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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022048216
(43)【公開日】2022-03-25
(54)【発明の名称】感染防止用の薬剤
(51)【国際特許分類】
   A01N 59/16 20060101AFI20220317BHJP
   A01N 59/20 20060101ALI20220317BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20220317BHJP
   A01P 1/00 20060101ALI20220317BHJP
   A01N 25/18 20060101ALI20220317BHJP
   A61L 9/01 20060101ALI20220317BHJP
   A61L 9/14 20060101ALI20220317BHJP
   A61L 9/00 20060101ALI20220317BHJP
【FI】
A01N59/16 A
A01N59/20 Z
A01P3/00
A01P1/00
A01N25/18 101
A61L9/01 K
A61L9/01 B
A61L9/14
A61L9/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022006201
(22)【出願日】2022-01-19
(62)【分割の表示】P 2021064760の分割
【原出願日】2021-04-06
(31)【優先権主張番号】P 2020068825
(32)【優先日】2020-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】519086140
【氏名又は名称】ハーツリッチ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】518247232
【氏名又は名称】株式会社ケミカル・テクノロジー
(74)【代理人】
【識別番号】100093104
【弁理士】
【氏名又は名称】船津 暢宏
(72)【発明者】
【氏名】穂苅 英樹
(72)【発明者】
【氏名】北村 透
(57)【要約】
【課題】 カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防する感染防止用の薬剤を提供する。
【解決手段】 感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、ポビドンヨードとを含み、光触媒としての酸化チタンを、直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンとし、抗菌触媒としての銅と銀を、銅イオンと銀イオンとするものであり、カビ菌、ウイルスの壁、天井、床等への付着を防止するコーティングを施す薬剤に好適である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、
光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、ポビドンヨードとを含み、
前記光触媒としての酸化チタンを、直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンとし、
前記抗菌触媒としての銅と銀を、銅イオンと銀イオンとしたことを特徴とする薬剤。
【請求項2】
水の含有率が90%以上95%以下で、その他の混合物が5%以下であることを特徴とする請求項記載の薬剤。
【請求項3】
感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、
光触媒として直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンと、抗菌触媒として500PPM以上で3000PPM以下の濃度の銅イオンとを含むことを特徴とする薬剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、過敏性肺臓炎、間質性肺炎等の感染予防の方法に係り、特に、カビ菌を除去して感染症を予防する感染防止用の薬剤に関する。
【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
従来のカビ菌対策の方法は、家屋においてカビが発生している所に薬剤を塗布してカビを除去してカビの発生を防ぐ防カビ用の薬剤を塗布又は噴霧するものがあった。
【0003】
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開平06-65012号公報「抗菌抗カビ性セラミックス及びその製造方法」(特許文献1)、特開2005-329101号公報「脱臭及び悪臭発生予防方法」(特許文献2)、特開2006-149900号公報「室内の抗菌消臭方法及び薬液」(特許文献3)、特開2009-263651号公報「光触媒コーティング組成物」(特許文献4)がある。
【0004】
特許文献1には、導電性基板に、銀、銅、亜鉛、白金の内から選ばれた一種の金属イオンを含有した酸化チタン膜を被覆した抗菌抗カビ性セラミックスが示されている。
特許文献2には、室内にオゾンを供給すると共にペルオキソ基で修飾したアナターゼ型酸化チタンのゾルを含む懸濁液を噴霧する方法が示されている。
【0005】
特許文献3には、密閉された室内にリン酸チタニウム系化合物又はその縮合体を有効成分とするリン酸チタニウム液と希釈剤とが混合された薬液を噴霧する方法が示されている。
特許文献4には、溶媒中に酸化チタン粒子、無機酸化物粒子、銅元素、銀元素、水酸化第四アンモニウム、加水分解性シリコーンを含む光触媒コーティング組成物が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平06-65012号公報
【特許文献2】特開2005-329101号公報
【特許文献3】特開2006-149900号公報
【特許文献4】特開2009-263651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のカビ菌対策の方法では、防カビ用の薬剤を壁等に塗布又は噴霧するものであるため、屋内全体を効率的に施工するものではないという問題点があった。
また、屋内全体に薬剤を噴霧することも考えられるが、強力な効能がない薬剤の噴霧では効果が薄いという問題点があった。
【0008】
尚、特許文献1~4には、光触媒の酸化チタン、抗菌の銀、抗カビの銅を組み合わせた薬剤を超音波で細かい霧にして噴霧する方法についての記載がない。
【0009】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防する感染防止用の薬剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、ポビドンヨードとを含み、光触媒としての酸化チタンを、直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンとし、抗菌触媒としての銅と銀を、銅イオンと銀イオンとしたことを特徴とする。
【0011】
本発明は、上記薬剤において、水の含有率が90%以上95%以下で、その他の混合物が5%以下であることを特徴とする。
【0012】
本発明は、感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、光触媒として直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンと、抗菌触媒として500PPM以上で3000PPM以下の濃度の銅イオンとを含むことを特徴とする薬剤。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、ポビドンヨードとを含み、光触媒としての酸化チタンを、直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンとし、抗菌触媒としての銅と銀を、銅イオンと銀イオンとした薬剤としているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる薬剤を提供できる効果がある。
【0014】
本発明によれば、感染防止用として超音波噴霧器で噴霧する薬剤であって、光触媒として直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンと、抗菌触媒として500PPM以上で3000PPM以下の濃度の銅イオンとを含む薬剤としているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる薬剤を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本方法の実施状況を説明する概略図である。
図2】クロス貼り替えなしの場合の施工方法の工程図である。
図3】クロス貼り替えありの場合の施工方法を示す工程図である。
図4】ウイルス除去・除菌比較の図である。
図5】ウイルス等除去能力比較の図である。
図6】銅イオンの不活性化を示す模式図である。
図7】銅イオンとナノ酸化チタンの不活性化を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る感染防止方法(本方法)は、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅及び銀とを含む薬剤を超音波によりナノ粒子の霧にして屋内に一定時間噴霧するようにしているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できるものである。
【0017】
また、本発明の実施の形態に係る薬剤(本薬剤)は、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、殺菌効果があるポビドンヨードとを含むものとしているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる薬剤を提供できるものである。
【0018】
[本方法の概略:図1]燻蒸装置で噴霧様子の図
次に、本方法について図1を参照しながら説明する。図1は、本方法の実施状況を説明する概略図である。
本方法は、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅及び銀とを含む薬剤を使用し、当該薬剤を図1に示す超音波噴霧装置1を用いて超音波によりナノ粒子の霧にして一定時間屋内に噴霧するものである。
ナノ粒子とは、ナノメートル(nm)オーダーの大きさを持つ粒子のことで、一般的には1~数百nmの大きさの粒子をいう。
【0019】
超音波噴霧装置1は、薬剤を収容して超音波を発生させる超音波発生器11と、発生させた超音波により薬剤をナノ粒子の細かい霧にして噴霧する噴霧器12とを備えている。
部屋の広さにもよるが、薬剤を屋内に数時間(例えば、1~2時間程度)噴霧するようになっている。
尚、噴霧する薬剤は、水を主成分とし、ポビドンヨードを含むものとなっている。
【0020】
本方法において、超音波噴霧装置1を用いて薬剤の噴霧を行うことで、壁、天井、床、家具などに薬剤を効果的に付着させることができ、屋内全体が本薬剤によってコーティングされるため、ウイルスのついた手でテーブルや壁を触っても、ウイルス細胞が死滅し、不活性化させることができるものである。
【0021】
[施工方法:図2,3]
次に、本方法を用いた施工方法について図2,3を参照しながら説明する。図2は、クロス貼り替えなしの場合の施工方法の工程図であり、図3は、クロス貼り替えありの場合の施工方法を示す工程図である。
【0022】
[クロス貼り替えなしの場合の施工方法:図2
クロス貼り替えなしの場合の施工方法は、図2に示すように、施工範囲を決定する(S11)。施工範囲は、菌数を検出するテスターを用いて菌数検査を実施し、必要な施工範囲を決定する。各所にカビの転移がみられる場合は、以下の除カビは空間全体に施工することになる。
【0023】
次に、発生しているカビに対して除カビ作業を実施する(S12)。当該作業は、除カビ剤を、噴霧器を利用して行う。
そして、ふき取り作業を実施して(S13)、乾燥を行う(S14)。
【0024】
次に、仕上げ用防カビ作業を行い(S15)、更に本方法を実行する(S16)。
クロス貼り替えを行わない場合は、以上の作業工程で作業を行い、カビを除去してカビの発生を防止し、仕上げに本方法によりカビ菌、ウイルス菌の付着を防止するコーティングを施して感染症を予防できるものである。
【0025】
[クロス貼り替えありの場合の施工方法:図3
クロス貼り替えありの場合の施工方法は、図3に示すように、図2と同様に施工範囲を決定する(S21)。
そして、クロス剥がしの作業を実施する(S22)。クロスを剥がすほどひどい場合は、基本的に部屋全体の作業となる。
【0026】
次に、発生しているカビに対して除カビ作業を実施する(S23)。当該作業は、除カビ剤を、噴霧器を利用して噴霧する。
そして、ふき取り作業を実施して(S24)、乾燥を行う(S25)。
【0027】
次に、下地用防カビ作業を実施し(S26)、クロスの貼り替え作業を行う(S27)。下地用防カビ作業は、防カビ剤を塗布して行う。
そして、クロス用防カビ作業を行い(S28)、更に本方法を実行する(S29)。クロス用防カビ作業は、防カビ剤を塗布して行う。
【0028】
クロス貼り替えを行う場合は、以上の作業工程で作業を行い、クロスを剥がしてカビを除去してカビの発生を防止し、クロス貼り替え後にも防カビ作業を行って、仕上げに本方法によりカビ菌、ウイルスの付着を防止するコーティングを施して感染症を予防できるものである。
【0029】
[本薬剤の内容]
次に、本薬剤の内容について具体的に説明する。
本薬剤は、混合物として水(H2O)、光触媒として酸化チタン(TiO2)と、殺菌効果のあるポビドンヨード(ヨウ化ポリビニルピロリドン)、抗菌触媒として銅(Cu)と、抗菌触媒として銀(Ag)とを含むものとなっている。
【0030】
抗菌触媒の銅は、具体的には硫酸銅(CuSO4)を用い、抗菌触媒の銀は、具体的には銀コロイドを用いている。銀は抗菌一般に効果があり、銅は抗カビに効果がある。
【0031】
混合物の含有率は、水が90%以上95%以下、酸化チタンが約5%、ポビドンヨードは5%未満、銀コロイド、硫酸銅は1%未満となっている。
【0032】
本方法に用いられる薬剤、本薬剤は、超音波噴霧装置1が超音波によって細かい霧にしており、噴霧される薬剤の光触媒の粒子をナノレベル程度に極小化させたことで、薬剤の噴霧時の施工精度を大幅に向上させることができたものである。
【0033】
[本薬剤の特徴:図4,5]
次に、本薬剤の特徴について図4,5を参照しながら説明する。図4は、ウイルス除去・除菌比較の図であり、図5は、ウイルス等除去能力比較の図である。
図4,5は、本薬剤と他の方法又は他の材料と比較したものであり、本薬剤の特徴を説明するためのものである。
【0034】
[ウイルス除去・除菌比較:図4
図4に示すように、ウイルス除去・除菌比較では、他の方法又は材料に、アルコール消毒とオゾン/二酸化塩素を示している。
比較項目は、「持続力」「物体表面への効果」「空間への効果」「処理可能ウイルス」「処理可能範囲」「人体への安全性」である。
注目すべきは、本薬剤が「持続力」で長く維持となっており、「処理可能細菌」でもほぼすべてとなっており、ウイルス対応の除去に効力があることを示している。
【0035】
[ウイルス等除去能力比較:図5
図5に示すように、ウイルス除去能力比較では、他の方法又は材料に、アルコール消毒とオゾン/二酸化塩素を示している。
比較項目は、「コロナウイルス(豚PEDウイルス)」「ノロウイルス(ネコカリシウイルス)」「インフルエンザウイルス」「水虫菌(白癬菌)」である。
本薬剤は、オゾン/二酸化塩素と同様に全てのウイルス、菌を除去する能力があることが分かる。
【0036】
[応用例:図6,7]
本薬剤の応用例について図6,7を参照しながら説明する。図6は、銅イオンによる不活性化を示す模式図であり、図7は、銅イオンとナノ酸化チタンによる不活性化を示す模式図である。
本薬剤は、光触媒として酸化チタン、抗菌触媒として銅と銀を含み、当該薬剤を超音波噴霧器1の超音波によりナノ粒子の霧にして噴霧することを説明したが、応用例は、当該胴及び銀を銅イオン及び銀イオンとして、更に効果を向上させることができる。
【0037】
酸化チタンは、直径が0~100ナノメートルのナノオーダーのナノ酸化チタンであり、本薬剤では、1~20、好ましくは6ナノメートルの直径のナノ酸化チタンを用いている。
【0038】
そして、水に溶かした抗菌触媒の銅イオン、銀イオンと、光触媒としてのナノ酸化チタンを本薬剤に用いている。
特に、単に銅単体では、空気中の水分に銅がゆっくり溶け出すため、ウイルスを不活性化するのに約4時間掛かるが、銅粒子を銅イオンにすれば、図6に示すように、酸素と反応して活性酸素が発生し、ウイルス付着後、約15分程度でウイルスを不活性化できる。
【0039】
更に、抗菌触媒の銅イオンと光触媒のナノ酸化チタンとを組み合わせることで、図7に示すように、ウイルス付着後、約1分程度でウイルスを不活性化できる。
ここで、銅イオン濃度は、500PPM以上3000PPM以下としている。濃度が高いほど防カビ効果がある。
抗菌・抗ウイルス特性として、銅イオンはウイルス・大きな細菌・真菌に効果があり、銀イオンは小さい細菌に効果がある。
【0040】
[実施の形態の効果]
本方法によれば、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅及び銀とを含む薬剤を超音波噴霧装置1で超音波によりナノ粒子の霧にして屋内に一定時間噴霧するようにしているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる効果がある。
【0041】
本薬剤によれば、光触媒として酸化チタンと、抗菌触媒として銅と、抗菌触媒として銀と、殺菌効果があるポビドンヨードとを含むものとしているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる薬剤を提供できる効果がある。
【0042】
本薬剤によれば、光触媒として直径が100ナノメートル以下のナノオーダーのナノ酸化チタンと、抗菌触媒として500PPM以上で3000PPM以下の濃度の銅イオンとを含むものとしているので、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防できる薬剤を提供できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、カビ菌、ウイルスを即時及び永続的に除去して感染症を予防する感染防止方法及び薬剤に好適である。
【符号の説明】
【0044】
1…超音波噴霧装置、 11…超音波発生器、 12…噴霧器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7