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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022049000
(43)【公開日】2022-03-28
(54)【発明の名称】光源モジュール
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20220318BHJP
   H01L 33/58 20100101ALI20220318BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220318BHJP
【FI】
F21S2/00 482
H01L33/58
F21Y115:10
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021147047
(22)【出願日】2021-09-09
(31)【優先権主張番号】109131624
(32)【優先日】2020-09-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】521398851
【氏名又は名称】光森科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100086368
【弁理士】
【氏名又は名称】萩原 誠
(72)【発明者】
【氏名】陳 科宇
【テーマコード(参考)】
3K244
5F142
【Fターム(参考)】
3K244AA01
3K244BA08
3K244BA48
3K244CA02
3K244DA01
3K244DA22
3K244DA25
3K244GA01
3K244GA02
3K244GA04
5F142AA13
5F142BA32
5F142CB14
5F142CB23
5F142DA15
5F142DB32
5F142DB34
5F142DB36
5F142DB42
5F142GA11
5F142HA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】特定の光出力領域の総光出力および光出力均一性を効果的に向上できる光源モジュールを提供する。
【解決手段】光源モジュール10は、基板100と、発光素子110と、パッケージ構造120と、光学パターン130を含む。パッケージ構造120は発光素子110を覆い、互いに接続された第1の溝120g1および第2の溝120g2を有する。発光素子110は第1の溝120g1と基板100の間に位置する。第2の溝120g2は第1の溝120g1と基板100の間に位置する。基板100上の第1の溝120g1が占める領域の正射影は幾何学的中心Cを有し、発光素子100は幾何学的中心Cに位置する。基板100上の第2の溝120g2が占める領域の正射影は幾何学的中心Cと重ならない。光学パターン130は、第1の溝120g1および第2の溝120g2に配置されるとともに半透過性である。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
前記基板の表面に配置された発光素子と、
前記基板の前記表面に配置されて前記発光素子を覆うパッケージ構造であって、前記パッケージ構造は、互いに接続された第1の溝および第2の溝を有し、前記発光素子は前記第1の溝と前記基板との間に位置し、前記第2の溝は前記第1の溝と前記基板との間に位置し、前記基板上の前記第1の溝が占める領域の正射影は幾何学的中心を有し、前記発光素子は前記幾何学的中心に位置し、前記基板上の前記第2の溝が占める領域の正射影は前記幾何学的中心と重ならない、パッケージ構造と、
前記第1の溝および前記第2の溝に配置されるとともに半透過性である、光学パターンと、
を含む光源モジュール。
【請求項2】
前記基板上の前記パッケージ構造の正射影は対称軸を有し、前記対称軸は前記幾何学的中心を通り、前記第2の溝および前記発光素子は前記対称軸の軸方向に沿って配列される、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項3】
前記パッケージ構造は、互いに反対側に位置する第1の縁および第2の縁をさらに備え、前記第1の縁と前記幾何学的中心との間には第1の距離が設けられ、前記第2の縁と前記幾何学的中心との間には第2の距離が設けられ、前記第1の距離は前記第2の距離よりも短い、請求項2に記載の光源モジュール。
【請求項4】
前記第1の距離と前記第2の距離との比は0.8未満である、請求項3に記載の光源モジュール。
【請求項5】
前記パッケージ構造は、前記第1の溝を規定する隆起をさらに有し、前記隆起と前記幾何学的中心との間には、前記対称軸の前記軸方向に距離Dが設けられ、前記第2の溝が占める前記領域は、前記対称軸の前記軸方向に幅Wを有し、W<Dが満たされる、請求項2に記載の光源モジュール。
【請求項6】
前記発光素子は、前記対称軸の前記軸方向に素子長Lを有し、前記パッケージ構造は、前記第2の溝を規定する溝底面をさらに有し、前記溝底面は、前記対称軸の前記軸方向に幅W’を有し、W’<D-(L/2)が満たされる、請求項5に記載の光源モジュール。
【請求項7】
前記パッケージ構造および前記発光素子は、前記基板の前記表面の法線方向にそれぞれ最大厚さTおよび素子厚さtを有し、前記隆起と前記発光素子との間の最短間隔である仮想接続線と、前記基板の前記表面の前記法線方向との間には夾角θが設けられ、D=L/2+(T-t)・tanθが満たされる、請求項6に記載の光源モジュール。
【請求項8】
前記パッケージ構造は、前記第1の溝を規定する溝底面をさらに有し、前記発光素子は、前記第1の溝に面する上面を有し、前記パッケージ構造の前記溝底面と前記発光素子の前記上面との間の距離はゼロより大きい、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項9】
前記パッケージ構造は、前記第1の溝および前記第2の溝を取り囲む隆起と、前記第2の溝を規定する溝底面とをさらに有し、前記隆起と前記基板の前記表面との間の距離は、前記基板に垂直な方向において前記パッケージ構造の最大厚さを規定し、前記溝底面と前記隆起との間には、前記基板に垂直な前記方向に距離が設けられ、前記距離は前記パッケージ構造の前記最大厚さよりも短い、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項10】
前記光学パターンは、第1の部分および第2の部分を含み、前記第2の部分は、前記第1の部分と前記基板との間に配置され、前記第1の部分は複数の反射粒子を有し、前記第2の部分は複数の波長変換粒子を有する、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項11】
前記パッケージ構造は、前記第1の溝および前記第2の溝を取り囲む隆起と、前記第2の溝を規定する溝底面とをさらに有し、前記光学パターンの前記第1の部分は、前記溝底面と接し、前記溝底面と前記隆起との間には、前記基板に垂直な方向に距離dが設けられ、前記第2の部分は、前記基板に垂直な前記方向に厚さt’を有し、t’<2d/3が満たされる、請求項10に記載の光源モジュール。
【請求項12】
前記光学パターンの透過率は、10%から50%の範囲である、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項13】
前記光学パターンは、
透過性基材と、
前記透過性基材内に分散配置された複数の反射粒子とを含む、請求項1に記載の光源モジュール。
【請求項14】
前記反射粒子の材料は、二酸化ケイ素、二酸化チタン、金属材料、またはそれらの組み合わせを含む、請求項13に記載の光源モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バックライトモジュールに係り、特に、非対称パッケージ構造を有する光源モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
LEDディスプレイ等の非自己照明ディスプレイがより広い用途に適用されるにつれて、バックライトモジュールの設計もまた、様々な用途に対応するように調整される必要がある。ディスプレイパネル製品におけるハイダイナミックレンジ(HDR)および高コントラストの要求を満たすには、バックライトモジュールがローカルディミングを実現可能である必要がある。そのため、直下型バックライトモジュールを主な光源フレームワークとして採用する製品が徐々に市場の主流になりつつある。このようなバックライトモジュールは、より薄型であることが期待されるため(例えば、光学距離が10ミリメートル未満)、発光素子は通常、反射部材または反射構造を有するパッケージ層で覆われ、その結果、バックライトモジュールの光出力面から光が出射される際に、光は均一に出力され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、発光素子によって出射された光線の一部は、パッケージ層内で伝達される際にさらに複数回の全反射を受け、隣接する、またはさらには遠隔の光源(即ち、別の発光素子)へ横方向に(例えば、光出力方向に対して垂直な方向に)伝達される。その結果、発光素子の光出力領域の周辺にハロー効果が発生し、それが表示画像の周辺をぼやけさせ、したがって全体的な表示品質(例えば、表示コントラスト)を低下させる。一方、反射部材または反射構造を設けると、バックライトモジュールの光出力面が発光素子と重なる領域に反射ダークスポットが発生しやすく、全体的な光出力均一性に影響を与える可能性がある。したがって、超薄型の直下型バックライトモジュールの光出力均一性をどのように促進するかが取り組むべき課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、特定の光出力領域の総光出力および光出力均一性を効果的に向上させることが可能な光源モジュールを提供する。
【0005】
本開示の一実施形態による光源モジュールは、基板と、発光素子と、パッケージ構造と、光学パターンとを含む。発光素子およびパッケージ構造は基板の表面に配置され、パッケージ構造は発光素子を覆う。パッケージ構造は、互いに接続された第1の溝および第2の溝を有する。発光素子は第1の溝と基板との間に位置する。第2の溝は第1の溝と基板との間に位置する。基板上の第1の溝が占める領域の正射影は幾何学的中心を有する。発光素子は幾何学的中心に位置する。基板上の第2の溝が占める領域の正射影は幾何学的中心と重ならない。光学パターンは、第1の溝および第2の溝に配置されるとともに半透過性である。
【0006】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、基板上のパッケージ構造の正射影は対称軸を有する。対称軸は幾何学的中心を通り、第2の溝および発光素子は対称軸の軸方向に沿って配列される。
【0007】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造は、互いに反対側に位置する第1の縁および第2の縁をさらに備える。第1の縁と幾何学的中心との間には第1の距離が設けられ、第2の縁と幾何学的中心との間には第2の距離が設けられ、第1の距離は第2の距離よりも短い。
【0008】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、第1の距離と第2の距離との比は0.8未満である。
【0009】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造は、第1の溝を規定する隆起をさらに有する。隆起と幾何学的中心との間には、対称軸の軸方向に距離Dが設けられる。第2の溝が占める領域は、対称軸の軸方向に幅Wを有し、W<Dが満たされる。
【0010】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、発光素子は、対称軸の軸方向に素子長Lを有する。パッケージ構造は、第2の溝を規定する溝底面をさらに有する。溝底面は、対称軸の軸方向に幅W’を有し、W’<D-(L/2)が満たされる。
【0011】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造および発光素子は、基板の表面の法線方向にそれぞれ最大厚さTおよび素子厚さtを有する。隆起と発光素子との間の最短間隔である仮想接続線と、基板の表面の法線方向との間には夾角θが設けられ、D=L/2+(T-t)・tanθが満たされる。
【0012】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造は、第1の溝を規定する溝底面をさらに有する。発光素子は、第1の溝に面する上面を有する。パッケージ構造の溝底面と発光素子の上面との間の距離はゼロより大きい。
【0013】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造は、第1の溝および第2の溝を取り囲む隆起と、第2の溝を規定する溝底面とをさらに有する。隆起と基板の表面との間の距離は、基板に垂直な方向においてパッケージ構造の最大厚さを規定する。溝底面と隆起との間には、基板に垂直な方向に距離が設けられ、当該距離はパッケージ構造の最大厚さよりも短い。
【0014】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、光学パターンは、第1の部分および第2の部分を含む。第2の部分は、第1の部分と基板との間に配置される。第1の部分は複数の反射粒子を有し、第2の部分は複数の波長変換粒子を有する。
【0015】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、パッケージ構造は、第1の溝および第2の溝を取り囲む隆起と、第2の溝を規定する溝底面とをさらに有する。光学パターンの第1の部分は、溝底面と接する。溝底面と隆起との間には、基板に垂直な方向に距離dが設けられる。第2の部分は、基板に垂直な方向に厚さt’を有し、t’<2d/3が満たされる。
【0016】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、光学パターンの透過率は、10%から50%の範囲である。
【0017】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、光学パターンは、透過性基材と複数の反射粒子とを含む。反射粒子は、透過性基材内に分散配置される。
【0018】
本開示の一実施形態によれば、光源モジュールにおいて、反射粒子の材料は、二酸化ケイ素、二酸化チタン、金属材料、またはそれらの組み合わせを含む。
【発明の効果】
【0019】
上記に基づくと、本開示の一実施形態による光源モジュールにおいて、発光素子は、パッケージ構造の第1の溝の幾何学的中心と重なるように配置され、光学パターンは第1の溝に充填される。光学パターンが半透過性であることにより、発光素子の前方光出力を調整することができるとともに、光線の一部が光学パターンによって反射された後に発生するダークスポット現象を軽減することができる。一方、第1の溝に接続された第2の溝は、発光素子の片側に配置され、光学パターンは、第2の溝内にさらに延在する。そのため、光線の大部分を、第2の溝とは反対側の発光素子の領域に偏向することができる。したがって、光線が隣接する発光素子の光出力領域に伝達されるのを防ぎながら、特定の領域の光出力を効果的に増加させることができる。
【0020】
添付の図面は、本開示のさらなる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれてその一部を構成する。図面は、本開示の実施形態を図解し、説明とともに本開示の原理を説明する役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本開示の第1の実施形態による光源モジュールを示す概略上面図である。
図2図1の光源モジュールの概略断面図である。
図3A図1の光源モジュールに光学フィルムが設けられていない場合の照度分布を示す図である。
図3B図1の光源モジュールに光学フィルムが設けられている場合の照度分布を示す図である。
図4】本開示の別の実施形態によるパッケージ構造を示す概略上面図である。
図5】本開示のさらに別の実施形態によるパッケージ構造を示す概略上面図である。
図6】本開示の第2の実施形態による光源モジュールを示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本開示の好ましい実施形態の詳細を参照し、その例を添付の図面に示す。可能な限り、図面および説明では、同一または類似の部分を指すために同一の参照符号を使用する。
【0023】
前述のおよび他の詳細な説明、特徴、および利点の全ては、図を伴う実施形態を以下に提供することによって、より包括的に説明されるように意図されていることを理解されたい。参照図面において上、下、左、右、前、後などの方向を説明するために使用される文言は、限定的な意味ではなく例示的な意味で解釈される。したがって、方向を説明するために使用される文言は、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【0024】
図1は、本開示の第1の実施形態による光源モジュールを示す概略上面図である。図2は、図1の光源モジュールの概略断面図である。図3Aは、図1の光源モジュールに光学フィルムが設けられていない場合の照度分布を示す図である。図3Bは、図1の光源モジュールに光学フィルムが設けられている場合の照度分布を示す図である。図2は、図1の断面線A-A’に対応することに留意されたい。図解を明確にするために、図2に示される光学フィルム200は、図1では省略されている。
【0025】
図1および図2を参照すると、光源モジュール10は、基板100と、複数の発光素子110と、複数のパッケージ構造120とを含む。発光素子110およびパッケージ構造120は、基板100の表面100sに配置される。さらに、各パッケージ構造120は、各発光素子110を覆う。例えば、発光素子110は、XおよびY方向に複数の列および行に配列されるように、基板100上でアレイ状に配列されてもよい。また、発光素子110に重ねられたパッケージ構造120は、互いに接続されるように配列される。パッケージ構造120の材料は、プラスチック材料、樹脂材料(例えば、アクリル樹脂)、または他の適切な透明パッケージ材料を含む。
【0026】
図1に示される内容は、単に例示の目的に役立つことに留意されたい。本開示は、発光素子110およびパッケージ構造120の配列によって特に限定されない。他の実施形態では、発光素子110およびパッケージ構造120は、実際の光学設計またはニーズに基づいて配列されてもよい。例えば、2つの隣接するパッケージ構造120は、基板100上で互いに離間して配置されてもよい。一方、本実施形態では、例示的な目的のために、各パッケージ構造120が1つの発光素子を覆う例が説明される。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、各パッケージ構造120は、それぞれ赤色光、緑色光、および青色光を出射する3つの発光素子などの2つ以上の発光素子110を覆っていてもよい。
【0027】
本実施形態では、発光素子110は、ミニLEDまたはマイクロLEDなどの発光ダイオード(LED)であってよい。基板100の表面100s上のパッケージ構造120の正射影は、実質的に長方形の外輪郭を有することに留意されたい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、基板100上のパッケージ構造の正射影の外輪郭は、円弧形状、多角形状、または他の適切な形状であってもよい。また、本実施形態では、基板100の表面100s上のパッケージ構造120の正射影は、対称軸SAを有する。換言すれば、対称軸SAに対して両側にあるパッケージ構造120の2つの部分は、鏡面対称である。
【0028】
発光素子110からの光線の大部分を発光素子110の片側の領域に偏向させるために、パッケージ構造120は、特定の方向に非対称の構造分布を呈する。例えば、本実施形態のパッケージ構造120は、発光素子110と重なるように配置された非対称溝を有する。さらに、非対称溝は、対称軸SAの軸方向(例えば、X方向)に非対称性を呈する。
【0029】
具体的には、非対称溝は、互いに接続された第1の溝120g1および第2の溝120g2によって形成されてよい。第2の溝120g2は、第1の溝120g1と基板100との間に位置する。本実施形態では、基板100上の第1の溝120g1が占める領域の正射影は、幾何学的中心Cを有する。パッケージ構造120の対称軸SAは幾何学的中心Cを通り、基板100上の第2の溝120g2が占める領域の正射影は、幾何学的中心Cと重ならない。
【0030】
より具体的には、基板100上の第2の溝120g2が占める領域の正射影は、対称軸SAと重なり、幾何学的中心Cと第1の縁120e1との間に位置する。さらに、パッケージ構造120はまた、対称軸SAの軸方向に互いに反対側に位置する第1の縁120e1および第2の縁120e2を備える。第1の縁120e1と幾何学的中心Cとの間には距離L1が設けられ、第2の縁120e2と幾何学的中心Cとの間には第2の距離L2が設けられる。また、第1の距離L1は第2の距離L2よりも短い。換言すれば、非対称溝は、パッケージ構造120において第1の縁120e1に近い位置に設けられる。例えば、本実施形態では、第1の距離L1と第2の距離L2との比は0.8未満であってよい。したがって、パッケージ構造120は、対称軸SAの軸方向に好ましい非対称性を呈し得る。
【0031】
本実施形態では、発光素子110は、幾何学的中心Cと重なる位置で基板100上に任意に配置されてもよい。換言すれば、第2の溝120g2および発光素子110は、パッケージ構造120の対称軸SAの軸方向に沿って配列される。発光素子110からの光線の大部分を発光素子110の特定の側の領域(図2に示される発光素子110の右側の領域など)に偏向させるために、光源モジュール10は、第1の溝120g1および第2の溝120g2に充填された光学パターン130をさらに含む。光学パターン130は半透過性である。例えば、光学パターン130は、透過性基材131と、透過性基材131内に分散配置された複数の反射粒子132とを含んでいてよい。透過性基材131の材料は、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)、または他の適切なポリマー材料を含む。反射粒子132の材料は、二酸化ケイ素(SiO)、二酸化チタン(TiO)、金属材料、またはそれらの組み合わせ、あるいは適切な反射率を有する他の材料を含む。
【0032】
多様な光学設計(例えば、非対称出力光形状が異なる)のニーズを満たすために、反射粒子132のドーピング濃度を調節することにより、光学パターン130の透過率を10%~50%(または光学パターン130の反射粒子132の濃度を20%~60%)の間で調整してもよい。例えば、発光素子110から第2の溝120g2に向けて伝達された光線LB1は、反射粒子132によって反射された後、発光素子110の第2の溝120g2から離れた側(例えば、図2の右側)に向けて伝達される。同様に、発光素子110から第1の溝120g1に向けて伝達された光線(図示せず)は、第1の溝120g1内の反射粒子132によって反射された後、基板100に向けて伝達されてもよい。本実施形態の基板100は反射基板であるため、第1の溝120g1内の反射粒子132によって反射された光線は、基板100の反射を介してパッケージ構造120内をさらに横方向に伝達されてもよい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。
【0033】
より具体的には、パッケージ構造120は、第1の溝120g1を規定する隆起RL1をさらに備える。隆起RL1と発光素子110との間の最短間隔である仮想接続線ILと、基板100の表面100sの法線方向との間には夾角θが設けられ、パッケージ構造120と発光素子110との間の配列関係は、D=L/2+(T-t)・tanθを満たす。式中、Dは、対称軸SAの軸方向(例えば、X方向)における隆起RL1と幾何学的中心Cとの間の距離を表し、Lは、対称軸SAの軸方向における発光素子110の素子長を表し、tは、基板100の表面100sの法線方向における発光素子110の素子厚さを表し、Tは、基板100の表面100sの法線方向におけるパッケージ構造120の最大厚さを表す。
【0034】
夾角θは、パッケージ構造120の材料の屈折率と空気の屈折率との比に従って決定される。本実施形態では、パッケージ構造120の材料の屈折率は1.1から1.7の範囲であってよい。それに対応して、夾角θは36度から65度の範囲であってよい。これにより、発光素子110の光線は、パッケージ構造120から出射された後、好ましい非対称光形状を呈し得る。発光素子110からの光線の一部(例えば、光線LB1)を光学パターン130の反射粒子132を介して反射させることに加えて、パッケージ構造120の屈折率を、光学パターン130の透過性基材131の屈折率よりも大きくなるように任意に設定してもよい。これにより、光線の他の一部(例えば、光線LB2)がパッケージ構造120と光学パターン130との間の界面で全反射を受けるようにして、光線がパッケージ構造120内で横方向に伝達される可能性を促進してもよい。
【0035】
例えば、パッケージ構造120の第1の溝120g1を規定する溝底面120s1は、その輪郭が円弧線分を呈していてもよい断面(例えば、XZ平面またはYZ平面)を有し、円弧線分は、隆起RL1から発光素子110の真上まで延びる。円弧線分の曲率変化は、様々な全反射要件に応じて調整してもよい。この点に関して、本開示は特に限定されない。一方、光学パターン130の透過率は調整可能であるため、発光素子110による前方(例えば、Z方向)への光出力は調整可能である。さらに、(前方への)光線の一部が光学パターン130によって反射された後に発生するダークスポット現象を軽減することができる。例えば、発光素子110から第1の溝120g1に向けて伝達された光線の一部(例えば、光線LB3)は、反射粒子132によって再びパッケージ構造120に向けて反射されることなく、光学パターン130をそのまま通過してもよい。
【0036】
本実施形態では、基板100の表面100s上の第1の溝120g1が占める領域の正射影の輪郭は、例えば円形であり、当該円の中心は、例えば幾何学的中心Cに位置する。換言すれば、本実施形態では、基板100の表面100s上の第1の溝120g1が占める領域の正射影の、対称軸SAの軸方向における幅は、距離Dの2倍の値である(例えば、図1に示される2D)。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態によれば、基板100の表面100s上の第1の溝が占める領域の正射影の輪郭は、略円形、楕円形、または略楕円形であってもよい。
【0037】
基板100の表面100s上の第2の溝120g2が占める領域の正射影の輪郭は、例えば略半円形であり、対称軸SAの軸方向において距離Dよりも短い幅Wを有する。しかしながら、本開示はこれに限定されない。一方、パッケージ構造120はさらに、第2の溝120g2を規定する溝底面120s2を有する。基板100の表面100s上の溝底面120s2の正射影は、対称軸SAの軸方向に幅W’を有し、W’<D-(L/2)を満たす。本実施形態では、パッケージ構造120において、第2の溝120g2を規定する隆起RL2で囲まれた領域と溝底面120s2とは、基板100の表面100sの法線方向において発光素子と重ならない。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、発光素子110は、基板100の表面100sの法線方向において、パッケージ構造120内の第2の溝120g2を規定する隆起RL2によって囲まれた領域と部分的に重なっていてもよいが、溝底面120s2とは重なっていなくてもよい。
【0038】
本実施形態では、第2の溝120g2は高いアスペクト比を有していてもよい。すなわち、第2の溝120g2の側壁は、パッケージ構造120においてより急峻となるように規定される。これにより、発光素子110からの光線は、第2の溝120g2とは反対側の発光素子110の領域に効果的に偏向され得るため、光線が隣接する発光素子110の光出力領域に伝達されるのを防ぎながら、特定の領域の光出力を増加させることができる。
【0039】
本実施形態では、パッケージ構造120は、任意選択で第3の溝120g3をさらに含んでいてもよく、第1の溝120g1は、第2の溝120g2と第3の溝120g3との間に接続される。換言すれば、本実施形態の非対称溝は、第1の溝120g1、第2の溝120g2、および第3の溝120g3の組み合わせであってよい。光学パターン130は、第3の溝120g3には充填されていないことに留意されたい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、光学パターン130は、第3の溝120g3が占める領域の一部にも充填されていてよい。
【0040】
具体的には、パッケージ構造120は、第3の溝120g3を規定する隆起RL3をさらに有する。また、隆起RL3は、第1の溝120g1および第2の溝120g2を取り囲んでいる。基板100の表面100s上の第1の溝120g1および第2の溝120g2が占める領域の正射影は、基板100の表面100s上の第3の溝120g3が占める領域の正射影と完全に重なっている。より具体的には、基板100の表面100s上の第3の溝120g3が占める領域の正射影の面積は、基板100の表面100s上の第1の溝120g1および第2の溝120g2が占める領域の正射影の面積よりも大きい。
【0041】
発光素子110の一方の側(例えば、図2に示される発光素子110の左側)に伝達された光線を、反対方向である発光素子110の他方の側(例えば、図2に示される発光素子110の右側)に効果的に偏向させるために、パッケージ構造120において、第1の溝120g1を規定する溝底面120s1と発光素子110の上面110tとの間の距離は、第2の溝120g2内に配置される光学パターン130の部分による反射効果が確実にもたらされるよう、0より大きい必要があると規定される。溝底面120s1と発光素子110の上面110tとの間の距離は、実際の光形状のニーズに基づいて調整してもよいことを理解されたい。
【0042】
一方、基板100の表面100sの法線方向において、隆起RL3と基板100の表面100sとの間の距離は、パッケージ構造120の最大厚さTを規定する。溝底面120s2と隆起RL3との間には距離dが設定され、距離dはパッケージ構造120の最大厚さTよりも短い。換言すれば、溝底面120s2と基板100の表面100sとの間には間隙を設けてもよく、間隙により光線の一部を通過させて、他方の側の光出力均一性を確保してもよい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態に基づいて、溝底面120s2と隆起RL3との間の距離dは、任意選択で、パッケージ構造120の最大厚さTに等しくてもよい。換言すれば、互いに接続された第1の溝120g1、第2の溝120g2、および第3の溝120g3は、パッケージ構造120を貫通していてもよく、光学パターン130は、基板100の表面100sを直接覆っていてもよい。
【0043】
対称軸SAの軸方向において、非対称溝の一方の側のパッケージ構造120の表面120asの傾斜変化は、非対称溝の他方の側のパッケージ構造120の表面120bsの傾斜変化とは異なる。例えば、発光素子110の一方の側のパッケージ構造120の表面120asの傾斜は、隆起RL3から第1の縁120e1に向かって第1の変化率で徐々に増加し、発光素子110の他方の側のパッケージ構造120の表面120bsの傾斜は、隆起RL3から第2の縁120e2に向かって第2の変化率で徐々に変化する。また、第2の変化率は第1の変化率よりも小さい。発光素子110は第1の縁120e1に近い位置に配置されているため、緩やかな傾斜を有する表面120bsは、光線がパッケージ構造120内で横方向に伝達される可能性を高めて、特定の側に向けて発光素子110の光出力均一性を高めるのに役立つことができる。
【0044】
図3Aを参照すると、パッケージ構造120および光学パターン130の配列により、発光素子110の出力光形状は、Y方向に対称性を呈する一方で、X方向(すなわち、パッケージ構造120の対称軸SAの軸方向)に非対称性を呈する。図3Aの右側の照度分布曲線に示されるように、XZ平面上の発光素子110の光出力の大部分は、特定の側(例えば、図3Aに示される水平破線に対して下側)に集中している。これに対し、図3Aの下側の照度分布曲線に示されるように、YZ平面上の発光素子110の光出力は、発光素子110の両反対側(例えば、図3Aの垂直破線に対して左側および右側)に均等に分布している。
【0045】
再び図2を参照すると、本実施形態の光源モジュール10は、複数の発光素子110および複数のパッケージ構造120と重なるように配置された光学フィルム200をさらに含んでいてよい。光学フィルム200は、プリズムシート、拡散体、これらからなる複数の層の組み合わせ、または均一性を促進するのに適した他の光学フィルムであってよい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、光学フィルム200は波長変換フィルムであってもよく、波長変換フィルムには、例えば、量子ドットフィルム、蛍光体フィルムなどが含まれる。例えば、本実施形態では、光学フィルム200は、複数のプリズム構造(図示せず)を有するプリズムシートを含む。また、プリズム構造は、パッケージ構造120からの光線を所定の視野角(例えば、正の視野角)範囲に偏向させて、当該視野角範囲における光源モジュール10の光出力を増加させるように機能してもよい。図3Bに示されるように、光学フィルム200の作用下では、発光素子110の出力光形状は、2つの軸方向(例えば、XおよびY方向)において少なくとも対称である。より具体的には、本実施形態の光源モジュール10は、高い集光性を有するバックライトモジュールとして機能してよい。
【0046】
本開示をより詳細に説明するため、いくつかの他の実施形態を以下に示す。以降、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、同一の技術的内容に関する説明は省略する。省略された説明については、上記の内容を参照し、以下では繰り返さない。
【0047】
図4は、本開示の別の実施形態によるパッケージ構造を示す概略上面図である。図5は、本開示のさらに別の実施形態によるパッケージ構造を示す概略上面図である。図4を参照すると、本実施形態のパッケージ構造120Aは、第2の溝が異なる構成を有するという点で、図1のパッケージ構造120とは異なる。具体的には、基板100の表面100s(図2に示される)上のパッケージ構造120Aの第2の溝120g2Aが占める領域の正射影の輪郭は、メニスカス状である。具体的には、パッケージ構造120Aにおいて、第2の溝120g2Aを規定する隆起RL2Aの一部は、パッケージ構造120Aの第1の縁120e1に向かって湾曲している。
【0048】
しかしながら、本開示はこれに限定されない。図5に示されるさらに別の実施形態では、パッケージ構造120Bの第2の溝120g2Bを規定する隆起RL2Bは、パッケージ構造120Bの第2の縁120e2に向かって全体的に湾曲していてもよい。換言すれば、基板100の表面100s(図2に示される)上の図5の第2の溝120g2Bの正射影の輪郭は、ラグビーボール状であってもよい。
【0049】
図4に示すパッケージ構造120A(または図5に示すパッケージ構造120B)と、光学パターンと、発光素子との間の構成関係は、図1および図2の光源モジュール10における構成関係と類似であるため、この点に関する詳細については前の段落を参照し、以下では同じ内容を繰り返さない。
【0050】
図6は、本開示の第2の実施形態による光源モジュールを示す概略断面図である。図6を参照すると、本実施形態の光源モジュール10Aは、光学パターンの組成が異なるという点で、図2の光源モジュール10とは異なる。具体的には、光源モジュール10Aの光学パターン130Aは、第1の部分130A1および第2の部分130A2を含む。第2の部分130A2は、第1の部分130A1と基板100との間に配置される。光学パターン130Aの第1の部分130A1は、透過性基材131と、透過性基材131内に分散配置された反射粒子132とを備える一方で、第2の部分130A2は、透過性基材133と、透過性基材133内に分散配置された複数の波長変換粒子134とを備えることに留意されたい。
【0051】
本実施形態では、第1の部分130Aの透過性基材131の材料と第2の部分130A2の透過性基材133の材料とは、任意選択で同じであってよい。しかしながら、本開示はこれに限定されない。第1の部分130A1の反射粒子132の機能は、図2の反射粒子132の機能と類似であるため、この点に関する詳細については前の段落を参照し、以下では同じ内容を繰り返さない。
【0052】
例えば、光学パターン130Aの第2の部分130A2の波長変換粒子134は、光混合の多様なニーズを満たすために、単一の粒子径または複数の粒子径を有していてもよい。本実施形態では、光学パターン130Aの第1の部分130A1および第2の部分130A2は、それぞれ、パッケージ構造120の第1の溝120g1および第2の溝120g2に配置される。第2の部分130A2は、基板の表面100sの法線方向に厚さt’を有し、t’<2d/3を満たす。式中、dは、基板100の表面100sの法線方向における溝底面120s2と隆起RL3との間の距離を表す。これにより、パッケージ構造120から出射される光線の光混合効果が最適化される。
【0053】
しかしながら、本開示はこれに限定されない。他の実施形態では、光学パターン130Aの第1の部分130A1は、パッケージ構造120の第2の溝120g2にさらに充填されてもよく、あるいは、第2の部分130A2は、パッケージ構造120の第1の溝120g1にさらに充填されてもよい。換言すれば、本開示は、図6に開示された内容(すなわち、光学パターン130Aの第1の部分130A1と第2の部分130A2との間の界面が、パッケージ構造120の溝底面120s1と位置合わせされる構成)に限定されない。
【0054】
上記に鑑みると、本開示の一実施形態による光源モジュールにおいて、発光素子は、パッケージ構造の第1の溝の幾何学的中心と重なるように配置され、光学パターンは第1の溝に充填される。光学パターンが半透過性であることにより、発光素子の前方光出力を調整することができるとともに、光線の一部が光学パターンによって反射された後に発生するダークスポット現象を軽減することができる。一方、第1の溝に接続された第2の溝は、発光素子の片側に配置され、光学パターンは、第2の溝内にさらに延在する。そのため、光線の大部分を、第2の溝とは反対側の発光素子の領域に偏向することができる。したがって、光線が隣接する発光素子の光出力領域に伝達されるのを防ぎながら、特定の領域の光出力を効果的に増加させることができる。
【0055】
本開示の範囲または主旨から逸脱することなく、本開示の構造に対して種々の修正および変更を行うことが可能であることは、当業者には明らかであろう。したがって、本開示に対する修正および変更が以下の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内にある限り、本開示はこのような修正および変更を包含することが意図されている。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本開示の光源モジュールは、バックライトモジュールに適用することができる。
【符号の説明】
【0057】
10,10A 光源モジュール
100 基板
100s,120as,120bs 表面
110 発光素子
110t 上面
120,120A,120B パッケージ構造
120e1 第1の縁
120e2 第2の縁
120g1 第1の溝
120g2,120g2A,120g2B 第2の溝
120g3 第3の溝
120s1,120s2 溝底面
130,130A 光学パターン
130A1 第1の部分
130A2 第2の部分
131,133 透過性基材
132 反射粒子
134 波長変換粒子
200 光学フィルム
C 幾何学的中心
d,D 距離
IL 仮想接続線
L 素子長
L1 第1の距離
L2 第2の距離
LB1,LB2,LB3 光線
RL1,RL2,RL2A,RL2B,RL3 隆起
SA 対称軸
t’ 厚さ
T 最大厚さ
W,W’ 幅
X,Y,Z 方向
θ 夾角
A-A’ 断面線
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
【外国語明細書】