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▶ 黒田 まさみの特許一覧

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  • 特開-屑入れ 図1
  • 特開-屑入れ 図2
  • 特開-屑入れ 図3
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  • 特開-屑入れ 図5
  • 特開-屑入れ 図6
  • 特開-屑入れ 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022048405
(43)【公開日】2022-03-28
(54)【発明の名称】屑入れ
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/16 20060101AFI20220318BHJP
【FI】
B65F1/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020154199
(22)【出願日】2020-09-15
(71)【出願人】
【識別番号】312014867
【氏名又は名称】黒田 まさみ
(72)【発明者】
【氏名】黒田 哲正
(72)【発明者】
【氏名】黒田 まさみ
【テーマコード(参考)】
3E023
【Fターム(参考)】
3E023MA01
(57)【要約】
【課題】 特に食卓上で使う、美観と使い易さを改善した屑入を提供する。
【解決手段】 屑入10は、屑入本体20と蓋30とから構成されている。この屑入本体20は、屑を収容する本体容器部21と、この本体容器部21の上方に設けられている本体結合部22とを有している。この蓋30は、この本体結合部22に着脱可能に結合する蓋結合部32と、この蓋結合部32から中央に延在する覆い部31と、この覆い部31から上方に斜めに拡大する導入部33と、この導入部33の上部に設けられた開口部34を有している。屑入10は、特にティータイム等に、テーブル上に置いて、ティーバッグ、砂糖や、菓子の小袋、ティッシュペーパー等を開口部34から押し込むことができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屑入本体と蓋とから構成される屑入れであって、この屑入本体は、屑を収容する本体容器部と、この本体容器部の上方に設けられている本体結合部とを有し、この蓋は、この本体結合部に着脱可能に結合する蓋結合部と、この蓋結合部から延在する蓋カバー部と、この蓋カバー部に接続し、上方は拡大し下方は縮小する導入部と、この導入部に設けられた開口部を有することを特徴とする屑入れ。
【請求項2】
請求項1に記載の導入部は、この蓋カバー部から上方に向かって拡大することを特徴とする屑入れ。
【請求項3】
請求項1に記載の導入部は、この蓋カバー部から下方に向かって縮小することを特徴とする屑入れ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として食卓上に置いてティーバッグ、菓子の小袋やティッシュペーパー等の屑を入れる屑入れに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、通常は食卓上には屑入れを置かないため、ティーバッグ、菓子の小袋やティッシュペーパー等の捨て場所がなく、食卓上や食器の上に置いていた。そうすると、食卓上に不要なものが散らかって邪魔になり、美的感覚にも好ましくないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3197341
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、特許文献1のように、上方に大きく開口する袋体20からなる技術も開示されていた。しかしながら、このような技術では、大きく開口する開口部から中の屑が丸見えで美観上好ましくなかった。一方、蓋付きの屑入では、屑を投入する度に蓋を開閉しなければならず面倒であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
屑入本体と蓋とから構成される屑入れであって、この屑入本体は、屑を収容する本体容器部と、この本体容器部の上方に設けられている本体結合部とを有し、この蓋は、この本体結合部に着脱可能に結合する蓋結合部と、この蓋結合部から中央方向に延在する蓋カバー部と、この蓋カバー部に接続し、上方は拡大し下方は縮小する導入部と、この導入部に設けられた開口部を有することを特徴とする屑入れ。
【発明の効果】
【0006】
上記の問題点を解決し、美観と使い易さを改善した屑入を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第一の実施形態の屑入れの斜視図である。
図2】第一の実施形態の屑入れの分解した状態の斜視図である。
図3】第一の実施形態の屑入れの六面図を表す。背面図、左側面図、右側面図は正面図と同一に表れる。
図4】第一の実施形態の屑入れのAA断面図である。
図5】第二の実施形態の屑入れの六面図を表す。背面図、左側面図、右側面図は正面図と同一に表れる。
図6】第三の実施形態の屑入れの六面図を表す。背面図、左側面図、右側面図は正面図と同一に表れる。
図7】第三の実施形態の屑入れのBB断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1図2図3図4により、第一の実施形態の屑入れを説明する。この実施形態の屑入れ10は、屑入本体20と蓋30とから構成されている。この屑入本体20は、屑を収容する本体容器部21と、この本体容器部21の上方に設けられている本体結合部22とを有している。
【0009】
この蓋30は、この本体結合部22に着脱可能に結合する蓋結合部32と、この蓋結合部32から中央に延在する蓋カバー部31と、この蓋カバー部31から上方に拡大する円錐状の導入部33と、この導入部33の上部に設けられた開口部34を有している。
【0010】
屑入れ10は、金属、プラスチック、木、ガラス、紙あるいは陶磁器等で製造される。本体結合部22と蓋結合部32の結合はネジによるか、弾性を利用して圧入するなどの方法により、着脱可能ではあるが不用意には外れないようにしている。このため、屑が膨らんで蓋30を押し上げようとしても、不用意に開くことがない。
【0011】
屑入れ10は、特にティータイム等に、テーブル上に置いて、ティーバッグ、砂糖や、菓子の小袋、ティッシュペーパー等を開口部34から押し込むことができる。導入部33が上方に斜めに広がっているので、広がった紙屑でもスムーズに押し込むことができる。一旦押し込まれた屑は、蓋カバー部31に押さえられて外にはみ出すことはない。また、蓋カバー部31が上方を覆っているので、中の屑が見えず、美観を損なうことがない。
【0012】
このように、蓋30を嵌めたまま屑を屑入れ10に挿入することができ、中の屑を取り出すときは蓋30を外すことができるので、中の屑を捨てるのが容易という利点がある。
【0013】
図5は第二の実施形態の屑入れであり、横断面を矩形としたものである。
【0014】
図6図7は第三の実施形態の屑入れである。導入部33は、この蓋カバー部31から下方に向かって縮小している。
【産業上の利用可能性】
【0015】
この発明は、特にティータイムに屑を入れる屑入であるが、その他の利用も可能である。
【符号の説明】
【0016】
10は屑入れ
20は屑入本体
21は本体容器部
22は本体結合部
30は蓋
31は蓋カバー部
32は蓋結合部
33は導入部
34は開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7