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特開2022-50121駐車料金割引システム、駐車料金割引方法、プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022050121
(43)【公開日】2022-03-30
(54)【発明の名称】駐車料金割引システム、駐車料金割引方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220323BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020156537
(22)【出願日】2020-09-17
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】598121606
【氏名又は名称】三菱地所パークス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】591115006
【氏名又は名称】三菱地所株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121706
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128705
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 幸雄
(74)【代理人】
【識別番号】100147773
【弁理士】
【氏名又は名称】義村 宗洋
(72)【発明者】
【氏名】加藤 翔
(72)【発明者】
【氏名】荻田 健之
(72)【発明者】
【氏名】磯部 俊哉
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC13
(57)【要約】      (修正有)
【課題】POSシステムと連動させる必要がなく、店舗や会員システムと駐車場の関係を予め固定しなくても利用することが出来る駐車料金割引システムを提供する。
【解決手段】駐車料金割引システムは、nを1以上の整数とし、第1~第n店舗端末と、第1~第n会員管理サーバと、駐車場サーバを含む。第n店舗端末は、第n会員管理サーバに精算情報と第1~第nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信する。第n会員管理サーバは、受信した会員番号が会員データベースに存在する場合に会員番号に所定のポイントを付与するポイント付与部と、受信した精算情報に基づいてサービス情報を生成するサービス情報生成部と、サービス情報とこれに紐付いた会員番号を駐車場サーバに送信するサービス情報送信部と、を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Nを2以上の整数とし、
第1、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第N店舗端末と、第1、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第N会員管理サーバと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバを含む駐車料金割引システムであって、
nを1以上N以下の所定の整数とし、
第n店舗端末は、
前記第n会員管理サーバに、前記第n店舗端末に対応する店舗における清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信し、
前記第n会員管理サーバは、
第nの会員システムに属する会員の会員番号を記憶する会員データベースと、
受信した前記会員番号を前記会員データベースに照会する会員番号照会部と、
受信した前記会員番号が前記会員データベースに存在する場合に、前記会員番号に所定のポイントを付与するポイント付与部と、
受信した前記精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成するサービス情報生成部と、
前記サービス情報と、これに紐付いた前記会員番号を前記駐車場サーバに送信するサービス情報送信部を含む
駐車料金割引システム。
【請求項2】
請求項1に記載の駐車料金割引システムであって、
前記駐車場サーバは、
前記サービス情報と前記会員番号とを紐付けて記憶するサービス情報記憶部と、
前記会員番号と車番を紐付けて記憶する会員番号/車番記憶部と、
前記駐車場サーバが管理する駐車場を利用中の自動車の車番を記憶する駐車車番記憶部と、
駐車料金精算を目的として送信された前記会員番号、または前記車番を受信した場合に、前記会員番号、または前記車番を照会して、対応する前記サービス情報を検索する会員番号/車番照会部と、
検索された前記サービス情報に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者の間で、前記駐車場の利用料金を案分する駐車場利用料金案分部と、
前記案分された前記利用料金に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛の請求情報を生成する請求情報生成部と、
前記請求情報を第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛に送信する請求情報送信部を含む
駐車料金割引システム。
【請求項3】
Nを2以上の整数とし、
第1、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第N店舗端末と、第1、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第N会員管理サーバと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバを含む駐車料金割引システムであって、
nを1以上N以下の所定の整数とし、
第n店舗端末は、
前記第n会員管理サーバに、前記第n店舗端末に対応する店舗における清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信し、
前記第n会員管理サーバは、
第nの会員システムに属する会員の会員番号と車番とを予め対応付けて記憶する会員データベースと、
受信した前記会員番号を前記会員データベースに照会する会員番号照会部と、
受信した前記会員番号が前記会員データベースに存在する場合に、前記会員番号に所定のポイントを付与するポイント付与部と、
受信した前記精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成するサービス情報生成部と、
前記サービス情報と、これに紐付いた前記会員番号と、対応する前記車番を前記駐車場サーバに送信するサービス情報送信部を含む
駐車料金割引システム。
【請求項4】
請求項3に記載の駐車料金割引システムであって、
前記駐車場サーバは、
前記サービス情報と前記会員番号と前記車番とを紐付けて記憶するサービス情報記憶部と、
前記会員番号と車番を紐付けて記憶する会員番号/車番記憶部と、
前記駐車場サーバが管理する駐車場を利用中の自動車の車番を記憶する駐車車番記憶部と、
駐車料金精算を目的として送信された前記会員番号、または前記車番を受信した場合に、前記会員番号、または前記車番を照会して、対応する前記サービス情報を検索する会員番号/車番照会部と、
検索された前記サービス情報に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者の間で、前記駐車場の利用料金を案分する駐車場利用料金案分部と、
前記案分された前記利用料金に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛の請求情報を生成する請求情報生成部と、
前記請求情報を第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛に送信する請求情報送信部を含む
駐車料金割引システム。
【請求項5】
Nを2以上の整数とし、
第1、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第N店舗端末と、第1、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第N会員管理サーバと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバが実行する駐車料金割引方法であって、
nを1以上N以下の所定の整数とし、
第n店舗端末は、
前記第n会員管理サーバに、前記第n店舗端末に対応する店舗における清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信し、
前記第n会員管理サーバは、
第nの会員システムに属する会員の会員番号を記憶するステップと、
受信した前記会員番号を前記会員データベースに照会するステップと、
受信した前記会員番号が前記会員データベースに存在する場合に、前記会員番号に所定のポイントを付与するステップと、
受信した前記精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成するステップと、
前記サービス情報と、これに紐付いた前記会員番号を前記駐車場サーバに送信するステップを含む
駐車料金割引方法。
【請求項6】
請求項5に記載の駐車料金割引方法であって、
前記駐車場サーバは、
前記サービス情報と前記会員番号とを紐付けて記憶するステップと、
前記会員番号と車番を紐付けて記憶するステップと、
前記駐車場サーバが管理する駐車場を利用中の自動車の車番を記憶するステップと、
駐車料金精算を目的として送信された前記会員番号、または前記車番を受信した場合に、前記会員番号、または前記車番を照会して、対応する前記サービス情報を検索するステップと、
検索された前記サービス情報に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者の間で、前記駐車場の利用料金を案分するステップと、
前記案分された前記利用料金に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛の請求情報を生成するステップと、
前記請求情報を第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛に送信するステップを含む
駐車料金割引方法。
【請求項7】
Nを2以上の整数とし、
第1、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第N店舗端末と、第1、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第N会員管理サーバと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバが実行する駐車料金割引方法であって、
nを1以上N以下の所定の整数とし、
第n店舗端末は、
前記第n会員管理サーバに、前記第n店舗端末に対応する店舗における清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信し、
前記第n会員管理サーバは、
第nの会員システムに属する会員の会員番号と車番とを予め対応付けて記憶するステップと、
受信した前記会員番号を前記会員データベースに照会するステップと、
受信した前記会員番号が前記会員データベースに存在する場合に、前記会員番号に所定のポイントを付与するステップと、
受信した前記精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成するステップと、
前記サービス情報と、これに紐付いた前記会員番号と、対応する前記車番を前記駐車場サーバに送信するステップを含む
駐車料金割引方法。
【請求項8】
請求項7に記載の駐車料金割引方法であって、
前記駐車場サーバは、
前記サービス情報と前記会員番号と前記車番とを紐付けて記憶するステップと、
前記駐車場サーバが管理する駐車場を利用中の自動車の車番を記憶するステップと、
駐車料金精算を目的として送信された前記会員番号、または前記車番を受信した場合に、前記会員番号、または前記車番を照会して、対応する前記サービス情報を検索するステップと、
検索された前記サービス情報に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者の間で、前記駐車場の利用料金を案分するステップと、
前記案分された前記利用料金に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛の請求情報を生成するステップと、
前記請求情報を第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者宛に送信するステップを含む
駐車料金割引方法。
【請求項9】
コンピュータを請求項1から4の何れかに記載の第n会員管理サーバーとして機能させるプログラム。
【請求項10】
コンピュータを請求項1から4の何れかに記載の駐車場サーバとして機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車料金割引システム、駐車料金割引方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
チケットレス、かつ店舗での購入金額に応じて駐車料金を割り引くシステムの従来例として例えば特許文献1などがある。
【0003】
特許文献1のサーバ装置は、入(出)場口カード読取装置から一体型クレジットカードのカードIDと入(出)場時刻の組を受信するカードID受信部と、出場時刻と共に受信したカードIDに対応し、所定の店舗において所定の期間内に支払われた支払金額を照会する情報である照会情報を生成する照会情報生成部と、照会情報を所定のPOSサーバに送信し、POSサーバから支払金額の情報である照会結果を受信する照会通信部と、出場時刻および対応する入場時刻に基づいて定まる基本料金と、対応する照会結果に基づいて定まる割引金額を用いて、駐車料金の決済情報を生成する決済情報生成部と、一体型クレジットカードの発行元の装置であるカードサーバに、決済情報を送信する決済通信部を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-20817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のシステムは、POSサーバと連動させなくてはならなかった。また特許文献1のシステムは、予め特定の駐車場と特定の店舗、そして特定の会員システムに参画している一体型クレジットカードの組み合わせによらなければ、成立しないシステムであった。
【0006】
そこで本発明では、POSシステムと連動させる必要がなく、店舗や会員システムと駐車場の関係を予め固定しなくても利用することが出来る駐車料金割引システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の駐車料金割引システムは、Nを2以上の整数とし、第1、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第N店舗端末と、第1、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第N会員管理サーバと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバを含む。
【0008】
nを1以上N以下の所定の整数とし、第n店舗端末は、第n会員管理サーバに、第n店舗端末に対応する店舗における清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信する。
【0009】
第n会員管理サーバは、会員データベースと、会員番号照会部と、ポイント付与部と、サービス情報生成部と、サービス情報送信部を含む。
【0010】
会員データベースは、第nの会員システムに属する会員の会員番号を記憶する。会員番号照会部は、受信した会員番号を会員データベースに照会する。ポイント付与部は、受信した会員番号が会員データベースに存在する場合に、会員番号に所定のポイントを付与する。サービス情報生成部は、受信した精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成する。サービス情報送信部は、サービス情報と、これに紐付いた会員番号を駐車場サーバに送信する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の駐車料金割引システムによれば、POSシステムと連動させる必要がなく、店舗や会員システムと駐車場の関係を予め固定しなくても利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施例1の駐車料金割引システムの構成を示すブロック図。
図2】実施例1の第n(n=1,…,N)会員管理サーバの構成を示すブロック図。
図3】実施例1の駐車場サーバの構成を示すブロック図。
図4】実施例1の駐車料金割引システムの動作を示す第1のシーケンス図。
図5】実施例1の駐車料金割引システムの動作を示す第2のシーケンス図。
図6】変形例1の駐車料金割引システムの構成を示すブロック図。
図7】変形例1の第n(n=1,…,N)会員管理サーバの構成を示すブロック図。
図8】変形例1の駐車場サーバの構成を示すブロック図。
図9】変形例1の駐車料金割引システムの動作を示す第1のシーケンス図。
図10】変形例2の駐車料金割引システムの構成を示すブロック図。
図11】コンピュータの機能構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
【実施例0014】
以下、図1を参照して実施例1の駐車料金割引システムの構成を説明する。
<駐車料金割引システム1の構成>
同図に示すように、本実施例の駐車料金割引システム1は、Nを2以上の整数とし、nを1以上N以下の所定の整数とし、第1、…、第n、…、第Nの会員システムにそれぞれ所属する店舗の端末である第1、…、第n、…、第N店舗端末11-1、…、11-n、…、11-Nと、第1、…、第n、…、第Nの会員システムのそれぞれの会員を管理するサーバである第1、…、第n、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-Nと、駐車場を管理するサーバである駐車場サーバ13と、ゲート制御装置14を含む。
【0015】
第1、…、第n、…、第N店舗端末11-1、…、11-n、…、11-Nの動作は、共通であるため、以下、第n店舗端末11-nを代表として説明を進める。同様に、第1、…、第n、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-Nの動作は、共通であるため、以下、第n会員管理サーバ12-nを代表として説明を進める。
【0016】
ここで、第n店舗端末11-n、第n会員管理サーバ12-nはともに、第nの会員システムに属しているものとする。例えば第nの会員システムがある百貨店が提供する会員システムである場合、第n店舗端末11-nは、その百貨店と契約し、その百貨店に出店している店舗の端末である。第n会員管理サーバ12-nは、例えば、上記の百貨店が提供する会員システムの会員を管理し、会員に付与されるポイントや特典などを付与するサーバである。
【0017】
以下、図2を参照して本実施例の第n会員管理サーバ12-nの構成を説明する。
<第n会員管理サーバ12-nの構成>
本実施例の第n会員管理サーバ12-nは、会員データベース120と、精算情報受信部121と、会員番号照会部122と、ポイント付与部123と、サービス情報生成部124と、サービス情報送信部125と、請求情報受信部126と、決済処理部127を含む。
【0018】
以下、図3を参照して本実施例の駐車場サーバ13の構成を説明する。
<駐車場サーバ13の構成>
本実施例の駐車場サーバ13は、サービス情報受信部131と、サービス情報記憶部132aと、会員番号/車番記憶部132bと、駐車車番記憶部132cと、会員番号/車番受信部133と、会員番号/車番照会部134と、駐車場利用料金案分部135と、請求情報生成部136と、請求情報送信部137と、決済処理部138と、ゲート制御信号生成部139と、ゲート制御信号送信部130を含む。
【0019】
以下、図4を参照して、本実施例の駐車料金割引システム1の動作(開始~サービス情報の記憶)を説明する。
<駐車料金割引システム1の動作(開始~サービス情報の記憶)>
≪第n店舗端末11-n≫
第n店舗端末11-nは、会員番号を受信する(S111)。例えばユーザが店舗で会計をするタイミングで、会員カードを第n店舗端末11-nに読み込ませて、会員番号を受信させればよい。あるいは、会員システム専用のアプリケーションがある場合、このアプリケーションの会員番号表示機能(例えばバーコードやQRコードで会員番号を表示する機能)を用い、アプリケーションの表示を第n店舗端末11-nに読み込ませて、会員番号を受信させればよい。
【0020】
このとき、ユーザは、第n店舗端末11-nが属する第nの会員システムの会員カード(会員アプリ)を提示してもよいし、第nの会員システム以外の会員カード(会員アプリ)を提示してもよい。ユーザは例えば、第1の会員システムに属している第1店舗端末11-1に対して、第1の会員システムの会員カード(会員アプリ)を提示してもよいし、第2、…第Nの何れかの会員システムの会員カード(会員アプリ)を提示してもよい。
【0021】
第n店舗端末11-nは、第n会員管理サーバ12-nに、第n店舗端末11-nに対応する店舗におけるユーザの清算金額である精算情報と、第1、…、第Nの何れかの会員システムの会員番号とを紐付けて送信する(S112)。
≪会員データベース120≫
会員データベース120は、第nの会員システムに属する会員の会員番号を予め記憶している。
≪精算情報受信部121≫
第n会員管理サーバ12-nの精算情報受信部121は、第n店舗端末11-nから精算情報と、これに紐付いた会員番号を受信する(S121)。
≪会員番号照会部122≫
会員番号照会部122は、受信した会員番号を会員データベース120に照会する(S122)。
≪ポイント付与部123≫
ポイント付与部123は、受信した会員番号が会員データベース120に存在する場合に、会員番号に所定のポイントを付与する(S123)。受信した会員番号が会員データベース120に存在しない場合、ポイント付与部123はポイントを付与しない。会員番号が会員データベース120に存在しない場合とは、第nの会員システム以外の会員番号を受信して処理している場合に該当する。
≪サービス情報生成部124≫
サービス情報生成部124は、受信した精算情報に基づいて、駐車場利用料金の店舗負担に関する情報であるサービス情報を生成する(S124)。
【0022】
サービス情報には、少なくともユーザへのサービスとして駐車料金を肩代わりする時間(例えば2時間)が含まれている。この時間は、典型的には受信した精算情報に応じて計算される。例えば、精算情報が5000円を超過している場合に、時間=2時間とし、精算情報が2000円を超過し、かつ5000円以下である場合に、時間=1時間としてもよい。
≪サービス情報送信部125≫
サービス情報送信部125は、サービス情報と、これに紐付いた会員番号を駐車場サーバ13に送信する(S125)。
≪サービス情報受信部131≫
駐車場サーバ13のサービス情報受信部131は、サービス情報と、これに紐付いた会員番号を受信する(S131)。
≪サービス情報記憶部132a≫
サービス情報記憶部132aは、受信したサービス情報と会員番号とを紐付けて記憶する(S132)。
【0023】
以下、図5を参照して、本実施例の駐車料金割引システム1の動作(会員番号の受信~最後)を説明する。
<駐車料金割引システム1の動作(会員番号の受信~最後)>
≪会員番号/車番記憶部132b≫
会員番号/車番記憶部132bは、会員番号と車番を紐付けて記憶する。記憶されている会員番号は特定の会員システムに限ったものではなく、上述した第1、…、第Nの会員システムはすべて対象となる。会員番号と車番の紐付けは、予めユーザがアプリなどに入力することによって実行してもよいし、駐車場に設置した端末に会員カード(会員アプリ)を読み込ませ、これと同時に車番を車番読取器で読み取るか、ユーザが車番を手入力することにより、実行すればよい。
≪駐車車番記憶部132c≫
駐車車番記憶部132cは、駐車場サーバ13が管理する駐車場を利用中の自動車の車番を記憶する。駐車車番記憶部132cには、該当の車番の駐車開始時刻、駐車時間などを併せて記憶してもよい。
≪会員番号/車番受信部133≫
会員番号/車番受信部133は、駐車料金精算を目的として送信された会員番号、または車番を受信する。
【0024】
例えば、駐車場に設置した精算用の端末に、ユーザが会員カード(会員アプリ)を読み込ませ、当該端末において、「精算ボタン」を押下した場合、精算用の端末は、受信した会員番号を駐車料金精算を目的とすることを示す情報、例えば精算フラグと紐付けて、駐車場管理サーバ13に送信する。
【0025】
また例えば、駐車場内の車番読取器の近傍に設けた精算用の端末において、ユーザが「精算ボタン」を押下した場合、精算用の端末は、車番読取器が読み取った車番を駐車料金精算を目的とすることを示す情報、例えば精算フラグと紐付けて、駐車場管理サーバ13に送信する。
≪会員番号/車番照会部134≫
会員番号/車番照会部134は、駐車料金精算を目的として送信された会員番号、または車番を受信した場合に、会員番号、または車番を照会して、対応するサービス情報を検索する(S134)。駐車場サーバ13が会員番号を受信した場合、会員番号/車番照会部134は、サービス情報記憶部132aを照会することで、対応するサービス情報を検索することが出来る。駐車場サーバ13が車番を受信した場合、会員番号/車番照会部134は、会員番号/車番記憶部132bを照会して、車番に紐付いた会員番号を検索し、検索された会員番号を用いて、さらにサービス情報記憶部132aを照会することで、対応するサービス情報を検索することが出来る。
≪駐車場利用料金案分部135≫
駐車場利用料金案分部135は、検索されたサービス情報に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバおよび駐車場利用者の間で、駐車場の利用料金を案分する(S135)。
【0026】
駐車場利用料金案分部135は、駐車場の利用時間などについては、駐車車番記憶部132c、または他の記憶領域に別途記憶した駐車開始時刻、駐車時間の情報に基づいて算出するものとする。
【0027】
ステップS135で実行される「案分」について、具体的な事例を開示することで詳細に説明する。
[事例]
あるユーザAは、第1の会員システムの会員であり、第1の会員システムの会員アプリを持っているものとする。このユーザAはある日、第1の会員システムに属している店舗においてショッピングをして3000円分の商品を購入した。第1店舗端末11-1を介して、第1会員管理サーバ12-1に精算情報(=3000円)が送信され、精算情報に基づいて会員番号に対してポイントが付与され、サービス情報(=1時間)が生成された。
【0028】
このあとユーザAは、第5の会員システムに属している店舗においてサービスを受けて5000円分の対価を支払った。第5店舗端末11-5を介して、第5会員管理サーバ12-5に精算情報(=5000円)が送信され、精算情報に基づいて、会員番号に対してサービス情報(=2時間)が生成された。ユーザAは第5の会員システムに属していないため、ポイント付与はされない。
【0029】
このあと、ユーザAが駐車料金の精算を目的として、駐車場に設置した精算用の端末に、会員アプリを読み込ませ、精算用の端末を経由して駐車場サーバ13に会員番号が送信されたものとする。駐車場サーバ13は、会員番号に紐付けられたサービス情報をすべて検索する。検索結果は、第1会員管理サーバ12-1から1時間、第5会員管理サーバ12-5から2時間の2件である。駐車場サーバ13は、ユーザAの駐車場利用時間を算出する。利用時間は4時間であったものとする。この場合、駐車場利用料金案分部135は、駐車場の利用料金を以下の表のように案分する。
【0030】
【表1】
【0031】
なお、表に記載の第nの契約とは、第nの会員システムと駐車場との取り決めである。例えば、第nの会員システムは、駐車場Aに対して、1時間あたりx円の駐車料金を支払う、と取り決めることができる。例えば、第nの会員システムは、駐車場Bに対しては、駐車場Aと異なる契約(1時間当たりy円、等)をしてもよい。
【0032】
仮に、ユーザの駐車場利用時間がサービス情報が表す時間の合計よりも短かった場合、ユーザの負担金はゼロになり、会員管理サーバ側の負担は適切に調整される。例えば上記の例において、利用時間が2時間であった場合、駐車場利用料金案分部135は、駐車場の利用料金を以下の表のように案分する。
【0033】
【表2】
【0034】
≪請求情報生成部136≫
請求情報生成部136は、案分された利用料金に基づいて、第1、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-N(のうち、対象となっているサーバ)およびユーザ(駐車場利用者)宛の請求情報を生成する(S136)。
≪請求情報送信部137≫
請求情報送信部137は、請求情報を第1、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-N(のうち、対象となっているサーバ)およびユーザ(駐車場利用者)宛に送信する(S137)。
【0035】
ユーザ(駐車場利用者)宛の請求情報は、例えばユーザの携帯端末に送信されてもよいし、駐車場に設置した精算用の端末に送信されてもよい。
≪請求情報受信部126≫
第1、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-N(のうち、対象となっているサーバ)の請求情報受信部126は、請求情報を受信する(S126)。
≪決済処理部127、決済処理部138≫
第1、…、第N会員管理サーバ12-1、…、12-n、…、12-N(のうち、対象となっているサーバ)の決済処理部127、および駐車場サーバ13の決済処理部138は、決済処理を実行する(S127、S138)。決済処理に必要な情報のやり取り等は従来技術であるため割愛する。なお、決済情報は、会員データベース120に登録される決済情報と紐付けられて決済されてもよい。
≪ゲート制御信号生成部139≫
駐車場サーバ13のゲート制御信号生成部139は、決済処理が正常に終了した場合、ゲート制御装置14が管理するゲートを「閉→開」に制御するゲート制御信号を生成する(S139)。
≪ゲート制御信号送信部130≫
ゲート制御信号送信部130は、ゲート制御信号をゲート制御装置14に送信する(S130)。
≪ゲート制御装置14≫
ゲート制御装置14は、ゲート制御信号を受信し(S141)、ゲート制御信号に従って、ゲート制御処理を実行する(S142)。
【0036】
本実施例の駐車料金割引システム1によれば、ポイントを管理するための会員カード(会員アプリ)と連動させたためPOSシステムと連動させる必要がない。また、複数の会員システムにまたがって、利用できるように構成したため、店舗や会員システムと駐車場の関係を予め固定しなくても利用することが出来る。
【0037】
[変形例1]
以下、図6を参照して変形例1の駐車料金割引システムの構成を説明する。本変形例は、車番と会員番号の結び付けを第1、…、第n、…、第N会員管理サーバ側で行うこととしたことを特徴とする。
<駐車料金割引システム1Aの構成>
同図に示すように、本実施例の駐車料金割引システム1は、実施例1とは異なる第1、…、第n、…、第N会員管理サーバ12A-1、…、12A-n、…、12A-Nと、駐車場サーバ13Aを含み、それ以外の構成については、実施例1と同様である。
【0038】
以下、図7を参照して本変形例の第n会員管理サーバ12A-nの構成を説明する。
<第n会員管理サーバ12A-nの構成>
本実施例の第n会員管理サーバ12-nは、実施例1とは異なる会員データベース120Aと、会員番号照会部122Aと、サービス情報送信部125Aを含み、それ以外の構成については、実施例1と同様である。会員データベース120Aには、会員番号と車番とが予め対応付けられて記憶されている。会員番号と車番の対応付けは、例えば予めユーザがアプリなどを介して入力することによって実行してもよいし、駐車場に設置した端末に会員カード(会員アプリ)を読み込ませ、これと同時に車番を車番読取器で読み取るか、ユーザが車番を手入力することにより、実行すればよい。これにより、第n会員管理サーバ12A-nから駐車場サーバ13Aに送信される情報に、適宜車番の情報が加えられることとなる(後述)。
【0039】
以下、図8を参照して本実施例の駐車場サーバ13Aの構成を説明する。
<駐車場サーバ13Aの構成>
本実施例の駐車場サーバ13Aは、実施例1とは異なるサービス情報受信部131A、サービス情報記憶部132aAを含み、それ以外の構成については、実施例1と同様である。
【0040】
以下、図9を参照して、本変形例の駐車料金割引システム1の動作(開始~サービス情報の記憶)のうち、実施例1と異なる動作のみを説明する。
≪会員番号照会部122A≫
会員番号照会部122Aは、受信した会員番号を会員データベース120に照会し、受信した会員番号が会員データベース120に存在する場合に、会員データベース120から対応する車番を取得する(S122A)。
≪サービス情報送信部125A≫
サービス情報送信部125Aは、サービス情報と、これに紐付いた会員番号と、対応する車番を駐車場サーバ13Aに送信する(S125)。
≪サービス情報受信部131A≫
駐車場サーバ13Aのサービス情報受信部131Aは、サービス情報と、これに紐付いた会員番号と、対応する車番を受信する(S131A)。
≪サービス情報記憶部132aA≫
サービス情報記憶部132aAは、受信したサービス情報と会員番号と車番とを紐付けて記憶する(S132A)。
【0041】
[変形例2]
以下、図10を参照して変形例2の駐車料金割引システム1Bの構成および動作を説明する。本変形例は、実施例1における駐車場サーバ13の役割を担うとともに、複数の駐車場を一括で管理するメイン駐車場サーバ13Bと、各駐車場の管理制御を行うM台のサブ駐車場サーバ15-1、…、15-m、…、15-Mと、サブ駐車場サーバ15-1、…、15-m、…、15-Mのそれぞれが管理するゲート制御装置14-1、…、14-m、…、14-Mを含む構成であり、その他の構成については、実施例1と同様である。
【0042】
同図に示すように、複数のサブ駐車場サーバ15-1、…、15-m、…、15-Mを統括するメイン駐車場サーバ13Bを設けた場合であっても、実施例1と同様に、メイン駐車場サーバ13Bに上述のステップS131~S130を実行させればよい。なお、ステップS130におけるゲート制御信号の送信先はサブ駐車場サーバ15-1、…、15-m、…、15-Mの何れかに変更される。同様に、変形例1と変形例2を組み合わせることもできる。
【0043】
<補記>
本発明の装置は、例えば単一のハードウェアエンティティとして、キーボードなどが接続可能な入力部、液晶ディスプレイなどが接続可能な出力部、ハードウェアエンティティの外部に通信可能な通信装置(例えば通信ケーブル)が接続可能な通信部、CPU(Central Processing Unit、キャッシュメモリやレジスタなどを備えていてもよい)、メモリであるRAMやROM、ハードディスクである外部記憶装置並びにこれらの入力部、出力部、通信部、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置の間のデータのやり取りが可能なように接続するバスを有している。また必要に応じて、ハードウェアエンティティに、CD-ROMなどの記録媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けることとしてもよい。このようなハードウェア資源を備えた物理的実体としては、汎用コンピュータなどがある。
【0044】
ハードウェアエンティティの外部記憶装置には、上述の機能を実現するために必要となるプログラムおよびこのプログラムの処理において必要となるデータなどが記憶されている(外部記憶装置に限らず、例えばプログラムを読み出し専用記憶装置であるROMに記憶させておくこととしてもよい)。また、これらのプログラムの処理によって得られるデータなどは、RAMや外部記憶装置などに適宜に記憶される。
【0045】
ハードウェアエンティティでは、外部記憶装置(あるいはROMなど)に記憶された各プログラムとこの各プログラムの処理に必要なデータが必要に応じてメモリに読み込まれて、適宜にCPUで解釈実行・処理される。その結果、CPUが所定の機能(上記、…部、…手段などと表した各構成要件)を実現する。
【0046】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記実施形態において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
【0047】
既述のように、上記実施形態において説明したハードウェアエンティティ(本発明の装置)における処理機能をコンピュータによって実現する場合、ハードウェアエンティティが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記ハードウェアエンティティにおける処理機能がコンピュータ上で実現される。
【0048】
上述の各種の処理は、図11に示すコンピュータの記録部10020に、上記方法の各ステップを実行させるプログラムを読み込ませ、制御部10010、入力部10030、出力部10040などに動作させることで実施できる。
【0049】
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD-RAM(Random Access Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto-Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP-ROM(Electrically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
【0050】
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
【0051】
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
【0052】
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、ハードウェアエンティティを構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11