コイル130は設計されている。コイル130に対するコイル147の動きのモードの利点は、内腔211を形成する伸長したコイル147の代わりに内腔211を形成する回転コイル130により、コイル130は軸方向の再コイルを有する可能性は低く、拡張できる際にアダプターを挿入する力が除かれる。アダプター102が医療機器200に長A131内の補強チューブ194への接続を経由して挿入される際、コイル147は医療機器200の内腔211内に引かれる。アダプター102が医療機器200に挿入された後、コイル147はアダプター102の遠位端に向かって軸方向に再コイルする傾向があり得る一方でコイル130は外部引っ張り力なしに所定の位置に回転する。アダプター内に両方の動きのモードを有することは有利である。それは、医療機器200で回転アダプター02の他よりもモードの場合の冗長性の効果が低くなるからである。さらに、アダプター102が外部ねじり荷重下に置かれるとアダプター102が外部ねじり荷重の両方向に反応するように、コイル130とコイル147は反対方向に巻かれる。
【0049】
アダプター103が医療機器200に挿入され、コイル130がアダプター103を固定した内腔211に関与するために展開された後のアダプター103が
図14A、
図14B、
図14Cに示されている。遠位部分173や前述の近位部分110や111に大変類似した近位部分113をアダプター103は含む。アダプター103の遠位部分173は典型的に円柱状または回転形の外ボディ179を有する。代替え的にアダプター103の遠位部分173は一部または全部非回転形を有する。外ボディ179は1番目の外側体85、2番目の外側体184、先細形状で接続された3番目の外側体180を伴い階段状の先細形状を有している。遠位部分173は1番目の内腔189の部分を形成している1番目のチューブエレメント188を有する。1番目の内腔189の一部が外ボディ179のみによって形成されているように1番目のチューブエレメント188は遠位末181へ近位を終わらせる。1番目のチューブエレメント188は遠位末181に拡張しまたは外ボディ179内のより近位部分で終わる。2番目の内腔191の部分を形成している2番目のチューブエレメント190は近位部分113のコイルエレメント130を遠位部分173に接続する。2番目の内腔191と1番目の内腔189は、2番目の内腔口187や1番目の内腔口186に類似している外ボディ179で終わる。2番目の内腔191や1番目の内腔189が遠位体173の外ボディ179によって形成されているように、外ボディ179の230端の前で2番目のチューブエレメント190や1番目のチューブエレメント188が終わるところの遠位部分173の外ボディ179の端230へ、2番目のチューブエレメント190や1番目のチューブエレメント188が部分的に拡張しているのを示している。縦断面および横断面Z-Zに示したように外ボディ179の3番目の外側体180は、空洞166と2番目の空洞169を含んでいる。代替え的に1番目の空洞166と2番目の空洞169円形空洞のように閉空洞になり得る。1番目の空洞166や2番目の空洞169は、互いに180度反対側に見られる。代替え的に1番目の空洞166と2番目の空洞169は他の方向を有する。
【0050】
図15A、
図15B、
図15Cで、 1番目のワイヤ167と2番目のワイヤ168を加えて
図14A、
図14B、
図14Cに示したようにアダプター103を例証する。できれば、1番目のワイヤ167は、(示されていない)患者の体外の1番目の終わりに始まり、医療機器200の外側に沿って遠位に延長し、空洞166と遠位部分173の遠位端181に出ている1番目の内腔189を通り、1番目のワイヤ167の2番目の端231に及ぶ。2番目のワイヤ168は、(示されていない)患者の体外の1番目の終わりに始まり、医療機器200の(示されていない)近位端を通って遠位に延長し、医療機器200の内腔211に続き、2番目の内腔191を通り、医療デバイス200の外側に沿って近位方向に延びる2つの空洞169を通って近位に後方に延びるためのラッピングを通り、(示されていない)2番目のワイヤ168の2番目の終わりに伸びる。2番目のワイヤ168の(示されていない)2番目の終わりは患者の体外で終わる。アダプター103は、医療機器200が経皮経管栄養バルーンである際に有利である。1番目のワイヤ167は、経皮経管栄養バルーンである医療機器200を動脈病変や閉塞に導くガイドワイヤとして働き、動脈の壁、優先的に解剖する病変、または標的病変部におけるバルーンの拡張性能を改善するために病変部を破壊することに応力の集中を誘発するメカニズムを提供する。2番目のワイヤ168がまた1番目のワイヤ167と同様の応力の集中を誘発するように、2番目のワイヤ168の2番目の端は、医療機器200内でバルーンを通って近位方向に延びる。2番目のワイヤ168は、カーブ164を有する。例えば、2番目のワイヤ168は、ニチノールで作成されカーブ164を成型するように熱処理できる。代替え的に、2番目のワイヤ168はカーブ164に容易に成型するよう設計されている。例として、2番目のワイヤ168はニチノールで作成され、Af温度を持つよう熱処理される。同様に2番目のワイヤ168は、カーブ164に容易に曲がり、使用中例えば、体温(37℃)よりも高いAf温度で、その形を保つ。2番目のワイヤ168はアダプター103内、アダプター103の導入前にバルーンの医療機器200、患者内医療機器200で着座する。バルーン生成の完了後、2番目のワイヤ168は医療機器200の(示されていない)近位端から抜かれる。代替え的に、2番目のワイヤ168は医療機器200を通して追跡され、生体内に置かれる。
【0051】
図16A、
図16B、
図16Cは、アダプター103に類似しているアダプター104を例証している。アダプター104は、外ボディ179の3番目の外体126を含む遠位部分174を含む。2番目のワイヤ125は、3番目の外体126のトップまたは端で外ボディ179に添付している1番目の端232を含んでいる。2番目のワイヤ125は、外ボディ179と医療機器200の外側に沿って、遠位部分174から延長され、2番目のワイヤ125の(示されていない)2番目の端に伸長する。2番目のワイヤ125の(示されていない)2番目の端は、偶発的な血管損傷の可能性を最小限に抑えるために、または患者から近位方向に延びるように、ループまたは折り畳みで動脈または身体の血管内で終わることができる。3番目の外体126の横断面
図Z-Zに示すように、1番目のワイヤ167のための空洞は3番目の外体126にはない。
【0052】
1番目の外体185、2番目の184、3番目の126のサイズは一般的に1番目から3番目へと大きくなる。しかし、3番目の外体126は2番目の184とほぼ同じサイズの減サイズした部分165を有している。医療機器200とアダプター104が患者や動脈から抜かれるときに、これは2番目のワイヤ125が折り重なる場所を持つので有利である。
【0053】
図17A、
図17B、
図17Cは、アダプター101に類似しているアダプター105を例証している。アダプター105は、遠位部分175を含む。遠位部分175は、典型的に軟質ポリマーまたはエラストマーポリマーで作られる外ボディ179を有している。遠位部分175は、外ボディ179に1番目の内腔189の一部を形成する1番目のチューブエレメントを組み込む。遠位末181で遠位に1番目の内腔189は外体179を終わらせる。1番目の内腔89は1番目のチューブエレメント188と外ボディ179によって部分的に形成される。最初の内腔189は、2番目の内腔191の遠位終254へ外ボディ179から近位である出口253で外ボディ179を終わらせる。2番目の内腔191は、2番目のチューブエレメント190と外ボディ179によって部分的に形成される。断面Y-Yに示したように、2番目の内腔191は、それが外ボディ179を終わらせるように閉じたセクションから遷移する。チューブエレメント188と190は、隣同士で、外ボディ179内で長251に重なっている。1番目の内腔189と2番目の191は長255に重なっている。遠位部分175の他の具体例は、チューブエレメント188なしの外ボディ179によって全体が形成された1番目の内腔189を含んでいる。遠位部179はまた空洞178の遠位端234付近の空洞178に穴または通り道252を含んでいる。穴252は、使用前に空洞178の外にエアをフラッシュすることを容易にするのに有益である。穴252は、また医療器具200の内腔211を通って流体またはコントラストが送達するための追加の導管も提供できる。
【0054】
図18A、
図18B、
図18C、
図18D、
図18E、
図18Fは、この発明のアダプター105の近位部分113のコイル257の代わりの具体化を例証している。コイル257は、可変的な直径とピッチを有する。他のコイル具体例と類似して、コイル257は、近位直径φE151とコイル257の遠位端270で大きい直径152を有している。コイル257の直径はφE151からφE152に変移し、コイル257は長G258上を中央チューブ182と同様に中央内腔271の一部を形成する中央チューブ263に結合あるいは付加している。非結合遠位部分、コイル257の長HI272は、直径φE151の一部、直径φE152の一部、それら2つの直径間を直径が変移する部分を含む。非結合遠位部分、コイル257の長HI272は、密封ではないが密封ピッチを含むことができるさまざまなピッチとともに示されている。非結合遠位部分272内の小さい直径から大きい直径への密封ピッチの変移は、アダプター105が目標医療機器200に接続する後に軸方向荷重の下での中心チューブ263の軸方向運動が少なくなり得ることに有利である。
【0055】
図18Bは、アダプター105が前述のように内腔211を有する医療装置200に挿入され、着座した後のアダプター105の近位部分113のコイル257を例証している。コイル257が挿入されると、非結合遠位部分は長H2 259まで伸長し、コイル257の一部が前述のように角度A127を形成する。 近位部分113はまた、近位端120を含み、じょうごおよび外側エレメント256を形成する内側エレメント122を含む。外側エレメント256は、外側エレメント121と類似しており、放射線不透過性または部分的に放射線不透過性であり、アダプターは生体内にあるが、より短く、内側エレメント122を完全に覆わず、長さが内側エレメント122よりも短い。
【0056】
図18Cは、前述したように目標装置200に挿入して着座させた後、中央チューブ263を軸方向荷重F261の下に配置し、コイル257の非結合遠位部分、長さH3 260を配置するように、近位部分113とコイル257の具体例を示している。さらに、非結合コイルの一部は、形成された未結合の遠位部分長さH2を軸方向荷重F261の下で軸方向に圧縮して互いに接続し、
図18Eの拡大詳細図に示すように、角度A127によって形成されるウェッジを効果的に完成する。
【0057】
図18Dは、前述のように医療機器200に挿入して着座させた後、中央チューブ263が軸荷重F261の下に配置され、コイル257の非結合遠位部分、長H4262は、軸方向荷重F261よりも前の長さH2259よりも短くなるように、近位部分113とコイル257の具体化を示している。さらに、非結合遠位部分の長さH2 259を形成した非結合コイル包みの一部は、一緒に軸的に軸荷重F261の下で圧縮して、そしてお互いに接触する。同様に、拡大詳細図、
図18Fに示したように、効果的に、角度A127によるウェッジの形成を完成する。
図18D、18Fに示したように、巣のようなコイル包みは、アダプターの固定の増強に有利である。
【0058】
コイル257に類似した複数のコイルが中央チューブ263に直列に結合されて、近位部分113を形成することができることも見込まれる。この設計の近位部分113は、医療機器200へのアダプターの固定のロバスト性を高めることができ、中央チューブ263がねじり荷重の下に配置されるとき、前述のようにバイアスや潜在的な固定の問題を最小限に抑えるようにこの性質の複数のコイル構成は、左及び右のコイルの両方を含むことができる。
【0059】
図19は、コイル257に類似しているコイル264を含むアダプターの近位の部分114の具体化を例証している。コイル264は、コイル257のすべてのエレメントに加え、大きい直径φF 152からできれば医療機器200の内腔211よりも小さい、直径φE 151のような小さい直径に変移する非結合長J265を含んでいる。この種のコイル設計は、近位部分114が医療機器200から取り出されることを可能にする利点がある。使用者が長J265内のコイル包みをつかみ、コイル264を伸長または回転しながら遠位に引き、目標医療機器200の内腔211の内径でウェッジ固定を解除することで、近位部分114は、取り出される。例えば、もし近位部分114がアダプターを形成するために102に類似している遠位部分につながれ、そして、近位部分114が挿入され、
図13Dに示したような長D135に類似し、医療機器200の遠位端213を効果的に伸長する、医療機器200内に着座した後、コイル264の長J265の一部が空洞178内に拡張する。使用者が長J265内でコイル包みを遠位につかみ、引くことができるように、近位部分114から遠位部分102を効果的に分離し、医療機器200から近位部分114を取り出せるように空洞178の点で使用者は遠位部分102を切ることができる。医療機器200の外に伸長したワイヤ153の長さまたは延長が近位部分114を取り出すために捕まれることが理解されえる。
【0060】
図20Aと
図20Bは、コイル130に類似したコイル266を伴う近位部分115を示している。コイル266は直径やピッチがさまざまな遷移267を含んでいる。コイル266はまた、主により広い間隔のピッチである直径φB138や直径φD139に変移するさまざまなピッチでの長さK268を含む。これに類似した設計は、記述のように医療機器200へのコイル130の挿入時その固定に有利である。コイル130とコイル266に類似して作成されたコイルは、代替え的にコイル257のように医療機器200に挿入され、その後の固定を提供できる。
【0061】
図 21A 、図 21Bは、アダプター106の遠位部分176の代わりの具体化を例証している。アダプター106は、遠位部分176を含む。アダプター106は、医療機器200に挿入されている。遠位部分176は、1番目の内腔273、外ボディ179、アダプター106の2番目の内腔191の一部を形成している2番目のチューブエレメント190を含む。最初の内腔273は、外ボディ179から2番目の内腔191の遠位口274に近位な出口253で外ボディ179を近位に出する。外ボディ179は、医療機器200の遠位内腔211の壁212と近位で相互作用を取り、関わりを持つ先細部分274を含む。先細部分274は、医療機器200と相互作用を取って、そして関わりを持ち、そしてアダプター106の全体的な大きさや体を減らすことができる。遠位部分176は、医療機器200と遠位部分176の間に遷移部分276をかける補強コイル275を含む。補強コイル275は、遷移276、またはその付近で医療機器200やアダプター106がよじれる可能性を減らすことができる。補強コイル275は、内腔211よりも小さく、外ボディ179と遠位部分176に部分的に接触している。遠位部分176はまた、遠位末181を含んでいる。医療機器200に接触している際、1番目の内腔273は1番目のガイドワイヤのガイドとして使用され、2番目の内腔191は2番目のガイドワイヤまたはその他の付属品を患者内に入れるのに使用できる。例えば、完全に閉塞した病変のキャップを貫通するために使用され得るドリルビットのような特徴または特徴を有する付属品は有効である。
【0062】
上記の具体例が、本発明の原理の応用を表すことができる多くの可能な具体的な実施形態のほんの数例を例示していることは理解できる。本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多様な他の構成を、関係者がこれらの原理に従って容易に考案することができる。例えば、医療機器200への挿入を容易にするための伸長によって大きさがあらかじめ変えられるように編まれたワイヤ構造にニチノールコイル構造は置換され得る。編まれたワイヤ構造はニチノールから生成され、ニチノールコイルに類似した熱機械的性質を有し、ステンレスのようなより伝統的な合金からも作られ、医療機器200への挿入時または前には小さな直径に変わるよう設計できる。編まれた構造は、目的カテーテルの内腔への挿入時寸法的に類似したウェッジを持つような設計もできる。
【0063】
使用者によるニチノールコイルまたはその類似のサイズの縮小に代わり、アダプターは、工場生産され、目的のカテーテルや機器への挿入できるような形にすでになって、顧客に配達され得る。これは、使用者の負担の一部を除き、使用の簡素化を可能にする。コイルは、形状記憶や超弾性熱機械的性質のないステンレスのようなより伝統的な合金でもできる。
【0064】
さらに、ニチノールコイルがアダプターの遠位部分に結合される構成の場合、チューブは任意であり得る。
【0065】
アダプターの遠位部分は、目的カテーテルまたは機器と同様のサイズであることが一般的に示され、これは必須ではないが所望されうる。
【0066】
もし2番目の内腔あるいは中央の内腔が必要でなければ、コイル構造の近位部分が取り付けられる伸長したエレメントがチューブの代わりにワイヤーまたはマンドレルのように中実である可能性もある。チューブ、ワイヤーあるいはマンドレルは、目標カテーテルあるいは装置の近位端の外にずっと近位に広がることができる。遠位部分の外ボディは、多様体である。
【0067】
遠位部分の外ボディを出す内腔は、遠位部分の外ボディの同じ側に含まれ、お互い180度反対側になる代わりにさまざまな角度となり得る。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療機器のためのアダプターであって、当該アダプターは、以下を含む;
近位部分と遠位部分、アダプターの近位部分において配置された付属品メカニズム、順応された当該付属品メカニズムが医療機器の内側の内腔に当該アダプターを接続するよう順応された当該付属品メカニズム、そしてアダプターの外部部分は、医療機器の遠位部分を超えて伸長する。
【外国語明細書】