(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022050423
(43)【公開日】2022-03-30
(54)【発明の名称】パーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法
(51)【国際特許分類】
G06F 9/445 20180101AFI20220323BHJP
H04L 67/10 20220101ALI20220323BHJP
H04L 67/06 20220101ALI20220323BHJP
G06F 16/182 20190101ALI20220323BHJP
【FI】
G06F9/445
H04L67/10
H04L67/06
G06F16/182
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021204085
(22)【出願日】2021-12-16
(62)【分割の表示】P 2019154251の分割
【原出願日】2019-08-27
(31)【優先権主張番号】107131070
(32)【優先日】2018-09-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】315017786
【氏名又は名称】林保成
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】林 保成
(72)【発明者】
【氏名】任 大偉
(57)【要約】 (修正有)
【課題】パーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法を提供する。
【解決手段】パーソナルクラウドシステム10は、スマートデバイスと、仮想マシンを有するサーバと、を含む。各仮想マシンは、ターゲットテキストユニットを含む。ターゲットテキストユニットは、ソートコードを有するヘッダに情報接続される。ヘッダは、イメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続する。各イメージファイルは、ヘッダにより正確に読み出されるようにソートコードに対応する識別IDを含む。スマートデバイスは、アプリケーションを有する論理構成可能ユニットを読み出すためにインターネット又はローカルエリアネットワークを介してサーバと接続する。アプリケーションは、ヘッダの対応するソートコードに従って読み出され、表示される。それにより、スマートデバイスは、対応するイメージファイルをロードし、実行する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルクラウドシステムであって、
少なくとも1つのスマートデバイスと、
少なくとも1つの仮想マシンを含むサーバであり、各仮想マシンはターゲットテキストユニットを含み、前記ターゲットテキストユニットは、ソートコードを有するヘッダに情報接続され、前記ヘッダは、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続され、各イメージファイルは、前記ヘッダにより正確に読み出されるように前記ソートコードに対応する識別(ID)を含む、サーバと、
を含み、
前記少なくとも1つのスマートデバイスは、アプリケーションのメニューを生成し、
前記スマートデバイスが前記アプリケーションのメニューを生成することは、
(a)前記スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化するステップと、
(b)インターネット又はローカルエリアネットワークを介して前記サーバを接続し、対応する第1のターゲットテキストユニットを検索するステップと、
(c)対応する第1のヘッダ内の情報を検索するステップと、
(d)前記スマートデバイスに戻り、前記アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスに表示し、あるいは前記アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示するステップと、
を含み、
前記少なくとも1つのスマートデバイスは、前記アプリケーションを有する前記論理構成可能ユニットを読み出すために前記インターネット又は前記ローカルエリアネットワークを介して前記サーバに接続され、前記アプリケーションは、前記ヘッダの対応するソートコードに従って読み出され、表示され、それにより、前記少なくとも1つのスマートデバイスは、対応するイメージファイルをロードし、実行する、パーソナルクラウドシステム。
【請求項2】
各仮想マシンの前記ヘッダは設定ユニットに情報接続され、前記設定ユニットはカバーデータ又は設定データを含む、請求項1に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項3】
各イメージファイルはID、タイトル、プログラム、又はビデオファイルを含み、各イメージファイルはデータファイル、圧縮ファイル、又は任意の種類のアーカイブファイルである、請求項2に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項4】
前記サーバはXBOX、XBOX360、PS2、PS3、WII、N64、又はプロセッサを有する任意の種類のコンピュータデバイスである、請求項2に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項5】
前記スマートデバイスはモバイルフォン、モバイルパッド、コンピュータデバイス、スマートスピーカー、ロボット、ゲームマシン、又は対話機能を有する任意の電子デバイスである、請求項2に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項6】
前記仮想マシンは単一の専用サーバ、仮想プライベートサーバ(VPS)、アマゾンウェブサービス(AWS)、又は任意のサーバ技術である、請求項2に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項7】
前記スマートデバイスが前記イメージファイルを実行することは、
(a)前記アプリケーションのメニューから第1のアプリケーションを選択するステップと、
(b)前記スマートデバイスで、前記サーバに記憶された第1の論理構成可能ユニットに対応する前記第1のアプリケーションの第1のアプリケーションファイルを読み出すステップと、
(c)前記第1のアプリケーションを実行するステップと、
を含む、請求項1に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項8】
前記スマートデバイスが前記アプリケーションのメニューの内容を確立することは、
(a)前記アプリケーションのメニューから第2のアプリケーションを選択し、前記第2のアプリケーションを複製し、あるいは移動するステップと、
(b)前記サーバの前記仮想マシンの前記ヘッダを比較するステップと、
(c)前記第2のアプリケーションを第2の論理構成可能ユニットに移動し、あるいは複製するステップと、
(d)前記ヘッダに前記第2のアプリケーションの情報を確立するステップと、
を含む、請求項1に記載のパーソナルクラウドシステム。
【請求項9】
パーソナルクラウドシステムのための局所化方法であって、
(a)スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化するステップと、
(b)サーバを接続し、ターゲットテキストユニットを検索するステップと、
(c)前記サーバのヘッダ内のアプリケーションの情報を検索するステップであり、前記ヘッダは、前記ターゲットテキストユニットに情報接続され、前記ヘッダはさらに、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続される、ステップと、
(d)前記スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスに表示し、あるいは前記アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示するステップと、
(e)前記アプリケーションのメニューから第1のアプリケーションを選択するステップと、
(f)前記スマートデバイスで、前記サーバに記憶された第1の論理構成可能ユニットに対応する前記第1のアプリケーションの第1のアプリケーションファイルを読み出すステップと、
(g)前記第1のアプリケーションを実行するステップと、
を含む局所化方法。
【請求項10】
パーソナルクラウドシステムのための局所化方法であって、
(a)スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化するステップと、
(b)サーバを接続し、ターゲットテキストユニットが存在するか否かを検索し、存在するときステップ(c)を実行し、存在しないときステップ(e)を実行するステップと、
(c)アプリケーションの情報が前記サーバのヘッダ内に存在するか否かを検索し、存在するときステップ(d)を実行し、存在しないときステップ(e)を実行するステップであり、前記ヘッダは、前記ターゲットテキストユニットに情報接続され、前記ヘッダはさらに、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続される、ステップと、
(d)同一のソートコードを有する設定ユニットを読み出すステップと、
(e)前記スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスに表示し、あるいは前記アプリケーションのメニューを前記スマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示するステップと、
(f)前記アプリケーションのメニューから第1のアプリケーションを選択するステップと、
(g)前記スマートデバイスで、前記サーバに記憶された第1の論理構成可能ユニットに対応する前記第1のアプリケーションの第1のアプリケーションファイルを読み出すステップと、
(h)前記第1のアプリケーションを実行するステップと、
を含む局所化方法。
【請求項11】
前記設定ユニットはカバーデータ又は設定データを含む、請求項10に記載の局所化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法に関し、より詳細には、クラウドサーバ内のデータを非同期に読み出すことができるパーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
技術の進化及び発展により、多くの種類の電子デバイスが私達の日常生活において不可欠なものとなっている。従来のソフトウェア及びファームウェアファイルのサイズ及び量における急速な発展に起因して、従来のスマートデバイスの記憶デバイスサイズは、大量のアプリケーション及びソフトウェアをロードして大きいファイルでアプリケーションを実行するのに不十分である。従来のスマートデバイスの記憶サイズは限られているため、それはあまりに多くのアプリケーションを含むことはできない。さらに、あまりに多くのアプリケーションが従来のスマートデバイスにインストールされているとき、スマートデバイスのリソースの大半がアプリケーションを読み出すために利用される。さらに、付加的な記憶デバイス、例えば外部ハードディスク又はクラウド記憶デバイスが従来のスマートデバイスに追加されているとき、接続インターフェースに起因して、スマートデバイスがアプリケーション又はソフトウェアを実行するときに効率が影響を受ける可能性がある。したがって、従来の技術に対する改善が必要である。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、クラウドサーバに記憶された情報を非同期に読み出すことができるパーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法を提供して、スマートデバイスがクラウド記憶デバイスに記憶されたアプリケーション又はソフトウェアを実行するときに効率を加速し、上述された問題を解決する。
【0004】
本発明は、クラウドサーバに記憶された情報を非同期に読み出すことができるパーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法を提供して、スマートデバイスがクラウド記憶デバイスに記憶されたアプリケーション又はソフトウェアを実行するときに効率を増大させ、それにより、上述された問題を解決する。
【0005】
本発明の一実施形態がパーソナルクラウドシステムを開示し、当該パーソナルクラウドシステムは、少なくとも1つのスマートデバイスと、少なくとも1つの仮想マシンを含むサーバであり、各仮想マシンはターゲットテキストユニットを含み、ターゲットテキストユニットは、ソートコードを有するヘッダに情報接続され、ヘッダは、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続され、各イメージファイルは、ヘッダにより正確に読み出されるようにソートコードに対応する識別(ID)を含む、サーバと、を含み、少なくとも1つのスマートデバイスは、アプリケーションを有する論理構成可能ユニットを読み出すためにインターネット又はローカルエリアネットワークを介してサーバに接続され、アプリケーションは、ヘッダの対応するソートコードに従って読み出され、表示され、それにより、少なくとも1つのスマートデバイスは、対応するイメージファイルをロードし、実行する。
【0006】
本発明の別の実施形態がパーソナルクラウドシステムのための局所化方法を開示し、当該局所化方法は、(a)スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化するステップと、(b)サーバを接続し、ターゲットテキストユニットを検索するステップと、(c)サーバのヘッダ内のアプリケーションの情報を検索するステップと、(d)スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューをスマートデバイスに表示し、あるいはアプリケーションのメニューをスマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示するステップと、を含む。
【0007】
本発明の別の実施形態がパーソナルクラウドシステムのための局所化方法を開示し、当該局所化方法は、(a)スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化するステップと、(b)サーバを接続し、ターゲットテキストユニットが存在するか否かを検索し、存在するときステップ(c)を実行し、存在しないときステップ(e)を実行するステップと、(c)アプリケーションの情報がサーバのヘッダ内に存在するか否かを検索し、存在するときステップ(d)を実行し、存在しないときステップ(e)を実行するステップと、(d)同一のソートコードを有する設定ユニットを読み出すステップと、(e)スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューをスマートデバイスに表示し、あるいはアプリケーションのメニューをスマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示するステップと、を含む。
【0008】
本発明の上記及び他の目的が、様々な図表及び図面に例示される好適な実施形態の下記詳細な説明を読んだ当業者に疑いなく明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態によるパーソナルクラウドシステムの概略図である。
【
図2】本発明の別の実施形態によるパーソナルクラウドシステムの概略図である。
【
図3】本発明の一実施形態による局所化処理の概略図である。
【
図4】本発明の一実施形態による処理の概略図である。
【
図5】本発明の一実施形態による処理の概略図である。
【
図6】本発明の一実施形態による処理の概略図である。
【
図7】本発明の一実施形態による論理構成可能ユニットの構成図である。
【
図8】本発明の一実施形態による論理構成可能ユニットの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1を参照し、
図1は、本発明の一実施形態によるパーソナルクラウドシステム10の概略図である。パーソナルクラウドシステム10は、少なくとも1つのスマートデバイス102とサーバ104とを含む。スマートデバイス102は、スマートモバイル、パッド、コンピュータ、スマートスピーカー、スマートロボット、ゲームマシン、又は任意の対話デバイスであってもよい。サーバ104は、少なくとも1つの仮想マシンVMを含み、仮想マシンVM_1~VMNの各々は、仮想プライベートサーバ(virtual private server、VPs)、アマゾンウェブサービス(登録商標)(Amazon web services、AWS)、又は任意のサーバ技術であってもよい。各仮想マシンVM_1~VM_Nはターゲットテキストユニット(target text unit)を含み、ターゲットテキストユニットは、ソートコード(sorting code)を有するヘッダ(header)に情報接続される(information-connected)。ヘッダは、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニット(logic configurable unit)を情報接続され、各イメージファイルは、ヘッダにより正確に読み出されるようにソートコードに対応する識別(ID)を含む。一実施形態において、仮想マシンVMは、ユーザメニューを有する単一の専用サーバであってもよく、
図1に示すように、仮想マシンVMは、イメージファイルIF_1~IF_Nを含んでもよい。とりわけ、スマートデバイス102は、アプリケーションを有する論理構成可能ユニットを読み出すためにインターネット又はローカルエリアネットワークを介してサーバ104に接続され、該アプリケーションは、ヘッダに対応するソートコードに従って読み出し及び表示し、それにより、スマートデバイス102は、対応するイメージファイルIFをロードし、実行する。例えば、サーバ104は、インターネット又はローカルエリアネットワークを介してスマートデバイス102に接続されたクラウドサーバであってもよい。したがって、スマートデバイス102は、サーバ104のデータを非同期に読み出してもよく、それにより、スマートデバイス102は、スマートデバイス102がアプリケーションを実行したとき、同時に、サーバ104のデータ、例えばアプリケーション、レコード(records)、又は鍵(keys)を同期してもよい。
【0011】
異なるアプリケーション及び設計コンセプトによれば、
図2は、本発明の別の実施形態によるパーソナルクラウドシステム20の概略図である。パーソナルクラウドシステム20は、少なくとも1つのスマートデバイス202とサーバ204とを含む。スマートデバイス202は、スマートモバイル、パッド、コンピュータ、スマートスピーカー、スマートロボット、ゲームマシン、又は任意の対話デバイスであってもよい。サーバ204は少なくとも1つの仮想マシンVMを含み、各仮想マシンVM_1~VM_Nはターゲットテキストユニットを含み、該ターゲットテキストユニットは、ソートコードを有するヘッダに情報接続される。ヘッダは、少なくとも1つのイメージファイルを有する論理構成可能ユニットを情報接続され、各イメージファイルは、ヘッダにより正確に読み出されるようにソートコードに対応する識別(ID)を含む。パーソナルクラウドシステム10と異なり、パーソナルクラウドシステム20の各仮想マシンVMは設定ユニット(setting unit)をさらに含み、該設定ユニットはヘッダに情報接続される。設定ユニットは、カバーデータ(cover data)又は設定データ(setting data)をさらに含む。サーバ204のヘッダは、少なくとも1つのイメージファイルIFを有する論理構成可能ユニットを読み出してもよく、イメージファイルIFは、ヘッダにより読み出されるようにソートコードに対応する識別(ID)を有する。各イメージファイルIFは、識別、タイトル、プログラム、又はビデオファイルを含む。したがって、パーソナルクラウドシステム20のスマートデバイス202は、サーバ204上のデータを非同期に読み出してもよく、それにより、スマートデバイス202は、スマートデバイス202がアプリケーションを実行したとき、同時に、サーバ204内のデータを同期してもよい。このように、パーソナルクラウドシステム20のスマートデバイス202は、すべての種類のアプリケーションを実行するための膨大なハードウェア又はファームウェアリソースを免れ、選択されたアプリケーションを実行するためにインターネット又はローカルエリアネットワークを介してサーバ204の仮想マシンVMに単に接続される。
【0012】
とりわけ、当業者は、異なるシステム要件に基づいて駆動デバイス(driving device)を設計してもよい。例えば、サーバ104又は204は、XBOX(登録商標)、XBOX360(登録商標)、PS2(登録商標)、PS3(登録商標)、WII(登録商標)、N64、又はプロセッサを有する任意のコンピュータデバイスであってもよい。スマートデバイス102又は202は、モバイルフォン、モバイルパッド、コンピュータデバイス、スマートスピーカー、ロボット、ゲームマシン、又は任意の対話機能デバイスであってもよい。上述された実施形態はすべて、ユーザ又は製造業者の要件に基づいて変更されてもよい。これらの変更は上記に限定されず、本発明の範囲にさらに属する。
【0013】
さらに、ユーザがスマートデバイス102又は202上のアプリケーションを選択したとき、パーソナルクラウドシステム10又は20の動作ステップは、
図3に示すように局所化(localization)処理30に結論されてもよい。局所化処理30は以下のステップを含む。
【0014】
ステップ302:スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化する(activate)。
【0015】
ステップ304:インターネット又はローカルエリアネットワーク(LAN)を介してサーバを接続し、ターゲットテキストユニットが存在するか否かを検索し、存在するときステップ306を実行し、存在しないときステップ310を実行する。
【0016】
ステップ306:アプリケーションの情報がサーバのヘッダ内に存在するか否かを検索し、存在するときステップ308を実行し、存在しないときステップ310を実行する。
【0017】
ステップ308:同一の(identical)ソートコードを有する設定ユニットを読み出す。
【0018】
ステップ310:スマートデバイスに戻り(return)、アプリケーションのメニューをスマートデバイスに表示し、あるいはアプリケーションのメニューをスマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示する。
【0019】
例えば、スマートデバイス102又は202が投影デバイスであるとき、アプリケーションのメニューは、投影方式で提示されてもよい。別の例において、スマートデバイス102又は202がロボットであるとき、アプリケーションのメニューはオーディオビジュアル方式で提示されてもよく、これらに限定されない。
【0020】
別の実施形態において、ユーザがパーソナルクラウドシステム10又は20のスマートデバイス102又は202上のアプリケーションを選択したとき、パーソナルクラウドシステム10又は20の動作ステップは
図4に示すように処理40に結論されてもよい。処理40は以下のステップを含む。
【0021】
ステップ402:スマートデバイスの記憶ユニットにインストールされたアプリケーションをアクティブ化する。
【0022】
ステップ404:サーバを接続し、ターゲットテキストユニットを検索する。
【0023】
ステップ406:サーバのヘッダ内のアプリケーションの情報を検索する。
【0024】
ステップ408:スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューをスマートデバイスに表示し、あるいはアプリケーションのメニューをスマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示する。
【0025】
次いで、パーソナルクラウドシステム10又は20が、アプリケーションに対応する読み出した設定ユニットをスマートデバイスに返すとき、アプリケーションのメニューをユーザに報告してアプリケーションを実行するステップが、処理50に結論されてもよい。
図5を参照し、
図5は、本発明の一実施形態による処理50の概略図である。処理50は以下のステップを含む。
【0026】
ステップ502:ユーザがアプリケーションのメニューからアプリケーションを選択する。
【0027】
ステップ504:スマートデバイスが、サーバの論理構成可能ユニットに記憶されたアプリケーションに対応するアプリケーションファイルを読み出す。
【0028】
ステップ506:アプリケーションを実行する。
【0029】
ユーザがアプリケーションを状態を変更したとき、パーソナルクラウドシステム10又は20がアプリケーションの情報を変更するステップは、処理60に結論されてもよい。
図6を参照し、
図6は、本発明の一実施形態による処理60の概略図である。処理60は以下のステップを含む。
【0030】
ステップ602:ユーザがアプリケーションのメニューからアプリケーションを選択し、アプリケーションを複製し、あるいは移動する。
【0031】
ステップ604:サーバの仮想マシンVMのヘッダを比較する。
【0032】
ステップ606:アプリケーションを論理構成可能ユニットに移動し、あるいは複製する。
【0033】
ステップ608:ヘッダにアプリケーションの情報を確立する。
【0034】
とりわけ、処理60は、ステップ310及びステップ408に記述されるように「スマートデバイスに戻り、アプリケーションのメニューをスマートデバイスに表示し、あるいはアプリケーションのメニューをスマートデバイスでオーディオビジュアル方式で提示する」ことの一実施形態である。
【0035】
図7及び
図8を参照し、
図7及び
図8は、本発明の一実施形態による論理構成可能ユニットの構成図である。
図7に示すように、記憶デバイスの観点から、論理構成可能ユニットは複数のイメージファイルIFを含む。イメージファイルの各々は、ブロックとしてカプセル化解除され(de-encapsulated)てもよい。任意のブロックが選択され、カプセル化解除されたとき、各ブロックに含まれるID、タイトル、プログラム、サウンドデータ、又はグラフィックデータが認識されてもよい。
図8に示すように、サーバ端の観点から、論理構成可能ユニットは複数のブロックを含み、これは、ID、タイトル、プログラム、サウンドデータ、又はグラフィックデータをさらに含む。とりわけ、
図7及び
図8の各ブロックは、圧縮ファイル又は任意の種類のアーカイブファイルであってもよく、しかしこれらに限定されない。
【0036】
要約すると、本発明は、クラウドサーバに記憶された情報を非同期に読み出すことができるパーソナルクラウドシステム及び関連する局所化方法を提供して、スマートデバイスがクラウド記憶デバイスに記憶されたアプリケーション又はソフトウェアを実行するときに効率を加速し、それにより、スマートデバイスの不十分なリソースの問題を解決する。
【0037】
当業者は、本発明の教示を保有する間、装置及び方法についての多数の修正及び変更がなされ得ることを容易に観察するであろう。したがって、上記開示は、別記の請求項の範囲及び境界によってのみ限定されるとみなされるべきである。